JP2005076580A - 熱交換装置 - Google Patents

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和則 中村
Yasuhiro Yamada
康裕 山田
Hiroshi Kumagai
博 熊谷
Koji Tahara
晃司 多原
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    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0866Engine compartment, e.g. heat exchangers, exhaust filters, cooling devices, silencers, mufflers, position of hydraulic pumps in the engine compartment

Abstract

【課題】 熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間を通路部材によって接続するときの作業性を高める。
【解決手段】 熱交換器側シュラウド18とファン側シュラウド19との間に冷却風通路Aを画成する通路部材21に、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aにリベット25を用いて取付けられるフランジ部23と、ファン側シュラウド19の外周面19Aに全周に亘って当接する当接面部24とを設ける。これにより、通路部材21のフランジ部23を、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aにリベット25を用いて容易に取付けることができ、熱交換器側シュラウド18とファン側シュラウド19との間を通路部材21によって接続するときの作業性を高めることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばエンジン等を冷却するのに好適に用いられる熱交換装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。
また、上部旋回体は、旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ運転室を画成するキャブと、旋回フレームの後端側に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に設けられた建屋カバーとにより構成され、建屋カバー内にはエンジン、熱交換装置等が収容されている。
そして、熱交換装置は、通常、建屋カバーの通気口から該建屋カバー内に冷却風を吸込む冷却ファンと、冷却ファンと対面して設けられた熱交換器と、該熱交換器と冷却ファンとの間に冷却風通路を形成するシュラウドとにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−83326号公報
ここで、従来技術によるシュラウドは、熱交換器側に設けられた筒状の熱交換器側シュラウドと、冷却ファン側に設けられ該冷却ファンを外周側から取囲む筒状のファン側シュラウドと、これら熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間に冷却風通路を画成する通路部材とにより構成されている。そして、通路部材は、ゴム等の弾性材料を用いて円筒状に形成され、その一端側が熱交換器側シュラウドの外周面にクリップバンドを用いて固定され、他端側がファン側シュラウドの外周面に弾性をもって当接する構成となっている。
しかし、上述した従来技術による通路部材は、その一端側の円筒部分を熱交換器側シュラウドの外周面に嵌込んだ後、クリップバンドを用いて熱交換器側シュラウドに固定する必要がある。このため、熱交換器側シュラウドに対する通路部材の取付け作業が煩雑で、熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間を通路部材によって接続するときの作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間を通路部材によって接続するときの作業性を高めることができるようにした熱交換装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、冷却風を吸込む冷却ファンと、該冷却ファンと対面して設けられた熱交換器と、該熱交換器と冷却ファンとの間に冷却風通路を形成するシュラウドとを備え、シュラウドは、熱交換器側に設けられた開口部を有する熱交換器側シュラウドと、冷却ファン側に設けられ該冷却ファンを外周側から取囲む筒状のファン側シュラウドと、弾性材料を用いて形成され熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間に冷却風通路を画成する通路部材とにより構成してなる熱交換装置に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、通路部材は、熱交換器側シュラウドの開口部に固定部材を用いて取付けられるフランジ部と、ファン側シュラウドの外周面に当接する当接面部とにより構成したことにある。
