JPS62269008A - 路面形状計測装置 - Google Patents

路面形状計測装置

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Publication number
JPS62269008A
JPS62269008A JP11324486A JP11324486A JPS62269008A JP S62269008 A JPS62269008 A JP S62269008A JP 11324486 A JP11324486 A JP 11324486A JP 11324486 A JP11324486 A JP 11324486A JP S62269008 A JPS62269008 A JP S62269008A
Authority
JP
Japan
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road surface
vehicle body
distance
light
acceleration
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Pending
Application number
JP11324486A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Maeda
光俊 前田
Satoshi Sugiyama
杉山 聰
Shunichi Doi
俊一 土居
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Priority to JP11324486A priority Critical patent/JPS62269008A/ja
Publication of JPS62269008A publication Critical patent/JPS62269008A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車体と計測路面との距離を計測することによ
り、計測路面の形状を測定する路面形状計測装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、路面と車体との相対距離を測定する非接触センサ
としては、レーザ等の電磁波や音波を利用しているもの
がある。
レーザを利用した非接触センサは、音波を利用したセン
サの欠点である拡がりを押さえ、レンズによって細くビ
ームを絞り込むことによって、正確な測定ができろ利点
がある。
従来のレーザ利用の路面と車体との相対距離を測定する
方法としては、三角測量法が知られている(特開昭60
−135713号公報)。
第9図および第1O図によりその従来の三角測量法につ
いて説明する。
レーザlotより出されたレーザ光は、コリメートレン
ズ!02によって平行光とされ、路面105に投射され
る。路面105で拡散反射された光はある角度θて配置
された受光レンズ!03で集光され、光センサ104上
に結像される。ここで光センサ104は、受光レンズ!
03の受光軸に対して垂直に配置され、路面と車体の測
定中心距1[Lで受光レンズ103の焦点合わせが行わ
れている。
ここで、路面と車体との測定中心距mLがΔしたけ変化
すると、光センサ104上での光スポットは、ΔLに対
応して移動する。その光スポットはある大きさを持つも
のであるため、正確な測定をするためには、そのスポッ
トの中心位置を求める必要がある。しかし、前述のよう
に光センサが受光レンズ103の光軸と垂直に配置され
ている場合、路面105の変化によって移動するスポッ
トは、焦点合わせされた路面と車体との測定中心距離り
の位置では、スポットの径が小さいので、第10図のA
で示すように明瞭で、S/Nの良い信号が得られ、その
光スポットの中心も明瞭である。このような明瞭な光ス
ポットが得られる位置は、路面+05と車体との距離が
Lの時だけで、それ以外の距離関係にある時は、同図の
B、Cに示すように受光レンズ+03によって集光され
る光スポットは、拡がりを持ちいわゆるピンボケの状態
となる。このピンボケの状態は、第9図における焦点位
