JP2005059250A - 感圧複写帳票の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材シート18の上面に、発色剤層13が形成された連続感圧複写用紙17を使用して、下用紙12として必要な書式を発色剤層13上に印刷し、この発色剤13上に、複写が必要とされる部分に対応して顕色剤層14を形成し、基材シート18の裏面に、上用紙11として必要な書式を印刷し、基材シート18を上用紙11及び下用紙12の境界部分で折り重ね、その状態で折り曲げ部分を切り落とすように裁断して感圧複写帳票10を製造する。これにより、感圧複写帳票10を輸送中に圧力が加わっても、感圧複写帳票10が発色することを抑制できるので、自己感圧式の感圧複写帳票10の歩留まりを向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感圧複写帳票の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、感圧複写帳票としては、裏面に発色剤層が形成された上用紙と、表面に顕色剤層が形成された下用紙とを重ねたものが知られている。この感圧複写帳票の上用紙の表面から、例えばボールペンなどにより記録を行うと、上用紙と下用紙との間において発色剤層と顕色剤層とが加圧接触することにより発色剤と顕色剤とが発色反応する。この発色反応により、上用紙の表面に記録されたのと同じものが下用紙の上にも記録されるから、2枚の用紙に同時に記録を行うことができる。
【0003】
しかしながら上記の構成では、上用紙及び下用紙ともに専用紙を使用しなければならないという問題点がある。
【0004】
上記の問題点を解決するため自己発色感圧型の感圧複写帳票が提案されている(特許文献1参照)。これは、例えば表面に発色剤層が形成され、その上に顕色剤層が形成された感圧複写用紙の上に、上用紙を重ねたものである。
【0005】
この感圧複写帳票の上用紙の表面から、例えばボールペンなどにより記録を行うと、感圧複写用紙の表面で発色剤層と顕色剤層とが加圧接触することにより発色剤と顕色剤とが発色反応する。この発色反応により、上用紙の表面に記録されたものと同じものが感圧複写用紙の上にも記録されるから、2枚の用紙に同時に記録を行うことができる。
【0006】
この自己発色感圧型の感圧複写帳票によれば、上用紙としては汎用紙を用いることができ、下用紙のみに専用の感圧複写用紙を使用すればよい。
【0007】
【特許文献1】
特開平2001−347755公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の自己発色感圧型の感圧複写用紙は、輸送中又は保管中に発色してしまうことがあるという問題点がある。
【0009】
また、自己発色型の感圧複写用紙は通常、製紙メーカにおいて大ロットで製造される。これは、製紙メーカは最終的な製品形態を知りうる立場になく、感圧複写用紙のどの部分に複写が必要かが分からないので、感圧複写用紙として完成した形態で帳票メーカに納入する必要があったためである。この結果、帳票メーカは感圧複写用紙を少量だけ必要とする場合でも、大ロットで製造されたものを購入しなければならないため、コストが高くなることがあるという問題点がある。
【0010】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、輸送中又は保管中に発色することが防止され、かつ小ロットで製造可能な自己発色感圧型の感圧複写帳票の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、基材シートの一方の面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された感圧複写用紙を使用して、上用紙及び下用紙からなる感圧複写帳票を製造する方法であって、前記下用紙として必要な書式を前記感圧複写用紙の第1の薬剤層の上に印刷する工程と、前記発色剤及び前記顕色剤のうちの他方を含む第2の薬剤層を、複写が必要とされる部分に対応して前記第1の薬剤層上に形成する工程とを実行して前記下用紙を製造すると共に、この下用紙のうち前記第1の薬剤層が形成された面に、必要な書式が印刷された上用紙を重ねることを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明によれば、帳票メーカは、製紙メーカから、基材シートの一方の面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された感圧複写用紙を購入し、これに所定の書式及び第2の薬剤層を印刷することにより下用紙を製造することができる。