JP2005061258A - 運転補助装置 - Google Patents

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康嗣 鈴木
Tsutomu Nakane
勉 中根
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Abstract

【課題】 運転者の体力等に応じて操作レバーの操作支点を容易に変更することができ、その上構造が簡単で部品数が少なく、製造が容易な運転補助装置を提供すること。
【解決手段】 運転席内の床面に前後に傾倒可能に支持された操作レバー1と、操作レバー1の一方の側に当接するローラ24を有し、回動可能に支持されてブレーキワイヤ27が接続された第1のリンク21、及び軸33に回動可能に支持され一端にブレーキワイヤ27が接続され、他端にブレーキアーム29を駆動するローラ34が設けられた押圧アーム32を有するブレーキ制御系と、操作レバー1の他方の側に当接するローラ44を有し、回動可能に支持されてアクセルワイヤ47が接続された第2のリンク41、及び支持軸51に支持され一端にアクセルワイヤ47が接続されたアクセルアーム49を有するアクセル制御系とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下肢の不自由な身体障害者が自動車を運転する際に、アクセルペダルとブレーキペダルを片手で容易に操作することのできる運転補助装置に関するものである。
従来の運転補助装置に、自動車の運転席内の床面上に取り付けられるベースプレートに着脱自在に取り付けられるシャーシと、第1の回転軸を軸心として揺動するように下端を接続され、上端付近に自動車のブレーキペダルを押圧するブレーキペダル押圧用部材を有するブレーキペダル押圧用アームと、第2の回転軸を軸心として揺動するように下端が接続され、上端付近に自動車のアクセルペダルを押圧するアクセルペダルを押圧用部材を有するアクセルペダルを押圧用アームと、ブレーキペダル押圧用アームの上端と下端との中間付近に一端が着脱自在に回動可能に係合され、他端が接続部材に回動可能に係合される押圧力電圧アームとからなるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、操作レバーをパイプ材を挿通するボルトとナットによってボルトの軸線中心に回転自在に取り付け、アクセルリンクを、パイプ材を挿通するボルトとナットによってボルトの軸線中心に回転自在に取り付ける。また、操作レバーに、アクセルリンクの摺接部に当接して押圧する押圧ピンを設け、摺接部に沿った押圧ピンの移動を許容する。そして、操作レバーをアクセル操作方向へ傾倒すると押圧ピンが摺接部に沿ってスライドし、リンク回転軸から押圧ピンが接する接点までの距離が変化する。本体ブラケットに固定されたワイヤーケーブルのインナーケーブルをアクセルリンクに回動自在に係止し、インナーケーブルの他端を車両のアクセルペダルに接続するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−127795号公報(第2−5頁、図1−8) 特開2002−73185号公報(第3−4頁、図1−3)
自動車の運転補助装置は、運転者が片手で操作レバーを操作するように構成されているが、運転者の体力が低下したり高齢になった場合は、大きな力を要するため操作レバーの操作が困難になることがある。しかしながら、特許文献1,2に記載された運転補助装置は、操作レバーの操作支点が1点に固定されているため、運転者の体力等に応じて操作支点の位置を変えることができなかった。
また、特許文献1の運転補助装置は、構造が複雑で多くの部品を必要とすため、製造が面倒で高価になるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、運転者の体力等に応じて操作レバーの操作支点を容易に変更することができ、その上構造が簡単で部品数が少なく、製造が容易な運転補助装置を提供することを目的としたものである。