請求項2の発明は、通路部材のフランジ部の外周側には熱交換器側シュラウドの開口部内周縁に嵌合する全周溝を設け、前記開口部内周縁に該全周溝を嵌合した状態で固定部材であるリベットによって両者を固定する構成としたことにある。
請求項3の発明は、通路部材の当接面部の内周側には、ファン側シュラウドの外周面に摺動可能に面接触する円筒状のシール面を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、通路部材は、軸方向の一端側にフランジ部が設けられ他端側に当接面部が設けられた円筒体により構成したことにある。
請求項5の発明は、通路部材は、外周側にフランジ部が設けられ内周側に当接面部が設けられた環状板により構成したことにある。
請求項1の発明によれば、通路部材のフランジ部を熱交換器側シュラウドの開口部に固定部材を用いて容易に取付けることができる。そして、通路部材の当接面部をファン側シュラウドの外周面に当接させることにより、熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間を通路部材を介して接続することができる。従って、例えば熱交換器側シュラウドに設けた円筒部分の外周面に通路部材の一端側を嵌込んだ後、この通路部材をクリップバンドを用いて固定するといった煩雑な作業を不要にでき、熱交換器側シュラウドとファン側シュラウドとの間を通路部材によって接続するときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、フランジ部の外周側に設けた全周溝を、熱交換器側シュラウドの開口部内周縁に嵌合させることにより、両者間を確実にシールすることができる。従って、熱交換器を通過した冷却風を、熱交換器側シュラウドの開口部から通路部材へと無駄なく導くことができる。
請求項3の発明によれば、通路部材の当接面部の内周側に設けた円筒状のシール面を、ファン側シュラウドの外周面に面接触させることにより、両者間を確実にシールすることができる。従って、冷却風を通路部材からファン側シュラウドへと無駄なく導くことができる。
請求項4の発明によれば、通路部材を、軸方向の一端側にフランジ部が設けられ他端側に当接面部が設けられた円筒体により構成したので、熱交換器側シュラウドの開口部を通じて通路部材内に導入された冷却風を、円筒体からなる通路部材に沿ってファン側シュラウドに円滑に導くことができる。
請求項5の発明によれば、通路部材を、外周側にフランジ部が設けられ内周側に当接面部が設けられた環状板により構成したので、熱交換器側シュラウドの開口部を通じてファン側シュラウドへと流れる冷却風を、環状板からなる通路部材に沿ってファン側シュラウドに円滑に導くことができる。
以下、本発明に係る熱交換装置の実施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図7を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示している。
図中、1は油圧ショベルで、この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。
また、上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、該旋回フレーム5の前部左側に設けられ運転室を画成するキャブ6と、旋回フレーム5の後側に設けられ作業装置4との重量バランスをとるカウンタウェイト7と、後述の建屋カバー8とにより構成されている。
ここで、旋回フレーム5は、図2に示すように、左,右方向の中央部に位置して前,後方向に延びるセンタフレーム5Aと、該センタフレーム5Aの左,右両側に位置して前,後方向に延びる左,右のサイドフレーム5B,5Cと、左,右方向に延びてセンタフレーム5Aと各サイドフレーム5B,5Cとの間を連結する複数の張出しビーム5Dとにより大略構成されている。また、センタフレーム5Aは、底板(図示せず)と、該底板上に立設されて前,後方向に延びる左,右の縦板5A1,5A1を有し、これら各縦板5A1上には後述のエンジン10が取付けられている。
8はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5上に設けられた建屋カバーで、該建屋カバー8は、後述のエンジン10、熱交換装置12等を収容するものである。ここで、建屋カバー8は、図2に示すように、旋回フレーム5の左,右のサイドフレーム5B,5Cから上向きに立上がる左,右の側面板8A,8Bと、該各側面板8A,8Bの上端側から水平方向に延びる上面板8Cと、該上面板8Cに設けられた点検用の開口部8Dを開,閉可能に覆う開,閉カバー8Eとによって大略構成されている。
