JP2005078181A - 非接触icカード - Google Patents
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Abstract
【課題】 高速な内部処理と広範囲な動作空間との両立を適切に実現する。
【解決手段】 ICカード1は、リーダライタ2に捕捉(認識)される段階および少量の計算処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を低速または中速に変更することにより、広範囲な動作空間を実現し、一方、多量の計算処理を実行する段階、データの読出処理を実行する段階および計算結果やデータの書込処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を高速に変更することにより、高速な内部処理を実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ICカード1は、リーダライタ2に捕捉(認識)される段階および少量の計算処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を低速または中速に変更することにより、広範囲な動作空間を実現し、一方、多量の計算処理を実行する段階、データの読出処理を実行する段階および計算結果やデータの書込処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を高速に変更することにより、高速な内部処理を実現する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、リーダライタから送信されたコマンドを解読し、その解読結果に応じた内部処理を内部処理用の動作クロックを用いて実行するように構成された非接触ICカードに関する。
従来より、リーダライタと非接触ICカードとの間で電波信号を送受信してデータ通信を行うものが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−50977号公報
ところで、この種の非接触ICカードでは、リーダライタに対する速やかな処理(いわゆる「タッチ&ゴー」)を実現するために、高速な内部処理と広範囲な動作空間との両立が要望されている。
しかしながら、高速な内部処理を実現しようすると、動作クロックの速度を高速化せざるを得ず、そうなると、消費電力が増大し、非接触ICカードを動作させるのに高い磁界強度が必要となり、広範囲な動作空間を実現することができないという問題がある。一方、広範囲な動作空間を実現しようとすると、消費電力を抑制するために、動作クロックの速度を低速化せざるを得ず、そうなると、高速な内部処理を実現することができないという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速な内部処理と広範囲な動作空間との両立を適切に実現することができ、いわゆる「タッチ&ゴー」に好適する非接触ICカードを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、リーダライタから送信された電波信号がアンテナにより受信されると、復調手段は、その受信された電波信号を復調してコマンドを抽出する。そして、制御手段は、その抽出されたコマンドを解読し、動作クロック生成手段により生成された内部処理用の動作クロックの速度を自身が実行しようとする内部処理に応じて動作クロック速度変更手段により変更させ、その速度が変更された内部処理用の動作クロックを動作クロック速度変更手段から取込み、内部処理を内部処理用の動作クロックを用いて実行する。
したがって、非接触ICカードにおいては、例えばリーダライタに捕捉(認識)される段階および少量の計算処理を実行する段階では、内部処理用の動作クロックの速度を低速に変更することにより、消費電力を抑制して低い磁界強度でも動作可能とし、広範囲な動作空間を実現することができ、一方、多量の計算処理を実行する段階、データの読出処理を実行する段階および計算結果やデータの書込処理を実行する段階では、内部処理用の動作クロックの速度を高速に変更することにより、高速な内部処理を実現することができる。このように、これから実行しようとする内部処理に応じて内部処理用の動作クロックを逐次変更することにより、高速な内部処理と広範囲な動作空間との両立を適切に実現することができ、いわゆる「タッチ&ゴー」に好適する非接触ICカードを実現することができる。
請求項2に記載した発明によれば、制御手段は、暗号演算手段に暗号演算を実行させる暗号演算処理を内部処理として実行しようとする場合に、動作クロック速度変更手段から自身への内部処理用の動作クロックの供給を停止させるかまたは動作クロック速度変更手段から自身へ供給される内部処理用の動作クロックの速度を低下させるので、暗号演算手段が暗号演算を実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、暗号演算手段が暗号演算を適切に実行することができる。
請求項3に記載した発明によれば、制御手段は、動作クロック生成手段により生成された暗号演算用の動作クロックの速度を動作クロック速度変更手段により変更させ、その速度が変更された暗号演算用の動作クロックを動作クロック速度変更手段から暗号演算手段に供給させるので、暗号演算手段における暗号演算の処理速度を逐次変更することができる。