本発明に係る運転補助装置は、運転席内の床面に前後に傾倒可能に支持された操作レバーと、該操作レバーの一方の側に当接するローラを有し、回動可能に支持されてブレーキワイヤが接続された第1のリンク、及び回動可能に支持され一端に前記ブレーキワイヤが接続され、他端にブレーキアームを駆動するローラが設けられた押圧アームを有するブレーキ制御系と、前記操作レバーの他方の側に当接するローラを有し、回動可能に支持されてアクセルワイヤが接続された第2のリンク、及び支持軸に支持され一端に前記アクセルワイヤが接続されたアクセルアームを有するアクセル制御系とを備えたものである。
上記の第1のリンクと第2のリンクに設けたローラの位置を、上下方向に調整しうるように構成した。
また、本発明に係る運転補助装置は、駆動部と操作部とからなり上端部にグリップを有する操作レバーと、運転席内の床面に取付けられ、前記駆動部の下端部を固定軸により前後方向に傾倒可能に支持するほぼU字状のブラケットと、ほぼ中央部が前記ブラケットに回動可能に支持され、上部に前記駆動部の一方の側に当接するローラを有し、下部にブレーキワイヤが接続されたブレーキ用リンク、及び固定軸に回動可能に支持されて上部に前記ブレーキワイヤが接続され、下部にブレーキペダルのブレーキアームに当接する押圧ローラが設けられたブレーキアームの押圧アームからなるブレーキ制御系と、下端部が前記ブラケットに回動可能に支持され、上部に前記駆動部の他方の側に当接するローラを有し、ほぼ中央部にアクセルワイヤが接続されたほぼS字状のアクセル用リンク、及びアクセルペダルを有し支持軸に支持されて上端部に前記アクセルワイヤが接続されたアクセルアームからなるアクセル制御系とを備え、前記ブレーキ用リンク及びアクセル用リンクに設けたローラの位置を上下方向に調整しうるように構成したものである。
本発明は、装置を自動車の床面に設置したままの状態で、操作レバーの操作の際の支点となるローラを、位置調整手段である長穴又は複数のボルト挿通穴により上下方向の所望の位置に装着しうるようにしたので、装置を取外したり分解したりすることなく、運転者の体力等に応じて操作レバーの操作に要する力を簡単に調整することができる。
また、ブレーキ制御系及びアクセル制御系を駆動するローラを、操作レバーの前面側と後面側にそれぞれ当接させ、操作レバーの操作によりいずれか一方を直接駆動するようにしたので、構造がきわめて簡単である。
図1は本発明に係る運転補助装置の基本的構成を示す説明図である。なお、以下の説明では、図の右側を前面側、左側を後面側という。
図において、1は操作レバーで、その下端部は運転席内の床面に設けたブラケット(図示せず)に取付けた固定軸14に回動可能に支持されており、上端部にはグリップ6が取付けられている。
21は第1のリンクであるブレーキ用リンクで、ほぼ中央部が支持ボルト15によりブラケットに回動可能に支持されており、上部の上下方向には後述のブレーキ用のローラ24の位置調整手段である長穴23が設けられている。そして、この長穴23には、操作レバー1の前面側に当接するブレーキ用のローラ24が上下方向に位置調整可能に装着されており、下端部26にはブレーキワイヤ27の一端が接続されている。
28はブレーキペダルで、一端が軸30により回動自在に支持されたブレーキアーム29の他端に取付けられており、ばね31に付勢されて所定の位置(非作動位置)に保持されている。32はほぼ中央部が軸33に回動自在に支持されたへ字状のブレーキアーム29の押圧アームで、上端部にはブレーキワイヤ27の他端が接続されており、下端部にはブレーキアーム29の押圧ローラ34が設けられている。この押圧ローラ34はブレーキアーム29の後面側に常時当接している。そして、これらブレーキ用リンク21、ブレーキワイヤ27、押圧アーム32等により、ブレーキ制御系Bを構成する。
41は第2のリンクであるアクセル用リンクで、その上端部は支持ボルト16によりブラケットに回動自在に支持されており、その下部の上下方向にはアクセル用のローラ44の位置調整手段である長穴43が設けられている。そして、この長穴43には、操作レバー1の後面側に当接するアクセル用のローラ44が上下方向に位置調整可能に装着されており、下端部46にはアクセルワイヤ47の一端が接続されている。
