JP2005070650A - レジストパターン形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラインエッジラフネスの小さいレジストパターン形成方法を提供する。
【解決手段】 レジスト層を塗布する下地材料をアモルファス構造を有するものとし、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して当該レジスト層に所定の凹凸パターンを形成する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、レジスト層に露光用電子線を照射してレジストパターンを形成する方法に関するもので、主として磁気記録媒体やスタンパーの製造方法に関し、半導体等の微細加工等にも応用できるものである。
従来、ハードディスク等の磁気記録媒体は、記録層を構成する磁性粒子の微細化、材料の変更、ヘッド加工の微細化等の改良により著しい面記録密度の向上が図られており、今後も一層の面記録密度の向上が期待されている。しかしながら、ヘッドの加工限界、磁界の広がりに起因するサイドフリンジ、クロストーク等の問題が顕在化し、従来の改良手法による面記録密度の向上は限界にきており、一層の面記録密度の向上を実現可能である磁気記録媒体の候補として、連続記録層を多数の分割記録要素に分割してなるディスクリートタイプの磁気記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなディスクリートタイプの磁気記録媒体においては、急速な高記録密度化が図られており、加工パターンの微細化が進んでいる。また、このようなディスクリートタイプの磁気記録媒体の作製には、所定の凹凸パターンが形成されたスタンパーをレジスト層に押し付けてパターンを形成するナノ・インプリント法が提案されているが、加工パターンの微細化に伴い、このようなスタンパーの凹凸パターン、またはこのようなスタンパーを作製するためのスタンパー原盤の凹凸パターンの微細化も進んでいる。
このような微細なパターンを精度良く作製するために、露光用電子線を用いてレジスト層にパターンを描画する技術が用いられている。電子線の波長は光に比べて短く、また回折現象を無視できるので、レジスト層に対して微細なパターンを精度良く描画することが可能である。例えば、露光用電子線を用いてスタンパー製造用の原盤を作製する場合、支持基材上に塗布されたレジスト層に所望のパターンに相当するように電子線を照射する。次に、現像を行ない所定の凹凸パターン(レジストパターン)が形成され、スタンパー製造用の原盤となる。このような原盤上に、例えばNiの導電膜を成膜し、その導電膜を電極として使用して電解めっき処理を行うことでスタンパーが作製される。このとき、支持基材には電子線によるチャージアップを防止するために導電性を有する材料を用いる必要がある。その材料として従来はSi基板などが用いられてきた(例えば、特許文献2参照)が、それらは結晶構造を有するものであった。
特開平9−97419号公報 特開2003−6944号公報
ところが、このような従来の方法では、図1に示すように、形成したレジストパターンのラインエッジ部のゆらぎ(以降「ラインエッジラフネス」という)が大きくなるという問題点があった。上述のような磁気記録媒体やスタンパーの加工パターンの微細化とともに、パターンサイズに対するラインエッジラフネスの影響が無視できなくなってきおり、できるだけラインエッジラフネスの小さいレジストパターン形成技術が必要となってきている。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターン形成方法を提供することを主目的とする。
本発明は、レジスト層を塗布する下地材料を、アモルファス構造を有するものとすることにより、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを形成するものである。
このようにレジスト層を塗布する下地材料を、アモルファス構造を有するものとすることにより、ラインエッジラフネスを小さくすることができる理由は必ずしも明らかではないが、概ね次のように考えられる。レジストパターンにラインエッジラフネスが発生する理由の一つとしてレジスト層とその下地材料との界面で生じる入射電子線の散乱(後方散乱)が考えられる。例えば、下地材料が単結晶Si基板のような結晶構造を有する場合、後方散乱は上記結晶構造に対応した特定の方向に強くでるため、後方散乱線の強度は不均一となる。レジスト層は不均一に散乱線と反応し、その結果、レジストパターンのラインエッジラフネスは大きくなると考えられる。下地材料をアモルファス構造を有するものとすることで、後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、ラインエッジラフネスが小さくなるものと考えられる。
即ち、次のような本発明により、上記課題の解決を図ったものである。
(1)アモルファス構造を有する支持基材の上にレジスト層を形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して当該レジスト層に所定の凹凸パターンを形成するレジストパターン形成方法。
(2)支持基材の上にアモルファス構造を有する下地材料とレジスト層とをこの順に形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して当該レジスト層に所定の凹凸パターンを形成するレジストパターン形成方法。
