JP2005069575A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鋼製の伝熱板を保護する耐火物にクラックが発生しても、伝熱板に腐食が発生し難く、又、たとえ伝熱板に腐食が発生しても、腐食が拡大するのを防止できると共に、耐火物の脱落等の異常を早期に発見することができるようにする。
【解決手段】 ケーシング3内に伝熱面となる鋼製の伝熱板4を配設して腐食性成分及びダストを含む高温ガスGが流れる高温ガス通路5と高温ガスGより低温高圧の空気Aが流れる空気通路6とを夫々形成すると共に、前記伝熱板4の高温ガスGに接触する面に熱伝導率の高い耐火物7をライニングして成る熱交換器1に於いて、前記伝熱板4に複数の開口4aを形成し、当該開口4aから空気通路6内を流れている空気Aの圧力が耐火物7側へ掛かるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、都市ごみや産業廃棄物等を処理する廃棄物処理設備に設置したごみ焼却炉や溶融炉、熱分解ガス化炉等の各種炉から排出される高温ガス(以下燃焼排ガスと云う)より熱を回収し、ごみ焼却炉等へ供給される燃焼用の空気や熱分解ドラム等へ供給される加熱用の空気を加熱するようにした熱交換器に関するものである。
一般に、廃物処理設備に於いては、ごみ焼却炉や溶融炉等の各種炉から排出される高温の燃焼排ガスの熱エネルギーを有効利用するため、炉の燃焼排ガス出口側に熱交換器を設置して燃焼排ガスによりごみ焼却炉等へ供給される燃焼用の空気や熱分解ドラムへ供給される加熱用の空気を加熱するようにしている。
ところで、ごみ焼却炉等の燃焼排ガス出口側に設置される熱交換器に於いては、ごみ焼却炉等から排出される燃焼排ガス中にHClやSOx等の腐食性成分や多量のダストが含まれているため、この燃焼排ガスが熱交換器の鋼製の伝熱プレートや伝熱管に直接接触すると、燃焼排ガス中の腐食性成分が伝熱プレートや伝熱管を激しく腐食させ、又、燃焼排ガス中の溶融しているダストが伝熱プレートや伝熱管に付着して溶融塩腐食を引き起こすと云う問題が発生している。
従って、燃焼排ガスから熱回収する熱交換器では、伝熱プレートや伝熱管の燃焼排ガスに接触する面に熱伝導率の高い耐火物をライニングし、伝熱プレートや伝熱管を燃焼排ガス中の腐食性成分やダストから保護することが行われている。
従来、この種の熱交換器としては、焼却残渣や飛灰等を溶融処理する溶融炉から排出された高温の燃焼排ガスから熱を回収し、溶融炉のバーナへ供給される燃焼用の空気を加熱するようにした輻射式の熱交換器(輻射式の空気予熱器)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この熱交換器は、直径の異なる内筒及び外筒を同心円上に配置して成る二重円筒構造となっており、内筒内を高温の燃焼排ガスが流れると共に、内筒と外筒の間を燃焼用の空気が流れるようになっている。
即ち、前記熱交換器20は、図5に示すごとく、鋼板材により形成した円筒状の伝熱板21の内周面に熱伝導率の高い耐火物22をライニングして成る内筒20′と、内筒20′の外周面に同心円上で且つ内筒20′との間に一定の間隙を空けて配置され、鋼板材により形成した円筒状のケーシング23の外周面に保温材24を取り付けた外筒20″とから構成されており、内筒20′内の空間が溶融炉から排出された燃焼排ガスGが通過する高温ガス通路25となっていると共に、内筒20′と外筒20″の間に形成された環状の空間が溶融炉のバーナへ供給される燃焼用の空気Aが通過する空気通路26となっている。
尚、図5に於いて、27は外筒20″の下端部に形成されて空気通路26に連通する空気Aの入口、28は外筒20″の上端部に形成されて空気通路26に連通する空気Aの出口、29は外筒20″の下端部側に設けられ、温度上昇によって生じる内筒20′と外筒20″との間に生じる熱膨張を吸収する伸縮継手である。
而して、前記熱交換器によれば、溶融炉から排出された高温の燃焼排ガスGは、内筒20′の一端部(下端部)から高温ガス通路25内に入り、高温ガス通路25を通過する間に空気通路26内を流れている空気Aにより冷却されて内筒20′の他端部(上端部)から排出される。
又、バーナへ供給される燃焼用の空気Aは、外筒20″の入口27から環状の空気通路26内に入って空気通路26内を螺旋状に通過し、その間に高温ガス通路25内を流れている燃焼排ガスGにより加熱され、高温の空気Aとなって外筒20″の出口28から排出される。
この熱交換器は、内筒20′の燃焼排ガスGと接触する面が耐火物22によりライニングされているため、高温ガス通路25を流れる燃焼排ガスG中の腐食性成分やダストが鋼製の伝熱板21に直接接触すると云うことがなく、伝熱板21の早期の腐食を防止することができる等の利点を有している。
然し乍ら、上述した構造の熱交換器20に於いては、時間の経過(炉の立ち上げや立ち下げの回数も影響する)に伴い鋼製の伝熱板21を保護している耐火物22にクラック22aが入り、このクラック22aから腐食性成分やダストを含む燃焼排ガスGが進入して直接鋼製の伝熱板21に接触することになる。その結果、鋼製の伝熱板21が溶融塩腐食し、伝熱板21に腐食開口30が発生することになる(図6参照)。
ところで、前記熱交換器20に於いては、耐火物22にクラック22aが発生して鋼製の伝熱板21に腐食開口30が発生しても、耐火物22は大抵そのままの形状に保たれており、然も、クラック22aが極めて小さいために正圧の空気Aが負圧の燃焼排ガスG側へ漏れることがない。そのため、熱交換器20の点検の際に鋼製の伝熱板21の腐食開口30を発見することができず、炉の運転中に腐食開口30が更に大きくなって被害が大きくなると云う問題が発生している。従って、鋼製の伝熱板21の腐食を発見したときには、耐火物22の脱落と鋼製の伝熱板21に広範囲の腐食が発生していることになる。
特開2001−304524号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は鋼製の伝熱板を保護する耐火物にクラックが発生しても、伝熱板に腐食が発生し難く、又、たとえ伝熱板に腐食が発生しても、腐食が拡大するのを防止することができると共に、耐火物の脱落等の異常を早期に発見することができる熱交換器を提供することにある。
上記目的を達成する為に、本発明の請求項1の発明は、ケーシング内に伝熱面となる鋼製の伝熱板を配設して腐食性成分及びダストを含む高温ガスが流れる高温ガス通路と高温ガスより低温高圧の空気が流れる空気通路とを夫々形成すると共に、前記伝熱板の高温ガスに接触する面に熱伝導率の高い耐火物をライニングして成る熱交換器に於いて、前記伝熱板に複数の開口を形成し、当該開口から空気通路内を流れている空気の圧力が耐火物側へ掛かるようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項2の発明は、伝熱板に形成する開口の総面積を大きくし、伝熱板にライニングした耐火物を伝熱面とするようにしたことに特徴がある。
本発明の熱交換器は、ケーシング内に伝熱面となる鋼製の伝熱板を配設して燃焼排ガスが流れる高温ガス通路と空気が流れる空気通路とを夫々形成し、前記伝熱板の燃焼排ガスに接触する面に耐火物をライニングすると共に、伝熱板に複数の開口を形成してこれらの開口から空気通路内を流れている空気の圧力が耐火物側へ掛かるようにしている。
その結果、本発明の熱交換器は、耐火物の伝熱板の開口に対向する部分にクラックが発生した場合、空気通路内を流れている正圧の空気が開口からクラックを通って高温ガス通路内に流れ込むことになり、腐食性成分やダストを含む負圧の燃焼排ガスがクラックから伝熱板側へ進入するのを阻止することができ、燃焼排ガスによる伝熱板の腐食を防止することができる。
又、本発明の熱交換器は、耐火物の伝熱板に対向する部分にクラックが発生した場合、高温ガス通路内の燃焼排ガスがクラックから侵入して伝熱板を徐々に腐食させるが、この腐食が進行して近傍の開口に至ると、空気通路内を流れている正圧の空気が開口から腐食部分に流れ込み、クラックに進入する燃焼排ガスの流れを止めることになり、伝熱板の腐食が拡大するのを防止することができる。
更に、本発明の熱交換器は、耐火物が劣化した場合、耐火物の背面側(耐火物の伝熱板に接触している面側)に空気通路内を流れている空気の圧力が常時掛かっているために耐火物が早期に脱落し、熱交換器の異常を早期に発見することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る輻射式の熱交換器1を示し、当該熱交換器1は、都市ごみや産業廃棄物等を処理する廃棄物処理設備に設置した各種炉(ごみ焼却炉や溶融炉、熱分解ガス化炉等)から排出される高温の燃焼排ガスG(高温ガス)から熱回収し、廃棄物の燃焼用や加熱用に使用される空気Aを加熱するものであり、炉の燃焼排ガスGの出口に接続されたガスダクト2に介設されている。
前記熱交換器1は、鋼製のケーシング3内に伝熱面となる鋼製の伝熱板4を配設し、前記ケーシング3内に腐食性成分及びダストを含む燃焼排ガスG(高温ガス)が流れる高温ガス通路5と燃焼排ガスGより低温高圧の空気A(燃焼用の空気Aや加熱用の空気A)が流れる空気通路6とを夫々形成すると共に、前記伝熱板4の燃焼排ガスGに接触する面に熱伝導率の高い耐火物7をライニングした輻射式の熱交換器1(輻射式の空気予熱器)となっている。この実施の形態に於いては、熱交換器1は、直径の異なる内筒1′及び外筒1″を同心円上に配置して成る二重円筒構造を呈しており、内筒1′内を燃焼排ガスGが流れると共に、内筒1′と外筒1″の間を燃焼用や加熱用の空気Aが流れるようになっている。
即ち、熱交換器1は、ガスダクト2を通って来た高温の燃焼排ガスGが通過する高温ガス通路5を形成する横断面形状が円形の内筒1′と、内筒1′の周囲に配置され、内筒1′の外周面との間に燃焼用や加熱用の空気Aが通過する環状の空気通路6を形成する外筒1″とから成り、空気通路6内を流れている空気Aと高温ガス通路5内を流れている燃焼排ガスGとを内筒1′を介して熱交換し、空気通路6内の空気Aを高温ガス通路5内の燃焼排ガスGにより加熱するようにしたものである。
具体的には、内筒1′は、鋼板材により形成した円筒状の伝熱板4の内周面に熱伝導性及び耐食性に優れた耐火物7をライニングすることにより形成されており、耐火物7で囲まれた空間が燃焼排ガスGの通過する高温ガス通路5となっている。この耐火物7には、HCl等の腐食性ガスやNaCl、KCl等の溶融塩を主とした付着ダストに対して耐食性を有し、且つ熱伝導性に優れたキャスタブル耐火物等の不定形耐火物や耐火煉瓦等の定形耐火物が使用されている。
又、内筒1′は、図2及び図3に示す如く、伝熱面となる鋼製の伝熱板4に複数の円形の開口4aが一定のピッチで形成されており、当該開口4aから空気通路6内を流れている燃焼用や加熱用の空気Aの圧力が耐火物7側へ掛かるように工夫されている。高温ガス通路5を流れる燃焼排ガスGと空気通路6を流れる空気Aとでは、空気Aの方が燃焼排ガスGよりも圧力が高いので、耐火物7の背面側(耐火物7の伝熱板4に接触している面側)には空気通路6内を流れている空気Aの圧力が常時掛かることになる。
一方、外筒1″は、鋼板材により形成した円筒状のケーシング3の外周面に保温材8を取り付けることにより形成されており、内筒1′の周囲に内筒1′と同心円上で且つ内筒1′との間に一定の間隙を空けて配置されている。従って、内筒1′と外筒1″との間には、環状の空間が形成されることになり、この空間が燃焼用や加熱用の空気Aの空気通路6となっている。
又、外筒1″の下端部には空気通路6へ空気Aを供給する入口9が形成されており、当該入口9は空気供給管(図示省略)を介して押込み送風機(図示省略)に接続されている。
更に、外筒1″の上端部には空気通路6内で加熱された空気Aが流出する出口10が形成されており、当該出口10は空気供給管(図示省略)を介して溶融炉(図示省略)のバーナ等に接続されている。
尚、外筒1″の入口9及び出口10には空気Aの量を測定する流量計(図示省略)が配設されており、流量計によって空気通路6から高温ガス通路5への空気Aの洩れを確認できるようになっている。このように、空気Aの洩れを確認することによって、耐火物7の補修等を行う時期を決めることができる。
そして、前記内筒1′及び外筒1″は、その上端部同士及び下端部同士が気密状に接続されており、温度上昇によって生じる内筒1′と外筒1″との間に生じる熱膨張を外筒1″の下端部側に設けた伸縮継手11により吸収する構造となっている。
上述した構造の熱交換器1によれば、溶融炉等から排出された高温(約800℃)の燃焼排ガスGは、ガスダクト2を通って熱交換器1へ送られ、熱交換器1の内筒1′の一端部(下端部)から高温ガス通路5内に入り、高温ガス通路5を通過する間に空気通路6内を流れている燃焼用や加熱用の空気Aにより冷却されて内筒1′の他端部(上端部)から排出される。
又、押込み送風機及び空気供給管により送られて来た低温(約20℃)の空気Aは、外筒1″の入口9から環状の空気通路6内に入った後、空気通路6内を螺旋状に通過し、その間に高温ガス通路5内を流れている高温の燃焼排ガスGにより加熱され、高温(約350℃)の空気Aとなって外筒1″の出口10から排出される。
前記熱交換器1に於いては、時間の経過により内筒1′の鋼製の伝熱板4を保護する耐火物7にクラック7aが発生する。
耐火物7の伝熱板4の開口4aに対向する部分にクラック7a(図2に示す上側のクラック7a)が発生した場合、空気通路6内を流れている正圧の空気Aが開口4aからクラック7aを通って高温ガス通路5内に流れ込むことになる。その結果、高温ガス通路5内を流れている負圧の燃焼排ガスGがクラック7aから伝熱板4側へ進入すると云うことがなく、腐食性成分やダストを含む燃焼排ガスGによる鋼製の伝熱板4の腐食を防止することができる。
又、耐火物7の伝熱板4に対向する部分にクラック7a(図2に示す下側のクラック7a)が発生した場合、高温ガス通路5内の燃焼排ガスGがクラック7aから侵入して伝熱板4を徐々に腐食12させるが、この腐食12が進行して近傍の開口4aに至ると、空気通路6内を流れている正圧の空気Aが開口4aから腐食12部分に流れ込み、クラック7aに進入する燃焼排ガスGの流れを止めることになる。その結果、伝熱板4の腐食12が拡大するのを防止することができる。
更に、耐火物7が劣化した場合、耐火物7の背面側(耐火物7の伝熱板4に接触している面側)に空気通路6内を流れている空気Aの圧力が常時掛かっているため、耐火物7が早期に脱落することになり、熱交換器1の異常を早期に発見することができる。
尚、伝熱板4に形成した開口4aのピッチ、開口4aの数、開口4aの大きさ及び開口4aの総面積等は、鋼製の伝熱板4に腐食が発生しても、この腐食があまり拡大せず、又、耐火物7が劣化した場合に空気Aの圧力により早期に脱落するように夫々設定されている。
上記実施の形態(図1乃至図3に示す熱交換器1)に於いては、伝熱板4に小さめの開口4aを多数形成し、開口4aの総面積を伝熱板4の面積に対して比較的小さくするようにしたが、他の実施の形態に於いては、伝熱板4に形成する開口4aの総面積を大きくし、伝熱板4にライニングした耐火物7を伝熱面とすると共に、伝熱板4を耐火物7の支持材として使用するようにしても良い。この場合には、伝熱板4が腐食すると云うことが殆どなくなるうえ、伝熱板4を構成する部材も必要最小限で済む。
又、上記実施の形態(図1乃至図3に示す熱交換器1)に於いては、伝熱板4に円形の開口4aを並列状に形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、図4に示す如く、伝熱板4に円形の開口4aを千鳥状に形成するようにしても良く、或いは図示していないが、伝熱板4に四角形や長方形、六角形等の所望の形の開口4aを形成するようにしても良い。
更に、上記実施の形態(図1乃至図4に示す熱交換器1)に於いては、伝熱板4にパンチングメタル構造の鋼板を使用するようにしたが、他の実施の形態に於いては、伝熱板4に金網構造の鋼板や多数の小孔(開口4a)を有するポーラス構造の鋼板を使用するようにしても良い。特に、金網構造の伝熱板4に不定形の耐火物7をライニングした場合には、内筒1′自体の軽量化を図れると共に、安価に製造することができる。
本発明の実施の形態に係る熱交換器の概略縦断面図である。 図1に示す熱交換器の部分拡大断面図である。 図2のI−I線断面図である。 伝熱板に千鳥状の開口を形成した熱交換器の要部の一部切欠斜視図である。 従来の熱交換器の概略縦断面図である。 従来の熱交換器の部分拡大断面図である。
符号の説明
1は熱交換器、3はケーシング、4は伝熱板、4aは伝熱板の開口、5は高温ガス通路、6は空気通路、7は耐火物、Aは空気、Gは高温ガス。

Claims (2)

  1. ケーシング内に伝熱面となる鋼製の伝熱板を配設して腐食性成分及びダストを含む高温ガスが流れる高温ガス通路と高温ガスより低温高圧の空気が流れる空気通路とを夫々形成すると共に、前記伝熱板の高温ガスに接触する面に熱伝導率の高い耐火物をライニングして成る熱交換器に於いて、前記伝熱板に複数の開口を形成し、当該開口から空気通路内を流れている空気の圧力が耐火物側へ掛かるようにしたことを特徴とする熱交換器。
  2. 伝熱板に形成する開口の総面積を大きくし、伝熱板にライニングした耐火物を伝熱面とするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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