JP2005063680A - 渦巻状電極群を備えた電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の渦巻状電極群10aにおいては、正極活物質層12bが塗布された部分の端部から負極11に対向する正極12に絶縁テープ13が貼着されており、かつこの絶縁テープ13と渦巻状電極群10a(10b)の巻回中心Oとを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置されるように巻回されている。このため、負極集電タブ部11cに局所的な圧力が付与されても負極集電タブ11cの内側に配置された正極12と負極11の間に存在する絶縁テープ13により、この部分での正、負極間の短絡および正極活物質が塗布された部分の端部での正、負極間での短絡を未然に防止することができるようになる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は渦巻状電極群を備えた電池に係わり、特に、正極芯体に正極活物質が塗布された正極と、負極芯体に負極活物質が塗布された負極とがセパレータを介して相対向するようにして巻回された渦巻状電極群を外装缶内に備えた電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、リチウムイオン電池などの非水電解質二次電池は以下のようにして作製されている。即ち、天然黒鉛よりなる負極活物質と結着剤等を有機溶剤に溶解してスラリーあるいはペーストを作製し、これを銅箔などからなる負極芯体に塗布して負極を作製する。一方、LiCoO2,LiNiO2,LiMnO2,LiMn2O4などからなる正極活物質と炭素系導電剤と有機溶剤等を混合してスラリーあるいはペーストを作製し、これをアルミニウム箔などからなる正極芯体に塗布して正極を作製する。
【0003】
これらの負極と正極をポリエチレン製微多孔膜などからなるセパレータを間にして重ね合わせ、巻き取り機により卷回した後、最外周をテープ止めして渦巻状電極群とする。ついで、これをそのままあるいは扁平状に押し潰して外装缶内に挿入した後、負極に接続された負極リード(負極集電タブ)と外装缶の底部とを接続するとともに、正極に接続された正極リード(正極集電タブ)と正極端子とを接続する。ついで、外装缶内に有機溶媒(例えば、ECとDECよりなる混合溶媒)に電解質塩を添加した非水電解質を注入した後、外装缶の開口部を気密に封口することによリチウムイオン電池が作製される。
【0004】
ところで、上述した渦巻状電極群においては、例えば特許文献1に示されるように、正極活物質あるいは負極活物質の塗布領域と未塗布領域との境界部、正極リード(正極集電タブ)あるいは負極リード(負極集電タブ)の溶接位置などのように、渦巻状に巻回された際に局所的に加圧力が大きくなる部分での短絡の発生率が大きくなるため、このような部位(短絡想定位置)に絶縁テープを貼着して、短絡想定位置での対向電極との接触による短絡を未然に防止するようになされている。
【特許文献1】
特開2002−42881号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1に示されるように、短絡想定位置にそれぞれ絶縁テープを貼着するようにすると、絶縁テープは絶縁性を有するため、電極反応が行われる部分に配置された絶縁テープの面積分だけ、電池反応が減少して、電池容量や充放電のサイクル特性が低下するという問題を生じた。また、絶縁テープによって渦巻状電極群の厚みが全体的に厚くなったり、又は渦巻状電極群の表面に凹凸が生じるようになり、結果として、この種の電池が大型化するという問題を生じた。
【0006】
ここで、渦巻状電極群の厚みが全体的に厚くなると、同容量の渦巻状電極群であっても外装缶の内容積が異なる外装缶を用いる必要があるため、電池の設計容量を変更しなければならないという問題を生じた。また、外装缶のサイズを変更するまでは渦巻状電極群の厚みが厚くない場合であっても、従来のものよりも厚みが厚くなった渦巻状電極群を外装缶内へ挿入するのが困難になるため、この種の電池の製造性が低下するという問題も生じた。
【0007】
そこで、本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、1箇所の絶縁であっても複数箇所の短絡が防止できるような絶縁テープの配置方法を採用して、極力電極群の厚みが厚くならないようにして、単位体積当たりの容量が大きくて、内部短絡が生じにくい電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電池は、正極芯体に正極活物質が塗布された正極と、負極芯体に負極活物質が塗布された負極とがセパレータを介して相対向するようにして巻回された渦巻状電極群を外装缶内に備えている。そして、電極群の最外周部に配置された正極および負極はそれぞれ正極芯体および負極芯体が露出しているとともに、正極(あるいは負極)の正極活物質(あるいは負極活物質)が塗布された部分の端部から正極芯体(あるいは負極芯体)が露出した部分の負極(あるいは正極)と対向する部分に絶縁テープが貼着されており、渦巻状電極群の巻回中心と絶縁テープとを結ぶ延長線上に負極集電タブ(あるいは正極集電タブ)が露出した負極芯体(あるいは正極芯体)に導電接続されていることを特徴とする。
