JP2000229158A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2000229158A
JP2000229158A JP11031584A JP3158499A JP2000229158A JP 2000229158 A JP2000229158 A JP 2000229158A JP 11031584 A JP11031584 A JP 11031584A JP 3158499 A JP3158499 A JP 3158499A JP 2000229158 A JP2000229158 A JP 2000229158A
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勇二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機において、当たり判定用の乱
数の値の変化状況を捉えて当たり判定用乱数の値が当た
り条件を満たす値になるタイミングに同調して遊技球を
発射させ当たりが発生しやすくする不正行為を行なうこ
とができないパチンコ遊技機を提供すること。 【解決手段】 遊技球の始動口への落入時から遊技者に
とっての利益状態を発生するか否かを判定するための当
たり判定用乱数(乱数A)の値を抽出するタイミングま
での時間を、遊技球の始動口への落入時期に応じて変化
させるようにした(S203、S204及びS20
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、更に詳しくは、遊技盤面に設けられる始動口へ遊
技球が落入した場合に、大当たり判定用乱数の値を抽出
しその値によって遊技者にとっての利益状態を発生させ
るか否かを判定するパチンコ遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技機においては、遊技
盤の中央に設けられる図柄表示装置の表示画面によって
遊技者に特別な利益を発生させるものが知られている。
例えば、図柄表示装置に表示される図柄が変動し停止し
た時の図柄の組合せによって「当たり」と称される動作
が開始し、遊技盤面の下方に設けられる大入賞口が連続
して開放され、その間に多数の入賞が得られることから
遊技者に大量の賞品球が払出されるものがある。このよ
うなパチンコ遊技機は、当たり判定用の乱数発生手段を
具備し、始動口に遊技球が落入すると図柄表示装置の図
柄変動を開始するとともに乱数発生手段の乱数を抽出
し、その値が予め定めた条件に合致するときに図柄表示
装置の表示変動を当たり図柄で停止させ、当たり動作を
開始する。
【0003】図13(c)に沿って、従来のパチンコ遊
技機における遊技球が発射されてその遊技球の始動口へ
の落入により「当たり」動作が開始する場合の一連の動
作を説明する。時刻t1に発射された遊技球は、遊技盤
面内を上部から落下し、遊技盤面に設けられた始動口へ
落入する。そして、この落入は始動口に設けられた検出
手段により時刻t2に検出され、図柄表示装置の図柄変
動が時刻t3に開始する。この図柄変動中の時刻t4に
当たり判定用乱数を抽出する当たり判定用乱数の抽出が
なされ、その乱数値が予め定めた当たり条件を満足する
と、時刻t5に図柄表示装置は当たり図柄を表示して変
動を停止し、時刻t6に当たり動作を開始する。
【0004】当たり発生時には、大入賞口が開放される
と共に、パチンコ遊技機に設けられた照明装置が特別の
パターンで点灯され、大当たり用に設けられた音楽等の
音声がスピーカから出力されるといった当たり動作が行
なわれる。ところで、従来のパチンコ遊技機において
は、始動口に落入した遊技球が検出されて()から大
当たり動作が開始する()までの動作は、所定の時間
間隔で実行され、時刻t2,時刻t3,時刻t4,時刻
t5及び時刻t6の相互間の時間は予め決まっており、
このパチンコ遊技機のプログラムや回路等を解析すれ
ば、これらの時間データを知ることができる。加えて、
遊技球の発射から始動口へ落入するまでの時間、即ち、
時刻t1から時刻t2までの時間も、多少のばらつきは
あるが、ほぼ一定であると考えられる。
【0005】一方、図13(b)は、乱数発生装置が発
生する当たり判定乱数の値の変化を時間の経過に沿って
示している。図13(b)の一部を拡大した図13
(a)からもわかる様に、乱数の値は、単位時間が経過
する毎に1づつ増加し、312の次は0にリセットされ
るので、例えば、単位時間が0.002秒であるとする
と、その値の変化の周期は0.626秒である。そし
て、当たりに該当する乱数値を「0」から「312」の
うち一つ設定すると(例えば、抽出した当たり判定乱数
の値が「100」である場合に当たりを発生させるもの
とする)、乱数発生手段の乱数が当たりを発生させる値
「100」となる周期も0.626秒である。そして、
この周期もパチンコ遊技機のプログラムや回路等を解析
すれば知ることができる。
【0006】ここで、前提条件として、遊技者は前記時
刻t1乃至t6の相互間の時間及び乱数発生手段の乱数
変化の周期を知っているものとすると、遊戯者は、一度
当たりを発生させればその時の大入賞口の開放や照明装
置の点灯状況或いは音声により当たり動作の開始時刻t
6を知ることができ、当たり判定乱数抽出時刻t4から
当たり動作開始時刻t6までの時間Tyを当たり動作開
始時刻t6から減算することにより、当たり判定乱数抽
出が行なわれ当たり判定乱数が「100」であった時刻
t4を知ることができる。また、図13(d)に示す様
に、時刻t4を基準としてその後に0.626秒の周期
で訪れる当たり判定乱数が当たり条件を満たす「10
0」となるタイミングも知ることができる。
【0007】そして、図13(e)に示すように、遊技
球を発射するタイミングを当たり判定乱数が当たり条件
を満たす「100」となるタイミングに対し球発射から
当たり判定乱数抽出が行なわれるまでの時間Txだけ前
にずらすようにすれば、その遊技球が始動口に落入した
場合には当たり判定乱数が「100」となるタイミング
前後に当たり判定用乱数抽出が行なわれるようになり、
当たりが発生する確率が高くなる。
【0008】また、遊技者がこのように打球タイミング
を調整して遊技球を発射する遊技方法を容易に行なうこ
とができるように、遊技者が簡単な操作を行なうだけ
で、当たりを発生させる確率が高い打球タイミングを振
動で知らせる「体感器」と呼ばれる装置が市販されてい
る。予め前記の時刻t1乃至t6のデータを入力した
「体感器」を身体に装着して遊技を行ない、先ず無作為
なタイミングで遊技球を発射する通常の遊技方法で当た
りを1回発生させ、その当たり発生により大入賞口が開
いたときに遊技者が「体感器」に設けられたボタンを押
せば、それ以降の当たりを発生させる確率が高い打球タ
イミングを知らせる体感器がある。或いは、無作為なタ
イミングで遊技球を発射する通常の遊技方法で当たりを
1回発生させるだけで、遊技者は体感器に対して操作し
なくても、当たり発生時のパチンコ遊技機の照明装置の
点灯或いは音声装置から発せられる音声を自動的に検出
して、当たりを発生させる確率が高い打球タイミングを
知らせるように構成されている体感器もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような体
