JP2005059921A - 包装箱材及びこれを用いた包装箱 - Google Patents

包装箱材及びこれを用いた包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2005059921A
JP2005059921A JP2003294589A JP2003294589A JP2005059921A JP 2005059921 A JP2005059921 A JP 2005059921A JP 2003294589 A JP2003294589 A JP 2003294589A JP 2003294589 A JP2003294589 A JP 2003294589A JP 2005059921 A JP2005059921 A JP 2005059921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging box
side wall
knob
portions
wall portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003294589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4230853B2 (ja
Inventor
Tomoharu Nakano
友春 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Ltd filed Critical Suntory Ltd
Priority to JP2003294589A priority Critical patent/JP4230853B2/ja
Publication of JP2005059921A publication Critical patent/JP2005059921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4230853B2 publication Critical patent/JP4230853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】容易に開封若しくは解体ができる包装箱を提供すること。
【解決手段】 相互に連結された対向する2対の側壁部分3と7及び5と9と、対向する少なくとも1対の側壁部分に連結された上側蓋部分3a,7aと、対向する少なくとも1対の側壁部分に連結された下側蓋部分3b,7bとを備えた包装箱材1において、各上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、側壁部分7と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部15を設け、当該摘み部15の厚さを他の部分より薄くした。
【選択図】図4

Description

本発明は、包装箱材及びこれを用いた包装箱に係り、特に、ウイスキー、ビール、リキュールなどの酒類や、清涼飲料等の飲料用容器であって、円柱形の缶(ボトル缶を含む)や瓶(ペットボトルを含む)、更にはプラスチック材質の袋容器などを包装するための包装箱材及びこれを用いた包装箱に関する。
近年、飲料需要の増大により、益々飲料用包装箱の必要性が増してきている。しかし、一方で、包装箱の解体時に内フラップと外フラップとの重なり部分を容易に剥がすことができないという問題点があった。従来、このような問題点を解決するために、解体を容易にする様々な方法が提案されていた。これらは、例えば、外フラップにミシン目を入れたり(特許文献1参照。)、或いは、包装箱に指入れ用の穴を設け、この穴に指を差し込んで包装箱を解体するものである(特許文献2参照)。更には、フラップの隅に折線を形成し、この折線に沿ってフラップを折曲げて、この部分を摘み易くすることによって、包装箱の開封を容易にするものもある。(特許文献3参照。)。
特開2002−12220号公報(図3) 特開平9−295634号公報(図1) 特開2003−40255号公報(図3)
しかしながら、開封や解体を容易にするための従来の包装箱は、その構造が複雑であり、実際に組み立てる際に手間や費用がかかる等の理由から、大量には使用されていなかった。また、フラップにミシン目を入れた包装箱の場合、重量物を収容した時にミシン目が破れてしまう可能性がある。また、包装箱に穴を設ける場合には、この穴からほこりが入ったりする場合もある。更に、異物の混入の恐れもあるので、多くは採用されていない。また、フラップに折線を形成する従来例の場合、軽量物を収容するための薄いダンボール紙材等を用いる場合には問題となり難いが、包装箱材が厚い材料(5mm程度のダンボール紙材)などの場合、単純な折線だけでは容易に折り曲げることができないという問題がある。このような問題は、重量物を内部に収納するような、高い強度が求められる包装箱の場合に特に顕著である。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を設け、当該摘み部の厚さを他の部分より薄くする、という構成を採っている。
また、請求項2記載の発明では、相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を形成すると共に、この摘み部に、角部の縁部に対して所定の角度を有する少なくとも1本の折線を形成する、という構成を採っている。
請求項3記載の発明では、相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を設け、当該摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成して設ける、という構成を採っている。
