JP2005070288A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿サイズを正確に検知する原稿読取装置を提供する。
【解決手段】原稿読取装置において、原稿を載せるコンタクトガラスを上面に備えた装置本体と、装置本体上面に前記コンタクトガラスを覆うように開閉自在に設けられた開閉部と、開閉部の開閉状況を検出する開閉角度検出手段と、装置本体内に装備され、開閉部の開閉状況に応じて原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサと、その原稿サイズ検出センサが原稿サイズを検出した後、原稿を読み取る読み取り手段とを備え、厚みのある原稿をコンタクトガラスに載せて開閉部を閉じた状態にしたとき、開閉部が厚みのある原稿を全面にわたって押え、開閉角度検出手段が閉じた状態であることを検知し、原稿サイズ検出センサを作動させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、本など厚みのある原稿をコンタクトガラスに載置した状態で圧板、ADF等で押しつけて読み取ることが可能な複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に備える画像読取装置、スキャナ等の原稿読取装置に関する。
従来の原稿読取装置は、コンタクトガラス上に置かれた原稿のサイズを検出するため、コンタクトガラスの下方に配置された原稿サイズ検出センサを設け、コンタクトガラス面を介して複数個のセンサから光を照射し、原稿面からの反射光の有無により原稿のサイズを判定する。
この原稿読取装置では、コンタクトガラス上の原稿をコンタクトガラスに押し付ける原稿押えを備えた回動可能な開閉部を備えており、その原稿押えの裏面は白色となっており、原稿領域外が黒色として読み取られるのを防止している。したがって、開閉部を完全に閉じて原稿押えで原稿を押さえた状態(閉位置)では、原稿サイズ検出センサで原稿のサイズを正確に検出できるが、開閉部を完全に閉じないで原稿押えで原稿を押えた状態(開位置)では、原稿サイズ検出センサの全てのセンサが反応して原稿のサイズを正確に検出することができない。
そこで、原稿サイズの検出を行うタイミングを、原稿をコンタクトガラス上の所定位置に置き、原稿押えがなるべく閉位置に近い角度まで閉じた時に行うように設定する技術が開示されている(例えば特許文献1)。これによると、読み取るべき原稿を乗せるコンタクトガラスを備えた装置本体と、コンタクトガラスの下方に配置され、コンタクトガラス上の原稿を読み取る読み取り手段と、コンタクトガラスの下方に配置され、コンタクトガラス上の原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサと、装置本体に対して回動可能に設けられ、コンタクトガラス上の原稿をコンタクトガラスに押し付ける原稿押えを備えた開閉部と、その開閉部が開位置からコンタクトガラスに対して、原稿サイズ検知を行うべき所定の角度にまで閉じたことを検出する開閉角度検出手段を備え、この開閉角度検出手段が、装置本体と開閉部の一方に取り付けられた開閉角度検出センサと、他方に取り付けられ、その開閉角度検出センサを作動させるシャッタとを有する。
図9において、上記原稿読取装置は、原稿サイズ検出センサ8とは別に、コンタクトガラス2の原稿載置領域外に、開閉部4に付随する遮光板12を備え、コンタクトガラス2を設けた装置本体1にはその遮光板6で作動させられる開閉角度検出センサ3を設けておき、コンタクトガラス2上の所定位置に原稿7をセットし、開閉部4を閉じて行く際に、その開閉部4が所定の原稿サイズ検出位置、すなわち装置本体1内の原稿サイズ検出センサ8による原稿サイズ検出に干渉する位置bよりも少し手前の位置(すなわちa側)に達したことを遮光板6と開閉角度検出センサ3で検出し、その時の原稿サイズ検出センサ8からの出力信号によって原稿サイズ検出を確定する。
この原稿読取装置によれば、開閉部がコンタクトガラスに対して所定の角度まで閉じたことを検出するための開閉角度検出手段として、シャッタで作動されるタイプのセンサを用い、開閉部と装置本体の一方にシャッタを、他方にセンサを取り付けるという構成としたことにより、コンタクトガラスの原稿載置領域以外に別途センサを設ける必要がなくなり、コンタクトガラスの面積を小さくでき、そのため装置の小型化を実現でき、更に、このセンサはシャッタで作動されるのみであるので、誤動作を防止できる等の効果がある。
