JP2005079265A - 背圧センサを備えた加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噴出ノズルが被加工物に接近することにより被加工物を検出する構成の背圧センサを備えた加工装置において、背圧センサの故障に起因して噴出ノズルが被加工物に衝突することによる被加工物の破損を防止する。
【解決手段】背圧センサ4を備えた加工装置1において、背圧センサ4は、噴出ノズル40がエアーの噴出方向と反対の方向に自由移動可能であると共に、噴出ノズル40が自由移動したことを検出する自由移動検出センサ43とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】背圧センサ4を備えた加工装置1において、背圧センサ4は、噴出ノズル40がエアーの噴出方向と反対の方向に自由移動可能であると共に、噴出ノズル40が自由移動したことを検出する自由移動検出センサ43とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、背圧センサを備えた各種の加工装置に関するものである。
各種の加工装置においては、加工を行うに当たり、被加工物の位置、厚さ等を予め検出することが必要となる場合がある。
例えば、各種の電子機器に利用される半導体チップは、表面側に回路が複数形成された半導体ウェーハを切削装置等を用いてダイシングすることにより形成されるが、電子機器の小型化、軽量化を図るために半導体チップもより薄く形成することが望まれており、この要望に応えるために、先ダイシングと称される技術が実用に供されている。
この先ダイシングとは、最終的な半導体チップの厚さに相当する深さの溝を予め半導体ウェーハの表面に形成しておき、その後に半導体ウェーハの裏面を研削することにより当該溝を裏面側から表出させて個々の半導体チップに分割する技術であるため、表面に形成する溝の深さが所定の深さになるように、溝の形成に先だって半導体ウェーハの表面の垂直方向の位置を認識しておく必要がある。そこで、溝の形成に切削装置を用いる場合には、切削装置に背圧センサを搭載し、背圧センサを用いて半導体ウェーハの表面の位置を検出することも行われている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示された背圧センサにおいては、エアーを噴出する噴出ノズルが、パルスモーターやボールネジからなる駆動機構によって昇降する構成となっている。
しかしながら、噴出ノズル、エアーが流通するパイプ、圧力の測定系統等の故障によって噴出ノズルの移動(下降)が止まらなくなって暴走すると、噴出ノズルが半導体ウェーハに衝突して半導体ウェーハを損傷させるという問題がある。このような問題は、切削装置に限らず、噴出ノズルが被加工物に対して接近する構成の背圧センサを備えた他の加工装置においても生じる問題である。
このように、噴出ノズルが被加工物に接近することにより被加工物を検出する構成の背圧センサを備えた加工装置においては、噴出ノズルが被加工物に衝突するのを防止して被加工物の損傷を防止することに課題を有しており、本発明は、かかる課題を解決することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための背圧センサを備えた加工装置に関するもので、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物の加工面の位置を検出する背圧センサと、チャックテーブルに保持された被加工物の加工面に加工を施す加工手段とから構成される。この加工装置において、背圧センサは、被加工物に対してエアーを噴出する噴出ノズルと、噴出ノズルをエアーの噴出方向または噴出方向と反対の方向に駆動して被加工物に対して接近または離反させる噴出ノズル駆動部と、噴出ノズルにエアーを供給するエアー供給源と、噴出ノズルとエアー供給源とを連結する第一の経路と、エアー供給源に連結されエアーを大気に解放する第二の経路と、第一の経路と第二の経路とに連結され第一の経路の圧力と第二の経路の圧力との差に対応した電圧を出力する差圧センサと、差圧センサが出力した電圧の値を認識する制御部とから構成され、噴出ノズルがエアーの噴出方向と反対の方向に自由移動可能であると共に、噴出ノズルが自由移動したことを検出する自由移動検出センサが配設されたことを特徴とする。