請求項4に記載した発明によれば、制御手段は、記憶手段に計算結果やデータの書込みを実行させる書込処理を内部処理として実行しようとする場合に、動作クロック速度変更手段から自身への内部処理用の動作クロックの供給を停止させるかまたは動作クロック速度変更手段から自身へ供給される内部処理用の動作クロックの速度を低下させるので、記憶手段が計算結果やデータの書込みを実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、記憶手段が計算結果やデータの書込みを適切に実行することができる。
請求項5に記載した発明によれば、制御手段は、リーダライタからのコマンドの受信処理またはリーダライタへのコマンド処理結果の応答処理を内部処理として実行しようとする場合に、動作クロック生成手段により生成され内部処理用の動作クロックの速度を受信の通信速度または応答の通信速度に応じて低下させ、その速度が低下された内部処理用の動作クロックを動作クロック速度変更手段から取込んで内部処理を実行するので、制御手段が受信処理または応答処理を実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、制御手段が受信処理または応答処理を適切に実行することができ、しかも、応答処理を実行する場合に十分な応答出力を確保することができる。また、これ以降の他の機能ブロックの動作電力を適切に確保することもできる。
請求項6に記載した発明によれば、制御手段は、少なくともリーダライタから最初に受付けられたコマンドに応じた内部処理を実行しようとする場合に、動作クロック生成手段により生成された内部処理用の動作クロックの速度を他のコマンドに応じた内部処理を実行しようとする場合よりも低下させ、その速度が低下された内部処理用の動作クロックを動作クロック速度変更手段から取込んで内部処理を実行するので、リーダライタに捕捉される段階、つまり、起動する段階で広範囲な動作空間を適切に実現することができる。
請求項7に記載した発明によれば、制御手段は、自身が実行しようとする内部処理に応じて必要な機能ブロックを活性化させると共に不必要な機能ブロックを非活性化させるので、非接触ICカード全体としての不要な消費電力を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図2は、非接触ICカード(以下、ICカードと称する)およびリーダライタの電気的な構成を機能ブロック図として示している。
ICカード1は、リーダライタ2との間で電波信号を送受信するアンテナ3と、アンテナ3により受信された電波信号を整流して動作電力を生成する整流回路4と、整流回路4により生成された動作電力を蓄積するコンデンサ5と、処理回路6とを備えて構成されている。
ICカード1は、リーダライタ2との間で電波信号を送受信するアンテナ3と、アンテナ3により受信された電波信号を整流して動作電力を生成する整流回路4と、整流回路4により生成された動作電力を蓄積するコンデンサ5と、処理回路6とを備えて構成されている。
処理回路6は、CPU7(本発明でいう制御手段)と、復調器8(本発明でいう復調手段)と、動作クロック生成器9(本発明でいう動作クロック生成手段)と、動作クロック速度変更器10(本発明でいう動作クロック速度変更手段)と、変調器11と、RAM12と、不揮発性メモリ13(本発明でいう記憶手段)と、暗号器14(本発明でいう暗号演算手段)と、乱数生成器15とを備えて構成されている。
CPU7は、制御プログラムを実行してICカード1の動作全般を制御する。復調器8は、リーダライタ2から送信されてアンテナ3に受信された電波信号が入力されると、その入力された電波信号を復調してコマンドを抽出し、その抽出されたコマンドをCPU7に出力する。
動作クロック生成器9は、リーダライタ2から送信されてアンテナ3に受信された電波信号に基づいて基本クロックを生成し、その生成された基本クロックを動作クロック速度変更器10に出力する。この場合、動作クロック生成器9は、例えばICカード1とリーダライタ2との間で送受信される電波信号の周波数帯が「13.56MHz」であると、その電波信号の周波数帯と同一の「13.56MHz」の速度の基本クロックを生成して動作クロック速度変更器10に出力する。また、ここでいう基本クロックは、詳しくは後述するように、本発明でいう内部処理用の動作クロックおよび暗号演算用の動作クロックの基礎となる動作クロックである。
動作クロック速度変更器10は、動作クロック生成器9から基本クロックが入力されると、その入力された基本クロックをCPU7から入力された制御信号に基づいて制御する。具体的に説明すると、動作クロック速度変更器10は、CPU7から速度の変更を指示するための制御信号が入力されると、動作クロック生成器9から入力された基本クロックの速度を当該CPU7から指示された速度に変更してCPU動作クロック(本発明でいう内部処理用の動作クロック)や暗号器動作クロック(本発明でいう暗号演算用の動作クロック)を生成し、その生成されたCPU動作クロックをCPU7に供給したり、その生成された暗号器動作クロックを暗号器14に供給したりする。
また、動作クロック速度変更器10は、CPU7から動作クロックの供給の停止を指示するための制御信号が入力されると、CPU7へのCPU動作クロックの供給を停止したり、暗号器14への暗号器動作クロックの供給を停止したりすると共に、CPU7から動作クロックの供給の再開を指示するための制御信号が入力されると、CPU7へのCPU動作クロックの供給を再開したり、暗号器14への暗号器動作クロックの供給を再開したりする。
