JP2005063588A - ディスク記録媒体、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベアディスク又はカートリッジディスクにおいてディスク単体で残容量等を視覚的に認識できるようにする。
【解決手段】 ディスクの非記録面(レーベル面)にリング状の領域(感熱部1b)が形成され、そのリング状の領域において、視認状態が第1の状態(発色状態X)と第2の状態(非発色状態Y)とで可変されるようにし、その視認状態によって容量表示を行う。記録装置は、検出した容量(残容量等)に応じて、リング状の領域において第1の状態と第2の状態となる各角度範囲を決め、視認状態を書き換えていく。例えば全容量のうちで残容量に相当するパーセンテージの角度範囲において感熱による発色状態Xとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リライタブルディスクやライトワンスディスクなど、ユーザーサイドでデータを記録可能なディスク記録媒体、及びそのディスク記録媒体に対応する記録装置に関するものである。
光ディスク(光磁気ディスクを含む)、磁気ディスクなどとして、ユーザーサイドでデータを記録可能なディスクが各種開発され、また普及している。例えばデータを1回書込可能なライトワンスディスクや、データの書換可能なリライタブルディスクが知られている。
これらデータ書込可能なディスクをユーザーが使用する場合、ディスクに対してデータ記録可能な残容量を知りたいと思うことは多い。
或るディスクについて残容量(又は記録済み量)を知りたい場合は、通常はそのディスクを対応するディスクドライブ装置に装填する必要がある。ディスクドライブ装置では、装填されたディスクにおけるファイル管理情報等からディスクの残容量を算出することができ、それを表示させる。これによってユーザーは残容量を知ることができる。
しかしながら、ディスク単体では残容量を知ることはできず、ユーザーは単に或るディスクの残容量を知りたいのみの場合でも、いちいちディスクドライブ装置に装填して残容量表示を実行させることが必要であり、甚だ面倒且つ不便である場合が多かった。
一方、このような問題の解消が、下記特許文献1に開示された技術によって図られている
特開2000−149492号公報
この特許文献1の技術は、ディスクの周縁部に回転方向に沿って指標を設け、該ディスクを収納するディスクケース(ディスクカートリッジ)は指標の一部を窓部等で視認可能とする。上記指標は、例えば未使用量(残容量)や使用量(記録済量)を示す値とされる。そして、ディスクの未使用量を示す指標がカートリッジの窓部に現れるように、カートリッジ内でのディスクの停止位置が制御されるものである。
上記特許文献1に開示された技術によれば、ディスクがカートリッジに収納された形態の記録媒体(以下「カートリッジディスク」と呼ぶ)において、ユーザーは記録媒体を直接視認して残容量を知ることができるため便利なものとなる。
ところが、次のような課題が残されている。
まず、カートリッジに対するディスクの相対的な回転停止位置を制御して、残容量に相当する指標値をユーザーに視認させるものであることから、カートリッジディスクにおいてしか採用できない。一般には、ディスクがカートリッジに収納されないで取り扱われる形態(いわゆる「ベアディスク」)も多く、ベアディスクについては、上記特許文献1の技術は採用できない。このためベアディスクでもディスク単体で残容量を確認できるようにすることが求められる。
また、カートリッジディスクの場合でも、残量提示のための構成及び処理のために記録媒体での構成負担や装置の処理負担が大きいという問題もある。即ち、記録媒体側においては、カートリッジ内でのディスクの回転位相位置を検知するための機構や、不使用時にカートリッジディスク内でのディスクの回転を規制する機構が必要で、またドライブ装置側では、排出前の段階で容量検出、媒体停止角度判別、判別した角度状態での媒体停止制御等の処理が必要である。
これらのことを鑑みて本発明では、カートリッジディスク、ベアディスクに限らず、ユーザーがディスク記録媒体単体で、そのディスク記録媒体に対するデータ書込に係る容量、即ち残容量或いは記録済容量を、視認により知ることができるようにする。さらには容量提示のための記録媒体の構成上の負担や記録装置の処理負担が軽いものとなるようにする。
このため本発明のディスク記録媒体は、データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成され、該リング状の領域において上記第1の状態又は上記第2の状態とされている角度範囲により、上記情報記録面でのデータ書込にかかる容量の提示が行われるようにする。
例えば上記リング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と第2の状態とが可変されるようにする。
