JP2005067330A - シート回転機構に用いる樹脂スライダー - Google Patents

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博章 市川
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Abstract

【課題】シート回転機構の方向転換時、回転操作力を軽減できて円滑な回転性を確保し、また、そのシート回転機構のロック時、上下方向にも横方向にもガタ付きを防止する。
【解決手段】円弧状パッド・ボディ11およびそのパッド・ボディ11の下端に一体的に連続されてそのパッド・ボディ11のパッド面13上に折り返されるU字形フランジかみ付き曲り12から全体的に断面J字形に成形され、そのパッド・ボディ11が、そのパッド面13の両側にテーパー付けで肉取りされて作られる左右のフランジ逃げ面16、16と、裏面14の両側に突き出される左右のフランジ当り17、17と、上端15に突き出されるトップ・フランジ当り18と、その上端15から下方に適宜に位置され、左右方向に伸び、そのパッド面13からその裏面14に通して穴明けされて肉抜きするスロット19とを備え、そして、ばね性がそのパッド面13に直交する方向にも上下方向にも付与される。
【選択図】図3

Description

この発明は、乗り物シート、特に、自動車シートのシート回転機構に用いる樹脂スライダーに関する。
自動車シートは、方向転換にシート回転機構を用いる。そのシート回転機構は、固定フレームがシート・ライザー上に固定的に支持され、そして、回転フレームが組付けプレートを用いてその固定フレーム上に多数のステール・ボールを挟み、さらに、その固定フレームとその組付けプレートとの間に複数の樹脂スライダーを挟んでその固定フレームに回転可能に支持され、そして、ロック時、その固定フレームに対するその回転フレームのがた付きを防止できるところの構造が採られる。その構造では、その回転フレームの上下方向のガタ付きには効果があるがその回転フレームは横方向にガタ付きを生じ、また、回転操作力が大きくなる不具合がある。
特開2002−160556
この発明の課題は、シート回転機構の回転操作時、回転操作力を軽減でき、そのシート回転機構のロック時、上下方向にも横方向にも回転フレームのガタ付きを防止するところのシート回転機構に用いる樹脂スライダーの提供にある。
この発明は、円弧状パッド・ボディおよびそのパッド・ボディの下端に一体的に連続されてそのパッド・ボディのパッド面上に折り返されるU字形フランジかみ付き曲りから全体的に断面J字形に成形され、そのパッド・ボディが、そのパッド面の両側にテーパー付けで肉取りされて作られる左右のフランジ逃げ面と、裏面の両側に突き出される左右のフランジ当りと、上端に突き出されるトップ・フランジ当りと、その上端から下方に適宜に位置され、左右方向に伸び、そのパッド面からその裏面に通して穴明けされて肉抜きするスロットとを備える。
この発明では、そのパッド・ボディがその左右のフランジ逃げ面およびその左右のフランジ当りで横方向にばね性が付与され、そして、そのスロットで上下方向にもばね性が付与され、シート回転機構の回転操作時、回転操作力が軽減されて回転フレームが円滑に回転され、また、そのシート回転機構のロック時、スライダー全体の締付けによってその回転フレームのガタ付きが防止される。
円弧状パッド・ボディが左右のフランジ逃げ面、左右のフランジ当り、トップ・フランジ当り、およびスロットを備え、そして、下端にU字形フランジかみ付き曲りを一体的に連続させるところの全体的に断面J字形で樹脂から成形される。
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のシート回転機構に用いる樹脂スライダーを説明するに、図1ないし図4は、レクリエーショナル・ビーグルにおいてセカンド・シート(図示せず)のシート回転機構30に活用されるところのこの発明のシート回転機構に用いる樹脂スライダーの具体例10を示し、そして、そのシート回転機構30は、そのセカンド・シートとシート・トラック(図示せず)との間に組み込まれてそのセカンド・シートに活用される。具体的には、そのシート回転機構30は、左右のシート・ライザー(図示せず)がそのシート・トラック上に支持され、また、固定フレーム31がその左右のシート・ライザーのトップ間に渡され、そして、複数のボルト−ナットでその左右のシート・ライザーのそのトップ上に締め付けられて固定的に支持され、さらに、固定フレーム32が組付けプレート33を用いてその固定フレーム31上に多数のスチール・ボール38を挟み、そして、等間隔でその固定フレーム31とその組付けプレート33との間にその樹脂スライダーに10を4箇挟んでその固定フレーム31に回転可能に支持され、そして、そのセカンド・シートを固定的に支持する。勿論、その多数のスチール・ボール38はリテイナで保持されている。
