JP2005066306A - 遊技機及び遊技機の入賞判定方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機のスタートスイッチを一定タイミングで操作したとしても有利にならないように、抽選に係る乱数の更新周期を予測困難に変化させることを目的とする。
【解決手段】 回転リールと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記回転リールを駆動するリール駆動部と、前記回転リールの回転位置を検出するリール位置検出部とを備える遊技機において、乱数発生器に対して所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する乱数更新停止信号発生部とを備える。例えば、前記ストップスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、前記リール駆動部又は前記リール位置検出部からの前記回転リールの停止信号に基づき乱数更新を再開させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、遊技機及び遊技機の入賞判定方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
従来の遊技機の動作は次のようなものであった。
先ず、スタートスイッチが操作されることにより、スタートスイッチがONとなる。これを受けて遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。回転リールの回転が開始する。ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。つまり、抽選処理において当選しているときのみ所定の条件の下で図柄が揃い入賞することにより、メダルが払い出されるが、当選しないときはストップスイッチをどのように操作してもメダルが払い出されることはない。これはメダルの払い出しを一定確率に保つためである。これを実現するため抽選処理において乱数発生器が用いられている。
遊技機の乱数発生器は例えばカウンタを用いて乱数を擬似的に発生させるものであった。この場合に発生する乱数はある程度の規則性をもち、そのため予測可能な面があった。遊技者がスタートスイッチを巧みに操作することにより抽選確率を予め定められた値以上にする可能性を否定できなかった。
そこで、本発明は、スタートスイッチの操作を工夫したとしても特定の乱数を取得できることがなく、抽選確率の点で特定の遊技者が有利にならない遊技機及び遊技機の入賞判定方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明に係る遊技機は、所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段を備える遊技機において、前記入賞抽選手段は、入賞抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器が発生する乱数を所定のスイッチの信号に基づき抽出する乱数抽出器と、抽選に係る数値と入賞の対応関係を予め格納する入賞判定テーブルと、前記入賞判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数の入賞の有無又は入賞の種類のうちの少なくとも一方を判定する判定部と、前記乱数発生器に対して所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する乱数更新停止信号発生部とを備え、前記乱数発生部は、前記乱数更新停止信号発生部からの信号に基づき一時的に乱数の更新を停止するものである。
さらに、前記遊技機が、回転リールと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記回転リールを駆動するリール駆動部と、前記回転リールの回転位置を検出するリール位置検出部とを備える場合において、前記乱数更新停止信号発生部は、前記ストップスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、前記リール駆動部又は前記リール位置検出部からの前記回転リールの停止信号に基づき乱数更新を再開させる信号を発生するようにしてもよい。
さらに、前記遊技機が、遊技媒体の投入を検出する検出部と、遊技を開始させるためのスタートスイッチとを備える場合において、前記乱数更新停止信号発生部は、前記検出部からの遊技媒体投入の検出信号に基づき乱数更新を停止させ、前記スタートスイッチからの信号に基づき更新を再開させる信号を発生させるようにしてもよい。
さらに、前記遊技機が、回転位置を検出するためのインデックス部材を含む回転リールと、前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記回転リールを駆動するリール駆動部と、前記回転リールの回転位置を検出するリール位置検出部とを備える場合において、前記乱数更新停止信号発生部は、前記スタートスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、前記リール位置検出部からの前記インデックス部材の検出に係る信号に基づき更新を再開させる信号を発生させるようにしてもよい。
さらに、前記遊技機が、回転リールと、前記回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチとを備える場合において、前記乱数更新停止信号発生部は、任意のストップスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、他の任意のストップスイッチからの信号に基づき更新を再開させる信号を発生させるようにしてもよい。
前記遊技機が、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備える場合において、前記乱数更新停止信号発生部は、前記コマンドの送信要求に基づき乱数更新を停止させ、前記コマンドの送信開始に応じて更新を再開させる信号を発生させるようにしてもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、第1のクロックで動作するタイミングカウンタと、前記第1のクロックと異なる周波数又は異なる位相の第2のクロックで動作し、前記スイッチの信号又は他の信号で前記タイミングカウンタの出力を読み込み、この値を元にカウントを行う揺らぎ発生用カウンタとを備え、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき乱数更新を停止させ、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号に基づき乱数更新を再開させる信号を発生するようにしてもよい。
さらに、前記タイミングカウンタ出力のビット入替を行うビット入替部を備え、前記揺らぎ発生用カウンタは、前記ビット入替部の出力を読み込むようにしてもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき動作する機械式リレーを備え、その出力を乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として出力するようにしてもよい。
前記機械式リレーの可動部に質量を付加したり、前記機械式リレーを、規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動するようにしてもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、カウンタと、前記カウンタで発生された値をアナログ値に変換して遅延時間制御信号として出力する制御信号発生器と、前記遅延時間制御信号に基づいて遅延させる遅延回路とを備え、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき乱数更新を停止させ、前記遅延回路の出力に基づき乱数更新を再開させる信号を発生するようにしてもよい。
前記カウンタの出力ビットのビット入替を行うビット入替部を備え、前記制御信号発生器は前記ビット入替部の出力に基づき前記遅延時間制御信号を生成するようにしてもよい。
前記カウンタのクロック周波数は、抽選に用いられるクロックの周波数と異なることが好ましい。
前記制御信号発生器は、前記カウンタで発生された値を前記スイッチの信号に基づき取得して保持するラッチと、前記ラッチで保持された値をアナログ値に変換するアナログ−デジタル変換器とを備えるようにしてもよい。
前記制御信号発生器は、前記カウンタで発生された値をアナログ値に変換するアナログ−デジタル変換器と、前記アナログ−デジタル変換器で変換されたアナログ値を前記スイッチの信号に基づき取得して保持するサンプル−ホールド回路とを備えるようにしてもよい。
前記遅延回路は、前記遅延時間制御信号に対応する時間を経過した後にパルスを発生するワンショットマルチバイブレータを備えるものであってもよい。
前記遅延回路は、前記スイッチの信号を入力とする積分回路と、前記積分回路の出力を前記遅延時間制御信号と比較しその結果に従ってパルスを発生するコンパレータとを備えるものであってもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として不規則な信号を発生する発振器とを備え、前記発振器は、抵抗、キャパシタ、インダクタの一部又は全部を組み合わせた回路要素に基づき所定の周波数の信号を発振して出力するものであって、前記回路要素の各構成素子の少なくとも一部は温度変化によりその定数が変化するものであってもよい。
前記発振器は、第1発振器及び第2発振器と、これらの出力を合成する合成部とを備え、前記第1発振器及び第2発振器の少なくとも一方は、抵抗、キャパシタ、インダクタの一部又は全部を組み合わせた回路要素に基づき所定の周波数の信号を発振して出力するものであって、前記回路要素の各構成素子の少なくとも一部は温度変化によりその定数が変化するものであってもよい。
前記回路要素に抵抗を含み、前記抵抗は例えば温度依存性を有する半導体(サーミスタなど)である。