また本発明のディスク記録媒体は、ディスクと、該ディスクを収納するカートリッジから成り、上記ディスクには、データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成され、該リング状の領域において上記第1の状態又は上記第2の状態とされている角度範囲により、上記情報記録面でのデータ書込にかかる容量の提示が行われる。そして上記カートリッジは、上記リング状の領域の全周が視認可能で、且つ上記リング状の領域の視認状態を変化させることが可能に構成されるようにする。
例えば上記リング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と第2の状態とが可変される。またこのとき上記カートリッジは、上記感熱を行う感熱ヘッドが上記リング状の領域に対向可能とするためのヘッド挿入口が形成されることで、上記リング状の領域の視認状態を変化させることが可能な構成とされる。
本発明の記録装置は、データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成されたディスク記録媒体に対する記録装置であり、ディスク記録媒体の情報記録面に対して情報の記録再生を行う記録再生手段と、上記情報記録面におけるデータ書込にかかる容量の検出を行う検出手段と、上記検出手段の検出された容量に応じて、上記リング状の領域において上記第1の状態又は第2の状態とする角度範囲を設定し、上記リング状の領域の視認状態を変化させるリング領域書換手段とを備える。
また上記ディスク記録媒体におけるリング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と第2の状態とが可変されるとともに、上記リング領域書換手段は、感熱ヘッドにより上記リング状の領域の視認状態を変化させる構成とする。
また上記リング領域書換手段が上記リング状の領域の視認状態を変化させる動作は、ディスク記録媒体を排出する際に行われる。
以上の本発明では、ディスクの非記録面(レーベル面)にリング状の領域が形成され、そのリング状の領域において、視認状態が第1の状態と第2の状態とで可変されることで、その視認状態によって容量表示を行うことができる。つまり記録装置は、検出した容量(残容量等)に応じて、リング状の領域において第1の状態又は第2の状態となる角度範囲を決め、視認状態を書き換えていけばよい。例えば全容量のうちで記録済容量(又は残容量)に相当するパーセンテージの角度範囲において感熱による発色状態とすればよい。すると、記録装置によってデータ記録が行われた後に排出されたディスク記録媒体では、リング状の領域において非発色状態(例えば第1の状態)とされた範囲と、発色状態(例えば第2の状態)とされた範囲を視認することで、残容量或いは記録済容量を視認することができる。
カートリッジディスクであれば、収納したディスクのリング状の全周が視認可能にカートリッジが形成されていれば良い。
またディスク上のリング状の領域の視認状態を、容量状況に応じた角度範囲として第1の状態又は第2の状態が得られるように書き換える場合、ディスクの回転角度位置の制御は全く不要となる。即ちどのような回転角度位置から書換を行うとしても、容量に応じた角度範囲が第2の状態となるようにすればよいためである。
本発明によれば、ディスクの非記録面におけるリング状の領域において、情報記録面へのデータ書込に係る容量(残容量や記録済容量)が視覚的に提示される。従って、ユーザーはディスク記録媒体をみるだけで、残り容量や記録済容量を知ることができ、非常に便利なものとなる。
また、このような容量表示はベアディスク、カートリッジディスクに関わらず可能であり各種多様なディスク記録媒体において有用である。
またリング状の領域において視認状態が第1の状態とされた範囲と第2の状態とされた範囲によって容量表示が行われることは、ユーザーが直感的に容量状況を知ることができるものとなり、ユーザーの認識性もよい。
さらに、リング状の領域において視認状態の変化によって容量状況を提示することは、ディスクの構成上、さらには記録装置での処理上で負担の少ないものとなる。即ち、リング状の領域であることから、記録装置内での回転角度位置をまったく規定せずに容量提示のための書込が可能となる。また従って回転角度位置の検出機構なども必要ない。さらにカートリッジディスクの場合においては、リング状の領域の全周が視認可能となるようにカートリッジが構成されていればよく、カートリッジ内部で停止中のディスクの回転角度位置を規定したり、回転を規制するための構成は必要ない。
以下、本発明の実施の形態として、ベアディスク、カートリッジディスクとしての各ディスク記録媒体の例と、これらのディスク記録媒体に対応するディスクドライブ装置(記録再生装置)を順次説明していく。
<ベアディスク>