感器を使用して有利なタイミングで遊技球を発射する方
法により遊技を行なう遊技者は、当然のことながら効率
よく賞品球を獲得することができ、無作為なタイミング
で遊技球を発射させる通常の遊技方法により遊技を行な
う遊技者との間で大きな不平等が生じる。このため、パ
チンコホールにて体感器の使用を排除すべきであるが、
体感器は小型化されており衣服により容易に隠すことが
できるので外部からその存在を発見することは困難であ
る。
【0010】また、当たり判定用乱数が同じ値になる周
期(例えば、乱数値が100になってから次に100に
なるまでの時間)と同じ周期で遊技球を発射することが
可能なパチンコ遊技機の場合には、遊技者は有利なタイ
ミングで遊技球を発射させるために単発的又は断続的に
遊技球の発射をさせる必要がなく大当たりを発生する可
能性が高いタイミングで連続的に遊技球を発射させるこ
とができ、外部からは、不正行為を行なっていることが
非常にわかりにくい。このため、パチンコ遊技機におい
てかかる不正行為を防止する対策を施すことが望まれ
る。
【0011】本発明の解決しようとする課題は、当たり
判定用乱数の値が当たり条件を満たす値になるタイミン
グに同調したタイミングで遊技球を発射させて当たりが
発生しやすくする不正行為を行なうことができないパチ
ンコ遊技機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明に係るパチンコ遊技機は、遊技
盤面に設けられる始動口へ遊技球が落入した場合に表示
図柄の変動を行なう図柄表示装置を備えるパチンコ遊技
機において、遊技者にとっての利益状態を発生するか否
かを判定するための当たり判定用乱数を発生する手段
と、遊技球の始動口への落入時から当たり判定用乱数を
抽出するタイミングまでの時間が遊技球の始動口への落
入の時期に応じて変化するように抽出タイミングを設定
する抽出タイミング設定手段と、前記抽出タイミング設
定手段が設定する抽出タイミングで前記当たり判定用乱
数発生手段から当たり判定用乱数を抽出しその抽出した
乱数値が所定の条件を満たす場合に前記図柄表示装置の
停止図柄を当たり図柄とすると共に遊技者にとっての利
益状態を発生させるように制御する制御手段とを有する
ことを要旨とするものである。
【0013】このように構成された請求項1に記載のパ
チンコ遊技機は、始動口に遊技球が落入した場合に、図
柄表示装置が表示図柄の変動を行なうとともに大当たり
判定用乱数を抽出しその値が所定の条件を満たす場合に
前記図柄表示装置の停止図柄を当たり図柄とすると共に
遊戯者にとっての利益状態を発生させるが、遊技球が始
動口に落入してから大当たり判定用乱数が抽出されるま
での時間が、その落入の各回毎に変化するようになる。
【0014】前記抽出タイミング設定手段が抽出タイミ
ングを設定する手段は、特に限定されるものではない
が、請求項2に記載の発明のように、前記抽出タイミン
グ設定手段は、前記当たり判定用乱数を抽出するタイミ
ングを決定するための抽出時期決定用乱数を発生する抽
出時期決定用乱数発生手段と、抽出時間決定乱数がとり
得る各値に予め対応づけた時間データを記憶する記憶手
段と、遊技球が始動口へ落入した場合に前記抽出時期決
定用乱数発生手段から乱数を抽出しその抽出した乱数値
に対応する時間データを前記記憶手段から読出すことに
より当たり判定用乱数を抽出するタイミングを決定する
抽出時期決定処理手段とを有するようにしても良い。こ
のようにしても、遊技球が始動口に落入してから大当た
り判定用乱数が抽出されるまでの時間が、その落入の各
回毎に変化するものである。
【0015】または、請求項3に記載のように、前記抽
出タイミング設定手段は、タイマ動作を開始するタイミ
ングによりタイマ設定時間が変化しタイマ動作の開始か
ら前記タイマ設定時間が経過するとその旨の通知信号を
出力するタイマ手段を具備するとともに、遊技球が始動
口へ落入した場合に前記タイマ手段のタイマ動作を開始
させ前記タイマ手段からの設定時間経過を知らせる通知
信号に基づいて当たり判定用乱数を抽出するタイミング
を設定するようにしてもよい。このようにしても、遊技
球が始動口に落入してから大当たり判定用乱数が抽出さ
れるまでの時間が、その落入の各回毎に変化するもので
ある。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例のパチン
コ遊技機の遊技盤正面図を示し、図2はその遊技盤の中
央位置に備えられる特別図柄表示装置の拡大図を示して
いる。このパチンコ遊技機では、遊技盤10に構成され
た遊技領域の中央部に設けられる特別図柄表示装置2に
おける表示画面200の上半分領域には、各々個別に変
動可能な左変動図柄領域(左図柄)200a、中変動図
柄領域(中図柄)200b及び右変動図柄領域(右図
柄)200cが設けられると共に、下半分領域には各種
のキャラクタ図柄等が表示される背景図柄領域310が
設けられる。
【0017】変動図柄領域の表示図柄変動時には、左図
柄200aには「1」から「13」の数字が昇順に表示
され、右図柄200cにおいても「1」から「13」の
数字が昇順に表示される。中図柄200bににおいても
「1」から「13」の数字が昇順に表示されるが、夫々
の数字について赤色の図柄、青色の図柄及び紫色の図柄
が設けられ、赤色の「1」から「13」が昇順に表示さ
れ、続いて青色の「1」から「13」が昇順に表示され、
紫色の「1」から「13」が昇順に表示され、再び、赤
色の「1」から「13」が昇順に表示されるというよう
に、39種(13種×3色)の図柄が順に表示される。
【0018】特別図柄表示装置2の上方には、特別表示
装置2の図柄変動中に始動入賞口4に入賞した球数を最
大4個分までカウントし記憶するとともに点灯によって
表示する特別図柄用記憶表示LEDを備えるが設けられ
る。特別図柄表示装置2の真下位置には、電動可変翼タ
イプの始動入賞口4が設けられ、更にその下方位置に
は、通常は閉じている大入賞口6と、該大入賞口6が開
口された時に入賞可能となる特定領域入賞口7とからな
る特別電動役物を備える。
【0019】また、前記大入賞口6の左右には、普通入
賞口である左落し入賞口8、右落し入賞口9が設けられ
ると共に、その上部には左袖入賞口11、右袖入賞口1
2が各々備えられる。これらの入賞口に遊技球が入賞す
ると、始動入賞口4及び左右落し入賞口8,9、左袖入
賞口11に関しては6個、大入賞口6は15個、右袖入
賞口12に関しては8個の賞品球が各々払出される。
【0020】更に、前記特別図柄表示装置2の周囲を囲
む装飾枠体14の上部に形成された半円弧形状の装飾枠
部には、7セグデジタル表示の普通図柄表示装置34が
備えられる他、遊技球が入球可能な通過口15,16,
17が各々備えられ、これらの通過口15,16,17
に入った遊技球は装飾枠体14の左右側枠部の下隅部分
に設けられる通過口左前出口24、或いは通過口右前出
口25より、又は、その奥側に設けられる通過口左奥出
口26或いは通過口右奥出口27より装飾枠体14の下
側枠縁上に誘導される。
【0021】更に遊技盤10面には、前記特別図柄表示
装置2の左右側に、左右ゲート32,33が設けられ、
この左右ゲート32,33は前記特別図柄表示装置2の
