JP2005062083A - 位置誤差補正機能を持つ測量システム - Google Patents

位置誤差補正機能を持つ測量システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005062083A
JP2005062083A JP2003295061A JP2003295061A JP2005062083A JP 2005062083 A JP2005062083 A JP 2005062083A JP 2003295061 A JP2003295061 A JP 2003295061A JP 2003295061 A JP2003295061 A JP 2003295061A JP 2005062083 A JP2005062083 A JP 2005062083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
correction
position data
absolute position
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003295061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4436632B2 (ja
Inventor
Yasuo Kanemitsu
保雄 金光
Hiroyoshi Yamaguchi
博義 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Engineering Corp filed Critical Komatsu Engineering Corp
Priority to JP2003295061A priority Critical patent/JP4436632B2/ja
Publication of JP2005062083A publication Critical patent/JP2005062083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4436632B2 publication Critical patent/JP4436632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 GPSと自立航法とを用いた測量システムにおいて、GPS電波が受信できない場所でも所定の精度をもって位置測定が行えるようにする。
【解決手段】 測量システムは、車両等で移動しながら、GPSと自立航法を併用して自分の移動軌跡25を求め、かつ自分に対する対象点の相対位置27を測定し、自分の移動軌跡25と対象点の相対位置27から対象点の3次元絶対位置29を演算する。G PS電波が受信できない区間では、対象点の中から複数の補正点を選定し、選定した補正点の高精度な3次元絶対位置30を外部から取得する。そして、補正点の高精度な3次元絶対位置30と、上記区間で取得した対象点の相対位置27に基づいて、上記区間にて自立航法により得た移動軌跡25を補正する。補正された移動軌跡25を用いて、対象点の補正された3次元絶対位置29を演算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両等で移動しながら周辺地物の絶対位置を効率的に測量する測量システムに関する。
近年、道理管理にGIS(地理情報システム)を導入する動きが高まっており、そのための基本データとして、道路及び道路周辺の種々の地物の3次元絶対位置情報(地球座標系のように全利用者に共通のグローバルな座標系による3次元位置座標)を高速で安価に収集するニーズが高まってきている。
従来、測量はトータルステーションあるいはRTK-GPSを用いて、各測定点ごとに行われているが、これらの方式で1点ずつ測量を行うと費用と時間が膨大にかかるという問題がある。この問題を解決するため、車両に各種センサを搭載した車載式測量システムで高速に周辺の3次元位置情報を収集するシステムが、例えば特許文献1〜3により提案されている。この種の車載式測量システムの原理は、車載の測量システムから見た地物の相対位置を測量するとともに、GPS等を用いて測量システムの地球上での絶対位置と絶対方向を測定し、その地物の相対位置と測量システムの絶対位置及び方向とを用いて、その地物の絶対位置を計算することである。
特開平11−211473号公報 特開2000−171249号公報 特開2002−31528号公報
特許文献1〜3に記載された従来のシステムは、測量システムの絶対位置を測定するためにGPSを用いているが、GPS電波が受信できない区間ではGPSは利用できない。そこで、ジャイロコンパスや加速度センサや走行距離メータなどの自立航法機器を併用することにより、GPSが利用できない区間での絶対位置を測定することができる。しかし、自立航法機器による測定位置の誤差は時間経過又は距離増加と共に累積的に増大していく。従って、長い時間又は距離にわたってGPS電波が受信できない環境(例えば、高層建築の谷間、急峻な渓谷沿い、濃い樹林下の道など)においては、正確に位置測定を行うことができないという問題がある。
従って、本発明の目的は、GPSと自立航法とを用いた測量システムにおいて、GPS電波が受信できない場所でも所定の精度をもって位置測定が行えるようにすることにある。
本発明の一つの態様に従う測量システムは、移動可能な測量主体の絶対位置データ及び絶対姿勢データをGPSと自立航法の一方又は双方を用いて演算し、且つ、前記測量主体から見た複数の対象点の相対位置データを演算し、演算された前記測量主体の絶対位置データ及び絶対姿勢データと前記複数の対象点の相対位置データとに基づいて、前記複数の対象点の絶対位置データを演算する測量システムであって、前記測量主体の移動経路中の一部又は全部の区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式を、所定の基準データに基づいて補正する補正手段を備える。
この測量システムによれば、例えばGPSと自立航法の双方を用いているがGPS電波の受信状況が悪いために実質的に自立航法のみに頼らざる得ない場合、或いは、元々GPSを用いずに自立航法のみを用いている場合などのように、演算された測量主体の絶対位置データの精度が許容範囲より低くなる虞がある場合においても、その絶対位置データをより精度の高いものに補正することができるので、所定の精度をもって対象点の位置測定が行える。
一つの具体的な態様に従えば、前記補正手段が、前記区間において測定対象となった複数の対象点の中から一部の対象点を補正点として選定する補正点選定手段と、選定された前記補正点の基準絶対位置データを入力する基準絶対位置入力手段と、入力された前記補正点の基準絶対位置に基づいて、前記測量主体の絶対位置データ又は前記自立航法の演算式を補正する補正演算手段とを有することができる。
また、一つの具体的な態様に従えば、前記補正演算手段が、入力された前記補正点の基準絶対位置データと、前記区間において測定された前記補正点の相対位置データと、前記区間において測定された前記測量主体の絶対姿勢データとに基づいて、前記測量主体の絶対位置データ又は前記自立航法の演算式を補正するように構成され得る。
また、一つの具体的な態様に従えば、前記対象点の相対位置データを、前記測量主体から撮影した画像を用いたステレオ処理によって演算する場合であって、前記区間における特定時点で撮影された画像内に少なくとも3つの補正点が写っている場合において、前記補正演算手段が、前記少なくとも3つの補正点の基準絶対位置データと、前記特定時点に撮影された画像を用いたステレオ処理により演算された前記少なくとも3つの複数の補正点の相対位置データとに基づいて、前記測量主体の絶対位置データ又は前記自立航法の演算式を補正するようにすることができる。