請求項4の発明では、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成する、という構成を採っている。
請求項5の発明では、請求項1に記載の発明の構成に加え、摘み部に、角部の縁部に対して所定の角度を有する少なくとも1本の折線を形成する、という構成を採っている。
請求項6の発明では、請求項5に記載の発明の構成に加え、摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成する、という構成を採っている。
請求項7の発明では、請求項1,2,3,4,5又は6に記載の発明の構成に加え、蓋部分における摘み部とその他の部分との境界に折線を形成する、という構成を採っている。
さらに、請求項8の発明では、上記請求項1〜7のいずれかに記載した包装箱材を組み立てて包装箱を形成する、という構成を採っている。
請求項1の発明に係る包装箱材によれば、蓋部材の間に所定の隙間が形成されるため、指を挿入し易く、摘み部を容易に摘むことができる包装箱を形成することができる。
請求項2の発明に係る包装箱材によれば、摘み部が二つ折りにされるため、摘み部を容易に摘むことができる包装箱を形成することができる。
請求項3の発明に係る包装箱材によれば、摘み部が切込みによって折線で確実に折り曲げられる包装箱を形成することができる。
請求項4の発明に係る包装箱材によれば、請求項1又は2の発明の効果に加え、切込みの位置で正確に摘み部を折り曲げることができる包装箱を形成することができる。
請求項5の発明に係る包装箱材によれば、請求項1の発明の効果に加え、摘み部が二つ折りにされるため、摘み部を容易に摘むことができる包装箱を形成することができる。
請求項6の発明に係る包装箱材によれば、請求項5の発明の効果に加え、切込みの位置で正確に摘み部を折り曲げることができる包装箱を形成することができる。
請求項7の発明に係る包装箱材によれば、請求項1,2,3,4,5又は6の発明の効果に加え、摘み部がより折り曲げやすい包装箱を形成することができる。
更に、請求項8に係る包装箱によれば、複雑な構造を採ることなく、重量物用の高強度の材料からなる包装箱でも容易に開封でき又は解体することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る包装箱材1の展開図を示している。この図に示すように、包装箱材1は四角形の4枚の側壁部分3,5,7,9と、4枚の上側蓋部分3a,5a,7a,9aと、更に4枚の下側蓋部分3b,5b,7b,9bとから構成されている。また、側壁部分7の端部には側壁部分9と連結するための連結部分7cが設けられている。
包装箱材1を包装箱として組み立てる場合には、図中の点線で折り曲げると共に連結部材7cで立方体を形作り、下側蓋部分3b,5b,7b,9bで底面を封止する。ここで、包装箱材の材料は、例えばダンボール紙などが用いられるが、これに限定される訳ではなく、別の厚紙材やプラスチック材などでもよい。
本発明の包装箱材1の各構成要素について以下により詳しく説明する。各側壁部分3,5,7は順に連結されており、側壁部分9は側壁部分3に連結されている。各側壁部分3,5,7,9の高さは、箱状体を形成するためにすべてほぼ同等となっている。そして、包装箱材1が組み立てられて立方体となった場合、各側壁部分3,5,7,9のうち、一対の側壁部分3と7が相互に対向し、一対の側壁部分5と9が相互に対向するようになっている。従って、相互に対向する一対の側壁部分3と7及び5と9は、それぞれほぼ同一の形状及び大きさとなっている。但し、本実施形態では、後述するように上側蓋部分7a及び下側蓋部分7bが最後に封止されるので、側壁部分7の高さは側壁部分3の高さより僅かに高くなっている。尚、各側壁部分3,5,7,9は、1枚の材料から切り出して各境界線(図中の点線)で折り曲げられるようになっている。
また、各側壁部分3,5,7,9の上部にはそれぞれ上側蓋部分3a,5a,7a,9aが連結されている。各上側蓋部分3a,5a,7a,9aは、対応する側壁部分3,5,7,9とほぼ同等の幅を有しており、側壁部分3,5,7,9との境界線(点線)で折れ曲がるようになっている。上側蓋部分3a,5a,7a,9aの高さは自由に選択することが可能であるが、本実施形態では、側壁部分3及び7に連結されている上側蓋部分3a,7aは、後述する包装箱1Aの上面をそれぞれ封止できるように、側壁部分5の幅W程度に設定されている。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、各上側蓋部分3a,7aの高さをWの半分程度として、これら2枚の上側蓋部分3a,7aで封止するようにしてもよい。更には、各上側蓋部分3a,7aの高さをWの長さより低くWの半分より高く設定することにより、2枚の上側蓋部分3a,7aが部分的に重なり合うようにして封止してもよい。尚、各上側蓋部分3a,5a,7a,9aは、対応する側壁部分3,5,7,9と一体的に材料から切り出して各境界線で折り曲げるようになっている。また、上側蓋部分3a,7aがあれば包装箱の上面を封止できるので、上側蓋部分5a,9aは本発明に必須のものではない。尚、上側蓋部分3a,5a,7a,9aは四角形であることが望ましいが、他の形状であってもよい。
