JP2006520981A - 多段速度で記録可能な情報担体 - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有する第1の領域(12)と、第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有する第2の領域(13)とを少なくとも有する情報担体に関連する。第2の記録速度は第1の記録速度より大きい。
Description
本発明は、記録可能な情報担体に係る。
本発明は更に、そのような情報担体上に情報を記録するための光走査装置に係る。
本発明は特に、光データ記憶装置、及び、特にポータブル装置である、記録可能ディスク上にデータを記録するための光ディスク機器に関連する。
光ビームによって情報担体上にデータを格納することは広く用いられている。例えば、ラップトップといったポータブル記録機器が既に利用可能である。ユーザが、例えば、自分のラップトップのハードディスク内に格納された情報を光ディスクといった情報担体上に記録することを所望する場合、この記録にかかる時間が相対的に短いことが好適である。従って、記録機器は、相対的に速い記録速度を有することが好適である。しかし、高速での情報記録は、大量のパワーを消費するので、移動環境、即ち、記録装置が電池によって動作されるとき、高速記録はしばしば達成することができない。
従って、記録装置は少なくとも2つの記録速度、即ち、移動環境にて使用される相対的に遅い記録速度と、例えば、記録装置が、主供給源と電源コードによって接続されるときに十分なパワーが記録装置に供給されるときに使用される相対的に速い記録速度を有することが好適である。
様々な速度での情報担体上への書込みを可能にする記録装置が周知である。様々な記録速度で記録されることが可能な情報担体も周知である。例えば、2002年5月に許可された特許文献1は、3つの異なる記録速度で書込み可能なリライタブル情報担体を記載する。この特許では、最大記録速度は、最低記録速度の4倍速い。記載される情報担体は、これらの記録速度で書込み可能な相変化光記録媒体を有する。しかし、このような相対的大きい範囲の記録速度で書込み可能な記録媒体は、製造するのが困難であり、また、異なる記録速度でこのような情報担体上に情報を記録可能にするためには複雑な方法が必要となる。特に、この特許の中に記載されるように、記録材料の組成及び記録方法が、使用される記録速度の範囲に応じて調整されなければならない。更に、利用可能な記録速度の範囲が相対的に大きいとは言え、この範囲は限られており、また、低い記録速度の4倍より速い記録速度を有するリライタブル情報担体を有することが不可能である。
様々な記録速度で記録されることが可能なWORM(ライトワンスリードメニー)情報担体も周知である。しかし、この情報担体の記録速度の範囲も限られており、また、記録速度の範囲が広くなるほど、記録材料を製造することがより困難となる。
米国特許第6,388,978号
本発明は、製造が容易で、また、様々な記録速度で記録可能な記録可能情報担体を提供することを目的とする。
このために、本発明は、第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有する第1の領域と、第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有する第2の領域とを少なくとも有し、第2の記録速度は第1の記録速度より大きい情報担体を提供することを提案する。
背景技術では、同じ記録材料が情報担体に使用される。しかし、相対的に速い速度で書込みされるためには、記録材料は、相対的に遅い速度で書込みされるより温度に敏感である必要がある。このことは、単一の記録材料が使用される場合に記録速度の範囲が制限される理由を説明する。
本発明では、少なくとも2つの異なる記録材料が、情報担体に使用される。第1の記録材料は、相対的に遅い速度での書込みに適するよう選択されることが可能であり、第2の記録材料は、相対的に速い速度での書込みに適するよう選択されることが可能である。従って、そのような情報担体は、製造が容易である。何故なら、様々な記録速度に適した様々な熱特性を有する多数の材料が周知であり、また、使用することが可能だからである。更に、得られる記録速度の範囲は相対的に広く、というのは、様々な記録材料を用いることが可能であり、これらは、非常に様々な記録速度を有するからである。
1つの有利な実施例では、第1の領域及び第2の領域は、情報担体の同一の層上にある。これは、従来のレコーダ及びリーダに使用することの可能な単層情報担体を提供することを可能にする。