【0009】
このように、活物質(正極あるいは負極)が塗布された部分の端部から相手極に対向する部分に絶縁テープが貼着されており、かつこの絶縁テープと渦巻状電極群の巻回中心とを結ぶ延長線上に集電タブ(負極あるいは正極)が配置される構成にすると、集電タブ部に局所的な圧力が付与されても集電タブ部の正、負極間に存在する絶縁テープにより、該部での正、負極間の短絡および活物質が塗布された部分の端部での正、負極間の短絡を1箇所の絶縁で未然に防止することができるようになる。
【0010】
この場合、渦巻状電極群の巻回中心と集電タブ(負極あるいは正極)とを結ぶ線上で、絶縁テープの外周側に露出した芯体(負極あるいは正極)が存在するように配置されていると、即ち、集電タブ部の正、負極間に配置された絶縁テープの外側に活物質の塗布層が存在しないような配置構成とすることにより、絶縁テープが配置される部分に相手側の活物質の塗布層が存在しないことにより、加圧力が分散されるようになるため、該部での正、負極間の短絡をさらに減少させることが可能となる。仮に、該部で正、負極間が短絡したとしても、この短絡は芯体同士の短絡となるため、発煙、発火に至ることは防止できるようになる。
【0011】
なお、絶縁テープの厚みが厚すぎると渦巻状電極群の厚みが厚くなりすぎ、また、絶縁テープの厚みが薄すぎると絶縁テープの強度が低下するため、絶縁テープの厚みは3μm以上で100μm以下であるのが望ましい。この場合、軟化点が低くすぎる絶縁テープを用いると、過充電や過放電により電池温度が上昇した場合に絶縁テープが軟化、溶融する恐れが生じるため、絶縁テープの材質としては軟化点が50℃以上の合成樹脂であるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をリチウムイオン電池に適用した場合の好ましい実施の形態を図1〜図7に基づいて説明するが、本発明はこの実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の目的を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。なお、図1は本発明のリチウムイオン電池に用いられる正極と負極を重ね合わせた積層体を模式的に示す正面図である。また、図2〜図6は、図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【0013】
そして、図2は実施例1の渦巻状電極群を示す図であり、図3は実施例2の渦巻状電極群を示す図である。また、図4は比較例1の渦巻状電極群を示す図であり、図5は比較例2の渦巻状電極群を示す図であり、図6は比較例3の渦巻状電極群を示す図である。さらに、図7は図2〜図6の渦巻状電極群を外装缶内に収容して形成したリチウムイオン電池の要部を縦方向に破断した状態を模式的に示す示す縦断面図である。
【0014】
1.負極の作製
天然黒鉛よりなる負極活物質とポリビニリデンフルオライト(PVDF)よりなる結着剤等とを、N−メチルピロリドンからなる有機溶剤等に溶解したものを混合して、スラリーあるいはペーストとした。これらのスラリーあるいはペーストを、スラリーの場合はダイコーター、ドクターブレード等を用いて、ペーストの場合はローラコーティング法等により負極金属芯体(例えば、銅箔)11aの両面に均一に塗布して、負極活物質層11bを塗布した負極活物質塗布板を形成した。この後、負極活物質層11bを塗布した負極活物質塗布板を乾燥機内に通過させて、スラリーあるいはペースト作製に必要であった有機溶剤を除去して乾燥させた。ついで、乾燥後の負極活物質塗布板をロールプレス機により圧延した後、所定の形状に切断して負極11を作製した。
【0015】
なお、後述のように渦巻状電極群が作製された際に、最外周部に配置される負極11の片面(芯体11aの外側部分)には負極活物質層11bが存在しない剥離部11b−1を形成するとともに、この剥離部11b−1に連続して、芯体11aの両面に負極活物質層11bが存在しない芯体露出部11a−1を形成するようにしている。そして、この芯体露出部11a−1の端部側に負極集電タブ11cを溶接した。
【0016】
2.正極の作製