(3)前記(1)または(2)に記載のレジストパターン形成方法によりレジストパターンを形成する工程を含むことを特徴とするスタンパー作製用原盤の製造方法。
(4)被加工体の上に形成されて該被加工体を所定のパターンに加工するためのアモルファス構造を有することを特徴とするマスク。
(5)前記(4)に記載のマスクの上にレジスト層を形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して形成されたレジストパターンを転写して前記マスクに所定の凹凸パターンを形成するマスクパターン形成方法。
本発明に係るレジストパターン形成方法によれば、露光用電子線を照射して所定の凹凸パターンが形成されるレジスト層の下地材料がアモルファス構造を有しているため、レジスト層とその下地材料との界面で生じる入射電子線の後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、微細でかつラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを形成することができると考えられる。
また、このレジストパターン形成方法によりレジストパターンを形成する工程を含むスタンパー作製用原盤の製造方法によれば、微細でかつラインエッジラフネスの小さい凹凸パターンが形成されたスタンパー作製用原盤を製造することができる。
また、本発明に係るマスクおよびマスクパターン形成方法によれば、マスクがアモルファス構造を有しているので、その上に形成するレジストパターンを微細でかつラインエッジラフネスの小さいものにすることができる。また、そのレジストパターンを転写してできるマスクパターンもまた微細でかつラインエッジラフネスの小さいものにすることができる。また、更にそのマスクパターンを用いて、その下層の被加工体の加工を行うことで、その被加工体をラインエッジラフネスの小さいパターンに加工することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の好ましい第一の実施形態(スタンパー作製用原盤の製造方法)について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図2に示すように、平板状の導電性のあるアモルファス構造をもつ基材10の上にスピンコート法によってポジ型の電子線レジスト(一例として、商品名ZEP520A(日本ゼオン(株)製))を塗布して、厚み130nm程度のレジスト層11を形成する。この場合、基材10は、一例としてその表面を平坦に研磨した平板状のアモルファスSi基板が使用されている。
次に、180℃で5分程度のベーク処理を実行してレジスト層11を硬化させる。次に、図3に示すようにこの状態の基材10上のレジスト層11に対して電子線描画装置により、スタンパー原盤の凹部を形成すべき部位に、パターニング用の電子線EBを照射する。これにより一例として、形成ピッチが150nm程度で幅が76nm程度の同心円状の潜像Ri1,Ri1・・がレジスト層11に形成される。
ここで、レジスト層の下地材料がアモルファス構造を有しているため、レジスト層とその下地材料との界面で生じる入射電子線の後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、ラインエッジラフネスの小さい潜像Ri1が得られる。
次に、現像装置によりこの状態のレジスト層11を現像することにより、図4に示すように、潜像Ri1の部位を除去して基材10の表面の一部を露出させる。この場合、現像液として、例えば、商品名ZED−N50(日本ゼオン(株)製)を用い、現像液を26℃にして基材10を3分間浸漬した。これにより、基材10の上にレジストパターンRp1が形成される。次いで、この状態の基材10を23℃(室温)のリンス液(一例として、商品名ZMD−D(日本ゼオン(株)製))に浸した後に、乾燥装置により、窒素ガスを吹き付けることによってレジストパターンRp1(レジスト層11)を乾燥させる。これにより、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンが形成される。その結果、図4に示すように、スタンパー原盤12が完成する。
このスタンパー原盤12を用いてスタンパーを製造する方法を図5乃至図8を参照して説明する。図5に示すようにレジストパターンRp1を覆うようにしてNiを蒸着することにより、厚みが30nm程度の導電膜13を成膜する。次いで、図6に示すように、電鋳装置により、導電膜13を電極として使用し、電解めっき処理を施して、導電膜13の上に厚み120μm程度の金属膜(電解ニッケル膜)14を形成する。この後、基材10、レジスト層11、導電膜13および金属膜14の積層体をレジスト剥離液に浸してレジスト層11を溶解することにより、図7に示すように、導電膜13および金属膜14の積層体を基材10から剥離する。この際に、専用の剥離装置を使用して剥離することもできる。これにより、図8に示すように、スタンパー15が完成する。
このように、このレジストパターン形成方法およびスタンパー原盤製造方法によれば、レジスト層の下地材料がアモルファス構造を有しているため、レジスト層とその下地材料との界面で生じる入射電子線の後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンが形成される。また、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターン(凹凸パターン)が形成されたスタンパー原盤を製造することができる。
