JP2001120815A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001120815A
JP2001120815A JP30833899A JP30833899A JP2001120815A JP 2001120815 A JP2001120815 A JP 2001120815A JP 30833899 A JP30833899 A JP 30833899A JP 30833899 A JP30833899 A JP 30833899A JP 2001120815 A JP2001120815 A JP 2001120815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
symbol display
controlling
gaming machine
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30833899A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoyo Nagano
裕豊 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP30833899A priority Critical patent/JP2001120815A/ja
Publication of JP2001120815A publication Critical patent/JP2001120815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時に各基板の立ち上がりまでに要す
る時間が異なる場合に、主基板以外の他の基板が立ち上
がった状態になるまでは、主基板が立ち上がらないよう
にして、正常な動作を行うことが可能な遊技機を実現す
る。 【解決手段】 分周カウンタ81では、クロック入力部
81bに入力された2.048MHzを分周して、1
6.4秒の遅延時間を得て、その後、ON信号をAND
回路82へ出力し、12V電源監視回路78aからON
信号が入力されていれば、AND回路82からは、ON
信号がCPUユニット50のリセット許可信号入力部5
0cに入力されて、CPUユニット50では、割込リセ
ット回路からの2m秒単位のリセット信号に従って、R
OMに記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機
1の制御が開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機又はパチ
スロ機等の遊技機に関するものであり、詳細には、遊技
機の電源投入時に、主基板が最後に立ち上がるようにし
た遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種であるパチンコ機で
は、電源基板の他に、遊技機の主制御を司る主基板、遊
技媒体の払出に関する制御を司る払出制御基板、遊技機
の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技機の音声発
生を制御する音基板、図柄表示装置を制御する図柄表示
基板等を各々独立して設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の遊技機では、電源投入時に各基板の立ち上がりまで
に要する時間が異なり、主基板はすでに立ち上がってい
るにも拘わらず、他の基板が立ち上がっていないため、
遊技機が正常動作を行わない状態、例えば、正常な払出
動作や図柄等の表示が行われずに、電飾又は音声のみ動
作する状態が往々にして発生していた。この状態を幾度
も繰り返すことは遊技機に搭載された精密機器の故障の
原因ともなり、結果、遊技機の寿命を短くすることにな
るという問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、電源基板の他に、遊技機の主制御を司
る主基板、遊技媒体の払出に関する制御を司る払出制御
基板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊
技機の音声発生を制御する音基板、図柄表示装置を制御
する図柄表示基板等を各々独立して設けた遊技機におい
て、電源投入時に各基板の立ち上がりまでに要する時間
が異なる場合に、主基板以外のすべての基板が立ち上が
った状態になるまでは、主基板が立ち上がらないように
して、正常な動作を行うことが可能な遊技機を実現する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の遊技機は、電源基板の他に、
遊技機の主制御を司る主基板、遊技媒体の払出に関する
制御を司る払出制御基板、遊技機の電飾の発光態様を制
御する電飾基板、遊技機の音声発生を制御する音基板、
図柄表示装置を制御する図柄表示基板等を各々独立して
設けた遊技機であって、電源投入時、前記主基板を除く
各基板の内、最も立ち上がりの遅い基板が立ち上がるの
に要する時間よりも、前記主基板が立ち上がりに要する
時間を長くする立ち上がり遅延手段を備えたことを特徴
とする構成となっている。
【0006】請求項1に係る発明の遊技機では、遊技機
の電源投入時に、前記主基板を除く各基板の内、最も立
ち上がりの遅い基板が立ち上がるのに要する時間より
も、前記主基板が立ち上がりに要する時間が長くなるよ
うに、遅延手段が主基板の立ち上がりを遅延させて、遊
技機が正常動作を行うようにすることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
電源基板の他に、遊技機の主制御を司る主基板、遊技媒
体の払出に関する制御を司る払出制御基板、遊技機の電
飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技機の音声発生を
制御する音基板、図柄表示装置を制御する図柄表示基板
等を各々独立して設け、電源基板から前記各基板に給電
が行われる遊技機であって、電源投入時、前記各基板は
立ち上がりに要する時間の長い順に、先に起動されるこ
とを特徴とする構成となっている。
【0008】請求項2に係る発明の遊技機では、遊技機
の電源投入時に、前記各基板は立ち上がりに要する時間
の長い順に、先に起動されるので、遊技機が正常動作を
行うようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0010】[第1実施例] 本発明の第1実施例であ
るパチンコ機1についての機械的構成について、図面を
参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図であ
る。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の
部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2に
は、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設
けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、
図示外の発射機に遊技球を供給し、また、賞品球を受け
る上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受け
る下皿6が設けられ、下皿6の右横には、発射ハンドル
7が設けられている。
【0011】次に、遊技盤2の機械的構成について図2
を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の
正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれ
た略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の
略中央には、液晶画面を備えた特別図柄表示装置8が設
けられている。また、特別図柄表示装置8の右上方には
電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設け
られている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普
通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始
動ゲート12が設けられている。
【0012】また、特別図柄表示装置8の下側には、特
別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図
柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けら
れている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方に
は、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の
下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別
図柄表示装置8の下部には遊技球を暫時載置可能なステ
ージ21が遊技盤2の表面に対して略垂直に設けられ、
特別図柄表示装置8の右肩には遊技球通過口22が設け
られ、特別図柄表示装置8の左肩にも遊技球通過口23
が設けられている。これらの遊技球通過口22,23を
通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部(ワープゾ
ーン)を通ってステージ21に現出するようになってい
る。ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の
直下に設けられている特別図柄始動電動役物15に向か
って落下するようになっている。
【0013】また、特別図柄表示装置8の上方には、普
通図柄表示装置24が設けられており、一桁の数字や一
文字のアルファベット等の図柄を表示できるようになっ
ている。さらに、普通図柄表示装置24の左右には各々
2個ずつのLEDから成る特別図柄始動保留部25が設
けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したい
わゆる保留球の数を表示することができる。また、特別
図柄表示装置8と普通図柄表示装置24との間には、4
個のLEDから成る普通図柄始動保留部26が設けられ
ており、この普通図柄始動保留部26は、普通図柄始動
ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数
を表示することができる。なお、遊技盤2には、上記以
外に、種々の電飾ランプ、風車及び多数の障害釘等が設
けられている。
【0014】次に、図3を参照して、パチンコ機1の背
面の機構について説明する。図3はパチンコ機1の背面
図である。図3に示すように、パチンコ機1の背面の下
部には、基板ボックス31が設けられ、基板ボックス3
1の上方には、センターカバー32が設けられている。
基板ボックス31内には、パチンコ機1の主制御を司る
主基板41と、各基板に電源を供給する電源基板42
と、遊技機の音声発生を制御する音基板43とが設けら
れている。また、センターカバー32内には、特別図柄
表示装置8を制御する図柄表示基板44と、遊技球の払
出の制御を司る払出制御基板45と、遊技機の電飾の発
光態様を制御する電飾基板46とが設けられている。ま
た、センターカバー32の下部には、中継基板47が設
けられている。さらに、センターカバー32の右横に
は、賞品球払出装置49が設けられている。
【0015】次に、本実施例のパチンコ機1の電気的回
路構成について図4参照して説明する。図4は、パチン
コ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチ
ンコ機1の制御部40は、主基板41、電源基板42、
音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電
飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41に
は、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニッ
ト50が設けられている。このCPUユニット50に
は、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウン
タ値やデータやプログラム等を記憶するRAM52と、
制御プログラム及び各種の初期値のデータやテーブルデ
ータ等を記憶したROM53とが設けられており、これ
らは一つのLSIとして一体にモールディングされてい