装飾枠体14の左右両側枠部下端に設けられる左右ゲー
ト出口20,21と遊技盤10の裏面で接続されてお
り、左ゲート32に入った遊技球は装飾枠体14の左ゲ
ート出口20から装飾枠体14の下側枠縁上に誘導さ
れ、右ゲート33に入った遊技球は、右ゲート出口21
から同じく装飾枠体14の下側枠縁上に誘導される。
【0022】そして、この装飾枠体14の内側下枠縁部
はすり鉢形状に構成され、その中央には、奥側が固定さ
れ手前側が上下に変動可能な誘導部材30が設けられ、
この誘導部材30の手前側は、通常は装飾枠体14より
も低い位置にあり、一定時間経過毎に装飾枠体14の高
さまでせり上がるように上下動作が繰返されるため、前
記各出口から排出された遊技球は、誘導部材30が装飾
枠体14よりも低い位置にある間はその下枠縁上に滞留
されるが、誘導部材30の上昇動作に伴って押し出され
て遊技盤10面を再び落下されることになる。
【0023】一方、前記左右ゲート32,33には、遊
技球の検知スイッチ(図示せず)が設けられ、これらの
左右ゲート32,33への遊技球の通過に伴って普通図
柄表示装置34が変動を開始する。普通図柄表示装置3
4の7セグデジタルで表示される数字、アルファベッ
ト、記号等の図柄は、左右ゲート32,33への遊技球
の通過球数分の変動を繰返す。なお、前記左右ゲート3
2,33を通過した遊技球数はカウントされ、普通図柄
表示装置34の側部に設けられた普通図柄用記憶表示L
EDにおいて最大4個まで記憶され記憶個数はランプの
点灯によって表示される。なお、この左右ゲート32,
33は遊技球の入賞口として設け遊技球が通過した際に
賞品球(例えば6個)が払い出されるようにしてもよ
い。
【0024】この遊技盤10面には、前記各装置及び入
賞口等の他に、遊技者によって弾発発射された遊技球の
落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化
させる風車36,36及びランプ風車37,37等が設
けられている。これにより、弾発発射された遊技球は遊
技盤10の遊技域内で転動しつつ下方へ落下して行き、
上記した各装置及び入賞口に入賞するか、何処にも入賞
しなければ遊技域最下部に開口された排出口39にて遊
技盤10の裏側へ排出される。
【0025】図3は、遊技盤10の裏面における入賞球
の流出経路を示した図である。図示されるように、始動
入賞口4、左落し入賞口8、左袖入賞口11に入賞した
入賞球は、傾斜板状の入賞球集合路(入賞球集合板)4
0上に落下し、その傾斜下端位置に設けられる傾斜板状
の入賞球誘導路(入賞球誘導板)42を介して入賞球排
出機構部85へと誘導される。また、大入賞口6、特定
領域入賞口7、右落し入賞口9、右袖入賞口12に入賞
した入賞球は、直接入賞球誘導路42上に落下し、入賞
球排出機構部85へ誘導されるように構成されている。
【0026】前記始動入賞口4における入賞球の流出経
路には、その入賞を検知する始動口用検出スイッチ44
が設けられる。また、前記大入賞口6における入賞球の
流出経路には、その入賞球数をカウントするカウント用
スイッチ46が設けられ、前記特定領域入賞口7におけ
る入賞球の流出経路には、その入賞を検知する特定領域
入賞検出用スイッチ48が設けられている。更に前記左
右ゲート32,33における遊技球の通過経路には、そ
の入球を検知する左ゲート用スイッチ51及び右ゲート
用スイッチ52が設けられる。
【0027】そして、前記始動口用検出スイッチ44の
検出信号により、前記始動入賞口4への入賞が検知され
ると、既述したように特別図柄表示装置2の各変動図柄
領域200a、200b、200cが変動を開始する。
また、各変動図柄領域200a、200b、200cの
停止図柄が「大当たり」の条件を満たす場合には前記大
入賞口6が開口されるが、前記大入賞口6が開口状態で
ある場合に前記カウント用スイッチ46の検出信号によ
り10個の入賞球が検知されると、1回の開口動作の制
限時間内であっても大入賞口6は閉じられる。更に、こ
の開口中に大入賞口6の前記特定領域入賞検出用スイッ
チ48の検出信号により特定領域入賞口7への入賞が検
知された場合には、大入賞口6は所定の時間閉じた後に
再び開口し、これらの作動が繰り返されることになる。
【0028】また、左右ゲート用スイッチ51,52か
ら検出信号があれば、前述したように普通図柄表示装置
34が駆動される。更に遊技盤10裏面には、始動入賞
口4を開閉動作させる普通電動役物開放用ソレイノイド
54や大入賞口6、特定領域入賞口7を開閉動作させる
大入賞口開放用ソレノイド55、特定領域開放用ソレノ
イド56が各々設けられ、装飾枠体14の内側下部に設
けられた誘導部材30を上下動作するための誘導部材駆
動用モータ57も設けられる。
【0029】一方、前記右袖入賞口12における入賞球
の流出経路には入賞検出用スイッチ60が設けられ、こ
の検出スイッチ60の検知信号に基づいて入賞球払出機
構85から8個の賞品球が払出される。また、前記始動
口用検出スイッチ44の検出信号により入賞球払出機構
部85から6個の賞品球が払出される。更に、前記大入
賞口6に設けられるカウント用スイッチ46、或いは特
定領域入賞口7に設けられる特定領域入賞検出用スイッ
チ48から検出信号があれば、入賞球払出機構部85か
ら15個の賞品球が払出される。
【0030】なお、前記左右落し入賞口8,9及び左袖
入賞口11における入賞球の流出流路には入賞検出用ス
イッチは設けられていないが、入賞球払出機構部85に
設けられる入賞球検出スイッチ63により入賞球の合計
個数がカウントされるので、そのカウント個数から前記
カウントスイッチ46、48及び60のカウント数を引
いた個数差分だけ6個ずつの賞品球が払出されるように
なっている。
【0031】即ち、入賞球払出機構部85の入賞球排出
樋62を流下する賞品球は、入賞球排出樋62の途中に
設置された入賞球検出スイッチ63によってその通過が
検知され、この検知を受けて入賞球排出ソレノイド64
が作動する。この作動により入賞球排出樋62内に貯留
されている入賞球が1個ずつ通過するが、その入賞球に
関し、カウント用スイッチ46,特定領域入賞検出用ス
イッチ48、入賞用検出スイッチ60からの入賞信号が
なかったならば、6個の賞品球が払出される。
【0032】図4はパチンコ遊技機50の裏面を示した
図である。該遊技機50の裏面に設けられる機構板70
面の上方位置には、遊技場の島から供給される遊技球を
一時貯留する賞球タンク71が設けられると共に、該賞
球タンク71に連設されてタンクレール72が設けら
れ、このタンクレール72の賞球流下端部分に球払出装
置80が連設される。
【0033】前記タンクレール72には、前記賞球タン
ク71やタンクレール72上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、又、球払出装
置80の直前において遊技球の球切れを検出し、払出し
機構の空動作を防止する空切り防止スイッチ82が設け
られる。更に、球払出装置80により払出された遊技球
が遊技機内において充満した場合に、これを検出する満
タンスイッチ83或いは、機内に充満した遊技球により
係動され満タンスイッチ83をONさせる満タンストッ
パ84等も備えられる。