そして、上記背圧センサを備えた加工装置において、自由移動検出センサは噴出ノズルが自由移動したことを噴出ノズル駆動部に通知する機能を有し、噴出ノズル駆動部は通知を受けたときに噴出ノズルを被加工物から離反させる方向に駆動する機能を有すること、加工手段は、回転軸と、回転軸の先端に装着された回転ブレードと、回転軸を回転可能に支持するスピンドルハウジングとを備えた切削手段であり、噴出ノズルは、スピンドルハウジングに直接的または間接的に装着され、回転ブレードを被加工物に対して接近または離反させる切削手段駆動部を備え、切削手段駆動部が噴出ノズル駆動部を兼ねる構成としたこと、噴出ノズルはエアーピストンに対して自由移動可能に装着され、自由移動検出センサは噴出ノズルが被加工物に接触したことを検出するリミットスイッチであること、スピンドルハウジングには、被加工物の特定の領域を検出するアライメント手段が装着され、アライメント手段に背圧センサが装着されることを付加的要件とする。
本発明においては、噴出ノズルがエアーの噴出方向と反対の方向に自由移動可能であり、噴出ノズルの自由移動を検出する自由移動検出センサを備えたことにより、噴出ノズルを被加工物に接近する方向に移動させていった際に、噴出ノズルが被加工物に接触した場合には噴出ノズルが自由移動し、その自由移動が自由移動検出センサによって検出される。従って、背圧センサを構成する噴出ノズル、エアーが流通するパイプ、ダイヤフラム等の圧力の測定系統に故障が生じたとしても、被加工物が損傷するのを防止することができる。
また、自由移動検出センサが、噴出ノズルが自由移動したことを噴出ノズル駆動部に通知する機能を有し、噴出ノズル駆動部が、その通知を受けたときに噴出ノズルを被加工物から離反させる方向に駆動する機能を有することにより、噴出ノズルと被加工物とが接触した状態を直ちに回避することができるため、より安全である。
更に、加工手段が切削手段である場合において、切削手段駆動部が噴出ノズル駆動部を兼ねる構成とすることにより、装置の構成が簡略化されると共に、回転ブレード及び噴出ノズルの制御も容易となる。
背圧センサを備えた加工装置としては、例えば図1に示す切削装置1がある。この切削装置1には、Y軸方向に配設された回転軸20と、回転軸20の先端に装着された回転ブレード21と、回転軸20を回転可能に支持するスピンドルハウジング22とから構成される切削手段2を備えている。切削手段2は、被加工物の加工面に加工を施す加工手段である。
スピンドルハウジング22の側部には、被加工物の特定の領域、例えば切削すべき領域や切削溝が形成された領域を撮像手段30によって撮像して検出するアライメント手段3が固定されており、更に、アライメント手段3には被加工物の加工面の位置を検出する背圧センサ4が装着されており、背圧センサ4はアライメント手段3を介して間接的にスピンドルハウジング22に固定された構成となっている。なお、アライメント手段3を介さずに背圧センサ4を直接スピンドルハウジング22に固定してもよい。
切削手段2は、Y軸スライダー5によってY軸方向に移動可能に支持されている。Y軸スライダー5は、Y軸方向に配設されたY軸ガイドレール50と、Y軸ガイドレール50に摺動可能に支持されたY軸移動基台51と、Y軸移動基台51に形成されたナット(図示せず)に螺合するY軸ボールネジ52と、Y軸ボールネジ52を回転駆動するY軸パルスモータ53とから構成され、Y軸パルスモータ53に駆動されてY軸ボールネジ52が回動することにより切削手段2がY軸方向に移動する構成となっている。
また、切削手段21をZ軸方向に駆動する切削手段駆動部6は、壁部60の側面においてZ軸方向に配設されたZ軸ガイドレール61と、切削手段2を支持すると共にZ軸ガイドレール61に摺動可能に支持された支持部62と、Z軸方向に配設されて支持部62に形成されたナット(図示せず)に螺合するZ軸ボールネジ(図示せず)と、Z軸ボールネジを回転駆動するZ軸パルスモータ63とから構成され、Z軸パルスモータ63に駆動されてZ軸ボールネジが回動することにより支持部62が昇降してスピンドルハウジング22を昇降させ、これに伴い回転ブレード21を被加工物に対して接近または離反させる構成となっている。切削手段駆動部6を構成するZ軸パルスモータ63には制御部7が接続されており、制御部7から供給されるパルス信号によってZ軸パルスモータ63が動作する。パルス数とZ軸パルスモータ63の回転に伴う切削手段2の昇降量との間には一定の関係がある。
切削装置1には、被加工物を保持するチャックテーブル8を備えている。チャックテーブル8は、X軸移動テーブル80によって回転可能に支持され、X軸移動テーブル80はX軸スライダー9によってX軸方向に移動可能に支持されている。