る。
【0016】また、主基板41には、音基板43、図柄
表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継
基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインター
フェース54が設けられている。このI/Oインターフ
ェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続さ
れている。なお、電源基板42、音基板43、図柄表示
基板44、払出制御基板45、及び電飾基板46には、
各々図示外のサブCPUが搭載されて制御回路を構成し
ている。なお、主基板41はパチンコ機1の主制御を司
り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板
43はパチンコ機1の音声発生を制御し、図柄表示基板
44は特別図柄表示装置8の制御を行い、払出制御基板
45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46
はパチンコ1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板4
7は、各センサーの配線の中継を行っている。
【0017】ここで、電飾基板46には、普通図柄始動
保留部26を構成する普通図柄記憶数表示LED59、
特別図柄始動保留部25を構成する特別図柄記憶数表示
LED60、その他のLED62及び電飾ランプ63が
接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表示装
置8が接続され、また、音基板43には、スピーカー4
8が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払
出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、普
通図柄表示装置24、大入賞口開放ソレノイド70、特
別図柄始動電動役物開放ソレノイド71、特別図柄始動
電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッ
チ72、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技
球を検出する普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16
内のVゾーンに入賞した遊技球を検出するVスイッチ7
4、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するための
カウントスイッチ75、入賞口19,20に入賞して図
示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球
を検出する入賞口スイッチ76とが接続されている。
【0018】また、電源基板42は、主基板41、音基
板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基
板46、中継基板47に各々接続されて、直流の安定化
された電力が供給されるようになっている。なお、主基
板41、音基板43、払出制御基板45、電飾基板4
6、中継基板47には、直流12Vが供給され、図柄表
示基板44には、直流5Vが供給されるようになってい
る。さらに、電源基板42の入力側には、スイッチ77
を介して、交流24Vが供給されている。電源基板42
には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整
流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータ
ICからなる安定化回路等が設けられており、安定化さ
れた直流の12V及び5Vを供給できるようになってい
る。なお、図4では、特に図示しないが、主基板41、
電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制
御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、ア
ースラインで接続されている
【0019】次に、本実施例のポイントである電源監視
回路78及びリセット遅延回路79について図4及び図
5を参照して説明する。図5は、電源監視回路78及び
リセット遅延回路79の具体的な電気的回路構成を示す
ブロック図である。図4に示すように主基板41には、
電源監視回路78及びリセット遅延回路79が設けられ
ている。電源監視回路78は、図5に示すように、主基
板41、音基板43、払出制御基板45、電飾基板4
6、及び中継基板47に供給される直流12Vの電圧値
を監視する12V電源監視回路78aと、図柄表示基板
44に供給される直流5Vの電圧値を監視する5V電源
監視回路78bとから構成されている。12V電源監視
回路78aは、主基板41、音基板43、払出制御基板
45、電飾基板46、及び中継基板47に供給される直
流12Vの電圧値を測定して、12V以上で有れば、O
Nの信号を出力し、12V未満で有れば、OFFの信号
を出力する。また、5V電源監視回路78bは、図柄表
示基板44に供給される直流5Vの電圧値を測定して、
5V以上で有れば、ONの信号を出力し、5V未満で有
れば、OFFの信号を出力する。
【0020】また、リセット遅延回路79は、図5に示
す分周カウンタ81及びAND回路82から構成されて
いる。分周カウンタ81には、電源監視信号入力部81
aと、クロック入力部81bと、信号出力部81cとが
設けられており、この分周カウンタ81は、分周率を任
意に設定可能なフリップフロップ回路から構成されてい
る。本実施例では、クロック入力部81bから入力され
たクロックを225分周するように設定している。さら
に、CPU51には、図5に示すように、水晶発振器か
ら構成されたOSC回路80が接続され、このOSC回
路80から基本クロックの8.192MHzがCPUユ
ニット50のクロック入力部50aに供給されている。
そして、基本クロックの8.192MHzが4分周され
た2.048MHzのクロックが、CPUユニット50
のクロック出力部50bから出力されて、分周カウンタ
81のクロック入力部81bに入力されている。分周カ
ウンタ81では、クロック入力部81bに入力された