置を示す点イ、口、ハでわかるように、路面と車体とが
測定中心距離りにある時は、光センサ104上に焦点位
置口があり、ピントは合った状態である。
しかし、路面と車体との距離がL±ΔLどなった時は、
焦点位置イ、ハは焦点位置口を中心として前後に移動す
る。
すなわち、距離がL+ΔLとなった時は、光センサ10
4に到達する前に焦点位置イがあり、焦点位置イ以後の
光スポットは拡がり、光センサ104上に到達する。
一方、距離がL−ΔLどなった時は、光センサ104よ
り後に焦点位置ハがあり、焦点が合う前の状態で、光セ
ンサに到達し、この状態も光スポットは拡がっている。
これらの状態は第10図のB、Cで示す状態であり、光
スポットが拡がるとともにその光の強さのピークも下が
りS/Nの悪い状態となっている。
従って、その光スポットの中心位置を求めることは、距
!fLの時に比べて困難となり、測定誤差が大きくなる
。すなわち、従来の三角測定法におけろ受光レンズ!0
3の受光軸と光センサ【04との位置関係では、路面と
車体との相対距離を正確に測定するには至っていなかっ
た。
また、従来の路面形状測定において路面と車体の相対距
離は、車体自身の上下振動を含んだ測定であるため、車
体の上下振動を加速度センサて、車体の上下振動加速度
を検出し、その振動加速度より車体の絶対変位を演算し
、前記路面と車体の相対変位出力より逐次差し引くとい
う方法がとられている、ここて、車体の上下撮動加速度
より車体の絶対変位を演算する方式において、車体の加
速度信号は、加速度センサのドリフトを含んだ信号であ
る。具体的には、加速度センサのドリフトは低周波成分
であることから、このドリフト成分を除去するため電気
的バイパスフィルタを設置することが知られている。し
かし、車体の上下加速度信号には、加速度センサのドリ
フト成分以外に、路面形状に直接起因しない成分、例え
ば、車両揺動の高調波振動、車両ばね下振動の共振周波
数成分等が含まれている。しかも、これらの成分は、車
速によって変化する。
従って、バイパスフィルタを通過した電気信号だけでは
、路面形状に沿った車体の上下加速度信号成分のみを抽
出しておらず、多くの誤差を含んでいた。
従って、従来のフィルタによる路面凹凸による振動分抽
出では、正確な路面凹凸による車体の絶対変位を捉え、
正確な路面形状を測定することは困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、路面形状計ll11装置における上述のよう
な従来の技術の問題点を解決し、計測路面の形状を正確
に計測することを目的とするものである。
すなわち、本発明は、路面形状計測装置において、車体
と計測路面までの距離に対応する光点位置を検出する光
点位置検出手段の投射したレーザ光の計測路面からの反
射光が、車体と計11n面の距離が測定中心距離からず
れた時に、光センサ上に焦点を結ばず、いわゆるピンボ
ケの状態となり正確には距離測定ができないという従来
技術の前記問題点を解決することを第1の目的とするも
のである。
また、本発明は、路面形状計測装置における信号処理部
において、検出加速度信号に含まれる路面形状に起因し
ない振動成分を十分に除去できないため測定に誤差を生
じ正確な路面形状の計測がでないという前記従来技術の
問題点を解決することを第2の目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達するための本発明の路面形状計測装置は、
第1図に示すように、計測路面に対してレーザ光を投光
するレーザ投光器l、と、計測路面で反射したレーザ光
を受光する受光レンズ12と、測定範囲内において計測
路面と車体との距離変化に応じて変化する前記受光レン
ズ12の各結像位置を包含する結像面上に配置するとと
もに、レーザ投光器11の投光軸に対して直交関係に配
置した一次元アレイセンサ13とから成り、三角+11
 il可能に車体の適宜箇所に配置して、車体の計測路
面までの距離に対応する光点位置を検出する光点位置検
出手段lと;光点位置検出手段lの近傍の車体に配置し
て、走行中の車体の上下加速度を検出する加速度検出手
段2と;車体の走行距離を検出する走行距離検出手段3