【0034】また、機構板70には遊技盤10面の各入
賞口に入った入賞球(セーフ球)を一球毎に球切りして
検出するセーフ球排出機構部85が設けられ、このセー
フ球排出機構部85により検出されたセーフ球は、機外
へ排出される。遊技機10の遊技盤裏面は中央カバー8
6に覆われており、各入賞口に入ったセーフ球は、この
中央カバー86が覆設される機構板70下部に形成され
たセーフ球誘導路で集められてセーフ球排出機構部85
へ導出される。
【0035】更にこの機構板70には、各種制御基板が
取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わる
情報の授受を行うCR外部接続端子基板87を含む外部
接続端子部97、発生したセーフ球の種別に応じて一定
個数の賞品球を賞球払出機構部80に払出し動作させる
回路が装着されたCR払出制御基板88、該CR払出制
御基板88とプリペイドカードに係る情報及び球貸し情
報に基づいてCR払出制御部を制御する情報の入出力を
行うカードインターフェイス基板89が設けられる。
【0036】また、前記CR外部接続端子基板87、カ
ードインターフェイス基板89、CR払出制御基板88
の相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中継
するCR中継基板90、始動入賞口への入賞に応じて特
別図柄表示装置2を駆動制御し、その特別図柄の表示態
様を設定制御すると共に入賞の種別に応じて一定個数の
賞品球の払出し命令等を行う主制御基板91等がこの機
構板70に取付けられている。そして、これら独立した
各種の基板が遊技機50に各々取付けられた後、コネク
タ配線を用いて互いに脱着可能に電気接続される。尚、
遊技機50の外部に設けられたプリペイドカードユニッ
ト75と遊技機本体との間の情報の入出力は、カードイ
ンターフェイス接続部92を介して行われる。
【0037】前記CR払出制御基板88は、賞品球の球
切れ及び供給状態、排出状態の異常を検出すると共に払
出し動作の停止及び異常表示動作も行うもので、ここで
は、CR払出制御基板88や球払出装置80等の球払出
制御機構において遊技球の球切れ、球詰まり、回路操作
異常、ソフトエラー等の異常が発生した場合にその旨を
表示するエラー表示部93、或いはエラー状態が解除さ
れた場合に前記エラー表示部93を初期状態に復帰リセ
ットさせるエラー表示リセットボタン94が設けられ
る。
【0038】また、前記主制御基板91には、特定図柄
表示装置2に発生する「当たり」の出現状態(確率)を
3個のLEDにて表示する設定表示LED95、或いは
前記当たりの出現確率を一定条件下のみ切替え可能に設
定する確率モード設定スイッチ96が設けられる。
【0039】遊技機50で発生した各種情報は、機構板
70の上部片隅に設けられる外部接続端子97を介して
遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別図柄表
示装置2の図柄若しくは入賞装置の始動回数、所定図柄
の確定により発生する「大当たり」の発生回数、遊技者
に特別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチンコ
遊技機における当たりの出現確率、不正検出信号等の各
種情報等が、この外部接続端子97を介して入出力され
る。
【0040】更に、機構板70の裏面下方位置には、遊
技機50の前面に設けられた図示しない上受け皿に供給
された遊技球を遊技盤10面に向けて弾発発射する打球
発射装置100が備えられる。打球発射装置100は打
球発射モータ101の他、打球槌、弾発力調整装置等に
より構成される。また、タッチ感度調整ボリューム10
2は、遊技者が発射レバー(図示せず)に触れたことを
検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチ
スイッチ回路の検出感度を調整し、遊技球発射調整ダイ
ヤル103は、遊技盤10面へ向けての遊技球弾発力、
飛走距離を調整設定する。
【0041】また、打球発射装置100に近接して発射
装置制御基板104が設けられ、これには打球発射モー
タ101の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含ま
れる。この打球発射モータ101の駆動制御回路では、
モータの回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球
間隔、速度等が設定される。
【0042】なお、この遊技機は電源プラグ106を介
してAC100V電源に接続されている。又、前記外部
接続端子97より引き出されたリード線107の末端に
はコネクタ108が設けられ、このコネクタ108に脱
着可能に継がれる電源プラグ109側の電源入力線を介
してAC24V電源へ接続される。
【0043】図5は、本発明の実施例に係るパチンコ遊
技機の各種制御基板等の接続関係を示している。この制
御ブロック図でもわかるように、特別図柄表示装置2及
び普通図柄表示装置34を含む表示ブロックは主制御基
板91に接続され、主制御基板91からの指令信号によ
り作動される。また遊技盤10面に設けられるランプ風
車37を含む飾りランプやLED等の飾りブロック、あ
るいは始動入賞口4や大入賞口6等の電動役物を含む役
物ブロック、更には音声駆動部165及びスピーカ16
6を含む音声ブロックなども主制御基板91に接続され
ている。これらに対しても主制御基板91からの指令信
号により制御が行われている。
【0044】また、前記主制御基板91は外部接続端子
部(基板)97やCR払出制御部(基板)88と接続さ
れ、CR払出制御基板88は賞球払出機構部(球払出装
置)80の駆動モータ(図示せず)と接続される。また
CR払出制御基板88にはインターフェイス基板89を
介してプリペードカードユニット75が接続され、更に
遊技機前面の球貸し操作部に設けられる度数表示部76
や球貸出しボタン77が接続される。
【0045】そして主制御基板91には、検知用スイッ
チ44,46,48,60、セーフ球検知用スイッチ6
3が接続され、遊技球が入賞した場合にはこれらの検知
信号に基づいてCR払出制御基板88により球払出可動
部(球払出装置)80が駆動制御され、入賞口を兼ねる
始動入賞口4に遊技球が落入した場合には検知用スイッ
チ44からの信号に基づいて球払出しに加えて特別図柄
表示装置2が始動制御される。更に、主制御基板91に
は、左右ゲート用スイッチ51,52も接続され、遊技
球がゲートを通過した場合にはこれらの検出信号に基づ
いて普通図柄表示装置34が始動制御される。
【0046】図6は、本遊技機における遊戯内容を説明
するための制御フローチャートである。この図に沿って
このパチンコ遊技機の遊技内容を説明する。この遊技機
では、遊技者によって遊技盤10面に向けて発射された
遊技球がゲート32,33の何れかを通過したことが左
右ゲートスイッチ51,52により検知される(S10
「YES」)と、その信号に基づいて普通図柄表示装置
34が図柄変動を開始する(S12)。そしてこの普通
図柄表示装置34は図柄変動を開始してから6.0秒を
経過するとその図柄変動を停止し、変動図柄が確定する