更に、各側壁部分3,5,7,9の下方には、それぞれ下側蓋部分3b,5b,7b,9bが連結されている。各下側蓋部分3b,5b,7b,9bは、上側蓋部分3a,5a,7a,9aとほぼ同様な形状及び大きさを有しており、包装箱の底面を封止できるようになっている。尚、上側蓋部分3a,5a,7a,9aの場合と同様に、下側蓋部分3b,7bがあれば包装箱を封止できるので、下側蓋部分5b,9bは無くてもよい。尚、図では下側蓋部分9bの一部を切欠いているが、これは包装箱材1に用いたダンボール紙材の内部の方向を示している。尚、下側蓋部分3b,5b,7b,9bは四角形であることが望ましいが、他の形状であってもよい。
また、包装箱材1の上側蓋部分7a及び下側蓋部分7bには、所定の摘み部15,17が形成されている。本実施形態では、上側蓋部分7aの上側の左右両端(側壁部分7に連結されていない側の角部)に2つの摘み部15が形成され、下側蓋部分7bの下側の左右両端にも2つの摘み部17が形成されている。各摘み部15,17は折線15a,17aを境界線として三角形の形状をしており、すべて同一の構造である。摘み部15,17の具体的な構造については後述する。
次に、上記包装箱材1を用いて組み立てられた包装箱1Aについて、図2を参照して説明する。図2は本実施形態に係る包装箱1Aを示す斜視図であり、上面は封止されていない状態を示している。この図では、包装箱1Aを構成する部材には厚みが無いように示されているが、上記したように、包装箱1Aはダンボール紙材などで構成されているので、所定の厚みを有することは言うまでもない。
包装箱1Aは組み立てられると、下面が下側蓋部分3b,5b,7b,9b(図1参照)によって封止される。そしてこの包装箱1Aは、本実施形態では、缶や瓶あるいはプラスチック材の袋容器などを包装するものとなる。包装箱1Aの側面は、上記したように、対向する2対の側壁部分3と7及び5と9とで構成される。図では、上側蓋部分3a,5a,7a,9aが開放されているが、実際に商品等を包装する場合には、これらの上側蓋部分3a,5a,7a,9aで封止して、略六面体形状とする。
包装箱1Aの上面を封止するには、先ず、上側蓋部分5a及び9aを折曲げ(図中の矢印(1)、(2))、次に、上側蓋部分3aを折り曲げる(図中の矢印(3))。そして最後に、上側蓋部分7aを折り曲げて(図中の矢印(4))、これを上側蓋部分3aに接着する。但し、摘み部15及び17には接着剤等は塗布しないようにする。なぜなら、この部分は、後述するように、包装箱1Aを解体する際に最初に摘む部分となるものであり、容易に折り曲げることができるようにするためである。
図3は、内部に被収容物が収容され、上側蓋部分7aで上面が封止された状態の包装箱1Aを示す斜視図である。この図に示すように、包装箱1Aの上面の角部に2つの摘み部15が位置している。また、図では示されていないが、包装箱1Aの下面にも、下側蓋部分7bの摘み部17が形成されている。但し、上側蓋部分7a若しくは下側蓋部分のいずれか一方の角部にのみ摘み部を設けるようにしてもよい。
本実施形態では、上側蓋部分7aに2つの摘み部15と、下側蓋部分7bに2つの摘み部17の合計4つが形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、上側蓋部分7a又は下側蓋部分7bに少なくとも1つ形成されていればよい。もちろん、上側蓋部材7aと下側蓋部分7bにそれぞれ1つずつ摘み部を形成するようにしてもよい。また、本実施形態では、摘み部15,17は直角二等辺三角形の形状となっているが、これは一例であり、指で摘むことができる形状であれば、直角二等辺三角形である必要はない。
次に、上側蓋部材7aに形成された摘み部15について詳述する。図4(A)は、摘み部15を拡大した斜視図である。この図に示すように、本実施形態の摘み部15は、折線15aを境界線としてつぶされており、その厚みが他の部分と比較して薄くなっている。このような摘み部15の構造は、ダンボール紙材などの材料から包装箱材を切り出す際に加工される。摘み部15の厚さは、他の部分と比べて薄くなっていればよいので、特に限定されるものではないが、元の厚さの半分程度になっていれば指先を上側蓋部分3aとの間に挿入し易い。また、摘み部15の大きさも特に限定されるものではないが、摘み易さ等を考慮すると、例えば上側蓋部分7aの角部からの距離Sが3cm程度の位置に折線15aを形成することが望ましい。また、折線15aは必ずしも直線である必要は無く、曲線であってもよい。尚、本実施形態では摘み部15と他の部分との境界線に折線を形成しているが、本発明では折線を形成しなくてもよい。
次に、包装箱1Aを開封若しくは解体する場合について説明する。上記したように、上側蓋部分7aの摘み部15はその厚さが他の部分と比べて薄くなっているので、上側蓋部分3aとの間に所定の隙間dが形成される(図4(A)参照)。摘み部15と上側蓋部分3aとの間に隙間dが形成されると、この隙間dに指先を挿入することが可能となる。従って、包装箱1Aを開封若しくは解体する際に、この摘み部15を容易に摘むことができる。
摘み部15を摘んで上方に引き上げると、図4(B)に示すように、この摘み部15は折線15aに沿って折れ曲がる。このため、確実に摘み部15を把持することができる。そして、更にこの摘み部15を引き上げることで、接着剤の接着力に抗して上側蓋部分7aを上側蓋部分3aから剥離させることができる。このように、容易に上側蓋部分7aを開封することができるので、内部に収容されている飲料用缶や瓶などを容易に取り出すことができ、また、プラスチック材からなる袋容器の飲料容器が空になった後、これを廃棄する際にも容易にこの袋容器を取り出すこともできる。そして、使用された後の包装箱1Aは、下側蓋部材7bも同様に剥離され、薄く折り畳むことができるようになる。