また、一つの具体的な態様に従えば、前記測量主体が前記対象点の画像を撮影するようになっている場合であって、前記区間における特定時点で撮影された一つの画像内に少なくとも4つの補正点が写っている場合において、前記補正演算手段が、前記少なくとも4つの補正点の基準絶対位置データと、前記特定時点で撮影された一つの画像内における前記少なくとも4つの補正点の2次元位置データとに基づいて、前記測量主体の絶対位置データ又は前記自立航法の演算式を補正するようにすることができる。
また、一つの具体的な態様に従えば、前記測量主体の地表面からの高さデータを測定する高さ測定手段と、測定された前記高さデータと、前記測量主体の絶対位置データとに基づいて、移動経路における地表面の絶対プロファイルを演算する手段と
を更に設けることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
なお、以下の説明において、「絶対座標系」とは、例えば緯度と経度と楕円体高で位置を表現する地球座標系のように、全ユーザ共通のグローバルな座標系を意味する。また、「相対座標系」とは、測量を行う主体(例えば、下記の実施形態では車両3や車載のデータ収集システム1)をベースにした座標系を意味する。そして、位置、姿勢又は速度などの用語に付した「絶対」という形容詞は、絶対座標系に基づく位置、姿勢又は速度であることを意味し、「相対」という形容詞は「相対座標系」に基づく位置、姿勢又は速度であることを意味する。
図1は、本発明に従う測量システムの一実施形態の概略的な全体構成を示す。図1に示された3次元位置計測システムは、自動車で道路を走行しつつ道路周辺の地物の3次元位置を測量するためのものである。しかし、これは本発明の説明のための例示であって、鉄道車両、航空機、人力台車など、移動できるものに所定のセンサを搭載することで本発明を実施することができることは言うまでも無い。
図1に示す3次元測量システムは、車両3に搭載されて車両3の走行中に各種データを収集するためのデータ収集システム1と、データ収集システム1によって収集されたデータを解析するためのデータ解析システム2を有する。
図1に示すように、データ収集システム1は、GPS受信機4、3軸ジャイや3軸加速度計などからなる慣性センサ5、及び走行距離計6などを備え、これらは、車両3(換言すれば、測量主体であるデータ収集システム1自体、要するに相対座標系)の絶対位置、絶対姿勢及び絶対速度などを高精度に取得するために使用される。また、データ収集システム1は、3次元画像データ収集装置7を備え、これは、車両3(換言すれば、測量主体であるデータ収集システム1自体、要するに相対座標系)から見た測定対象点(周辺地物、より具体的には、3次元画像データ収集装置7によって取得された画像内の各ピクセルに対応する周辺地物又は周辺地物の各部位)の相対位置を得るために使用される。この実施形態では、3次元画像データ収集装置7として、複数個の異なる位置に配置された(例えば、9個の3×3マトリックスに配列された)単眼ビデオカメラからなるステレオビジョンカメラを採用しているが、これは例示であって、3次元の相対位置が測定できるものであれば、その他の種類のもの(例えば、レーザレンジファインダ、ステレオビジョンライン光学センサ、異フレーム間でステレオ処理が行われる単眼ビデオカメラなど)を採用してもよい。また、データ収集システム1は、車高センサ8を備え、これにより、車両3(換言すれば、測量主体であるデータ収集システム1自体、要するに相対座標系)の地表(道路表面)からの高さを測定する(これは、道路表面の位置を割り出すために利用され得る)。さらに、データ収集システム1は、上述した各種のセンサ4〜8から出力される測定データを記録し蓄積するためのデータ記録装置9(例えば大容量記憶装置を備えたコンピュータ)を備える。なお、データ記録装置9に記録された上記各種データは、それが取得された時刻を示す時刻情報と関係付けられており、これにより、同じ時刻に取得されたデータの組み合わせが判別できるようになっている。
データ解析システム2は、データ記録装置9に収集されたデータを入力して解析することにより、測定対象点(周辺地物、より具体的には、3次元画像データ収集装置7によって取得された画像内の各ピクセルに対応する周辺地物又は周辺地物の各部位)の絶対位置などを計算するためのコンピュータである。データ解析システム2は、車両3に搭載されている必要はなく、車両3がデータ収集を終えて戻って来てから、データ収集システム1から収集データを読み込んでそのデータを事後解析するようなものであってよい。しかし、データ解析システム2が車載されていてもよく、また、データ解析システム2がデータ収集装置8と有線又は無線でオンライン接続されていて、車両3でのデータ収集と並行して実時間でデータ解析を行って測定対象点(周辺地物)の絶対位置などを計算し出力するようになっていてもよい。
図2は、データ解析システム2の機能的な構成を示す。
図2に示すように、データ解析システム2は、車両軌跡演算部11、3次元画像演算部12、座標変換部13、表示・入力・補正制御部14及び車両軌跡補正部15などの処理要素(機能要素)を有する。
車両軌跡演算部11は、図1に示したデータ記録装置9から、GPS受信機4によるGPSデータ21、慣性センサ5による慣性センサデータ22、及び走行距離計6による走行距離データ23及び車高センサ8による車高データ11を入力し、これらの入力データ21〜24に基づいて、車両3(相対座標系標系の原点)の3次元絶対位置、車両3(相対座標系)の3次元絶対姿勢(例えば、ローリング、ピッチ及びヘディング)、及び、車両3(相対座標系の原点)の地表高度などを演算し、また、同時にそれらの演算値のそれぞれの推定精度も演算する(以下、これらの演算データを纏めて「車両軌跡データ」という)。そして、車両軌跡演算部11は、演算した車両軌跡データ25を、データ解析システム2内の図示しない記憶装置に格納する。また、車両軌跡演算部11は、車高センサ8による車高データ11も入力し、車高データ11と上述の車両軌跡データに基づいて、道路の3次元絶対座標である道路プロファイルも演算して記憶装置に格納することができる。
3次元画像演算部12は、図1に示したデータ記録装置9から、ステレオビジョンカメラ7の複数個の単眼ビデオカメラにより撮影された複数本の輝度画像データ(いずれも、動画像データである)26A、26B、26C、…、26Iを入力し、これらの輝度画像データ26A、26B、26C、…、26Iをステレオビジョン処理することにより、撮影された周辺地物(測定対象点)の3次元画像データ27を演算する。ここで、算出された地物3次元画像データ27は、その2次元画像領域内の各ピクセルが、各ピクセルに該当する撮影地物(測定対象点)の3次元相対位置データをもったものである。3次元画像演算部12は、演算された地物3次元画像データ27を、データ解析システム2内の上記記憶装置に格納する。
座標変換部13は、上記記憶装置から、同じ時刻に取得された地物3次元画像データ27と車両軌跡データ25中の絶対位置、絶対姿勢及びそれらの推定精度のデータ(以下、「車両絶対位置/姿勢/推定精度データ」という)28を入力し、そして、入力した車両絶対位置/姿勢/推定精度データ28に基いて相対座標系から絶対座標系への座標変換式を演算し、この座標変換式を用いて、入力した地物3次元画像データ27のピクセルがもつ撮影地物の3次元相対位置データを、撮影地物の3次元絶対位置データ(以下、「地物測定絶対位置データ」という)29を演算する。そして、座標変換部13は、演算された地物測定絶対位置データ29を、データ解析システム2内の上記記憶装置に格納する。