と;加速度検出手段2から出力される加速度信号中に含
まれるノイズに起因する加速度成分を遮断し、路面形状
に対応する加速度信号を抽出するフィルタ41と、フィ
ルタ41が出力する加速度信号を積分して車体の上下変
位を演算する車体変位演算手段42と、光点位置検出手
段1から出力される光点位置信号に基づき計測路面まで
の距離を演算する距離演算手段43と、距離演算手段4
3から出力される距離信号から、車体変位演算手段42
から出力される車体変位信号を減算する減算手段44と
、この減算出力と走行距離検出手段3からの走行距離信
号とに基づき走行距離を含んだ路面形状信号を出力する
形状演算手段41とから成る信号処理手段4:とから成
り、計測路面の形状に応じて光点位置を検出することに
より、計測路面の形状を正確に計測するようにしたこと
を特徴とするものである。
(作用) 光点位置検出手段lにおいて、レーザ投光器11は計測
路面に対してレーザ光を投光し、受光レンズ12は計測
路面で反射したレーザ光を受光し、−次元アレイセンサ
133上に結像させろ。−次元アレイセンサ12は、測
定範囲内において計測路面と車体との距離変化に応じて
変化する前記受光レンズ12の各結像位置を包含する結
像面上に配置するとともに、レーザ投光器11と投光軸
に対して直交関係に配置されおり、従って、測定路面と
車体との距離変化により光点位置が変化した際にも常に
一次元アレイセンサ13上に最小のスポット径で結像す
る。−次元アレイセンサ13て検出した光点位置信号は
距離演算手段43へ出力され、距離演算手段43はその
光点位置信号に基づき計i11路面までの距離を演算し
、距離信号を減算手段44に出力する。
加速度検出手段2は、光点位置検出手段1の近傍に配置
され、走行中の上下加速度を検出し、フィルタ41に出
力する。
フィルタ41は、加速度検出手段2から出力される加速
度信号中に含まれるノイズに起因する加速度成分(加速
度センサのドリフト成分以外の、路面形状に直接起因し
ない成分、例えば、車両撮動の高調波振動、車両ばね下
振動の共振周波数成分等)を遮断し、路面形状に対応す
る加速度信号のみを抽出し、車体変位演算手段42に出
力する。
走行距離検出手段3は、プロペラシャフトの回転数等を
検出することにより走行距離を検出し、検出した走行距
離信号を形状演算手段45に出力する。
減算手段44は、距離演算手段43から出力される距離
信号から、車体変位演算手段42から出力される車体変
位信号を減算し、正確な路面凹凸を表す信号を形状演算
手段4Sに出力する。
形状演算手段4−1は、この減算出力と走行距離検出手
段3からの走行路I11信号とに基づき走行距離を含ん
だ路面形状信号を出力する。
(発明の効果) 測定路面と車体との距離変化によって受光レンズで集光
されるビームスポット像は移動する。その移動するビー
ムスポット像は、その径が最小となる、いわゆる焦点位
置も受光レンズ、受光軸に対して前後に移動する。従来
は受光レンズの受光軸と直角に光点位置検出手段を配置
していたので、その光点位置検出手段の光センサ上での
ビームスポット像は、測定路面と車体との距離変化によ
って移動はするが、その径は最小とはならずいわゆるピ
ンボケの状態となり、光点位置検出において不正確とな
っていたことは前述のとおりである。
この従来の問題点を解決するため、本発明では、光点位
置検出手段の一次元アレイセンサを計測路面と車体との
距離変化に応じて変化する前記受光レンズ12の各結像
位置を包含する結像面上に配置したことにより、スポッ
ト像径にボケをなくし、全ての測距範囲にわたって像径
を一定にすることができる。また、−次元アレイセンサ
をレーザ投光軸に直交するように配置したことにより、
機械的な加工、組み付は基準を単純とし、機械的に振動
に対して強くすることができる。
従って、本発明によれは、光点位置検出手段による光点
位置の検出が正確となり、ひいては計測路面の形状を正
確に計測することができる。
また、本発明における信号処理手段4のフィルタ41は
、加速度センサのドリフト成分以外に、路面形状に直接
起因しない成分、例えば、車両撮動の高調波振動、車両
ばね下振動の共振周波数成分等の路面形状に直接起因し