一方、LiCoO2からなる正極活物質と、アセチレンブラック、グラファイト等の炭素系導電剤と、ポリビニリデンフルオライト(PVDF)よりなる結着剤等とを、N−メチルピロリドンからなる有機溶剤等に溶解したものを混合して、スラリーあるいはペーストとした。これらのスラリーあるいはペーストを、スラリーの場合はダイコーター、ドクターブレード等を用いて、ペーストの場合はローラコーティング法等により正極金属芯体(例えば、アルミニウム箔)12aの両面に均一に塗布して、活物質層12bを塗布した正極活物質塗布板を形成した。この後、正極活物質層12bを塗布した正極活物質塗布板を乾燥機内に通過させて、スラリーあるいはペースト作製に必要であった有機溶剤を除去して乾燥させた。ついで、乾燥後の正極活物質塗布板をロールプレス機により圧延し、所定の形状に切断して正極12を作製した。
【0017】
この場合、後述する渦巻状電極群が作製された際に、この渦巻状電極群の最内周部および最外周部に配置される部分には、正極芯体12aの両面に正極活物質層12bが存在しない芯体露出部12a−1,12a−1を形成するようにしている。そして、この芯体露出部12a−1の最内周部に配置される端部側に正極集電タブ12cを溶接した。また、この正極12の芯体露出部12a−1と正極活物質層12bとの境界部(例えば、境界近傍から15mm幅の部分)の両面に絶縁テープ13を貼着し、これを正極12(α)とした。また、絶縁テープ13が未貼着のものも作製し、これを正極12(β)とした。なお、絶縁テープ13としては電解液に溶解しにくい材料であれば何でもよいが、特に、厚みが3〜100μmで、軟化点が50℃以上のBR,SBRなどのゴム系樹脂、PP,PEなどのポリオレフィン系樹脂、あるいはEEA,EVAなどのエチレン系共重合体を用いるのが望ましい。
【0018】
3.渦巻状電極群の作製
ついで、上述のようにして作製された負極11と正極12(α)あるいは正極12(β)とを用いて、渦巻状電極群を作製する例を以下に説明する。
【0019】
(1)実施例1
まず、上述のようにして作製された負極11と正極12(α)とを用いて、これらの間にセパレータ14(図7参照、なお、図1,図2においては理解を容易にするために図示を省略している)を介在させて、図1に示すように積層した後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して、実施例1の渦巻状電極群10aを作製した。この場合、図2に示すように、渦巻状電極群10aの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置されるように巻回している。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は負極芯体11aの片面のみに活物質層11bが存在する剥離部11b−1が配置され、絶縁テープ13に隣接する外周側に配置された負極11は負極芯体11aが露出した芯体露出部11a−1が配置されるように巻回している。
【0020】
これにより、最外周部に配置された負極11および正極12は負極芯体11aおよび正極芯体12aが露出しているとともに、正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着された正極12が配置された渦巻状電極群10aが得られることとなる。そして、渦巻状電極群10aの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に、負極芯体11aの芯体露出部11a−1の端部に導電接続された負極集電タブ11cが配置される。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は片面のみに活物質層11bが存在し、かつ絶縁テープ13に隣接する外側に配置された負極11は負極芯体11aが露出している。
【0021】
(2)実施例2
また、上述のようにして作製された負極11と正極12(α)とを用いて、これらの間にセパレータ14(図7参照、なお、図1,図3においては理解を容易にするために図示を省略している)を介在させて、図1に示すように積層した後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して、実施例2の渦巻状電極群10bを作製した。この場合、図3に示すように、渦巻状電極群10bの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置されるように巻回している。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は負極芯体11aの両面に活物質層11bが存在するように配置され、絶縁テープ13に隣接する外周側に配置された負極11は負極芯体11aの片面のみに活物質層11bが存在する剥離部11b−1が配置されるように巻回している。
【0022】