図1は、ベアディスクとしての実施の形態のディスク1を示している。このディスク1は、例えば相変化記録層や色素変化記録層などが形成された情報記録面を有し、通常のディスクドライブ装置によってデータの記録が可能とされたディスクである。例えばCD−R、CD−RW、DVD+R、DVD+RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAMなどとして知られている光ディスク等を想定でき、また近年開発されているブルーレイディスク(BLU-RAY DISC)としての範疇のディスクなどとしてもよい。
図1(a)は、ディスク1のレーベル面1a(非記録面)側から見た状態を示している。この反対面(裏面)が情報記録面となる。
図示するように、レーベル面1aには、ディスク自体の中心(ディスク中央)を中心点としたリング状の領域として感熱部1bが形成されている。
この感熱部1bは、例えばレーベル面1aに感熱剤をリング状に塗布することで形成される。感熱剤は、例えば温度による可逆性結晶化変化がロイコ染料の発色と消色を引き起こす顕色剤を使用するものであり、つまり感熱により発色状態と非発色状態(消色状態)を繰り返し発現させることができるものである。もちろんリング状の領域に塗布するために採用できる感熱剤としては各種考えられる。
後述するが、このような感熱部1bに対応するためディスクドライブ装置では、ディスク1のレーベル面1a側に対向するように感熱ヘッドが配置され、感熱部1bに対して感熱による書込を行うことができるように構成されている。
そして感熱部1bはリング状に形成されていることから、感熱ヘッドを感熱部1bに当てた状態でディスク1が1回転されることで、感熱部1bの全領域に対する感熱が可能となる。例えば一旦ディスク1回転のうちで、感熱部全周を非発色状態とし、さらに1回転の期間内で、必要な範囲を発色状態とする。
例えばディスク1の情報記録面における全容量に対する残容量に相当するパーセンテージを、リング状の感熱部1bの全周に対する発色状態とするパーセンテージとなるように感熱部1bに対する感熱書込を行うことで、当該感熱部1bは、ディスク1の残容量を視覚的に提示できるものとなる。
図1(b)は、残容量を提示した状態を示している。例えば情報記録面の全容量に対して、既に記録を行った容量が25%で、残容量が75%であったとする場合、図示するようにリング状の感熱部1bの全周のうち1/4周が発色状態Xとされ、3/4周は非発色状態Yとされる。
このようなディスク1については、ユーザーは一目で直感的に約1/4が記録済で、あと3/4を書込可能と判断することができる。
図2(a)(b)(c)(d)には、残容量表示状態の各種例を示している。
図2(a)は上記図1(b)と同じく1/4周が発色状態Xとされ、3/4周は非発色状態となっていることから残容量は75%であることが示される。
図2(b)は感熱部1bの1/2周が発色状態Xとされ、1/2周が非発色状態Yとされていることから残容量は50%であることが示される。
図2(c)は感熱部1bの3/4周が発色状態Xとされ、1/4周が非発色状態Yとされていることから残容量は25%であることが示される。
図2(d)は感熱部1bの全周が発色状態Xとされていることから残容量は0%であることが示される。
なお、以上の例では、発色状態Xとされる範囲が書込済容量を表し、非発色状態Yとされる範囲が未記録容量(残容量)を表すものとしたが、この逆であっても良いことはいうまでもない。
<カートリッジディスク>
次に、ディスクがカートリッジに収納されるカートリッジディスクの場合の例を図3,図4で説明する。
まず、例えばブルーレイディスクの範疇としてのカートリッジディスクを例に挙げ、その構造を図4で説明する。
図4はブルーレイディスクで採用されるインナーローター方式のカートリッジディスク10の構造を分解斜視図で示したものである。
このカートリッジディスク10は、モールド部品(合成樹脂成形品)等からなる上下シェル12、13によって扁平な筐形としてのカートリッジが形成される。そして、このカートリッジの内部にはディスク14が、情報記録面を下向きにした状態で、インナーローター15内に水平に挿入されて収納されている。
また、ディスク14の中心穴の真上位置にはSUS等の強磁性体からなる円板状のディスククランパー(チャッキングプーリー)19が配置されていて、このディスククランパー19は上シェル12の下面に溶着等にて結合されたクランパー支持リング20内に回転自在で上下移動可能に水平状に支持されている。