次に、図5に基づいて、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態に係る包装箱1Bでは、摘み部19に2本の折線19a,19bが形成されている点が特徴である。即ち、摘み部19には、他の部分との境界線の位置に第1の実施形態と同様な折線19aが形成されている。そして、この折線19aの中点から上側蓋部分7aの角部に向かってもう1本の折線19bが形成されている。そして、折線19aと折線19bとは、相互に略直角となっている。
このように形成された摘み部19の機能について説明すると、先ず、折線19aに沿って摘み部19を折り曲げる。次に、摘み部19を折線19bに沿って谷折りする。これにより、厚みの為、摘みにくかった摘み部が指先のふくらみにうまくフィットして、より力を入れて摘みながら蓋部分間の接着を剥離することができるようになる。尚、折線19bは、上記したように、摘み部19を摘み易くすることが目的であるので、図5に示すものに限定されるものではなく、例えば、摘み部19を折線19bに沿って重ね合わせてもよいし、折線19bに平行な方向に複数の折線を設けるようにしてもよい。
次に、図6及び図7に基づいて、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態に係る包装箱1Cは、摘み部21の折線21a線の両端部に切込み21bが形成されている点が特徴である。即ち、摘み部21を形成するための折線21aの両端部に三角形状の切込み21bが形成されている。切込み21bの一辺は、折線21aの延長線上に位置している。このような切込み21bは、材料から包装箱材を切り出す際に同時に形成することが可能である。
切込み21bが形成された摘み部21を折り曲げようとすると、切込み21と折線21aを結ぶ直線に沿った位置の強度は他の部分の強度と比較して低いので、確実に折線21aに沿って摘み部21を折り曲げることができる。仮に、折線21aが形成されていなくても、各切込み21bを結ぶ線に沿って折り曲げることも可能となる。また、折線21aの両端部ではなく、一端部にのみ切込みを形成するようにしてもよい。尚、図7に示すように、本実施形態の切込み21bの形状は三角形であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、三角形ではなく、半円形状の切欠きや折曲げ線21aに沿って細い切れ目からなる切込みを入れても同様の効果を得ることは可能である。
以上、それぞれ摘み部が薄く形成された実施形態、蓋部分の角部に形成された折線を有する実施形態及び切込みを有する実施形態について説明した。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、これらを任意に組み合わせた包装箱にしてもよい。
本発明の包装箱は、特に、約9.5リットル(2.5(米)ガロン)入りのバグインボックスタイプ(内部にプラスチック材の袋容器を収容したもの)の包装箱として最適であり、カップ式飲料自動販売機などに用いられる。また、包装箱は様々な容量の飲料容器に適応できるが、特に物流面での観点から、包装箱の大きさは、既存の大きさの包装箱(例えば、350ml又は500mlのペットボトルや缶、24本分の大きさ)と同等とすることが望ましい。しかしながら、250mlから500ml程度の容量の容器を4〜24本程度までは十分に適用可能である。もちろん、様々な容量で24本以上の場合にも対応することは可能である。
また、包装箱を構成する材料はダンボール紙のような厚紙材が用いられることが多い。その厚さは、内容物が350mlから500ml入りの飲料の場合、3〜5mm程度のものを用いる。また、500mlより多い容量の飲料の場合には、更に厚いものを用いるのが望ましい。しかしながら、それ以外の材質を強度を考慮した上で用いることも可能である。
様々なものを包装できる包装箱であって、開封及び解体がされる包装箱に適用できる。
本発明の包装箱材の展開図を示す。 図1に開示した包装箱材から形成された包装箱を示す概略斜視図であり、上面が封止される前の状態を示す。 図2に開示した包装箱を封止した状態を示す概略斜視図を示す。 図3に開示した包装箱の摘み部を拡大した斜視図を示し、図4(A)は摘み部を折り曲げる前の状態を示し、図4(B)は折り曲げた後の状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る包装箱材の摘み部を拡大した斜視図を示す。 本発明の更に他の実施形態に係る包装箱材の摘み部を拡大した斜視図を示す。 図6に開示した包装箱の部分展開図を示す。
符号の説明
1 包装箱材
1A,1B,1C 包装箱
3,5,7,9 側壁部分
3a,5a,7a,9a 上側蓋部分
3b,5b,7b,9b 下側蓋部分
15,17 摘み部
15a,17a 折線
19,21 摘み部
19a,19b,21a 折線
21b 切込み

Claims (8)

  1. 相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、
    前記上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、前記側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を設け、当該摘み部の厚さを他の部分より薄くしたことを特徴とする包装箱材。
  2. 相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、
    前記上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、前記側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を形成すると共に、この摘み部に、前記角部の縁部に対して所定の角度を有する少なくとも1本の折線を形成したことを特徴とする包装箱材。
