JP2005075137A - 車両の膝衝突保護構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両のグローブボックス1の背面側に配設されるとともに、車体に固設されたデッキクロスメンバ12に架設され、車両の衝突時に乗員の二次衝突による膝荷重を吸収しうるニーアブソーバ4と、グローブボックス1のリッド2に設けられ、リッド2に入力されうる該膝荷重をニーアブソーバ4へ伝達するグローブボックスインサート3とを備え、グローブボックスインサート3が、該乗員の膝との正対位置に略平坦に設けられた左右一対の面状部3aと、該膝荷重による変形に抵抗すべく屈曲形成されて左右一対の面状部3aを固結する横架部3bとを有し、面状部3aと横架部3bとが、一体に形成される。
【選択図】 図1
Description
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、グローブボックスの収納空間を確保しながら車両衝突時の膝荷重による衝撃力を確実に吸収するとともに、簡素な構成で製作コストを低減させることができる、車両の膝衝突保護構造を提供することを目的とする。
また、グローブボックスインサートは面状部と横架部とが一体に形成されているため、構成が簡素であり、成形が容易となり、製作コストを低減させることができる。
また、本発明の車両の膝衝突保護構造(請求項3)によれば、面状部の剛性を向上させることができ、膝荷重をより確実にニーアブソーバへ伝達することができる。
また、本発明の車両の膝衝突保護構造(請求項5)によれば、ニーアブソーバがグローブボックスと干渉せず、十分な収納空間を確保することができる。
図1〜図4は本発明の一実施形態にかかる車両の膝衝突保護構造を示すものであり、図1は本膝衝突保護構造を備えた車両のインストルメントパネル部の構成を模式的に示す斜視構成図、図2は本膝衝突保護構造のグローブボックスインサートの構成を示す斜視図、図3は本膝衝突保護構造のグローブボックスインサートの形状を説明する模式的な断面図であり、(a)は面状部と横架部との断面形状を示すための断面図[図2のA−A断面図]、(b)は補強部の断面形状を示すための断面図[図2のB−B断面図]、図4は本膝衝突保護構造の作用を説明するための概略斜視図である。
リッド2は、グローブボックス1の乗員側に設けられるアウタ部材2aと、そのアウタ部材2aの背面に設けられるインナ部材2bとから構成されており、アウタ部材2aとインナ部材2bとを嵌合させることでリッド2が形成されるようになっている。また、アウタ部材2aとインナ部材2bとの嵌合面には、リッドに入力される膝荷重を後述のニーアブソーバへ伝達するグローブボックスインサート3が介装されている。
なお、アウタ部材2aには、乗員の操作によってリッド2を開閉するための開閉用グリップ21が設けられている。
なお、本実施形態においては、一対のニーアブソーバ4が金属板をクランク状に屈曲して形成されており、それ自身が衝撃力に対して変形することで、衝撃力を吸収できるようになっている。つまり、ニーアブソーバ4は、変形によって衝撃力を吸収しうるように機能するようになっている。
なお、本実施形態において、横架部3bは、膝荷重による変形に抵抗すべく屈曲形成されており、具体的には、車両衝突時の膝荷重を受ける側に突出するU字断面形状が横方向に延在するように形成されている。また、グローブボックスインサート3は、一枚の板金をプレス加工することで面状部3aと横架部3bとを形成している。
つまり、本実施形態において、グローブボックスインサート3は、リッド2の変形を防止し、衝撃力をニーアブソーバへ伝達しうるように機能するようになっている。
まず、インストルメントパネル11において、乗員の膝部の前方にグローブボックス1が備えられており、グローブボックス1の乗員側にはリッド2が設けられているため、車両衝突時には、二次衝突による乗員の膝荷重が、リッド2に与えられる。このリッド2において、アウタ部材2aとインナ部材2bとの間に介装されたグローブボックスインサート3は、リッド2に与えられた衝撃力を受けるように働く。
一方、グローブボックスインサート3の横架部3bは、膝荷重による変形に抵抗すべく屈曲形成されて、左右一対の面状部3aを剛に連結しているため、グローブボックスインサート3の全体としての剛性を向上させることができる。また、面状部3aと横架部3bとが一体に形成されているため、グローブボックスインサート3全体としての剛性をより高めることができる。さらに、面状部3aは溝状の補強部3cを有しているため、面状部3aの剛性を一層向上させることができる。
また、衝撃力を吸収するニーアブソーバ4は、グローブボックス1の両サイドに設けられているため、収納空間と干渉せず、十分な収納空間を確保することができる。
また、グローブボックスインサート3は、一枚の板金をプレス加工することで面状部3aと横架部3bとを形成しているため、構成が簡素であり、成形が容易であるだけでなく、製作コストを低減させることができる。
例えば、横架部3bの断面形状は、上述したU字断面形状以外にも、車両前方に開口したコ字断面形状に形成されてもよいし、円形や矩形の閉断面形状に形成されてもよい。
2 リッド
2a アウタ部材
2b インナ部材
3 グローブボックスインサート
3a 面状部
3b 横架部
3c 補強部
4 ニーアブソーバ
5 ボックス本体
11 インストルメントパネル
12 デッキクロスメンバ
12a ニーアブソーバ取付部
Claims (5)
- 車両のグローブボックスの背面側に配設されるとともに、車体に固設されたデッキクロスメンバに架設され、該車両の衝突時に乗員の二次衝突による膝荷重を吸収しうるニーアブソーバと、
該グローブボックスのリッドに設けられ、該リッドに入力されうる該膝荷重を該ニーアブソーバへ伝達するグローブボックスインサートとを備え、
該グローブボックスインサートが、該乗員の膝との正対位置に略平坦に設けられた左右一対の面状部と、該膝荷重による変形に抵抗すべく屈曲形成されて該左右一対の面状部を固結する横架部とを有し、
該面状部と該横架部とが、一体に形成されている
ことを特徴とする、車両の膝衝突保護構造。 - 該横架部は、該グローブボックスの開閉用グリップの上部において車幅方向に延在する
ことを特徴とする、請求項1記載の車両の膝衝突保護構造。 - 該面状部は、該乗員の膝荷重を受ける方向から見て、溝状に曲成された補強部を有する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両の膝衝突保護構造。 - 該リッドは、該グローブボックスの乗員側に設けられるアウタ部材と、該アウタ部材の背面に設けられるインナ部材とを備えて構成され、
該グローブボックスインサートは、該アウタ部材と該インナ部材との間に介装される
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の膝衝突保護構造。 - 該ニーアブソーバは、該グローブボックスの背面側の両側部に備えられる
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の膝衝突保護構造。
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