48はアクセルペダルで、上部にアクセルワイヤ47の他端が連結されたアクセルアーム49の先端部に取付けられている。52はアクセルアーム49のほぼ中央部において、アクセルアーム49の前面側に当接する支持軸で、アクセルアーム49はばね53に付勢されて常時支持軸52に当接している。そして、これらアクセル用リンク41、アクセルワイヤ47等により、アクセル制御系Aを構成する。なお、上記の説明では、操作レバー1の前面側にブレーキ制御系Bを、後面側にアクセル制御系Aを設けた場合を示したが、操作レバー1の前面側にアクセル制御系Aを、後面側にブレーキ制御系Bを設けてもよい。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用について説明する。ブレーキ及びアクセルを作動しない状態(以下、中立状態という)においては、操作レバー1はほぼ垂直状態にあり、ブレーキ用のローラ24は操作レバー1の前面側に、アクセル用のローラ44は操作レバー1の後面側それぞれ当接しており、ブレーキペダル28及びアクセルペダル48はそれぞれ自由状態にある。
ブレーキを作動させる場合は、グリップ6を片手で握り、固定軸14を軸に操作レバー1を矢印a方向に傾倒する。これにより、ブレーキ用のローラ24が矢印a方向に押され、ブレーキ用リンク21は支持ボルト15を軸に上部は矢印a方向に、下端部26は矢印c方向に回動する。ブレーキ用リンク21の回動により、ブレーキワイヤ27は矢印c方向に引っ張られ、これに接続されたブレーキアーム29の押圧アーム32の上部は、支持ボルト33を軸に矢印c方向に回動し、押圧ローラ34は矢印d方向に変位してブレーキアーム29を押圧する。これにより、ブレーキアーム29は軸30を軸に矢印d方向に回動し、ブレーキを作動(ブレーキペダル28の踏込み)させる。
ブレーキを解除するときは、操作レバー1を矢印b方向に回動して中立状態に戻せば、ブレーキ用リンク21は元の状態に戻り、ブレーキペダル29の押圧アーム32が回動して押圧ローラ34が矢印c方向に移動するので、ブレーキペダル28は元の位置に戻り、ブレーキが解除させる。
また、アクセルを作動させる場合は、操作レバー1を矢印b方向に傾倒させる。これによりアクセル用のローラ44が押されてアクセル用リンク41が支持ボルト16を中心に回動し、その下端部46が矢印e方向に移動してアクセルワイヤ47を矢印e方向に引っ張るため、これに連結されたアクセルアーム49は支持軸52を軸に矢印d方向に回動し、アクセルを作動(アクセルペダル48の踏込み)させる。なお、このとき、操作レバー1の回動(傾倒)量を調整することにより、アクセルペダル48の作動量(踏込み量)を適宜調整することができる。
アクセルペダル48を元の位置に戻すには、操作レバー1を中立状態に戻せばよい。
上記のように構成した本実施の形態においては、操作レバー1の前面側と後面側にそれぞれブレーキ用のローラ24及びアクセル用のローラ44を当接させ、例えばブレーキを作動させる場合は、操作レバー1を矢印a方向に傾倒し、これに当接するブレーキ用のローラ24を支点として、ブレーキ用リンク21、ブレーキワイヤ27、ブレーキアーム29の押圧アーム32を駆動してブレーキペダル28を作動させるようにしているので、これらブレーキ制御系Bを操作する力は、操作レバー1のグリップ6とブレーキ用のローラ24間の長さL1によって規定される。
すなわち、支点となるブレーキ用のローラ24がブレーキ用リンク21の上方に位置すれば、グリップ6間の長さL1が短かくなるため、操作レバー1を操作するのに大きな力を必要とするのに対し、ブレーキ用のローラ24が下方に位置すれば、グリップ6間の長さL1が長くなるため、比較的小さい力で操作レバー1を操作することができる。
このことは、アクセル制御系Aにおいても同様である。
ところで、前述のように、運転者の体力が低下したり高齢になったりした場合は大きな力が出せないため、ブレーキ制御系及びアクセル制御系の操作に大きな力を必要とする場合には、十分操作できないことがあり、特にブレーキ制御系においては不安である。