前記発振器は、ヒステリシス付のシュミットトリガ素子のインバータと、その出力を入力に帰還させる回路に設けられた抵抗及びキャパシタとを備え、キャパシタの充放電を利用して発振させるものであってもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、時間経過又は温度変化に伴い変化する制御電圧を発生する電圧発生部と、前記制御電圧に基づき乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として不規則な信号を発生する電圧制御発振器とを備えるようにしてもよい。
前記電圧発生部に抵抗を含み、前記抵抗は温度依存性を有する半導体であってもよい。
前記乱数更新停止信号発生部は、ひとつ又は複数の値を抽出し、当該値を乱数の種として乱数を発生させ、前記乱数に基づき不規則な時間を選定し、前記不規則な時間に対応して乱数の更新を停止させるようにしてもよい。
この発明は、所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う遊技機の入賞判定方法であって、
乱数を発生する第1ステップと、
前記第1ステップで発生された乱数の中から乱数を抽出する第2ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第2ステップで抽出された乱数について入賞の有無又は入賞の種類の少なくとも一方を判定する第3ステップと、
所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する第4ステップと、
前記第4ステップの指示に基づき一時的に乱数の更新を停止させる第5ステップとを備えるものである。
好ましくは、前記第5ステップにおいて、乱数の更新の停止に係る時間を毎回不規則に変動させる。
この発明は、所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
乱数を発生する第1ステップと、
前記第1ステップで発生された乱数の中から乱数を抽出する第2ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第2ステップで抽出された乱数について入賞の有無又は入賞の種類の少なくとも一方を判定する第3ステップと、
所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する第4ステップと、
前記第4ステップの指示に基づき一時的に乱数の更新を停止させる第5ステップとをコンピュータに実行させるものである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、所定の契機で乱数の更新を停止又は再開するようにすることで、乱数の値が時間経過と同期しないようになり、したがって、一定のタイミングでスタートスイッチを押下したとしても意図した値ではない乱数を取得させることができ、もって不正行為を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン、回胴式遊技機とも呼ばれる)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の高さに設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、メダル投入口100に連続してメダル投入をして貯留させた貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スロットマシン10の内部には、後述のように、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで動作させるものであり、具体的には、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(記憶部:一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、入賞判定に応じて得られる「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、前記「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると入賞と判定され、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
前述の制御装置は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた内部抽選確率に基づいて入賞資格を得たか否かの入賞判定のための抽選を行う入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による内部抽選結果が当選である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、遊技者にとって有利な特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1(第1処理部)とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2(第2処理部)とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。メイン基板1は、後述の乱数発生部20に対して所定の条件の下で乱数更新の停止を指令する信号を発生する乱数更新停止信号発生器1aを含む。これは例えばソフトウエアにより実現され、この場合この処理はメイン基板1のCPUにより実行される。メイン基板1のROMにはこの処理を行うためのプログラムが予め書き込まれている。乱数更新停止信号発生器1aについては後に詳しく説明する。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
なお、図2において乱数更新停止信号発生器1aをメイン基板1に内蔵させたり、これをメイン基板1で実現するような形で表現しているが、本発明はこれに限定されない。乱数更新停止信号発生器1aをメイン基板1に付加する、マイコンを用いたファームウエアも含むハードウエアの形で実現するようにしてもよい。
メイン基板1には乱数発生部20、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパー駆動部80、ホッパー81及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
乱数発生部20は、一定範囲の数値を高速更新することで擬似的な乱数を発生させる乱数発生機能と、発生した乱数の中から任意の乱数を遊技者の操作を受けて抽出するサンプリング機能を備えるものである。具体例を挙げればカウンタとラッチで構成されるものである。
リール駆動部70は、3つのリール40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、リール40の近傍に設けられてリール40の回転位置を検出するための図示しないフォトインタラプタから出力パルス信号を受け、3つのリール40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないフォトインタラプタは各リール40が一回転する毎に各リール40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された入賞に応じた枚数のメダルを払い出すホッパー81のモーターを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が入賞に応じた所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果にて得られた入賞に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶制御基板200により表示制御される液晶表示装置62、スピーカ201や表示ランプ等を含むLED基板202は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン10で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、乱数発生部20で抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、乱数発生部20で発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、乱数発生器20がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数発生器20から生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
上述のようにメイン基板1のROMには、プログラム、入賞確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されているが、ROMに記憶されているという点でこれらを総称してROMデータと呼ぶことにする。あるいはCPUに読み込ませて制御処理をする動作させるためのプログラム及びこれに関連するデータという点でそれらを総称してプログラムデータとも呼ぶことがある。
図3は入賞抽選手段のブロック図である。入賞抽選手段の少なくとも一部の機能は、メイン基板1のROMに記憶されたプログラムを同上のCPUが実行することにより又はハードウエアにより実現される。入賞抽選手段は、図3に示すように、乱数発生器2、乱数抽出器3、判定部4、及び、入賞判定テーブル5を含む。乱数発生器2及び乱数抽出器3は図2の乱数発生部20に相当する。なお、入賞抽選手段の構成は図3に示したものに限定されない。
乱数発生器2は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内で発生させるものである。例えば、0〜一定数の範囲において任意の数値を所定の確率で発生させる。乱数発生器2は乱数更新のオン/オフを行うための制御端子を備え、ここにメイン基板1の乱数更新停止信号発生器1aからの信号線が接続される。すなわち、乱数発生器2が出力する乱数は乱数更新停止信号発生器1aの出力により制御される。