CPU7は、復調器8からコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解読し、その解読結果に応じた内部処理を動作クロック速度変更器10から供給されたCPU動作クロックを用いて実行する。また、CPU7は、不揮発性メモリ13にデータの読出しを実行させたり、計算結果やデータの書込みを実行させたりする。
変調器11は、CPU7から送信データが入力されると、その入力された送信データで搬送波を変調し、アンテナ3は、変調器11により送信データで変調された搬送波を電波信号としてリーダライタ2に送信する。暗号器14は、CPU7からの指示に基づいて動作の開始および終了が制御され、暗号演算を動作クロック速度変更器10から供給された暗号器動作クロックを用いて実行する。乱数生成器15は、CPU7からの指示に基づいて動作の開始および終了が制御され、乱数を生成する。
尚、上記した構成では、リーダライタ2は、外部から入力された送信データを送信処理(変調処理)する送信回路16と、送信回路16により送信処理された送信データを電波信号としてICカード1に送信すると共にICカード1から送信された電波信号を受信するアンテナ17と、アンテナ17により受信された電波信号を受信処理(復調処理)して受信データを生成する受信回路18とを備えて構成されている。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図8を参照して説明する。ここで、図2は、リーダライタ2とICカード1との間で送受信されるコマンドをシーケンス図として示しており、図3ないし図7は、ICカード1のCPU7が実行する処理をフローチャートとして示している。
リーダライタ2は、図2に示すように、正規の手順では、「REQ_B」コマンド、「ATTRIB」コマンド、「認証」コマンド、「READ」コマンド、「署名」コマンドおよび「WRITE」コマンドの順序で各コマンドをICカード1に送信し、ICカード1は、リーダライタ2から送信された各コマンドが正規の手順で受信されると、その受信されたコマンドに対する「応答」をリーダライタ2に送信する。
さて、ICカード1において、CPU7は、起動すると(リーダライタ2との間で通信を開始すると)、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「8分の1」、つまり、「1.695MHz」に設定する(ステップS1)。そして、CPU7は、初期設定を実行し(ステップS2)、ICカード1とリーダライタ2との間の電波信号の通信速度を「106kbps」に設定し(ステップS3)、受信処理に移行する(ステップS4)。
CPU7は、受信処理に移行すると、その時点でのCPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させ(ステップS101)、その時点でのCPU動作クロックの速度を退避させる。次いで、CPU7は、CPU動作クロックの速度を通信速度の「4倍」、つまり、「424kHz」に設定し(ステップS102)、リーダライタ2からのデータの受信が開始された旨を検出すると(ステップS103にて「YES」)、データの受信を実行する(ステップS104)。
次いで、CPU7は、データの受信が完了された旨を検出すると(ステップS105にて「YES」)、CPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させていたCPU動作クロックに設定し(ステップS106)、CPU動作クロックの速度を元々の速度、つまり、受信処理に移行した直後のCPU動作クロックの速度に設定し、受信処理を終了する。
CPU7は、受信処理を終了すると、リーダライタ2からデータが受信されたことに伴って復調回路8から入力されたコマンドを解読し、その解読結果に基づいてコマンドが有効であるか否かを判定する(ステップS5)。ここでは、CPU7は、上記したように、「REQ_B」コマンド、「ATTRIB」コマンド、「認証」コマンド、「READ」コマンド、「署名」コマンドおよび「WRITE」コマンドの順序で各コマンドが受信されたか否かを判定することにより、コマンドが有効であるか否かを判定する。これ以降、
(1)リーダライタ2から「REQ_B」コマンドが受信された場合
(2)リーダライタ2から「ATTRIB」コマンドが受信された場合
(3)リーダライタ2から「認証」コマンドが受信された場合
(4)リーダライタ2から「READ」コマンドが受信された場合
(5)リーダライタ2から「署名」コマンドが受信された場合
(6)リーダライタ2から「WRITE」コマンドが受信された場合
の各々について順次説明する。
(1)リーダライタ2から「REQ_B」コマンドが受信された場合
(2)リーダライタ2から「ATTRIB」コマンドが受信された場合
(3)リーダライタ2から「認証」コマンドが受信された場合
(4)リーダライタ2から「READ」コマンドが受信された場合
(5)リーダライタ2から「署名」コマンドが受信された場合
(6)リーダライタ2から「WRITE」コマンドが受信された場合
の各々について順次説明する。
(1)リーダライタ2から「REQ_B」コマンドが受信された場合
CPU7は、リーダライタ2から「REQ_B」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS6にて「YES」)、その受信された「REQ_B」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS7)。CPU7は、例えばコマンドの受信順序が正規の順序であり、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、応答データを生成し(ステップS8)、応答処理に移行する(ステップS9)。