このような場合、本発明においては、装置を自動車の床面に設置したままの状態で、操作レバー1の操作の支点となるブレーキ用のローラ24及びアクセル用のローラ44を、位置調整手段である長穴23,43に沿って上下方向に移動させ、任意の位置で固定することにより、グリップ6からの長さL1,L2を変え得るようにしたので、装置を取外したり分解したりすることなく、運転者の体力等に応じて、操作レバー1の操作に要する力を容易に調整することができる。なお、図にはブレーキ用リンク21及びアクセル用リンク41の上下方向に位置調整手段として長穴23,43を設け、この長穴23,43に沿ってブレーキ用のローラ24及びアクセル用のローラ44を移動させ、所望の位置に固定する場合を示したが、ブレーキ用リンク21及びアクセル用リンク41の上下方向にそれぞれ複数のボルト挿通穴を設け、いずれかのボルト挿通穴を介してブレーキ用のローラ24及びアクセル用のローラ44を装着することにより、グリップ6からの長さL1,L2を所望の長さに調整するようにしてもよい。
本発明によれば、上記の効果に加えて、ブレーキ制御系B及びアクセル制御系Aを駆動するためのブレーキ用のローラ24とアクセル用のローラ44を、操作レバー1の前面側と後面側にそれぞれ当接させ、操作レバー1の操作によりいずれか一方を直接駆動するようにしたので、構造がきわめて簡単である。また、ブレーキ用リンク21とブレーキアーム29の押圧アーム32、アクセル用リンク41とアクセルアーム49とを、それぞれブレーキワイヤ27、アクセルワイヤ47で直接連結するようにしたので、構造がきわめて簡単で、その上ブレーキ用リンク21及びアクセル用リンク41の動きをブレーキアーム29の押圧アーム32及びアクセルアーム48に確実に伝達することができる。
図2は本発明に係る運転補助装置の一実施例の全体構成を示す説明図、図3は図2の要部の分解斜視図である。
両図において、1は駆動部2と操作部3とからなる操作レバーで、駆動部2の下端部には磁性材料からなる保持板4が一体に設けられており、保持板4の中心部には軸受穴5が貫設されている。6は操作部3の上端部に設けられたグリップで、後述のブレーキ及びアクセルを所望の位置に保持するための操作ボタン7が設けられている。なお、このグリップ6の近傍に、ウインカー、ライトあるいはワイパーを操作するスイッチなどを設けてもよい。
10は底板11と両側壁12a,12bからなるほぼU字状のブラケットで、底板11が運転席内の床面に設けたベースプレート20に取付けられており、一方の側壁12aの内壁にはほぼドーナツ状の電磁石13が取付けられている。13aは電磁石13の中心部において側壁12aに設けたボルト挿通穴である。なお、図示してないが、側壁12bにもこれに対向してボルト挿通穴13aが設けられている。
そして、操作レバー1は、その保持板4がブラケット10の両側壁12a,12bの間に挿入され、ボルト挿通穴13aから保持板4の軸受穴5に挿通された固定軸14により、回動可能に支持されている。
なお、図示してないが、電磁石13は操作レバー1のグリップ6に設けた操作ボタン7と電気的に接続されており、操作レバー1を固定軸14を軸に矢印b方向に傾倒して操作ボタン7を押すと、電磁石13に通電して励磁され、保持板4を吸着してアクセルペダル48をその位置に保持するようになっている。
21はブレーキ用リンクで、そのほぼ中央部に設けた軸受穴22を介して支持ボルト15により、ブラケット10の両側壁12a,12bの間に回動自在に支持されている。また、軸受穴22の上方の上下方向にはブレーキ用のローラ24の位置調整手段である複数のボルト挿通穴23a(図には3個の場合を示してある)が設けられており、このボルト挿通穴23aの1つには、操作レバー1の駆動部2の前面側に当接するブレーキ用のローラ24に設けた取付ボルト25が挿通され、固定されている。さらに、下端部26にはブレーキワイヤ27の一端が接続されている。なお、ブレーキワイヤ27(後述のアクセルワイヤ47を含む)はビニールチューブに挿通した場合が示してある。また、ブレーキワイヤ27を2本設けた場合を示してあるが、1本でもよい。
32はブレーキアーム29の押圧アームで、その中央部よりやや上方において支持ボルト33によりボディに設けたブラケット36に回動可能に支持されており、上端部にはブレーキワイヤ27が接続され、下端部にはブレーキアーム29の押圧ローラ34がボルト35により固定されている。なお、このブレーキアーム29の押圧ローラ34は、ボディの構造等により、上下方向に位置を調整しうるようになっている。
28はブレーキペダルで、一端が軸30により回動可能に支持され、かつ、図示しないばねにより所定の範囲で上方向に付勢されたブレーキアーム29の他端に取付けられて非作動位置に保持されており、ブレーキアーム29の押圧アーム32に設けた押圧ローラ34が、ブレーキアーム29の後面側に当接している。
41はほぼS字状のアクセル用リンクで、その下端部に設けられた軸受穴42を介して支持ボルト16により、ブラケット10の両側壁12a,12bの間に回動可能に支持されている。また、上部の上下方向にはアクセル用のローラ44の位置調整手段である複数のボルト挿通穴43aが設けられており、このボルト挿通穴43aの1つには、駆動部2の後面側に当接するアクセル用のローラ44の取付ボルト45が挿通され、固定されている。さらに、ほぼ中央部46aにはアクセルワイヤ47の一端が接続されている。
51はボディ等に固定されたブラケットで、支持軸52が設けられている。48はアクセルアーム49の先端部に設けられたアクセルペダルで、アクセルアーム49の上部にはアクセルペダルブラケット50が取付けられており、このアクセルペダルブラケット50には、ブラケット51に設けた穴54に挿通されたアクセルワイヤ47の他端が接続されている。アクセルアーム49の前面側は支持軸52に当接しており、支持軸52はばね53により上方向(後面側)に付勢され、アクセルペダル48は非作動位置に保持されている。
61は操作レバー1の駆動部2の一方の面に取付けられたラチェット、62はラチェット61に噛合う係止爪で、常時はラチェット61から離れている。63は係止爪62を駆動するソレノイドで、操作レバー1のグリップ6に設けた操作ボタン7と電気的に接続されており、操作レバー1を矢印a方向に回動して操作ボタン7を押すと、ソレノイド63に通電して係止爪62を駆動し、ラチェット61に係止させてブレーキペダル28をその位置に保持する。
次に、上記のように構成した本実施例の作用を、図4〜図6により説明する。先ず、中立状態においては、太線で示すように、操作レバー1の駆動部2はほぼ垂直状態に保持され、ブレーキ用リンク21はその下端部26がブレーキワイヤ27に保持されて、ブレーキ用のローラ24は駆動部2の前面側に当接しており、ブレーキペダル28はばねに付勢されて所定の位置に保持され、非作動状態にある。
また、アクセル用リンク41は、そのほぼ中央部46aがアクセルワイヤ47に保持されて、アクセル用のローラ44が駆動部2の後面側に当接しており、アクセルアーム49はばね53に付勢されてアクセルペダル48を所定の位置に保持され、非作動状態にある。
ブレーキを掛ける場合は、図4、図5に細線で示すように、グリップ6を持って操作レバー1を矢印a方向に傾倒し、操作ボタン7を押す。これにより、ブレーキ用のローラ24が矢印a方向に押されるため、ブレーキ用リンク21は支持ボルト15を軸に回動し、その下端部26が矢印c方向に変位して、これに接続されたブレーキワイヤ27を引っ張る。ブレーキワイヤ27が引っ張られると、これに接続されたブレーキアーム29の押圧アーム32の下部が軸33を中心に矢印d方向に回動し、その先端部に設けた押圧ローラ34が矢印d方向に変位してブレーキアーム29を矢印d方向に押圧し、ブレーキペダル28を移動(踏込み)させ、ブレーキを掛ける。
このとき、ソレノイド63に通電されて作動し、係止爪62をラチェット61に係止させ、操作レバー1の回動を阻止してブレーキを作動状態(踏込み状態)に保持する。なお、走行中にブレーキを作動させる場合は、グリップ6の操作ボタン7を押すことなく、操作レバー1の傾倒角度を適宜変えればよい。
ブレーキを解除する場合は、操作レバー1を矢印b方向に回動させて中立状態に戻せば、ブレーキ用リンク21は元の状態に戻り、ブレーキアーム29の押圧アーム32、ブレーキアーム29及びこれに設けたブレーキペダル28も元の位置に戻り、ブレーキは解除される。このとき、ソレノイド63への通電は自動的に遮断され、係止爪62はフリー状態になる。
次に、アクセルを作動させる場合は、図4、図6に細線で示すように、グリップ6を持って操作レバー1を矢印b方向に傾倒させる。これにより、アクセル用のローラ44が矢印b方向に押されるため、アクセル用リンク41は支持ボルト16を軸に回動し、その中間部46aが矢印e方向に変位して、これに接続されたアクセルワイヤ47を引っ張る。アクセルワイヤ47が引っ張られると、これに接続されたアクセルアーム49が支持軸52を支点として矢印d方向に回動し、アクセルペダル48を下方(前面側)に移動させ、アクセルを作動させる。
アクセルの作動量(踏込み量)を変える場合は、操作レバー1の傾倒角度を適宜変えることにより、所望の作動量を得ることができる。
また、一定の作動量を維持する場合は、グリップ6の操作ボタン7を押せばよい。これにより、電磁石13に通電して励磁され、保持板4を吸着して操作レバー1の回動を阻止し、その位置を保持する。
操作レバー1を中立状態に戻せば、アクセルペダル48は非作動の状態に戻る。
上記のように構成した本実施例においても、運転者の体力等に応じてブレーキ用のローラ24及びアクセル用のローラ44を、上下方向に設けたボルト挿通穴23a,43aを適宜選択して装着することにより、操作レバー1の操作に要する力を容易に調整することができる。
本実施の形態によれば、図1の運転補助装置と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る運転補助装置の基本的構成を示す説明図である。 本発明の一実施例の全体構成を示す説明図である。 図2の要部の分解斜視図である。 図2の実施例の作用説明図である。 図2の実施例のブレーキ制御系の作用説明図である。 図2の実施例のアクセル制御系の作用説明図である。
符号の説明
1 操作レバー、2 駆動部、3 操作部、6 グリップ、10 ブラケット、21 ブレーキ用リンク、23 長穴、24 ブレーキ用のローラ、27 ブレーキワイヤ、28 ブレーキペダル、29 ブレーキアーム、32 ブレーキアームの押圧アーム、34 ブレーキアームの押圧ローラ、41 アクセル用リンク、43a ボルト挿通穴、44 ブレーキ用のローラ、47 アクセルワイヤ、48 アクセルペダル、49 アクセルアーム、52支持軸。

Claims (3)

  1. 運転席内の床面に前後に傾倒可能に支持された操作レバーと、
    該操作レバーの一方の側に当接するローラを有し、回動可能に支持されてブレーキワイヤが接続された第1のリンク、及び回動可能に支持され一端に前記ブレーキワイヤが接続され、他端にブレーキアームを駆動するローラが設けられた押圧アームを有するブレーキ制御系と、
    前記操作レバーの他方の側に当接するローラを有し、回動可能に支持されてアクセルワイヤが接続された第2のリンク、及び支持軸に支持され一端に前記アクセルワイヤが接続されたアクセルアームを有するアクセル制御系とを備えたことを特徴とする運転補助装置。
  2. 前記第1のリンクと第2のリンクに設けたローラの位置を、上下方向に調整しうるように構成したことを特徴とする請求項1記載の運転補助装置。
  3. 駆動部と操作部とからなり上端部にグリップを有する操作レバーと、
    運転席内の床面に取付けられ、前記駆動部の下端部を固定軸により前後方向に傾倒可能に支持するほぼU字状のブラケットと、
    ほぼ中央部が前記ブラケットに回動可能に支持され、上部に前記駆動部の一方の側に当接するローラを有し、下部にブレーキワイヤが接続されたブレーキ用リンク、及び軸に回動可能に支持されて上部に前記ブレーキワイヤが接続され、下部にブレーキペダルのブレーキアームに当接する押圧ローラが設けられたブレーキアームの押圧アームからなるブレーキ制御系と、
    下端部が前記ブラケットに回動可能に支持され、上部に前記駆動部の他方の側に当接するローラを有し、ほぼ中央部にアクセルワイヤが接続されたほぼS字状のアクセル用リンク、及びアクセルペダルを有し支持軸に支持されて上端部に前記アクセルワイヤが接続されたアクセルアームからなるアクセル制御系とを備え、
    前記ブレーキ用リンク及びアクセル用リンクに設けたローラの位置を上下方向に調整しうるように構成したことを特徴とする運動補助装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028407A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Honda Motor Co Ltd 運転補助装置
JP2011235764A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Ihi Aerospace Co Ltd ブレーキアクセル作動装置

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