また、建屋カバー8には多数の通気口9が設けられ、これら各通気口9は、後述の冷却ファン13が回転することにより、建屋カバー8内に外気を吸込み、この外気を冷却風として熱交換装置12等に導くものである。
10は建屋カバー8内に位置して旋回フレーム5上に搭載されたエンジンで、該エンジン10は、図2に示すように、旋回フレーム5の左,右の縦板5A1,5A1上に左,右方向に延在する横置き状態で取付けられている。ここで、エンジン10の左,右方向の一側(左側)には、後述の冷却ファン13が取付けられ、エンジン10の左,右方向の他側(右側)には、油圧ポンプ11が取付けられている。そして、油圧ポンプ11は、エンジン10によって駆動されることにより、走行装置の油圧モータ、旋回装置の油圧モータ、作業装置4の油圧シリンダ(いずれも図示せず)等の油圧アクチュエータに作動油(圧油)を供給するものである。
12はエンジン10等と共に建屋カバー8内に設けられた熱交換装置で、該熱交換装置12は、後述の冷却ファン13、熱交換器14、シュラウド17等により構成されている。
13はエンジン10に取付けられた冷却ファンで、該冷却ファン13は、エンジン10によって回転駆動されるものである。そして、冷却ファン13は、エンジン10によって駆動されることにより、建屋カバー8の通気口9を通じて該建屋カバー8内に外気を吸込み、この外気を冷却風として熱交換器14、エンジン10等に供給するものである。
14は建屋カバー8の通気口9と冷却ファン13との間に設けられた熱交換器で、該熱交換器14は、例えばエンジン10用の冷却水(エンジン冷却水)を冷却するラジエータ15と、油圧ショベル1の油圧アクチュエータに給排される作動油を冷却するオイルクーラ16とにより大略構成されている。
ここで、ラジエータ15は、エンジン10からの冷却水が循環する放熱部を有し、エンジン冷却水の熱を放熱部で熱交換して冷却風中に放熱することにより、エンジン冷却水を冷却するものである。一方、オイルクーラ16は、各油圧アクチュエータからの戻り油が流入する放熱部を有し、戻り油の熱を放熱部で熱交換して冷却風中に放熱することにより、作動油を冷却するものである。
17は熱交換器14と冷却ファン13との間に冷却風通路Aを形成するシュラウドで、該シュラウド17は、図3に示すように、後述の熱交換器側シュラウド18、ファン側シュラウド19、通路部材21等により構成されている。
18は熱交換器14に設けられた熱交換器側シュラウドで、該熱交換器側シュラウド18は、熱交換器14を構成するラジエータ15のうち冷却ファン13と対向する部位に設けられている。ここで、熱交換器側シュラウド18は、ラジエータ15から冷却ファン13側に突出する箱状をなし、冷却ファン13と対面する面には開口部18Aが形成されている。また、開口部18Aの周囲には、後述するリベット25が挿通される複数のリベット挿通孔18Bが穿設されている。
19は冷却ファン13側に設けられたファン側シュラウドで、該ファン側シュラウド19は、通常、ベルマウスと呼ばれ、冷却ファン13を外周側から取囲む円筒体として構成されている。ここで、ファン側シュラウド19の外周面19Aは、例えば図4に示すように、軸方向の中間部から両端側に向けて徐々に拡径する凹湾曲面となっている。そして、ファン側シュラウド19には、外周面19Aから径方向外向きに突出する複数の取付片19Bが設けられ、これら各取付片19Bをエンジン10に設けた各ブラケット20に取付けることにより、ファン側シュラウド19がエンジン10に対して固定される構成となっている。
21は熱交換器側シュラウド18とファン側シュラウド19との間に冷却風通路Aを画成する通路部材で、該通路部材21は、例えばゴム等の弾性材料を用いて形成された円筒体からなり、後述の筒部22、フランジ部23、当接面部24等により構成されている。
22は通路部材21の本体部分となる筒部で、該筒部22は、熱交換器側シュラウド18からファン側シュラウド19に向けて徐々に縮径しつつ軸方向に延びるカップ状の円筒体として形成されている。そして、筒部22の肉厚は、厚さ寸法tに設定されている。
23は筒部22の軸方向の一端側に鍔状に拡径して設けられたフランジ部で、該フランジ部23は、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aに取付けられるものである。ここで、図4および図5に示すように、フランジ部23の外周側(外周縁部)には、開口部18Aの内周縁部に嵌合する全周溝23Aが凹設され、この全周溝23Aを開口部18Aの内周縁部に嵌合させることにより、開口部18Aとフランジ部23との間のシール性を高めることができる構成となっている。