CPU7は、リーダライタ2から「REQ_B」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS6にて「YES」)、その受信された「REQ_B」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS7)。CPU7は、例えばコマンドの受信順序が正規の順序であり、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、応答データを生成し(ステップS8)、応答処理に移行する(ステップS9)。
CPU7は、応答処理に移行すると、その時点でのCPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させ(ステップS201)、その時点でのCPU動作クロックの速度を退避させる。次いで、CPU7は、この場合は、CPU動作クロックの速度を通信速度の「2倍」、つまり、「212kHz」に設定し(ステップS202)、データ(応答データ)を送信する(ステップS203)。
次いで、CPU7は、データの送信が完了された旨を検出すると(ステップS204にて「YES」)、CPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させていたCPU動作クロックに設定し(ステップS205)、CPU動作クロックの速度を元々の速度、つまり、応答処理に移行した直後のCPU動作クロックの速度に設定し、応答処理を終了する。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
(2)リーダライタ2から「ATTRIB」コマンドが受信された場合
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「ATTRIB」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS10にて「YES」)、その受信された「ATTRIB」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS11)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS11にて「YES」)、この場合は、通信速度をコマンドにより指定されたコマンド指定値に設定し(ステップS12)、応答データを生成し(ステップS13)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「ATTRIB」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS10にて「YES」)、その受信された「ATTRIB」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS11)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS11にて「YES」)、この場合は、通信速度をコマンドにより指定されたコマンド指定値に設定し(ステップS12)、応答データを生成し(ステップS13)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
(3)リーダライタ2から「認証」コマンドが受信された場合
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「認証」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS14にて「YES」)、その受信された「認証」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS15)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS15にて「YES」)、この場合は、計算処理に移行し(ステップS16)、計算処理を終了すると、乱数生成処理に移行し(ステップS17)、乱数生成処理を終了すると、暗号演算処理に移行する(ステップS18)。
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「認証」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS14にて「YES」)、その受信された「認証」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS15)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS15にて「YES」)、この場合は、計算処理に移行し(ステップS16)、計算処理を終了すると、乱数生成処理に移行し(ステップS17)、乱数生成処理を終了すると、暗号演算処理に移行する(ステップS18)。
CPU7は、計算処理に移行すると、その時点でのCPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させ(ステップS301)、その時点でのCPU動作クロックの速度を退避させる。次いで、CPU7は、この場合は、コマンドにより指定された速度が「高速」、「中速」および「低速」のいずれであるかを判定する(ステップS302〜S304)。
