JP2005068073A - 目元用化粧料 - Google Patents

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JP2005068073A JP2003299728A JP2003299728A JP2005068073A JP 2005068073 A JP2005068073 A JP 2005068073A JP 2003299728 A JP2003299728 A JP 2003299728A JP 2003299728 A JP2003299728 A JP 2003299728A JP 2005068073 A JP2005068073 A JP 2005068073A
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Abstract

【課題】目元における皮膚のはりの減少、皮膚のしわ、たるみの発生等の目元の皮膚特性の変化を効果的に予防・改善する、使用に際しては、つっぱり感に基づく目元の不快感がなく、また使用性にも優れた、目元用化粧料を提供すること。
【解決手段】2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとn−ブチルメタクリレート等の疎水性モノマーの共重合体、アセチル化ヒアルロン酸及び多価アルコールを含有することを特徴とする目元用化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、目元の皮膚をケアする目元用化粧料に関する。
人の顔等の皮膚は乾燥しやすく、特に冬場、乾燥したままで放置すると、皮膚のはり、弾力性を失い、たるみやしわの原因となる。また、疲労や加齢によってもしわやたるみが生じやすい。これらの肌のケアに対しては保湿することが有効であり、従来、保湿剤の配合された保湿クリーム等の皮膚をケアする化粧料の使用によって、皮膚のはりや弾力を保持してしわやたるみを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の状態を維持したり、それらを改善することが行われていた。
また、前記化粧料には保湿剤と共に高分子物質が配合され、保湿効果の持続と向上を図ろうとしているが、肌にはりを与える効果、しわやたるみの防止・改善効果は充分に得られていない(例えば、特許文献1及び2参照。)。
一方、目のまわりの皮膚は顔の中でもっとも乾燥しやすい部分であり、はりを失いやすく、しわやたるみも生じやすく、またそれらは目立つ。さらに、他の肌に比べてデリケートであり、感覚が敏感である。したがって、目のまわりに対しては、アイクリーム等特殊の目元専用の化粧料が使用されている。しかしながら、従来の目元用化粧料は、目元の皮膚のはりを維持又は減少を防止し、しわやたるみを防止、改善する効果が充分でなく、また高分子物質配合による目元の皮膚のつっぱり感が化粧する人に不快感を与え、使用性も充分でない。
高分子物質の目元用化粧料への配合技術に関しては、マッサージ用を目的としたものであるが、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子が配合されている例がある(例えば、特許文献3参照。)。また、目元用化粧料ではないが、美白用皮膚外用剤へ本発明に係る高分子物質と同様の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーの共重合体が配合されている(特許文献4参照。)。
特開平5−229928号公報 特開2001−114640号公報 特開2001−39851号公報 特開2003−73251号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、目元における皮膚のはりの減少、皮膚のしわ、たるみの発生等の目元の皮膚特性の変化を効果的に予防・改善する、使用に際しては、つっぱり感に基づく目元の不快感がなく、また使用性にも優れた、目元用化粧料を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、多価アルコールと共に特定の高分子化合物を配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーの共重合体、アセチル化ヒアルロン酸及び多価アルコールを含有することを特徴とする目元用化粧料である。
本発明は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーの共重合体を目元用化粧料全量中0.1〜5質量%、アセチル化ヒアルロン酸を目元用化粧料全量中0.001〜5質量%及び多価アルコールを目元用化粧料全量中5〜10質量%含有することを特徴とする目元用化粧料を実施態様の一つとする。
前記疎水性モノマーは、アルキルメタクリレート及び/又はアルキルアクリレートが好ましく、また、前記アルキルは炭素数2〜6のアルキルであることが好ましい。また、前記疎水性モノマーは、特にブチルメタクリレートであることが好ましい。
本発明は、さらに、水溶性高分子を含有することができ、水溶性高分子の配合により目元における皮膚のはりの減少、皮膚のしわ、たるみの発生等の目元の皮膚特性の変化に対する予防・改善効果が相乗的に向上する。
本発明は、さらに、シリコーン油を含有することができ、シリコーン油の配合により使用性が向上し、特に化粧時の化粧料のよれに対する効果が向上する。
本発明の目元用化粧料は、乳化化粧料であることが本発明の効果を有効に発揮する観点から好ましい。
(定義)
本発明において、目元用化粧料とは目のまわりに専用に用いられる化粧料である。