これにより、最外周部に配置された負極11および正極12は負極芯体11aおよび正極芯体12aが露出しているとともに、正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着された正極12が配置された渦巻状電極群10bが得られることとなる。そして、渦巻状電極群10bの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に、負極芯体11aの芯体露出部11a−1の端部に導電接続された負極集電タブ11cが配置される。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は両面に活物質層11bが存在し、かつ絶縁テープ13に隣接する外側に配置された負極11は片面に活物質層11bが存在している。
【0023】
(3)比較例1
また、上述のようにして作製された負極11と正極12(α)とを用いて、これらの間にセパレータ14(図7参照、なお、図1,図4においては理解を容易にするために図示を省略している)を介在させて、図1に示すように積層した後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して、比較例1の渦巻状電極群10xを作製した。この場合、図4に示すように、渦巻状電極群10xの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置されないように巻回している。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は負極芯体11aの片面のみに活物質層11bが存在する剥離部11b−1が配置され、絶縁テープ13に隣接する外周側に配置された負極11は負極芯体11aが露出した芯体露出部11a−1が配置されるように巻回している。
【0024】
これにより、最外周部に配置された負極11および正極12は負極芯体11aおよび正極芯体12aが露出しているとともに、正極活物質層12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着された正極12が配置された渦巻状電極群10xが得られることとなる。そして、渦巻状電極群10xの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上には、負極芯体11aの芯体露出部11a−1の端部に導電接続された負極集電タブ11cが配置されないこととなる。また、絶縁テープ13に隣接する内周側に配置された負極11は片面のみに活物質層11bが存在し、かつ絶縁テープ13に隣接する外側に配置された負極11は負極芯体11aが露出している。
【0025】
(4)比較例2
また、上述のようにして作製された負極11と正極12(β)とを用いて、これらの間にセパレータ14(図7参照、なお、図5においては理解を容易にするために図示を省略している)を介在させて積層した後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して、比較例2の渦巻状電極群10yを作製した。この場合、図5に示すように、負極集電タブ11cが接続された負極芯体11aに隣接する内周側に配置された負極11およびその内周側に隣接する正極12(β)において、渦巻状電極群10xの巻回中心Oと負極集電タブ11cとを結ぶ線上に存在する負極11および正極12(β)は、それぞれ芯体露出部11a−1,12a−1が配置されるように巻回している。
【0026】
(5)比較例3
また、上述のようにして作製された負極11と正極12(β)とを用いて、これらの間にセパレータ14(図7参照、なお、図6においては理解を容易にするために図示を省略している)を介在させて積層した後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して、比較例3の渦巻状電極群10zを作製した。この場合、図6に示すように、負極集電タブ11cが接続された負極芯体11aに隣接する内周側に配置された負極11およびその内周側に隣接する正極12(β)において、渦巻状電極群10xの巻回中心Oと負極集電タブ11cとを結ぶ線上に存在する負極11は負極芯体11aの片面のみに活物質層11bが存在する剥離部11b−1が配置され、正極12(β)は芯体露出部12a−1が配置されるように巻回している。
【0027】
4.リチウムイオン電池の作製
ついで、上述のようにして作製された渦巻状電極群10a,10b,10x,10y,10zを用いて、リチウムイオン電池を作製する方法を図7に基づいて説明する。まず、上述のようにして作製した渦巻状電極群10a,10b,10x,10y,10zの上下にそれぞれ絶縁板14a,14aを配置した後、これらの渦巻状電極群をそれぞれステンレス製の負極端子を兼ねる有底筒状の円筒形外装缶15内に開口部より挿入した。ついで、渦巻状電極群10a,10b,10x,10y,10zの負極11より延出する負極集電タブ11cを外装缶15の内底面に溶接した。一方、渦巻状電極群10a,10b,10x,10y,10zの正極12より延出する正極集電タブ12cを封口体16の蓋体16bの下面に溶接した。
【0028】