ここで、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「高速」である旨を検出すると(ステップS302にて「YES」)、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」、つまり、「6.78MHz」に設定する(ステップS305)。また、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「中速」である旨を検出すると(ステップS303にて「YES」)、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「4分の1」、つまり、「3.39MHz」に設定する(ステップS306)。さらに、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「低速」である旨を検出すると(ステップS304にて「YES」)、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「8分の1」、つまり、「1.695MHz」に設定する(ステップS307)、尚、本実施形態では、CPU7は、例えばコマンドにより指定された速度が「中速」であることにより、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「4分の1」に設定する。
CPU7は、このようにして速度が設定されたCPU動作クロックを用いて計算を実行し(ステップS308)、計算を終了すると、CPU動作クロックをテンポラリークロックとして退避させていたCPU動作クロックに設定し(ステップS309)、CPU動作クロックの速度を元々の速度、つまり、計算処理に移行した直後のCPU動作クロックの速度に設定する。そして、CPU7は、計算処理を終了し、乱数生成処理に移行する。
CPU7は、乱数生成処理に移行すると、乱数生成器15の動作を開始させ(ステップS401)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を停止させる(ステップS402)。次いで、CPU7は、乱数生成器15の動作が完了された旨を検出すると(ステップS403にて「YES」)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を再開させ(ステップS404)、乱数生成器15の動作を終了させる(ステップS405)。そして、CPU7は、乱数生成処理を終了し、暗号演算処理に移行する。
CPU7は、暗号演算処理に移行すると、この場合も、コマンドにより指定された速度が「高速」、「中速」および「低速」のいずれであるかを判定する(ステップS501〜S503)。ここでも、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「高速」である旨を検出すると(ステップ501にて「YES」)、暗号器動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」、つまり、「6.78MHz」に設定する(ステップS504)、また、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「中速」である旨を検出すると(ステップS502にて「YES」)、暗号器動作クロックの速度を基本クロックの速度の「4分の1」、つまり、「3.39MHz」に設定する(ステップS505)。さらに、CPU7は、コマンドにより指定された速度が「低速」である旨を検出すると(ステップS503にて「YES」)、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「8分の1」、つまり、「1.695MHz」に設定する(ステップS506)、尚、本実施形態では、CPU7は、例えばコマンドにより指定された速度が「中速」であることにより、暗号器動作クロックの速度を基本クロックの速度の「4分の1」に設定する。
次いで、CPU7は、暗号器14の動作を開始させ(ステップS507)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から暗号器14への暗号器動作クロックの供給を開始させると共に(ステップS508)、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を停止させる(ステップS509)。
次いで、CPU7は、このようにして速度が設定された暗号器動作クロックを用いて暗号器14に暗号演算を実行させ、暗号器14の動作が完了された旨を検出すると(ステップS510にて「YES」)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を再開させると共に(ステップS511)、動作クロック速度変更器10から暗号器14への暗号器動作クロックの供給を停止させ(ステップS512)、暗号器14の動作を終了させる(ステップS513)。
次いで、CPU7は、暗号演算処理を終了すると、応答データを生成し(ステップS19)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
(4)リーダライタ2から「READ」コマンドが受信された場合