一方、本などの厚物原稿の場合には、図10に示すように、開閉部4にヒンジ4を用いて装置本体1に差し込み、本などの厚みのある原稿7をコンタクトガラス2上に載せて、開閉部4を閉じ、開閉部4の裏面(原稿押え)5が厚みのある原稿7に当接するとヒンジ9の差し込みが浮き上がって開閉部4自体が持ち上がり、コンタクトガラス2に原稿を均一に押さえつけることが可能な技術が開示されている(例えば特許文献2)。
また、厚みのある原稿を使用するときに、開閉部を閉じて開閉部の裏面が厚物原稿に当接するとヒンジが中折れして開閉部自体が持ち上がり、コンタクトガラスに厚物原稿を均一に押さえつけることが可能な技術も開示されている(例えば特許文献3)。
特開平10−145546号公報 特許第3202814号公報 特開平9−96877号公報
しかし、従来方式の場合、特許文献3のように原稿押えの開閉部のヒンジが装置本体に差し込まれる場合、本などの厚物原稿を使用すると、原稿押えを閉じ原稿押えの下面が厚物原稿に当接するとヒンジの差込が抜けて原稿押え自体が持ち上がり、コンタクトガラスに原稿を均一に押さえつけることが可能となっている。
また、特許文献2のヒンジも同様で本などの厚物原稿を使用する場合、原稿押えを閉じ原稿押えの下面が厚物原稿に当接するとヒンジが中折れして原稿押え自体が持ち上がり、コンタクトガラスに原稿を均一に押さえつけることが可能となっている。ここでシート原稿を使用した場合と、厚物原稿を使用した場合で開閉角度検出センサの出力信号が下記表1のシート原稿従来技術の欄のようになる。
Figure 2005070288
まず、図9のシート原稿7の場合、原稿押え4を開けたa位置の開閉角度検出センサ8が表1のようにOFFから閉じて遮光板6が開閉角度検出センサ8に達するb位置で、開閉角度検出センサ6が表1のようにOFF→ONに切り替わり原稿サイズを確定した後、更に原稿押え4を閉じて、原稿押え4の下面5がシート原稿7に当接し、コピー可能状態となる。
しかし、図10の厚物原稿7を使用した場合では、原稿押え4を開けたc位置の開閉角度検出センサ8が表1の厚物原稿7の従来技術の欄のようにOFFから閉じて、遮光板6が開閉角度検出センサ8に達するd位置で、開閉角度検出センサ8が表1のようにOFF→ONに切り賛わり原稿サイズを確定した後、更に原稿押え4を閉じて、原稿押え4の下面5が厚物原稿7に当接し、特許文献3の場合では図10の、e位置のように原稿押え4自体が持ち上がってしまうと、原稿押え4の遮光板6も同時に持ち上がり、遮光板6が開閉角度検出センサ8から抜けて、ON→OFFに切り替わり、装置自身は再び原稿押え4が開いた状態と同じOFF信号状態となることが表1より判る。
その状態でコピースタートボタンを押すと、複写機本体1は原稿押え4が開いた状態と勘違いし、原稿サイズ検出センサ8はそのコピーボタンを押した時の信号を見に行く。しかし実際の原稿押え4自身は原稿押え4の下面5が厚物原稿7に当接し持ち上がっている状態なので、装置自身は原稿押え4の下面5の白色を読んで原稿サイズを誤検知してしまうという問題があった。
そこでこの発明の目的は、原稿サイズを正確に検知する原稿読取装置を提供することにある。
請求項1の発明は原稿を載せるコンタクトガラスを上面に備えた装置本体と、
該装置本体上面に前記コンタクトガラスを覆うように開閉自在に設けられた開閉部と、
該開閉部の開閉状況を検出する開閉角度検出手段と、
前記装置本体内に装備され、前記開閉部の開閉状況に応じて前記原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサと、該原稿サイズ検出センサが原稿サイズを検出した後、前記原稿を読み取る読み取り手段とを備えた原稿読取装置において、
厚みのある原稿を前記コンタクトガラスに載せて前記開閉部を閉じた状態にしたとき、前記開閉部が前記厚みのある原稿を全面にわたって押え、前記開閉角度検出手段が前記閉じた状態であることを検知し、前記原稿サイズ検出センサを作動させることを特徴とする。
請求項1の発明では、厚みのある原稿をコンタクトガラスに載せて開閉部を閉じた状態にしたとき、開閉部が厚みのある原稿を全面にわたって押え、開閉角度検出手段が閉じた状態であることを検知し、原稿サイズ検出センサを作動させるので、厚みのある原稿であっても原稿サイズを正確に検知する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の原稿読取装置において、前記開閉角度検出手段が検出溝と、該検出溝を前記開閉部に追従して移動する遮光板を備え、前記厚みのある原稿を読み取るときは、前記遮光板が前記検出溝から離隔することを特徴とする。