乱数抽出器3は、乱数発生器2が発生する乱数を所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。乱数発生器2は所定間隔で連続的に乱数を発生させている(乱数更新停止信号発生器1aにより中断された場合を除く)が、そのうちの一部が乱数抽出器3により抽出される。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
入賞判定テーブル5は、乱数発生器2がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。
判定部4は、乱数抽出器3が抽出した抽出乱数データを、入賞判定テーブル5の抽選確率データと参照する。すなわち、当該抽出乱数データを、乱数発生器2がとる乱数の全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選を決定するものである。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞判定テーブル5のどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
本発明は、乱数発生器2が出力する乱数の更新は乱数更新停止信号発生器1aの出力により制御されることを特徴とする。乱数更新停止信号発生器1aは、遊技中のイベントなどを含む所定の契機で乱数更新停止信号を発生させるが、その期間は一定ではない。したがって、乱数の更新が停止される期間はまちまちで、更新周期は常に変化することになる。同じ乱数が周期的に現れることない。つまり揺らぐのである。遊技中のイベントについて言えば遊技者が操作する関係上、時間的な揺らぎが発生するため、乱数の更新と時間経過の因果関係は無くなってしまう。
図3の入賞抽選手段によれば、抽選処理において遊技者自身が抽選を行う意味でスタートレバー押下信号を用いるが、乱数更新停止信号発生器1aによる乱数発生器20の制御のために乱数の値が時間経過と同期しないようになるので、遊技機外部からはタイミングが取れない。したがって、不正行為などは困難になる。
次に、乱数更新停止信号発生器1aにおいて発生する更新停止時間Tの性質について説明する。更新停止時間Tは不規則に毎回異なる値をとる、すなわち揺らぐ。ここでいう揺らぎとは、乱数更新の停止時間が毎回不規則に(予測困難に)変わるという意味である。更新停止時間Tは完全にランダムで一様の分布をすることが望ましいが、実用上はそれぞれの更新停止時間Tが一定の割合で発生するものでも差し支えない。要するに、規則的でなければよい。乱数更新停止時間Tの分布の例を図4(a)〜(c)に示す。これらの図は乱数更新停止時間とその発生頻度を模式的に表したものである。
この発明によれば、所定の契機で乱数の更新を停止又は再開するようにすることで、乱数の値が時間経過と同期しないようになり、したがって、一定のタイミングでスタートスイッチを押下したとしても意図した値ではない乱数を取得させることができ、もって不正行為を防止することができる。こうした乱数更新停止/再開のイベントを複数箇所に設けることで効果はさらに高まる。
乱数の更新を停止又は再開することの契機として例えば次のようなものがある。
(1)乱数更新停止信号発生部1aは、任意のストップスイッチ(停止ボタン)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール駆動部70やリール位置検出回路71からのリールの停止信号に基づき更新を再開させる。これは、停止するまでの回転リール(回胴)40の滑りを利用するものである。この滑りの程度はストップボタン押下のタイミングや抽選結果などによって毎回不規則に変化する。
(2)乱数更新停止信号発生部1aは、図示しないメダルセレクタからのメダルの投入の検出信号に基づき乱数更新を停止させ、スタートスイッチ30からの信号に基づき更新を再開させる。
(3)乱数更新停止信号発生部1aは、スタートスイッチ30からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール位置検出回路71からのリールのインデックス検出信号基づき更新を再開させる。リールの停止状態により最初(あるいは特定回数目まで)のインデックス検出までの時間は毎回不規則に変化する。具体的には、あるひとつのリールを予め定めておき、当該リールについて回転を開始した後に最初に(あるいは特定回数目の)インデックスを検出した時間を利用する。あるいは、3つ又は4つあるリールのインデックス検出信号のうち複数を選択して合成し(例えば論理和を求める)、その最初の(あるいは特定回数目の)インデックス検出信号を利用するようにしてもよい。
(4)乱数更新停止信号発生部1aは、任意のストップスイッチ(例えば第1ストップスイッチ)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、他の任意のストップスイッチ(第2ストップスイッチ)50からの信号に基づき更新を再開させる。
(5)乱数更新停止信号発生部1aは、サブコマンド送信要求に基づき乱数更新を停止させ、サブコマンド送信開始に応じて更新を再開させる。サブコマンド送信要求を受けてから実際にサブコマンドを送信するまでの時間は、CPUの処理状況により毎回異なる。例えば、0乃至36msの間で変化する。
上記(1)乃至(5)の例について詳細に説明する。
実施例1は、任意のひとつのストップスイッチ(停止ボタン)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール駆動部70やリール位置検出回路71からのリールの停止信号に基づき更新を再開させる、というものである。これは、停止するまでの回転リール(回胴)40の滑りを利用するものである。滑りの程度は毎回不規則に変化する。
図5は実施例1に係る乱数発生部20と乱数更新停止信号発生器1aを示す。同図において、2aは所定の周波数のクロックを発生するクロック発生器(発振器)である。2bは前記クロックで動作して0から所定値までの数値を繰り返し出力するカウンタである。3は乱数抽出器としてのラッチレジスタである。カウンタ2bはカウント停止端子を持ち、ここに所定の信号(例えばLレベルの信号)が入力されるとカウント動作を停止する。所定信号が入力されない状態では通常のカウント動作を行う。同図において、1a−1は乱数更新停止信号発生器の一例としてのフリップフロップ回路である。この回路1a−1のセット端子には任意のひとつのストップスイッチ50が押し下げられたときの信号が入力され(あるいは複数のスイッチ50の出力の論理和をとった信号でもよい)、同じくリセット端子には回転リール(回胴とも呼ぶ)40の停止信号が入力される(あるいは複数の回転リール40の停止出力の論理和をとった信号でもよい)。したがって、フリップフロップ回路1a−1はストップスイッチ押下信号によりカウント停止信号を発生させ、回転リール(回胴)停止信号によりカウント停止信号を解除し、カウンタ2bにカウントを再開させる。
図5は実施例1のハードウエア的ブロック図を示したが、実施例1はソフトウエア的にも実現できることは言うまでもない。図6に実施例1に係る処理のフローチャートを示す。
S1:メダルが投入されたり、ベットスイッチ16が押されると遊技が可能な状態になる。
S2:この状態でスタートレバー30が押されると遊技が開始される。すなわち、回転リール40が回転するとともに、S3の処理が行われる。
S3:ハードウエア乱数をラッチする。図5で説明すれば、スタートスイッチ30の押下信号でラッチレジスタ3がそのときのカウンタ2bの出力を取り込む。これが当該遊技における乱数値になる。
S4:当該乱数値に基づき図柄抽選処理が行われる。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S5:ストップボタン50が押し下げられたかどうか判断する。押し下げられたとき(YES)はS6の処理を行う。ストップボタン50は3つあるのでどのボタンからの信号を利用するかいくつかのパターンがある。すなわち、(1)3つのうちで特定のボタンを予め決めておき、当該特定のボタンの信号を利用する、(2)3つのうちから2つのボタンを予め決めておき、これらの信号の論理和を利用する、(3)3つすべての信号の論理和を利用する。実施例1は(1)乃至(3)あるいはこれらと同等の場合も含むものである。
S6:ストップボタン50が押し下げられたとき、ハードウエア乱数の更新を停止する。図5で説明すれば、カウンタ2bのカウント停止端子に停止信号を入力する。
S7:ストップボタン50の押し下げにより、回転リール(回胴)40の停止位置決定処理を行う。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S8:回転リール(回胴)40が停止したかどうか判定する。停止したとき(YES)はS9の処理を行う。回転リール40も3つあるのでどの回転リール40の停止信号を利用するかいくつかのパターンがある。ストップスイッチ50の場合と同様なので詳細な説明は省略する。
S9:ハードウエア乱数の更新を再開する。図5で説明すれば、カウンタ2bのカウント停止端子への停止信号を解除したり、前記端子への接続を切断する。
S10:全回転リール(回胴)40が停止したかどうか判定する。停止したとき(YES)はS10の処理を行う。
S11:入賞判定処理を行う。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S12:払い出し処理を行う。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
ところで、いずれかの入賞フラグが成立中に、対応する入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止することができない。
このように、S6:ハードウエア乱数の更新の停止からS9:ハードウエア乱数の更新の再開までの時間は、S8の処理の対象となっている回転リール(回胴)40の停止の時間に対応する。ひとつの回転リール40の停止時間は約7.5ms〜190msであるが、これは停止ボタンを押すタイミングや内部抽選の結果などに関係し、毎回異なる。言い換えれば、回転リール40の停止時間は常に揺らぐので、これを揺らぎ信号として利用することができる。1つの回転リール40による揺らぎの幅は約183msである。3つの回転リール40全体について言えばその停止時間は約22.5ms〜570msであり、揺らぎの幅は約548msとなる。回転リール40による揺らぎの幅はハードウエア乱数の更新周期(図5のカウンタ2bが0000から順次カウントアップしていったときにFFFFに達し、再び0000になるまでの時間)よりも大きいので、同更新周期を不規則に変動させることができる。