2.048MHzを225だけ分周して、0.061H
zを得る。そして、この0.061Hzの一波長をカウ
ントする時間、すなわち、0.061Hzの1周期であ
る16.4秒の遅延時間を得る。この遅延時間は、以下
の式により得られる。 遅延時間=1/(2.048×10 /225
【0021】また、分周カウンタ81の電源監視信号入
力部81aには、5V電源監視回路78bが接続されて
いる。分周カウンタ81では、電源監視信号入力部81
aに入力される5V電源監視回路78bからの信号がO
N(High)の場合で、CPUユニット50から供給
される2.048MHzのクロック信号を225分周し
た周波数の一周期である16.4秒が経過した後に、信
号出力部81cからON(High)の信号がAND回
路82に出力される。このとき、12V電源監視回路7
8aからもON(High)の信号が出力されている
と、AND回路82からは、ON(High)の信号が
CPUユニット50のリセット許可信号入力部50cに
入力される。リセット許可信号入力部50cにON(H
igh)の信号が入力されると、CPUユニット50で
は、図4に示す割込リセット回路57からの2m秒単位
のリセット信号に従って、ROMに記憶された図示外の
制御プログラムを実行して、パチンコ機1の制御が行わ
れる。
【0022】次に、本実施例のパチンコ機1の作用につ
いて説明する。まず、図4に示すスイッチ77をON
(電源投入)すると、電源基板42に交流24Vが供給
され、電源基板42から制御部40、主基板41、音基
板43、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板4
7へ直流12Vが供給される。また、直流5Vが図柄表
示基板44に供給される。ここで、電源監視回路78を
構成する12V電源監視回路78aは、制御部40、主
基板41、音基板43、払出制御基板45、電飾基板4
6、中継基板47に供給される12Vの直流の電圧値を
絶えず測定し、12V以上で有ればON(High)の
信号をAND回路82へ供給し、12V未満で有ればO
FF(Low)の信号をAND回路82へ供給する。ま
た、5V電源監視回路78bは、図柄表示基板44に供
給される5Vの直流の電圧値を絶えず測定し、5V以上
で有ればON(High)の信号を分周カウンタ81の
電源監視信号入力部81aへ供給し、5V未満で有れば
OFF(Low)の信号を分周カウンタ81の電源監視
信号入力部81aへ供給する。
【0023】ここで、電源監視信号入力部81aへ5V
電源監視回路78bからON(High)信号が入力さ
れているときに、2.048MHzのクロックが、CP
Uユニット50のクロック出力部50bから出力され
て、分周カウンタ81のクロック入力部81bに入力さ
れると、分周カウンタ81では、クロック入力部81b
に入力された2.048MHzを225だけ分周して、
0.061Hzを得る。そして、この0.061Hzの
1周期である16.4秒の遅延時間の経過後に、ON
(Higt)の信号をAND回路82へ出力する。ここ
で、AND回路82に12V電源監視回路78aからO
N(Higt)の信号が入力されていれば、AND回路
82からは、ON(Higt)の信号がCPUユニット
50のリセット許可信号入力部50cに入力されて、C
PUユニット50では、割込リセット回路57からの2
m秒単位のリセット信号に従って、ROM53に記憶さ
れた制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御が開
始される。
【0024】従って、スイッチ77をONすると、直ち
に、電源基板42から主基板41、音基板43、払出制
御基板45、電飾基板46、中継基板47へ直流12V
が供給され、また、直流5Vが図柄表示基板44に供給
されるが、主基板41のCPUユニット50は、リセッ
ト遅延回路79の働きにより、16.4秒の遅延時間の
経過後に、ON信号(Higt信号)がCPUユニット
50のリセット許可信号入力部50cに入力される。そ
の後、CPUユニット50では、割込リセット回路57
からの2m秒単位のリセット信号に従って、ROM53
に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の
制御が開始される。
【0025】従って、CPUユニット50の起動は、ス
イッチ77をONしてから、16.4秒の遅延時間の経
過後となるので、その16.4秒の遅延時間の間に、音
基板43、払出制御基板45、電飾基板46、及び図柄
表示基板44の起動が完了する。この16.4秒の遅延
時間は、各基板の内、最も立ち上がりの遅い基板の立ち
上がり時間より長くなるように予め設定されているもの
である。この設定は、分周カウンタ81を構成するフリ
ップフロップ回路に事前に、各基板の内、最も立ち上が
りの遅い基板の立ち上がり時間より長くなるように分周
率を設定しておくことにより行われる。本実施例では、
クロック入力部81bから入力されたクロックを225
分周するように設定している。従って、CPUユニット
50の起動が完了して主基板41が完全に立ち上がった
状態のときには、他の全ての基板が立ち上がった状態に
なっており、主基板41から他の基板へコマンド信号を
送っても確実に受け付けられて、送信先の基板が立ち上
がっていないためにホストからのコマンド信号が受け付
けられずにエラーとなることがない。
【0026】特に、図柄表示基板44は、立ち上がりに
約12秒を要する立ち上がりの遅い基板であるために、
上記のリセット遅延回路79で、16.4秒の遅延時間
を設定することにより、CPUユニット50の起動が完
了して主基板41が完全に立ち上がった状態のときに
は、主基板41から図柄表示基板44にコマンド信号を
送っても当該コマンド信号が受け付けられずにエラーと
なることがない。
【0027】また、本実施例では、12V電源監視回路
78a及び5V電源監視回路78bを採用しているの
で、各基板に正常な電圧が印加されている場合のみに、
リセット遅延回路79から、所定の遅延時間後にリセッ
ト許可信号がON(High)として、CPUユニット
50のリセット許可信号入力部50cに入力されるの
で、主基板41以外の他の基板に正しい電圧の直流が供
給されずに、他の基板が正しく起動できずにいる場合
に、所定の遅延時間が経過して、主基板41が先に立ち
上がってしまうことを防止できる。