請求項2の発明では、開閉角度検出手段が検出溝とその検出溝を開閉部に追従して移動する遮光板を備え、厚みのある原稿を読み取るときは、遮光板が検出溝から離隔するので、開閉部の回動を正確に検知し、かつ、厚みのある原稿を読み取るときは、検出溝から遮光板が離れて、開閉角度検出手段が確実に閉じた状態となる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の原稿読取装置において、前記開閉角度検出手段がプッシュスイッチと押し部材を備え、前記押し部材が前記プッシュスイッチを押して通電することによって前記開閉部が開いた状態であることが検知され、前記厚みのある原稿を読み取るときは、前記押し部材が前記プッシュスイッチから離隔することを特徴とする。
請求項3の発明では、開閉角度検出手段がプッシュスイッチと押し部材を備え、押し部材がプッシュスイッチを押して通電することによって開閉部が開いた状態であることが検知され、厚みのある原稿を読み取るときは、押し部材がプッシュスイッチから離隔するので、厚みのある原稿を読み取るときは、プッシュスイッチから押し部材が離れて、開閉角度検出手段が確実に閉じた状態となる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の原稿読取装置において、前記開閉部が圧板であることを特徴とする。
請求項4の発明では、開閉部が圧板なので、厚みのある原稿をコンタクトガラスに容易に押し付け、原稿を確実に読み取ることができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の原稿読取装置において、前記開閉部に自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする。
請求項5の発明では、開閉部に自動原稿搬送装置を備えるので、定型の複数枚の原稿を連続して読み取ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、厚みのある原稿をコンタクトガラスに載せて開閉部を閉じた状態にしたとき、開閉部が厚みのある原稿を全面にわたって押え、開閉角度検出手段が閉じた状態であることを検知し、原稿サイズ検出センサを作動させるので、原稿サイズ確定のタイミングが原稿の厚みにより変化することが無く、従ってどんな厚みの原稿であっても開閉部の白色シートを原稿と誤って検知することなく、かつ厚みのある原稿であっても原稿サイズを正確に検知する原稿読取装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、開閉角度検出手段が検出溝と、その検出溝を開閉部に追従して移動する遮光板を備え、厚みのある原稿を読み取るときは、遮光板が検出溝から離隔するので、開閉部の回動を正確に検知し、かつ、厚みのある原稿を読み取るときは、検出溝から遮光板が離れて、開閉角度検出手段を確実に閉じた状態とし、原稿サイズを正確に検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、開閉角度検出手段がプッシュスイッチと押し部材を備え、押し部材がプッシュスイッチを押して通電することによって開閉部が開いた状態であることが検知され、厚みのある原稿を読み取るときは、押し部材がプッシュスイッチから離隔するので、厚みのある原稿を読み取るときは、プッシュスイッチから押し部材が離れて、開閉角度検出手段を確実に閉じた状態とし、原稿サイズを正確に検出することができる。加えて、安価に開閉角度検出手段を構成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、開閉部が圧板なので、重量により厚みのある原稿をコンタクトガラスに容易に押し付けることができ、原稿を確実に読み取らせることができる。
請求項5に記載の発明によれば、開閉部に自動原稿搬送装置を備えるので、定型の複数枚の原稿を連続して読み取ることができ、原稿読取作業の効率を良くすることができる。
この発明の一例としての原稿読取装置は、図1に示すように複写機のスキャナ(画像読取装置)に適用したものである。11は複写機の装置本体、12はその装置本体11の上面に備えたコンタクトガラス、13は操作部、13aはコピースタートキー、14は装置本体11の上面にコンタクトガラス12を覆うように開閉自在に設けられた開閉部であり、その裏面15に原稿押える白色シートを備えている。
