JP2005073144A - 電気音響変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 V型の電気音響変換装置20を耳の耳甲介腔4内で係止可能なユニット部を得るようにする。
【解決手段】 垂直内挿型(V型)の電気音響変換装置30の電気音響変換器の放音面33の後方に膨出されたドーム状のケーシング32に配設した第1及び第2の突出部36,37を耳甲介腔4の凹部に係止させる様に装着させて電気音響変換装置30の耳1からの脱落を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気音響変換装置に係り、特に垂直内挿型の電気音響変換装置(バーチカル型、以下V型と記す)の構成の改良に関する。
従来の、電気音響変換装置には種々の形式のイヤホンやヘッドホンが提案されている、耳介挿入型イヤホンは、振動板を含む電気音響変換器を内蔵したイヤホン本体の一端面に音道を形成した耳介挿入部を設け、この耳介挿入部を耳の耳甲介腔に連続するさらに内方の外耳道にまで挿入するようにして装着するように構成されていた。したがって、この様な耳介挿入型イヤホンは、耳甲介腔への装着時の圧迫感を免れ得ず、又、外耳道への押し込み量によっては外耳道に痛みや違和感を生じると共に良好な音質も保持され難いといった課題があった。
上述の耳介挿入型イヤホン装着時の痛み或いは違和感等の発生を防止し、安定した状態で装着されると共に再生音質等の音響特性を良好に保持させる構成が特許文献1に開示されている。この電気音響変換装置10Aは、図11に示す様に、振動板、磁気回路部等からなる電気音響変換器が内蔵され、耳の凹部である耳甲介腔内に収納し得る形状とされた略ボタン型のユニットケーシング本体部(以下ユニット部と記す)11と、このユニット部11の背面側の下端部から延設されて電気音響変換器からの電気信号を外部接続用コード13に導出するコード導出部12とから構成されている。
上述の耳介挿入型イヤホンが装着される人の耳1の構成については、上記特許文献1においても詳述されているが、図13を参照してこれを再述すると、下方部分に耳朶3と連続する耳輪1a内に形成された凹状の耳甲介腔4の底部には外耳孔5が開口している。この耳甲介腔4の開口部の前後位置には、それぞれ耳珠6と対珠7とが相対向して突出していることによって、耳甲介腔4は内方において幅広となっている。又、耳甲介腔4の上部前方向には凸状の耳輪脚9が延設され、この耳輪脚9の上部に耳甲介2を介して耳甲介舟2aと耳甲介腔4とが仕切られている。
耳珠6と対珠7との間には、下方部に向かって切れ込むとともに内方部分が湾曲した立ち上がり面として構成される珠間切痕8が連続している。耳甲介腔4の内径Rは、人によってバラツキがあり、約10mm〜20mm程度の範囲にあり、耳珠6と対珠7との対向間隔Lは、約4mm〜12mm程度の範囲にあり、また耳珠4の先端付近における耳甲介腔4の深さは約7mm〜14mm程度の範囲にある。
上述した電気音響変換装置10Aにおいては、耳甲介腔4の凹部に収納し得る形状に構成されるユニット部11は外径寸法を14mm〜18mm、厚み寸法を5.5mm〜7.5mmに形成している。したがって、この電気音響変換装置10Aを図12(a)、(b)に示すように、耳甲介腔4の凹部に装着した状態においては、ユニット部11の外周部の少なくとも2点A、Bにおいて耳珠6と対珠7とにより保持される。尚、図12(b)は図12(a)のA−A断面矢視図である。
又、コード導出部12は、ユニット部11を耳甲介腔4の凹部に収納した状態において、耳珠6と対珠7との保持点A、Bより下方部に位置した1点Cで必要に応じて当接されるように構成されているので電気音響変換装置10Aにおいては、3点支持可能な構造によって耳甲介腔4に装着されることによって、外耳孔5を圧迫すること無く安定かつ確実な状態で耳甲介腔4の一部に装着される。
耳甲介腔4に対する装着性の向上を図った電気音響変換装置10Aでは、耳1に装着された状態において珠間切痕8に延在するコード導出部12は、ユニット部11の中心位置から突出形成されている。一方、上述したように、耳珠6と対珠7とは、その対向間隔Lが約4mm〜12mm程度の範囲にあるが、それらの突出量M、Nの個人差も大きく、耳珠6の突出量Mと対珠7の突出量Nとは、図13に示すが、一般にM>Nにある。従って、この電気音響変換装置10Aを耳甲介腔4に装着した状態に於いては、コード導出部12が耳珠6に当たり気味となって不快感を生じさせることもあった。