これにより、製紙メーカから帳票メーカに感圧複写用紙が納入される過程において、感圧複写用紙をロール状にして輸送又は保管する際に外力が加わっても、感圧複写用紙には第1の薬剤層しか塗布されていないので、感圧複写用紙が発色することがなく、感圧複写帳票の歩留まりが向上する。
【0013】
さらに、例えば帳票メーカから小売店に完成した感圧複写帳票が納入される過程において、感圧複写帳票を輸送又は保管する際に外力が加わっても、感圧複写帳票には複写が必要とされる部分にしか第2の薬剤層が形成されていないので、複写が必要とされない部分が発色することがない。このように、完成品の納入過程においても感圧複写帳票の歩留まりが向上する。
【0014】
また、従来、感圧複写用紙は発色剤及び顕色剤が全面に塗工された状態で製紙メーカから納入されていた。このため、感圧複写用紙はどの部分を加圧しても発色してしまうことから、帳票メーカのデザインの自由度は小さく、罫線や枠線などを印刷して記入欄を形成し、感圧複写帳票へと加工していた。これに対して本発明によれば、帳票メーカは、感圧複写帳票のデザインを自由に設計して、例えば感圧複写用紙のどの部分を複写可能とし、どの部分を複写不可能とするかを自由に選択することができる。このように、本発明によれば、帳票メーカは自由に感圧複写帳票の設計ができるため、多様なデザインの製品を生産するということが可能となる。
【0015】
そして、従来、帳票メーカは製紙メーカから感圧複写用紙を大ロットで購入し、これを感圧複写帳票へと加工していたが、上述のように、従来は帳票メーカのデザインの自由度は小さく、製品の種類にも限界があった。このため、感圧複写帳票の需要が小さい場合でも製紙メーカからは大ロットで感圧複写用紙を購入して、これを感圧複写帳票へと大量に加工せざるを得ず、製造コストが高くなるという問題があった。これに対して本発明では、製紙メーカから感圧複写用紙を大ロットで購入しても、帳票メーカは多様なデザインの感圧複写帳票が製造可能となるので、市場の需要に応じて多様なデザインの感圧複写用紙を小ロットで製造可能となる結果、製造コストの削減を図ることができる。
【0016】
請求項2の発明は、基材シートの一方の面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された連続感圧複写用紙を使用して、上用紙及び下用紙からなる感圧複写帳票を製造する方法であって、前記下用紙として必要な書式を前記連続感圧複写用紙の第1の薬剤層の上に印刷する工程と、前記発色剤及び前記顕色剤のうちの他方を含む第2の薬剤層を前記下用紙に複写が必要とされる部分に対応して前記第1の薬剤層上に形成する工程とを実行して前記連続感圧複写用紙に前記下用紙のための領域を形成し、前記連続感圧複写用紙のうち前記下用紙のための領域とは異なる領域であって前記第1の薬剤層とは反対側の面に、前記上用紙として必要な書式を印刷して前記上用紙のための領域を形成し、その後、前記連続感圧複写用紙を前記上用紙及び下用紙のための各領域の境界部分で、前記上用紙の印刷面とは反対側が前記下用紙の前記第1の薬剤層の形成面に重なるように折り曲げ、その状態で少なくとも前記折り曲げ部分を切り落とすように裁断することを特徴とする。
【0017】
従来、一般に自己発色型の感圧複写帳票は、下用紙である自己発色型の感圧複写用紙の上に上用紙を重ねて製造されており、2種類の紙が必要とされていた。
【0018】