また、フランジ部23には、熱交換器側シュラウド18のリベット挿通孔18Bと対応する位置に複数のリベット挿通孔23Bが穿設され、このフランジ部23のリベット挿通孔23Bと熱交換器側シュラウド18のリベット挿通孔18Bとに、後述のリベット25が挿通される構成となっている。
24は筒部22の軸方向の他端側に設けられた当接面部で、該当接面部24は、筒部22の他端側にほぼT字状の断面形状をもって一体形成され、ファン側シュラウド19の外周面19Aに全周に亘って当接するものである。ここで、図4および図5に示すように、当接面部24は、ファン側シュラウド19の外周面19Aに沿って軸方向に延び、その内周面は、ファン側シュラウド19の外周面19Aに摺動可能に面接触する円筒状のシール面24Aとなっている。そして、シール面24Aの軸方向の幅寸法Tは、通路部材21を構成する筒部22の厚さ寸法tよりも大きく設定されている。
この場合、シール面24Aの内径寸法は、ファン側シュラウド19の外周面19Aの外径寸法よりも僅かに小径に設定されており、通路部材21の当接面部24をファン側シュラウド19に嵌合させたときに、当接面部24のシール面24Aが、締め代(適度な面圧)をもってファン側シュラウド19の外周面19Aに当接することにより、当接面部24のシール面24Aとファン側シュラウド19の外周面19Aとの間のシール性を高めることができる構成となっている。
25,25,…は通路部材21のフランジ部23を熱交換器側シュラウド18に取付ける固定部材としてのリベットで、該リベット25は、例えば樹脂材料等の可撓性材料を用いて形成され、図4に示すように、切欠部25Aによって径方向に拡縮可能となったほぼ半球状の係合部25Bを有している。そして、リベット25は、係合部25Bを縮径させつつ、フランジ部23のリベット挿通孔23Bと熱交換器側シュラウド18のリベット挿通孔18Bとに挿通され、リベット挿通孔23Bから突出した係合部25Bが拡径することにより、該係合部25Bをリベット挿通孔23Bの周縁部に係合させるものである。
このように、リベット25の係合部25Bを、通路部材21のフランジ部23に設けたリベット挿通孔23Bと、熱交換器側シュラウド18に設けたリベット挿通孔18Bとに抜差しするだけで、通路部材21のフランジ部23を、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aに対して容易に取付け、取外しすることができる構成となっている。
本実施の形態による熱交換装置12は上述の如き構成を有するもので、エンジン10が作動して冷却ファン13が回転すると、建屋カバー8に設けた各通気口9を通じて該建屋カバー8内に外気が吸込まれ、この外気が冷却風となって熱交換器14に供給される。
そして、この冷却風は、熱交換器14のオイルクーラ16、ラジエータ15を通過した後、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aから通路部材21、ファン側シュラウド19を通じて冷却ファン13側へと導かれる。
このように、熱交換器14に供給された冷却風を、熱交換器側シュラウド18、ファン側シュラウド19、通路部材21からなるシュラウド17によって形成された冷却風通路Aを通じて円滑に冷却ファン13側へと導くことができる。従って、この冷却風によってオイルクーラ16内を流れる作動油を効率よく冷却することができると共に、ラジエータ15内を循環するエンジン冷却水を効率よく冷却することができる。
次に、本実施の形態による熱交換装置12のシュラウド17を構成する熱交換器側シュラウド18とファン側シュラウド19との間を、通路部材21によって接続する作業について説明する。
まず、通路部材21のフランジ部23に設けた全周溝23Aを、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aの内周縁部に嵌合させる。そして、フランジ部23に設けた各リベット挿通孔23Bを、熱交換器側シュラウド18に設けた各リベット挿通孔18Bに対して位置合わせする。
この状態で、フランジ部23のリベット挿通孔23Bと、熱交換器側シュラウド18のリベット挿通孔18Bとにリベット25の係合部25Bを差込み、この係合部25Bをフランジ部23のリベット挿通孔23Bから突出させることにより、該係合部25Bを拡径させてリベット挿通孔23Bの内周縁部に係合させる。これにより、通路部材21のフランジ部23を、各リベット25を用いて容易に熱交換器側シュラウド18(開口部18A)に取付けることができる。
次に、通路部材21の当接面部24を、ファン側シュラウド19の外周面19Aに嵌込む。この場合、当接面部24の内周側は、ファン側シュラウド19の外周面19Aに締め代をもって面接触する円筒状のシール面24Aとなっている。これにより、当接面部24のシール面24Aとファン側シュラウド19の外周面19Aとの間のシール性を高めることができる。