【0028】ここで、図6に示す図柄表示基板44の起
動シーケンス図を参照して、図柄表示基板44の起動時
間について説明する。図柄表示基板44は主基板41に
接続されている各基板の中では、最も立ち上がりに時間
を要する基板である。図6に示すように、T1のタイミ
ングでスイッチ77がONされて、電源が投入される
と、図柄表示基板44に設けられたサブCPU(図示
外)が、OSを起動する。このOSの起動では、図柄表
示基板44に設けられたROM(図示外)から図柄表示
基板44に設けられたRAM(図示外)にOSのロード
を行い、各種初期化及びセルフテストを行う。このOS
のロード時間に約4秒かかることになる。従って、T1
からT2までで、約4秒かかることになる。
【0029】次いで、T2のタイミングでアプリケーシ
ョンの起動を行う。このアプリケーションの起動では、
図柄表示基板44に設けられたサブCPU(図示外)
が、図柄表示基板44に設けられたROM(図示外)か
ら図柄表示基板44に設けられたRAM(図示外)にア
プリケーションプログラム及びそのデータのロードを行
い、また、各種初期化を行う。この時間に約8秒かかる
ことになる。従って、T2からT3までで、約8秒かか
り、電源投入のT1からアプリケーションの起動が完了
するT3までで、約12秒かかることになる。この約1
2秒間は、主基板41からコマンドを図柄表示基板44
へ送信してもそのコマンドを図柄表示基板44が無視し
て受け付けないことになる。
【0030】これに対して、本発明の上記第1実施例の
ように構成すれば、電源投入から主基板41が立ち上が
るまで、16.4秒かかるので、主基板41が立ち上が
ったときには、立ち上がりまで約12秒かかる図柄表示
基板44は、完全に立ち上がっていることになる。従っ
て、主基板41からコマンドを図柄表示基板44へ送信
してもそのコマンドを図柄表示基板44が無視して受け
付けないことになることはなく、パチンコ機1にエラー
が発生することはない。なお、上記例では、図柄表示基
板44が最も立ち上がりに時間を要するものとして説明
したが、立ち上がりに時間を最も要する基板が、他のい
ずれの基板の場合であっても、主基板41の立ち上がり
をその基板の立ち上がりに要する時間より遅延させれ
ば、上記同様に立ち上がりの遅い基板が主基板41から
のコマンドを無視してエラーが発生することはない。
【0031】[第2実施例] 次に、本発明の第2実施
例について説明する。第2実施例の機械的構成及び電気
的構成は、上記の第1実施例と同様であるが、異なるの
は、第1実施例では、立ち上がり遅延手段を主基板41
のみに設けたが、第2実施例では、主基板41、音基板
43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板
46の各サブCPU(図示外)に、第1実施例と同様の
上記立ち上がり遅延手段を設け、各々の基板は立ち上が
りに要する時間の長い順に、先に起動されるようにして
いる点である。なお、中継基板47は、単に回線の中継
をしているのみで、サブCPU等を備えていないので、
立ち上がりに関して問題になることはない。
【0032】具体的には、主基板41には、上記第1実
施例と同様に、電源監視回路78及びリセット遅延回路
79を設け、また、音基板43、図柄表示基板44、払
出制御基板45、電飾基板46の各基板にも、各々電源
監視回路78及びリセット遅延回路79を設け、各基板
のサブCPU(図示外)の起動を所定時間ずつ遅らせる
ようにする。このときに、その起動の遅延時間は、立ち
上がりに要する時間の長い順に、短い遅延時間を設定し
ておくようにする。
【0033】例えば、図柄表示基板44の起動時間が最
も長く約12秒、音基板43の起動時間が約10秒、電
飾基板46の起動時間が約8秒、払出制御基板45の起
動時間が約6秒、主基板41の起動時間が約4秒であれ
ば、図柄表示基板44の起動の遅延時間を0秒、音基板
43の起動の遅延時間を2秒、電飾基板46の起動の遅
延時間を4秒、払出制御基板45の起動の遅延時間を6
秒、主基板41の起動の遅延時間を12秒としておけ
ば、電源投入から、約12秒後には、図柄表示基板4
4、音基板43、電飾基板46、払出制御基板45は、
同時に立ち上がっており、その4秒後に、主基板41が
立ち上がることになる。従って、主基板41が立ち上が
っているときには、図柄表示基板44、音基板43、電
飾基板46、及び払出制御基板45は立ち上がってお
り、これらの各基板は、主基板41からのコマンドを確
実に受け付けることができる。よって、立ち上がりの遅
い基板が主基板41からのコマンドを無視してエラーが
発生することを防止できる。
【0034】なお、上記の第2実施例では、主基板4
1、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46の各基板に各々電源監視回路78及び
リセット遅延回路79を設けたが、代わりに、立ち上が
りに要する時間の長い順に、先に各基板に電源を供給す
る給電開始遅延手段を設けるようにしても良い。
【0035】この場合には、例えば、周知のタイマIC
とリレーを用いて、立ち上がりの遅い基板から先に電源
を供給するようにしても良い。たとえば、図柄表示基板
44の起動時間が最も長く約12秒、音基板43の起動
時間が約10秒、電飾基板46の起動時間が約8秒、払
出制御基板45の起動時間が約6秒、主基板41の起動
時間が約4秒であれば、図柄表示基板44へは、電源O
Nから直ちに(遅延時間0秒)電源を供給し、音基板4
3へは、電源ONから2秒後に電源を供給し、電飾基板
46へは、電源ONから4秒後に電源を供給し、払出制
御基板45へは、電源ONから6秒後に電源を供給し、
主基板41へは、電源ONから12秒後に電源を供給す
るように、タイマICの周辺回路を構成しておけば良
い。
【0036】この場合には、電源投入から、約12秒後
には、図柄表示基板44、音基板43、電飾基板46、
払出制御基板45は、同時に立ち上がっており、その4
秒後に、主基板41が立ち上がることになる。従って、
主基板41が立ち上がっているときには、図柄表示基板
44、音基板43、電飾基板46、及び払出制御基板4
5は立ち上がっており、これらの各基板は、主基板41
からのコマンドを確実に受け付けることができる。よっ
て、立ち上がりの遅い基板が主基板41からのコマンド
を無視してエラーが発生することを防止できる。
【0037】なお、上記第2実施例では、主基板41以