請求項2の発明によれば、帳票メーカは、以下のようにして、単一の連続感圧複写用紙の上面と裏面とを利用することにより感圧複写帳票を作製できるので、製造工程を簡略化できる。すなわち、帳票メーカは製紙メーカから基材シートの上面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された連続感圧複写用紙を購入し、この第1の薬剤層の上に下用紙として必要な書式を印刷し、さらに第1の薬剤層の上に複写を必要とする部分に対応して第2の薬剤層を印刷する。そして、基材シートの裏面には第1の薬剤層は形成されておらず、基材シートが露出しているので、この裏面に上用紙として必要な書式を印刷する。その後、連続感圧複写用紙を、下用紙の書式を印刷した領域の上面に、上用紙の上面が重なるように折り畳む。すると、発色剤層及び顕色剤層が形成された下用紙の上に上用紙が重ねられたものが、何組も重ねられた状態になるので、不要部分を切り落とすことにより感圧複写帳票を作製できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図5によって説明する。
図4は、実施形態に係る感圧複写帳票10の製造方法により製造された感圧複写帳票10を示すものである。感圧複写帳票10は、下用紙12と、この下用紙12の上に重ね合わされる上用紙11とからなる。
【0020】
下用紙12の上面には、全面にわたって、発色剤が内包されたマイクロカプセルを含む発色剤層13(第1の薬剤層に相当)が形成されている。この発色剤層13の上に、伝票名、宛名欄、金額欄、枠線、罫線など、複写帳票として使用されるために必要な書式が、文字、数字、記号などにより印刷されているとともに、宛名欄、金額欄など複写が必要とされる領域に対応して顕色剤を含む顕色剤層14(第2の薬剤層に相当)が形成されている。この下用紙12の裏面には基材シート18が露出している。
【0021】
上用紙11の上面には、伝票名、宛名欄、金額欄、枠線、罫線など、複写帳票として使用されるために必要な書式が、文字、数字、記号などにより印刷されている。この上用紙11の裏面には、発明としては必要ないが、その全面に、発色剤が内包されたマイクロカプセルを含む発色剤層13が形成されている。
【0022】
下用紙12の上面と上用紙11の裏面とが対向するように、下用紙12の上に上用紙11が重ね合わされて1組となって、感圧複写帳票10が構成されている。
【0023】
次に、上記感圧複写帳票10の製造方法を図1ないし図5によって説明する。まず帳票メーカは、基材シート18の一面に、全面にわたって発色剤層13が形成された連続感圧複写用紙17を製紙メーカから購入する。この連続感圧複写用紙17はロール19に巻回された状態で製紙メーカから供給される。この連続感圧複写用紙17には発色剤が塗布された発色剤層13のみが形成されているため、圧力を加えられたり、表面を擦られたりしても発色することがない。
【0024】
帳票メーカは、ロール19から連続感圧複写用紙17を繰り出して、加工ユニット22にて、パンチ孔15、折り畳みミシン目(図示せず)及び連続ミシン目16を形成する。パンチ孔15は、連続感圧複写用紙17の両端寄りの位置に、一列に並んで形成されている。図示しない折り畳みミシン目は、下用紙12となるべき領域と上用紙11となるべき領域とを区分するように形成されている。連続ミシン目16は、連続感圧複写用紙17の左端寄りに形成されたパンチ孔15よりも内側に形成されている。
【0025】
次に、発色剤層13の上に、下用紙12として使用するために必要な書式を、インパクトプリンタ用連続用紙のプリンタ20により印刷する。この書式は、伝票名、宛名欄、金額欄、枠線、罫線などからなり、文字、数字、記号などから構成される。このとき、下用紙12となるべき領域には、2枚分の伝票の書式が上下に連なって印刷されている(図5参照)。
【0026】
下用紙12としての書式が印刷された後、複写が必要とされる部分に対し、発色剤層13の上から、顕色剤印刷ユニット21により顕色剤を印刷して、顕色剤層14を形成する。このようにして、下用紙12となるべき領域を作製する。
【0027】
下用紙12となるべき領域を作製した後、下用紙12とは異なる領域で、発色剤層13が形成されていない面に、上用紙11として必要な書式をインパクトプリンタ用連続用紙のプリンタ20により印刷して、上用紙11となるべき領域を作製する。この書式は、下用紙12の書式と対応するように構成されており、上用紙11となるべき領域には、下用紙12の場合と同様に、2枚分の伝票の書式が上下に連なって印刷されている。
【0028】
この結果、連続感圧複写用紙17のうち、下用紙12となるべき領域には、基材シート18の上面に発色剤層13が一面に形成され、この発色剤層13の上に、インク23によって下用紙12に必要な書式が印刷されると共に、複写が必要な領域に顕色剤層14が形成されており、裏面には、基材シート18が露出している。一方、連続感圧複写用紙17のうち、上用紙11となるべき領域には、基材シート18の上面に、発明としては必要ないが、発色剤層13が一面に形成され、裏面にはインク23によって上用紙11に必要な書式が印刷されている(図1参照)。このように、単一の連続感圧複写用紙17には、発色剤層13が形成された基材シート18の上面を利用した下用紙12となるべき領域と、発色剤層13が形成されていない基材シート18の裏面を利用した上用紙11となるべき領域とが形成されている。
【0029】
さて、上記のようにして作製した連続感圧複写用紙17を折り畳みミシン目(図示せず)で折り曲げて、下用紙12となるべき領域の上面に、上用紙11となるべき領域の上面が重なるようにする。すると、単一の連続感圧複写用紙17のうち、発色剤層13及び顕色剤層14が形成された下用紙12となるべき領域と、上用紙11となるべき領域とが折り重なって一組となったものを作製できる(図2、3、5参照)。
【0030】
さらに、連続感圧複写用紙17を折り畳みミシン目(図示せず)で折り曲げて、上用紙11となるべき領域の裏面に、下用紙12の裏面が重なるようにする。すると、下用紙12の上面が上方を向く状態となる。
【0031】
以後、上記の工程を繰り返すことにより、下用紙12となるべき領域の上に、上用紙11となるべき領域が重なって一組となったものが複数組折り重なったものを作製できる。
【0032】
折り重なった状態の連続感圧複写用紙17を、その状態のままで、折り曲げ部分を切り落とす。すると、上用紙11と下用紙12とが切り離された状態になる。さらにその状態のまま、2枚分の伝票が上下に連なって印刷された状態になっている上用紙11及び下用紙12を、伝票が1枚ずつ切り離された状態になるように裁断する。すると、上用紙11と下用紙12とが重なって一組となったものが何組も重なったものが形成される(図4参照)。
【0033】
このようにして得られた一組の上用紙11及び下用紙12について、その左端を綴じ合わせることにより、自己発色感圧型の感圧複写帳票10を製造する。
【0034】
本実施形態によれば、製紙メーカから帳票メーカに納入される連続感圧複写用紙17には発色剤層13のみが形成されているため、圧力を加えられたり、表面を擦られたりしても発色することがない。これにより、製紙メーカから帳票メーカへの納品過程における連続感圧複写用紙17の歩留まりが向上する。また、完成した感圧複写帳票10には複写が必要とされる部分にしか顕色剤層14が形成されていないので、帳票メーカから小売店に完成した感圧複写帳票10が納入される過程において感圧複写帳票10に外力が加わっても、複写が必要とされない部分が発色することがない。このため、完成した感圧複写帳票10の納品過程においても歩留まりが向上する。
【0035】
また、本実施形態によれば、帳票メーカは、感圧複写帳票10のデザインを自由に設計して、例えば連続感圧複写用紙17のどの部分を複写可能とし、どの部分を複写不可能とするかを自由に選択し、所望の領域に顕色剤層14を形成し、複写可能な領域を作製することができる。この結果、帳票メーカは自分の手元で自由に感圧複写帳票10の設計ができるため、多様なデザインの製品を生産するということが可能となる。
【0036】
そして、本実施形態では、製紙メーカから連続感圧複写用紙17を大ロットで購入しても、帳票メーカは多様なデザインの感圧複写帳票10が製造可能となるので、市場の需要に応じて多様なデザインの感圧複写用紙10を小ロットで製造可能となる結果、製造コストの削減を図ることができる。
【0037】
さらに、本実施形態によれば、単一の連続感圧複写用紙17のうち、発色剤層13が形成された上面を利用した下用紙12となるべき領域と、発色剤層13が形成されていない裏面を利用した上用紙11となるべき領域とが重なって一組となったものが複数組折り重なったものを作製でき、これを裁断することにより感圧複写帳票10を作製できるので、製造工程を簡略化できる。
【0038】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0039】
(1)本実施形態においては、感圧複写帳票10は上用紙11及び下用紙12からなる2層構造のものとしたが、これに限られず、3層又はそれ以上の構造を有するものとしてもよい。その場合は、下用紙12の下に、更に下用紙12を所望の枚数だけ重ねることにより製造することができる。
【0040】
(2)本実施形態においては、第1の薬剤層を発色剤層13とし、第2の薬剤層を顕色剤層14としたが、これに限られず、第1の薬剤層を顕色剤層14とし、第2の薬剤層を発色剤層13としてもよい。
【0041】
(3)本実施形態においては、下用紙12となるべき領域に枠線などを印刷し、複写を必要とする領域に顕色剤層14を形成し、その後に上用紙11となるべき領域に枠線などを印刷したが、これに限られず、これらの工程の順序は任意に変更できる。例えば、上用紙11となるべき領域に枠線などを印刷した後、下用紙12となるべき領域に枠線などを印刷し、複写を必要とする領域に顕色剤層14を形成するものとしてもよい。また、複写を必要とする領域に顕色剤層14を形成した後に、下用紙12となるべき領域に印刷し、上用紙11となるべき領域に枠線などを印刷しても良い。また、複写を必要とする領域に顕色剤層14を形成した後に、上用紙11となるべき領域に印刷し、下用紙12となるべき領域に枠線などを印刷しても良い。
【0042】
(4)本実施形態においては、感圧複写帳票10の下用紙12となるべき領域及び上用紙11となるべき領域に、2枚分の伝票の書式を上下に連ねて印刷するものとし、これらを重ねて裁断することにより、感圧複写帳票10を作製するものとしたが、これに限られず、下用紙12となるべき領域及び上用紙11となるべき領域に、1枚分の伝票の書式を印刷し、これを重ねて不要部分を裁断して感圧複写帳票10を作製してもよいし、また3枚分以上の伝票の書式を印刷し、これを重ねて裁断して感圧複写帳票10を作製するものとしてもよい。
【0043】
(5)本実施形態においては、連続感圧複写用紙17を使用して感圧複写帳票10を作製したが、これに限られず、単票用紙を基材シートとして使用し、感圧複写帳票10を作製してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る感圧複写帳票の製造工程を示す断面図
【図2】本発明の実施形態に係る感圧複写帳票の製造工程を示す斜視図
【図3】本発明の実施形態に係る感圧複写帳票の製造工程を示す正面図
【図4】本発明の実施形態に係る感圧複写帳票の斜視図
【図5】本発明の実施形態に係る感圧複写帳票の製造工程を示す概念図
【符号の説明】
10…感圧複写帳票
11…上用紙
12…下用紙
13…発色剤層
14…顕色剤層
17…連続感圧複写用紙
18…基材シート
Claims (2)
- 基材シートの一方の面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された感圧複写用紙を使用して、上用紙及び下用紙からなる感圧複写帳票を製造する方法であって、
前記下用紙として必要な書式を前記感圧複写用紙の第1の薬剤層の上に印刷する工程と、前記発色剤及び前記顕色剤のうちの他方を含む第2の薬剤層を、複写が必要とされる部分に対応して前記第1の薬剤層上に形成する工程とを実行して前記下用紙を製造すると共に、
この下用紙のうち前記第1の薬剤層が形成された面に、必要な書式が印刷された上用紙を重ねることを特徴とする感圧複写帳票の製造方法。 - 基材シートの一方の面に、発色剤及び顕色剤のうちのいずれか一方を含む第1の薬剤層が全面に形成された連続感圧複写用紙を使用して、上用紙及び下用紙からなる感圧複写帳票を製造する方法であって、
前記下用紙として必要な書式を前記連続感圧複写用紙の第1の薬剤層の上に印刷する工程と、前記発色剤及び前記顕色剤のうちの他方を含む第2の薬剤層を前記下用紙に複写が必要とされる部分に対応して前記第1の薬剤層上に形成する工程とを実行して前記連続感圧複写用紙に前記下用紙のための領域を形成し、
前記連続感圧複写用紙のうち前記下用紙のための領域とは異なる領域であって前記第1の薬剤層とは反対側の面に、前記上用紙として必要な書式を印刷して前記上用紙のための領域を形成し、
その後、前記連続感圧複写用紙を前記上用紙及び下用紙のための各領域の境界部分で、前記上用紙の印刷面とは反対側が前記下用紙の前記第1の薬剤層の形成面に重なるように折り曲げ、その状態で少なくとも前記折り曲げ部分を切り落とすように裁断することを特徴とする感圧複写帳票の製造方法。
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