また、このように製造されたスタンパー原盤を用いてスタンパーを作製することで、凹凸パターン上のラインエッジラフネスの小さいスタンパーを作製することができる。
なお、本発明は、上記した発明の実施の形態に限らず、適宜変更が可能である。例えば、本発明の第一の実施の形態では、平板状の導電性のあるアモルファス構造を有する基材を支持基材として使用した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、各種基材上に導電性のアモルファス構造を有する膜を成膜したものを支持基材として用いてもよい。この場合、膜を成膜する基材は、その基材上にアモルファス構造の膜を成膜することができれば、アモルファス構造を有するものであっても、結晶構造を有するものでもよい。また、導電性のものでも非導電性のものでもよい。また、膜を成膜する基材が導電性のものであれば、非導電性のアモルファス構造を有する膜を成膜したものを支持基材として用いてもよい。この場合、電子線によるチャージアップが起こらない程度に成膜する膜厚を薄くしてやればよい。
また、本発明の第一の実施の形態では、アモルファス構造を有する基材(レジスト層の下地材料)としてアモルファスSiを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ガラス状カーボン等のアモルファス構造を有する材料を用いることができる。また、導電性を有する基材の上にアモルファス構造を有するSiO等の膜を成膜したものを用いることができる。この場合、SiOは非導電性であるので、電子線によるチャージアップが起こらない程度に成膜する膜厚を薄くしてやればよい。
また、本発明の第一の実施の形態では、アモルファス構造を有する基材の上にレジスト層によってできた凹凸パターンが形成されたものをスタンパー原盤としているが、このレジスト層によってできた凹凸パターンをマスクとして支持基材をドライエッチング等の手法を利用してエッチング加工したもの(図9参照)をスタンパー原盤としてもよい。この場合でも、レジスト層の下地材料がアモルファス構造を有するものであれば、ドライエッチングされる支持基材の材質は特に限定されない。このような場合でも、レジストパターンのラインエッジラフネスが小さいため、凹凸パターン上のラインエッジラフネスの小さいスタンパー原盤を製造することができる。また、このように製造されたスタンパー原盤を用いてスタンパーを作製することで、凹凸パターン上のラインエッジラフネスの小さいスタンパーを作製することができる。
また、本発明は、被加工体の上に形成されて該被加工体を所定のパターンに加工するためのマスクおよび該マスクに所定の凹凸パターンを形成するマスクパターン形成方法にも適用可能である。以下にその好ましい実施形態(第二の実施形態)について図面を参照して詳細に説明する。
本第二の実施形態は、図10に示される試料の出発体(本発明における被加工体の一例)にドライエッチング等の加工を施すことにより、図11に示されるような所定のラインアンドスペースパターンの形状に磁性薄膜層(磁性材)を加工するものである。使用される装置等の構成については従来と同様であるので説明を適宜省略することとする。
図10に示すように、試料20の出発体は、ガラス基板21に、磁性薄膜層22、第1のマスク層23がこの順で形成された構成である。
磁性薄膜層22は、厚さが5〜30nmで、材料はCoCr(コバルト−クロム)合金である。第1のマスク層23は、厚さが3〜20nmで、材料はダイヤモンドライクカーボン(炭素を主成分とし、アモルファス構造であって、ビッカーズ硬度測定による測定値(硬度)が200〜8000kgf/mm程度の材料)である。
まず、図10に示される試料20の出発体に、第2のマスク層24の材料としてSiを用い、DCスパッタ法により、Arガスを用い、ガス圧力0.3Pa、印加電力DC500W、基板温度25℃の条件により、図12に示されるように厚さ3〜15nmの第2のマスク層24形成する。このような条件で成膜を行うことでアモルファス構造を有するSiマスクを形成することができる。
更に、スピンコート法によって第2のマスク層24の上にレジスト(一例として、日本ゼオン(株)製 ZEP520A:電子線ポジ型レジスト)を塗布して、図13に示されるように厚み30〜300nmのレジスト層25を形成する。
次に、180℃で5分程度のベーク処理を実行してレジスト層25を硬化させる。次に、図14に示すようにこの状態の試料20上のレジスト層25に対して電子線描画装置により、パターニング用の電子線EBを照射する。これにより一例として、形成ピッチが150nm程度で幅が76nm程度の同心円状の潜像Ri2,Ri2・・がレジスト層25に形成される。
ここで、レジスト層の下地材料がアモルファス構造を有しているため、レジスト層とその下地材料との界面で生じる入射電子線の後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、ラインエッジラフネスの小さい潜像Ri2が得られる。