このようなコード導出部12の耳珠6への当たりを解消するため、図11の様にユニット部11の中心線L1に対してコード導出部12の中心線L2を外周部側に距離D分ずらしてユニット部11の背面側にコード導出部12を突出形成させた電気音響変換装置10Aを、耳甲介腔4に装着することによって、コード導出部12が幾分対珠7側へ寄るため、コード導出部12の耳珠6への当たりを解消させている。然し、この様に電気音響変換装置10Aにおいても、耳珠6と対珠7の突出量の個人差を吸収してコード導出部12の耳珠6への当たりを確実に解消することは困難であった。
上述の耳当たり状態及び装着状態を調整して音質特性を調整するため、従来では、耳甲介腔4の内部へ装着したユニット部11を適宜回動していた。しかしながら、かかる方法ではユニット部11の外周部が耳甲介腔4にこすれて痛みを感じ、緩く装着した場合には装着状態が充分保持されないといった課題があつた。
したがって、この様な、耳珠6及び対珠7の突出量の個人差、或いは耳甲介腔4の深さの個人差を吸収して最適な状態での装着を可能とし、かつ装着状態によって音響特性の調整も可能とした電気音響変換装置を得るための構成が特許文献2提案されている。
上述の特許文献2に開示された構成は、図12(a)に示す様に電気音響変換器が内蔵されるとともに耳1の耳珠6と対珠7との間に位置する耳甲介腔4の凹部に装着し得る形状に構成され、耳甲介腔4に装着した状態において、外周部が耳珠6と対珠7の先端の2点A,Bに当接することによって保持されるユニット部11と、このユニット部11の背面部に設けられ、ユニット部11を耳甲介腔4に装着した状態において、耳1の珠間切痕8に延在して内側面の一部が耳朶3の表面と当接するコード導出部12とを備え、このコード導出部12とユニット部11とを、相対的に回転部14で回動自在にすると共にユニット部11の外周部に、耳甲介腔4の凹部に収納した状態において、耳1の対珠7側に位置する部分を外側へと膨出させる膨出部15を形成することで、コード導出部12と耳珠6或いは対珠7との当たり具合が調節される。従って、耳珠6及び対珠7の突出量の個人差によるバラツキが吸収され、ユニット部11の外周部が耳甲介腔4にこすりながら調動されることは無く、コード導出部12と耳珠6或いは対珠7との当たり具合が最適な状態に調節される。
又、ユニット部11を耳甲介腔4の凹部に収納した状態で、コード導出部12が延在する珠間切痕8と略直角位置の対珠7側に対応位置するユニット部11の外周部に膨出形成された膨出部15は、耳甲介腔4内における円周方向の位置を適宜設定することによって、耳甲介腔4の深さの個人差によるバラツキを吸収し、電気音響変換装置10Aを極めて安定した状態で耳甲介腔4の凹部に装着されるようにすることが出来る。
一方、上述の如き、ユニット部11を耳甲介腔4の凹部に収納する様に成された電気音響変換装置10Aに対して、図14(a),(b)に示す様なV型の電気音響変換装置20も知られている。このV型の電気音響変換装置20はユニットケーシング本体(ユ
ニット部)21内に振動板を含む電気音響変換器を内蔵したケーシング22と、振動版からの放音を放出する透孔を穿った放音面23とで構成されている。ケーシング22は略円盤状の放音面23の後方にドーム状に膨出された形状となされ、図14(a)の様にユニット部21の放音面23を人の顔面と同一方向(F方向)側に向けて耳1の耳甲介腔4に矢印Eの様に装着すると、図14(b)の様に放音面23からの放音は従来の図12(b)で示す電気音響変換装置10Aに比べてダイレクトに外耳孔5を介して鼓膜に到達する利点がある。
図15(a)、(b)は従来のV型の電気音響変換装置20をネックバンド型に構成した1形態例を示すものであり、ユニット部21内に振動板を含む電気音響変換器を内蔵したケーシング22と、振動版からの放音を放出する透孔を穿った放音面23とで構成されている。ケーシング22は略円盤状の放音面23の後方にドーム状に膨出された形状となされ、図15(a)の様に左右のユニット21のケーシング22の放音面23のX軸と略直交(z軸)する様にバンド及びコード導出部25を1体に形成する、このバンド及びコード導出部25は図15(a)に示す様に左右方向に膨出され、略J字状(左側のバンド及びコード導出部25と右側のバンド及びコード導出部25は鏡像関係にある)となされ、略Ω状に構成させたネックバンド26と連通すると共に左側のバンド及びコード導出部25の前面側からプラグ27が接続されたコード28が導出されている。
視聴者60のネック61にネックバンド26を掛けユニット部21の放音面23を視聴者60の顔面と同一方向(F方向)に向けて耳1の耳甲介腔4内に矢印Eの様に装着するように成されている。
特公昭63−42999号公報(図4及び図8) 特開平7−154888号公報(第4頁左欄)
上述の従来構成の図15(a)(b)で示すネック型のV型電気音響変換装置62に依れば、図11で説明した電気音響変換装置10Aに比べて図14(b)に示す様にユニット部21が外耳孔5に対し水平に耳甲介腔4内に挿入さるため、通常のインナイヤーヘットホンよりも振動板が鼓膜に対し水平となり、音をダイレクトに鼓膜に到達させることができる。然し図15(a)(b)に示す従来のV型の電気音響変換装置20ではケーシング21は耳の耳甲介腔4内のどの部位でも支持されずに、外耳孔5に乗せる状態となっている。このためコード38の引っ張りや激しい運動で耳甲介腔4から容易に落下してしまう課題を有していた。
本発明は、上述の課題を解消しようとするものであり、V型の電気音響変換装置20を耳の耳甲介腔4内で係止可能なユニット部を得ることを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、第1の本発明は、垂直内挿型の電気音響変換装置の電気音響変換器の放音面の後方に膨出されたドーム状のケーシングに配設した凸部を耳甲介腔4の内部の凹部に係止させる様に装着させて成ることを特徴とする。
第2の本発明の電気音響変換装置は、内部に電気音響変換器を有するケーシングの電気音響変換器の放音面を前方向に向けて装着するようにした垂直内挿型の電気音響変換装置に於いて、電気音響変換器の放音面の後方に膨出されたドーム状の内挿部の放音面を前方から視た下方左側又は右側が放音面方向に突出して設けられた第1の突出部と、内挿部を上方から視た左側又は右側に内挿部の後方向に突出して設けられた第2の突出部とを設けたケーシングから成ることを特徴とする。
本発明の第1の発明によると、電気音響変換装置をドーム状のケーシングに配設した凸部を耳甲介腔内の凹部に係止させる様に装着させることが出来る。
本発明の第2の発明によると、電気音響変換装置のケーシングを電気音響変換器の放音面の後方に膨出されたドーム状の内挿部の放音面を前方から見た下方左側又は右側が放音面方向に突出して設けられた第1の突出部と、内挿部を上方から見た左側又は右側に内挿部の後方向に突出して設けられた第2の突出部とを設けたケーシングとしたので、ユニット部を耳甲介腔内に装着した状態で例えば、左側の耳で考えた場合にケーシングを反時計方向に回転させた時には第1の突出部は耳珠に引っかかり、ケーシングを時計方向に回転させた時には第2の突出部は耳珠及び対珠の奥の外耳孔の内壁に引っかかり電気音響変換装置の逸脱を防止可能となる。
以下、本発明の電気音響変換装置の1形態例を図1乃至図10によって詳記する。図1(a)(b)(c)は本発明の電気音響変換装置の1形態例の略線図を示すもので図1(a)は正面図、図1(b)は左側面図、図1(c)は平面図であり、例えば携帯型テープレコーダ等に接続され、図13で詳記した耳1の凹部である耳甲介腔4に図15で詳記した様に嵌合して装着されるV型の電気音響変換装置30であって、このV型の電気音響変換装置30は、電気音響変換器を内蔵し、略円盤状の放音面33の後方にケーシング32を構成する内挿部は背面方向に略ドーム状に膨出され、コード導出部34が放音面32のX軸の右又は左側から下方向に垂下する様に一体に形成されてユニットケーシング本体部(ユニット部)31を構成する、このコード導出部34を介してユニット部31外に導出されるコード35の先端に接続したプラグとで構成される。
上述の内挿部、即ちケーシング32は図1(a)及び図1(b)の平面図及び左側面図の様に放音面33の下方左側又は右側に放音面33方向に突出して設けられた第1の突出部36と、図1(c)の平面図の様に、ケーシング32を上方から視た左側又は右側に、このケーシング32の左(右)にやや傾いた後方向に突出して設けられた第2の突出部37が形成されている。又、放音面33を正面から視た図1(a)のX軸上の右又は左側に放音面33と平行に下方向に垂下するコード導出部34をケーシング32と一体に形成してユニット部31を構成している。
次に、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に依って、図12(a)(b)と同様に耳1の耳甲介腔4内にV型の電気音響変換装置30を装着させる状態を説明する。図2(a)(b)は耳1の耳甲介腔4内にV型の電気音響変換装置30を装着する状態を示す一部の耳の断面図であり、図3(a)はV型の電気音響変換装置30を耳甲介腔4内に装着させた場合の視聴者の左耳を示し、図3(b)は図3(a)のG−G線に沿う耳の断面図を示すものである。
図2(a)(b)に於いて、V型の電気音響変換装置30を耳1の耳甲介腔4内に挿入するには図2(b)に示す様にV型の電気音響変換装置30の放音面33を耳1の耳珠6の内側に向けて、矢印Eで示す様にケーシング32に設けられた第1の突出部36及び第2の突出部37をケーシング32と共に耳甲介腔4内に挿入させる。図3(a)はV型の電気音響変換装置30が耳甲介腔4内に挿入された状態の左耳の正面図であり、同図に於いて、G−G矢示方向の図12(b)と同様の耳の断面内に挿入した状態の模式図を図3(b)に示す。同図から明らかなように、耳甲介腔4内に挿入された、V型の電気音響変換装置30の放音面33は図12(b)に比べれば外耳孔5の開口部方向に向いていることが解かる。即ち、ケーシング32は耳甲介腔4内に装着され、コード導出部34は対珠7と耳珠6間に挟着させる様に成すことで、内挿部を構成するケーシング32の耳甲介腔4内への挿入により、第1及び第2の突出部36及び37を外耳孔5の入口及び耳甲介2或いは耳甲介腔4の耳珠6及び対珠7内の凹部に係止させることができ、V型の電気音響変換装置30を耳甲介腔4内に脱落することなく装着させることが出来る。
上述のV型の電気音響変換装置30の1実施例を示すV型の電気音響変換装置30の外形を図4乃至図8について説明する。図4(a)は正面図、図4(b)は左側面図、図5(c)は右側面図、図5(d)は背面図、図6(e)は平面図、図6(f)は底面図、図7(g)は左上側45度方向正面図、図7(h)は右上側45度方向正面図、図8(i)は左下側45度方向背面図、図8(j)は右下側45度方向背面図を示すものであり、これらの各図面に於いて、内部に電気音響変換器が配設された略円形状に形成された放音面33には複数の透孔が穿たれ、電気音響変換器からの音響信号が放音される。この放音面33のXYZ軸から成るZ軸方向に内挿部を構成するケーシング32が略ドーム状に膨出されている。放音面33のX軸の左(右)側の第3象限には図4(a)(b)の様に前面側(Z軸)に突出し、この第3象限内の円弧に沿って下端が図4(b)、図7(g)に示す様に半円のスカート状部40で後方のZ軸方向にケーシング32の後部で後述する第2の突出部37と一体化された第1の突出部36を形成する。
放音面33のX軸の右(左)側の第2及び第4象限には図4(a)(b)、図5(c)の様に前面側(Z軸)に突出し、この第1及び第4象限の範囲内の円弧に沿って前方向(Z軸方向)に図4(a)及び図7(g)に示す様に左(右)方向に湾曲し、後方向(Z軸方向)に膨出し、ケーシング32の後部で第2の突出部37と一体化されたスプーン状部41は略円柱又は角柱状に成されたコード導出部34と連通され、更に、図6(e)、図7(g)、図8(i)に示す様に内挿部のケーシング32を図6(e)の様に上方から視た左側又は右側にケーシング32の左(右)後方向に突出して設けられた第2の突出部37が形成され、この第2の突出部37の山頂部は図5(d)の背面図に示す様になだらかな山形に成され裾部42は上記した、スカート状部40と連通している。コード導出部34からは電気音響変換器に接続されたコード35が導出されている。
更に、図4(a)の右側面図である図5(c)や図6(e)、図7(g)(h)、図8(i)(j)の様に放音面33に対して略後方にドーム状に膨出部43が形成されている。この膨出部43と第2の突起部37間は図5(d)、図8(j)に示す様にお凹部44と成され、上面及び下面となだらかに連通されたケーシング32と成されユニット部31を構成している。
上述の電気音響変換装置30を図9(a)で示す耳1内に挿着させた場合のH−H断面矢視図を図9(b)(c)に示す。図9(a)(b)は耳1内の各部位の更に詳細の名称を示すものであり、図3(a)(b)で説明した対応部分には同一符号を付して、重複説明を省略する。
図9(a)に示す耳輪1a内に設けられた対輪1b、対珠7、珠間切痕8、耳珠6、耳輪脚9、耳甲介2で囲まれる、耳甲介腔4内に図2(a)(b)の様にV型の電気音響変換装置30が挿入される。図9(b)に示す耳甲介腔4内の断面図では図6(e)で示す平面図のV型の電気音響変換装置30のユニット部31は図9(c)に示す様に第1の突出部36は外耳道45の外耳孔5の入り口近傍に配設され、この第1の突起部36は図9(c)の様にV型の電気音響変換装置30のケーシング32の中心点Oを中心に矢印Kで示す反時計方向に負荷が掛かる場合には耳珠6へ引っかかりV型の電気音響変換装置30の脱落を防止する。
更に、第2の突出部37は、耳甲介腔4内の奥、又は耳甲介2に配設され、この第2の突起部37は図9(c)の様にV型の電気音響変換装置30のケーシング32の中心点Oを中心に矢印Pで示す時計方向に負荷が掛かる場合には対珠7へ引っかかりV型の電気音響変換装置30の脱落を防止する。又、第2の突出部37は図9(c)でケーシング32の中心点Oを中心に矢印Kで示す反時計方向に負荷が掛かる場合には耳甲介腔2の奥の内壁部48へ引っかかりV型の電気音響変換装置30の脱落を防止する。
上述の構成に依れば、V型の電気音響変換装置30であっても耳甲介腔2内の回転、コードの引っ張り、激しい運動、耳の傾きによるユニット部31の脱落を防止可能となる。
上述のV型の電気音響変換装置30のユニット部31のケーシング32は耳1の耳甲介腔4の3次元的形状に近いかなり複雑な形状として説明したが、必ずしもこのような形状にする必要ではなく、電気音響変換器の放音面33の後方に膨出されたドーム状のユニット部31のケーシング32を放音面33の前方から視た下方左側又は右側を放音面方向に突出して設けた外耳孔5の入り口近傍に配設される第1の突出部36と、ユニット部31のケーシング32を上方から視た左側又、は右側にユニット部31の後方向に突出して設けられ耳甲介腔4内の奥に配設された第2の突出部37を設ける様にすればよい。
上述ではユニット部31から成るV型の電気音響変換装置30をインナーイヤ型として左右の耳に装着させる場合を説明したが、これらのユニット部31は図10(a)に示す様にネックバンド型や、耳にクリップするクリッパーにユニット部31を係止させたクリップ型、或いは、図10(b)に示す様なオーバーヘッド型等のV型の電気音響変換装置30に適用可能である。
図10(a)はユニット部を構成するケーシング32のドーム状の後方膨出部の左(右)後方に第2の突出部37を形成し、ケーシング32の前面側に配設された放音面33の左(右)前方下端に第1の突出部36を形成しケーシング32と1体にコード導出部34を放音面33のX軸と直交する様に略J字状(又はJ字状と鏡像関係)に形成し、コード導出部34を略Ω状のネックバンド50に結合させている。
図10(b)はユニット部を構成するケーシング32のドーム状の後方膨出部の左(右)後方に第2の突出部37を形成し、ケーシング32の前面側に配設された放音面33の左(右)前方下端に第1の突出部36を形成しケーシング32と一体にコード導出部34を放音面33のX軸方向にスプーン状部51を延設し、コード導出部34を略Ω状のネックバンド48に結合させている放音面33とスプーン状部51の後方部は後方に膨出したケーシングと成されている。スプーン状部51の先にはヘッドバンド52が摺動可能な断面略 矩形状の摺動部53がスプーン状部51と一体形成されている。
上述のネックバンド型やオーバーヘッド型等のV型の電気音響変換装置30に依ればネックバンド50やヘッドバンド52によってV型の電気音響変換装置30を耳甲介腔4に押し込む様な押圧力が働きV型の電気音響変換装置30をより安定に耳内に保持可能となる。