外は、同時に立ち上がりが完了しているように構成した
が、立ち上がりの遅い基板から、順次立ち上がりが完了
し、最後に、主基板41が立ち上がるようにしても良
い。また、各基板への給電の遅延は、上記タイマIC及
びリレーに限られず各種の遅延回路を用いることができ
ることは言うまでもない。また、本発明は、パチンコ機
に限られず、パチコン機、パチスロ機等の各種の遊技機
に使用可能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
の遊技機では、電源基板の他に、遊技機の主制御を司る
主基板、遊技媒体の払出に関する制御を司る払出制御基
板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技
機の音声発生を制御する音基板、図柄表示装置を制御す
る図柄表示基板等を各々独立して設けた遊技機におい
て、遊技機の電源投入時に、遊技機の主基板を除く各基
板の内、最も立ち上がりの遅い基板が立ち上がるのに要
する時間よりも、主基板が立ち上がりに要する時間が長
くなるように、遅延手段が主基板の立ち上がりを遅延さ
せるので、遊技機が正常動作を行うことができ、故障を
防止し遊技機の寿命を長くすることができる。
【0039】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
電源基板の他に、遊技機の主制御を司る主基板、遊技媒
体の払出に関する制御を司る払出制御基板、遊技機の電
飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技機の音声発生を
制御する音基板、図柄表示装置を制御する図柄表示基板
等を各々独立して設け、電源基板から前記各基板に給電
が行われる遊技機において、遊技機の電源投入時に、遊
技機の各基板は立ち上がりに要する時間の長い順に、先
に起動されるので、遊技機が正常動作を行うことがで
き、故障を防止し遊技機の寿命を長くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のパチンコ機1の正面図である。
【図2】第1実施例のパチンコ機1の遊技盤2の正面図
である。
【図3】第1実施例のパチンコ機1の背面図である。
【図4】第1実施例のパチンコ機1の電気的回路のブロ
ック図である。
【図5】第1実施例のパチンコ機1の電源監視回路78
及びリセット遅延回路79を示す電気的回路のブロック
図である。
【図6】第1実施例のパチンコ機1の図柄表示基板44
の起動シーケンス図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 4 遊技領域 8 特別図柄表示装置 40 制御部 41 主基板 42 電源基板 43 音基板 44 図柄表示基板 45 払出制御基板 46 電飾基板 47 中継基板 50 CPUユニット 50a クロック入力部 50b クロック出力部 50c リセット許可信号入力部 51 CPU 52 RAM 53 ROM 54 I/Oインターフェース 55 出力ポート 77 スイッチ 78 電源監視回路 78a 12V電源監視回路 78b 5V電源監視回路 79 リセット遅延回路 80 OSC回路 81 分周カウンタ 81a 電源監視信号入力部 81b クロック入力部 81c 信号出力部 82 AND回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源基板の他に、遊技機の主制御を司る
    主基板、遊技媒体の払出に関する制御を司る払出制御基
    板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技
    機の音声発生を制御する音基板、図柄表示装置を制御す
    る図柄表示基板等を各々独立して設けた遊技機であっ
    て、 電源投入時、前記主基板を除く各基板の内、最も立ち上
    がりの遅い基板が立ち上がるのに要する時間よりも、前
    記主基板が立ち上がりに要する時間を長くする立ち上が
    り遅延手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 電源基板の他に、遊技機の主制御を司る
    主基板、遊技媒体の払出に関する制御を司る払出制御基
    板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技
    機の音声発生を制御する音基板、図柄表示装置を制御す
    る図柄表示基板等を各々独立して設け、電源基板から前
    記各基板に給電が行われる遊技機であって、 電源投入時、前記各基板は立ち上がりに要する時間の長
    い順に、先に起動されることを特徴とする遊技機。
JP30833899A 1999-10-29 1999-10-29 遊技機 Pending JP2001120815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30833899A JP2001120815A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30833899A JP2001120815A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30603299A Division JP2001120735A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001120815A true JP2001120815A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17979867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30833899A Pending JP2001120815A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001120815A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336513A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Heiwa Corp 複数の制御基板を備えた遊技機およびそのインターフェース方法