本発明によれば、目元における皮膚のはりの減少、皮膚のしわ、たるみの発生等の目元の皮膚特性の変化を効果的に予防・改善する、使用に際しては、つっぱり感に基づく目元の不快感がなく、また使用性にも優れた、目元用化粧料が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明においては、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(以下、MPCという。)と疎水性モノマーの共重合体(以下、MPCコポリマーという。)が含有される。
MPCコポリマーは既知の物質であり、MPCと疎水性モノマーとを常法に従って重合開始剤の存在下で反応させて得ることができる。
前記疎水性モノマーとしては、MPCと共重合体を形成し得るものであれば特に限定されないが、メタクリル酸又はアクリル酸のアルキルエステルである、アルキルメタクリレート又はアルキルアクリレートが好ましい。さらに好ましくはアルキルメタクリレートである。その他の疎水性モノマーとしてはスチレン等が挙げられる。前記好ましく用いられるメタクリル酸又はアクリル酸のアルキルエステルはそれぞれを併用してMPCと重合することもでき、好ましい使用方法である。またMPCとアルキルメタクリレートの共重合体と、MPCとアルキルアクリレートの共重合体とを混合して目元用化粧料に配合しても構わないが、前記MPCとアルキルメタクリレーとアルキルアクリレートとの共重合体を用いる方が好ましい。本発明においては前記アルキルは炭素数2〜6のアルキルであることが好ましい。本発明において用いられる疎水性モノマーの具体例としては、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、スチレン等が挙げられる。これらの疎水性モノマーのうちでは、特にn−ブチルメタクリレートが好ましい。疎水性モノマーは、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
前記MPCコポリマーの分子量は、本発明の効果を効果的に発揮する点で数平均分子量で100,000〜1,000,000が好ましく、さらに好ましくは300,000〜1,000,000である。また、MPCコポリマー中におけるMPC単位と疎水性モノマー単位との構成比(モル比)は、60:40〜90:10の範囲が好ましい。MPCコポリマーは、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明のMPCコポリマーは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばリピジュア(Lipidure)−PMB(MPCコポリマーの5%水溶液)(日本油脂株式会社製)等が挙げられる。
MPCコポリマーの含有量は、目元用化粧料全量中0.01〜10質量%が好ましい。含有量が0.01質量%未満では本発明の充分な効果が得られず、また、10質量%を越えて配合すると化粧時のべたつき感でてくる傾向がある。さらに好ましい含有量は目元用化粧料全量中0.1〜5質量%である。
本発明の目元用化粧料には、さらにアセチル化ヒアルロン酸(以下、AcHAという。)が含有される。
本発明に使用されるAcHAは、既知の物質であり、既知の製法(例えば、特開平6−9707号公報又は特開平8−53501号公報記載の方法)で得られたものを用いることができるが、ヒアルロン酸換算で1万〜100万程度の分子量をもつものが好適である。また、本発明に使用されるAcHAは、ヒアルロン酸構成単位当たりのアセチル基の置換数が2〜4のものが好適である。
本発明のAcHAは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばアセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)等が挙げられる。
本発明におけるAcHAの含有量は、目元用化粧料全量中0.0001〜10質量%が好ましく、さらに好ましくは0.001〜5質量%である。0.0001質量%未満ではその配合効果が充分発揮されない場合があり、10質量%を越えて配合してもそれ程の皮膚特性変化の予防・改善効果の向上は期待できず、さらには使用性面で劣ることがあり、好ましくない。
本発明の目元用化粧料には、さらに多価アルコールが含有される。
多価アルコールとしては、化粧料に配合できる多価アルコールであれば特に制限されず、例えば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン等が挙げられる。多価アルコールは1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
多価アルコールの含有量は、目元用化粧料全量中1〜15質量%が好ましい。含有量が1質量%未満では本発明の充分な効果が得られず、また、15質量%を越えて配合すると使用時にべたつきが目立つようになる等使用性が悪くなる傾向がある。さらに好ましい含有量は目元用化粧料全量中5〜10質量%である。
本発明の目元用化粧料には、さらに前記以外の水溶性高分子(以下、他の水溶性高分子ともいう。)を配合することができ、該水溶性高分子の配合により目元における皮膚のはりの減少、皮膚のしわ、たるみの発生等の目元の皮膚特性の変化に対する予防・改善効果が相乗的に向上する。
本発明に配合され得る他の水溶性高分子としては、化粧料に配合できる水溶性高分子であれば特に制限されないが、水溶液から水を除去した後に皮膜を形成する性質を持った皮膜形成性の水溶性高分子が好ましい。他の水溶性高分子の具体例としては、例えば、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、プルラン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸(HA)、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等が挙げられる。これらの中では、PVP、PVAが好ましい。他の水溶性高分子は1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
本発明において他の水溶性高分子を配合する場合の配合量は、目元用化粧料全量中、0.005〜5質量%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜2質量%である。0.005質量%未満ではその配合効果が充分発揮されず、5質量%を越えて配合すると塗布時の化粧料によれが生じる等使用性が悪くなるようになる。
本発明の目元用化粧料には、さらにシリコーン油を配合することができ、該シリコーン油の配合により使用性が向上し、特に化粧時の化粧料のよれに対する効果が向上する。
シリコーン油は、化粧料に配合できるシリコーン油であれば特に制限されないが、常温で液状のシリコーン油が好ましい。シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン,ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等環状シリコーン、アミノ変性ポリシロキサン,アルキル変性ポリシロキサン,フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等を挙げることができる。シリコーン油は1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。本発明においては、使用性の観点から、液状シリコーン油として、少なくとも低粘度(1〜30cSt)のシリコーン油が配合されることが好ましく、前記粘度は1〜10cStがさらに好ましい。
本発明においてシリコーン油を配合する場合の配合量は、目元用化粧料全量中、0.1〜20質量%が好ましく、さらに好ましくは1〜10質量%である。
本発明の目元用化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で前記以外の他の成分を適宜配合することができる。該他の任意配合成分としては、成分中に含まれる物質が複数の成分に該当する場合がある記載であるが、例えば、多価アルコール等前記以外の保湿剤、前記以外の油分、界面活性剤、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤等の薬剤、植物抽出物、酸化防止剤、防腐殺菌剤、香料、水等を挙げることができる。
前記他の任意配合成分は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
前記他の任意配合成分のうち、多価アルコール等前記以外の保湿剤の具体的な例としては、例えば、アミノ酸、乳酸(ナトリウム等)塩、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素等を挙げることができる。多価アルコール等前記以外の保湿剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
また、前記以外の油分の例としては、例えば、硬化油、モクロウ、カカオ脂、硬化ヒマシ油、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、月見草油等の油脂;ミツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ホホバロウ、ホホバ油、液状ラノリン等のロウ類;固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、揮発性炭化水素等の炭化水素油;パルミチン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸オクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリミリスチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ジオクタン酸ペンタエリトリット、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール等を挙げることができる。前記以外の油分は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
また、界面活性剤の例としては、例えば、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、アシルメチルタウリン塩等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等の両性界面活性剤;
ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)ソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POEソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POEグリセリンモノイソステアレート等)、ポリエチレングリコール(以下、PEGという。)脂肪酸エステル類(PEGモノオレエート、PEGジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという。)アルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤等を挙げることができる。界面活性剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
本発明の目元用化粧料は前記成分を配合して常法にしたがって調製することができる。
本発明の目元用化粧料のとり得る形態としては、例えば、乳液、クリーム、ジェル等が挙げられるが、これらの形態に限定されるものではない。本発明においては、乳液、クリーム等の乳化系の化粧料が本発明の効果を有効に発揮する観点から好ましい。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
1.肌のはり、弾性及び肌のしわ、たるみの防止、改善効果
20名のパネル(自己申告で「目元の肌にはり、弾力性がなく、しわやたるみも気になる」と感じている人)による使用テスト(各化粧料を目元の皮膚に連日1ヵ月間使用)を行い、使用した後の肌のはり、弾力性及び肌のしわ、たるみに対する改善効果について、下記の判定基準に基づいて判定してもらった。次いで、各人の判定結果から下記評価基準に基づいて評価した。
(判定基準)
(肌のはり、弾力性)
著効:肌に非常にはり、弾力性がでた。
有効:肌にはり、弾力性がややでた。
効果なし:肌のはり、弾力性に変化がないか、使用前より悪化した。
(肌のしわ、たるみ)
著効:肌のしわ、たるみが非常に改善された。
有効:肌のしわ、たるみがやや改善された。
効果なし:肌のしわ、たるみに変化がないか、使用前より悪化した。
(評価基準)
◎:被験者が著効及び有効の示す割合(有効率)が80%以上。
○:被験者が著効及び有効の示す割合(有効率)が50%以上80%未満。
△:被験者が著効及び有効の示す割合(有効率)が30%以上50%未満。
×:被験者が著効及び有効の示す割合(有効率)が30%未満。
2.使用性、使用感官能試験
各試験品について、20名の専門パネルに、使用性(化粧時の化粧料のよれ)、使用感(化粧によるつっぱり感に基づく不快感)について判定してもらい、下記評価基準に基づいて、各試験品の使用性、使用感を評価した。
化粧時の化粧料のよれの評価基準
◎:化粧料のよれがなく使用性がよいと感じた人が16人以上。
○:化粧料のよれがなく使用性がよいと感じた人が11人〜15人。
△:化粧料のよれがなく使用性がよいと感じた人が6人〜10人。
×:化粧料のよれがなく使用性がよいと感じた人が5人以下。
つっぱり感による不快感の評価基準
◎:つっぱり感による不快感がなく使用感がよいと評価した人が16人以上。
○:つっぱり感による不快感がなく使用感がよいと評価した人が11人〜15人。
△:つっぱり感による不快感がなく使用感がよいと評価した人が6人〜10人。
×:つっぱり感による不快感がなく使用感がよいと評価した人が5人以下。
[実施例1〜3、比較例1〜5]
表1に示す成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の目元用化粧料(アイクリーム)を以下の方法で調製した。
(製造法)
(1)〜(8)を加熱混合し、70℃に調整した(油相)。次に水相として(9)〜(16)を加熱混合して、70℃に調整した。この水相に先の油相を添加して予備乳化を行った。この予備乳化物の乳化粒子をホモミキサーで均一にした後、攪拌冷却を行って室温まで冷却し、所望するクリームを得た。
Figure 2005068073
表1中、
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)リピジュア−HM−500(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCホモポリマー固形分としての量を表示した。)
(注3)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)
上記実施例1〜3、比較例1〜5の目元用化粧料(アイクリーム)につき効果試験を行い、その評価結果を表2に示す。
Figure 2005068073
表2から分かるように、MPCコポリマー、AcHA、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンを配合した実施例1〜3のアイクリームは、いずれも優れた効果を有するものであった。これらのうち、特に、PVPをさらに配合した実施例3のアイクリームは、はり、弾力性防止防止、改善効果、しわ、たるみ防止、改善効果がさらに向上した。
これらに対して、MPCコポリマー及びAcHAが配合されていないアイクリーム(比較例1〜2)、MPCコポリマー又はAcHAのどちらかのみを配合した比較例3〜4のアイクリーム、MPCホモポリマー及びHAを配合した比較例5のアイクリームは、いずれも本発明の効果を発揮し得ないものであった。なお、多価アルコールに多量のPVPを配合した比較例2のアイクリームは、しわ、たるみ防止、改善効果の向上は見られたが、使用性、使用感の点で好ましいものではなかった。
以下、さらに本発明目元用化粧料の実施例を示す。なお、製造は実施例1〜3の方法に準じて行った。また、前記効果試験をこれらにおいて行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
〔実施例4〕アイクリーム
成分 配合量(質量%)
ベヘニルアルコール 2.0
セチルアルコール 0.5
パルミチン酸セチル 2.0
スクワラン 2.0
トリオクタン酸グリセリル 3.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
ステアリン酸グリセリル 2.0
POE(20)セチルアルコールエーテル 1.5
MPCコポリマー(注1) 0.1
AcHA(注2) 3.0
PVP 0.1
デンプン 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.03
1,3−ブチレングリコール 3.0
グリセリン 2.0
精製水 残量
アラントイン 0.1
フェノキシエタノール 0.4
合計100.0
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)
〔実施例5〕アイクリーム
成分 配合量(質量%)
ベヘニルアルコール 2.0
セチルアルコール 0.5
パルミチン酸セチル 2.0
スクワラン 2.0
トリオクタン酸グリセリル 8.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
メチルフェニルポリシロキサン 2.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.1
ステアリン酸グリセリル 2.0
POE(20)セチルアルコールエーテル 1.0
モノステアリン酸POE(10)ソルビタン 0.5
MPCコポリマー(注1) 3.0
AcHA(注2) 0.1
PVP 0.1
コンドロイチン硫酸 0.01
ポリアクリル酸ナトリウム 0.01
1,3−ブチレングリコール 3.0
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 3.0
イオン交換水 残量
アラントイン 0.1
フェノキシエタノール 0.4
合計100.0
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)

〔実施例6〕アイクリーム
成分 配合量(質量%)
ベヘニルアルコール 4.0
セチルアルコール 4.0
スクワラン 3.0
トリオクタン酸グリセリル 2.0
トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン 5.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
メチルフェニルポリシロキサン 2.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0
ステアリン酸グリセリル 2.0
モノステアリン酸POE(10)ソルビタン 1.0
POE(60)硬化ヒマシ油 1.0
MPCコポリマー(注1) 1.0
AcHA(注2) 0.05
コンドロイチン硫酸 0.1
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
PVA 0.05
1,3−ブチレングリコール 1.0
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 5.0
精製水 残量
アラントイン 0.1
フェノキシエタノール 0.4
合計100.0
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)
〔実施例7〕アイクリーム
成分 配合量(質量%)
ベヘニルアルコール 1.0
セチルアルコール 5.0
スクワラン 1.0
トリオクタン酸グリセリル 5.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
ステアリン酸グリセリル 2.0
POE(20)セチルアルコールエーテル 1.0
POE(60)硬化ヒマシ油 1.0
MPCコポリマー(注1) 2.0
AcHA(注2) 3.0
PVP 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 7.0
イオン交換水 残量
アラントイン 0.1
フェノキシエタノール 0.4
合計100.0
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)
〔実施例8〕アイクリーム
成分 配合量(質量%)
ベヘニルアルコール 5.0
セチルアルコール 3.0
パルミチン酸セチル 3.0
スクワラン 3.0
トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
ステアリン酸グリセリル 2.0
モノステアリン酸POE(10)ソルビタン 2.0
MPCコポリマー(注1) 1.5
AcHA(注2) 2.0
PVP 0.05
PVA 0.05
ヒドロキシプロピルセルロース 0.05
1,3−ブチレングリコール 6.0
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 3.0
イオン交換水 残量
アラントイン 0.1
フェノキシエタノール 0.4
合計100.0
(注1)リピジュア−PMB(日本油脂株式会社製)(配合量はMPCコポリマー固形分としての量を表示した。)
(注2)アセチル化ヒアルロン酸(株式会社資生堂製)

Claims (8)

  1. 2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーの共重合体、アセチル化ヒアルロン酸及び多価アルコールを含有することを特徴とする目元用化粧料。
  2. 2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーの共重合体を目元用化粧料全量中0.1〜5質量%、アセチル化ヒアルロン酸を目元用化粧料全量中0.001〜5質量%及び多価アルコールを目元用化粧料全量中5〜10質量%含有することを特徴とする請求項1記載の目元用化粧料。
  3. 疎水性モノマーがアルキルメタクリレート及び/又はアルキルアクリレートである請求項1又は2記載の目元用化粧料。
  4. アルキルが炭素数2〜6のアルキルである請求項3記載の目元用化粧料。
  5. 疎水性モノマーがブチルメタクリレートである請求項4記載の目元用化粧料。
  6. さらに、水溶性高分子を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の目元用化粧料。
  7. さらに、シリコーン油を含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の目元用化粧料。
  8. 化粧料が乳化化粧料である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の目元用化粧料。
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