さて、上述した車両軌跡演算部11では、GPS衛星からのGPS電波の受信状態が良好なときには、主としてGPSデータ21に基づいて、車両3(相対座標系原点)の3次元絶対位置が演算される。その結果、車両軌跡データ25の推定精度は高く、よって、これに基づいて演算された地物測定絶対位置データ29の精度も高い。ところが、GPS電波の受信状態が不良なときには、専ら慣性センサデータ22及び走行距離データ23等を用いた自立航法演算によって、車両3(相対座標系原点)の3次元絶対位置が演算される。その結果、GPS電波の受信不良状態が長く続くと、車両軌跡データ25(特に、3次元絶対位置データ)の推定精度が低下し、よって、地物測定絶対位置データ29の精度も低下する。そこで、この問題を解決するために、このデータ解析システム2は、表示・入力・補正制御部14と車両軌跡補正部15を備え、これにより、推定精度が所定の許容範囲より低い車両軌跡データ25(特に、3次元絶対位置データ)25を抽出して、抽出された車両軌跡データ25をより正確なデータに補正することができるようになっている。
以下、表示・入力・補正制御部14と車両軌跡補正部15について詳細に説明する。
表示・入力・補正制御部14は、記憶されている車両軌跡データ25の中から、車両絶対位置/姿勢/推定精度データ28を入力して、入力した推定精度データと、予めユーザが設定しておいた推定精度の許容範囲(閾値)とを比較することで、推定精度が許容値以下である区間(以下、「補正必要区間」という)を抽出又は判別する。
一方、ユーザは、既存の高精度の測量済の3次元絶対位置データ(例えば、WGS-84座標値)が入手できる場合、補正必要区間において撮影された様々な地物の中から、補正後の最大推定誤差が許容範囲内になるような距離間隔で複数の補正点(補正のために基準点として使用される地物)を選定し(補正点間の距離間隔が小さいほど補正後の最大推定誤差が小さくなる)、それら補正点の既存の高精度の3次元絶対値位置データ(例えば、WGS-84座標値)を入手する。或いは、既存の測量済み絶対位置データが入手できない場合、ユーザは、補正点を選定した後、本システムとは別の測量システム(例えばトータルステーション等)を用いて補正点の測量を行って、補正点の高精度の3次元絶対値位置データ(例えば、WGS-84座標値)を取得する。その後、ユーザは、上記のように得た補正点の高精度の3次元絶対値位置データ(以下、「補正点基準絶対位置データ」という)30を、表示・入力・補正制御部14に入力する(キーボードなどからタイプ入力してもよいし、或いは、データ解析システム2がもつ上記記憶装置に予め格納しておいて、そこから表示・入力・補正制御部14に読み込ませてもよい)とともに、その補正点がどの地物であるかを表す補正点指定データ31も、表示・入力・補正制御部14に入力する。
表示・入力・補正制御部14に補正点基準絶対位置データ30と補正点指定データ31を入力するための具体的な方法には、様々なものが採用できるが、そのうちの一つの入力方法の例を、図3に示すGUI画面を参照して説明する。
表示・入力・補正制御部14は、データ解析システム2に備えられたディスプレイ装置に、図3に例示するようなGUI画面40を表示する。このGUI画面40上には、撮影画像ボックス41、測定値ボックス43、基準値ボックス43、基準値入力ボタン44及び補正開始ボックス45などがある。表示・入力・補正制御部14は、図2に示した記憶されている輝度画像データ26A〜26Iの中から、補正必要区間に撮影された一本の輝度画像データ(例えば、ステレオビジョンカメラ7中の所定の一つの単眼ビデオカメラ(基準カメラ)で撮影された輝度画像データ26A)を入力して、入力された一本の輝度画像データ(動画像データ)26Aに含まれる多数のフレーム画像(瞬時瞬時の静止画像データ)の各々を、ユーザの指示に従って選択的に、図3に示したGUI画面40の撮影画像ボックス41に表示することができる。ユーザは表示・入力・補正制御部14に指示して、上述した補正点が撮影されているフレーム画像を選んで撮影画像ボックス41に表示させる。表示・入力・補正制御部14は、撮影画像ボックス41上にカーソル46も表示する。ユーザは、データ解析システム2に備えられたマウスなどのポインティングデバイスを操作することで、表示画像中の補正点に該当する地物をカーソルで指し、所定の確定操作(例えばマウスのダブルクリック)を行うことで、カーソル46が指す地物(図3の例では、道路標識の設置点)が補正点であるという指定(つまり、図2に示した補正点指定データ31)を表示・入力・補正制御部14に入力する。表示・入力・補正制御部14は、指定された補正点の相対位置データ(すなわち、表示画像中のカーソル46が指すピクセルがもつ相対位置データ)に基づいて演算された補正点の絶対位置データを、図2に示した記憶されている地物測定絶対値データ29中から抽出し、抽出された補正点の絶対位置データ(例えば、緯度、経度、楕円体高、及び推定精度)を、図3に示した測定値ボックス42に表示する。次に、ユーザは、指定された補正点の補正点基準絶対位置データ30(例えば、緯度、経度及び楕円体高)を、図3に示した基準値ボックス43に、例えばタイプ入力の方法でエントリし、そして、基準値入力ボタン44を押す。これにより、基準値ボックス43にエントリされた補正点基準絶対位置データ30が表示・入力・補正制御部14に入力される。ユーザは、以上の方法で、全ての補正点の補正点基準絶対位置データ30及び補正点指定データ31を入力する。その後、ユーザが図3に示した補正開始ボタン45を押すと、表示・入力・補正制御部14は、全ての補正点の補正点基準絶対位置データ30及び補正点指定データ31の入力が終わったと判断する。
再び図2を参照する。全ての補正点の補正点基準絶対位置データ30及び補正点指定データ31の入力が終わったと判断すると、表示・入力・補正制御部14は自動的に、次の処理を行う。すなわち、表示・入力・補正制御部14は、入力された全ての補正点の補正点指定データ31に基づいて、記憶されている地物3次元画像データ27から全ての補正点の相対位置データを入力する。そして、表示・入力・補正制御部14は、全ての補正点の相対位置データと補正点基準絶対位置データ30のペア(以下、「補正点相対位置/基準絶対位置データ」という)32を車両軌跡補正部15に出力する。
車両軌跡補正部15は、表示・入力・補正制御部14から入力された全ての補正点の補正点相対位置/基準絶対位置データ32に基づいて、補正必要区間における補正された車両軌跡データ(以下、「補正区間補正車両軌跡データ」という)33を演算する。この演算について、図4に示した車両軌跡補正部15の機能構成を参照して説明する。
図4に示すように、車両軌跡補正部15は、補正車両絶対位置演算部51と補正データ演算部52を有する。
補正車両絶対位置演算部51は、各補正点の相対位置データ54と基準絶対位置データ66(つまり、図2に示した補正点相対位置/基準絶対位置データ32)に基づいて、補正必要区間における各補正点の相対位置データ54の演算元となったフレーム画像を撮影した時点での車両(相対座標原点)の補正された3次元位置データ(以下、「補正車両絶対位置データ」という)55を演算するものである。すなわち、図4に示すように、補正車両絶対位置演算部51は、或る一つの補正点(以下「第1補正点」という)の相対位置データ54と基準絶対位置データ66を入力する(これらのデータは図2に示したように表示・入力・補正制御部14から入力されるが、そのことは図4では図示省略してある)。また、補正車両絶対位置演算部51は、記憶されている車両軌跡データ25の中から、上記第1補正点の相対位置データ54の演算元となったフレーム画像の撮影時点(すなわち、図3に示したGUI画面40で第1補正点を指定する際に表示したフレーム画像の撮影時点であり、以下、「相対位置データ54の取得時点」という)における車両(相対座標原点)の3次元絶対姿勢データ(例えば、ローリング、ピッチ及びヘディング)53を入力する。ここで、3次元絶対姿勢データ53は、図2に示した慣性センサデータ22等に基づく自立航法演算によって得られたものであるが、自立航法演算によって得られる車両の絶対位置データに比較すれば、格段にドリフトが小さいので、GPS電波不良状態が非常に長く続く場合又は慣性センサ5(図1)の精度があまり良くない場合を除けば、これを信頼することができる。