ここで、X軸スライダー9は、X軸方向に配設されたX軸ガイドレール90と、X軸ガイドレール90に摺動可能に支持されたX軸移動基台91と、X軸移動基台91に形成されたナット部(図示せず)に螺合するX軸ボールネジ92と、X軸ボールネジ92を回転駆動するX軸パルスモータ93とから構成されており、チャックテーブル8を回転可能に支持するX軸移動テーブル80はX軸移動基台91に固定されており、X軸パルスモータ93に駆動されてX軸ボールネジ92が回動することによりチャックテーブル8がX軸方向に移動する構成となっている。
チャックテーブル8に保持された被加工物10を切削する際は、X軸パルスモータ93に駆動されてX軸ボールネジ92が回動することによってチャックテーブル8が+X方向に移動すると共に、Y軸パルスモータ53に駆動されてY軸ボールネジ52が回動することによって切削手段2がY軸方向に移動して回転ブレード21が適宜の位置に位置付けられ、更にZ軸パルスモータ63に駆動されてZ軸ボールネジが回動することによってスピンドルハウジング22が下降して高速回転する回転ブレード21が被加工物10の所定の位置に切り込んでいく。被加工物10における回転ブレード21によって切削される位置は、アライメント手段3によって検出される。
切削手段駆動部6を構成するZ軸パルスモータ63は、制御部7から供給されるパルス信号によって制御されるため、被加工物10に対する回転ブレード21の切り込み量は制御部7によって制御される。また、制御部7は、Z軸パルスモータ63に供給するパルス数によって、回転ブレード21のZ軸方向の位置を認識することができる。
アライメント手段3を介してスピンドルハウジング22に固定された背圧センサ4には、被加工物10に対してエアーを噴出する噴出ノズル40を備えている。噴出ノズル40は、切削手段駆動部6に駆動されてエアーの噴出方向またはその反対の方向に移動可能となっており、本実施形態では切削手段駆動部6が噴出ノズル駆動部を兼ねている。背圧センサ4においては、噴出ノズル40がエアーピストン41の先端に装着され、エアーピストン41はエアーシリンダ42に対して上下方向(Z軸方向)に自由移動可能となっている。また、エアーピストン41の下方には、噴出ノズル40の下降を制限すると共に、噴出ノズル40が上方に自由移動したことを検出する自由移動検出センサ43が配設されている。
背圧センサ4において、噴出ノズル40は第一の経路44を介してエアー供給源45と連結されている。一方、エアー供給源45には第二の経路46も接続されており、第二の経路46は大気に通じている。エアー供給源45からは、第一の経路44と第二の経路46とに等しい割合で気体が供給されている。
第一の経路44と第二の経路46との間には差圧センサ47が連結されている。この差圧センサ47にはダイヤフラム470を備えており、ダイヤフラム470は第一の経路44の圧力と第二の経路46の圧力との差に応じて変位する。差圧センサ47においては、ダイヤフラム470の変位量に対応した電圧が制御部7に対して出力される。
噴出ノズル40は、先端の噴出口400が被加工物10に対峙する方向に向いており、エアーピストン41が下降することにより、被加工物10と噴出口400とを接近させることができる。
噴出ノズル40がエアー噴出方向と反対の方向へ自由移動したことは、自由移動検出センサ43によって検出される。自由移動検出センサ43は、例えばリミットスイッチにより構成され、噴出ノズル40の噴出口400が被加工物10の加工面100に接触したことを認識し、噴出ノズル40の更なる下方への下降を阻止すると共に、噴出ノズル40と被加工物10との接触を防止することができる。
自由移動検出センサ43は切削手段駆動部6のZ軸パルスモータ63に接続されており、噴出ノズルが被加工物10に接触したことを自由移動検出センサ43が検出すると、その旨が噴出ノズル駆動部6に通知される。なお、図1の例では切削手段駆動部6が噴出ノズル駆動部を兼ねた構成となっているが、切削手段駆動部と噴出ノズル駆動部とを別々に構成してもよい。
噴出ノズル40の噴出口400からのエアーの噴出方向に障害物がない場合は、第二の経路46と同様に第一の経路44も大気に解放されることになるため、第一の経路44の圧力と第二の経路46の圧力とは等しくなり、差圧センサ47のダイヤフラム470は平衡状態となり、差圧センサ47から出力される電圧値は例えば1ボルトとなる。一方、噴出ノズル49の噴出口400が被加工物10に接近した状態では、噴出口400から噴出されたエアーが被加工物10に反射することにより第一の経路44の圧力が変化してダイヤフラム470が平衡状態でなくなり、噴出口400と被加工物10との距離に応じた電圧が差圧センサ47から出力される。