16は装置本体11に対して開閉部14を回動可能に保持する支持するヒンジ、17はコンタクトガラス12上に置かれた原稿、18はコンタクトガラス12の下方に配置され、コンタクトガラス12上に載置された原稿17のサイズを検出する原稿サイズ検出センサである。この原稿サイズ検出センサ18は、コンタクトガラス12に向かって光を照射し、原稿面からの反射光の有無により原稿のサイズを判断するものであり、各種原稿サイズに対応しうるよう複数配置されている。
具体的には、図2(a)に示すように、コンタクトガラス12の下方にコンタクトガラス12の上の原稿17を読み取る読み取り手段を装置本体1内に設け、コンタクトガラス12上の原稿17のサイズを検出する原稿サイズ検出センサ18a,18bを備え、検出したデータを図2(b)の原稿サイズマトリックスと照合して原稿サイズを決定する。
再び図1に戻って、装置本体11に対して回動可能に設けられ、コンタクトガラス12上の原稿17をコンタクトガラス12に押し付ける開閉部14とその開閉部14が開位置からコンタクトガラス12に対して原稿サイズ検知を行うべき所定の角度にまで閉じたか否か(開閉状況)を検出する開閉角度検出センサ(開閉角度検出手段)20を備え、この開閉角度検出センサ20は、検出溝を設けたフォトインタラプタと、開閉部14に追従して移動する遮光板22とを備え、装置本体1に取り付けられている。
図3には、この例の読取装置の制御ブロック図を示す。コンタクトガラス12上に原稿17を載せ、開閉部14を所定の角度まで閉じると、遮光板22が開閉角度検出センサ20を作動させて、原稿サイズ検出を行うべき所定の角度にまで閉じたことを出力信号として読み取りコントロールに出力する。読取コントローラ31が原稿サイズ検出センサ18からの信号により図2(b)の原稿サイズマトリックスから原稿サイズ検出を行い、原稿サイズを確定しコピー可能な状態とする。そして、画像読取センサ32、スキャナモータ33を作動して画像の読取を行う。
なお、開閉部14が開いたままの状態でコピーする場合は、操作部13よりコピースタートキーが押されたという信号が本体制御部34から、本体画像処理部35を介して読取コントローラ31に送られ、開閉角度検出センサ20からの信号が開いた状態であることを検出して、原稿サイズ検出センサ18からの信号に基づいて、図2(b)の原稿サイズマトリックスから原稿サイズ検出を行い、原稿サイズを確定して読取可能な状態となる。
このように構成された原稿読取装置にてシート原稿を読み取るには、装置本体11のコンタクトガラス12上の所定の位置にシート原稿17を載せる。そして、開閉部14を矢印のように閉状態にすると、開閉部14が一定の角度まで閉じた時にシート原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサ18と、原稿サイズ検知を行うべき所定の角度にまで閉じたことを検出する開閉角度検出センサ20と、その開閉角度検出センサ20を作動させる遮光板22とによって、シート原稿の正確なサイズが決定され、図3の制御にしたがってシート原稿17の読取が行われる。
この例では、開閉角度検出センサ20の取付位置、遮光板22の形状及び取付位置は、図4,5に示すように、開閉部14を開位置Aに示すように開状態とした時には、遮光板22の側端縁22aが開閉角度検出センサ20の動作点Pから離れた開位置A1にあり、開閉部14を次第に閉じて、原稿サイズ検出角度に達した時には、遮光板22の側端縁22aが開閉角度検出センサ20の動作点Pを遮る位置B1となり、更に開閉部14を閉じ、開閉部14で閉位置Cに示すようにシート原稿17を押さえる閉位置となった時には、遮光板22の側端縁22aが開閉角度検出センサ20の動作点Pを通り過ぎた閉位置C1となり、しかもその遮光板22が動作点Pを通過した状態に保たれるように設けられている。
このようにして、開閉部14を開位置から閉位置とする間に、遮光板22の側端縁22aが位置B1に達した時点で開閉角度検出センサ20の出力信号が切り替わる。具体的にはシート原稿17の場合、開閉角度検出手段としての遮光板22及び開閉角度検出センサ20は、開閉部14が開位置A1は遮光板22が開閉角度検出センサ20を遮光しているため、開閉角度検出センサ20はONの信号を出力しているなお、この例では遮光した場合を0Nとしている。