JP2002360801A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Heiwa Corp 遊技機
JP2005066306A (ja) * 2003-08-05 2005-03-17 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の入賞判定方法並びにプログラム
JP2006115881A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2007330539A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Daiman:Kk 遊技機用制御基板
JP2008093208A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Daiman:Kk 遊技機
JP2011083650A (ja) * 2011-02-03 2011-04-28 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015012921A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016008017A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 株式会社ユピテル 装置及びプログラム
JP2016026728A (ja) * 2015-10-22 2016-02-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016083082A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社三共 遊技機
JP2019165862A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社三共 遊技機
JP2021058280A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 株式会社平和 遊技機

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336513A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Heiwa Corp 複数の制御基板を備えた遊技機およびそのインターフェース方法
JP4723757B2 (ja) * 2001-06-08 2011-07-13 株式会社平和 遊技機
JP2002360801A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Heiwa Corp 遊技機
JP2005066306A (ja) * 2003-08-05 2005-03-17 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の入賞判定方法並びにプログラム
JP2006115881A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2007330539A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Daiman:Kk 遊技機用制御基板
JP2008093208A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Daiman:Kk 遊技機
JP2011083650A (ja) * 2011-02-03 2011-04-28 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015012921A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016008017A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 株式会社ユピテル 装置及びプログラム
JP2016083082A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社三共 遊技機
JP2016026728A (ja) * 2015-10-22 2016-02-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019165862A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社三共 遊技機
JP2021058280A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001120815A (ja) 遊技機
JP2007050148A (ja) 遊技機
JP6168089B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2001120735A (ja) 遊技機
JP5657054B2 (ja) 遊技台
JP2001120735A5 (ja)
JP4056497B2 (ja) 遊技機
JP2002095816A (ja) 遊技機
JP5633037B2 (ja) 遊技台
JP4669594B2 (ja) 遊技機
EA007877B1 (ru) Игровой автомат
JP2015223263A (ja) 遊技機
JP2005192715A (ja) 遊技機
JP2003033545A (ja) 遊技機
JP4056496B2 (ja) 遊技機
JP4631353B2 (ja) 遊技機
JP3970808B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2016140726A (ja) 遊技機
JP2005168935A (ja) 遊技機
JP2005168636A (ja) 遊技機
JP2016140725A (ja) 遊技機
JP6616085B2 (ja) 遊技機
JP2002052149A (ja) 遊技機の電飾制御装置
JPH0728953B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2008000337A (ja) 遊技機