さて、補正車両絶対位置演算部51は、入力した第1補正点の相対位置データ54と基準絶対位置データ66、及び相対位置データ54の取得時点における車両(相対座標原点)の3次元絶対姿勢データ53に基づいて、図2に示した座標変換部13が行った座標変換演算手法とは逆の関係になる座標変換演算手法を用いて、上記相対位置データ54の取得時点における車両(相対座標原点)の補正車両絶対位置データ55を演算する。同様の演算が、第1補正点だけでなく全ての補正点について行われ、補正必要区間内における全ての補正点の相対位置データ54の取得時点での補正車両絶対位置データ55が求まる。
こうして求まった補正車両絶対位置データ55は、補正必要区間に離散的に散在する複数の特定時点での車両(相対座標原点)の絶対位置を表したものである。補正車両軌跡演算部52は、これら離散的な特定時点での補正車両絶対位置データ55に基づいて、補正必要区間における車両軌跡データ25を補正する。この補正方法には種々のものが採用することができるが、一つの簡単な方法は、補正必要区間において測定された車両軌跡データ(特に、車両の3次元絶対位置データ)25の誤差が、補正必要区間における経過時間、走行距離及び/又は車両姿勢の累積変位量の増加に伴って(例えば、経過時間又は走行距離に対してリニアに)増加していくという仮定の下で、その誤差値を演算してこれを車両軌跡補正データ33として、補正必要区間の車両軌跡データ25に誤差を補償するように適用することで、車両軌跡データ25を補正するというものである。すなわち、補正必要区間における離散的な複数の特定時点での補正車両絶対位置データ55と、記憶されている車両軌跡データ25中の同じ複数の特定時点での車両絶対位置データとの差(誤差値)をそれぞれ演算し、そして、隣接し合うペアの特定時点での誤差値の違いを、そのペアの特定時点間における経過時間、走行距離及び/又は姿勢データの累積変位量(これらは、車両軌跡データ25中の速度データや姿勢データから演算することができる)に応じて例えばリニアに配分する(すなわちペアの特定時点の誤差を用いた補完演算を行う)。これにより、上記ペアの特定時点間の全ての時点における誤差値が求まる。このような補完演算を、補正必要区間内の全てのペアの特定時点に関して行うことにより、補正区間の全時点における車両軌跡データ(特に、3次元位置データ)25の誤差値が求まる。この誤差値を車両軌跡補正データ33として、記憶されている補正必要区間の車両軌跡データ(特に、3次元位置データ)25に加算(又は減算)することで、補正必要区間の車両軌跡データ(特に、3次元位置データ)25が補正される。
再び図2を参照する。上述のようにして補正された車両軌跡データ25を用いて座標変換部13により座標変換を再度行うことにより、補正された高精度の地物測定絶対位置データ29を得ることができる。
以上のような補正方式において、補正点の距離間隔は、搭載する慣性センサの精度、位置測定許容誤差、車両の走行速度等に応じて選ばれることになる。仮に、次の条件(1)〜(3)、
(1) 位置測定許容誤差:25cm、
(2) 車両の走行速度:40km/h、
(3) 慣性センサの精度:GPSを併用しない状況で40Km/hで走行して位置誤差が25cmなるまでの時間が約30秒、
の下で、補正点の適当な距離間隔を概算すると、約333メートルとなる。従って、仮に1kmの長さの補正必要区間について、3ないし4箇所の補正点を指定すればよい。
さて、上述した補正方式(図2及び図4)においては、車両軌跡データ25の補正を行うために、慣性センサデータ22に基づき演算された車両姿勢データを用いている。しかし、前述したように、GPSデータが利用不可能な期間が非常に長く続いた場合や、慣性センサの精度があまり良くない場合には、慣性センサデータ22に基づく車両姿勢データは使用しないほうが好ましい。そこで、図5と図6にそれぞれ、慣性センサデータ22に基づく車両姿勢データを使用せずに車両軌跡データを補正する方式を採用した車両軌跡補正部の機能構成例を示す。
図5に示す車両軌跡補正部115は、同一のフレーム画像中に3箇所以上の補正点が撮影されている場合に使うことができるものである。
すなわち、図5に示す車両軌跡補正部115の補正車両絶対位置・姿勢演算部61は、図3に例示したようなGUI画面40に表示された或る一つのフレーム画像上で少なくとも3箇所の補正点がユーザによって指定された場合に、それら指定された少なくとも3箇所の補正点(以下、「第1補正点」、「第2補正点」及び「第3補正点」という)の相対位置データ63A、63B、63Cと基準絶対位置54A、54B、54Cを入力する。そして、補正車両絶対位置・姿勢演算部61は、入力された第1、第2及び第3補正点の相対位置データ63A、63B、63Cと基準絶対位置54A、54B、54Cに基づいて、第1、第2及び第3補正点の相対位置データ63A、63B、63Cの演算元となったフレーム画像(すなわち、図3に例示したようなGUI画面40で第1、第2及び第3補正点を指定する際に表示されていたフレーム画像)を撮影した時点における車両(相対座標原点)の補正された3次元絶対位置データと3次元絶対姿勢データ(以下、これらを纏めて「補正車両絶対位置/姿勢データ」65という)を演算する。補正必要区間において撮影された他の複数のフレーム画像においても、上記のようにして1フレーム画像当たり少なくとも3箇所の補正点が指定されて、それに基づき上記の演算が行われることで、補正必要区間における離散的な複数の特定時点での補正車両絶対位置/姿勢データ65が求まる。
この車両軌跡補正部115の補正データ演算部62は、上記のようにして求まった離散的な複数の特定時点での補正車両絶対位置/姿勢データ65を用いて、図4に示した補正データ演算部15と同様の演算処理を行うことで(但し、車両の3次元姿勢データには、上記の演算結果を用い、記憶されている車両軌跡データ25中の3次元姿勢データは用いない)、車両軌跡補正データ33を演算して、これを用いて記憶されている車両軌跡データ25を補正する。
図6に示す車両軌跡補正部215は、バンドル法を用いて車両の3次元絶対位置と3次元絶対姿勢を求めるもので、同一のフレーム画像中に4箇所以上の補正点が撮影されている場合に使うことができるものである。