ないノイズ成分を除去するようにしたので、正確な路面
凹凸による車体の絶対変位を捉えることができ、ひいて
は正確な路面形状を測定することができろ。
(実施態様) 第」三λヌJIJL 本発明の第1の実施態様は、本発明の前記基本構成にお
ける前記信号処理手段4のフィルタ41を遮断周波数を
可変にした可変フィルタで構成し、車体の速度に応じて
その遮断周波数を自動的に設定するようにしたことを特
徴とする。
具体的には、第6図に示すように、走行距離検出手段の
出力を車速信号に変換する車速演算手段46と、その車
速信号に基づきフィルタ41の遮断周波数を設定する遮
断周波数設定手段!↓7を備えている。
本発明のフィルタ41は、遮断用波数を固定にして実施
することができるが、測定の際に車速か変化する場合に
は、ノイズ成分の除去が十分てはない。すなわち、遮断
周波数を一定にすると、車速の変化に伴って生ずる、路
面形状に直接起因しない成分の周波数の変1ヒに十分に
対処しきれない。
遮断周波数を固定してしまうと、車速変化に伴う振動周
波数変化によって、その得られた振動体加速度は、路面
凹凸による振動だけでなく車両の持つ振動分を含んだり
、また逆に、路面凹凸による振動分を除去してしまうお
それがあり、常に振動モードを測定した時と同じ車速で
路面計測を行う必要がある。一般道路等を走行測定する
時に他の車の進行を妨げずに一定の車速で走行測定する
ことは、困難であり、車速変化はどうしても生じる。
従って、本実施態様のように、車速に応じてフィルタの
遮断周波数を最適となるよう制御することにより、車速
に変化がある場合でも、正確な路面凹凸による車体の絶
対変位を捉えることができ、正確な路面形状を測定する
ことができる。
本発明の第2の実施態様は、本発明の前記基本構成にお
ける前記信号処理手段4のフィルタ41を遮断周波数を
可変にした可変フィルタで構成し、車体の加速度に応じ
てその遮断周波数を自動的に設定するようにしたことを
特徴とする。
具体的には、第8図に示すように、加速度検出手段2の
出力する加速度信号に基づきフィルタ41の遮断周波数
を設定する遮断周波数設定手段47を伽えている。
第1の実施態様は前述のように可変のフィルタを用い最
適な遮断周波数を設定することにより正確な測定に寄与
できる効果は大きいものであるが、車速に対応する最適
な遮断周波数を測定車毎に測定し、ROM等に記憶させ
ておく必要があり、従って振動モードを測定した測定車
に限り測定が可能であり、測定車が自由に選べないとい
う点で若干不便である。
本第2の実施態様では、加速度検出手段2からの加速度
信号を周波数分析し、適正な遮断周波数を設定する遮断
周波数設定手段41を設けることにより、どのような測
定車を用いても正確な測定が可能となる利点がある。
(実施例) L匡iL 第1図は、本発明の実施例の路面形状測定装置を示すも
ので、光点位置検出手段1、加速度検出手段2、走行距
離検出手段3、および信号処理手段4を備えている。
光点位置検出手段1は、車体から計測路面までの距離を
対応する光点位置として検出する車高測定プローブであ
り、計測路面に対しレーザ光を投光するレーザ投光器1
1、計測路面で反射したレーザ光を受光する受光レンズ
12および測定範囲内において計測路面と車体との距離
変化に応じて変化する前記受光レンズ12の各結像位置
を包含する結像面上に配置するとともに、レーザ投光器
11の投光軸に対して直交関係に配置した一次元アレイ
センサ13等を有している。
第2図はこの車高測定プローブである光点位置検出手段
1の一例を示すものである。レーザ投光器liは、レー
ザ光を投射する半導体レーザ11と、そのレーザ光を平
行光とするコリメートレンズ12と、反射ミラー15と
、微調機構14゜16からなっており、投光用取り付は
プレート27に取り付けられている。半導体レーザ11
とコリメートレンズ12とは、ホルダー13に収納され
ており、これらの半導体レーザ11とコリメートレンズ
12の位置関係の微調は微調機構14で行う、平行光と
なったレーザ光は、レーザ光を投光用取り付はプレート
270面に垂直に投射させるよう微調機構16で微調さ
れた反射ミラー15で反射され測定路面29に投射され