次に、現像装置により、この状態のレジスト層25を現像することにより、図15に示すように、潜像Ri2の部位を除去して第2のマスク層24の表面の一部を露出させる。この際に、現像液として、例えば、商品名ZED−N50(日本ゼオン(株)製)を用い、現像液を例えば26℃にして試料20を3分間浸漬する。これにより、第2のマスク層24上にレジストパターンRp2が形成される。次いで、この状態の試料20を23℃(室温)のリンス液(一例として、商品名ZMD−D(日本ゼオン(株)製))に浸した後に、乾燥装置により、窒素ガスを吹き付けることによってレジストパターンRp2(レジスト層25)を乾燥させる。これにより、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンが形成される。
次に、CFガスまたはSFガスを用いた反応性イオンエッチングによって、図16に示されるようにレジスト層25から露出している部分の第2のマスク層24をエッチングする。また、溝以外の領域のレジスト層25も若干除去されるが残存する。
次に、酸素ガスまたはオゾンガスを用いた反応性イオンエッチングによって、図17に示されるように溝底面の第1のマスク層23を除去すると共に溝以外の領域のレジスト層25を除去する。また、溝以外の領域の第2のマスク層24も若干除去されるが大部分が残存する。
次に、Arガスを用いたイオンビームエッチングにより、図18に示されるように溝底面の磁性薄膜層22を除去し、これにより磁性薄膜層22が多数の分割記録要素22Aに分割され、分割記録要素22Aの間に溝部が形成される。ここで、溝以外の領域の第2のマスク層24は完全に除去され、溝以外の領域の第1のマスク層23も大部分が除去されるが微小量が分割記録要素22Aの上面に残存しうる。
次に、酸素ガスまたはオゾンガスを用いたアッシングにより分割記録要素22A上に残存する第1のマスク層23を、図11に示されるように完全に除去する。
これにより試料20の加工が完了する
このように、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して形成されたレジストパターンを転写して使用するマスクがアモルファス構造を有しているため、レジスト層とその下地マスクとの界面で生じる入射電子線の後方散乱線の強度が不均一となるのが抑制され、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンが形成される。また、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを用いてマスク層の加工を行うことで、ラインエッジラフネスの小さいマスクパターンを形成することができる。更に、ラインエッジラフネスの小さいマスクパターンを用いて下層のマスク層や磁性薄膜層の加工を行うことで、それらをラインエッジラフネスの小さいパターンに加工することができる。
尚、本実施形態において、レジスト層の下地材料として第2のマスク層24の材料をSiとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アモルファス構造を有するマスクを形成すれば、レジスト層の下地材料として他の材料を用いてもよい。その場合、耐エッチング性等を考慮して材料を選択することが望ましい。また、下層の他のマスクとの組み合わせやこれらの積層数、エッチング方法等を適宜調整することにより、材料の選択肢を広げることができる。
尚、本実施形態において、試料20はガラス基板21に磁性薄膜層22を直接形成した構成の試験用の試料であるが、ガラス基板21と磁性薄膜層22との間に、例えば配向層、軟磁性層、下地層等を形成してもよい。また、本実施形態において、磁性薄膜層22の材質はCoCr合金であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、鉄属元素(Co、Fe(鉄)、Ni)を含む他の合金でもよい。また、ハードディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の記録媒体、磁気ヘッドや半導体等の微細加工等に本発明を適用可能であることは言うまでもない。
上記第一の実施形態により、アモルファスSi基板(基材10)上にレジストパターンを形成した。これにより、レジストパターンRp1が形成され、その凸部の幅が74nm程度で高さが130nm程度に形成された。形成されたレジストパターンのラインエッジラフネスの測定を行った。ラインエッジラフネスの測定は以下のように行った。図19に示すように、レジストパターンに平行な基準線30に対して、ラインエッジの位置が上下に最も離れた2点の幅をラインエッジラフネス31とした。測定は1つのレジストパターンにつき1辺を測定し、その1辺の800μmの長さを測定範囲とし、5つのレジストパターンの測定を行った。測定結果を表1に示す。
上記第二の実施形態により、第2のマスク層24上にレジストパターンを形成した。これにより、レジストパターンRp2が形成され、その凸部の幅が74nm程度で高さが130nm程度に形成された。形成されたレジストパターンのラインエッジラフネスの測定を実施例1と同様に行った。測定結果を表1に示す。
上記実施例1に対し、基材10をガラス状カーボン(アモルファス構造を有する)とし、その他は実施例1と同様にして、レジストパターンの形成を行った。これにより、レジストパターンRp1が形成され、その凸部の幅が74nm程度で高さが130nm程度に形成された。形成されたレジストパターンのラインエッジラフネスの測定を実施例1と同様に行った。測定結果を表1に示す。
[比較例1]
上記実施例1に対し、基材10を単結晶Si基板とし、その他は実施例1と同様にして、レジストパターンの形成を行った。これにより、レジストパターンRp1が形成され、その凸部の幅が74nm程度で高さが130nm程度に形成された。形成されたレジストパターンのラインエッジラフネスの測定を実施例1と同様に行った。測定結果を表1に示す。