このようにして、本実施の形態では、通路部材21にフランジ部23を設け、このフランジ部23を、熱交換器側シュラウド18の開口部18Aにリベット25を用いて容易に取付けることができる。このため、例えば従来技術で述べたように、通路部材に設けた円筒部分を、熱交換器側シュラウドに設けた円筒部分の外周面に外周面に嵌込んだ後、クリップバンドを用いて固定するといった煩雑な取付作業を不要にできる。従って、熱交換器側シュラウド18とファン側シュラウド19との間を通路部材21によって接続するときの作業性を高めることができる。
また、通路部材21を構成するフランジ部23の外周側に全周溝23Aを設け、この全周溝23Aを、熱交換器側シュラウド18の開口部18A内周縁に嵌合させる構成としたので、開口部18Aとフランジ部23との間のシール性を高めることができる。
さらに、通路部材21を構成する当接面部24の内周側を、ファン側シュラウド19の外周面19Aに摺動可能に面接触する円筒状のシール面24Aとして構成したので、当接面部24のシール面24Aとファン側シュラウド19の外周面19Aとの間のシール性を高めることができる。
次に、図6および図7は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、通路部材を、外周側にフランジ部が設けられ、内周側に当接面部が設けられた環状板によって構成したことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は本実施の形態による熱交換装置で、該熱交換装置31は、第1の実施の形態による熱交換装置12とほぼ同様に、冷却ファン13、熱交換器14、後述のシュラウド32等により構成されている。しかし、シュラウド32を構成する後述の通路部材34が、第1の実施の形態による通路部材21とは異なっている。
32は熱交換器14と冷却ファン13との間に冷却風通路Aを形成するシュラウドで、該シュラウド32は、図6に示すように、後述の熱交換器側シュラウド33、ファン側シュラウド19、通路部材34等により構成されている。
33は熱交換器14に設けられた熱交換器側シュラウドで、該熱交換器側シュラウド33は、熱交換器14を構成するラジエータ15のうち冷却ファン13と対向する部位に設けられている。ここで、熱交換器側シュラウド33は、ラジエータ15から冷却ファン13側に大きく突出する箱状をなし、熱交換器側シュラウド33の突出側の端面には、ファン側シュラウド19の外周面19Aを取囲むように開口部33Aが形成されている。
従って、本実施の形態では、ファン側シュラウド19の先端部位が、開口部33Aを通じて熱交換器側シュラウド33内に入り込む構成となっている。また、熱交換器側シュラウド33の開口部33Aの周囲には、リベット25が挿通される複数のリベット挿通孔33Bが穿設されている。
34は熱交換器側シュラウド33とファン側シュラウド19との間に冷却風通路Aを画成する通路部材で、該通路部材34は、例えばゴム等の弾性材料を用いて形成された環状板からなり、後述の蛇腹部35、フランジ部36、当接面部37等により構成されている。
35は通路部材34の本体部分となる環状な蛇腹部で、該蛇腹部35は、後述するフランジ部36と当接面部37との間を弾性をもって連結するものである。これにより、フランジ部36を固定した状態で、当接面部37をファン側シュラウド19の軸方向に容易に移動させることができる構成となっている。そして、蛇腹部35の肉厚は、厚さ寸法t′に設定されている。
36は蛇腹部35の外周側に設けられたフランジ部で、該フランジ部36は、熱交換器側シュラウド33の開口部33Aに取付けられるものである。ここで、フランジ部36の外周側(外周縁部)には、開口部33Aの内周縁部に嵌合する全周溝36Aが凹設され、この全周溝36Aを開口部33Aの内周縁部に嵌合させることにより、開口部33Aとフランジ部36との間のシール性を高めることができる構成となっている。
また、フランジ部36には、熱交換器側シュラウド33のリベット挿通孔33Bと対応する位置に複数のリベット挿通孔36Bが穿設されている。そして、フランジ部36のリベット挿通孔36Bと熱交換器側シュラウド33のリベット挿通孔33Bとにリベット25を差込むことにより、通路部材34のフランジ部36が、熱交換器側シュラウド33の開口部33Aに取付けられる構成となっている。
37は蛇腹部35の内周側に設けられた当接面部で、該当接面部37は、蛇腹部35の内周縁にほぼT字状の断面形状をもって一体形成され、ファン側シュラウド19の外周面19Aに全周に亘って当接するものである。ここで、当接面部37は、ファン側シュラウド19の外周面19Aに沿って軸方向に延び、その内周面は、ファン側シュラウド19の外周面19Aに面接触する円筒状のシール面37Aとなっている。そして、シール面37Aの軸方向の幅寸法T′は、蛇腹部35の厚さ寸法t′よりも大きく設定されている。