この後、外装缶15内にエチレンカーボネート(EC)30重量部とジエチルカーボネート(DEC)70重量部よりなる混合溶媒に電解質塩として1MLiPF6を添加した電解液を注入した。ついで、外装缶15の開口部にポリプロピレン(PP)製で円筒状のガスケット17を載置するとともに、このガスケット17の内部に封口体16を載置した。この後、外装缶15の開口部の上端部を内方にかしめることにより封口して、容量が2000mAhのリチウムイオン電池A,B,X,Y,Zをそれぞれ作製した。ここで、渦巻状電極群10aを用いたものを電池Aとし、渦巻状電極群10bを用いたものを電池Bとし、渦巻状電極群10xを用いたものを電池Xとし、渦巻状電極群10yを用いたものを電池Yとし、渦巻状電極群10zを用いたものを電池Zとした。
【0029】
なお、封口体16は正極端子となる正極キャップ16aと、外装缶15の開口部を封止する蓋体16bとを備えている。そして、これらの正極キャップ16aと蓋体16bからなる封口体16内に、電池内部のガス圧が上昇して所定の設定圧力(例えば14MPa)に達すると変形する導電性弾性変形板18と、温度が上昇すると抵抗値が増大するPTC(Positive Temperature Coefficient)素子19が配設されている。これにより、電池内に過電流が流れて異常な発熱現象を生じると、PTC素子19は抵抗値が増大して過電流を減少させる。そして、電池内部のガス圧が上昇して所定の設定圧力(例えば14MPa)以上になると導電性弾性変形板18は変形して、導電性弾性変形板18と蓋体16bとの接触が遮断され、過電流あるいは短絡電流が遮断されるようになる。
【0030】
5.内部短絡加速試験
ついで、上述のように作製した容量が2000mAhのリチウムイオン電池A,B,X,Y,Zをそれぞれ5000個ずつ用意して、以下のようにして内部短絡加速試験を行った。即ち、これらの5000個ずつの各電池A,B,X,Y,Zをそれぞれ室温(約25℃)で2Aの充電電流で、電池電圧が4.5Vになるまで定電流充電した後、電池電圧が4.5Vの定電圧で終止電流が40mAになるまで定電圧充電した。この後、2Aの放電電流で電池電圧が2.75Vになるまで放電させるというサイクルを1サイクルとする充放電サイクルを30サイクル繰り返して行ったところ、下記の表1に示すような結果が得られた。なお、表1の内部短絡の発生箇所においては、試験終了後に短絡が生じた電池を分解して調べた結果を示している。
【0031】
【表1】
【0032】
上記表1の結果から明らかなように、電池A,Bにおいては内部短絡が発生していないが、電池X,Y,Zにおいては内部短絡が発生していることがわかる。
これは、電池Xにおいては、正極12には正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着されているが、渦巻状電極群10xの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cは存在しないように巻回されている。このため、図4に×印で示すように、渦巻状電極群10xで最も加圧力が大きくなる負極集電タブ11cの内側部の正、負極間で短絡が生じたと考えられる。
【0033】
また、電池Yにおいては、正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着されていないため、図5に×印で示すように、渦巻状電極群10yで最も加圧力が大きくなる正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍、および負極集電タブ11cの内側部の正、負極間で短絡が生じたと考えられる。
【0034】
さらに、電池Zにおいては、正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着されていないともに、負極集電タブ11cの内側に配置された負極11に片面に活物質層が塗布されて、かつこの内側に配置された負極11に両側に活物質層が塗布されているため、図6に×印で示すように、渦巻状電極群10zで最も加圧力が大きくなる正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍、および負極集電タブ11cの内側部の正、負極間で、電極群yよりも多くの短絡が生じたと考えられる。
【0035】
これらに対して、電池Aにおいては、正極12には正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着されているため、渦巻状電極群10aで最も加圧力が大きくなる正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍での正、負極の短絡が防止できたと考えられる。また、渦巻状電極群10aの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが存在するように巻回されているので、負極集電タブ11cの内側部の正、負極の短絡が防止できたと考えられる。