すなわち、図6に示す車両軌跡補正部215の補正車両絶対位置・姿勢演算部71は、図3に例示したようなGUI画面40に表示された或る一つのフレーム画像上で少なくとも4箇所の補正点がユーザによって指定された場合に、それら指定された少なくとも4箇所の補正点(以下、「第1補正点」、「第2補正点」「第3補正点」及び「第4補正点」という)の当該フレーム画像内での2次元ピクセル位置データ(以下、「画像内位置データ」という)73A、73B、73C、73Dと基準絶対位置54A、54B、54C、54Dを入力する。そして、補正車両絶対位置・姿勢演算部61は、入力された第1、第2、第3及び第4補正点の相対位置データ73A、73B、73C、73Dと基準絶対位置54A、54B、54C、54Dに基づいて、バンドル法を用いて、第1、第2、第3及び第4補正点の画像内位置データ63A、63B、63Cの演算元となったフレーム画像(すなわち、図3に例示したようなGUI画面40で第1、第2、第3及び第4補正点を指定する際に表示されていたフレーム画像)を撮影した時点における車両(相対座標原点)の補正された3次元絶対位置データと3次元絶対姿勢データ(以下、これらを纏めて「補正車両絶対位置/姿勢データ」75という)を演算する。補正必要区間で撮影された他の複数のフレーム画像においても、上記のようにして1フレーム画像当たり少なくとも4箇所の補正点が指定されて、それに基づき上記の演算が行われることで、補正必要区間における離散的な複数の特定時点での補正車両絶対位置/姿勢データ75が求まる。
この車両軌跡補正部215の補正データ演算部72は、上記のようにして求まった離散的な複数の特定時点での補正車両絶対位置/姿勢データ75を用いて、図5に示した補正データ演算部65と同様の演算処理を行うことで車両軌跡補正データ33を演算して、これを用いて記憶されている車両軌跡データ25を補正する。
さて、以上説明した実施形態では、図2を参照して述べたとおり、既に算出された車両軌跡データ25に対して直接的に補正が行われる。しかし、別法として、車両軌跡データを演算するための演算式(特に自立航法の演算式)を補正して最適化することによって、最適化された車両軌跡データを出力するようにしてもよい。図7は、このような最適化を行うようにしたデータ解析システムの変形例の機能的な構成を示す。なお、図7において、上述した図2に示した要素と実質的に同じ機能又は意味をもつ要素は、図2で用いたと同じ参照番号を付して、重複した説明を省略する。
図7に示すように、このデータ解析システム302の車両軌跡演算部311では、カルマンフィルタ405を用いて、出力される車両軌跡データ325の最適推定が行われている。すなわち、車両軌跡演算部311では、自立航法部401によって、慣性センサデータ22や走行距離データ23等に基づき、車両の3次元絶対位置データ、絶対姿勢データ及び速度データが演算される。また、GPS部402によって、GPSデータ21に基づき、車両の3次元絶対位置データ及び速度データが演算される。そして、自立航法部401によって演算された車両の絶対位置データ403と、GPS部402によって演算された車両の絶対位置データ404とがカルマンフィルタ405に入力される。カルマンフィルタ405は、入力された自立航法車両絶対位置データ403とGPS車両絶対位置データ404とに基づいて、自立航法車両絶対位置データ403の推定誤差406を演算して、演算された推定誤差406を自立航法補正データ演算部407に渡す。自立航法補正データ演算部407は、その推定誤差406に基づいて、カルマンフィルタ405のフィルタパラメータを補正するためのフィルタ補正データ408を生成してカルマンフィルタ405にフィードバックするとともに、自立航法部401の演算式を補正するための自立航法補正データ409を生成して航法演算式補正部410に送る。航法演算式補正部410は、自立航法補正データ409に基づいて、自立航法部401が用いている演算式を補正する。
また、GPS車両絶対位置データ404が利用できない補正必要区間においては、車両軌跡補正部15によって演算された車両軌跡補正データ33(すなわち、自立航法車両絶対位置データ403の誤差値に応じたデータ)をカルマンフィルタ405に入力する。カルマンフィルタ405では、この車両軌跡補正データ33を用いて、自立航法車両絶対位置データ403の推定誤差406が演算される。そして、この推定誤差406に基づいて、上述したようにして、自立航法部401の演算式が補正される。
従って、自立航法部401は、常に補正された演算式を用いて、最適推定された車両の3次元絶対位置データ、絶対姿勢データ及び速度データを演算することになる。制御部411は、自立航法部401からの車両の3次元絶対位置データ、絶対姿勢データ及び速度データと、GPS部402からの車両の3次元絶対位置データ及び速度データとに基づいて、最適化された車両軌跡データ(3次元絶対位置データ、絶対姿勢データ、速度データ及びそれらの推定精度など)325を生成して出力する。この最適化された車両軌跡データ325を用いて、座標変換部13は、地物測定絶対位置データ29を高精度に算出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
例えば、上述した実施形態において、さらに、車高センサによって測定された車両(相対座標原点)と道路面との間の間隔(車高データ24)と、車両軌跡演算部11(又は311)によって演算された車両(相対座標原点)の3次元絶対座標とに基づいて、道路面の絶対プロファイルを更に演算する機能を加えても良い。
また、対象点の3次元相対位置データを求める方法には、ステレオビジョンカメラを用いる方法以外に、様々な方法を採用することができる。例えば、一つの単眼カメラを用いて、移動中に単眼カメラで撮影した動画像データに含まれる異なる撮影時点(つまり、異なる撮影位置)のフレーム画像をステレオ処理することにより、対象点の3次元相対位置データを演算するようにしてもよい。或いは、異なる位置に配置された複数のラインセンサカメラで撮影したライン画像データをステレオ処理して、対象点の3次元相対位置データを演算するようにしてもよい。或いは、レーザレンジファインダを用いて、変調したレーザビームで対象領域をスキャンすることにより、対象領域内の対象点の3次元相対位置データを演算するようにしてもよい。或いは、レーザレンジファインダによる測定データとカメラによる撮影画像とをマッチングすることにより、対象点の3次元相対位置データを演算するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、GPSと自立航法の双方を用いて測量主体の3次元絶対座標データを取得しているが、変形例として、GPSを用いず自立航法のみで測量主体の3次元絶対座標データを取得して、それを本発明に従って基準点のデータに基づき補正するようにしてもよい。その場合、移動経路の実質的に全ての区間が上述した補正必要区間となることになる。
本発明に従う測量システムの一実施形態の概略的な全体構成を示すブロック図。 データ解析システム2の機能的な構成を示すブロック図。 表示・入力・補正制御部14が表示するGUI画面の例を示す図。 車両軌跡補正部15の機能構成を示したブロック図。 車両軌跡補正部の変形例115の機能構成を示したブロック図。 車両軌跡補正部の別の変形例215の機能構成を示したブロック図。 データ解析システムの変形例302の機能的な構成を示すブロック図。
符号の説明
1 データ収集システム
2、302 データ解析システム
3 車両
4 GPS受信機
5 慣性センサ
6 走行距離計
7 3次元画像データ収集装置(ステレオビジョンカメラ)
8 車高センサ
9 データ記録装置
11、311 車両軌跡演算部
12 3次元画像演算部
13 座標変換部
14 表示・入力・補正制御部
15、115、215 車両軌跡補正部
40 GUI画面
51 補正車両絶対位置演算部
52、62、72 補正データ演算部
61、71 補正車両絶対位置・姿勢演算部
401 自立航法部
405 カルマンフィルタ
407 自立航法補正データ演算部
410 自立航法演算式補正部

Claims (7)

  1. 移動可能な測量主体(3)の絶対位置データ及び絶対姿勢データ(25)をGPSと自立航法の一方又は双方を用いて演算し、且つ、前記測量主体(3)から見た複数の対象点の相対位置データ(27)を演算し、演算された前記測量主体(3)の絶対位置データ及び絶対姿勢データ(25)と前記複数の対象点の相対位置データ(27)とに基づいて、前記複数の対象点の絶対位置データ(29)を演算する測量システムにおいて、