  3. 相互に連結された対向する2対の側壁部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された上側蓋部分と、対向する少なくとも1対の前記側壁部分に連結された下側蓋部分とを備えた包装箱材において、
    前記上側及び下側蓋部分の少なくとも一方の蓋部分の四隅のうち、前記側壁部分と連結されていない側の角部に少なくとも1つの摘み部を設け、当該摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成して設けたことを特徴とする包装箱材。
  4. 前記摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱材。
  5. 前記摘み部に、前記角部の縁部に対して所定の角度を有する少なくとも1本の折線を形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装箱材。
  6. 前記摘み部と他の部分との境界の少なくとも一端部に所定の切込みを形成して設けたことを特徴とする請求項5に記載の包装箱材。
  7. 前記蓋部分における摘み部とその他の部分との境界に折線を形成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の包装箱材。
  8. 上記請求項1〜7のいずれかに記載した包装箱材を組み立てて形成したことを特徴とする包装箱。
JP2003294589A 2003-08-18 2003-08-18 包装箱材及びこれを用いた包装箱 Expired - Fee Related JP4230853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294589A JP4230853B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 包装箱材及びこれを用いた包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294589A JP4230853B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 包装箱材及びこれを用いた包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005059921A true JP2005059921A (ja) 2005-03-10
JP4230853B2 JP4230853B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=34371112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003294589A Expired - Fee Related JP4230853B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 包装箱材及びこれを用いた包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4230853B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045484A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Suntory Ltd 包装箱
JP2010013123A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Rengo Co Ltd 包装箱
JP2013227033A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Kureha Corp 長尺物が巻かれた巻回体を収容する容器および巻回体入り容器
JP2016094242A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 三和酒類株式会社 包装箱
JP2021031113A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 サッポロビール株式会社 紙箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170137769A1 (en) * 2014-03-28 2017-05-18 Hitachi Chemical Company, Ltd. Cell capturing apparatus, cell capturing device provided with pre-processing part, and pre-processing part

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5041901U (ja) * 1973-08-10 1975-04-28
JPH0415611Y2 (ja) * 1989-02-01 1992-04-08
JPH0713720U (ja) * 1993-08-06 1995-03-07 ザ・パック株式会社 提げ手付きカートン
JP2003040255A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Saito Shokai:Kk Ppc用紙用段ボールケース