このことを図7のタイミングチャートを用いて説明する。同図において、ストップスイッチ押下信号がt2に発生し、回転リールがt3に停止している。t2からt3にかけてカウント停止信号が出力され、カウンタの動作は停止する。t2からt3にかけてのゆらぎTは滑りコマ数と呼ばれるもので、上記揺らぎの幅に相当する。同図のタイミングカウンタの値はカウント停止信号がないときは標準繰返周期で繰り返され、その予測は容易である。しかし、カウント停止信号により繰返周期は、標準繰返周期にゆらぎTを加えた時間になり、標準繰返周期とは大きくずれてしまう。したがってカウンタの値の予測は困難になり、たとえ標準繰返周期でスタートスイッチを操作したとしても所望のハードウエア乱数を得ることはできないのである。したがって不正行為を防止できるのである。
実施例1の理解を容易にするために、回転リール(回胴)の具体的構成について説明を加える。
図8に示すように、各リール40a〜40cは回転リールユニットとして構成されており、フレーム151にブラケット152を介して取り付けられている。各リール40a〜40cはリールドラム153の外周にリール帯154が貼られて構成されている。リール帯154の外周面には上記のシンボル列(図柄61)が描かれている。また、各ブラケット152にはステッピングモータ155が設けられており、各リール40a〜40cはこれらモータ155で駆動されて回転する。
各リール40a〜40cの構造は図9(a)に示される。リール帯154の背後のリールドラム153内部にはランプケース156が設けられており、このランプケース156の3個の各部屋にはそれぞれバックランプ157a,157b,157cが取り付けられている。これらバックランプ157a〜157cは図9(b)に示すように基板158に実装されており、この基板158がランプケース156の背後に取り付けられている。また、ブラケット152にはフォトインタラプタ159が取り付けられている。フォトインタラプタとは、1つのケースの中に発光素子(発光ダイオードなど)と受光素子(フォトトランジスタ、フォトダイオードなど)を対向配置し、その間に検出用の溝を設け、当該検出溝間を物体が通過したことを非接触で検知するものである。このフォトインタラプタ159は、リールドラム153に設けられた遮蔽板160がリールドラム153の回転に伴ってフォトインタラプタ159を通過するのを検出する。フォトインタラプタ159の信号が図2のリール位置検出回路71に入力される。
各バックランプ157a〜157cは図示しないランプ駆動回路によって個別に点灯制御される。各バックランプ157a〜157cの点灯により、リール帯154に描かれたシンボルの内、各バックランプ157の前部に位置する3個のシンボルが背後から個別に照らし出され、図柄表示窓13にそれぞれ3個ずつのシンボルが映し出される。
スタートレバー30のレバー操作により、リール40a〜40cが一斉に回転する。3つの停止ボタン50〜50は、各リール40a〜40cに対応して配置されている。各リール40a〜40cの回転速度が一定速度に達したときに各停止ボタン50〜50の操作が有効化され、各停止ボタン50〜50は遊技者の押しボタン操作に応じて各リール40a〜40cの回転を停止させる。
リール位置検出回路71は、フォトインタラプタ159からの出力パルス信号を受けて各リール40の回転位置を検出する。フォトインタラプタ159は各リール40が一回転する毎に遮蔽板60を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1に与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について、一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、メイン基板1のCPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータ155の回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。ストップスイッチ50が押された時に、対応するリール40を停止させる信号がメイン基板1に送られる。
実施例2は、図示しないメダルセレクタからのメダルの投入の検出信号に基づき乱数更新を停止させ、スタートスイッチ30からの信号に基づき更新を再開させるというものである。実施例2のフローチャートを図10に示す。S20,S21は1枚目のメダル投入を判定するためのステップである。実施例2によれば、1枚目のメダル投入からスタートスイッチ30の押下までの間で乱数の更新が停止される。この点を除き従来の遊技機と動作は同じであるので、詳細な説明は省略する。
実施例3は、スタートスイッチ30からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール位置検出回路71からのリールのインデックス検出信号基づき更新を再開させるというものである。リール回転を始めると、遅くとも360度回転するまでの間にリールドラム153に設けられた遮蔽板160がフォトインタラプタ159の光を遮る。この出力がインデックス検出信号としてメイン基板1に入力される。実施例3はスタートから最初のインデックス検出の間で乱数の更新を停止するというものである。遊技後のリールの停止状態は毎回まちまちであるから、最初のインデックス検出までの時間は毎回不規則に変化する。実施例3のフローチャートを図11に示す。S30は回胴の最初のインデックスを検出するためのステップである。この点を除き実施例1の遊技機と動作は同様であるので、その詳細な説明は省略する。
実施例4は、任意のストップスイッチ(例えば第1ストップスイッチ)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、他の任意のストップスイッチ(第2ストップスイッチ)50からの信号に基づき更新を再開させるというものである。実施例4のフローチャートを図12に示す。同図はストップボタンに係る処理の部分のみ示している。ストップボタン押下と回転リール(回胴)の停止位置決定処理が3回繰り返されるうち、一つ目のストップボタンで乱数の更新を停止し、二つ目のストップボタンで乱数の更新を再開する。再開を三つ目のストップボタンとしてもよい。二つ目のストップボタンで乱数の更新を停止し、三つ目のストップボタンで乱数の更新を再開してもよい。以上の点を除き従来の遊技機と動作は同様であるので、その詳細な説明は省略する。
実施例5は、メイン基板1におけるサブコマンド送信要求に基づき乱数更新を停止させ、サブコマンド送信開始に応じて更新を再開させるというものである。実施例1〜4はいずれも遊技者の操作と関連するものであったが、実施例5は装置の内部処理のみを契機とするものである。本発明は装置の内部処理を契機とするものも含む。サブコマンド送信要求を受けてから実際にサブコマンドを送信するまでの時間は、CPUの処理状況により毎回異なる。例えば、0乃至36msの間で変化する。この時間は揺らぎとして利用することができる。図13に実施例5に係るタイミングチャートを示す。サブコマンド送信要求がt10に発生し、サブコマンドの送信開始がt11であるとき、t10からt11までの時間:遅延Tが揺らぎとなり、このときのタイミングカウンタの繰り返し周期は標準繰返周期に遅延Tを加えたものになる。
以上、詳細に説明したように、本発明の実施の形態1によれば、遊技の中のあるイベントにより、装置の内部処理を契機とし、ある期間、乱数の更新を停止させ、その後再開させ、もって乱数の更新周期を変化させる。タイミングにより意図的に乱数値を取得できるのは、乱数値の更新が遊技と無関係に一定周期で行われるからであるが、遊技中のイベントには人間が操作する関係上、あるいは装置の内部処理の都合上、時間的揺らぎが発生するため、乱数の更新と時間経過の因果関係は無くなる。よって不正行為を防止できるのである。乱数を発生するためのカウンタのICは、更新停止を制御する信号端子を標準で備えているので、本発明の実施の形態を実現するためにハードウエアの追加は不要である。本発明の実施の形態は簡単に実現できるにもかかわらず、その効果は絶大である。
発明の実施の形態2.
乱数更新停止信号発生器1aをハードウエアで実現した例を図14に示す。
図14において、1aは所定のクロックで動作して0から所定値までの数値を繰り返し出力するタイミングカウンタ、1bは所定のクロックで動作する揺らぎ発生用カウンタである。揺らぎ発生用カウンタ1bのキャリー(桁上がり)はフリップフロップ回路1a−1のリセット信号となる。揺らぎ発生用カウンタ1bは、スタートスイッチ30の押下信号でタイミングカウンタ1aの出力を読み込み、このプリセット値を元にカウントしていくので、キャリーの出力されるタイミングはプリセット値に依存する。タイミングカウンタ1a、揺らぎ発生用カウンタ1b、乱数用のカウンタ2はそれぞれ異なる周波数・異なる位相のクロックで動作し、これらの間で相互に干渉することなく、互いに同期も持たないものとする。したがって、揺らぎ発生用カウンタ1bにプリセットされる値は外部から予測困難であり、毎回異なるので、キャリーのタイミングが様々に揺らぐことになる。
なお、図14においてフリップフロップ回路1a−1はスタートレバー押下信号でセットされるが、本発明はこれに限定されない。他のスイッチ、例えばストップスイッチの信号であってもよい。フリップフロップ回路1a−1のセット信号とリセット信号は別のスイッチで制御されてもよく、例えば、ストップスイッチでセットされ、スタートスイッチに起因してリセットされてもよい。
図15は、図14の装置の動作説明図(タイミングチャート)である。スタートレバー信号が有効となったとき(t1)、タイミングカウンタ1aの値(揺らぎ値)が揺らぎ発生用カウンタ1bに取り込まれる(A部)。同時にフリップフロップ1a−1がセットされる。揺らぎ発生用カウンタ1bが0に戻った際(B部)に出力されるキャリーでフリップフロップ1a−1がリセットされる。したがって図中のAからBまでの間だけカウント停止信号が出力される。
発明の実施の形態3.