[比較例2]
上記実施例3に対し、基材10を多結晶カーボン基板とし、その他は実施例3と同様にして、レジストパターンの形成を行った。これにより、レジストパターンRp1が形成され、その凸部の幅が74nm程度で高さが130nm程度に形成された。形成されたレジストパターンのラインエッジラフネスの測定を実施例1と同様に行った。測定結果を表1に示す。
Figure 2005070650
実施例1と実施例2では、ラインエッジラフネスの測定結果は殆ど変わらない。これは、レジスト層の下地材料がともにアモルファス構造を有するSiであるためであると考えられる。実施例1、実施例2では、比較例1に対して、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを形成することができた。また、実施例3においても、比較例2に対して、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを形成することができ、レジスト層の下地材料がカーボンの場合についても、レジスト層の下地材料をアモルファス構造を有するものとすることにより、ラインエッジラフネスの小さいレジストパターンを形成することができることが確認された。
本発明は、磁気記録媒体やスタンパー、半導体等の微細加工およびそれらの製造に利用することができる。
レジストパターンのラインエッジラフネスを説明する模式図である。 本発明の第一の実施形態に係る基材10の上にレジスト層11を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 レジスト層11に電子線EBを照射して潜像Ri1を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 レジスト層11の現像(レジストパターンRp1の形成)が完了した状態(スタンパー原盤12が完成した状態)を模式的に示す側断面図である。 レジストパターンRp1を覆うようにして導電膜13を成膜した状態を模式的に示す側断面図である。 導電膜13の上に金属膜14を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 導電膜13および金属膜14の積層体(スタンパー15)を剥離した状態を模式的に示す側断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る製造方法に従って製造したスタンパー15を模式的に示す側断面図である。 本発明の第一の実施の形態の変形例に係るスタンパー原盤12‘を模式的に示す側断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る試料の出発体の構成を模式的に示す側断面図である。 同出発体を加工して得られる試料の完成体の構造を模式的に示す側断面図である。 同出発体に第2のマスク層を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 第2のマスク層上にレジスト層25を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 レジスト層25に電子線EBを照射して潜像Ri2を形成した状態を模式的に示す側断面図である。 レジスト層25の現像(レジストパターンRp2の形成)が完了した状態を模式的に示す側断面図である。 溝底面の第2のマスク層が除去された試料の形状を模式的に示す側断面図である。 溝底面の第1のマスク層が除去された試料の形状を模式的に示す側断面図である。 磁性薄膜層が分割された試料の形状を模式的に示す側断面図である。 実施例および比較例に係るラインエッジラフネスの測定方法を説明する模式図である。
符号の説明
10…基材
11…レジスト層
12、12‘…スタンパー原盤
13…導電膜
14…金属膜
15…スタンパー
20…試料
21…ガラス基板
22…磁性薄膜層
23…第1のマスク層
24…第2のマスク層
25…レジスト層
EB…電子線
Ri1、Ri2…潜像
Rp1、Rp2…レジストパターン

Claims (5)

  1. アモルファス構造を有する支持基材の上にレジスト層を形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して当該レジスト層に所定の凹凸パターンを形成するレジストパターン形成方法。
  2. 支持基材の上にアモルファス構造を有する下地材料とレジスト層とをこの順に形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して当該レジスト層に所定の凹凸パターンを形成するレジストパターン形成方法。
  3. 請求項1または2に記載のレジストパターン形成方法によりレジストパターンを形成する工程を含むことを特徴とするスタンパー作製用原盤の製造方法。
  4. 被加工体の上に形成されて該被加工体を所定のパターンに加工するためのアモルファス構造を有することを特徴とするマスク。
  5. 請求項4に記載のマスクの上にレジスト層を形成し、露光用電子線を照射して潜像を形成した後に現像して形成されたレジストパターンを転写して前記マスクに所定の凹凸パターンを形成するマスクパターン形成方法。
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