る。
その測定路面29からの反射光を集光する受光レンズ1
2は、−次元プレイのイメージセンサ20に対しレーザ
投光軸が直角となるような関係で決められた受光角θで
、取り付はプレート28に取り付けられている。
一次元アレイセンサ13は一次元的に受光素子が配列さ
れたイメージセンサ20、wi調機構21゜22.23
.24、壺光フィルタ30等から成り、受光部取り付は
プレート28に取り付けられている。イメージセンサ2
0は、測定路面と車体との相対距離がとのような距離に
あっても、常にその上にピントが合うように、受光軸と
の傾きαを持たせて配置するとともに、前述のように機
械的に振動に対して強くするために投光軸と直交関係と
なるように配置されている。
このようにレーザ投光器が取り付けられた投光部取り付
はプレート27と、受光レンズ、アレイセンサ等が配置
された受光部取り付はプレート2Bは、ボルト25て一
体化される。一体化後に、−次元アレイセンサは微調機
構21322,23゜24によって正確な配置となるよ
う微調され固定される。
第3図は上記構成の本実施例における光点位置検出手段
l、の動作原理を説明するための図である。
半導体レーザ12より出射されたレーザ光は、コリメー
トレンズ12て平行光にされ、測定路面29に投射され
る。測定路面29よりの反射光は、受光レンズ12で集
光されイメージセンサ20に結像される。イメージセン
サ20は前述のように受光レンズ12の受光軸とは垂直
に配置せず、ある角度αで配置しである。また、イメー
ジセンサ20の面は、投光軸と垂直とし、観察角θと前
記角αとはα+θ=906の関係にある。
ここで、角度αは、受光レンズ焦点距fifと、測定中
心距1ItLと、観察角θとて決定されるものて、次、
に示すような関係にある。
ただし α=90’−〇 上記のような関係式を満足したとき、イメージセンサ2
0上の結像は、測定中心距離りが±Δ1−変化しても常
に焦点が合い、S/Nの良い信号を得ることができ、正
確な測定ができる。
イメージセンサ上の集光されたビームスポットの中心位
置を見つけ出しその位置を知ることによ    □り距
離測定を行う三角測定法では、従来のようにイメージセ
ンサ20′のように受光軸に垂直ここ配置したときには
、測定中心距At Lのときは、イメージセンサ20上
のb“点のみで焦点が合いS/Nの良い信号となるが、
±ΔLの変化があったときは第3図のal、CIのよう
に広がりを持って結像し、これは焦点が合っていす、い
わゆるボケの状態となる。
このボケの状態は、第4図に示すように光スポツト径は
広くまた光スポツト強度も低く、測定の目的である光ス
ポットの中心位置を見つけその位置を知るには不確定さ
を増すノイズとそのスポット径の広さによって正確な測
定ができない。
このような従来の欠点は、本実施例のイメージセンサ2
0の上記配置によれば、測定路面29がとの位置に変化
しても、イメージセンサ20上での光スポットは焦点が
合っており光スポツト径は小さく、またその強度も強く
との光スポットの中心位置も明確に判定できる。
加速度検出手段2すなわち加速度センサは、光点位置検
出手段1の中央近傍に配置されている。
光点位置検出手段1ては測定路面と車体の相対距離を測
定しているにすぎず、測定路面の凹凸によろ車体の撮動
による変位成分をも含んだものである。したがって、光
点位置検出手段の検出した信号に含まれる路面形状以外
の変位成分を除去するために、車体の上下振動成分を加
速度検出手段により検出する。そして、後述するように
、車体変位検出手段42において、検出した加速度を絶
対変位に変換する。これを、光点位置検出手段lの出力
信号に基づいて距離演算手段43により算出される車体
と測定路面との距離から、差し引くことにより正確な路
面形状を測定することができる。
加速度検出手段2により検出される上下振動加速度は、
測定路面凹凸による振動と車両自身が持っている路面凹
凸による振動周波数よりも高い共振周波数成分と、加速
度検出手段自身の低周波ドリフトをも含んだ加速度信号
であるので、車両の路面の凹凸のみによる振動分を抽出
する必要がある。
本実施例では、加速度検出手段2よりの上下振動加速度