(S24)。この確定図柄のうち、いわゆる「当たり」
と称される図柄(例えば、1,3,5,7,9)が出れ
ば(S26「YES」)、主制御基板91からの指令信
号により遊技盤10面の始動入賞口4が開放される(S
28)。
【0047】そして、この開放された始動入賞口4に遊
技球が入賞する(S30「YES」)と、始動入賞口用
スイッチ44からの検出信号に基づき特別図柄表示装置
2の各変動図柄領域が中図柄200b、左図柄200
a、右図柄200cの順に図柄変動を開始し(S32)
し、変動動作をした後、各図柄200a、200b、2
00cが停止する(S40)。
【0048】この特別図柄表示装置2の各変動図柄領域
200a、200b、200cに表示される確定図柄の
組合せが「大当たり」図柄である場合(S42「YE
S」)は、大当たり開放口の連続的に開放される。そし
て、大当たり動作中はパチンコ遊技機の遊技盤面に設け
られた装飾ランプ(LED)が点滅するとともに、大当
たり動作時用に設けられた音声がスピーカから発せられ
る。
【0049】その「大当たり」図柄の組合せがいわゆる
通常図柄(非特定図柄)の場合は大入賞口6の連続開放
作動回数は最大16回に設定され、大入賞口6は開放動
作を最大16回繰り返した後終了する(S44「YE
S」、S48、S52)。一方、その「大当たり」図柄
の組合せがいわゆる特定図柄の場合は、大入賞口6の連
続開放作動回数は最大14回に設定され、大入賞口6は
開放動作を最大14回繰り返すとともに、今回の一連の
当たり動作の作動停止から次に特別図柄表示装置が作動
して停止図柄が大当たり図柄になるまで特別図柄表示装
置2の大当たりに係る抽選確率は高確率へと移行するよ
うに設定し、終了する(S44「NO」、S50、S5
2)。
【0050】ちなみに、「大当たり」図柄の組合せは左
図柄200a、中図柄200b、右図柄200cが同じ
数字を示す図柄であり、例えば、「左図柄、中図柄、右
図柄」の組合せが「1、1(青)、1」、「2、2
(赤)、2」、「3、3(紫)、3」となる組合せが該
当する。また、大当たり図柄のうち、中図柄が赤色であ
る組合せを特定図柄として、それ以外の大当たりの組合
せを通常図柄とする。例えば、「1、1(赤)、1」、
「2、2(赤)、2」、「3、3(赤)、3」は、特定図柄
であり、「1、1(青)、1」、「1、1(紫)、1」
は通常図柄である。
【0051】一方、S10において遊技盤10面に向け
て発射された遊技球が、ゲート32、33を通過しなか
った(S10「NO」)が、遊技盤10面に設けられる
何れかの入賞口8,9,11,12等に入賞する(S1
6「YES」)か、或いはゲートを通過した後に何れか
の入賞口に入賞した場合には、入賞検出用スイッチ6
0,或いはセーフ球検出スイッチ63からの検知信号に
基づき入賞球1個につき6個又は8個の賞球が払出され
る(S18)。なお、何処の入賞口にも入賞しない場合
は「はずれ」として処理される(S20)。また、S4
2において特別図柄表示装置2の変動図柄の確定により
「大当たり」図柄が出なかった場合(S42「NO」)
も「はずれ」として処理される(S46)。
【0052】図7(a)は、主制御部(基板)91に設
けられている図示しないRAMの作業領域に設定される
特別図柄変動時間制御に関する乱数カウンタ領域の構成
を示し、図7(b)は、乱数B乃至乱数Eの各値とその
各値が抽出された場合に設定される内容との対応関係を
示す。この対応関係は主制御部(基板)91に設けられ
ている図示しないROMに記憶されている。この乱数カ
ウンタ領域には、乱数Aカウンタ(A−CT)、乱数B
カウンタ(B−CT)、乱数Cカウンタ(C−CT)、
乱数Dカウンタ(D−CT)及び乱数Eカウンタ(E−
CT)が設定される。なお、図示はしないが、本遊技機
には、これらの乱数カウンタ以外にも特別図柄のはずれ
図柄作成用乱数、特別図柄の大当たり図柄選択用乱数、
普通図柄の当たり判定用乱数、普通図柄の当たり図柄作
成用乱数、普通図柄のはずれ図柄作成用乱数等を発生す
る乱数カウンタが設定される。
【0053】図示した各乱数カウンタについて説明す
る。乱数Aカウンタは当たり判定するための乱数を発生
させるカウンタであり、カウント周期毎に1づつ加算さ
れ、313になると0に戻されるので0から312まで
を循環的にアップカウントされる。特別図柄表示装置の
当たり確率設定が低確率のときには抽出した乱数Aが
「7」である場合に当たり発生条件を満足すると判定さ
れ、同当たり確率設定が高確率のときには抽出した乱数
Aが「3,7,11,13又は17」である場合に当た
り発生条件を満たすと判定される。
【0054】乱数Bカウンタは乱数Aを抽出する時間を
決定するための乱数を発生するカウンタであり、カウン
ト周期毎に1づつ加算され、4になると0に戻されるの
で0から3までを循環的にアップカウントされる。乱数
Bから抽出した各値に対応して、図7(b)に示すよう
に1500ミリ秒から2300ミリ秒の時間が当たり乱
数抽出遅延時間として設定される。例えば、抽出した値
が2のときには、当たり乱数抽出遅延時間に2100ミ
リ秒が設定される。
【0055】乱数Cカウンタは、図柄変動を持続する時
間を決定するための乱数を発生するカウンタであり、カ
ウント周期毎に1づつ加算され、7になると0に戻され
るので0から6までを循環的にアップカウントされる。
ここで、図柄変動時間とは、リーチ変動をしない場合に
は図柄変動全体の時間を示し、リーチ変動をする場合に
はリーチ変動開始までの図柄変動の時間を示すものとす
る。乱数Cから抽出した各値に対応して、図7(b)に
示すように5000ミリ秒から9000ミリ秒の時間が
図柄変動時間として設定される。例えば、抽出した値が
2のときには、図柄変動時間に6000ミリ秒が設定さ
れる。
【0056】乱数Dカウンタは、リーチ動作を行なうか
否かを決定するとともにリーチ動作を行なう場合に複数
種設けられたリーチ動作のうちどのリーチ動作を行なう
かを決定するための乱数を発生するカウンタである。カ
ウント周期毎に1づつ加算され、8になると0に戻され
るので0から7までを循環的にアップカウントされる。
乱数Dから抽出した0から7の各値には、図7(b)に
示すように変動図柄領域でリーチ変動が動作が行なわれ
るか否か及びリーチが行なわれる場合のリーチ変動種類
が対応付けられている。図においてリーチ変動種類とと
もに示される括弧内の値は各リーチ変動種類のリーチ変
動時間を示す。例えば、抽出した値が0のときにはリー
チ変動がなく、抽出した値が2のときにはリーチ変動時
間が8000ミリ秒であるリーチ変動パターンBが実行
される。
【0057】ここで、リーチ変動について説明する。特
別図柄表示装置2は、リーチ変動を行なわないときに
は、図柄変動が開始すると徐々に変動速度を加速させ、
高速変動をした後に変動速度を減速して表示図柄の変動
を停止するが、リーチ変動はこの変動速度の減速に続い
て、或いは、この減速をしないで高速変動に続けて変則
的なパターンで行なわれる図柄変動である。
【0058】図からもわかる様に、本遊技機には、Aパ
ターンからGパターンまでの7種類のリーチ変動パター
ンが設けられている。リーチ変動パターンを例示する
と、Aパターンでは、中図柄200bと右図柄200c
を停止させ確定した後、左図柄200aのみを変動速度
