JP2003199362A - 電源装置の電子部品保護構造 - Google Patents
電源装置の電子部品保護構造Info
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Abstract
やごみから保護できること。 【解決手段】 直流電力を商用電源系統の周波数に対応
した交流電力に変換して上記系統へ供給可能とする電源
装置10であって、外装ケース11内に配置されたメイ
ン基板13におけるインバータ装置24の略直上に、こ
のインバータ装置を隠す保護シート50が設置されたも
のである。
Description
源系統の周波数に対応した交流電力に変換して上記系統
へ供給可能とする電源装置の電子部品保護構造に関す
る。
した電力を自家使用するのみならず、自家で使用しなか
った余剰電力を商用電源系統へ供給可能とする系統連系
型発電装置としての太陽光発電装置が普及しつつある。
によって発電した直流電力を、電源装置を用いて商用電
源系統の周波数に対応した交流電力に変換している。
変換するインバータ装置等の各種電子部品を実装した基
板が、外装ケース内に配置されている。特に、インバー
タ装置は発熱部品であることから、ヒートシンクに直接
固着されて放熱が実施される。このため、外装ケースの
上面及び下面には、冷却用の空気を流入し流出するため
の通気スリットが形成されている。
ース上面の通気スリットから水やごみが侵入して、イン
バータ装置等の電子部品に落下して付着しないように、
外装ケース上面の下方にスリット板が配置されている。
このスリット板に形成された多数のスリットのピッチ
は、外装ケース上面のスリットのピッチと同一であり、
スリット板は、そのスリットが外装ケース上面のスリッ
トに対し、平面視でずれた位置となるように配置され
る。このスリット板によって、冷却用空気の通気を確保
しつつ、水やごみの侵入が防止される。
な電源装置では、外装ケース上面の下方にスリット板を
設置しなければならないので、その分コストが上昇して
しまう。
ット板のスリットを通って、外装ケース内に昆虫などの
小動物が侵入してしまう恐れがある。
されたものであり、基板に実装された電子部品を、低コ
ストにて水やごみから保護できる電源装置の電子部品保
護構造を提供することにある。
は、直流電力を商用電源系統の周波数に対応した交流電
力に変換して上記系統へ供給可能とする電源装置であっ
て、外装ケース内に配置された基板における電子部品の
略直上に、この電子部品を隠すシート部材が設置された
ことを特徴とするものである。
の発明において、上記電子部品は、直流電力を交流電力
に変換するインバータ装置であることを特徴とするもの
である。
の発明において、上記インバータ装置がヒートシンクに
固着され、上記シート部材が、上記ヒートシンクに向か
って下方に傾斜して構成されたことを特徴とするもので
ある。
のいずれかに記載の発明において、上記外装ケースに
は、シート部材の上方に通気口が形成されるとともに、
この通気口を覆う防虫用の網が設けられたことを特徴と
するものである。
のいずれかに記載の発明において、上記直流電力は、太
陽電池により発電されたものであることを特徴とするも
のである。
次の作用がある。
子部品の略直上に、この電子部品を隠すシート部材が設
置されたことから、このシート部材によって、当該電子
部品に水またはごみが付着することを防止でき、電子部
品を低コストにて水やごみから良好に保護できる。
る。
れ、シート部材が、ヒートシンクに向かって下方に傾斜
して構成されたことから、水またはごみは、シート部材
に案内されてヒートシンクに落下するので、この傾斜し
たシート部材によって、インバータ装置を水またはごみ
から更に良好に保護できる。
る。
を覆う防虫用の網が設けられたことから、電源装置内に
昆虫等の小動物が侵入することを防止できる。
一実施形態を示し、(A)が平面図、(B)が正面図、
(C)が底面図、(D)が左側面図、(E)が右側面図
である。図2は、図1の電源装置において、フロントパ
ネルを取り除いたときの正面図である。
は、発電手段としての太陽電池(不図示)と、系統連系
型の電源装置10とを有して構成される。この電源装置
10は、商用電源系統に接続(連系)され、太陽電池に
より発電された直流電力を、商用電源系統の交流電力に
対応した交流電力に変換して、この商用電源系統へ供給
(回生)可能とする。
に、外装ケース11及びフロントパネル12内に、複数
枚の基板(第1の基板としてのメイン基板13、第2の
基板としてのサブ基板14、及び表示基板15)が積層
状態で配置されて構成される。この電源装置10は、建
物の壁34に取り付けられた壁掛板35を介して上記壁
34に取り付けられる。この取付け状態で、メイン基板
13、サブ基板14及び表示基板15等は、熱による空
気の自然対流(矢印A)の方向に平行に積層される。
すように、底面部16及び側面部17が一体化された本
体パネル18の背面側、上面側にリアパネル19、トッ
プパネル20がそれぞれビス止めなどにより固定されて
成る。この本体パネル18の前部開口21を閉塞すべ
く、上記フロントパネル12が本体パネル18の底面部
16とトップパネル20とにビス止め固定される。
ヒートシンク22がビス止め等により固定され、このヒ
ートシンク22にメイン基板13が、複数本の六角支柱
23等を用いて固定して取り付けられる。つまり、メイ
ン基板13は、ヒートシンク22を介して外装ケース1
1のリアパネル19に固定して取り付けられる。
24や電解コンデンサ25等の発熱電子部品が主に実装