情報担体は中央孔を有し、第1の領域は、第2の領域より中央孔に近いことが有利である。書込み時に回転される記録可能なディスクでは、同一の記録速度で記録するためには、ディスクの外側領域は、ディスクの内側領域より低い速度で回転される必要がある。従って、ディスクの外側領域における記録に消費されるパワーは少ない。従って、外側領域が高速記録速度を有する材料を有する場合、装置が移動環境にあっても、この領域における書込みは可能である。
1つの好適な実施例では、情報担体は、少なくとも2つの情報層を有し、第1の情報層は、第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有し、第2の情報層は、第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有し、第2の記録速度は、第1の記録速度より大きい。
このような多層情報担体は、特に製造が容易である。蒸着又は2層DVD(DVDは、デジタルバーサトルディスクを意味する)の製造に一般的に用いられる技術といった従来の技術を使用することが可能である。
本発明は更に、上述したような情報担体上に情報を記録するための光走査装置に関連し、上述の情報担体は、第1の領域及び第2の領域の位置に関する情報が記録された位置領域を有し、光走査装置は、第1の記録モード及び第2の記録モードを有し、また光走査装置は、記録モードを選択する選択手段と、位置領域上に記録された情報を読出しする手段と、情報及び選択された記録モードに基づいて書込み位置を決定する手段を有する。
本発明は更に、そのような光走査装置を有するポータブル装置に関連する。選択手段は、ポータブル装置のパワーモードに基づいて記録モードを選択するよう適応されることが有利である。パワーモードは、ポータブル装置に供給されるパワーの測定によって検出されることが可能である。ポータブル装置は更に、例えば、ポータブル装置に電源コードが取付けされているか否かを検出することによってパワーモードを検出することが可能である。
本発明の上述の及び他の面は、以下に説明する実施例から明らかであり、又は、実施例を参照することによって説明する。
本発明を、添付図面を参照しながら、例を用いてより詳細に説明する。
図1に、本発明の有利な実施例による情報担体を示す。本発明の情報担体は、中心孔10と、位置領域11と、第1の領域12と、第2の領域13を有する。第1の領域12は、第1の速度での書込みに適した第1の記録可能材料を有し、第2の領域13は、第2の速度での書込みに適した第2の記録可能材料を有する。第2の速度は第1の速度より大きい。
第1の材料及び第2の材料は、WORM(ライトワンスリードメニー)材料であることが可能である。この場合、第1の領域12及び第2の領域13への書込みは、光ビームによってWORM材料を劣化させることにある。第1の領域12及び第2の領域13の表面においてピットとランドが形成される。このピット及びランドは、情報担体上に書込みされた情報を有する。
第1の材料及び第2の材料は、RW(リライタブル)材料であることも可能である。RW材料の例は、相変化光記録材料である。光ビームによる相変化光記録材料上への書込みは、結晶相及び非結晶相間、又は、2つの異なる結晶相間での変化に基づく。従って、情報は、記録材料上に書込みされ、その後光ビームによって容易に消去可能である。
或いは、第1の記録材料及び第2の記録材料のうち1つの材料がWORM材料で、もう1つの材料がRW材料であることが可能である。従って、「記録可能」という用語は、WORM又はRWを意味する。
本発明の情報担体は、様々な記録速度での書込みに適した様々な記録材料を有する2つ以上の領域を有することが可能であることを示すことが重要である。例えば、図1の情報担体は、第3の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第3の記録材料を有する第3の領域を有することが可能である。
以下に説明する例では、図1の情報担体は、第1の領域12に第1のRW材料を、第2の領域13に第2のRW材料を有する。第1の材料及び第2の材料は、異なる記録速度を有する。記録速度は、通常、線記録速度として定義される。CD−RW(コンパクトディスク−リライタブル)では、単一の記録速度が決定されおり、これは毎秒1.2乃至1.4メートルである。この単一の記録速度から他の記録速度を定義することができ、例えば、毎秒2.4乃至2.8メートルである2倍の記録速度、毎秒3.6乃至4.2メートルである3倍の記録速度等である。以下に説明する例は、1倍の記録速度を有するRW材料を有する第1の領域12と、6倍の記録速度を有するRW材料を有する第2の領域13を有する情報担体に適用される。この情報担体では、情報の密度は、第1の領域12と第2の領域13とにおいて同じである。情報を書込みするために、RW材料は、光ビームによって局所的に加熱され、それにより、相変化を引き起こす。記録速度は、第2の領域13において書込みが行われているときにより速いので、第2の記録材料は、第1の材料におけるより第2の材料においてより高速に相変化が生じるよう第1の記録材料より一層温度に敏感でなければならない。