を減速させつつ800ミリ秒間変動させ、続いて降順
(通常と逆の順序)に200ミリ秒間変動させて変動を
停止させ、リーチ変動時間は合計1000ミリ秒であ
る。Bパターンでは、通常図柄変動の後に中図柄200
b、左図柄200a及び右図柄200cを一旦停止させ
た後、右図柄200cのみを6000ミリ秒間低速変動
させてから2000ミリ秒間増速した後に変動を停止さ
せ、リーチ変動時間は合計8000ミリ秒である。
【0059】また、Dパターンでは、左図柄200a、
中図柄200b及び右図柄200cを通常図柄変動の後
に速度を一旦8000ミリ秒低速変動させ、それから2
000ミリ秒かけて変動速度を徐々に加速させてから変
動を停止させ、リーチ変動時間は合計10000ミリ秒
である。このように、各リーチ変動パターンは相互に異
なるリーチ変動時間が設定されており、各リーチ変動パ
ターンは変動する図柄位置又は図柄変動の速度変化の態
様が相互に異なる。
【0060】乱数Eカウンタは、停止図柄が大当たり図
柄であった場合にその大当たり動作を開始するまでの時
間を決定するための乱数を発生するカウンタであり、リ
セット周期毎に1づつ加算され、9になると0に戻され
るので0から8までを循環的にアップカウントされる。
乱数Eから抽出した0から8の各値に対応して、図7
(b)に示すように900ミリ秒から980ミリ秒の時
間が当たり開始遅延時間として設定される。例えば、抽
出した値が2のときには、当たり開始遅延時間に920
ミリ秒が設定される。
【0061】図8は、本遊技機の各遊技動作を制御指示
する制御プログラムの処理手順を示したフローチャート
である。この制御プログラムは、約2.0ミリ秒間隔で
無条件に入力される割込信号によってリセット起動さ
れ、所定入賞口への遊技球の落入を検知する検知信号
や、所定の遊技状況の発生に伴う検知信号に基づいて作
動する。
【0062】図示したように、遊技機に電源が投入され
ると、先ず所定の領域の値が「5AH」であるか否かを
判定する(S101)。そして、電源投入時にはこの所
定の領域に「5AH」以外のランダムな数値が設定され
るので、$、電源投入時と判定し(S101「N
O」)、この所定領域に「5AH」を格納するとともに
RAMの各作業領域に初期値を書込むことによってRA
Mの初期化を行う(S120)。
【0063】また、前記S120で設定した値が「5A
H」であった場合には(S101「YES」)、電源投
入時ではないと判定され前記RAMの初期化処理は行わ
れず、以下に述べる一連の処理を実行する。。
【0064】先ず、特別図柄表示装置2の当たりを判定
する際に用いられる乱数Aの更新処理(S103)が行
なわれ、続いて、乱数Bから乱数Eまでを含む特別図柄
表示装置2の変動動作を制御する際に用いられる乱数及
び普通図柄表示装置34に表示される図柄に関する制御
処理を行うためのその他の乱数の更新処理(S10
4)、遊技機内に発生した異常を検知して処理する不正
検知処理(S105)、遊技盤10面に設けられた各入
賞口への遊技球の通過を検知するスイッチから発せられ
る検知信号を判定し、その検知信号に応じた制御指示を
行うスイッチ判定処理(S106)が各々行われる。
【0065】そして、特別図柄表示装置2に係る制御を
行う特別図柄制御処理(S108)、及び普通図柄表示
装置6に係る制御を行う普通図柄制御処理(S109)
が遊技状況に応じて制御処理される。この特別図柄制御
処理(S108)は複数の処理から構成されこれらの処
理を時分割により実行する。
【0066】そして、駆動用モータ制御処理(S11
1)が行なわれ、遊技盤10面に設けられる各入賞口へ
の入賞に伴って払出される賞球に関するデータを制御処
理するCRユニット制御処理(S112)が行われる。
更に、遊技盤10面に設けられ所定の遊技状況の発生を
契機に点灯滅される図示しない装飾ランプ(飾りLE
D)に係る制御処理を行う飾り制御処理(S113)が
行われる。
【0067】各制御装置及び制御基板の接続によってデ
ータの授受が行われることから、上記制御処理等に基づ
いて得た遊技状況に関する各種の情報(データ)の一部
は情報出力処理によって制御処理されると共に出力され
(S114)、遊技者に報知される。尚、該情報出力の
内容には、特別図柄表示装置2及び普通図柄表示装置6
の変動記憶回数を普通図柄用記憶表示LED及び特別図
柄用記憶表示LEDへ表示することに係る処理が含まれ
る。
【0068】そして、上記した制御処理及びこれらの制
御処理に伴って発生した遊技状況に応じた図柄や図柄変
動の継続時間を示す図柄変動制御コードを出力し(S1
15)、そのコードに基づいて、特別図柄表示装置2及
び普通図柄表示装置6の表示が制御されると共に、これ
らの図柄に対応した効果音が効果音制御処理(S11
6)によって制御処理されて出力されるように構成され
る。また、次のリセット割込み信号が入力されるまでの
残りの時間は、前記S104により示した処理と同じ処
理を繰り返し行ない乱数A以外の乱数を更新する(S1
17)。
【0069】図9は、本遊技機における特別図柄表示装
置の図柄変動に関する時間を制御する処理についてのフ
ローチャートを示す。始動入賞口4に遊技球が入賞し
(S200)、遊技球の通過を検出した検出スイッチ4
4からCPU99に検出信号が入力されると(S20
1)、図柄表示装置2の図柄変動部分は、中図柄200
b,左図柄200a,右図柄200cの順に変動を開始
する(S202)。
【0070】続いて、乱数Bカウンタ、乱数Cカウン
タ、乱数Dカウンタ及び乱数Eカウンタの値を抽出する
(S203)。そして、図7(b)に示した対応関係に
基づき抽出した乱数Bの値に対応する乱数A抽出遅延時
間の経過を待って(S204)、乱数Aカウンタの値を
抽出する(S205)。抽出した乱数Cに対応する基本
図柄変動時間の経過を待って、抽出した乱数Dによって
リーチ変動を行なうか否かを判定し(S207)、リー
チ変動を行なう場合には(S207「YES」)、抽出
した乱数Dの値に対応するリーチ変動を図柄表示装置2
に実行させ(S220)、リーチ動作を行なわない場合
には(S207「NO」)、次のステップに進む。
【0071】そして、リーチ変動が実行されたか否かに
関わらず、S205の処理で抽出された乱数Aの値が当
たり発生条件を満たす場合には(S208「YE
S」)、図柄変動領域に当たり図柄の組合せを表示して
図柄変動を停止させ(S209)、S203で抽出した
乱数Eの値に対応する当たり開始遅延時間の経過を待ち
(S210)、当たり図柄が通常図柄の場合には(S2
11「YES」)、大入賞口を最大16回開放する通常
の当たり動作が行われて終了し(S212、S21
3)、当たり図柄が特定図柄の場合には(S211「N
O」)、大入賞口が最大14回開放する特別の当たり動
作が行なわれて終了する(S222、S213)。当た
り発生時の当たり動作には、大入賞口が開放されること
に加えて、パチンコ遊技機に設けられた照明装置が特別
のパターンで点灯され、当たり用に設けられた音楽等の
音声がスピーカから出力されることが含まれる。
【0072】一方、S205の処理で抽出された乱数A
の値が当たり条件を満たさない場合には(S208「N
O」)、はずれ図柄を表示して変動図柄部分の変動を停
止する(S221)。