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「READ」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS20にて「YES」)、その受信された「READ」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS21)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS21にて「YES」)、この場合は、不揮発性メモリ13にデータの読出しを実行させ(ステップS22)、応答データを生成し(ステップS23)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「READ」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS20にて「YES」)、その受信された「READ」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS21)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS21にて「YES」)、この場合は、不揮発性メモリ13にデータの読出しを実行させ(ステップS22)、応答データを生成し(ステップS23)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
(5)リーダライタ2から「署名」コマンドが受信された場合
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「署名」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS24にて「YES」)、その受信された「署名」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS25)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS25にて「YES」)、この場合は、計算処理に移行し(ステップS26)、計算処理を終了すると、暗号演算処理に移行し(ステップS27)、暗号演算処理を終了すると、メモリ書込処理に移行する(ステップS28)。尚、本実施形態では、CPU7は、計算処理を実行する過程で例えばコマンドにより指定された速度が「高速」であることにより、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」に設定して計算を実行すると共に、暗号演算処理を実行する過程で例えばコマンドにより指定された速度が「高速」であることにより、暗号器動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」に設定して暗号器14に暗号演算を実行させる。
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「署名」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS24にて「YES」)、その受信された「署名」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS25)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS25にて「YES」)、この場合は、計算処理に移行し(ステップS26)、計算処理を終了すると、暗号演算処理に移行し(ステップS27)、暗号演算処理を終了すると、メモリ書込処理に移行する(ステップS28)。尚、本実施形態では、CPU7は、計算処理を実行する過程で例えばコマンドにより指定された速度が「高速」であることにより、CPU動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」に設定して計算を実行すると共に、暗号演算処理を実行する過程で例えばコマンドにより指定された速度が「高速」であることにより、暗号器動作クロックの速度を基本クロックの速度の「2分の1」に設定して暗号器14に暗号演算を実行させる。
CPU7は、計算処理を実行し、暗号演算処理を実行し、メモリ書込処理に移行すると、この場合は、不揮発性メモリ13に計算結果の書込みを開始させ(ステップS601)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を停止させる(ステップS602)。次いで、CPU7は、計算結果の書込みが完了された旨を検出すると(ステップS603にて「YES」)、制御信号を動作クロック速度変更器10に出力し、動作クロック速度変更器10から自身へのCPU動作クロックの供給を再開させる(ステップS604)。
次いで、CPU7は、メモリ書込処理を終了すると、応答データを生成し(ステップS29)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻り、リーダライタ2から次のコマンドが受信される旨を待機する。
(6)リーダライタ2から「WRITE」コマンドが受信された場合
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「WRITE」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS30にて「YES」)、その受信された「WRITE」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS31)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS31にて「YES」)、メモリ書込処理に移行し、この場合は、不揮発性メモリ13にデータ(受信データ)の書込みを実行させる。