より低周波成分と高周波成分を除去するために、フィル
タ41を用いろ。実験の結果によれば、Q、2I(z〜
3.75Hzのバンドパスフィルタを設定することによ
って、路面凹凸による振動加速度成分のみを良く抽出で
きることがわかった。
フィルタ4□の路面凹凸による振動加速度成分は車体変
位演算手段42に入力され、この車体変位演算手段42
において加速度信号を2目積分することによって、車体
の上下絶対変位を得て、これを減算手段44に出力する
減算手段44においては、前述のように距離演算手段4
3により得た車体と測定路面との距離を表わす信号にノ
イズとして含まれる車体自身の振動成分による変位を除
去して正確な距離を得るために、その距離を表わす信号
から車体変位演算手段42により得られた車体の上下絶
対変位を減算する。
走行距離検出手段3は、車両のプロペラシャフトより回
転力を受は同期して回転するスリットを設けた円盤のス
リット部を光学的に検知して走行速度および距離を得る
ための信号を得るよう構成されている。その具体的構成
を第5図に示す。
第5図(a)に示すように車両タイヤ31の回転は、プ
ロペラシャフト32で伝達され、そのプロペラシャフト
32の回転力を速度計たわみ軸33で走行距離計34へ
回転力を伝達する。
走行距離計34の内部は、第5図(C)に示すように、
速度計たわみ軸330回転力によって回転する回転軸3
7と、その回転軸37に取り付けられた円!135と、
検出光学系38から成っている0円盤35には、同図(
b)に示すように、スリット36が設けてあり、そのス
リット36の回転による通過を検出光学系38により検
知する。
検出光学系3日はLEDとフォトトランジスタで構成さ
れ、プロペラシャフト32の回転数の一定倍数の周波数
の電気信号とすることができる。ここで、プロペラシャ
フト320回転数の一定倍数としたのは回転数誤差を小
さくするためである。
このようにして得られた検出信号は、走行距離を表わす
走行距離信号に変換され、形状演算手段45に供給され
、減算手段44て得られた車体と測定路面の距離を表わ
す信号との対応がとられることにより、路面形状信号を
出力する。
信号処理手段4における各演算手段は演算増幅器のよう
な周知のアナログ回路を用いて当業者の通常の設計によ
り容易に実現することができる。
また、アナログ回路に代えてディジタル回路によって構
成してもよいことはもちろんである。
さらに、信号処理手段4を、マイクロコンピュータと上
記演算機能を遂行できるプログラムとの組み合わせによ
って構成することも可能である。
実JIEJ帆ニ一 本実施例2は、実施PNIにおいて、信号処理手段4の
フィルタ41を、遮断周波数を可変にした可変フィルタ
で構成し、車体の速度に応じて遮断周波数を自動的に設
定するように構成したものである。
第6図は実施例2の構成を示すもので、遮断周波数可変
のフィルタ4い走行距離検出手段の出力を車速信号に変
換する車速演算手段4自、フィルタ4□の遮断周波数を
設定するための遮断周波数設定手段47を備えた点が、
第1図に示す実施例1とは異なっている。その他の構成
は実施例1と同じものであるので、説明は省略する。
加速度検出手段2の出力は、路面凹凸による振動以外の
振動を含んだものであるため、実施例1のようにフィル
タ41を用いることにより、路面凹凸による振動分のみ
を抽出し、正確な路面の凹凸による車体の変位を得るよ
うにすることができる。しかし、車体の振動は車速によ
って、周波数成分が変化するため、一定の遮断周波数を
持ったフィルタでは、そのフィルタに合った車速でしか
正確な車体上下変位は得られない。すなわち、車速変化
により車体の振動周波数成分が変化するので、一定の遮
断周波数を持ったフィルタを用いたのでは、測定中に車
速か変化した場合13111面の凹凸による振動分以外
を含んだり、路面の凹凸による振動分をカットしてしま
うことが起こり得ろ。
第7図は、加速度検出手段で検出した加速度振動周波数
分布および必要なフィルタのバンドパス特性を示すもの
で、車速か高速の場合(実線)と低速の場合(点線)と
で、振動周波数成分が変化していることがわかる。
そこで、本実施例2では、車速に応じて最適な遮断周波