【0073】図10は、実施の形態に係るパチンコ遊技
機について当たりが発生する場合の遊技球の発射から当
たり動作開始までの各動作時刻を示したタイムチャート
であり、(a)はリーチ変動が行なわれない場合に関す
るタイムチャートであり、(b)はリーチ変動が行なわ
れる場合のタイムチャートである。先ず、抽出した乱数
Dの値が「0」でありリーチ変動が行なわれない場合に
ついて、図10(a)に沿って時系列に説明する。
【0074】時刻t1に弾発発射された遊技球が、始動
入賞口4に入賞すると時刻t2に始動入賞口検出スイッ
チ44により球の落入が検出され、この時刻t2からC
PUの割込み周期Ts(約2.0ミリ秒)経過後である
時刻t3に特別図柄表示装置2の図柄変動領域の表示変
動が始まる。そして、時刻t4に大当たり判定用乱数で
ある乱数Aを抽出し、その値は大当たり発生条件を満た
すので特別図柄表示装置2は時刻t5に大当たり図柄を
表示して図柄変動を停止した後、時刻t6に当たり動作
を開始する。
【0075】時刻t2から時刻t4までの大当たり判定
遅延時間Tbは、前記の如く抽出された乱数Bに基づき
決定され、時刻t3からt5までの図柄変動時間Tc
は、前記の如く抽出された乱数Cに基づき決定され、時
刻t5から時刻t6までの当たり動作開始遅延時間Te
は、前記の如く抽出された乱数Eに基づき決定される。
これらの乱数Bないし乱数Eは図柄変動の各回毎に抽出
されるため、時間Tb、Tc及びTeは、図柄変動の各
回毎に変化する。
【0076】次に、リーチ変動が行なわれる場合につい
て、図10(b)に沿って時系列に説明する。時刻t1
に遊技球が弾発発射され、始動入賞口4に入賞すると時
刻t2に始動入賞口検出スイッチ44により球の落入が
検出され、この時刻t2からCPUの割込み周期Ts
(約2.0ミリ秒)経過後である時刻t3に特別図柄表
示装置2の図柄変動領域の表示変動が始まる。そして、
時刻t4に大当たり判定用乱数である乱数Aを抽出し、
時刻trに特別図柄の変動動作が通常変動からリーチ動
作に移行し、抽出した乱数Aの値は大当たり発生条件を
満たすので、特別図柄表示装置2は時刻t5に大当たり
図柄を表示して図柄変動を停止した後、時刻t6に当た
り動作を開始する。
【0077】時刻t2から時刻t4までの大当たり判定
遅延時間Tbは、前記の如く抽出された乱数Bに基づき
決定され、時刻t3から時刻trまでの図柄変動時間T
cは、前記の如く抽出された乱数Cに基づき決定され、
時刻trから時刻t6までのリーチ変動時間Tdは、前
記の如く抽出された乱数dに基づき決定する。時刻t5
から時刻t6までの当たり動作開始遅延時間Teは、前
記の如く抽出された乱数Eに基づき決定される。乱数B
ないし乱数Eは図柄変動の各回毎に抽出されるため、時
間Tb、Tc、Td及びTeは、図柄変動の各回毎に変
化する。
【0078】一方、前記本発明の実施の形態は、次の様
に変形することもできる。図11は、変形例の主制御基
板の構成を示す図である。この変形例においては、大当
たり判定用の乱数Aを抽出する時期を決定するための乱
数Bを用いずに、代わりにタイマ300が設けられてい
る。
【0079】このタイマ300は、交流電圧発生回路3
01と、CPU99からタイマ起動命令を受けたときの
前記交流電圧発生回路301の電圧を保持して出力する
サンプルアンドホールド回路(S&H回路)302と、
前記S&H回路302の出力をディジタル値に変換する
A/D変換器303と、タイマ起動をするときに前記A
/D変換器304が出力するディジタル値がカウント値
としてセットされクロックパルスが入力される毎にカウ
ント値が1づつ減少しカウント値が0となった次にクロ
ックパルスが入力されるとタイマ時間満了を知らせる桁
借り信号をCPU99に出力するダウンカウンタ304
とを具備する。
【0080】この様に構成されたタイマ300において
は、CPU99からタイマ動作起動命令が入力される
と、その時の交流電圧発生装置301の電圧値が前記サ
ンプルアンドホールド回路302を介してA/D変換器
303に入力され、そのアナログ電圧値がA/D変換器
によりディジタル値に変換されてカウンタ304にセッ
トされるので、カウンタ304にセットされる値はタイ
マ動作が起動される毎に変化し、タイマ起動からタイマ
設定時間満了までの時間は一定ではない。なお、前記A
/D変換器303が出力するディジタル値をCPU99
が受信し、カウンタ304が行なっているダウンカウン
ト処理は、CPU99がプログラムにより実行するよう
にしてもよい。
【0081】図12は、実施の形態の変形例における特
別図柄表示装置の図柄変動に関する時間の制御処理につ
いてのフローチャートを示す。始動入賞口4に遊技球が
入賞し(S300)、遊技球の通過を検出した検出スイ
ッチ44からCPU99に検出信号が入力されると(S
301)、図柄表示装置2の図柄変動部分は、中図柄2
00b,左図柄200a,右図柄200cの順に変動を
開始する(S302)。
【0082】続いて、乱数Cカウンタ、乱数Dカウンタ
及び乱数Eカウンタの値を抽出する(S303)。そし
て、CPU99はタイマ300の動作を開始させ(S3
04)、タイマ300からタイマ時間満了を知らせる信
号が入力されるまで待機し(S305)、乱数Aを抽出
する(S306)。S303で抽出した乱数Cに対応す
る図柄変動時間の経過を待った後(S307)、S30
3で抽出した乱数Dによってリーチ変動を行なうか否か
を判定し(S308「YES」)、リーチ変動を行なう
場合には、乱数Dの値に対応するリーチ変動を図柄表示
装置2に実行させる(S320)。
【0083】リーチ変動が実行されたか否かに関わら
ず、S306の処理で抽出された乱数Aの値が当たり発
生条件を満たす場合には(S309「YES」)、図柄
変動領域に当たり図柄の組合せを表示して図柄変動を停
止させる(S310)。そして、S303で抽出した乱
数Eの値に対応する当たり開始遅延時間の経過を待ち
(S311)、当たり図柄が通常図柄の場合には(S3
12「YES」)、大入賞口を最大16回開放する通常
の当たり動作が行われて終了し(S313、S31
4)、当たり図柄が特定図柄の場合には(S312「N
O」)、大入賞口が最大14回開放する特別の当たり動
作が行なわれて終了する(S322、S314)。
【0084】一方、S306の処理で抽出された乱数A
の値が当たり条件を満たさない場合には(S309「N
O」)、はずれ図柄を表示して変動図柄部分の変動を停
止する(S321)。この様に構成される本発明の実施
の形態の変形例によっても、大当たり判定遅延時間T
b、図柄変動時間Tc、当たり動作開始遅延時間Te及
びリーチ変動が行なわれる場合のリーチ変動時間Tdは
図柄変動の各回毎に変化する。
【0085】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、図柄表示装置におけ
る図柄変動領域の配置位置及び配置数は前記実施の形態
に限られないことはいうまでもない。また、「当たり」
の発生によってもたらされる利益状態は、上記実施の形
態のように特別入賞口が連続的に開口されることに限ら
ず、例えば、「当たり」が発生した場合に、それまでは
無効である入賞口を有効にしてもよく、遊技球が落入す