差圧センサ47には制御部7が接続されており、制御部7は、差圧センサ47が出力した電圧の値を読み取り、その値に応じて切削手段駆動部6(Z軸パルスモータ63)を制御する。制御部7には記憶部70が接続されている。記憶部70には、図2に示す噴出ノズル40の噴出口400から被加工物10の加工面100までの距離Hと差圧センサ47から出力される電圧の値との関係が対応情報として予め記憶されており、制御部7は、差圧センサ47から出力された電圧の値と記憶部70に記憶された対応情報に基づいて噴出口400と加工面100との距離を求めることができる。
上記対応情報を求めるにあたっては、最初に、噴出ノズル40を下降させて噴出口400を加工面100に接触させ、この位置を原点として制御部7に認識させる。次に、噴出ノズル40を上昇させて所定の高さで停止させ、その所定の高さから徐々に下降させていくことによって噴出口400と加工面100との間隔を狭めていきながら電圧値を測定していく。原点から噴出口400までの距離は、制御部7からZ軸パルスモータ63に対して供給されたパルス数から求めることができるため、その原点から噴出口400までの距離Hと測定した電圧値とを対応付けた図3に示すような結果を得ることができる。この結果を対応情報として記憶部70に記憶させておく。
記憶部70に対応情報が記憶されると、次に、切削を行うにあたっての基準位置を求める。その手順を図4のフローチャートに沿って図5も参照して以下に説明する。まず、制御部7が切削手段駆動部6のZ軸パルスモータ63を駆動することにより、図5(A)に示すように、噴出ノズル40を下降させていく(ステップS1)。このとき、噴出ノズル40は自由移動検出センサ43に接触した状態となっている。
図5(B)に示すように、例えばダイヤフラム470が故障していて適正な電圧を検出できないために、例えば加工面100から100μmの位置を検出してZ軸パルスモータ63を停止させることができず、噴出ノズル40の噴出口400が被加工物10の加工面100に接触した場合は、噴出ノズル40が自由移動検出センサ43を離れて上方に自由移動すると共に、自由移動検出センサ43によってその接触が検出されて制御部7に通知される。そして、制御部7は、図5(C)に示すように、切削手段駆動部6のZ軸パルスモータ63を制御することにより、エアーピストン41と共に噴出ノズル40を上昇させる(ステップS2、S3)。
上記のようにして噴出ノズル40を下降させる際に、噴出ノズル40や差圧センサ47等が故障していると、差圧センサ47から出力される電圧の値が正常でないために、従来は噴出ノズル40が必要以上に下降することにより被加工物10に衝突して被加工物10を損傷させるおそれがあった。しかし、自由移動検出センサ43によって噴出口400が被加工物10に接触したことが検知される上に、噴出ノズル40は上方に自由移動可能であるため、図5に示すように、被加工物10と接触すると自動的に上方に押し上げられて、それ以上に噴出ノズル40が下降することはない。従って、噴出ノズル40から被加工物10に対して強い力がかけられることがないため、被加工物10が損傷することはない。
背圧センサ4が正常な場合は、噴出ノズル40を下降させながら制御部7が逐次差圧センサ47から出力される電圧の値を読み取り(ステップS4)、所定の位置決め電圧と一致するかどうかを判断することにより、噴出口400と加工面100とが所望の距離になるか否かを判断する(ステップS5)。この判断は、記憶部70に記憶された対応情報に基づいて行われる。例えば、噴出口400と加工面100との所望の距離が100μmの場合は、図3のグラフにおける100μmに対応する電圧値である5ボルトが位置決め電圧となり、差圧センサ47から出力される電圧が5ボルトかどうかを判断する。
そして、制御部7が5ボルトを読み取った時は、噴出口400と加工面100との距離が100μmとなった時であり、このときの噴出口400のZ軸方向の位置を基準位置として制御部7に記憶させると共に切削手段駆動部6を停止させる。噴出口400のZ軸方向の位置は、Z軸パルスモータ63に対するパルス数に基づいて把握される(ステップS6)。
このようにして基準位置が求まると、この基準位置を基準として回転ブレード21を下降させて切削による切り込み量を制御することができる。例えば図6に示すように、回転ブレード22の下端が噴出口400のZ軸方向の位置より100μm下方にある場合は、上記ステップS6において求めた基準位置に噴出口400が位置するときは、回転ブレード21の下端は被加工物10の加工面100に位置することになるため、この基準位置からの下方への駆動量によって回転ブレード21による切り込み深さを制御することができる。なお、回転ブレード21により被加工物10を切削する際は、噴出ノズル40が邪魔にならないようにエアーピストン41を上昇させる。
本発明は、自由移動検出センサによって噴出ノズルと被加工物との接触を検出することができるため、被加工物の損傷を防止して安全に加工する用途に利用することができる。
1:切削装置
2:切削手段
20:回転軸 21:回転ブレード 22:スピンドルハウジング
3:アライメント手段
30:撮像手段
4:背圧センサ
40:噴出ノズル
400:噴出口
41:エアーピストン 42:エアーシリンダ
43:自由移動検出センサ 44:第一の経路 45:エアー供給源
46:第二の経路
47:差圧センサ
470:ダイヤフラム
5:Y軸スライダー
50:Y軸ガイドレール 51:Y軸移動基台 52:Y軸ボールネジ
53:Y軸パルスモータ
6:切削手段駆動部
60:壁部 61:Z軸ガイドレール 62:支持部 63:Z軸パルスモータ
7:制御部
70:記憶部
8:チャックテーブル
80:X軸移動テーブル
9:X軸スライダー
90:X軸ガイドレール 91:X軸移動基台 92:X軸ボールネジ
93:X軸パルスモータ
10:被加工物
100:加工面
2:切削手段
20:回転軸 21:回転ブレード 22:スピンドルハウジング
3:アライメント手段
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4:背圧センサ
40:噴出ノズル
400:噴出口
41:エアーピストン 42:エアーシリンダ
43:自由移動検出センサ 44:第一の経路 45:エアー供給源
46:第二の経路
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470:ダイヤフラム
5:Y軸スライダー
50:Y軸ガイドレール 51:Y軸移動基台 52:Y軸ボールネジ
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6:切削手段駆動部
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90:X軸ガイドレール 91:X軸移動基台 92:X軸ボールネジ
93:X軸パルスモータ
10:被加工物
100:加工面
Claims (5)
- 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物の加工面の位置を検出する背圧センサと、該チャックテーブルに保持された被加工物の加工面に加工を施す加工手段とから構成される背圧センサを備えた加工装置であって、
該背圧センサは、該被加工物に対してエアーを噴出する噴出ノズルと、
該噴出ノズルを、該エアーの噴出方向または該噴出方向と反対の方向に駆動して、該被加工物に対して接近または離反させる噴出ノズル駆動部と、
該噴出ノズルにエアーを供給するエアー供給源と、
該噴出ノズルと該エアー供給源とを連結する第一の経路と、
該エアー供給源に連結されエアーを大気に解放する第二の経路と、
該第一の経路と該第二の経路とに連結され該第一の経路の圧力と該第二の経路の圧力との差に対応した電圧を出力する差圧センサと、
該差圧センサが出力した電圧の値を認識する制御部と
から構成され、
該噴出ノズルは、該エアーの噴出方向と反対の方向に自由移動可能であると共に、
該噴出ノズルが自由移動したことを検出する自由移動検出センサが配設された
背圧センサを備えた加工装置。 - 前記自由移動検出センサは、前記噴出ノズルが自由移動したことを前記噴出ノズル駆動部に通知する機能を有し、
該噴出ノズル駆動部は、該通知を受けたときに該噴出ノズルを前記被加工物から離反させる方向に駆動する機能を有する
請求項1に記載の背圧センサを備えた加工装置。 - 前記加工手段は、回転軸と、該回転軸の先端に装着された回転ブレードと、該回転軸を回転可能に支持するスピンドルハウジングとを備えた切削手段であり、
前記噴出ノズルは、該スピンドルハウジングに直接的または間接的に装着され、
該回転ブレードを被加工物に対して接近または離反させる切削手段駆動部を備え、該切削手段駆動部が前記噴出ノズル駆動部を兼ねる構成とした
請求項1または2に記載の背圧センサを備えた加工装置。 - 前記噴出ノズルは、エアーピストンに対して自由移動可能に装着され、
前記自由移動検出センサは、前記噴出ノズルが被加工物に接触したことを検出するリミットスイッチである
請求項1、2または3に記載の背圧センサを備えた加工装置。 - 前記スピンドルハウジングには、被加工物の特定の領域を検出するアライメント手段が装着され、該アライメント手段に背圧センサが装着される
請求項3または4に記載の背圧センサを備えた加工装置。
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