この状態から開閉部14を閉じていくと、原稿サイズ検出センサ18が検出可能な距離に達する前に、遮光板22が開閉角度検出センサ20を遮光しなくなるよう遮光板22の形状を設定しているため、開閉角度検出センサ20はON→OFFの信号に切り替わり(B位置)、読取コントローラ31に出力され、原稿サイズ検出センサ18からの信号により原稿サイズを確定し読取可能な状態となる。
次に、この例の原稿読取装置にて本などの厚みのある原稿を読み取るには、図6に示すように、開閉部14を矢印の方向に閉じた状態とし(E位置)、開閉部14が原稿17と当接すると原稿17をコンタクトガラス12に載せてD位置から開閉部14の回動中心にあるヒンジ16の支点が装置本体1から持ち上がることによって、開閉部14の裏面15がコンタクトガラス12に水平になって厚みのある原稿17を全面にわたって均等に押圧することが可能になる。
ところで、原稿17が本などの厚物の場合では開閉部14が、破線Dで示す(D位置)ように開位置では遮光板22が開閉角度検出センサ20を遮光しているため、開閉角度検出センサ20はONの信号を出力している。この位置から開閉部14を閉じて原稿サイズ検出センサ18が検出可能な距離に達する手前で、破線Eの位置(E位置)にすると開閉角度検出センサ20は信号がON→OFFに切り替わり、さらに開閉部14を閉じてFの位置にすると、原稿17と当接して、開閉部14が閉じた状態であることを検知し、開閉部14の回動中心のヒンジ16の支点が装置本体11から持ち上がり、開閉部14の裏面15がコンタクトガラス12に水平になる。
なお、開閉部14を閉じかけて、原稿17と当接したときの破線Eの位置では、図7に示すように、すでに遮光板22の側端部22aは動作点Pを遮るD1から離れた位置E1にあり、この状態から一点鎖線で示すようにヒンジ16が装置本体11から持ち上げられ、F位置となる。このとき、遮光板22の側端部22aはフォトインタラプタの検出溝から離隔し、動作点Pから離れた位置F1にあるため、開閉角度検出センサ20は常時OFFの信号を制御装置に出力し、この動作による信号の変化はない。
この一連の動作を図8のフローチャートを使って説明する。まず、S1にて、開閉角度検出センサ20を常時確認し、開閉角度検出センサ20がOFFとなっているかを判定する。開閉部14が開いている状態(図4のA位置、図6のD位置)では、センサはONとなっているので、閉じかかる(図4のB,C位置、図6のE,F位置)とシート原稿17および厚物原稿17とも開閉角度検出センサ20の出力信号がONからOFFに切り替わる。出力信号がOFFのときは、S2に進み、読取コントローラ31により原稿サイズ検知センサ18からの信号を基に原稿サイズマトリックスから原稿サイズを検出して確定し読取可能状態とする。
次にS3にて、操作部3上のコピーボタン13aが押されたかを判定し押されるまで待機する。コピーボタン3aが押されたら、コピースタートボタン13aのスタート信号が操作部13、本体制御部34、画像処理部35を通して読取コントローラ31に出力され確定原稿サイズにて読取が開始される。
そして、S4にて、読取コントローラ31は不図示のスキャナが確定された原稿サイズの範囲をモータを駆動させることによってスキャンする。なお、画像読取センサ32で読み取った原稿の信号を本体画像処理部35へ出力して画像データとし、この画像データをもとに本体制御部34は作像し、転写紙に転写出力する。
また、S1にて、開閉部14が閉じかかると(図4のB,C位置、図6のE,F位置)では、開閉角度検出センサ20はONとなっているので、S5に進み、操作部13のコピーボタン13aが押されたかを判定し、押されるまで待機する。コピーボタン13aが押されたら、S6にて、コピースタートボタンのスタート信号が操作部13、本体制御部34、画像処理部35を介して読取コントローラ31に出力され、原稿サイズ検知センサ18からの信号により原稿サイズマトリックスで検出した原稿サイズを確定する。そして、S7に進み、読取コントローラ31は不図示のスキャナが確定された原稿サイズの範囲をモータを駆動させることによってスキャンする。なお、画像読取センサ32で読み取った原稿の信号を本体画像処理部35へ出力して画像データとし、この画像データをもとに本体制御部34は作像し、転写紙に転写出力する。
このようにこの例では、原稿の厚みに関わらず常に開閉角度検出センサ20は同じ出力信号を読取コントローラ31に出力しているため、開閉部14の裏面15にある白色シートの色を原稿サイズ検出センサ18が誤検知して原稿サイズを誤ることはない。