続いて、CPU7は、リーダライタ2から「WRITE」コマンドが受信された旨を検出すると(ステップS30にて「YES」)、その受信された「WRITE」コマンドを受付可能であるか否かを判定する(ステップS31)。CPU7は、コマンドを受付可能である旨を検出すると(ステップS31にて「YES」)、メモリ書込処理に移行し、この場合は、不揮発性メモリ13にデータ(受信データ)の書込みを実行させる。
次いで、CPU7は、メモリ書込処理を終了すると、応答データを生成し(ステップS33)、上記した応答処理に移行する(ステップS9)。そして、CPU7は、応答処理を終了すると、上記したステップS4に戻る。
ところで、図8は、ICカード1がリーダライタ2に対して近付けられて遠ざけられる過程において、ICカード1のリーダライタ2に対する位置とICカード1がリーダライタ2から受付けるコマンドとの関係を概略的に示している。
この場合、ICカード1がリーダライタ2に対して相対的に遠い(離れた)位置に存在しており、ICカード1がリーダライタ2から「REQ_B」コマンドや「ATTRIB」コマンドや「認証」コマンドを受付ける段階(図8中、「T1」〜「T3」参照)、つまり、ICカード1がリーダライタ2に捕捉される段階およびICカード1が少量の計算処理を実行する段階では、上記したように、CPU動作クロックの速度を低速または中速に変更することにより、消費電力を抑制してICカード1を低い磁界強度でも動作可能とし、広範囲な動作空間を実現することができる。
一方、ICカード1がリーダライタ2から「READ」コマンドや「署名」コマンドや「WRITE」コマンドを受付ける段階(図8中、「T4」〜「T6」参照)、つまり、ICカード1が多量の計算処理を実行する段階、ICカード1がデータの読出処理を実行する段階およびICカード1が計算結果やデータの書込処理を実行する段階では、上記したように、CPU動作クロックの速度を高速に変更することにより、高速な内部処理を実現することができる。尚、図8中、実線矢印「P」は、ICカード1の移動軌跡を概略的に示しており、破線「A1」〜「A5」は、リーダライタ2により生成される磁界強度(破線「A1」から破線「A5」に向かって磁界強度が低くなる)を概略的に示している。
以上に説明したように本実施形態によれば、ICカード1において、自身が実行しようとする内部処理に応じてCPU動作クロックの速度を変更し、その速度が変更されたCPU動作クロックを用いて内部処理を実行するように構成したので、リーダライタ2に捕捉(認識)される段階および少量の計算処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を低速または中速に変更することにより、消費電力を抑制して低い磁界強度でも動作可能とし、これにより、広範囲な動作空間を実現することができ、一方、多量の計算処理を実行する段階、データの読出処理を実行する段階および計算結果やデータの書込処理を実行する段階では、CPU動作クロックの速度を高速に変更することにより、高速な内部処理を実現することができる。このように、これから実行しようとする内部処理に応じてCPU動作クロックを逐次変更することにより、高速な内部処理と広範囲な動作空間との両立を適切に実現することができ、いわゆる「タッチ&ゴー」に好適するICカード1を実現することができる。
また、ICカード1において、暗号器14が暗号演算を実行する場合に、動作クロック速度変更器10からCPU7へのCPU動作クロックの供給を停止するように構成したので、暗号器14が暗号演算を実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、暗号器14が暗号演算を適切に実行することができる。また、ICカード1において、CPU動作クロックの速度を変更するのみならず、暗号器動作クロックの速度をも変更するように構成したので、暗号器14における暗号演算の処理速度を逐次変更することができる。
また、ICカード1において、不揮発性メモリ13が計算結果やデータの書込みを実行する場合にも、動作クロック速度変更器10からCPU7へのCPU動作クロックの供給を停止するように構成したので、不揮発性メモリ13が計算結果やデータの書込みを実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、不揮発性メモリ13が計算結果やデータの書込みを適切に実行することができる。
また、ICカード1において、リーダライタ2からのコマンドの受信処理やリーダライタ2へのコマンド処理結果の応答処理を実行する場合に、CPU動作クロックの速度を受信の通信速度や応答の通信速度に応じて低下させて受信処理や応答処理を実行するように構成したので、CPU7が受信処理や応答処理を実行するのに必要な動作電力を適切に確保することができ、CPU7が受信処理や応答処理を適切に実行することができ、しかも、応答処理を実行する場合に十分な応答出力を確保することができる。また、これ以降の他の機能ブロックの動作電力を適切に確保することもできる。
また、ICカード1において、リーダライタ2から最初に受付けられたコマンド(「REQ_B」コマンド)に応じた内部処理を実行しようとする場合に、CPU動作クロックの速度を他のコマンドに応じた内部処理を実行しようとする場合よりも低下させて内部処理を実行するように構成したので、リーダライタ2に捕捉される段階、つまり、起動する段階で広範囲な動作空間を適切に実現することができる。
さらに、ICカード1において、暗号器14および乱数生成器15に対して、必要なときにのみ活性化(動作を開始)させると共に、不必要なときに非活性化(動作を停止)させるように構成したので、ICカード1全体としての不要な消費電力を抑制することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
リーダライタがICカードに対してデータの読出しや計算結果やデータの書込みを実行する構成に適用することに限らず、リーダがICカードに対してデータの読出しのみを実行する構成に適用しても良い。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
リーダライタがICカードに対してデータの読出しや計算結果やデータの書込みを実行する構成に適用することに限らず、リーダがICカードに対してデータの読出しのみを実行する構成に適用しても良い。
暗号器が暗号演算を実行する場合や乱数生成器が乱数生成を実行する場合に、動作クロック速度変更器からCPUへのCPU動作クロックの供給を停止させ、その後、CPU動作クロックの供給を再開させる構成に限らず、動作クロック速度変更器からCPUへ供給されるCPU動作クロックの速度を低下させ、その後、CPU動作クロックの速度を復帰させる構成であっても良い。
図面中、1は非接触ICカード、2はリーダライタ、7はCPU(制御手段)、8は復調器(復調手段)、9は動作クロック生成器(動作クロック生成手段)、10は動作クロック速度変更器(動作クロック速度変更手段)、13は不揮発性メモリ(記憶手段)、14は暗号器(暗号演算手段)である。
Claims (7)
- リーダライタから送信された電波信号を受信するアンテナと、
前記アンテナにより受信された電波信号を復調してコマンドを抽出する復調手段と、
動作クロックを生成する動作クロック生成手段と、
前記復調手段により抽出されたコマンドを解読し、その解読結果に応じた内部処理を内部処理用の動作クロックを用いて実行する制御手段と、
前記動作クロック生成手段により生成された動作クロックの速度を変更する動作クロック速度変更手段とを備え、
前記制御手段は、前記動作クロック生成手段により生成された内部処理用の動作クロックの速度を自身が実行しようとする内部処理に応じて前記動作クロック速度変更手段により変更させ、その速度が変更された内部処理用の動作クロックを前記動作クロック速度変更手段から取込んで内部処理を実行することを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項1に記載した非接触ICカードにおいて、
暗号演算を暗号演算用の動作クロックを用いて実行する暗号演算手段を備え、
前記制御手段は、前記暗号演算手段に暗号演算を実行させる暗号演算処理を内部処理として実行しようとする場合に、前記動作クロック速度変更手段から自身への内部処理用の動作クロックの供給を停止させるかまたは前記動作クロック速度変更手段から自身へ供給される内部処理用の動作クロックの速度を低下させることを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項2に記載した非接触ICカードにおいて、
前記制御手段は、前記動作クロック生成手段により生成された暗号演算用の動作クロックの速度を前記動作クロック速度変更手段により変更させ、その速度が変更された暗号演算用の動作クロックを前記動作クロック速度変更手段から前記暗号演算手段に供給させることを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載した非接触ICカードにおいて、
計算結果やデータの書込みを実行する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に計算結果やデータの書込みを実行させる書込処理を内部処理として実行しようとする場合に、前記動作クロック速度変更手段から自身への内部処理用の動作クロックの供給を停止させるかまたは前記動作クロック速度変更手段から自身へ供給される内部処理用の動作クロックの速度を低下させることを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載した非接触ICカードにおいて、
前記制御手段は、リーダライタからのコマンドの受信処理またはリーダライタへのコマンド処理結果の応答処理を内部処理として実行しようとする場合に、前記動作クロック生成手段により生成された内部処理用の動作クロックの速度を受信の通信速度または応答の通信速度に応じて前記動作クロック速度変更手段により低下させ、その速度が低下された内部処理用の動作クロックを前記動作クロック速度変更手段から取込んで内部処理を実行することを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載した非接触ICカードにおいて、
前記制御手段は、少なくともリーダライタから最初に受付けられたコマンドに応じた内部処理を実行しようとする場合に、前記動作クロック生成手段により生成された内部処理用の動作クロックの速度を他のコマンドに応じた内部処理を実行しようとする場合よりも低下させ、その速度が低下された内部処理用の動作クロックを前記動作クロック速度変更手段から取込んで内部処理を実行することを特徴とする非接触ICカード。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載した非接触ICカードにおいて、
前記制御手段は、自身が実行しようとする内部処理に応じて必要な機能ブロックを活性化させると共に不必要な機能ブロックを非活性化させることを特徴とする非接触ICカード。
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