揺らぎをさらに不規則にし予測できないようにするために、タイミングカウンタ1aの出力ビットのビット入替を行うビット入替部を備え、揺らぎ発生用カウンタ1bがビット入替部の出力を読み込むように構成してもよい。
図16にその構成例を示す。同図において、ビット入替部6は配線あるいはプリント基板のパターンの入れ替えによってビット入替を行っている。このためビット入替のパターンは固定的である。同図の例ではタイミングカウンタ1a出力のLSB(QH)が揺らぎ発生用カウンタ1b入力のMSB(D1)に接続され、タイミングカウンタ1a出力の他のビットはそれぞれ1/2だけ重みの小さな揺らぎ発生用カウンタ1b入力のビットに接続されている。つまり、QGがD8に、QFがD7に、以下同様に、QAがD2に接続される。このようなビット入替は右に1ビットシフトしたことと等価である。
上記のように接続された場合において、タイミングカウンタ1aの出力がどのように変換されるか図17及び図18を参照して説明する。タイミングカウンタ1aとしてカウンタを用いた場合、タイミングカウンタ1aは0,1,2,3,4,・・・を順次出力する。しかし、ビット入替部6で上記のようにビットが入れ替えられていると、揺らぎ発生用カウンタ1bが受け取るデータは0,8,1,9,2,・・・となる。このように単純なビットの入れ替えでも数値は大きく変化する。不正行為を行う者は乱数が0,1,2,3,4,・・・のように規則正しく発生され、大当たりの間隔が一定であることを知り、これを前提として不正行為を試みている。そこで、上記のようなビット入替を行うだけでも抽選結果の予測は困難になり、不正行為防止に効果がある。
上記ビット入替の例はビット全体を1ビットシフトするものであった。ビット入替の手法として、他にビットの入れ替えがある。以下、ビットの入れ替えについて説明する。
ビットの入れ替えは1組以上のビットを交換することである。乱数を構成する複数のビットの一部を入れ替えることについてシミュレーション結果に基づき具体的に説明する。以下の例は8ビットの場合である。なお、以下の説明における「変化の周期」とはビットの入れ替えを行ったときにCPUが受けるデータの変化の周期であり、「変化の振幅」とは同じくデータの変化の幅である(変化の幅が一定でないときはその最大値)。具体的には図19を参照されたい。
(1)1組のビットを入れ替える
シミュレーション結果を図20に示す。ビットの組み合わせを適宜選択することにより変化の振幅を2乃至128、変化の周期を2乃至32とすることができる。図示しないが1組のビットを入れ替えたときのグラフは、振幅が大きいときでも右上がりの線形であるので、あまり効果がないと考えられる。後述するように、変化の周期は短く、かつ、変化の振幅は大きいほうが好ましい。この観点から1組のビット入れ替えを評価すると、このビット入れ替えにはあまり好ましくないビット入れ替えが含まれている。
(2)2組以上のビットを入れ替える
シミュレーション結果を図21に示す。この場合は変化の振幅を32又は128、変化の周期を2とすることができる。2組以上のビットを入れ替えたときのグラフは振幅が大きく、しかもビット入替前の右上がりの線形形状とはかなり異なるので効果を期待できる。変化の周期は短く、かつ、変化の振幅は大きいほうが好ましいという観点から2組のビット入れ替えを評価すると、図21に示された全てのビット入れ替えは好ましいものである。したがって少なくとも2組以上のビット入れ替えを行うことが好ましい。
好ましくは、変化の振幅が大きく、しかも変化の周期が小さいとよい。そのためには最上位ビットと最下位ビットの入れ替えることが好ましい。このようにすれば1組のビットの入れ替えでもある程度効果を奏すると考えられる。
この発明の実施の形態3のようにビットの入れ替えを行えば、抽選結果をさらに不規則かつ予測困難にすることができる。
上記説明においてビット入替部6を配線や印刷基板のパターンで実現すると説明したが、ビット入替部6を例えばシフトレジスタ、ROMなどのメモリテーブル、マルチプレクサで実現してもよい。これらの例によればビット入替部6の入替パターンは外部からの信号で変更できるので、当該入替パターンを適宜変更するようにしてもよい。
ビット入替パターン変更指令信号としてストップスイッチからの信号、リールの回転開始又は停止信号、タイマからの時刻、日付又は曜日信号、ビッグボーナス(BB)などの入賞報知信号などを使用することができる。
ビット入替パターンを遊技ごとに変えるときは、その契機として抽選のタイミングが好ましい。あるいは、同じような乱数(一定範囲内の数値)が続けて発生した場合、それが予め定められた回数以上になったらビット入替パターンを変化させるようにしてもよい。例えばBBに連続2回又は5回中3回入賞したらビット入替パターンを変化させる。
発明の実施の形態4.
乱数更新停止信号発生器1aをソフトウエアで実現してもよい。図22のフローチャートを参照して、この発明の実施の形態4に係る乱数更新停止信号発生器1aの動作について説明する。本実施の形態において乱数更新停止信号発生器1aはソフトウエア(具体的にはプログラムに従って動作するマイクロプロセッサ)によって実現される。
図22のステップS20において、予め定められた所定のスイッチ、例えばスタートスイッチ30の状態を図示しないCPUが見に行く。所定のスイッチとしてストップスイッチ50を用いることもできる。あるいは、スイッチに代えて、リールの位置を検出するためのインデックスセンサの出力信号(リールの停止を要因とすることになる)を用いたり、図示しない集中端子板のIN信号(遊技開始後におけるメダル枚数の信号)を用いることができる。IN信号は図示しないホールコンピュータへ送られる信号であって、遊技を開始するときに投入された1遊技当たりのメダルの枚数を示す信号である。スタートレバーが押された後に出力され、枚数に応じたパルス信号が出される。
ステップS21で予め定められた所定の要因が発生しているかどうか、例えばスタートスイッチ30あるいはストップスイッチ50が押下されて信号が出力されているかどうか、リールのインデックスセンサ信号が出力されているかどうか、IN信号が出力されているかどうか、判定される。発生していないとき(NO)はステップS25に進み所定時間当該処理を待ち、その後再び処理を繰り返す。S20,S21,S25の処理によりCPUは所定時間(例えば1.5ms)ごとに乱数ラッチ用要因(例えばスタートレバースイッチ30の押下)を監視している。
ステップS21で所定の要因が発生しているとき(YES)はステップS22に進む。
ステップS22で抽選を行い、ランダムタイム(不規則な時間)を求める。そしてその間だけ乱数更新を停止させる。
ここでランダムタイムを求める手法として、(1)CPUのリフレッシュレジスタを使用するやり方、(2)ソフトウエアでカウンタを構成し、そのカウント値を使用するやり方、(3)乱数発生のためのハードウエア(カウンタなど)を用意するやり方、がある。
(1)のリフレッシュレジスタとは、CPUのメモリとして用いられるダイナミックメモリ(DRAM)を定期的に充電する(リフレッシュ)ために用いられるレジスタである。具体的には、リフレッシュレジスタにはDRAMをリフレッシュする際のアドレスが保持されている。リフレッシュレジスタの内容は時間に応じて変化するため乱数発生に利用することができる。具体的には、所定のタイミングでそのときのリフレッシュレジスタの値を読み出し、これを所定の式に当てはめて乱数値を求めるのである。
(2)のカウンタを用いるやり方は、基本的にはハードウエアのカウンタを用いるやり方と同様である。具体的には、メモリあるいはレジスタ上に所定値を記憶させ、これを一定時間ごとにカウントアップしていく。この値を所定の式に当てはめて乱数値を求める。
(3)は、カウンタや熱雑音を用いた物理的な乱数発生装置を用いるものである。
なお上記以外に公知のアルゴリズムを用いてもよい。
ステップS23において、発生されたランダムタイムを受け、これに相当する時間だけウエイト処理を行う。ランダムタイムは乱数であるから、ウエイト時間は不規則になる。乱数更新を当該ウエイト時間停止する。
ステップS24において、ウエイト時間経過したら乱数の更新を再開させる。
乱数の更新が停止される期間は、S22のランダムタイム抽選の処理時間とS23のランダムタイムウエイト処理時間の合計である。前述のようにランダムタイムウエイト処理時間は不規則であるから、乱数の更新が停止される期間は不規則になる。
発明の実施の形態5.