【0036】
また、電池Bにおいても、正極12には正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍に絶縁テープ13が貼着されているため、渦巻状電極群10bで最も加圧力が大きくなる正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍での正、負極の短絡が防止できたと考えられる。また、渦巻状電極群10bの巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが存在するように巻回されているので、負極集電タブ11cの内側部の正、負極の短絡が防止できたと考えられる。
このように、電池A,Bにおいては、正極活物質12bが塗布された部分の端部近傍での1箇所に貼着された絶縁テープ13により、負極集電タブ11cの内側部の正、負極間での短絡、正極活物質層12bの塗布部と未塗布との境界での正、負極間の短絡などの、複数箇所での短絡を防止できるようになる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように、本発明の渦巻状電極群10a(10b)においては、正極活物質層12bが塗布された部分の端部から負極11に対向する正極12に絶縁テープ13が貼着されており、かつこの絶縁テープ13と渦巻状電極群10a(10b)の巻回中心Oとを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置されるように巻回されている。このため、負極集電タブ部11cに局所的な圧力が付与されても負極集電タブ11cの内側に配置された正極12と負極11の間に存在する絶縁テープ13により、この部分での正、負極間の短絡および正極活物質が塗布された部分の端部での正、負極間での短絡を未然に防止することができるようになる。
【0038】
なお、上述の実施形態においては、正極活物質層12bが塗布された部分の端部から正極芯体12aが露出した部分の負極11と対向する部分に絶縁テープ13が貼着され、渦巻状電極群10a(10b)の巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に負極集電タブ11cが配置された例について説明したが、負極活物質層11bが塗布された部分の端部から負極芯体11aが露出した部分の正極と対向する部分に絶縁テープ13が貼着され、渦巻状電極群10a(10b)の巻回中心Oと絶縁テープ13とを結ぶ延長線上に正極集電タブ12cを配置するようにしてもよい。
【0039】
また、上述の実施形態においては、非水電解質電池の負極活物質として天然黒鉛を用いる例について説明したが、天然黒鉛以外に、リチウムイオンを吸蔵・脱離し得るカーボン系材料、例えば、グラファイト、カーボンブラック、コークス、ガラス状炭素、炭素繊維、またはこれらの焼成体等が好適である。また、酸化錫、酸化チタン等のリチウムイオンを吸蔵・脱離し得る酸化物を用いてもよい。
【0040】
また、上述の実施形態においては、非水電解質電池の正極活物質としてLiCoO2を用いる例について説明したが、LiCoO2以外に、リチウムイオンをゲストとして受け入れ得るリチウム含有遷移金属化合物、例えば、LiNiO2、LiCoXNi(1−X)O2、LiCrO2、LiVO2、LiMnO2、αLiFeO2、LiTiO2、LiScO2、LiYO2、LiMn2O4等が好ましいが、特に、LiNiO2、LiCoXNi(1−X)O2を単独で用いるかあるいはこれらの二種以上を混合して用いるのが好適である。また、ポリアセチレン、ポリアニリン等の導電性ポリマーを用いてもよい。
【0041】
また、電解液としては、有機溶媒に溶質としてリチウム塩を溶解したイオン伝導体であって、イオン伝導率が高く、正・負の各電極に対して化学的、電気化学的に安定で、使用可能温度範囲が広くかつ安全性が高く、安価なものであれば使用することができる。例えば、有機溶媒としては上記エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒以外に、プロピレンカーボネート(PC)、スルフォラン(SL)、テトラハイドロフラン(THF)、γブチロラクトン(GBL)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、1,2ジメトキシエタン(DME)等あるいはこれらの混合溶媒が好適である。また、溶質としては電子吸引性の強いリチウム塩を使用し、上記LiPF6以外に例えば、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、Li(CF3SO2)2N、LiC4F9SO3等が好適である。
【0042】