されている。上記インバータ装置24は、単相ブリッジ
状に接続された複数のスイッチング素子をモジュール化
したものであり、直流電力を交流電力に変換する。この
インバータ装置24は、ヒートシンク22に直接接触し
て固着されて、スイッチング素子からの放熱が効率的に
実施される。
26等を含む各種の電子機器が実装されている。このマ
イクロコンピュータは、例えばインバータ装置24にお
けるスイッチング素子のON/OFF動作を制御して、
このインバータ装置24が、太陽電池により発電された
直流電力を、商用電源系統の周波数に対応した交流電力
に変換するよう制御する。
に示すように、メイン基板13を覆うようにして設置さ
れた基板取付部材としてのサブ基板取付金具27を介し
て、外装ケース11に固定して取り付けられる。つま
り、このサブ基板取付金具27は、図7に示すように、
略平面形状のベース面28の一側縁から側壁面29が一
体に延設されたものであり、ベース面28にサブ基板1
4が固定して取り付けられる。そして、図2及び図3に
示すように、ベース面28がビス30を用いてトップパ
ネル20に、また側壁面29がビス30を用いてリアパ
ネル19にそれぞれ固定される。
は、リアパネル19に固定されたリアクトル31からの
熱を遮断して、メイン基板13の電解コンデンサ25等
をその熱から保護する機能を有する。また、サブ基板取
付金具27は、ベース面28及び側壁面29によって、
メイン基板13を収納する部屋32(図4)を、リアク
トル31を収納する部屋33(図2)から区画し、それ
ぞれの部屋32、33で熱による空気の自然対流(図4
の(矢印A))を発生させる。これにより、部屋32で
はメイン基板13の、部屋33ではリアクトル31の、
それぞれの放熱効果が促進される。
ように、複数の操作ボタン36及び表示部37を備え、
ビス30を用いて表示部取付部材としての表示部金具3
8に固定して取り付けられる。この表示部金具38はオ
ーナメント39を接着するものであり、図3及び図6に
示すように、その両端部がビス30を用いてサブ基板取
付金具27に固定される共に、その中央部がビス30及
びブッシュ43を用いて本体パネル18の底面部16に
固定される。
及びオーナメント39の取付け状態において、表示基板
15の操作ボタン36は、表示部金具38、オーナメン
ト39のそれぞれのボタン挿通穴40、41に挿通さ
れ、オーナメント39から突設される。また、このオー
ナメント39は、図1及び図4に示すように、フロント
パネル12が外装ケース11(つまり、トップパネル2
0及び本体パネル18の底面部16)にビス30を用い
て固定された時に、フロントパネル12の開口42内に
収容される。
ント39が表示部金具38に固定して取り付けられ、こ
の表示部金具38が本体パネル18の底面部16に固定
されたことから、フロントパネル12が外装ケース11
における本体パネル18の底面部16及びトップパネル
20に固定された時には、これらの表示基板15、オー
ナメント39、表示部金具38、外装ケース11及びフ
ロントパネル12は一体化される。更に、表示基板15
は、表示部金具38に取り付けられてサブ基板14とは
一体化されず、このサブ基板14に対し、表示部金具3
8及びサブ基板取付金具27を介して連結される。
示基板15を固定して取り付けた表示部金具38が、外
装ケース11における本体パネル18の底面部16に固
定されると共にサブ基板取付金具27にも固定され、し
かも、このサブ基板取付金具27が、外装ケース11に
おけるリアパネル19及びトップパネル20に固定され
ることから、これらの表示部金具38及びサブ基板取付
金具27によって外装ケース11の剛性が高められる。
をサブ基板取付金具27に固定し、このサブ基板取付金
具27にサブ基板14を、表示部金具38に表示基板1
5及びオーナメント39をそれぞれ取り付けた状態で、
サブ基板取付金具27をリアパネル19及びトップパネ
ル20から脱着させ、表示部金具38を本体パネル18
の底面部16から脱着させ得るよう構成される。更に、
表示部金具38に表示基板15及びオーナメント39が
取り付けられた状態で、この表示部金具38をサブ基板
取付金具27及び本体パネル18の底面部16から脱着
させ得るよう構成されて、表示基板15及びオーナメン
ト39の位置決め等が容易化される。
に、本体パネル18の底面部16にスリット形状の多数
の下通気口44Aが形成され、また、トップパネル20
に略正方形状の複数の上通気口44Bが形成されてい
る。下通気口44Aは、図4に示すように、本体パネル
18の底面部16において、ヒートシンク22からメイ
ン基板13を経てサブ基板取付金具27に到る対応領域
に形成される。また、上通気口44Bは、この上通気口
44Bを通ってメイン基板13及びサブ基板14等にゴ
ミが侵入しないように、トップパネル20において、ヒ
ートシンク22及びリアクトル31に対応する部分に形
成される。
気口44Aの総開口面積とトップパネル20における上
通気口44Bの総開口面積との比は、ほぼ15:13と
なるよう構成される。これにより、下通気口44Aから
流入した空気は、ヒートシンク22やメイン基板13の
電子部品等からの熱により上昇して自然対流し、これら
ヒートシンク22や電子部品等から熱を奪って上通気口
44Bから流出し、これらヒートシンク22及びメイン
基板13の電子部品等を冷却する。
ップパネル20の内面には、図1及び図5に示すよう
に、それぞれ下通気口44A、上通気口44Bを覆う防
虫用の網45が設置されている。
において、メイン基板13を境にリアクトル31と反対
位置に配置される。この端子台46は、図9及び図10
に示すように、端子台取付板47の挿入穴48に挿入さ
れた状態で、この端子台取付板47にビス止め固定され
る。この端子台取付板47は、図2及び図5に示すよう
に、端子台46を取り付けた状態で、外装ケース11の
リアパネル19にビス30を用いて3点で着脱自在に取
り付けられる。
メイン基板13、サブ基板14、表示基板15からの配
線が接続され、端子台46の表側(フロントパネル12
側)に太陽電池からの配線が接続される。このように端
子台46に配線が接続された後に、配線カバー49が、
これらの端子台46及び端子台取付板47を覆うように
して、本体パネル18の側面部17の切り欠き部分に装
着される。
(リアパネル19側)に実装されたインバータ装置24
は、前述の如くヒートシンク22に固着されて、その放
熱が実施される。このインバータ装置24の略直上に、
図4及び図8に示すように、シート部材としての保護シ
ート50が、平面視でインバータ装置24を隠すように
配置される。
に、平面形状の保護面部51から下方に複数本の脚部5
2が延び、この脚部52に係止穴53が形成されて構成
される。図12に示すように、保護シート50の脚部5
2の係止穴53を、メイン基板13をヒートシンク22
に固着して取り付けるための六角支柱23に係止させる
ことによって、保護シート50が取り付けられる。
保護シート50の保護面部51が、図4に示すようにメ
イン基板13の上縁54及びヒートシンク22の上縁5
5に載置される。このとき、メイン基板13の上縁54
がヒートシンク22の上縁55よりも高いことから、保
護シート50の保護面部51は、ヒートシンク22に向
かって下方に傾斜して設置される。この傾斜の角度θは
略10度である。このように保護シート50の保護面部
51がヒートシンク22に向かって下方に傾斜して設置
されることにより、水やごみ等は、保護シート50の保
護面部51に案内されてヒートシンク22側へ落下す
る。
果〜を奏する。
板13におけるインバータ装置24の略直上に、このイ
ンバータ装置24を隠す保護シート50が設置されたこ
とから、この保護シート50によって、インバータ装置
24に水またはごみが付着することを防止でき、インバ
ータ装置24を低コストにて水やごみから良好に保護で
きる。
に固着され、保護シート50が、ヒートシンク22に向
かって下方に傾斜して構成されたことから、水またはご
みは、保護シート50に案内されてヒートシンク22に
落下するので、この傾斜した保護シート50によって、
インバータ装置24を水またはごみから更に良好に保護
できる。
は、このトップパネル20の上通気口44Bを覆う網4
5が設けられたことから、この網45によって、電源装
置10内に昆虫等の小動物が侵入することを防止でき
る。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
造によれば、基板に実装された電子部品を、低コストに
て水やごみから保護できる。
(A)が平面図、(B)が正面図、(C)が底面図、
(D)が左側面図、(E)が右側面図である。
り除いたときの正面図である。
板、サブ基板取付金具、表示基板及び表示部金具等を示
す斜視図である。
図、(B)が左側面図である。
る。
ある。
である。
源装置の平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 直流電力を商用電源系統の周波数に対応
した交流電力に変換して上記系統へ供給可能とする電源
装置であって、 外装ケース内に配置された基板における電子部品の略直
上に、この電子部品を隠すシート部材が設置されたこと
を特徴とする電源装置の電子部品保護構造。 - 【請求項2】 上記電子部品は、直流電力を交流電力に
変換するインバータ装置であることを特徴とする請求項
1に記載の電源装置の電子部品保護構造。 - 【請求項3】 上記インバータ装置がヒートシンクに固
着され、上記シート部材が、上記ヒートシンクに向かっ
て下方に傾斜して構成されたことを特徴とする請求項2
に記載の電源装置の電子部品保護構造。 - 【請求項4】 上記外装ケースには、シート部材の上方
に通気口が形成されるとともに、この通気口を覆う防虫
用の網が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の電源装置の電子部品保護構造。 - 【請求項5】 上記直流電力は、太陽電池により発電さ
れたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の電源装置の電子部品保護構造。
Priority Applications (1)
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JP2001395811A JP3749171B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 電源装置の電子部品保護構造 |
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-
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- 2001-12-27 JP JP2001395811A patent/JP3749171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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