る落入口の機能を変更しその機能が変更された落入口に
遊技球が落入した場合に他の始動口,入賞口あるい作動
口への落入の機会を与えるようにしてもよい。または、
「当たり」が発生した場合に、遊技状況が次なる段階へ
進行する様にしてもよく、例えば、他の図柄表示装置が
変動を開始して次の段階の「当たり」を判定する遊技段
階へ進むことができるようにしてもよい。
【0086】また、当たり判定乱数Aのカウント周期を
短かくし、当たり判定乱数Aが同じ値になる周期(例え
ば、当たり判定乱数Aが「0」になってから次に「0」
になるまでの時間)を遊技球の最短発射間隔よりも短く
することが望ましい。例えば、遊技球を発射することが
できる最高速度が毎分100個である場合には、0.6
秒よりも短い周期で遊技球を発射することができないの
で、当たり判定乱数が当たり条件に該当する数値になる
周期を前記0.6秒よりも短い0.5秒とすると、遊技
者は、当たり判定乱数が当たりに該当する値となる周期
(0.5秒)と遊技球を発射する周期(0.6秒以上)
を同調させることが不可能となる。従って、このように
構成されるパチンコ遊技機において、遊技者が当たりが
発生しやすいタイミングに遊技球を発射させる不正行為
を行なうためには、遊技場の管理者に発見されやすい単
発的又は断続的な遊技球の発射を行なう必要が生じ、遊
技者が不正行為を行なうことは困難となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
乃至請求項3に記載のパチンコ遊技機によれば、遊技球
の落入時から大当たり判定用乱数を抽出するまでの時間
を遊技球の落入の時期に応じて変化させるようにしてい
るので、大当たり判定用乱数が抽出されるタイミングが
予測不可能になり、仮に、遊技者が大当たり乱数の値が
大当たり条件を満足する値となるタイミングを知ること
ができたとしても、遊技球が始動口へ落入するタイミン
グを調整して、大当たり判定用乱数を抽出するタイミン
グを大当たり判定用乱数が当たり条件を満たす値となる
タイミングに合わせることが不可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機
の遊技盤正面図である。
【図2】図1における特別図柄表示装置の拡大図であ
る。
【図3】本遊技機の裏面における入賞球の流出経路を示
した図である。
【図4】本遊技機の裏面を示した図である。
【図5】本遊技機の各種制御基板等の接続関係を示した
図である。
【図6】本遊技機における遊戯内容を説明するための制
御フローチャートである。
【図7】図柄変動及び当たりの時間制御をするために設
けられる乱数を説明する図であり、(a)は主制御部
(基板)に設けられているRAMの作業領域に設定され
る特別図柄変動時間制御に関する乱数カウンタ領域の構
成を示す図であり、(b)は乱数B乃至乱数Eの各値と
その各値が抽出された場合に設定される内容との対応関
係を示す図である。
【図8】本遊技機の各遊技動作を制御指示する制御プロ
グラムの処理手順を示したフローチャートである。
【図9】本遊技機における特別図柄表示装置の図柄変動
に関する時間を制御する処理についてのフローチャート
である。
【図10】実施の形態に係るパチンコ遊技機について当
たりが発生する場合の遊技球の発射から当たり動作開始
までの各動作時刻を示したタイムチャートであり、
(a)はリーチ変動が行なわれない場合に関するタイム
チャートであり、(b)はリーチ変動が行なわれる場合
のタイムチャートである。
【図11】本遊技機の変形例の主制御基板の構成を示す
図である。
【図12】本遊技機の変形例における特別図柄表示装置
の図柄変動に関する時間の制御処理についてのフローチ
ャートである。
【図13】従来のパチンコ遊技機における図柄変動が開
始して当たり動作が開始するまで動作の進行を説明する
タイムチャートである。
【符号の説明】
2 特別図柄表示装置 4 始動入賞口 10 遊技盤面 99 CPU 200 表示画面 200a 左変動図柄領域 200b 中変動図柄領域 200c 右変動図柄領域 300 タイマ 301 交流電圧発生装置 302 サンプルアンドホールド回路 303 アナログ−ディジタル変換器 304 ダウンカウンタ A−CT 当たり判定用乱数(乱数A)カウンタ B−CT 乱数A抽出時期決定用乱数(乱数B)カウン
タ C−CT 図柄変動時間決定用乱数(乱数C)カウンタ D−CT リーチ動作選択用乱数(乱数D)カウンタ E−CT 当たり開始遅延時間決定用乱数(乱数E)カ
ウンタ
フロントページの続き (72)発明者 高橋 尚幸 名古屋市西区中小田井4丁目396番地 株 式会社三星内 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA34 AA42 BC45 EA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられる始動口へ遊技球が
    落入した場合に表示図柄の変動を行なう図柄表示装置を
    備えるパチンコ遊技機において、遊技者にとっての利益
    状態を発生するか否かを判定するための当たり判定用乱
    数を発生する手段と、遊技球の始動口への落入時から当
    たり判定用乱数を抽出するタイミングまでの時間が遊技
    球の始動口への落入の時期に応じて変化するように抽出
    タイミングを設定する抽出タイミング設定手段と、前記
    抽出タイミング設定手段が設定する抽出タイミングで前
    記当たり判定用乱数発生手段から当たり判定用乱数を抽
    出しその抽出した乱数値が所定の条件を満たす場合に前
    記図柄表示装置の停止図柄を当たり図柄とすると共に遊
    技者にとっての利益状態を発生させるように制御する制
    御手段とを有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記抽出タイミング設定手段は、前記当
    たり判定用乱数を抽出するタイミングを決定するための
    抽出時期決定用乱数を発生する抽出時期決定用乱数発生
    手段と、抽出時間決定乱数がとり得る各値に予め対応づ
    けた時間データを記憶する記憶手段と、遊技球が始動口
    へ落入した場合に前記抽出時期決定用乱数発生手段から
    乱数を抽出しその抽出した乱数値に対応する時間データ
    を前記記憶手段から読出すことにより当たり判定用乱数
    を抽出するタイミングを決定する抽出時期決定処理手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記抽出タイミング設定手段は、タイマ
    動作を開始するタイミングによりタイマ設定時間が変化
    しタイマ動作の開始から前記タイマ設定時間が経過する
    とその旨の通知信号を出力するタイマ手段を具備すると
    ともに、遊技球が始動口へ落入した場合に前記タイマ手
    段のタイマ動作を開始させ前記タイマ手段からの設定時
    間経過を知らせる通知信号に基づいて当たり判定用乱数
    を抽出するタイミングを設定することを特徴とする請求
    項1に記載のパチンコ遊技機。
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