JP2003146329A (ja) * 2001-11-15 2003-05-21 Rengo Co Ltd 包装箱
JP2005053519A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Nippon Paper Industries Co Ltd カットシート梱包ケース

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5041901U (ja) * 1973-08-10 1975-04-28
JPH0415611Y2 (ja) * 1989-02-01 1992-04-08
JPH0713720U (ja) * 1993-08-06 1995-03-07 ザ・パック株式会社 提げ手付きカートン
JP2003040255A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Saito Shokai:Kk Ppc用紙用段ボールケース
JP3530507B2 (ja) * 2001-07-31 2004-05-24 株式会社齊藤商会 Ppc用紙用段ボールケース
JP2003146329A (ja) * 2001-11-15 2003-05-21 Rengo Co Ltd 包装箱
JP2005053519A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Nippon Paper Industries Co Ltd カットシート梱包ケース

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045484A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Suntory Ltd 包装箱
JP4740687B2 (ja) * 2005-08-11 2011-08-03 サントリーホールディングス株式会社 包装箱
JP2010013123A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Rengo Co Ltd 包装箱
JP2013227033A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Kureha Corp 長尺物が巻かれた巻回体を収容する容器および巻回体入り容器
JP2016094242A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 三和酒類株式会社 包装箱
JP2021031113A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 サッポロビール株式会社 紙箱
JP7463066B2 (ja) 2019-08-23 2024-04-08 サッポロビール株式会社 紙箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4230853B2 (ja) 2009-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110127161B (zh) 存储和运输箱及用于一次或多次存储和运输箱的方法
US9783334B2 (en) Shipping and display container
JP3197408U (ja) 包装展示兼用箱
WO2009064664A1 (en) Carton having modified end flaps for improved stacking strength and including easy opening feature
US4688716A (en) Package box
JPH03505193A (ja) 包装容器および容器の充填方法および取扱方法
JP4230853B2 (ja) 包装箱材及びこれを用いた包装箱
JP3127804U (ja) ダンボール箱
JP4679227B2 (ja) 段ボール製包装箱
JP2011016571A (ja) 包装用箱
JP2002068174A (ja) 開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱
JP4156189B2 (ja) サイドオープンカートン
JP2009073537A (ja) ラップラウンド箱
JPH10167253A (ja) 段ボール箱
JP2001219927A (ja) 角筒形円形瓶用包装箱
JP2006069653A (ja) 再封緘機能付ラップラウンド箱
EP3710367B1 (en) Container including tamper proof closure
JP2009096513A (ja) キャリーカートン
JP2023011229A (ja) バッグインカートン用のカートン
EP0531581A1 (en) Flip top bag-in-box
JP4580229B2 (ja) 包装箱
JPH0586818U (ja) 紙 箱
JP2022138468A (ja) バッグインカートン用のカートン
AU2005100550A4 (en) Shelf Ready Carton and Blank Therefor
JP2022166323A (ja) 物品包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4230853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees