JP2005072044A - 配線形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化膜が形成されることを防止しつつ、埋込み配線や保護膜で保護した配線を形成することができるようにする。
【解決手段】基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、基板の表面にバリア層を形成するバリア層形成装置36と、このバリア層形成装置36で形成されたバリア層の表面にシード層等の金属層を形成する金属層形成装置(シード層形成装置)38を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム14内に配置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線形成装置に関し、特に半導体基板等の表面に設けた配線用の微細凹部に銅や銀等の導電体を埋め込んで埋込み配線を構成したり、更にはこの埋込み配線の表面を保護膜で覆って、多層配線構造の配線を形成したりするのに使用される配線形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の配線形成プロセスとして、配線溝及びビアホールに配線材料(金属)を埋込むようにしたプロセス(いわゆる、ダマシンプロセス)が使用されつつある。これは、層間絶縁膜に予め形成した配線溝やビアホールに、アルミニウム、近年では銅や銀等の配線材料(金属)を埋め込んだ後、余分な金属を化学的機械的研磨(CMP)によって除去し平坦化するプロセス技術である。
【0003】
半導体装置の配線の微細化に伴い、この配線材料の埋込みに際して、基板の表面に、例えばTaNからなるバリア層を形成し、このバリア層の表面に、銅等の配線材料を無電解めっき等で直接成膜して、電解めっきの際の給電層となる銅シード層を形成することが提案されている。
【0004】
また、この種の配線、例えば配線材料として銅を使用した銅配線にあっては、平坦化後、銅からなる配線の表面が外部に露出しており、配線(銅)の熱拡散を防止したり、例えばその後の酸化性雰囲気の絶縁膜(酸化膜)を積層して多層配線構造の半導体装置を作る場合等に、配線(銅)の酸化を防止したりするため、Co合金やNi合金等からなる保護膜(蓋材)で露出配線の表面を選択的に覆って、配線の熱拡散及び酸化を防止することが検討されている。このCo合金やNi合金等は、例えば無電解めっきによって得られる。そして、このように、保護膜が形成された基板の表面に層間バリア層が形成されて、上層の配線が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、バリア層の表面にシード層を直接形成したり、配線の露出表面に保護膜を選択的に形成したりする無電解めっき等の湿式めっきは、一般に大気下で行われている。このため、バリア層のシード層との界面や、保護膜の層間バリア層との界面に酸化膜が形成されてしまうという問題が顕在化するようになってきている。
【0006】
例えば、図13に示すように、シリコン基板200の表面にTaNからなるバリア層202を形成し、このバリア層202の表面の酸化膜を湿式処理で除去した後、バリア層202の表面に触媒を担持させ、銅層204を無電解めっきで形成すると、バリア層202の銅層204との界面(表面)に、バリア層202を構成する金属の酸化膜202aが形成される。このように、湿式処理を用いてバリア層202の表面の酸化膜を除去したとしても、無電解めっきは、結局大気中での処理であるため、バリア層202の表面に酸化膜202aが再形成される。
【0007】
また、図14に示すように、シリコン基板等の表面に堆積させたSiO等からなる層間絶縁膜206の内部に配線溝(トレンチ)208を形成し、表面にTaN等のバリア層210を形成した後、トレンチ208の内部に銅を埋込み、CMP処理を施して表面を平坦化することで、層間絶縁膜206の内部に銅配線214を形成する。そして、この銅配線214の表面にCoWP合金膜からなる保護膜(蓋材)216を無電解めっきで形成して配線214を保護し、更に、この表面に、SiN等から層間バリア層218を形成すると、Coは酸化され易いため、保護膜216(Co合金膜)の最表面にCoの酸化膜216aが形成される。
【0008】
このように、バリア層のシード層との界面(表面)や、保護膜の層間バリア層との界面(表面)に酸化膜が存在すると、バリア層とシード層(配線)、保護膜と層間バリア層との間に十分な密着力が得られず、配線や保護膜の信頼性が低下してしまう。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、酸化膜が形成されることを防止しつつ、埋込み配線や保護膜で保護した配線を形成することができるようにした配線形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、基板の表面にバリア層を形成するバリア層形成装置と、このバリア層形成装置で形成されたバリア層の表面に金属層を形成する金属層形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置である。
【0011】
これにより、基板の表面にバリア層を形成し、このバリア層の表面にシード層等の金属層を形成する一連の過程を、装置フレーム内の雰囲気を制御して、大気中等の酸化雰囲気に暴露されることなく行うことで、バリア層の表面に酸化膜が形成されることを防止しつつ、バリア層の表面にシード層等の金属層を形成することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記金属層は、シード層または配線層であることを特徴とする請求項1記載の配線形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記バリア層形成装置及び/または金属層形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項1または2記載の配線形成装置である。
これにより、例えば、バリア層の形成を真空雰囲気中でのCVDまたはPVDで、シード層等の金属層の形成を不活性ガス雰囲気中での湿式めっきで、それぞれ行うことができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、PVD、CVDまたは湿式塗布法で層間絶縁膜を形成し、この層間絶縁膜に、RIE、CDE、スパッタエッチングまたは湿式エッチングで配線パターンを形成した基板を前記装置フレーム内に搬入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記バリア層形成装置は、PVD装置、CVD装置または湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配線形成装置である。
【0014】
請求項6に記載の発明は、前記金属層形成装置は、湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の配線形成装置である。
これにより、バリア層の表面に酸化膜が形成されるのを防止しつつ、無電解めっき等の湿式めっきで、バリア層の表面に、シード層や配線層等の金属層を、安価かつ安定して形成することができる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、前記湿式めっき装置は、処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用していることを特徴とする請求項6記載の配線形成装置である。
このように、めっき液や洗浄水等の湿式めっき装置の処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用することで、無電解めっき等の湿式めっきでバリア層の表面にシード層等の金属層を形成する際に、処理液中に含まれる酸素によってバリア層表面が酸化されてしまうことを防止することができる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、前記湿式めっき装置は、基板に付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去するように構成されていることを特徴とする請求項6または7記載の配線形成装置である。
これにより、例えば前処理の際に基板に付着した前処理液等の溶液を、前処理終了後に素早く除去して、基板に付着した溶液によって、バリア層が酸化されてしまうことを防止することができる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、基板の表面に形成した余剰な金属膜を除去して基板の表面を平坦化する平坦化装置と、前記平坦化によって露出した埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する保護膜形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置である。
【0018】
これにより、基板の表面を平坦化し、この平坦化によって露出した埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する一連の過程を、装置フレーム内の雰囲気を制御して、大気中等の酸化雰囲気に暴露されることなく行うことで、埋込み配線の表面に酸化膜が形成されることを防止しつつ、埋込み配線の表面に保護膜を形成することができる。
【0019】
請求項10に記載の発明は、前記平坦化装置及び/または前記保護膜形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項9記載の配線形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記平坦化装置は、CMP装置または湿式研摩装置からなることを特徴とする請求項9または10記載の配線形成装置である。
【0020】
請求項12に記載の発明は、基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する保護膜形成装置と、この保護膜を形成した基板の表面に層間バリア層を形成する層間バリア層形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置である。
【0021】
これにより、埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成し、この保護膜を形成した基板の表面に層間バリア層を形成する一連の過程を、装置フレーム内の雰囲気を制御して、大気中等の酸化雰囲気に暴露されることなく行うことで、保護膜の表面に酸化膜が形成されることを防止しつつ、基板の表面に層間バリア層を形成することができる。
【0022】
請求項13に記載の発明は、前記保護膜形成装置及び/または前記層間バリア層形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項12記載の配線形成装置である。
請求項14に記載の発明は、前記保護膜形成装置は、湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の配線形成装置である。
これにより、例えば保護膜として、酸化されやすいCo合金を使用した場合にあっても、無電解めっき等の湿式めっきで形成した保護膜の表面が酸化されてしまうことを防止しつつ、基板の表面に層間バリア層を形成することができる。
【0023】
請求項15に記載の発明は、前記湿式めっき装置は、処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用していることを特徴とする請求項14記載の配線形成装置である。
請求項16に記載の発明は、前記湿式めっき装置は、基板に付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去するように構成されていることを特徴とする請求項14または15記載の配線形成装置である。
【0024】
請求項17に記載の発明は、前記装置フレームの内部に、装置間で基板を搬送する搬送装置を配置したことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の配線形成装置である。
これにより、基板の搬送の際に、基板が大気等の酸化雰囲気に暴露されて酸化されてしまうことを防止することができる。
【0025】
請求項18に記載の発明は、前記装置フレーム内の雰囲気を真空または不活性雰囲気に制御することを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の配線形成装置である。
この不活性ガス雰囲気としては、例えばNガス雰囲気が挙げられる。このように、装置フレーム内を不活性ガス雰囲気とした時には、この内部圧力を、大気圧より高く(陽圧)することで、不活性ガス雰囲気とした装置フレームの内部に大気が流入することを防止することができる。
【0026】
請求項19に記載の発明は、前記装置フレーム内に、基板の表面に設けた配線用凹部内に配線材料を埋込む埋込み装置を更に有することを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の配線形成装置である。
請求項20に記載の発明は、前記埋込み装置は、PVD装置、CVD装置または湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項19記載の配線形成装置である。
【0027】
請求項21に記載の発明は、前記装置フレーム内に、前記配線形成装置で形成した配線材料を熱処理する熱処理装置を更に有することを特徴とする請求項19または20記載の配線形成装置である。
請求項22に記載の発明は、前記熱処理装置は、輻射熱炉、反射熱炉、ホットプレート炉、熱対流炉またはランプアニール炉を有することを特徴とする請求項21記載の配線形成装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、以下の例では、半導体ウエハ等の基板に、銅からなる配線(銅配線)を形成し、この配線の表面にCoWP合金膜からなる保護膜を選択的に形成して該配線を保護するようにした例を示す。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態における配線形成装置の全体配置図を示す。図1に示すように、この配線形成措置は、基板を収納したカセットを搬入し空のカセットを搬出するロード室10と、空のカセットを搬入し一連の処理後の基板を収納したカセットを搬出するアンロード室12と、ロード室10及びアンロード室12に連通する矩形状の装置フレーム14を有している。
【0030】
ロード室10の入口及び装置フレーム側出口には、一対のゲートバルブ16a,16bが備えられ、アンロード室12の入口及び装置フレーム側出口にも、一対のゲートバルブ18a,18bが備えられている。そして、ロード室10及びアンロード室12には、不活性ガス供給ライン20及び排気ライン22がそれぞれ接続され、ロード室10及びアンロード室12は、開閉弁を介して独自に給排気できるように構成されている。
【0031】
装置フレーム14は、密閉可能に構成されており、装置フレーム14には、不活性ガス供給源26から延び、途中に給気ポンプ28及び該ポンプ28を挟んで一対の開閉弁を介装した不活性ガス供給ライン30と、大気圧より高い所定の圧力で開く排気弁32を途中に介装した排気ライン34がそれそれぞれ接続されている。これにより、給気ポンプ28の作動に伴って、例えばNガス等の不活性ガスを装置フレーム14内に供給し、この装置フレーム14内の圧力が、大気圧より高い所定の圧力に達した時に、排気ライン34の排気弁32が開いて、装置フレーム14内を、大気圧より高い所定の圧力の不活性ガス雰囲気に維持できるようになっている。
【0032】
このように、装置フレーム14の内部圧力を、大気圧より高い圧力(陽圧)に維持することで、不活性ガス雰囲気に置換した装置フレーム14内に大気が流入してしまうことを防止することができる。
【0033】
装置フレーム14の内部には、バリア層形成装置36、金属層形成装置としてのシード層形成装置38、埋込み装置40、熱処理装置42、平坦化装置44,保護膜形成装置46及び層間バリア層形成装置48が、基板の搬送経路に沿って配置されて収容されており、これらの装置で囲まれた位置に、搬送装置としての搬送ロボット50が走行自在に配置されている。
【0034】
バリア層形成装置36は、基板の表面に、TaN等からなるバリア層を形成するためのもので、この例では、図2に示すように、真空排気可能なプロセスチャンバ52と、ロードロック室54を一対のゲートバルブ56a,56bで仕切った雰囲気調整機構58とを有するスパッタリング装置からなる。このバリア層形成装置36は、スパッタリング装置以外のPVD装置、CVD装置や湿式めっき装置で構成するようにしてもよい。
【0035】
シード層形成装置(金属層形成装置)38は、バリア層形成装置36で基板の表面に形成したバリア層の表面に、銅シード層等のシード層を形成するためのもので、この例では、内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換可能なプロセスチャンバ60と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構62とを有する無電解めっき装置からなる。そして、この無電解めっき装置(シード層形成装置)38には、プロセスチャンバ60の内部に位置して、図示しない前処理槽、めっき処理槽及び後処理槽がそれぞれ備えられており、この前処理槽によるバリア層表面の清浄化処理(薬液洗浄)及び/または触媒担持処理等の基板の前処理、めっき処理槽により無電解めっき処理、後処理槽による洗浄等のめっき後の後処理からなる一連の無電解めっき処理がNガス等の不活性ガス雰囲気の下で連続して行えるようになっている。
【0036】
この無電解めっき装置(シード層形成装置)38では、前処理液(薬液)、めっき液及び洗浄水等、種々の処理液が使用されるが、これらの処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体が使用されている。このように、めっき液や洗浄水等の処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用することで、無電解めっきでバリア層の表面にシード層を形成する際に、処理液中に含まれる酸素によってバリア層表面が酸化されてしまうことを防止することができる。
【0037】
更に、この無電解めっき装置(シード層形成装置)36は、基板に付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去(吹き飛ばし除去)するように構成されている。これにより、前処理の際に基板に付着した前処理液等の溶液を素早く除去して、基板に付着した溶液によって、バリア層が酸化されてしまうことを防止することもできる。
【0038】
埋込み装置40は、基板の表面にめっきを施すことで、基板に形成されたトレンチやビアホール等の内部に銅等の配線材料を埋込むもので、この例では、内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換可能なプロセスチャンバ64と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構66とを有する電解めっき装置からなる。この電解めっき装置(埋込み装置)40も、前述の無電解めっき装置(シード層形成装置)38と同様に、プロセスチャンバ64の内部に位置して、めっき処理槽の他に、必要に応じて前処理槽や後処理槽が配置される。
なお、この埋込み装置40を、無電解めっき装置、PVD装置またはCVD装置で構成してもよい。
【0039】
この例では、金属層形成装置としてのシード層形成装置38と埋込み装置40とを備え、シード層形成装置(無電解めっき装置)38によるシード層の形成と、埋込み装置(電解めっき装置)40による配線材料の埋込み(配線層の形成)を個別に行うようにした例を示している。しかし、金属層形成装置として、例えば前述と同様な構成の無電解めっき装置を使用し、この金属層形成装置(無電解めっき装置)でバリア層の表面に直接銅めっき等を施して、配線層を形成するようにしてもよい。
【0040】
熱処理装置42は、前述の埋込み装置40で成膜した配線材料(銅層)に、例えば100〜600℃で熱処理(アニール)を施すためのもので、この例では、内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換可能なプロセスチャンバ(ランプアニール炉)68と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構70とを有するランプアニール装置からなる。なお、この熱処理装置42として、輻射熱炉、反射熱炉、ホットプレート炉または熱対流炉を有するもので構成するようにしてもよい。
【0041】
平坦化装置44は、前述の埋込み装置40で成膜した余剰な配線材料を除去し、基板の表面を平坦化して、層間絶縁膜の表面とトレンチやビアホール等の内部に埋込んだ銅等の配線材料の表面が同一平面となるようにするためのもので、この例では、内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換可能なプロセスチャンバ72と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構74とを有するCMP(化学機械的研磨)装置からなる。なお、この平坦化装置44を湿式研磨装置で構成してもよい。
【0042】
保護膜形成装置46は、前述の平坦化装置44で平坦化することで、基板の表面に露出した配線(銅配線)の表面に、CoWP合金膜等からなる保護膜を選択的に形成して、配線を保護するためのもので、この例では、前述のシード層形成装置38と同様に、内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換可能なプロセスチャンバ76と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構78とを有する無電解めっき装置からなる。そして、この無電解めっき装置(保護膜形成装置)46には、プロセスチャンバ76の内部に位置して、図示しない前処理槽、めっき処理槽及び後処理槽がそれぞれ備えられている。
【0043】
層間バリア層形成装置48は、前述の保護膜形成装置46で保護膜を選択的に形成した基板の表面に、SiN等からなる層間バリア層を形成するためのもので、この例では、真空排気可能なプロセスチャンバ80と、前述のバリア層形成装置(スパッタリング装置)36と同様な構成の雰囲気調整機構82とを有するCVD装置からなる。この層間バリア層形成装置48は、PVD装置や湿式めっき装置で構成するようにしてもよい。
【0044】
次に、この配線形成装置による一連の配線形成処理を、図3乃至図10を更に参照して説明する。
先ず、図4に示すように、例えばPVD、CVDまたは湿式塗布法でSiO等からなる層間絶縁膜100を形成し、この層間絶縁膜100の内部に、例えばRIE、CDE、スパッタエッチングまたは湿式エッチングで配線溝(トレンチ)102及びビアホール104等の配線用凹部を有する配線パターンを形成した基板Wを用意し、この基板Wをカセット内に収納してロード室10内に搬入する。同時に、空のカセットをアンロード室12内に搬入する。これらの搬入後に、ロード室10及びアンロード室12の内部をNガス等の不活性ガス雰囲気に置換する。
【0045】
つまり、ロード室10及びアンロード室12の入口側のゲートバルブ16a,18aを開き、出口側のゲートバルブ16b,18bを開いた状態で、ロード室10及びアンロード室12内にカセットを搬入し、しかる後、入口側のゲートバルブ16a,18aを閉じる。そして、ロード室10及びアンロード室12の内部を、排気ライン22を通して排気するとともに、不活性ガス供給ライン20を通してNガス等の不活性ガスを供給して、ロード室10及びアンロード室12の内部を、大気圧より高い圧力(陽圧)の不活性ガス雰囲気に置換する。
【0046】
装置フレーム14の内部にあっても同様に、排気ライン34を通して排気するとともに、不活性ガス供給ライン30を通してNガス等の不活性ガスを供給して、装置フレーム14の内部を、大気圧より高い圧力の不活性ガス雰囲気に置換する。この状態で、ロード室10及びアンロード室12の装置フレーム14側出口のゲートバルブ16b,18bを開く。
【0047】
次に、配線パターンを形成した基板Wを、搬送ロボット50で、ロード室10内のカセットから一枚ずつ取出し、バリア層形成装置(スパッタリング装置)36の内部に搬入する。このバリア層形成装置36では、ロードロック室54及びゲートバルブ56a,56bを有する雰囲気調整機構58を介して、プロセスチャンバ52内の真空を破壊することなく、基板Wをプロセスチャンバ52内に搬入し、この真空状態で、図5に示すように、スパッタリングによって、基板Wの表面に、例えば30nm程度の膜厚のTaN等からなるバリア層106を形成する。
【0048】
このバリア層106を形成した基板Wを、例えばN等の不活性ガス雰囲気に維持した、金属層形成装置としてのシード層形成装置(無電解めっき装置)38のプロセスチャンバ60内に搬入する。この時、必要に応じて、膜厚測定器(図示せず)でバリア層106の膜厚を測定する。
【0049】
このシード層形成装置38では、Pd等の触媒を担持させる触媒担持処理等の前処理を行う。そして、前処理後の基板Wをめっき槽内に保持した、例えば60℃の無電解銅めっき液に1分間浸漬させ、しかる後、めっき後の基板表面を後洗浄槽内で後洗浄液に接触させて基板Wの後洗浄等の後処理を行い、基板Wを高速で回転させてスピン乾燥させる一連の無電解めっき処理を施す。これにより、図6に示すように、バリア層106の表面に、例えば膜厚が30nmの銅からなるシード層108を形成する。
【0050】
この時、めっき液や洗浄水等の処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用することで、無電解めっきでバリア層106の表面にシード層108を形成する際に、処理液中に含まれる酸素によってバリア層106表面が酸化されてしまうことを防止することができる。更に、基板Wに付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去(吹き飛ばし除去)することで、例えば前処理際に基板に付着した前処理液等の溶液を素早く除去して、基板に付着した溶液によって、バリア層106が酸化されてしまうことを防止することができる。
【0051】
次に、このシード層108を形成した基板Wを、例えばN等の不活性ガス雰囲気に維持した埋込み装置(電解めっき装置)40のプロセスチャンバ64内に搬入する。この時、必要に応じて、膜厚測定器(図示せず)でイニシャル膜厚(シード層108の膜厚)を測定する。
【0052】
この埋込み装置40では、必要に応じて、基板の表面に形成したシード層108を前処理槽内で前処理液に接触させて基板Wの表面の親水処理や前洗浄等の前処理を行い、しかる後、この前処理後の基板をめっき槽内の電解銅めっき液に、例えば20mA/cmのめっき電圧を印加しつつ、2.5分間浸漬させ、これによって、図7に示すように、基板Wの表面に、例えば膜厚が約1000nmの銅層110を堆積させて、配線溝102及びビアホール104内への銅の埋込みを行う。そして、めっき後の基板Wを高速回転させてスピン乾燥させる。
【0053】
なお、前述のように、金属層形成装置として、例えば前述と同様な構成の無電解めっき装置を使用し、この金属層形成装置(無電解めっき装置)でバリア層106の表面に直接銅めっき等を施して、配線層としての銅層110を形成するようにしてもよい。
【0054】
そして、この銅層110を形成した基板Wを、熱処理装置(ランプアニール装置)42のプロセスチャンバ68内に搬入する。この熱処理装置42では、例えば、N環境化で、基板Wに350℃で5分間の熱処理(ランプアニール)を施す。
【0055】
このアニール後の基板Wを、例えばN等の不活性ガス雰囲気に維持した平坦化装置(CMP装置)44のプロセスチャンバ72内に搬入する。この熱処理後の基板Wを膜厚測定器に搬送し、ここで銅の膜厚を測定し、この測定結果と前述のイニシャル膜厚の測定結果との差から、銅層110の膜厚を求め、この測定後の膜厚によって、例えば次に基板に対するめっき時間を調整し、また膜厚が不足する場合には、再度めっきによる銅の追加の成膜を行うようにしてもよい。
【0056】
この平坦化装置44で、図8に示すように、基板Wの表面に堆積した不要な銅層110、シード層108及びバリア層106を研磨除去して、基板Wの表面を平坦化し、これによって、層間絶縁膜100の内部に、銅からなる配線(銅配線)112を形成する。この時、例えば、膜厚や基板の仕上がり具合をモニタで検査し、このモニタで終点(エンドポイント)を検知した時に、研磨を終了する。そして、この平坦化後の基板Wの表面を薬液で洗浄し、更に純水で洗浄(リンス)した後、高速回転させてスピン乾燥させる。
【0057】
この平坦化処理後の基板Wを、例えばN等の不活性ガス雰囲気に維持した保護膜形成装置(無電解めっき装置)46のプロセスチャンバ76内に搬入する。
この保護膜形成装置46では、前述のシード層形成装置38とほぼ同様に、先ず前処理槽内で基板表面を前処理液に接触させ、これによって、銅層110の表面の清浄化処理(CMP残渣除去処理)及びPd等の触媒を担持させる触媒担持処理等の前処理を行う。そして、前処理後の基板Wをめっき槽内に保持した、例えば80℃の無電解CoWPめっき液に3分間浸漬させ、しかる後、めっき後の基板Wの表面を後洗浄槽内で後洗浄液に接触させて基板Wの後洗浄等の後処理を行い、基板Wを高速で回転させてスピン乾燥させる一連の無電解めっき処理を施す。これにより、図9に示すように、層間絶縁膜100に形成した配線112の表面に、例えば膜厚が20nmのCoWPからなる保護膜114を選択的に形成して配線112を保護する。この保護膜114の膜厚は、0.1〜500nm、好ましくは、1〜200nm、更に好ましくは、10〜100nm程度である。この時、例えば、保護膜114の膜厚をモニタして、この膜厚が所定の値に達した時、つまり終点(エンドポイント)を検知した時に、無電解めっきを終了する。
【0058】
この保護膜114を形成した基板Wを、真空雰囲気に維持した層間バリア層形成装置(CVD装置)48のプロセスチャンバ80内に搬入する。この層間バリア層形成装置48では、真空状態で、図10に示すように、CVDによって、基板Wの表面に、例えば30nm程度の膜厚のSiN等からなる層間バリア層116を形成する。
そして、この層間バリア層116を形成した基板Wを搬送ロボット50でアンロード室12内のカセットに搬入する。
【0059】
なお、上記の例では、配線材料として、銅を使用した例を示しているが、この銅の他に、銅合金、銀または銀合金を使用するようにしてもよい。また、保護膜114として、CoWP合金膜を使用した例を示しているが、CoWP合金の他に、Co単体やCoWB合金、CoP合金またはCoB等のCo合金を使用してもよく、更に、Ni単体や、NiWP合金、NiWB合金、NiP合金またはNiB合金等のNi合金を使用してもよい。
【0060】
(実施例1)
図11に示すように、シリコン基板200の表面に、20nm程度の膜厚のTaNからなるバリア層202を形成し、このバリア層202の表面の酸化膜を湿式処理で除去した後、バリア層202の表面にPd触媒を担持させ、50nm程度の膜厚の銅層(銅シード層)204を無電解めっきで形成した。基板の搬送を含め、このバリア層202を形成した後の、銅層204を形成するまでの一連の操作をNガスの不活性ガス雰囲気下で行った。図11は、この時に形成したバリア層202と銅層204の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。この図11から、バリア層202の銅層204との界面(表面)に酸化膜が形成されていなことが判る。
【0061】
(実施例2)
図12に示すように、シリコン基板等の表面に堆積させたSiOからなる層間絶縁膜206の内部に配線溝(トレンチ)208を形成し、表面にTaNからなるバリア層210と銅シード層212とを順次形成した後、電解銅めっきを施して、トレンチ208の内部に銅を埋込み、CMP処理を施して表面を平坦化することで、層間絶縁膜206の内部に銅配線214を形成した。そして、この銅配線214の表面に、約20nm程度の膜厚のCoWP合金膜からなる保護膜(蓋材)216を無電解めっきで形成して配線214を保護し、更に、この表面に、SiNからなる層間バリア層218を形成した。基板の搬送を含め、銅シード層212の形成から層間バリア層218の形成までの一連の操作をNガスの不活性ガス雰囲気下で行った。図12は、この時に形成した保護膜216と層間バリア層218の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。この図12から、保護膜216の層間バリア層218との界面(表面)に酸化膜が形成されていなことが判る。
【0062】
(比較例1)
比較例1として、実施例1とほぼ同様に、シリコン基板200の表面に、20nm程度の膜厚のTaNからなるバリア層202を形成し、このバリア層202の表面の酸化膜を湿式処理で除去した後、バリア層202の表面にPd触媒を担持させ、50nm程度の膜厚の銅層(銅シード層)204を無電解めっきで形成した。この比較例1にあっては、これらの操作を全て大気雰囲気下で行った。図13は、この時に形成したバリア層202と銅層204の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。図13に示すように、バリア層202の銅層204との界面(表面)に、バリア層202を構成する金属(Ta)の酸化膜202aが、5nm程度の膜厚で形成されていた。これは、湿式処理を用いてバリア層202の表面の酸化膜を除去したとしても、無電解めっきは、結局大気中での処理であるため、バリア層202の表面にTaの酸化膜202aが再形成されるためであると考えられる。
【0063】
(比較例2)
実施例2とほぼ同様に、シリコン基板等の表面に堆積させたSiOからなる層間絶縁膜206の内部に配線溝(トレンチ)208を形成し、表面にTaN等のバリア層210を形成した後、トレンチ208の内部に銅を埋込み、CMP処理を施して表面を平坦化することで、層間絶縁膜206の内部に銅配線214を形成した。そして、この銅配線214の表面に、20nm程度の膜厚のCoWP合金膜からなる保護膜(蓋材)216を無電解めっきで形成して配線214を保護し、更に、この表面に、SiNからなる層間バリア層218を形成した。この比較例2にあっては、これらの操作を全て大気雰囲気下で行った。図14は、この時に形成した保護膜216と層間バリア層218の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。この図14から、保護膜216の層間バリア層218との界面(表面)に、Co酸化膜216aが、3nm程度の膜厚で形成されていた。これは、Coは酸化され易いためであると考えられる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板の表面にバリア層を形成し、このバリア層の表面にシード層を形成する一連の過程や、基板の表面を平坦化し、この平坦化によって露出した埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する一連の過程、更には埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成し、この保護膜を形成した基板の表面に層間バリア層を形成する一連の過程を、装置フレーム内の雰囲気を制御して、大気中等の酸化雰囲気に暴露されることなく行うことで、バリア層の表面や保護膜の表面に酸化膜が形成されることを防止しつつ、バリア層の表面にシード層を形成したり、保護膜の表面に層間バリア層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における配線形成装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す配線形成装置のバリア層形成装置の概要を拡大して示す図である。
【図3】図1に示す配線形成装置で配線を形成する工程を示すブロック図である。
【図4】層間絶縁膜の内部に配線パターンを形成した基板を示す概要図である。
【図5】図4に示す基板の表面にバリア層を形成した状態を示す概要図である。
【図6】図5に示す基板のバリア層の表面にシード層を形成した状態を示す概要図である。
【図7】図6に示す基板の表面に銅めっきを施して銅を埋め込んだ状態を示す概要図である。
【図8】図7に示す基板の表面に平坦化処理を施した状態を示す概要図である。
【図9】図8に示す基板の配線の表面に保護膜を選択的に形成した状態を示す概要図である。
【図10】図9に示す基板の表面に層間バリア層を形成した状態を示す概要図である。
【図11】実施例1による処理を施した後のバリア層と銅層の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。
【図12】実施例2による処理を施した後のバリア層と銅層の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。
【図13】比較例1による処理を施した後のバリア層と銅層の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。
【図14】比較例2による処理を施した後のバリア層と銅層の界面を含めた透過電子顕微鏡写真(TEM象)を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 ロード室
12 アンロード室
14 装置フレーム
20,30 不活性ガス供給ライン
22,34 排気ライン
36 バリア層形成装置
38 シード層形成装置(金属層形成装置)
40 埋込み装置
42 熱処理装置
44 平坦化装置
46 保護膜形成装置
48 層間バリア層形成装置
50 搬送ロボット
52 プロセスチャンバ
54 ロードロック室
56a,56b ゲートバルブ
58 雰囲気調整機構
60,64,68,72,76,80 プロセスチャンバ
62,66,70,74,78,82 雰囲気調整機構
100,206 層間絶縁膜
102,208 配線溝(トレンチ)
104 ビアホール
106,202,210 バリア層
108,204,212 シード層
110 銅層
112,214 配線
114,216 保護膜
116,218 層間バリア層

Claims (22)

  1. 基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、
    基板の表面にバリア層を形成するバリア層形成装置と、このバリア層形成装置で形成されたバリア層の表面に金属層を形成する金属層形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置。
  2. 前記金属層は、シード層または配線層であることを特徴とする請求項1記載の配線形成装置。
  3. 前記バリア層形成装置及び/または金属層形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項1または2記載の配線形成装置。
  4. PVD、CVDまたは湿式塗布法で層間絶縁膜を形成し、この層間絶縁膜に、RIE、CDE、スパッタエッチングまたは湿式エッチングで配線パターンを形成した基板を前記装置フレーム内に搬入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線形成装置。
  5. 前記バリア層形成装置は、PVD装置、CVD装置または湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配線形成装置。
  6. 前記金属層形成装置は、湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の配線形成装置。
  7. 前記湿式めっき装置は、処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用していることを特徴とする請求項6記載の配線形成装置。
  8. 前記湿式めっき装置は、基板に付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去するように構成されていることを特徴とする請求項6または7記載の配線形成装置。
  9. 基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、
    基板の表面に形成した余剰な金属膜を除去して基板の表面を平坦化する平坦化装置と、前記平坦化によって露出した埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する保護膜形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置。
  10. 前記平坦化装置及び/または前記保護膜形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項9記載の配線形成装置。
  11. 前記平坦化装置は、CMP装置または湿式研摩装置からなることを特徴とする請求項9または10記載の配線形成装置。
  12. 基板の表面に埋込み配線を形成する配線形成装置であって、
    埋込み配線の露出表面に保護膜を選択的に形成する保護膜形成装置と、この保護膜を形成した基板の表面に層間バリア層を形成する層間バリア層形成装置を、内部の雰囲気を制御可能な装置フレーム内に配置したことを特徴とする配線形成装置。
  13. 前記保護膜形成装置及び/または前記層間バリア層形成装置は、内部の雰囲気を制御可能なプロセスチャンバを有することを特徴とする請求項12記載の配線形成装置。
  14. 前記保護膜形成装置は、湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の配線形成装置。
  15. 前記湿式めっき装置は、処理液として、溶存酸素濃度が5ppb以下の液体を使用していることを特徴とする請求項14記載の配線形成装置。
  16. 前記湿式めっき装置は、基板に付着した溶液を不活性ガスによる飛散で除去するように構成されていることを特徴とする請求項14または15記載の配線形成装置。
  17. 前記装置フレームの内部に、装置間で基板を搬送する搬送装置を配置したことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の配線形成装置。
  18. 前記装置フレーム内の雰囲気を真空または不活性雰囲気に制御することを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の配線形成装置。
  19. 前記装置フレーム内に、基板の表面に設けた配線用凹部内に配線材料を埋込む埋込み装置を更に有することを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の配線形成装置。
  20. 前記埋込み装置は、PVD装置、CVD装置または湿式めっき装置からなることを特徴とする請求項19記載の配線形成装置。
  21. 前記装置フレーム内に、前記配線形成装置で形成した配線材料を熱処理する熱処理装置を更に有することを特徴とする請求項19または20記載の配線形成装置。
  22. 前記熱処理装置は、輻射熱炉、反射熱炉、ホットプレート炉、熱対流炉またはランプアニール炉を有することを特徴とする請求項21記載の配線形成装置。
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