なお、この実施例の原稿読取装置は、開閉部14を圧板として記載しているが、開閉部14が自動原稿搬送装置(ADF)であっても、開閉部14が自動原稿搬送装置のフレームであり、フレームと一体あるいは取り付けられた遮光板22を同様に構成することにより、同様の効果が得られる。また、本実施例では開閉角度検出手段は検出溝を有する開閉角度検出センサ20としてフォトインタラプタと遮光板22によって構成しているが、開閉角度検出センサ20をプッシュスイッチと押し部材によって構成してもよい。この場合、押し部材がプッシュスイッチを押して通電することによって開閉部が開いた状態であることが検知され、厚みのある原稿を読み取るときは、押し部材がプッシュスイッチから離隔するようになっている。
また、開閉部14は、圧板で構成されていてもよい。
さらに、この例では、複写機に備える原稿読取装置について説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、ファクシミリ・複写機などの複合機や、スキャナなどあらゆる原稿読取装置に適用することができる。
この発明の一例としての原稿読取装置を備えた複写機の要部斜視図である。 (a)は、図1のコンタクトガラスに備える原稿サイズ検出センサを示す図であり、(b)は、原稿サイズマトリックスである。 図1の制御ブロック図である。 図1の原稿読取装置にシート原稿を載置したときの概略断面図である。 図4の要部拡大図である。 図1の原稿読取装置に厚物原稿を載置したときの概略断面図である。 図6の要部拡大図である。 図1の例の原稿読取装置の処理フローチャートである。 従来の原稿読取装置にシート原稿を載置したときの概略断面図である。 従来の原稿読取装置に厚物原稿を載置したときの概略断面図である。
符号の説明
11 装置本体
12 コンタクトガラス
13 操作部
13a スタートボタン
14 開閉部
15 裏面
16 ヒンジ
17 原稿
18,18a,18b 原稿サイズ検知センサ
20 開閉角度検出センサ(開閉角度検出手段)
22 遮光板
22a 側端部
31 読取コントローラ
32 画像読取センサ(読み取り手段)
33 スキャナモータ
34 本体制御部
35 本体画像処理部



Claims (5)

  1. 原稿を載せるコンタクトガラスを上面に備えた装置本体と、
    該装置本体上面に前記コンタクトガラスを覆うように開閉自在に設けられた開閉部と、
    該開閉部の開閉状況を検出する開閉角度検出手段と、
    前記装置本体内に装備され、前記開閉部の開閉状況に応じて前記原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサと、該原稿サイズ検出センサが原稿サイズを検出した後、前記原稿を読み取る読み取り手段とを備えた原稿読取装置において、
    厚みのある原稿を前記コンタクトガラスに載せて前記開閉部を閉じた状態にしたとき、前記開閉部が前記厚みのある原稿を全面にわたって押え、前記開閉角度検出手段が前記閉じた状態であることを検知し、前記原稿サイズ検出センサを作動させることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記開閉角度検出手段が検出溝と、該検出溝を前記開閉部に追従して移動する遮光板を備え、前記厚みのある原稿を読み取るときは、前記遮光板が前記検出溝から離隔することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記開閉角度検出手段がプッシュスイッチと押し部材を備え、前記押し部材が前記プッシュスイッチを押して通電することによって前記開閉部が開いた状態であることが検知され、前記厚みのある原稿を読み取るときは、前記押し部材が前記プッシュスイッチから離隔することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  4. 前記開閉部が圧板であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の原稿読取装置。
  5. 前記開閉部に自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の原稿読取装置。

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