従って、第2のRW材料は、6倍の記録速度での書込みに適した熱特性を有するよう選択され、第1の記録材料は、1倍の記録速度での書込みに適した熱特性を有するよう選択される。
様々な記録速度を有する材料は、GewInxSbyTezと表現することが可能であり、ここでは、w及びxは0乃至5パーセントであり、yは70乃至90パーセントであり、zは5乃至30パーセントであり、w、x、y、及びzの合計は100パーセントである。この組成を変えることによって、即ち、w、x、y、及びzを変えることによって、様々な熱特性を有する様々な材料を得ることが可能である。このような材料は、CD−RWにおける使用に知られており、w、x、y、及びzの値に依存して1倍乃至10倍の記録速度を有することが可能である。
第1の領域12及び第2の領域13において異なる記録材料を有する情報層を有する図1の情報担体は、容易に製造可能である。例えば、図1の情報担体の形状と、第1の領域12の形状を有する穴とを有するマスクが作成可能である。このマスクが、情報担体の上に置かれ、第1の記録可能材料がマスクを通して情報担体上に、例えば、スパッタ堆積を用いて堆積される。マスクは、例えば、第1の領域12の4分の1又は半分である第1の領域の一部の形状を有する穴のついた仕切版であることが可能である。記録材料の堆積時に、マスク又は情報担体が回転させられる。これは、第1の記録材料のより均等な堆積をもたらす。マスク及び情報担体は、第1の材料の堆積時に、対向する方向に回転されることが可能である。次に、第2の領域13上に第2の記録材料を堆積するために別のマスクが使用される。
6倍の記録速度での書込みに必要なパワーは、1倍の記録速度での書込みに必要なパワーより高い。実際に、6倍の記録速度で書込みするためには、情報担体は、1倍の記録速度で書込みするより高い速度で回転される必要がある。更に、光ビームも、1倍の記録速度での書込みより高い周波数のパルスにされなければならない。
従って、本発明は、電池によって動作されるポータブル装置における使用に特に有利である。そのような電池によって動作されるポータブル装置は、パワーが電池から供給される移動環境にあることが可能である。この場合、利用可能なパワーは相対的に低い。ポータブル装置は更に、例えば、電源コードに接続されるクレードルの中に配置されるときの固定環境にあることも可能である。この場合、利用可能なパワーはより大きい。ユーザが、移動環境においてポータブル装置を用いて本発明に従って情報担体上に情報を書込むことを望む場合、情報は、第1の領域12に書込みされることが可能である。何故なら、そのような書込みに必要とされるパワーは低く、このパワーは、電池によって供給可能だからである。ユーザが、固定環境においてポータブル装置を用いて情報を書込むことを望む場合、情報は、第2の領域13に書込みされることが可能である。何故なら、そのような高い記録速度での書込みに必要とされるパワーが、電源コードによって供給可能だからである。従って、異なる記録速度で書込みをするために1つの情報担体しか必要でない。
図1の例では、第1の領域12は中心穴10の付近に位置付けられ、第2の領域13は、情報担体の外側領域に位置付けられる。当然ながら、これらの位置は逆にされることも可能である。しかし、情報担体の内側領域に第1の領域12を、情報担体の外側領域に第2の領域13を有することは、特に有利である。実際に、同じ記録速度、即ち、同じ線記録速度に対し、ディスクの外側領域における書込みは、ディスクの内側領域における書込みに対するより低いディスクの回転速度を必要とする。従って、ユーザが、自分のポータブル装置が移動環境にあるときに第2の領域13に情報を書込むことを所望する場合、必要なパワー量は、第2の領域13がディスクの内側領域に位置付けられる場合より少ない。
しかし、情報担体の外側領域に第1の領域12を、情報担体の内側領域に第2の領域13を有することも有利である。実際に、ユーザが、自分のポータブル装置が移動環境にあるときに第1の領域12に情報を書込みすることを所望する場合、必要なパワー量は、第1の領域12がディスクの内側領域に位置付けられる場合より少ない。従って、情報担体上の書込みは、ポータブル装置において利用できるパワーが少ない場合でも可能である。この場合、ポータブル装置が固定環境にあるときに第2の領域13への情報の書込みは、第2の領域13がディスクの外側領域にある場合より多くのパワーを必要とするが、固定環境では利用可能なパワーは相対的に大量であるので、問題ではない。
図1の情報担体は、第1の領域12及び第2の領域13の位置に関する情報を有する位置領域11を有する。この位置領域は、記録速度に依存して情報が書込みされるべき位置を知るために、この情報担体を使用する光走査装置に特に有用である。位置領域は更に、各領域の記録速度に関する情報を有してもよく、又は、この情報は別個の速度領域に書込みされることが可能である。記録速度に関する情報は、記録速度自体であることが可能であるが、又は、書込み方法といった他の情報であることも可能である。
例えば、第1の領域12及び第2の領域13の位置及び記録速度に関する情報は、情報担体のリードイン領域に記録され得る。情報担体の製造時に、記録材料上にプリグルーブをプリントするためにスタンパが使用される。プリグルーブは、書込み時にトラッキングのために使用される。スタンパは、リードイン領域内に情報を記録するために使用することが可能である。或いは、リードイン領域における情報は、リードイン領域が記録可能材料を有する場合には、光ビームによって製造時に書込みされることが可能である。
図2は、本発明の好適な実施例による情報担体を示す。この情報担体は、カバー層21と、第1の情報層22と、第1のスペーサ層23と、第2の情報層24と、第2のスペーサ層25と、第3の情報層26と、基板27を有する。第1の情報層22は、第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有し、第2の情報層24は、第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有し、第3の情報層26は、第3の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第3の記録可能材料を有する。例えば、第1の記録材料は、1倍のRW材料であり、第2の記録可能材料は、3倍のRW材料であり、第3の記録可能材料は、6倍のRW材料である。
このような情報担体は、特に製造が容易である。実際には、DVDの製造に一般的に用いられる技術といった従来の技術を用いることが可能である。例えば、第3の記録可能材料は、蒸着によって基板27上に堆積される。第3の情報層26が得られる。次に、第2のスペーサ層25が第3の情報層26上に堆積される。次に、第2の記録可能材料が、第2のスペーサ層25上に堆積される。第2の情報層24が得られる。次に、第1のスペーサ層23が、第2の情報層24上に堆積される。次に、第1の記録可能材料が、第1のスペーサ層23上に堆積される。第1の情報層22が得られる。次に、カバー層21が、第1の情報層上に堆積される。
このような情報担体は、カバー層21を通して光ビームによって走査される。図2に示すように最低の記録速度を有する情報層は、カバー層21の近くにあることが好適である。実際に、第2の情報層24及び第3の情報層26上への光ビームを用いた書込みは、第1の情報層22上への書込みより多くのパワーを必要とする。何故なら、光ビームの一部が、第1の情報層22において吸収されるからである。第1の情報層22は、利用可能なパワーが低い移動環境で使用されることを意図するので、第1の情報層22上への書込みは、第1の情報層24及び第3の情報層26によって混乱されないことが好適である。
更に、第1の情報層22は、第2の情報層24及び第3の情報層26上への書込みに十分な書込みパワーがあるよう第2の情報層24及び第3の情報層26より低い吸収を有することが好適である。これは、図2に示す情報担体の場合である。何故なら、第1の情報層22は、低い記録速度を有する記録材料を有し、これは、温度感受性が低いので、高い記録速度を有する記録材料より低い吸収を有するからである。
同様の理由から、第2の情報層24は、第3の情報層26より低い吸収を有し、また、第3の情報層26よりカバー層21の近くに位置付けられることが好適である。
図3は、本発明のポータブル装置を示す。このポータブル装置は、パワーインタフェース31と、電池32と、選択手段33と、制御手段34と、光ピックアップユニット35を有する。選択手段33と、制御手段34と、光ピックアップユニット35は、光走査装置37の一部である。光走査装置37は、情報担体36を受容するよう適応される。
このようなポータブル装置の例は、移動電話機又はコードレス電話機、パームトップコンピュータ、ラップトップ、デジタルカメラ、又はカムコーダである。パワーは、主供給源に接続されるAC/DCパワーアダプタによってポータブル装置に供給されることが可能であり、このアダプタは、パワーインタフェース31に接続される。移動環境では、パワーは、蓄電池であってもよい電池32によって供給される。