本発明のV型電気音響変換装置の1形態例を示す正面、左側面、平面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の耳への装着方法を説明するための1形態例を示す耳の一部断面図及び斜視図である。 本発明のV型の電気音響変換装置1形態例を示す耳の正面図及び耳の要部断面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示す正面及び左側面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示す右側面及び背面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示す平面及び底面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示す左上側45度方向正面及び右上側45度方向正面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示すは左下側45度方向背面及び右下側45度方向背面図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示す耳の説明図及び電気音響変換装置を耳1内に挿着させた場合の断面矢視図である。 本発明のV型電気音響変換装置の1実施例を示すオーバーヘッド型及びネックバンド型の正面図である。 従来の電気音響変換装置の1実施例を示す背面面図である。 従来の電気音響変換装置の1実施例を示す耳の正面図及び耳の要部断面図である。 従来の電気音響変換装置の1実施例を示す耳の正面図である。 従来の電気音響変換装置の1実施例を示す耳への装着方法を説明するための耳の模式的断面図及び斜視図である。 従来の電気音響変換装置の1実施例を示すネックバンド型の正面図である。
符号の説明
1 耳
2 耳甲介
1a 耳輪
6 耳珠
7 対珠
8 珠間切痕
9 耳輪脚
30 電気音響変換装置
31 ユニット部
32 ケーシング
34 コード導出部
36 第1の突出部
37 第2の突出部
40 スカート状部
47,48 内壁部

Claims (9)

  1. 内部に電気音響変換器を有するケーシングの該電気音響変換器の放音面を前方向に向け、装着するようにした垂直内挿型の電気音響変換装置に於いて、
    上記電気音響変換器の上記放音面の後方に膨出されたドーム状の内挿部の該放音面を前方から視た下方左側又は右側に該放音面方向に突出して設けられた第1の突出部と、該内挿部を上方から視た左側又は右側に該内挿部の後方向に突出して設けられた第2の突出部と
    を設けた上記ケーシングから成ることを特徴とする電気音響変換装置。
  2. 前記内挿部からなる前記ケーシングの前記放音面と略平行する様に該ケーシングから下方向に垂下するコード導出部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の電気音響変換装置。
  3. 前記ケーシングのコード導出部を前記放音面の下方左側又は右側に垂下させるように成したことを特徴とする請求項1記載の電気音響変換装置。
  4. 前記内挿部を耳の耳甲介腔内に挿入させ、前記第1及び第2の突出部を該耳甲介腔の耳珠及び対珠内の凹部に装着させて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
  5. 前記コード導出部を耳の耳珠及び対珠間に装着させて成ることを特徴とする請求項2乃至請求項4記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
  6. 前記電気音響変換装置をインナーイヤ型と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
  7. 前記電気音響変換装置をネックバンド型と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
  8. 前記電気音響変換装置をクリップ型と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
  9. 前記電気音響変換装置をオーバーヘッド型と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載の電気音響変換装置。
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