数を可変のフィルタに設定するようにしたもので、走行
距離計34ぐ第5図参照)より出力された信号から変換
回路4Qにより車速信号を得て、この車速信号に基づき
遮断周波数設定手段47は車速に応したフィルタの遮断
周波数を設定する。遮断周波数設定手段47は車両−遮
断周波数マツプを記憶する記憶手段を有している。その
車両−遮断周波数マツプは、車両の車速変化と扇動周波
数分布の変化との関係を予め測定し、この測定結果に基
づいて車速とその車速に対応する最適な遮断周波数との
関係を示す索引テーブルとして作成されている。すなわ
ち、予め車体の車速による振動のパワースペクトラムを
測定して、その測定結果により各車速における適正な遮
断周波数を定めてこれをROM等の記憶手段に記憶させ
ておき、車速信号を与えることによって、その車速に対
応する適正な遮断周波数を記憶手段から呼び出してフィ
ルタ4□の遮断周波数を制御する信号を作成する。可変
のフィルタとしては周知のものを採用することができ、
遮断周波数設定手段47は使用するフィルタに応じて適
宜の形態の制御信号を出力するようにすればよい。
本実施例は車速をモニタし、車速に応じてフィルタの遮
断周波数を制御するので、車速変化によって変動する路
面形状に基づく車体の振動成分を損なうことなく、ノイ
ズとなって重畳している不要な高調波成分を有効に除去
することができ、正確な測定が可能となる。
L芝九工 本実施例3は、実施例1において、信号処理手段4のフ
ィルタ41を、遮断周波数を可変にした可変フィルタで
構成し、車体の振動加速度に応じてフィルタの遮断周波
数を自動的に設定するように構成したものである。
第8図は実施例3の構成を示すもので、フィルタ41に
遮断周波数可変のものを使用するとともに、加速度検出
手段2の出力する加速度信号に基づきフィルタ41の遮
断周波数を設定制御する遮断周波数設定手段47を備え
た点が、第1図に示す実施例1とは異なっている。その
他の構成は実施例1と同じものであるので、説明は省略
する。
なお、実施例2とは遮断周波数の可変なフィルタを用い
て正確な測定をしようとする点て同じものであるが、そ
のフィルタの制御を加速度信号に基づいて行う点が異な
る。
実施例2は前述のように可変のフィルタを用い最適な遮
断周波数を設定することにより正確な測定に寄与できろ
効果は大きいものであるが、車速ζこ対応する最適な遮
断周波数を測定車毎に測定し、ROM等の記憶手段に記
憶させておく必要があり、従って振動モードを測定した
測定車に限り測定が可能であり、測定車が自由に選べな
いという点で若干不便である。
本実施例では、加速度検出手段2からの加速度信号を周
波数分析し、適正な遮断周波数を設定する遮断周波数設
定手段48を有する。この遮断周波数設定手段48を用
いたことにより、本実施例3は、測定車を限定する必要
がなく、とのような測定車を用いても正確な測定が可能
となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を有する実施例1を示すブ
ロック図、第2図は第1図における光点位置検出手段の
構成の一例を示す図、第3図は第2図の位置検出手段の
動作原理を説明するための図、第4図はイメージセンサ
上の光点位置と光強度出力との関係を示す特性国で、(
a)は本発明によるイメージセンサ配置による場合、(
b)は従来の配置による場合を示している。第5図は走
行距離検出手段の一例を示すもので、(a、 )はプロ
ペラシャフトへの走行距離計の結合を示す図、(b)は
走行距離計の内部の測定光学系の構成を示す図、(C)
は測定光学系のスリットを示す図である。 第6図は本発明の実施例2を示す図、第7図は加速度信
号の周波数成分を示す図である。 第8図は本発明の実施例3を示す図である。 第9図は従来の光点位置検出手段の動作原理を説明する
ための図・第1O図は第9図の光点位置検出手段のイメ
ージセンサ上の光点位置と光強度出力との関係を示す特
性図である。 l・・・光点位置検出手段、13・・・レーザ投光器、
12・・・受光レンズ、13・・・−次元アレイセンサ
、2・・・加速度検出手段、3・・・走行距離検出手段
、4・・・信号処理手段、41・・・フィルタ、42・