光走査装置37は、例えば、スモールフォームファクタ光ドライブである。光走査装置は、少なくとも第1の記録モード及び第2の記録モードを有する。ユーザが、情報担体36上に情報を書込むことを所望する場合、選択手段33が記録モードを選択する。これは、環境に応じて行われることが可能である。選択手段が、パワーがパワーインタフェース31において供給されていると検出すると、即ち、ポータブル装置は固定環境にあると検出すると、高速記録モードが選択される。選択手段33が、パワーがパワーインタフェース31において供給されていないと検出すると、即ち、ポータブル装置が移動環境にあると検出すると、低速記録モードが選択される。記録モードは更に、利用可能なパワーの測定に基づいて選択されることも可能である。これは、選択手段33によって行われることが可能である。例えば、移動環境では、選択される記録モードは、電池32のパワーレベルに依存することが可能である。記録モードは更に、ポータブル装置のインタフェースによってユーザによって選択されることも可能である。
次に、ポータブル装置は、選択された記録モードに対応する記録速度を知らなければならない。ポータブル装置並びに情報担体36が標準であることによって、制御手段34は、情報担体36を読出しすることなく情報担体36において利用可能な記録速度を知っていることも可能である。情報担体36は、第1の領域及び第2の領域の記録速度が記録された速度領域を有することが好適である。この場合、制御手段34は、利用可能な記録速度を検出するために、光ピックアップユニット35に速度領域を読出しするよう依頼する。次に、利用可能な記録速度と選択された記録モードに応じて、制御手段34は、情報が書込みされなければならない記録速度を決定する。例えば、情報担体36が、1倍及び6倍のRW材料を有する図1に情報担体であり、高速記録モードが選択される場合は、情報は、6倍の記録速度で書込みされる。
記録速度が一旦選択されると、情報が情報担体36上に書込みされる。制御手段34は最初に、情報が書込みされなければならない場所について知らなければならない。ポータブル装置並びに情報担体36が標準である場合は、制御手段34は、情報担体36を読出しすることなく情報担体36の領域の位置を知ることが可能である。情報担体36は、第1の領域及び第2の領域の位置に関する情報が記録された位置領域を有することが好適である。この場合、制御手段34は、情報担体36の様々な領域の位置、又は、選択された記録速度に対応する領域の位置のみを検出するよう光ピックアップユニット35に位置領域を読出しするよう依頼する。次に、制御手段34は、選択された記録モード及び位置領域内に記録される情報に依存して書込み位置を決定する。領域の位置に関する情報は、例えば、情報担体の第1のトラックから始まる、その領域が始まるトラックの番号であり得る。
次に、制御手段34は、光ビームのパルス周波数といった光ピックアップユニット35のパラメータを設定する。情報担体36の回転速度も記録速度に応じて設定され、そして、情報の書込みが行われる。
上述した例は、2つの記録モードを有するポータブル装置に適用される。当然ながら、本発明は、2つ以上の記録モードを有するポータブル装置にも適用される。例えば、3つの記録モードを有するポータブル装置を、図2の情報担体と共に用いることが可能である。例えば、電池32のパワーレベルに基づいて、低速記録モード、中間速度記録モード、及び高速記録モードを決定することが可能である。
図4は、本発明の光走査装置を示す。このような光走査装置は、光ビーム402を生成するための放射源401と、コリメータレンズ403と、ビームスプリッタ404と、対物レンズ405と、サーボレンズ406と、検出手段407と、測定手段408と、制御器409を有する。この光学装置は、情報担体410を走査するためのものである。この例では、情報担体410は、2つの情報層411及び412を有し、これらの情報層411及び412は、異なる記録速度を有する2つの記録材料を有する。
書込み動作又は読出し動作であり得る走査動作時に、情報担体410は、放射源401によって生成された光ビーム402によって走査される。コリメータレンズ403及び対物レンズ405が、光ビーム402の焦点を情報担体410の情報層上に合わせる。コリメータレンズ403及び対物レンズ405は、焦点合わせ手段である。走査動作時に、情報層上の光ビーム402の位置合わせの誤差に対応する焦点誤差信号が検出され得る。この焦点誤差信号は、光ビーム402の焦点誤差を補償するよう対物レンズ405の軸方向位置を補正するために用いられ得る。対物レンズ405を軸方向に動かすためにアクチュエータを駆動する信号が制御器409に送信される。
焦点誤差信号及び情報層上に書込みされるデータは、検出手段407によって検出される。情報担体401によって反射される光ビーム402は、対物レンズ405によって平行ビームに変更され、ビームスプリッタ404によってサーボレンズ406に到達する。次に、反射ビームは検出手段407に到達する。
放射源401と、コリメータレンズ403と、ビームスプリッタ404と、対物レンズ405と、サーボレンズ406と、検出手段407と、測定手段408と、制御器409は、光ピックアップユニットを形成する。この光ピックアップユニットは、情報担体410全体が走査可能であるよう平行移動されることが可能である。
この光学装置は更に、情報担体410を受容するクランパ413を有する。情報担体401は、このクランパ413に取り付けられる。クランパ413は、ロータ414によって回転可能である。光走査装置は更に、記録モードを選択するための選択手段415を有する。この選択手段415は、ポータブル装置から記録モードを単純に受信することも可能であり、この記録モードは、ポータブル装置によって決定されている。走査装置は更に、記録モードに応じて、光ピックアップユニット並びにロータ414を制御する制御手段416を有する。制御手段416は、図3において説明したように記録速度の決定を行うことが可能である。制御手段は、ロータ414の回転速度が記録速度に適応するようロータ414の回転速度を設定する。制御手段416は更に、光源401のパルス周波数が記録速度に適応するようパルス周波数も設定する。制御手段は更に、光ピックアップユニットの半径方向位置といった光ピックアップユニットの別のパラメータも制御する。
尚、別の実施例では、情報担体410に書込みされる情報に対応する信号は、透過において、情報担体410に対して、対物レンズ405、サーボレンズ406、及び検出手段407の反対側に配置され、第2の対物レンズ、第2のサーボレンズ、及び第2の検出手段によって検出されることが可能である。
更に、別の実施例では、情報担体410は、担体全体の後に、アドレス指定されたものも含む全ての情報層を透過したビームを反射する鏡を有することが可能である。この場合、図4に示す光走査装置は、データを読出しするために使用することが可能である。
請求項における任意の参照符号は、請求項を制限するものと解釈すべきではない。「有する」という動詞及びその活用形の使用は、任意の請求項に記載される素子以外の素子の存在を排除するものではないことは明らかである。単数形で示す素子は、その素子が複数存在することを排除するものではない。
Claims (8)
- 第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有する第1の領域と、
第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有する第2の領域と、
を少なくとも有し、
前記第2の記録速度は、前記第1の記録速度より大きい情報担体。 - 前記第1の領域及び前記第2の領域は、前記情報担体の同一の層上にある請求項1記載の情報担体。
- 前記情報担体は、中央孔を有し、
前記第1の領域は、前記第2の領域より前記中央孔に近い請求項2記載の情報担体。 - 前記情報担体は、少なくとも2つの情報層を有し、
第1の情報層は、第1の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第1の記録可能材料を有し、
第2の情報層は、第2の記録速度での書込みに適した熱特性を有する第2の記録可能材料を有し、
前記第2の記録速度は、前記第1の記録速度より大きい請求項1記載の情報担体。 - 前記情報担体は、前記第1の領域及び前記第2の領域の位置に関する情報が記録された位置領域を有する請求項1記載の情報担体。
- 前記情報担体は、前記第1の領域及び前記第2の領域の記録速度に関する情報が記録された速度領域を有する請求項5記載の情報担体。
- 請求項5又は6に記載の情報担体上に情報を記録するための光走査装置であって、
前記光走査装置は、第1の記録モード及び第2の記録モードを有し、
前記装置は、記録モードを選択する選択手段と、前記位置領域上に記録された情報を読出しする手段と、前記情報及び前記選択された記録モードに基づいて書込み位置を決定する手段と、を有する光走査装置。 - 請求項7に記載の光走査装置を有するポータブル装置であって、
前記選択手段は、前記ポータブル装置のパワーモードに基づいて記録モードを選択するよう適応される請求項7記載のポータブル装置。
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