    前記測量主体の移動経路中の一部又は全部の区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ(25)又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式(401)を、所定の基準データ(30)に基づいて補正する補正手段(15、115、215、311)を備えた測量システム。
  2. 前記補正手段(15、115、215、311)が、
    前記区間において測定対象となった複数の対象点の中から一部の対象点を補正点として選定する補正点選定手段(31)と、
    選定された前記補正点の基準絶対位置データ(30)を入力する基準絶対位置入力手段と、
    入力された前記補正点の基準絶対位置(30)に基づいて、前記区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式を補正する補正演算手段(51〜52、61〜62、71〜72、405〜410)とを有する請求項1記載の測量システム。
  3. 前記補正演算手段(51〜52)が、入力された前記補正点の基準絶対位置データ(66)と、前記区間において測定された前記補正点の相対位置データ(54)と、前記区間において測定された前記測量主体の絶対姿勢データ(53)とに基づいて、前記区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式を補正する請求項2記載の測量システム。
  4. 前記対象点の相対位置データ(27)を、前記測量主体から撮影した画像を用いたステレオ処理によって演算する場合であって、前記区間における特定時点で撮影された画像内に少なくとも3つの補正点が写っている場合において、
    前記補正演算手段(61〜62)が、前記少なくとも3つの補正点の基準絶対位置データ(54A〜54C)と、前記特定時点に撮影された画像を用いたステレオ処理により演算された前記少なくとも3つの複数の補正点の相対位置データ(63A〜63C)とに基づいて、前記区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式を補正する請求項2記載の測量システム。
  5. 前記測量主体が前記対象点の画像を撮影するようになっている場合であって、前記区間における特定時点で撮影された一つの画像内に少なくとも4つの補正点が写っている場合において、
    前記補正演算手段(71〜72)が、前記少なくとも4つの補正点の基準絶対位置データ(54A〜54D)と、前記特定時点で撮影された一つの画像内における前記少なくとも4つの補正点の2次元位置データ(73A〜73D)とに基づいて、前記区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式を補正する請求項2記載の測量システム。
  6. 前記測量主体の地表面からの高さデータを測定する高さ測定手段と、
    測定された前記高さデータと、前記測量主体の絶対位置データとに基づいて、前記移動経路における地表面の絶対プロファイルを演算する手段と
    を更に備えた請求項1記載の測量システム。
  7. 移動可能な測量主体(3)の絶対位置データ及び絶対姿勢データ(25)をGPSと自立航法の一方又は双方を用いて演算し、且つ、前記測量主体(3)から見た複数の対象点の相対位置データ(27)を演算し、演算された前記測量主体(3)の絶対位置データ及び絶対姿勢データ(25)と前記複数の対象点の相対位置データ(27)とに基づいて、前記複数の対象点の絶対位置データ(29)を演算する測量方法において、
    前記測量主体の移動経路中の一部又は全部の区間において前記自立航法により演算された前記測量主体の絶対位置データ(25)又は前記区間において用いられる前記自立航法の演算式(401)を、所定の基準データ(30)に基づいて補正するようにした測量方法。
JP2003295061A 2003-08-19 2003-08-19 位置誤差補正機能を持つ測量システム Expired - Fee Related JP4436632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003295061A JP4436632B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 位置誤差補正機能を持つ測量システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003295061A JP4436632B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 位置誤差補正機能を持つ測量システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005062083A true JP2005062083A (ja) 2005-03-10
JP4436632B2 JP4436632B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34371417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003295061A Expired - Fee Related JP4436632B2 (ja) 2003-08-19 2003-08-19 位置誤差補正機能を持つ測量システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4436632B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108043A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Xanavi Informatics Corp 位置測位装置、および位置測位方法
JP2007114142A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Asia Air Survey Co Ltd 路面標示自動計測システム、装置及び方法
JP2008014810A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Mitsubishi Precision Co Ltd 移動軌跡算出方法、移動軌跡算出装置及び地図データ生成方法
JP2008190874A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Toshiba Corp 測位装置、位置情報供給装置、および測位システム
JP2009103497A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Churyo Eng Kk 初期位置補正機能を有する単独gps測位による移動局の走行軌跡計測装置
JP2010151459A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出装置
JP2010179683A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Nishi Nippon Denki System Kk 測量装置、鉄道測量システム、測量プログラム、情報記憶媒体