乱数更新停止信号発生器1aをハードウエアで実現した他の例を図23に示す。
図23において、110はスタートスイッチ押下信号を受けるリレー駆動用のバッファ回路、111は機械式リレーである。111aは機械式リレー111の駆動用コイル、111bは同じく接点である。駆動用コイル111aに電流が流れる/遮断されるとリレー111の機械式可動部が動き、これによりいずれかの接点が選択される。図23において接点の一方は接地され、他方は電源電圧VCCに接続されている。これらに対する共通接点は乱数更新停止/再開信号としてカウンタ2bへ送られる。図23の例ではリレー111が駆動され、Lレベル(接地電位)の信号が出力されたときに乱数更新が停止される(図24(b)の参照)。
図24は動作説明用の模式的タイミングチャートである。図24(a)はスイッチ(例えばスタートスイッチ、ストップスイッチなど)が押し下げられたときの信号を示す(信号の立ち下がりがスタートスイッチの押し下げられた時を示し、立ち上がりが同スイッチの戻りを示す)。図24(b)はリレー111の出力信号を示す。
図24を参照して本発明の実施の形態の動作について説明を加える。本発明の実施の形態において、スタートスイッチの接点出力又はそのセンサー出力により駆動される機械式接点を持つリレー111の接点出力を乱数更新停止/再開に使用する。一般的に機械式リレーが動作するときにその接点が何度もオン/オフするという現象(チャタリング)が生じる。図24の例ではスタートスイッチが押下されている間、リレー111が動作するが(図24(a))、図24(b)によればその際に接点はオン・オフを4回繰り返している(t1乃至t4)。このような不規則なチャタリングにより、本発明の実施の形態においては何度も乱数更新停止/再開が行われる。チャタリングによって発生する接点のオン/オフの回数(パルスの数)は不定であるため、予測不能な揺らぎとして利用することができる。
本発明の実施の形態における揺らぎの発生手法は、機械式リレーの動作時に生じるチャタリングという、従来は許容されなかった特性を逆に利用したものである。そのため、本発明の実施の形態においては通常とは異なる使い方をすることが好ましい。本発明の実施の形態で用いる機械式リレーはその可動部分が大きいものであること、すなわち大型のリレーであることが好ましい。可動部分の質量が大きいほどチャタリングが生じやすいためである。さらに、機械式リレーの可動部に質量を追加する(例えばリレーの可動部におもりを設ける)ようにしてもよい。さらに、機械式リレーの規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動するようにしてもよい。コイルによる可動部の吸引力が減り、チャタリングが生じやすくなるためである。
発明の実施の形態6.
乱数更新停止信号発生器1aをハードウエアで実現した他の例を図25及び図26に示す。
図25において、121は所定の周波数(遊戯者にとって抽選結果が予測困難になるという観点から、抽選処理に用いられるクロックとは周波数が異なることが望ましい。本発明の実施の形態においても異なる周波数を用いた場合を例にとり説明するが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもない)のクロックを発生するクロック発生器、122は前記クロックを受けて乱数値を発生する(カウントを行う)乱数発生器(カウンタ)、123はスタートスイッチが押下されたときに発生された乱数を取り込んで保持するラッチ、124はラッチ123で保持したデジタル値をアナログ値に変換するアナログ−デジタル変換器、125はスタートスイッチの押下信号をアナログ−デジタル変換器124の出力電圧に応じて遅延させる遅延回路である。遅延回路125は例えばワンショットマルチバイブレータあるいはタイマ回路であり、その遅延時間(スタートスイッチが押し下げられたときからパルスが出力されるまでの時間)はアナログ−デジタル変換器124の出力電圧及び外付けの抵抗RとコンデンサCの定数(時定数)により定まる。時定数は一定であるから、アナログの制御電圧によって遅延時間が制御されることになる。遅延回路125の出力がフリップフロップ回路1a−1に供給される。
図26はラッチ123に代えてサンプル−ホールド回路126を用いたものである。サンプル−ホールド回路(sample-and-hold circuit)は、入力信号を一連の決められた時点で測定する回路であり、その出力はつぎの測定が行なわれるまで保持される。ラッチ123は揺らぎ(乱数値)をデジタル値で保持するものであるが、サンプル−ホールド回路126は揺らぎをアナログ値で保持するものである。
図25及び図26いずれの回路も同じ動作を行う。
図27のタイミングチャートを参照して図25及び図26の回路の動作を説明する。
カウンタ122は連続してカウント動作を行っている。図27のタイミングカウンタの値の鋸歯状のグラフは、カウンタ122がクロックによりインクリメントされ、繰り返して全ビット0から全ビット1(16ビットであればFFFF)までを順に出力していることを模式的に示している(同グラフはカウンタ122のデジタル値をアナログ値に変換したものを観測した波形と考えることもできる)。
スタートスイッチ30(あるいはストップスイッチなどの他のスイッチ)が時刻t1に押し下げられたとすると、図25においてラッチ123がそのときのカウンタ122のデータ(矢印Aが示している部分)を取得して保持する。そして、当該データをアナログ−デジタル変換器124がアナログ値に変換する。このアナログ値がVaである。(図26)においてはサンプル−ホールド回路126がそのときのアナログ−デジタル変換器124の出力値Vaを保持する)
アナログ値Vaは遅延回路125に制御電圧として入力される。遅延回路125は制御電圧によりその遅延時間が変化するという性質をもっている。したがって、図27の遅延時間Tは電圧Vaに従って変化する。スタートスイッチ30の押し下げタイミングにより制御電圧Vaの値はさまざまに変化するから、その結果、遅延時間Tが不規則に変化することになる。このように遅延Tは一定値ではなく、スタートスイッチ30の押下ごとに毎回異なる値をとるので、抽出される乱数値を予測することは困難となる。なお、カウンタ122の出力が周期的であるのでこの周期に合わせてスタートスイッチ30を押し下げれば遅延時間Tを一定にすることが可能であるが、このようにしても抽出される乱数値を予測することはできない。クロック発生器121のクロック周波数と乱数発生器20で用いられるクロックの周波数は異なるので、遅延時間Tを一定にしても乱数抽出器3で抽出される乱数値は毎回異なるからである。別の言い方をすれば、スタートスイッチ30の押し下げタイミングを乱数発生器20の周期に合わせれば乱数更新停止制御回路1aの周期に合わせることができず、乱数更新停止制御回路1aの周期に合わせると乱数発生器20の周期に合わせることができず、いずれにしてもタイミングをとれず抽選結果を予測することはできない(この観点からは一方の周波数は他方の整数倍でないことが好ましい。例えば共通の約数をもたない7と11、13と19のような関係が好ましい。あるいはクロック発生器121の周波数を乱数発生器2の周波数よりも著しく低く(あるいは高く)することが好ましい)。
発明の実施の形態6において乱数発生のためにカウンタを用いるものの、不規則な遅延時間(揺らぎ)を発生させるためにアナログ回路を採用しているので、全部をデジタルで構成する場合に比べて部品点数が少なくて済み構成が簡単になる。
発明の実施の形態7.
乱数更新停止信号発生器1aをハードウエアで実現した他の例を図28及び図29に示す。
図25及び図26の回路はスタートスイッチ押下信号を遅延させるために遅延回路125を用いていた。これに代えて図28及び図29に示すように、積分回路とコンパレータを用いてもよい。図28及び図29はそれぞれ図25及び図26に相当するものである。以下、相違点について説明する。
図28及び図29において、127は抵抗RとコンデンサCを含むスタートスイッチ押下信号の積分回路(ローパスフィルタ)、128は積分回路127の信号をラッチあるいはサンプリングされた電圧Vaと比較し、電圧Vaに達したときにパルスを出力するコンパレータである。電圧Vaにより遅延時間Tが決定される点は図25及び図26の場合と同様である。
図30はタイミングチャートである。積分回路127によりスタートスイッチ押下信号は積分波形のようになる。この波形が電圧Vaに達したときにコンパレータ128はパルスを出力する。電圧Vaが減少すれば遅延時間は小さくなり、増加すれば遅延時間Tは大きくなる。つまり、積分回路127とコンパレータ128は、遅延回路125と同様に、制御電圧によりその遅延時間が変化するという性質をもっている。遅延時間Tは電圧Vaに従って変化し、前述のようにスタートスイッチ30の押し下げタイミングにより制御電圧Vaの値はさまざまに変化するから、その結果、遅延時間Tが不規則に変化することになる。
発明の実施の形態7の回路もアナログ回路を採用しているので、全部をデジタルで構成する場合に比べて部品点数が少なくて済み構成が簡単になる。
発明の実施の形態8.
乱数更新停止信号発生器1aをハードウエアで実現した他の例を図31に示す。
図31において、130−1,130−2は第1発振回路及び第2発振回路である。131は2つの発振回路130−1、130−2の出力を合成する合成部である。カウンタ2bは発振回路130−1,130−2で発生されたタイミング信号(図31ではこれらの合成信号)に基づき所定時間だけカウントが停止される(乱数更新が停止される)。発振回路130−1,130−2は、抵抗、キャパシタ、インダクタの一部又は全部を組み合わせた回路要素に基づき所定の周波数の信号を発振して出力するものであって、前記回路要素の各構成素子の少なくとも一部は温度変化によりその定数が変化するものである。このためその出力の周期・期間は変動し、その予測は困難である。この各構成素子の定数の変化は、設計上予定されていたものに限らず、製造上で生じた(結果として生じた)ものも含む。例えば、抵抗の定数やコンデンサの容量の製造上のばらつきやその温度依存性も含む。
このような発振回路130−1,130−2をあえて採用したのは、外部からの信号に対して揺らぎを持たせることにより、抽選の際に特定の数値を狙いづらくするためである。正確な周期でカウンタ回路のカウンタを行い、外部からの入力信号で数値を取り出す回路は、その周期が正確であればあるほど外部から狙い撃ちができてしまう。抽選に係るカウンタ回路が正確な周期でカウントする場合でも、外部からの入力信号によりカウントの停止/再開を制御することにより揺らぎを持たせることができる。これにより狙い撃ちをすることは難しくなる。ハードウエアで揺らぎを発生させることによりソフトウエア及びCPUの負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態における揺らぎの発生手法は、正確な発振器を使用しない点にある。つまり、温度ドリフトや製品ごとの性能のばらつきなど、従来は許容されなかった特性を逆に利用したのである。しかも、本発明の実施の形態において不正確な発振回路を2つ用意し、これらの出力を合成したので、より一層狙いづらくすることができる。
なお、抽選に係る乱数のカウントが[ns]オーダーであるのに対して、信号の揺らぎ時間を[ms]オーダーにすることで、揺らぎの効果をより一層高めることができる。
発振回路の具体的構成例を図32に示す。インバータINV1、コンデンサC1、抵抗R1により第1発振回路130−1が構成され、インバータINV2、コンデンサC2、抵抗R2により第2発振回路130−2が構成される。インバータINV1,INV2はヒステリシス付のシュミットトリガ素子である。ダイオードD1、D2は合成部131を構成する。図32の回路はコンデンサと抵抗の充放電を利用して発振させるものであるが、その周波数はコンデンサと抵抗による時定数に依存する。抵抗の定数、コンデンサの容量には製造上や温度上昇でのばらつきが大きいために正確な周期での発振は得られない。また、ノイズ等の影響でICに入力される電圧が変われば一時的に発振する周期も変わる。そのため図32の回路は信頼性を要求される産業用機器において用いられることはないが、揺らぎを発生させるためには却って好適である。
図31の装置の動作について、図33のタイミングチャートを参照して説明を加える。図33は第1発振回路130−1の出力CLK1、第2発振回路130−2の出力CLK2及びこれらを合成した出力(合成部131の出力)CLK3を示す。
図33において、第1発振回路130−1の周期tc1は、第2発振回路130−2の周期tc2の約2.5倍である。合成部131でCLK1とCLK2の論理積(論理和など他の演算でもよい)をとっているので、その出力は図6のCLK3のようになる。すなわちCLK1の周期tc1において1つまたは2つのパルスが出力される。このためCLK1は複雑な波形をしている。このような波形を得るためにはtc1をtc2の整数倍+端数(0.3,0.5,0.7など)とすればよい。しかも、前述のようにtc1とtc2は一定ではなく、温度に依存して変動する。このためCLK3は不規則なパルスと呼ぶことができる。カウンタ2bは不規則にカウントの停止/再開を行うので、発生される乱数を予測することは困難になり、不正行為を防止することができる。
発明の実施の形態9.
発振回路として、発振周波数が印加電圧によって変化する電圧制御発振器(voltage-controlled oscillator, VCO)を用いてもよい。これを用いた例を図34に示す。周波数に揺らぎをもたせるためには、電圧制御発振器140−1、140−2の制御電圧を不規則に変動させればよい。例えば、電源電圧(交流100V)は揺らいでいるからこれを検出して制御電圧として与えてもよいし、モータやソレノイドコイルなどが負荷として接続されてしばしば電圧が変動する回路の電圧を検出してもよい。あるいは時間経過に伴い変化する信号を制御電圧として与えてもよい。時刻信号がデジタルであれば、時間による電圧変化を不規則にするために時刻信号のビットを入れ替えたうえでD/A変換するようにしてもよい。
図34において、141−1は電源電圧の変動に基づき変動する基準電圧を発生し、第1電圧制御発振回路140−1に供給する第1電圧発生部、141−2は時刻信号(例えばデジタルの時刻データをD/A変換したもの)に基づき変動する基準電圧を発生し、第2電圧制御発振回路140−2に供給する第2電圧発生部である。131は2つの発振回路140−1、140−2の出力を合成する合成部である。
本発明の実施の形態9においても、カウンタ2bは不規則にカウントの停止/再開を行うので、発生される乱数を予測することは困難になり、不正行為を防止することができる。
発明の実施の形態10.
発明の実施の形態4において乱数更新停止信号発生器1aをソフトウエアで実現する例を示したが、同実施の形態の図22のS22においてカウンタの出力を乱数の種として用い公知のアルゴリズム(例えば線形合同法、MT法、平均採中法、指数乱数列など)を用いて乱数を発生するようにしてもよい。
ソフトウエアのタイマカウンタは所定のタイミングでカウントアップ(カウントダウン)動作を継続して行う。カウンタタイマの出力を抽出したものを乱数の種として公知のアルゴリズムを用いて乱数を発生し、当該乱数をランダムタイムに対応づける。この出力に基づきカウンタ2bのカウントの停止/再開が行われる。乱数の種はさまざまな値をとるので、発生される乱数系列は同じものになることはなく好ましい。
サブ基板2で乱数を発生させるときは、メイン基板1から送られてくるコマンドの受信タイミングでタイマカウンタ2aの出力をラッチさせるとよい。当該コマンドの受信タイミングにはランダムな時間遅延が生じているので(実施例5の説明参照)、乱数の種が同じ値あるいは規則的な値をとる可能性が低くなる。
なお、以上の説明において遊技機としてスロットマシン(回胴式遊技機)を例にとり説明を加えたが、本発明はこれに限定されない。乱数に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段を備える遊技機であれば、本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 発明の実施の形態に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る遊技機の入賞抽選手段のブロック図である。 発明の実施の形態に係る揺らぎ発生器による遅延Tの分布の例を示すグラフである。 発明の実施の形態1に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施例1に係る処理フローチャートである。 発明の実施例1に係るタイミングチャートである。 回胴式遊技機の回転リールユニットを示す斜視図である。 遊技機の回転リールユニットを構成する回転リールの構造を示す斜視図である。 発明の実施例2に係る処理フローチャートである。 発明の実施例3に係る処理フローチャートである。 発明の実施例4に係る処理フローチャートである。 発明の実施例5に係るタイミングチャートである。 発明の実施の形態2に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態2に係るタイミングチャートである。 発明の実施の形態3に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態3に係るビット入替の説明図である。 発明の実施の形態3に係るビット入替の説明図である。 発明の実施の形態3に係るビット入替の説明図である。 発明の実施の形態3に係るビット入替のパターン(1組のビット入替)を示す図である。 発明の実施の形態3に係るビット入替のパターン(2組及び4組のビット入替)を示す図である。 発明の実施の形態4に係る乱数更新停止処理のフローチャートである。 発明の実施の形態5に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態5に係るタイミングチャートである。 発明の実施の形態6に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態6に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部の他の例を示すブロック図である。 発明の実施の形態6に係るタイミングチャートである。 発明の実施の形態7に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態7に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部の他の例を示すブロック図である。 発明の実施の形態7に係るタイミングチャートである。 発明の実施の形態8に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。 発明の実施の形態8に係る発振器の回路図(一例)である。 発明の実施の形態8に係るタイミング信号の説明図である。 発明の実施の形態9に係る乱数発生部と乱数更新停止信号発生部のブロック図である。
符号の説明
1a タイミングカウンタ
1b 揺らぎ発生用カウンタ
2 乱数発生器
3 乱数抽出器
4 判定部
5 入賞判定テーブル
6 ビット入替部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 乱数発生部
30 スタートスイッチ
31 コネクタ
32 処理・表示部
33 コネクタ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
100 メダル投入口
110 リレー駆動用のバッファ回路
111 機械式リレー
111a 機械式リレーの駆動用コイル
111b 機械式リレーの接点
121 クロック発生器
122 乱数発生器(カウンタ)
123 ラッチレジスタ
124 アナログ−デジタル変換器
125 遅延回路
126 サンプル−ホールド回路
127 積分回路
128 コンパレータ
130 発振回路
131 合成部
140 電圧制御発振回路
141 電圧発生部
159 フォトインタラプタ
160 遮蔽板
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)

Claims (18)

  1. 所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段を備える遊技機において、前記入賞抽選手段は、入賞抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器が発生する乱数を所定のスイッチの信号に基づき抽出する乱数抽出器と、抽選に係る数値と入賞の対応関係を予め格納する入賞判定テーブルと、前記入賞判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数の入賞の有無又は入賞の種類のうちの少なくとも一方を判定する判定部と、前記乱数発生器に対して所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する乱数更新停止信号発生部とを備え、前記乱数発生部は、前記乱数更新停止信号発生部からの信号に基づき一時的に乱数の更新を停止することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、回転リールと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記回転リールを駆動するリール駆動部と、前記回転リールの回転位置を検出するリール位置検出部とを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記ストップスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、前記リール駆動部又は前記リール位置検出部からの前記回転リールの停止信号に基づき乱数更新を再開させる信号を発生することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、遊技媒体の投入を検出する検出部と、遊技を開始させるためのスタートスイッチとを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記検出部からの遊技媒体投入の検出信号に基づき乱数更新を停止させ、前記スタートスイッチからの信号に基づき更新を再開させる信号を発生させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記遊技機は、回転位置を検出するためのインデックス部材を含む回転リールと、前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記回転リールを駆動するリール駆動部と、前記回転リールの回転位置を検出するリール位置検出部とを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記スタートスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、前記リール位置検出部からの前記インデックス部材の検出に係る信号に基づき更新を再開させる信号を発生させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記遊技機は、回転リールと、前記回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチとを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、任意のストップスイッチからの信号に基づき乱数更新を停止させ、他の任意のストップスイッチからの信号に基づき更新を再開させる信号を発生させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 前記遊技機は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部と、前記第1処理部からコマンドを受けて内部抽選の結果の報知を含む演出を行う第2処理部とを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記コマンドの送信要求に基づき乱数更新を停止させ、前記コマンドの送信開始に応じて更新を再開させる信号を発生させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  7. 前記乱数更新停止信号発生部は、第1のクロックで動作するタイミングカウンタと、前記第1のクロックと異なる周波数又は異なる位相の第2のクロックで動作し、前記スイッチの信号又は他の信号で前記タイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値に基づきカウントを行う揺らぎ発生用カウンタとを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき乱数更新を停止させ、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号に基づき乱数更新を再開させる信号を発生することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  8. 前記タイミングカウンタの出力のビット入替を行うビット入替部を備え、前記揺らぎ発生用カウンタは、前記ビット入替部の出力を読み込むことを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  9. 前記乱数更新停止信号発生部は、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき動作する機械式リレーを備え、その出力を乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  10. 前記乱数更新停止信号発生部は、カウンタと、前記カウンタで発生された値をアナログ値に変換して遅延時間制御信号として出力する制御信号発生器と、前記遅延時間制御信号に基づいて信号を遅延させる遅延回路とを備え、
    前記乱数更新停止信号発生部は、前記スイッチの信号又は他の信号に基づき乱数更新を停止させ、前記遅延回路の出力に基づき乱数更新を再開させる信号を発生することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  11. 前記カウンタの出力ビットのビット入替を行うビット入替部を備え、前記制御信号発生器は前記ビット入替部の出力に基づき前記遅延時間制御信号を生成することを特徴とする請求項10記載の遊技機。
  12. 前記乱数更新停止信号発生部は、乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として不規則な信号を発生する発振器とを備え、
    前記発振器は、抵抗、キャパシタ、インダクタの一部又は全部を組み合わせた回路要素に基づき所定の周波数の信号を発振して出力するものであって、前記回路要素の各構成素子の少なくとも一部は温度変化によりその定数が変化するものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  13. 前記発振器は、第1発振器及び第2発振器と、これらの出力を合成する合成部とを備え、
    前記第1発振器及び第2発振器の少なくとも一方は、抵抗、キャパシタ、インダクタの一部又は全部を組み合わせた回路要素に基づき所定の周波数の信号を発振して出力するものであって、前記回路要素の各構成素子の少なくとも一部は温度変化によりその定数が変化するものであることを特徴とする請求項12記載の遊技機。
  14. 前記乱数更新停止信号発生部は、時間経過又は温度変化に伴い変化する制御電圧を発生する電圧発生部と、前記制御電圧に基づき乱数の更新の停止又は再開を指示する信号として不規則な信号を発生する電圧制御発振器とを備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  15. 前記乱数更新停止信号発生部は、ひとつ又は複数の値を抽出し、当該値を乱数の種として乱数を発生させ、前記乱数に基づき不規則な時間を選定し、前記不規則な時間に対応して乱数の更新を停止させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  16. 所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う遊技機の入賞判定方法であって、
    乱数を発生する第1ステップと、
    前記第1ステップで発生された乱数の中から乱数を抽出する第2ステップと、
    予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第2ステップで抽出された乱数について入賞の有無又は入賞の種類の少なくとも一方を判定する第3ステップと、
    所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する第4ステップと、
    前記第4ステップの指示に基づき一時的に乱数の更新を停止させる第5ステップとを備える遊技機の入賞判定方法。
  17. 前記第5ステップにおいて、乱数の更新の停止に係る時間を毎回不規則に変動させることを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  18. 所定のスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    乱数を発生する第1ステップと、
    前記第1ステップで発生された乱数の中から乱数を抽出する第2ステップと、
    予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第2ステップで抽出された乱数について入賞の有無又は入賞の種類の少なくとも一方を判定する第3ステップと、
    所定の契機で乱数の更新の停止又は再開を指示する第4ステップと、
    前記第4ステップの指示に基づき一時的に乱数の更新を停止させる第5ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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