・・車体変位演算手段、43・・・距離演算手段、44
・・・減算手段、46・・・形状演算手段、41・・車
速演算手段、47・・・遮断周波数設定手段、11・・
・半導体レーザ、12・・・コリメートレンズ、13・
・・ホルダー、14116・・・微調整機構、15・・
・反射ミラー、20・・・イメージセンサ、21,22
.23・・・微@!1411m、 25 ・・・ボルト
、27・・・投光部取付プレート、28・・・受光部取
付プレート、29・・・測定路面。 特許出願人   株式会社豊田中央研究所r−−−−−
−−−−1 矛と 第3図 第5図 16パ!レス / 1r3転 h D hJ−>o’aza−鵞暴匙蟹蝉第9図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)計測路面に対してレーザ光を投光するレーザ投光
    器1_1と、計測路面で反射したレーザ光を受光する受
    光レンズ1_2と、測定範囲内において計測路面と車体
    との距離変化に応じて変化する前記受光レンズ1_2の
    各結像位置を包含する結像面上に配置するとともに、レ
    ーザ投光器1_1の投光軸に対して直交関係に配置した
    一次元アレイセンサ1_3とから成り、三角測量可能に
    車体の適宜箇所に配置して、車体の計測路面までの距離
    に対応する光点位置を検出する光点位置検出手段1と、 光点位置検出手段1の近傍の車体に配置して、走行中の
    車体の上下加速度を検出する加速度検出手段2と、 車体の走行距離を検出する走行距離検出手段3と、 加速度検出手段2から出力される加速度信号中に含まれ
    るノイズに起因する加速度成分を遮断し、路面形状に対
    応する加速度信号を抽出するフィルタ4_1と、フィル
    タ4_1が出力する加速度信号を積分して車体の上下変
    位を演算する車体変位演算手段4_2と、光点位置検出
    手段1から出力される光点位置信号に基づき計測路面ま
    での距離を演算する距離演算手段4_3と、距離演算手
    段4_3から出力される距離信号から、車体変位演算手
    段4_2より出力される車体変位信号を減算する減算手
    段4_4と、この減算出力と走行距離検出手段3からの
    走行距離信号とに基づき走行距離を含んだ路面形状信号
    を出力する形状演算手段4_5とから成る信号処理手段
    4とから成り、 計測路面の形状に応じて光点位置を検出することにより
    、計測路面の形状を正確に計測するようにしたことを特
    徴とする路面形状計測装置。
  2. (2)前記信号処理手段4のフィルタ4_1を遮断周波
    数を可変にした可変フィルタで構成し、車体の速度に応
    じて遮断周波数を自動的に設定するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲(1)項記載の路面形状計測装
    置。
  3. (3)前記信号処理手段4のフィルタ4_1を遮断周波
    数を可変にした可変フィルタで構成し、車体の加速度に
    応じて遮断周波数を自動的に設定するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲(1)項記載の路面形状計測
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062083A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Komatsu Engineering Corp 位置誤差補正機能を持つ測量システム
JP2008524927A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 テキサコ ディベラップメント コーポレイション 動的カットオフ周波数可変フィルタ
CN102677578A (zh) * 2012-05-23 2012-09-19 北京市路兴公路新技术有限公司 车载式高精度弯沉测量装置及其伺服控制系统

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