JP2005058592A - 熱変色性ヒートパック - Google Patents

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Yoshimasa Matsumoto
好正 松本
Kosaburo Fujita
幸三郎 藤田
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Abstract

【課題】目で見てヒートパックが温まっていることが確認できるとともに、温度変化に伴う色変化が起こり意匠的に面白さを有するヒートバグを提供すること。
【解決手段】たわみ性容器2に過冷却可能な酢酸ナトリウムの水溶液4と、活性材ストリップ5を内包したヒートパック1において、当該ヒートパック1に設定温度で熱変色する熱変色部6を具備する熱変色性ヒートパックとすることで、目で見てヒートパック1が温まっていることが確認できるとともに、温度変化に伴う色変化が起こり意匠的に面白さを有する。また、熱変色部6が、熱変色部分と熱不変色部分を組み合わせて構成されることで、熱変色の色と熱不変色の色の組み合わせの変化により、より面白さのある意匠が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たわみ性容器に過冷却可能な酢酸ナトリウムの水溶液と、活性材ストリップを内包したヒートパックに関するもので、特に発熱時に熱変色を生じるヒートパックに関するものである。
従来、酢酸ナトリウムの水溶液と、発熱の起爆として機能する活性材ストリップを内包するヒートパックが公知となっている。例えば、例えば特公昭60−1020号公報(特許文献1参照)、特開平1−164365号公報(特許文献2参照)、特開平3−37058号公報(特許文献3参照)、特開平3−37180号公報(特許文献4参照)、特開平5−261127号公報(特許文献5参照)、特開2000−116692号公報(特許文献6参照)、特開2000−342619号公報(特許文献7参照)、特開2002−17767号公報(特許文献8参照)等が挙げられる。
特公昭60−1020号公報 特開平1−164365号公報 特開平3−37058号公報 特開平3−37180号公報 特開平5−261127号公報 特開2000−116692号公報 特開2000−342619号公報 特開2002−17767号公報
しかし、上記従来のヒ−トパックでは、当該ヒートパックが温まっているか否かは手で触らないと確認できず、目で見ただけでは分からない不便性があった。また、従来のヒートパックは主に無着色でできており、意匠的に面白さに欠けるものであった。
本発明の目的は、上記問題を解決し、目で見てヒートパックが温まっていることが確認できるとともに、温度変化に伴う色変化が起こり意匠的に面白さを有するヒートバグを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、たわみ性容器に過冷却可能な酢酸ナトリウムの水溶液と、活性材ストリップを内包したヒートパックにおいて、当該ヒートパックに設定温度で熱変色する熱変色部を具備する熱変色性ヒートパックとすることで、目で見てヒートパックが温まっていることが確認できるとともに、温度変化に伴う色変化が起こり意匠的に面白さを有する。また、具体的には、酢酸ナトリウムの水溶液又はたわみ性容器に熱変色部を具備する熱変色性ヒートパックとする。また、たわみ性容器を着色して熱変色部を形成する又はたわみ性容器の外面に熱変色インキを印刷して熱変色部を形成する及びたわみ性容器の外面に転写紙にて熱変色インキを転写して熱変色部を形成する熱変色性ヒートパックとすることで容易に熱変色性ヒートパックを作製することができる。さらに熱変色部が、熱変色部分と熱不変色部分を組み合わせて構成することで、熱変色の色と熱不変色の色の組み合わせの変化により、より面白さのある意匠が可能となる。
本発明は、たわみ性容器に過冷却可能な酢酸ナトリウムの水溶液と、活性材ストリップを内包したヒートパックにおいて、当該ヒートパックに設定温度で熱変色する熱変色部を具備する熱変色性ヒートパックとすることで、目で見てヒートパックが温まっていることが確認できるとともに、温度変化に伴う色変化が起こり意匠的に面白さを有する。また、熱変色部が、熱変色部分と熱不変色部分を組み合わせて構成されることで、熱変色の色と熱不変色の色の組み合わせの変化により、より面白さのある意匠が可能となる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のヒートパックは、たわみ性容器に酢酸ナトリウムの水溶液と金属製の活性材ストリップを入れて密封することでヒートパックを得ることができ、当該ヒートパックを構成する酢酸ナトリウムの水溶液、或いはたわみ性容器に熱変色性色材を含ませるものである。その様にすることで、容器と内容物を酢酸ナトリウムの融解点以上の温度に、加熱し、それを完全に液化後、過冷却させたヒートパックを活性材ストリップを折り曲げ等を行うことで酢酸ナトリウムの結晶化が起こり、熱が放出される。当該熱の放出によりヒートパックが温まると、ヒートパックに含ませた熱変色性色材が発色、消色するものである。
本発明用のたわみ性容器は、ゴム、ビニル、ビニル被覆繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック材料が使用できる。具体的には、上記材料を約0.1〜0.2mm厚さのシート状の袋として使用する。内容物の密封には、シートの開口部を一般に使用される熱融着、接着等により密封する方法が使用できる。
本発明の酢酸ナトリウム水溶液は、酢酸ナトリウムを所定の量の水に溶かして作ることができる。水の酢酸ナトリウムに対する量が多いとヒートパックの温まる温度は低くなり、少ないと温度は高くなる。
本発明の活性材ストリップは、ステンレス等の金属よりなり、過冷却した酢酸ナトリウム水溶液を活性化し、酢酸ナトリウムを結晶化させる起爆材として用いるものである。従って、起爆材を有効に作用させるためには、当該活性材ストリップの形状は折り曲げ容易な板状であることが好ましい。また、当該板状体に切り込みを設けると、より起爆作用が良くなる。
本発明の熱変色部を形成するための熱変色性色材としては、熱発色性のものであっても良いし、熱消色性のものであっても良い。熱消色性のものとしては可逆性熱変色顔料が用いられ、当該可逆性熱変色顔料は、電子供与性呈色性有機化合物、前記化合物を呈色させる電子受容性化合物、及び前記両者の呈色反応の変色温度をコントロールする減感剤の三成分からなる可逆性熱変色組成物が主に用いられ、これらを乳化剤水溶液中でマイクロカプセル化されて得られるものが用いられる。
前記可逆性熱変色組成物としては、公知のもの又は市販品を使用することができる。例えば、電子供与性呈色性有機化合物、電子受容性化合物及び減感剤の3成分を必須成分とする組成物が挙げられる。電子供与性呈色性有機化合物としては、例えばトリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、スピロピラン系化合物、インドリノフタリド系化合物、ローダミンラクタム系化合物、ロイコオーラミン系化合物等が挙げられる。電子受容性化合物としては、例えばフェノール性化合物、チオ尿素誘導体、オキシ芳香族カルボン酸、カルボン酸及びその金属塩等が挙げられる。減感剤としては、例えば高沸点のアルコール類、エステル類、酸アミド類、カルボン酸類等が挙げられる。
前記可逆性熱変色顔料は、水性媒体中で公知のマイクロカプセル化法で得ることができる。例えば、コアセルベーション法、界面重合法、in situ(インサイチュ)重合法、液中硬化被覆法等を挙げることができる。更に、マイクロカプセル化された後、マイクロカプセルスラリーをろ過又は遠心分離により単離したものを乾燥して可逆性熱変色顔料を得ることができる。具体的には、本出願人が提案した、特開2000−325776号公報に記載したものが利用できる。
前記乳化剤水溶液で使用される乳化剤は、従来公知のものが使用でき、例えば、スチレン無水マレイン酸共重合体、エチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエ−テル無水マレイン酸共重合体等の水溶性高分子、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ゼラチン、水溶性のセルロース系誘導体等を用いることができる。
また、マイクロカプセルの壁材として、従来公知のものが使用できる。例えば、アミノアルデヒド樹脂、ポリ尿素、ポリウレタン、ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ゼラチン、アラビアゴム、セルロース誘導体等が、使用できる。
熱不変色部分を形成するには、非変色顔料を用いることができる。当該非変色顔料は、従来公知のものが使用でき、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系有機顔料や、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、酸化チタン、硫酸バリウム、クレー、ベントナイト等の無機顔料、その他、シリカ、アルミナ等も使用できる。また、熱不変色部分を形成するには、酸性染料、塩基性染料等の通常に用いられる染料を用いることもできる。