その固定フレーム31は、プレスで大きな円形窓35を抜き、外周縁に下向きの環状組付けフランジ36を連続的に折り返して曲げて成形され、さらに、プレスでその折返し箇所の上面34に環状にボール溝37を開口させてそのボール溝37にその多数のスチール・ボール38をはめ込み可能にする。
その回転フレーム32は、その固定フレーム31のその円形窓35にセンター合わせされた大きな円形窓40をプレスで抜き、そしてさらに、その固定フレーム31のそのボール溝37に向かい合うようにプレスで下面39に環状のボール溝41を開口させ、そして、そのボール溝41とその固定フレーム31のその円形窓37との間にその多数のスチール・ボール38を挟み込み可能にする。また、その組付けプレート33は、その回転フレーム32のその円形窓40にセンター合わせされた大きな円形窓42をプレスで抜き、そしてさらに、プレスでその円形窓42の開口縁に環状フランジ・ポケット43を連続的に折り返して曲げて成形され、そして、その環状フランジ・ポケット43にその固定フレーム31のその下向き環状組付けフランジ36をはめ込んでその固定フレーム31にその回転フレーム32を回転可能に組み付け可能にする。その環状フランジ・ポケット43は、上方に開口されて上向きの環状組付けフランジ44で限定された環状袋に折り返し曲げされてその固定フレーム31のその下向き環状組付けフランジ36をはめ込み可能にする。その環状フランジ・ポケット43は、その樹脂スライダー10の組付け状態でその下向きの環状組付けフランジ36をはめ込む。その回転フレーム32は、また、操作レバー45で解除されて回転可能にされる。
その樹脂スライダー10は、円弧状パッド・ボディ11およびそのパッド・ボディ11の下端に一体的に連続されてそのパッド・ボディ11のパッド面13上に折り返されるU字形フランジかみ付き曲り12から全体的に断面J字形に設計されて樹脂から成形され、そして、そのパッド・ボディ11が、そのパッド面13の両側にテーパー付けで肉取りされて作られる左右のフランジ逃げ面16、16と、裏面14の両側に突き出される左右のフランジ当り17、17と、上端15に突き出されるトップ・フランジ当り18と、その上端15から下方に適宜に位置され、左右方向に伸び、そのパッド面13からその裏面14に通して穴明けされて肉抜きするスロット19とを備え、そして、ばね性が、その左右のフランジ逃げ面16、16、その左右のフランジ当り17、17、およびそのスロット19でそのパッド・ボディ11に横方向にも上下方向にも付与される。
具体的には、そのパッド・ボディ11は、その左右のフランジ逃げ面16、16およびその左右のフランジ当り17、17でその横方向にばね性が付与され、そして、そのスロット19で上下方向にもばね性が付与される。勿論、その横方向は、そのパッド面13に直交する方向である。
そのU字形フランジかみ付き曲り12は、内側面20に突き出される左右のフランジかみ付き歯21、21を備える。
したがって、この樹脂スライダー10は、予めそのU字形フランジかみ付き曲り12にその固定フレーム31のその下向きの環状組付けフランジ36の下端を挟ませてその左右のフランジかみ付き歯21、21でその下向きの環状組付けフランジ36に固定的に組み付けられ、そして、その下向きの環状組付けフランジ36と一緒にその組付けプレート33のその環状フランジ・ポケット43にはめ込まれ、そして、その固定フレーム31および組付けプレート33は、その下向きの環状組付けフランジ36とその環状フランジ・ポケット43とのはめ合い結合によって互いに組み合わせられる。その回転フレーム32は、そのボール溝41とその固定フレーム31のそのボール溝37との間にその多数のスチール・ボール38を挟み、そして、複数のボルト−ナットでその組付けプレート33を締め付けてその固定フレーム31に回転可能に支持される。
そのシート回転機構30の方向転換時、その樹脂スライダー1−はその左右のフランジ当り17、17およびそのトップ・フランジ当り18によってその下向きの環状組付けフランジ36とその上向きの環状組付けフランジ44との間の隙間を無くしてそのシート回転機構30に回転操作力を軽減させて円滑な回転性を確保する。すなわち、その樹脂スライダー10は、その左右のフランジ逃げ面16、16およびそのスロット19でそのパッド・ボディ11に横方向にも上下方向にもばね性が付与されているので、その方向転換時、そのシート回転機構30には回転操作力が軽減されて円滑に回転される。また、そのシート回転機構30のロック時、その樹脂スライダー10は、その回転フレーム32によってその環状フランジ・ポケット43内に弾性的にたわんで押し潰され、その下向きの環状組付けフランジ36とその環状フランジ・ポケット43−その上向きの環状組付けフランジ4との間に隙間を無くしてその回転フレーム32は横方向にも上下方向にもガタ付きが確実に防止される。すなわち、そのパッド・ボディ11はその付与されたばね性によって弾性的たわみが可能になって下向きの環状組付けフランジ36とその環状フランジ・ポケット43−その上向きの環状組付けフランジ44との間の隙間を十分に吸収できるので、その樹脂スライダー10は、その回転フレーム32の横方向ガタ付きおよび上下方向ガタ付きを確実に防止する。
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
上述から理解されるように、この発明のシート回転機構に用いる樹脂スライダーは、円弧状パッド・ボディおよびそのパッド・ボディの下端に一体的に連続されてそのパッド・ボディのパッド面上に折り返されるU字形フランジかみ付き曲りから全体的に断面J字形に成形され、そのパッド・ボディが、そのパッド面の両側にテーパー付けで肉取りされて作られる左右のフランジ逃げ面と、裏面の両側に突き出される左右のフランジ当りと、上端に突き出されるトップ・フランジ当りと、その上端から下方に適宜に位置され、左右方向に伸び、そのパッド面からその裏面に通して穴明けされて肉抜きするスロットとを備え、そして、ばね性がそのパッド面に直交する方向にも上下方向にも付与されるので、この発明のシート回転機構に用いる樹脂スライダーでは、シート回転機構の方向転換時、回転操作力が軽減され、回転フレームが円滑に回転されてそのシート回転機構に円滑な回転性が確保され、また、そのシート回転機構のロック時、固定フレームと組付けプレートとの間に生じる隙間が吸収されて上下方向にも横方向にもガタ付きが防止され、その結果、乗り物の回転シートにとって非常に有用で実用的である。
この発明のシート回転機構に用いる樹脂スライダーの具体例を活用するところのレクリエーショナル・ビークルのセカンド・シートのシート回転機構を示した斜視図である。 図1の2−2線に沿って示した断面図である。 その樹脂スライダーを示した斜視図である。 その樹脂スライダーを部分的には示した平面図である。
符号の説明
11 円弧状パッド・ボディ11
12 U字形フランジかみ付き曲り
13 パッド面
14 裏面
15 上端
16 フランジ逃げ面
17 フランジ当り
18 トップ・フランジ当り
19 スロット
20 内側面
21 フランジかみ付き歯

Claims (2)

  1. 円弧状パッド・ボディおよびそのパッド・ボディの下端に一体的に連続されてそのパッド・ボディのパッド面上に折り返されるU字形フランジかみ付き曲りから全体的に断面J字形に成形され、そのパッド・ボディが、そのパッド面の両側にテーパー付けで肉取りされて作られる左右のフランジ逃げ面と、裏面の両側に突き出される左右のフランジ当りと、上端に突き出されるトップ・フランジ当りと、その上端から下方に適宜に位置され、左右方向に伸び、そのパッド面からその裏面に通して穴明けされて肉抜きするスロットとを備え、そして、ばね性がそのパッド面に直交する方向にも上下方向にも付与されるところのシート回転機構に用いる樹脂スライダー。
  2. そのフランジかみ付き曲りが、内側面に左右のフランジかみ付き歯を突き出す請求項1に記載のシート回転機構に用いる樹脂スライダー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220001766A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 주식회사다스 스위블 시트의 댐핑 장치
KR20220069495A (ko) * 2020-11-20 2022-05-27 주식회사다스 스위블 시트의 댐핑장치

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KR20220069495A (ko) * 2020-11-20 2022-05-27 주식회사다스 스위블 시트의 댐핑장치
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