さらに、上述の実施形態においては、本発明を円筒形の電池に適用する例について説明したが、円筒形に限らず、渦巻状電極群およびこれを押し潰して扁平にした電極群を用いる電池であれば、角形などの他の形状の電池に適用することが可能である。また、上述の実施形態においては、本発明をリチウムイオン電池に適用する例について説明したが、リチウムイオン電池以外に、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池などの各種の電池においても本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリチウムイオン電池に用いられる正極と負極を重ね合わせた積層体を模式的に示す正面図である。
【図2】図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した実施例1の渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【図3】図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した実施例2の渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【図4】図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した比較例1の渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【図5】図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した比較例2の渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【図6】図1に示された積層体を渦巻状に巻回して作製した比較例3の渦巻状電極群を模式的に示す横断面図である。
【図7】図2〜図6の渦巻状電極群を外装缶内に収容して形成したリチウムイオン電池の要部を縦方向に破断した状態を模式的に示す示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…電池、10a,10b…渦巻状電極群、11…負極、11a…負極芯体、11a−1…芯体露出部、11b…負極活物質層、11b−1…剥離部、11c…負極集電タブ、12…正極、12a…正極芯体、12a−1…芯体露出部、12b…正極活物質層、12c…正極集電タブ、13…絶縁テープ、14…セパレータ、14a…絶縁板、15…外装缶、16…封口体、16a…正極キャップ、16b…蓋体、17…ガスケット、18…導電性弾性変形板、19…PTC素子
Claims (6)
- 正極芯体に正極活物質が塗布された正極と、負極芯体に負極活物質が塗布された負極とがセパレータを介して相対向するようにして巻回された渦巻状電極群を外装缶内に備えた電池であって、
前記電極群の最外周部に配置された正極および負極はそれぞれ正極芯体および負極芯体が露出しているとともに、
前記正極の正極活物質が塗布された部分の端部から前記正極芯体が露出した部分の前記負極と対向する部分に絶縁テープが貼着されており、
前記渦巻状電極群の巻回中心と前記絶縁テープとを結ぶ延長線上に負極集電タブが前記露出した負極芯体に導電接続されていることを特徴とする渦巻状電極群を備えた電池。 - 前記渦巻状電極群の巻回中心と前記負極集電タブとを結ぶ線上で、前記絶縁テープの外周側に前記露出した負極芯体が存在するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の渦巻状電極群を備えた電池。
- 正極芯体に正極活物質が塗布された正極と、負極芯体に負極活物質が塗布された負極とがセパレータを介して相対向するようにして巻回された渦巻状電極群を備えた電池であって、
前記電極群の最外周部に配置された正極および負極はそれぞれ正極芯体および負極芯体が露出しているとともに、
前記負極の負極活物質が塗布された部分の端部から前記負極芯体が露出した部分の前記正極と対向する部分に絶縁テープが貼着されており、
前記渦巻状電極群の巻回中心と前記絶縁テープとを結ぶ延長線上に正極集電タブが前記露出した正極芯体に導電接続されていることを特徴とする渦巻状電極群を備えた電池。 - 前記渦巻状電極群の巻回中心と前記正極集電タブとを結ぶ線上で、前記絶縁テープの外周側に前記露出した正極芯体が存在するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の渦巻状電極群を備えた電池。
- 前記絶縁テープの厚みは3μm以上で100μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の渦巻状電極群を備えた電池。
- 前記絶縁テープの材質は軟化点が50℃以上の合成樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の渦巻状電極群を備えた電池。
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