インナーローター15は、モールド部品等からなる薄板構造とされ、上下シェル12,13によるカートリッジ内に回転自在に収納されていて、そのインナーローター15の下部にはモールド部品等からなる薄板構造の一対のシャッター16a、16bが回転自在で、水平状にに取り付けられている。そして、インナーローター15は円形の皿形に成形されていて、円板状の底部15aの外周に円筒状の外周壁15bが垂直状に立ち上げられている。このインナーローター15は下シェル13の上部に隙間を有する状態に水平状で、回転自在に載置されていて、このインナーローター15の外周壁15bが上シェル12の外周部分の内側に形成されている下向きで、垂直状の円筒状溝内に回転自在に挿入されている。
そして、ディスク14がこのインナーローター15の底部15a上に回転自在で、上下動可能に水平状に載置されていて、このインナーローター15はカートリッジ内で閉位置と開位置との間で回転駆動されるように構成されている。
またカートリッジの下面を構成する下シェル13には底部開口部17が形成されていて、インナーローター15の底部15aにも底部開口部17とほぼ同一形状の開口部である内部開口部18が形成されている。底部開口部17は通常はシャッタ16a、16bによって遮蔽された状態となっている。
詳述は避けるが、このカートリッジディスク10がディスクドライブ装置に装填されると、ディスクドライブ装置側の機構によりインナーローター15が回転される。それに応じてインナーローター15とカム機構で連結されているシャッタ16a、16bが回動する。この回動はシャッタ16a、16bが底部開口部17を開放する位置にまで行われ、これによって、底部開口部17及び内部開口部18を介して、カートリッジ下面側にディスク14の情報記録面が表出されることになる。
ディスクドライブ装置側では、そのように表出された記録面側に光学ヘッドやチャッキング機構/スピンドル機構等が配置されており、スピンドル機構によりディスク14を回転させ、光学ヘッドによってディスク14に対する情報の記録再生を行うことになる。
このようなカートリッジディスク10においては、カートリッジ内部に収納されるディスク14には、その非記録面14a側に、リング状の感熱部14bが形成されている。感熱部14bは、上記図1の例と同様に、ディスク中央を中心としたリング状の領域に感熱剤が塗布されて形成される。
一方、カートリッジの上シェル12には、透明の窓部12aが形成され、また感熱ヘッド挿入口12bが形成されている。
図3(a)に、当該カートリッジディスク10を上シェル12側から見た平面図を示す。
この場合、窓部12aは上シェル12上でリング状に形成されており、図からわかるように、内部に収納されたディスク14のリング状の感熱部14bの全周が視認できるようにされている。
また、感熱部14bに対応する位置に、感熱ヘッド挿入口12bが形成され、後述するディスクドライブ装置に設けられた感熱ヘッドが、感熱ヘッド挿入口12bから挿入されてディスク14上の感熱部14bに対向できるようにされている。
従って、ディスク14が上下シェル12,13によるカートリッジに収納された本例のカートリッジディスク10においても、リング状の感熱部14bにおける発色状態X、非発色状態Yとされる範囲を、残容量に応じて設定し、感熱書込を行うことでユーザーが視覚的にディスク残量を知ることができる。
例えば図3(b)のように書込済容量のパーセンテージに応じた範囲が発色状態Xとされることで、ユーザーは窓部12aを介してそれを視認し、記録済容量や残容量を認識できる。
なお、このようなカートリッジディスクの場合は、カートリッジ構造は図4に示したものに限られず、少なくともディスク14上の感熱部14bの全周が視認可能で、またディスク14上の感熱部14bに対して感熱ヘッドによる書込が可能な構成とされればよいものである。
感熱部14bの全周を視認可能とする構成としては、上記のようにリング状に窓部12aを設けるほか、カートリッジを構成するシェル全体(或いは少なくとも上シェル12)が透明又は半透明に形成されるものであっても良い。
また、感熱ヘッド挿入口12bにはシャッタ機構を設け、ディスクドライブ装置に装填された際、又は感熱ヘッドが挿入される際に感熱ヘッド挿入口12bが開かれるように構成しても良い。
<ディスクドライブ装置>

次に、上記のようにディスク1(又は14)の非記録面14b側にリング状の感熱部1b(14b)が設けられるディスクに対応するディスクドライブ装置について説明する。
図14はディスクドライブ装置の構成を示す。
ディスク1(又は14:以下同様)は、記録/再生動作時においてスピンドルモータ31によって一定線速度(CLV)や一定角速度(CAV)等で回転駆動される。
そして光学ヘッド32によってディスク1の情報記録面に対する情報の記録再生が行われる。例えば管理情報やユーザーデータについて、レーザ変調信号による書込や、ディスク上のピットによる反射光を得ることによる読出が行われる。
光学ヘッド32内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系等が形成される。