熱変色部を、内容物に形成する方法としては、酢酸ナトリウム水溶液に上記熱変色性色材、必要により非変色顔料又は染料を混合することで、熱変色部を形成することができる。また、たわみ性容器に熱変色部を形成する方法としては、上記熱変色性色材等をたわみ性容器の材料に練り込み、たわみ性容器を成形する方法、上記熱変色性色材等を印刷インキとしたわみ性容器の外面又は内面に印刷する方法及び上記熱変色性色材等を転写シートにして当該転写シートを用いて、たわみ性容器の表面に転写する方法を採用することができる。
図1は、酢酸ナトリウム水溶液4に熱消色性の熱変色性色材である可逆性熱変色顔料のマイクロカプセルを含有させ、酢酸ナトリウム水溶液4に熱変色部6を設けて作製したシートパック1である。当該ヒートパック1は、たわみ性容器2の中に可逆性熱変色顔料のマイクロカプセルを含んだ酢酸ナトリウム水溶液4と活性材ストリップ5と内包させている。たわみ性容器2の周囲は融着部3で内包物が外に洩れないように出来ている。図1は、酢酸ナトリウム水溶液4が、一旦、酢酸ナトリウムの融解点以上に加熱し、液状とした後、過冷却した状態で、熱変色部6が発色している状態のものである。図2は、活性材ストリップ5を操作し、酢酸ナトリウム水溶液4を活性化させ、結晶化させることで、発熱し、熱変色部6が消色した状態を示す。以上の色変化によりヒートパック1の冷却又は加温状態が一目で認識することができる。
図3は、たわみ性容器2の外面に熱不変色インキで「温」の文字を印刷して、その上を、熱不変色インキの色より濃い色の熱変色インキで、「温」の文字を覆い隠すように印刷したものである。図3の状態は、酢酸ナトリウム水溶液4が、一旦、酢酸ナトリウムの融解点以上に加熱し、液状とした後、過冷却した状態で、熱変色部6が発色しており、「温」の文字は熱変色部6で隠れている。図4は、活性材ストリップ5を操作し、酢酸ナトリウム水溶液4を活性化させ、結晶化させることで、発熱し、熱変色部6が消色することで、「温」の文字が現れた状態を示している。以上の色変化によりヒートパック1の冷却又は加温状態が一目で認識することができるとともに、熱変色の色と熱不変色の色の組み合わせの変化により、より面白さのある意匠が可能となる。
本発明の内包物に熱変色部を設ける実施例であって、ヒートパックの冷却状態を示すものである。 本発明の内包物に熱変色部を設ける実施例であって、ヒートパックの加温状態を示すものである。 本発明のたわみ性容器の外面に熱変色部を設ける実施例であって、ヒートパックの冷却状態を示すものである。 本発明のたわみ性容器の外面に熱変色部を設ける実施例であって、ヒートパックの加温状態を示すものである。
符号の説明
1 ヒートパック
2 たわみ性容器
3 融着部
4 酢酸ナトリウム水溶液
5 活性材ストリップ
6 熱変色部

Claims (7)

  1. たわみ性容器に過冷却可能な酢酸ナトリウムの水溶液と、活性材ストリップを内包したヒートパックにおいて、当該ヒートパックに設定温度で熱変色する熱変色部を具備することを特徴とする熱変色性ヒートパック。
  2. 前記酢酸ナトリウムの水溶液に熱変色部を具備する請求項1記載の熱変色性ヒートパック。
  3. 前記たわみ性容器に熱変色部を具備する請求項1記載の熱変色性ヒートパック。
  4. 前記たわみ性容器を着色して熱変色部を形成する請求項3記載の熱変色性ヒートパック。
  5. 前記たわみ性容器の外面に熱変色インキを印刷して熱変色部を形成する請求項3記載の熱変色性ヒートパック。
  6. 前記たわみ性容器の外面に転写紙にて熱変色インキを転写して熱変色部を形成する請求項3記載の熱変色性ヒートパック。
  7. 前記熱変色部が、熱変色部分と熱不変色部分を組み合わせて構成される請求項1乃至6記載の熱変色性ヒートパック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008074961A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Nippon Buroaa Kk 相変化蓄熱パック
DE202010007284U1 (de) * 2010-04-29 2011-09-23 Fashy Gmbh Produktion Und Vertrieb Wärmflasche aus Kunststoff
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