この場合、シール面37Aの内径寸法は、ファン側シュラウド19の外周面19Aの外径寸法よりも僅かに小径に設定されており、当該シール面37Aが適度な面圧をもってファン側シュラウド19の外周面19Aに当接することにより、当接面部37のシール面37Aとファン側シュラウド19の外周面19Aとの間のシール性を高めることができる構成となっている。
本実施の形態による熱交換装置31は上述の如き通路部材34を有するもので、本実施の形態においても、通路部材34のフランジ部36を、熱交換器側シュラウド33の開口部33Aにリベット25を用いて容易に取付けることができるので、熱交換器側シュラウド33とファン側シュラウド19との間を通路部材34によって接続するときの作業性を高めることができる。
また、通路部材34を構成するフランジ部36の外周側に全周溝36Aを設け、この全周溝36Aを、熱交換器側シュラウド33の開口部33A内周縁に嵌合させる構成としたので、開口部33Aとフランジ部36との間のシール性を高めることができる。
なお、上述した各実施の形態では、エンジン10によって駆動される冷却ファン13を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば電動式の冷却ファンを用いてもよい。
また、上述した第1の実施の形態では、通路部材21のフランジ部23を熱交換器側シュラウド18に取付ける固定部材として、リベット25を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばボルト等の他の固定部材を用いてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、熱交換装置が搭載される建設機械として油圧ショベルを例に挙げている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明に係る熱交換装置の第1の実施の形態が適用された油圧ショベルを示す斜視図である。 建屋カバー、エンジン、熱交換装置等を示す図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。 第1の実施の形態による冷却ファン、熱交換器、シュラウド等を示す断面図である。 図3中の熱交換器側シュラウド、ファン側シュラウド、通路部材等の要部を示す要部拡大断面図である。 通路部材を単体で示す一部破断の斜視図である。 第2の実施の形態による冷却ファン、熱交換器、シュラウド等を示す図3と同様の断面図である。 図6中の熱交換器側シュラウド、ファン側シュラウド、通路部材等の要部を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
10 エンジン
12,31 熱交換装置
13 冷却ファン
14 熱交換器
17,32 シュラウド
18,33 熱交換器側シュラウド
18A,33A 開口部
19 ファン側シュラウド
19A 外周面
21,34 通路部材
22 筒部
23,36 フランジ部
23A,36A 全周溝
24,37 当接面部
24A,37A シール面
25 リベット(固定部材)
35 蛇腹部
A 冷却風通路

Claims (5)

  1. 冷却風を吸込む冷却ファンと、該冷却ファンと対面して設けられた熱交換器と、該熱交換器と前記冷却ファンとの間に冷却風通路を形成するシュラウドとを備え、前記シュラウドは、前記熱交換器側に設けられた開口部を有する熱交換器側シュラウドと、前記冷却ファン側に設けられ該冷却ファンを外周側から取囲む筒状のファン側シュラウドと、弾性材料を用いて形成され前記熱交換器側シュラウドと前記ファン側シュラウドとの間に前記冷却風通路を画成する通路部材とにより構成してなる熱交換装置において、
    前記通路部材は、前記熱交換器側シュラウドの開口部に固定部材を用いて取付けられるフランジ部と、前記ファン側シュラウドの外周面に当接する当接面部とにより構成したことを特徴とする熱交換装置。
  2. 前記通路部材のフランジ部の外周側には前記熱交換器側シュラウドの開口部内周縁に嵌合する全周溝を設け、前記開口部内周縁に該全周溝を嵌合した状態で前記固定部材であるリベットによって両者を固定する構成としてなる請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記通路部材の当接面部の内周側には、前記ファン側シュラウドの外周面に摺動可能に面接触する円筒状のシール面を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の熱交換装置。
  4. 前記通路部材は、軸方向の一端側に前記フランジ部が設けられ他端側に前記当接面部が設けられた円筒体により構成してなる請求項1,2または3に記載の熱交換装置。
  5. 前記通路部材は、外周側に前記フランジ部が設けられ内周側に前記当接面部が設けられた環状板により構成してなる請求項1,2または3に記載の熱交換装置。
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