光学ヘッド32内において対物レンズは二軸機構によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。また光学ヘッド32全体はスレッド機構によりディスク半径方向に移動可能とされている。
また光学ヘッド32におけるレーザダイオードはレーザ制御部37からのレーザドライブ信号(ドライブ電流)によってレーザ発光駆動される。
ディスク1からの反射光情報は光学ヘッド32内のフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクスアンプ33に供給される。
マトリクスアンプ33には、フォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば再生データに相当する高周波信号(再生データ信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などを生成する。
なお、マトリクスアンプ33は、光学ヘッド32内に一体的に構成される場合もある。
マトリクスアンプ33から出力される再生データ信号はデコーダ34に供給される。
デコーダ34は、再生データ信号に対して2値化処理、PLLによる再生クロック生成処理、再生クロックを使用した復調処理、エラー訂正処理、デインターリーブ等を行い、光学ヘッド32により読み出されたデータを再生する。
デコードされた再生データは、コントローラ40の指示に基づいてインターフェース35に転送され、接続されたホスト機器、例えばパーソナルコンピュータやAV(Audio-Visual)システム機器などに出力される。
またデコーダ34では、ディスク1から読み出された信号から管理情報やアドレス情報を抽出し、コントローラ40に供給する。
コントローラ40は管理情報に基づいてディスク1におけるデータファイル等の記録状態を認識し、適切な記録再生動作を実行させる。
データ記録時には、ホスト機器からインターフェース35に記録データが転送されてくるが、その記録データはエンコーダ36に転送され、エラー訂正コード付加やインターリーブ、サブコード等の付加、及び記録フォーマットに応じた変調処理が行われる。
そしてこのエンコード処理により生成された記録データは、レーザ制御部37に供給され、記録補償処理として、記録層の特性、レーザー光のスポット形状、記録線速度等に対する最適記録パワーの微調整やレーザドライブパルス波形の調整などが行われた後、レーザドライブ信号され、光学ヘッド32内のレーザダイオードに与えられる。このレーザドライブ信号に基づいてレーザ発光が行われることで、ディスク1に記録データに応じたピットが形成されることになる。
サーボ回路38は、マトリクスアンプ33からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成し光学ヘッド32の二軸機構やスレッド機構によるサーボ動作を実行させる。
またサーボ回路38は、現在のスピンドルモータ52の回転速度情報を基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成し、スピンドルモータ31の回転制御を行ってディスク1をCLVやCAV等の方式で回転させる。
以上のようなサーボ系及び記録再生系の各種動作はマイクロコンピュータによって形成されたコントローラ40により制御される。
システムコントローラ40は、接続されたホスト機器からのコマンドに応じて各種処理を実行する。
例えばホスト機器から書込命令(ライトコマンド)が発行されることに応じて、コントローラ40は、まず書き込むべきアドレスに光学ヘッド51を移動させ、ホスト機器から転送されてきたデータについて上記した記録処理を実行させる。
またホスト機器から、ディスク1に記録されているデータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、まず指示されたアドレスを目的として光学ヘッド32のアクセス動作を実行させ、指示されたデータ区間のデータの読出及びデコード処理を実行させて、要求されたデータをホスト機器に転送する。
メモリ部41は、コントローラ40がアクセス可能な記憶領域を示し、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶部等を、包括的に示している。このメモリ部41には、コントローラ40の動作プログラムや処理係数が記憶されたり、演算処理のワーク領域に用いられる。また、ディスク1から読み出した管理情報の記憶にも用いられる。
操作部42は、ユーザーが操作可能な操作キー等を示している。ユーザーが操作部42で操作することことで、コントローラ40はその操作に応じた処理を行う。例えば操作部42にイジェクトキーが設けられ、そのイジェクトキーが押された場合は、コントローラ40は図示しないディスクローディング機構等によりディスク1の排出を実行させる。
本例のディスクドライブ装置では、さらに感熱ヘッド43及び感熱ヘッドドライバ39が設けられる。
コントローラ40は感熱ヘッドドライバ39に対して、ディスクの容量情報に応じた駆動制御信号を供給する。感熱ヘッドドライバ39は駆動制御信号に基づいて、感熱ヘッド43の感熱駆動を行う。感熱記録を行う際には、感熱ヘッド43はディスク1の感熱部1b(又は14b)に対向する状態とされている。またその際、コントローラ40はサーボ回路38に指示してスピンドルモータ31を駆動させ、必要な周回数、ディスク1を回転させる。そしてコントローラ40が感熱ヘッドドライバ39に対して、ディスク1回転の期間を全容量(100%)として、記録済容量のパーセンテージに応じたn%の期間において、感熱駆動を実行させるような駆動制御信号を供給することで、ディスク1の感熱部1bには、上記図2に示したように、全周の内、記録済容量に応じたパーセンテージとなる角度範囲が発色状態Xとされることになる。
本例のディスクドライブ装置では、例えばディスクイジェクトの際に、感熱ヘッド43による容量提示のための書込を行うようにする。
図6にディスクイジェクト時のコントローラ40の処理を示す。
ステップF101としてディスクイジェクトが指示されると、コントローラ40の処理はステップF102に進む。なお、ディスクイジェクトの指示は、操作部42によってユーザーがイジェクトキーを押すこと、或いはホスト機器からディスク排出を指示するコマンドが供給されることなどによる。
ステップF102では、コントローラ40はその時点のディスク1の容量状態を判別する。即ちディスクから読み込んである管理情報、さらにはディスクドライブ装置によってデータ書込を行い、それに応じて更新した管理情報から、書込済の容量と残容量を判別する。そしてステップF103では、書込済の容量と残容量を足した容量である全容量を100%とし、その内で書込済容量のパーセンテージを算出して、その値れを感熱記録する容量情報とする。
次にステップF104では、その時点での感熱部1bの表示状態を消去する。即ちコントローラ40は、感熱ヘッドドライバ39に対して、非発色状態Yとするための駆動制御信号を出力する。これによって、例えばディスク1回転の期間で、感熱ヘッド43により、感熱部1bの消去が行われる。例えば図1(a)に示しているように感熱部1bの全周が非発色状態Yとされた状態とされる。
続いてステップF105では、コントローラ40は、上記算出した容量情報に応じた駆動制御信号を感熱ヘッドドライバ39に供給する。すると、感熱ヘッドドライバ39によって感熱動作を行う感熱ヘッド43によっては、ディスク1回転期間の内で、記録済容量のパーセンテージに応じた期間のみ、感熱部1bを発色状態Xとするように書込を行う。即ち書込済容量及び残容量が、それぞれ発色状態Xの区間、非発色状態Yの区間とされるように容量情報の感熱記録が行われ、図2のように容量表示が実現されることになる。
なお、もちろん残容量に相当するパーセンテージの区間が発色状態Xとなるようにする書込例も考えられる。
例えばイジェクト時においてディスクドライブ装置が上記処理を行うことで、排出されたディスク1、又はカートリッジディスク10では、上述のように感熱部1b、14bでの容量表示がなされているものとなり、ユーザーは、ディスク1(カートリッジディスク10)を見るだけで、記録可能な残容量を知ることができる。
なお、ディスクドライブ装置では、イジェクト時だけでなく、ディスク1が装填されたままの状態で電源オフが指示された場合も、同様に上記ステップF102〜F105の処理を行うようにしても良い。さらには、データの記録や消去を行って残容量が変化することに応じて上記ステップF102〜F105の処理を行うようにしても良い。即ち感熱書込を行うタイミングは各種考えられる。
また上記処理からわかるように、感熱書込は、最低ディスクを1回転させて表示の消去を行った後、1回転させて容量情報を書き込めばよく、ディスク2回転期間で書込工程をを完了させることができる。また、ディスクの回転角度位置は全く考慮しなくてよく、単に各1周の期間での消去及び書込が行われるようにすればよい。従って書込処理は非常に簡易であり、またディスクの回転角度位置検出/規制などの機構は必要ない。
ところで、上記ステップF102での容量判別は、記録済容量と残容量を判別するという処理の他、例えば全容量と記録済容量を管理情報から判別する処理、又は全容量と残容量を管理情報から判別する処理としてもよい。いずれにしても、全容量中での記録済容量、又は残容量のパーセンテージがわかればよい。
また、図6のステップF102〜F105の処理は、ディスクイジェクトが行われる毎に、必ず実行しなければならないものではない。即ち、ディスク挿入からイジェクトまでの間に残容量の変化が生じていなければ、感熱書込を実行しなくて良いため、例えばイジェクト指示があった場合には、コントローラ40は、そのディスクが装填された以降、データの記録動作又は消去動作を行ったかどうかにより処理を分岐すればよい。記録又は消去を行っていた場合はステップF102に進み、再生が行われたのみなどであって記録又は消去を行っていなければ、ステップF106に進んで、そのままディスクイジェクトを行えばよい。