JP2012242318A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Mitsubishi Electric Corp 位置補正データ生成装置、位置標定装置、ユーザインタフェース装置、位置補正データ生成装置の位置補正データ生成方法、位置標定装置の位置標定方法、ユーザインタフェース装置の情報処理方法、位置補正データ生成プログラム、位置標定プログラムおよびユーザインタフェースプログラム
JP5122693B1 (ja) * 2012-05-18 2013-01-16 エー・シー・エス株式会社 車載測量システム
WO2013069147A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社日立製作所 自律移動方法および自律移動装置
WO2014076844A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 株式会社日立製作所 自律移動システムおよび管制装置
KR20140078158A (ko) * 2012-12-17 2014-06-25 주식회사 만도 카메라를 이용한 추측항법 기반 네비게이션 시스템 및 그 제어방법
JP5555367B1 (ja) * 2013-11-18 2014-07-23 株式会社シーティーエス 締固め及び敷均し管理システム
WO2015015576A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 株式会社小松製作所 鉱山機械の管理システム及び管理方法
JP2015096824A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 アジア航測株式会社 計測点高付与システム、計測点高付与方法および計測点高付与プログラム
JP2016075079A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 鹿島道路株式会社 転圧機械
WO2018143625A1 (ko) * 2017-02-06 2018-08-09 주식회사 풍산에프앤에스 구조물의 정밀 계측 시스템 및 그 방법
WO2023026962A1 (ja) * 2021-08-27 2023-03-02 株式会社豊田自動織機 自律走行システム及び自律走行システムにおける方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62269008A (ja) * 1986-05-16 1987-11-21 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 路面形状計測装置
JPH11211473A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Komatsu Ltd 地形形状計測装置
JPH11271088A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Chubu Electric Power Co Inc 自動測量装置
JP2002031528A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Asia Air Survey Co Ltd モービルマッピング用空間情報生成装置
JP2002215236A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Komatsu Ltd 無人車両の走行制御装置
JP2004264182A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 移動体の位置計測方法及び装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62269008A (ja) * 1986-05-16 1987-11-21 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 路面形状計測装置
JPH11211473A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Komatsu Ltd 地形形状計測装置
JPH11271088A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Chubu Electric Power Co Inc 自動測量装置
JP2002031528A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Asia Air Survey Co Ltd モービルマッピング用空間情報生成装置
JP2002215236A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Komatsu Ltd 無人車両の走行制御装置
JP2004264182A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 移動体の位置計測方法及び装置

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108043A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Xanavi Informatics Corp 位置測位装置、および位置測位方法
JP2007114142A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Asia Air Survey Co Ltd 路面標示自動計測システム、装置及び方法
JP2008014810A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Mitsubishi Precision Co Ltd 移動軌跡算出方法、移動軌跡算出装置及び地図データ生成方法
JP2008190874A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Toshiba Corp 測位装置、位置情報供給装置、および測位システム
JP2009103497A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Churyo Eng Kk 初期位置補正機能を有する単独gps測位による移動局の走行軌跡計測装置
JP2010151459A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出装置
JP2010179683A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Nishi Nippon Denki System Kk 測量装置、鉄道測量システム、測量プログラム、情報記憶媒体
JP2012242318A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Mitsubishi Electric Corp 位置補正データ生成装置、位置標定装置、ユーザインタフェース装置、位置補正データ生成装置の位置補正データ生成方法、位置標定装置の位置標定方法、ユーザインタフェース装置の情報処理方法、位置補正データ生成プログラム、位置標定プログラムおよびユーザインタフェースプログラム
JPWO2013069147A1 (ja) * 2011-11-11 2015-04-02 株式会社日立製作所 自律移動方法および自律移動装置
WO2013069147A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社日立製作所 自律移動方法および自律移動装置
JP5122693B1 (ja) * 2012-05-18 2013-01-16 エー・シー・エス株式会社 車載測量システム
WO2013171912A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 エー・シー・エス株式会社 車載測量システム
JP5930346B2 (ja) * 2012-11-19 2016-06-08 株式会社日立製作所 自律移動システムおよび管制装置
WO2014076844A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 株式会社日立製作所 自律移動システムおよび管制装置
KR101628427B1 (ko) * 2012-12-17 2016-06-08 주식회사 만도 카메라를 이용한 추측항법 기반 네비게이션 시스템 및 그 제어방법
KR20140078158A (ko) * 2012-12-17 2014-06-25 주식회사 만도 카메라를 이용한 추측항법 기반 네비게이션 시스템 및 그 제어방법
US10025313B2 (en) 2013-07-30 2018-07-17 Komatsu Ltd. Management system and management method of mining machine
JP5714129B1 (ja) * 2013-07-30 2015-05-07 株式会社小松製作所 鉱山機械の管理システム及び管理方法
CN104541217A (zh) * 2013-07-30 2015-04-22 株式会社小松制作所 矿山机械的管理系统以及管理方法
WO2015015576A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 株式会社小松製作所 鉱山機械の管理システム及び管理方法
JP2015096824A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 アジア航測株式会社 計測点高付与システム、計測点高付与方法および計測点高付与プログラム
JP5555367B1 (ja) * 2013-11-18 2014-07-23 株式会社シーティーエス 締固め及び敷均し管理システム
JP2016075079A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 鹿島道路株式会社 転圧機械
WO2018143625A1 (ko) * 2017-02-06 2018-08-09 주식회사 풍산에프앤에스 구조물의 정밀 계측 시스템 및 그 방법
CN110325833A (zh) * 2017-02-06 2019-10-11 丰山Fns株式会社 用于精确测量结构的系统及其方法
US10508970B2 (en) 2017-02-06 2019-12-17 Poongsan Fns Corporation System for precision measurement of structure and method therefor
CN110325833B (zh) * 2017-02-06 2021-06-25 丰山Fns株式会社 用于精确测量结构的系统及其方法
WO2023026962A1 (ja) * 2021-08-27 2023-03-02 株式会社豊田自動織機 自律走行システム及び自律走行システムにおける方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4436632B2 (ja) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11477374B2 (en) Three dimensional image capture system for imaging building facades using a digital camera, a near-infrared camera, and laser range finder
JP4436632B2 (ja) 位置誤差補正機能を持つ測量システム
JP6694395B2 (ja) デジタル地図に対する位置を決定する方法およびシステム
EP2132530B1 (en) System and method for position determination
EP2133662B1 (en) Methods and system of navigation using terrain features
US8494225B2 (en) Navigation method and aparatus
JP5610870B2 (ja) 無人走行車両の誘導装置及び無人走行車両の誘導方法
Kukko et al. Road environment mapping system of the Finnish Geodetic Institute-FGI ROAMER
CN104380137A (zh) 通过图像辅助的角度确定功能来间接测距的方法和手持测距设备
JP2019074532A (ja) Slamデータに実寸法を付与する方法とそれを用いた位置測定
EA024891B1 (ru) Устройство измерения скорости и положения транспортного средства, перемещающегося вдоль направляющего пути, способ и соответствующий компьютерный программный продукт
JP6178704B2 (ja) 計測点高付与システム、計測点高付与方法および計測点高付与プログラム
JPWO2020039937A1 (ja) 位置座標推定装置、位置座標推定方法およびプログラム
JP4077385B2 (ja) 画像処理を用いたグローバル座標取得装置
JP2018146524A (ja) 測量システム
JP4986883B2 (ja) 標定装置、標定方法および標定プログラム
JP6135972B2 (ja) 標定方法、標定プログラム、及び標定装置
KR101319526B1 (ko) 이동 로봇을 이용하여 목표물의 위치 정보를 제공하기 위한 방법
KR100797391B1 (ko) 카메라의 위치 및 자세 정보 보정 방법 및 장치
KR100901312B1 (ko) 자율이동플랫폼의 지형데이터 생성 장치, 이를 구비하는 자율이동플랫폼 및 자율이동플랫폼의 지형데이터 생성 방법
US8244431B2 (en) Determining velocity using multiple sensors
JP6773473B2 (ja) 測量情報管理装置および測量情報管理方法
KR101409802B1 (ko) 3차원 3d 스캐너를 활용한 최적의 공간정보 분석 시스템
CN111623821B (zh) 隧道钻孔方向的检测、偏差检测、钻孔位置确定的方法
Tamimi et al. Performance Assessment of a Mini Mobile Mapping System: Iphone 14 pro Installed on a e-Scooter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090602

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees