JP2005060903A - 結び目整列装置を有する整経機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少量多品種生産やサンプル織物製造に対応して、巻糸の長さ方向に色や糸種を変化させて所定長さ毎に結び合わせて巻き取った巻糸パッケージから、それぞれの給糸パッケージの巻き始めの位置を揃えることができる結び目整列装置を有する整経機を提供することである。
【解決手段】 多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る際に、固定ローラと移動ローラとの一対のローラで形成自在なスリットを挿通させる構成にすると共に、それぞれの給糸パッケージから引き出された糸の巻き始めの位置を揃える時には、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリットを形成して、整列された糸をまとめて巻き取る時には、前記移動ローラを固定ローラから引き離してスリットを開放する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は整経機に関するものであり、更に詳しくは、多数のパッケージのそれぞれの巻き始めの位置を揃えるのに好適な結び目整列装置を有する整経機に関する。
従来、整経方法としては、一般に通常整経方式と部分整経方式とが、工程条件に応じて適宜採用されている。通常整経方式では数百本から千本程度の経糸を直接荒巻整経ビームに巻き取り、次いで得られた荒巻整経ビームを複数合わせて数千本の経糸を備える製織ビームに巻き取っている。しかる後、このようにして得られた製織ビームを織機へ供給して製織を行う工程である。
上記の通常整経方式は多数本の経糸を整経する大量生産には適しているが、小ロット多品種生産には不向きである。最近では少量多品種生産やサンプル織物製造のために全経糸数の数十分の一程度の数量の給糸パッケージから整経し得る部分整経機が用いられている。(例えば、特許文献1参照)
部分整経方式においては、まず整経クリールに仕掛けられた多数の給糸パッケージ(数十個から数百個程度)から糸を引き出して、テーパー形状の巻き付け面を有する整経ドラムのテーパー側の端部に1個目のバンドを形成する。すなわち整経ドラムの軸に対して斜行する状態でドラムの軸方向の幅より小さい幅を有した糸層を1個巻き取る。
次いで、前記1個目のバンドに隣接するように2つ目のバンドを同様に形成する。さらに整経ドラム上に必要な総糸本数が巻かれるようになるまで、この操作を繰返して複数のバンドを有した部分整経ビームを形成する。製織に必要な総糸本数が巻かれた部分整経ビームから糸を同時に引き出して1個の製織ビームを形成するものである。さらには、複数の部分整経ビームから一個の製織ビームを形成することもできる。
製織ビームを形成する時に、織物の柄に応じた糸の配列通りに順序を規定して巻き取ることがある。この際には、整経クリールに装着された給糸パッケージから引き出された糸を順に筬通しを行い、ビームに巻き取っている。
特開平7−118981号公報(第2−5頁、第1図)
しかし、これまでの部分整経機では、単に一色に染色された同一種の給糸パッケージから糸を引き出して経糸として巻き取り、部分整経ビームを形成する構成としている。
つまり、従来の部分整経機では、少量多品種に対応して少量の給糸パッケージから多数本の経糸を有する製織ビームを形成することが可能ではあるが、糸の長手方向に種々の色糸や糸種のそれぞれの糸を所定長さ毎に結び合わせて巻き取った状態の、給糸パッケージのそれぞれの結び目を確認して巻き始めの位置(始端)を揃える際には、オペレーターが一本一本の糸を引き出してそれぞれの色等を合わせて始端を揃える作業が必要である。
本発明の目的は、少量多品種生産やサンプル織物製造に対応して、巻糸の長さ方向に色や糸種を変化させて所定長さ毎に結び合わせて巻き取った多数の給糸パッケージから、それぞれの巻き始めの位置を揃えて糸を引き出すことができる結び目整列装置を有する整経機を提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る整経機において、前記給糸パッケージを支持するクリールと前記ビームとの間の糸経路に、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリットを有する結び目整列装置を設けた整経機としたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、スリットを利用してそれぞれの糸の結び目を整列することができる。
請求項2に係る発明は、多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る整経機において、固定部材と該固定部材に接離自在な移動部材とで形成されるスリットに挿通させて糸を引き出す構成とすると共に、それぞれの給糸パッケージから引き出された糸の結び目を揃えて整列する時には、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリット間隔とし、整列された糸をまとめてビームに巻き取る時には、前記移動部材を固定部材から引き離してスリットを開放する構成としたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、ビームに巻き取る際には、先ず、糸を整列させる時には、移動部材を固定部材に近接してスリットを形成して、該スリットにそれぞれの糸の結び目部分を係合させて、全部の給糸パッケージの巻き始めの位置を揃えることができ、整列した後では、スリットを開放して抵抗なくスムーズに巻き取ることができる。
請求項3に係る発明は、前記スリットを固定ローラと移動ローラとの一対のローラで構成し、いずれか一方のローラの両端にローラ径よりも大きい径のカラーを装着して、前記一対のローラ同士を前記カラーを介して密着して、スリットを形成すると共に、前記一対のローラ同士を分離して引き離すことでスリットを開放する構成としたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、一対のローラにより確実にスリットを構成することができるだけでなく、カラーの厚みを変化させることで、任意のスリット幅とすることができる。
請求項4に係る発明は、前記移動ローラの端部に段部を設け、該段部に前記カラーを装着すると共に、前記段部に続いて小径シャフト端部を設けて、該小径シャフト端部を摺動自在に支持する縦ガイドを備えており、該縦ガイドの内部を昇降自在であると共に、移動ローラ両端の小径シャフト端部を自由落下状態に支持する案内ガイドを備えていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、両端にローラ径よりも大きい径のカラーを装着した移動ローラを固定ローラに自由落下状態に載置してスリットを形成する構成となり、両端のカラー部を固定ローラに確実に密着させることができ、スリットの隙間が軸方向の全長に渡って均一となる。
請求項5に係る発明は、前記固定ローラと移動ローラとが共に回転しないローラであることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る発明によれば、糸の結び目を確実に挟持して停止させることができる。
請求項6に係る発明は、前記給紙パッケージが糸の長手方向に種々の色糸や糸種をそれぞれ所定長さに測長しながら連続的に巻成した給糸パッケージであることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項6に係る発明によれば、種々の色糸や糸種が巻回された給糸パッケージの、それぞれの配列と巻き始めの位置とを揃えてビームに巻き取ることができる。
本発明によれば、多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る整経機において、巻取幅方向の配列を維持すると共に、糸の長さ方向の位置や配列を揃えてビームに巻き取ることができる。
巻糸の長さ方向に色や糸種を変化させて巻き取った給糸パッケージから、それぞれのパッケージから引き出された糸の巻き始めの位置を揃えることができる整経機を得るという目的を、一対のローラで形成する、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリットを利用して、それぞれの糸の巻き始めの位置を揃えるためにそれぞれの糸の結び目を揃える構成とすることで実現した。
以下、本発明に係る結び目整列装置を有する整経機の実施例について、図1から図6に基づいて説明する。
図1は本発明に係る結び目整列装置を経由してビームに巻き取る一実施例を示す概略説明図であって、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。
図1(a)に示すように、多数の給糸パッケージから引き出された糸Yを揃えてビーム4に巻き取る際に、移動ローラ1と固定ローラ2により形成されるスリットS(図1(b)参照)により、それぞれの糸の結び目を揃えるものである。
前記移動ローラ1はそのローラ端部にローラ径よりも大きい径のカラー3を装着しており、該カラー3を装着した状態の移動ローラ1を固定ローラ2に当接することで、前記カラー3の径とローラ径の差に相当する隙間TをとなるスリットSを形成する構成である。
図1(b)に示すように、スリットS部に糸Yを挿通して矢印5方向に引っ張る。すると、糸Yの太さより広く且つ結び目YNのこぶよりも狭いスリットSとしているので、それぞれの糸Yの結び目YNが前記スリットSに引っ掛かり、その糸のみ停止することになる。糸Yの束を持って軽く引っ張ると、結び目が係合した糸は停止してそれ以上は引っ張れないが、結び目がまだ係合していない糸はそのまま軽く引き出されていく。このようにして、全ての糸の結び目YNが前記スリットS部に係合して、巻き始めの位置を揃えられた状態となった後停止することになる。
矢印5方向に引っ張って全ての糸Yの結び目(巻き始めの位置となる)を揃えた後で、糸Yの束を矢印6方向にビーム4に巻回して、一斉に巻取を開始する。
図2には本発明に係る結び目整列装置が採用される部分整経機Wを示しており、整経クリールKに装着された給糸パッケージPからそれぞれの糸を引き出して、筬部材20、結び目整列装置10、幅出し筬30を経由して、部分整経ビーム4Aに巻き取る構成である。
前記筬部材20は糸Yの一本一本を分離して挿通させる通路を備える部材であって、それぞれの糸の配列を揃えて、設定された順序通りに巻き取ることができるように構成するものである。
また、前記整列装置10は、それぞれの糸の巻き始めの位置を揃えるための装置であって、織物の柄に合わせて糸の色等を揃えることができる。また、複数のバンドに分割しながら巻取を行う前記部分整経機Wにおいては、そのバンド毎にそれぞれの糸の巻き始めの位置を揃える必要がある。
部分整経ビーム4Aは整経クリールKに装着された数百本の給糸パッケージYから引き出された糸Yを、幅出し筬30により規定された所定のバンド幅Lに巻き取る。そして、1バンド分の糸長さに達するまで巻き取ると、次のバンドの巻き取りを開始するが、この時に、あらためて数百本の糸Yの巻き始めの位置(始端)を揃える必要があり、この始端を揃える際には、前記移動ローラ1を降下させて固定ローラ2に当接し密着する構成としている。
ここで、結び目整列装置10について図3および図4により説明する。図3は結び目整列装置の拡大斜視図であり、図4は結び目整列装置のローラ構成を示す概略説明図であって、(a)は移動ローラの端部構成を示し、(b)は固定ローラの端部構成を示し、(c)は両ローラが当接したところを示す。支持台11の両側にそれぞれ縦ガイド12、13を立設し、両方の縦ガイドに架け渡すように固定シャフト2を固着する。縦ガイド12、13は、一方が開放された溝部を備える断面U字状のガイドであって、そのU字状溝部同士を対向させて、該溝部をガイドとして前記移動ローラ1のシャフト端部が摺動自在な構成としている。
前記縦ガイド12、13の間の支持台11上にシリンダー部材14が配設されていて、前記U字状溝部の内部を摺動自在な案内ガイド15Aを両側に備えるガイド部材15を昇降する構成である。
16はスイッチボックスであって、オペレーターが手動にて操作し、前記シリンダー部材14を駆動して、前記ガイド部材15と案内ガイド15Aを介して移動ローラ1を昇降操作することができる。
また、図4(a)に示すように、前記移動ローラ1の端部に段部1Aを設けて、該段部1Aにカラー3を装着している。前記カラー3の外径Dは移動ローラ1のローラ径dよりも僅かに大きく設定されており、その大きさの差は片側でTである。さらに段部1Aに続いて小径シャフト端部1Bを設け、該シャフト端部1Bが縦ガイド12のU字状溝部を摺動可能な構成としている。
図4(b)には固定ローラ2の端部構成を示しているが、縦ガイド12に取付具7を介してネジ止めされて固定されている。
前記小径シャフト端部1Bは縦ガイド12、13のU字状溝部に嵌挿されていると共に、案内ガイド15A上に載置された構成であって、該案内ガイド15Aの昇降に伴い上下に移動するものである。
そのために、前記小径シャフト端部1Bを載置するように支持している案内ガイド15Aを下降させて移動ローラ1を矢印A方向に下降させ固定ローラ2に当接させると、図4(c)に示すように、隙間TのスリットSを形成する構成となっている。
前記隙間Tの大きさは糸Yの太さよりも大きく、結び目YNのこぶよりも小さい大きさであって、本実施例では糸Yが80番手双糸(Ne80/2)の糸であり、隙間Tは0.15mmとした。前記結び目YNは繊維業界で一般的に採用されているフィッシャーマンノットであって、そのこぶは元の糸Yの2倍以上の大きさとなっているからである。
そのために、整経クリールKに装着された給糸パッケージPから引き出された糸Yをオペレーターが把持して、筬部材20、結び目整列装置10を経由させながら引き出す際に、移動ローラ1を固定ローラ2に当接してスリットSを形成して糸を引っ張ると、結び目YNが係合していない糸Yは軽く引き出すことができ、結び目YNがスリットSに到達するとそれ以上は引き出せない状態となるので、糸の結び目YNを順次前記スリットS部に係合させて停止させながら、全ての糸Yを引き出すことができ、全ての糸Yの始端(巻き始めの位置)を揃えることができる。
全ての糸Yの始端が揃えられたら、オペレーターが前記スイッチボックス16を操作して移動ローラ1を持ち上げて固定ローラ2から離反させ、前記束になった糸Yを前記ビーム4或いは部分整経ビーム4Aに巻き付けて一斉巻取を開始する。
前記一斉巻取は全ての糸Yの始端が揃えられてから予め設定された糸長さ分の一斉巻取であって、各糸の配列や色糸の長さも揃ったビームを得ることができる。
前記移動ローラ1が固定ローラに当接する際には、移動ローラ1自身の自重で当接した構成であり、移動ローラ1の両端部に装着されているカラー3が固定ローラ2に密着して隙間TのスリットSを形成する構成である。そのために、軸方向の全長に渡って平行なスリットSであって、その隙間Tも軸方向の全長に渡って等しくすることができ、軸方向に多数の糸Yを並べて挿通させるスリットとして好適である。
もちろん、前記スリットSの隙間Tは糸Yの太さにより変更する必要があり、その際には移動ローラ1を持ち上げて縦ガイド12,13のU字状溝から取り出して、その両端部に装着されているカラー3を適当なサイズのカラーに交換して、再度縦ガイド12,13に装着するだけで、最適な隙間TとなるスリットSに変更することができる。
前記カラー3は固定ローラ2に装着してもよいが、取り出し自在な移動ローラ1に装着すると、種々のサイズのカラー3の交換が容易に行えるのでより好適である。
さらに、両方のローラが共に回転しないローラであるために、結び目YNをニップして送り出す力は作用せず、前記結び目YN部にて糸を確実に停止することができる。
前述した構成ではスリットSを固定ローラ2と移動ローラ1とで形成する例を示したが、ローラではなく、平板や型鋼等からなる固定部材と該固定部材に接離自在な移動部材とからスリットSを形成することができる。しかし、ローラであれば、ローラ表面を研磨することも容易であり、研磨した一対の金属ローラで形成されるスリットSを挿通することで、糸を損傷せずに、全ての糸の結び目が係合するまで糸を引き出すことができる。
上記したように結び目整列装置10を部分整経機Wに装着した実施例について説明してきたが、この結び目整列装置10は前記部分整経機Wのみでなく、その他の整経機や巻取機にも採用可能であり、多数の糸の巻き始めの位置を揃える際に好適に適用可能である。
さらには、一台の整経機に装着するだけではなく、複数の整経機間を移動可能な構成として、多数の整経機に使用可能にすることもできる。
給糸パッケージPの一例として、図5(a)に示す給糸パッケージPWは、糸Y1,Y2,Y3・・・の各種の色糸を所定の順番に、所定の長さ毎に巻き取って一本の糸Yとして巻成したパッケージである。そのために、図5(b)に示すように、長さL1(数十mから数百m)の赤糸、長さL2(数十mから数百m)の黄糸、長さL3(数十mから数百m)の青糸・・・等の色分布をした糸Yを得ることができる。
上記の給糸パッケージPWを図6に示す部分整経機Wに使用した場合では、織成後の紋柄を考慮して決定される種々の色糸や糸種の給糸パッケージPW1,PW2,PW3・・・を整経クリールKの所定位置に装着して、整列装置10、幅出し筬30を介して所定の配列を維持した状態の所定幅のバンドL1を形成するように巻き取っていく構成である。所定長のバンドが形成されると、整経ビーム4Bを矢印D方向に移動して、それぞれの糸の巻き始めの一を揃えた後で次のバンドを形成する。次いで、所定本数の経糸を備えるバンドを有する部分整経ビームBaから製織ビームWBを形成する。また、複数の部分整経ビームBa,Bb、Bc・・・に巻かれた経糸を揃えて一本の製織ビームWBを形成することもできる。
織成後の紋柄によりそれぞれの給糸パッケージPW1,PW2,PW3・・・を整経クリールKの所定位置に配置し、さらに引き出された糸Yを所定の配列に維持して巻き取った部分整経ビームBaを形成しているので、織成後の紋柄を正しく再現する部分整経ビームを得ることができる。
本発明によれば、所望の紋柄を織成することができる給糸パッケージを部分整経機に巻き取る際に、束ねた糸を軽く引っ張る動作でそれぞれの糸の結び目をスリットに係合させて、各バンドの糸の巻き始めの位置を容易に揃えることができるので、糸の引き出し作業を効率よく行うことができる。
本発明に係る結び目整列装置を経由してビームに巻き取る一実施例を示す概略説明図であって、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。 本発明に係る結び目整列装置を有する整経機の全体斜視図である。 結び目整列装置の拡大斜視図である。 結び目整列装置のローラ構成を示す概略説明図であって、(a)は移動ローラの端部構成を示し、(b)は固定ローラの端部構成を示し、(c)は両ローラが当接したところを示す。 給糸パッケージの一例を示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は所定の糸長さ毎に糸継されて連続糸継された糸の一例を示す。 部分整経機の一実施例を示す平面図である。
符号の説明
1 移動ローラ
1A 段部
1B 小径シャフト端部
2 固定ローラ
3 カラー
4 ビーム
10 結び目整列装置
12,13 縦ガイド
15A 案内ガイド
20 筬部材
30 幅出し筬
P 給糸パッケージ
Y 糸
YN 結び目
S スリット
T 隙間

Claims (6)

  1. 多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る整経機において、
    前記給糸パッケージを支持するクリールと前記ビームとの間の糸経路に、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリットを有する結び目整列装置を設けたことを特徴とする整経機。
  2. 多数の給糸パッケージから糸を引き出してビームに巻き取る整経機において、
    固定部材と該固定部材に接離自在な移動部材とで形成されるスリットに挿通させて糸を引き出す構成とすると共に、
    それぞれの給糸パッケージから引き出された糸の結び目を揃えて整列する時には、糸の太さより広く且つ糸の結び目のこぶよりも狭いスリット間隔とし、
    整列された糸をまとめてビームに巻き取る時には、前記移動部材を固定部材から引き離してスリットを開放する構成としたことを特徴とする結び目整列装置を有する整経機。
  3. 前記スリットを固定ローラと移動ローラとの一対のローラで構成し、いずれか一方のローラの両端にローラ径よりも大きい径のカラーを装着して、前記一対のローラ同士を前記カラーを介して密着して、スリットを形成すると共に、前記一対のローラ同士を分離して引き離すことでスリットを開放する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の結び目整列装置を有する整経機。
  4. 前記移動ローラの端部に段部を設け、該段部に前記カラーを装着すると共に、前記段部に続いて小径シャフト端部を設けて、該小径シャフト端部を摺動自在に支持する縦ガイドを備えており、該縦ガイドの内部を昇降自在であると共に、移動ローラ両端の小径シャフト端部を自由落下状態に支持する案内ガイドを備えていることを特徴とする請求項3に記載の結び目整列装置を有する整経機。
  5. 前記固定ローラと移動ローラとが共に回転しないローラであることを特徴とする請求項3または4に記載の結び目整列装置を有する整経機。
  6. 前記給紙パッケージが糸の長手方向に種々の色糸や糸種をそれぞれ所定長さに測長しながら連続的に巻成した給糸パッケージであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の結び目整列装置を有する整経機。
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