本発明の変形例や適用例は各種多様に考えられる。
上記説明からわかるように、リング状の領域で容量状況を提示するのは、あらゆる種別のカートリッジディスク、ベアディスクで採用できる。
また、上記例ではリング状の領域は感熱剤が塗布された感熱部であるとしたが、これ以外の書換可能な表示(発色)剤による領域としてもよい。例えば2種類の色つき粒子を含み印加電界に応じて発色するような発色剤も知られている。これは電界をかけると発色し、又逆電界をかけると元に戻る。電界を切っても、粘性が高い粒子のために発色状態を保持する。このような発色剤を利用してリング状の領域を形成してもよい。
本発明の実施の形態のベアディスクのリング状の感熱部の説明図である。 実施の形態のリング状の感熱部による容量表示の説明図である。 実施の形態のカートリッジディスクのリング状の感熱部の説明図である。 実施の形態のカートリッジディスクの構造の説明図である。 実施の形態のディスクドライブ装置のブロック図である。 実施の形態のディスクドライブ装置による容量表示のための処理のフローチャートである。
符号の説明
1,14 ディスク、1b,14b 感熱部、10 カートリッジディスク、12 上シェル、12a 窓部、12b 感熱ヘッド挿入口、32 光学ヘッド、34 デコーダ、39 感熱ヘッドドライバ、40 コントローラ、43 感熱ヘッド

Claims (7)

  1. データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成され、該リング状の領域において上記第1の状態又は上記第2の状態とされている角度範囲により、上記情報記録面でのデータ書込にかかる容量の提示が行われることを特徴とするディスク記録媒体。
  2. 上記リング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と上記第2の状態とが可変されることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録媒体。
  3. ディスクと、該ディスクを収納するカートリッジから成り、
    上記ディスクには、データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成され、該リング状の領域において上記第1の状態又は上記第2の状態とされている角度範囲により、上記情報記録面でのデータ書込にかかる容量の提示が行われるとともに、
    上記カートリッジは、上記リング状の領域の全周が視認可能で、且つ外部装置により上記リング状の領域の視認状態を変化させることが可能に構成されていることを特徴とするディスク記録媒体。
  4. 上記リング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と上記第2の状態とが可変されるとともに、
    上記カートリッジは、上記リング状の領域の視認状態を変化させることを可能とするために、上記感熱を行う感熱ヘッドを上記リング状の領域に対向可能とするヘッド挿入口が形成されることを特徴とする請求項3に記載のディスク記録媒体。
  5. データ書込可能な情報記録面の反対面となる非記録面上に、視認状態が少なくとも第1の状態と第2の状態とで可変とされる領域がリング状に形成されたディスク記録媒体に対する記録装置として、
    ディスク記録媒体の情報記録面に対して情報の記録再生を行う記録再生手段と、
    上記情報記録面におけるデータ書込にかかる容量の検出を行う検出手段と、
    上記検出手段の検出された容量に応じて、上記リング状の領域において上記第1の状態又は上記第2の状態とする角度範囲を設定し、上記リング状の領域の視認状態を変化させるリング領域書換手段と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 上記リング状の領域は感熱材が塗布された領域とされ、感熱によって上記第1の状態と上記第2の状態とが可変されるとともに、
    上記リング領域書換手段は、感熱ヘッドにより上記リング状の領域の視認状態を変化させることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 上記リング領域書換手段が上記リング状の領域の視認状態を変化させる動作は、ディスク記録媒体を排出する際に行われることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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