JP2005058109A - パン粉製造用パン生地製造方法。 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望長さの剣立ちのパン粉を製造するためのパン生地を製造する。
【解決手段】
パン生地を、所要数の、対をなす圧延用回転体(3,3;5,5;6,7)の間に順次通すことにより、パン生地を各圧延回転体による圧延を行うとともに、隣接する圧延回転体の対(3,3―5,5;5,5−6,7)の間で、同パン生地に引張りを加えることにより、所要の生地目のパン生地を製造する。
【選択図】 図2
【解決手段】
パン生地を、所要数の、対をなす圧延用回転体(3,3;5,5;6,7)の間に順次通すことにより、パン生地を各圧延回転体による圧延を行うとともに、隣接する圧延回転体の対(3,3―5,5;5,5−6,7)の間で、同パン生地に引張りを加えることにより、所要の生地目のパン生地を製造する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パン粉製造用のパン生地を製造方法に関する。
パン粉は、それを用いる製品の多様化により、剣立ちの小さいものから大きなものまで、種々の長さの剣立ちのものが求められるようになってきている。特に、最近の冷凍食品業界では、数センチにもなる剣立ちのパン粉が求められるようになってきている。
従来は、所望の長さの剣立ちのパン粉を製造するためには、主に、生地の成分の配合を調整したり、パン生地を食型に入れて同パン生地の生地目を調整することにより行われていた(特許文献1参照)。しかし、そのような従来の方法では、上記の如き数センチにもなる剣立ちのパン粉を製造することは難しかった。
特開昭49−35554
従来は、所望の長さの剣立ちのパン粉を製造するためには、主に、生地の成分の配合を調整したり、パン生地を食型に入れて同パン生地の生地目を調整することにより行われていた(特許文献1参照)。しかし、そのような従来の方法では、上記の如き数センチにもなる剣立ちのパン粉を製造することは難しかった。
本発明は、従来方法とは異なり、パン生地を複数の対をなす圧延ローラーなどの圧延回転体の間に通し、同パン生地に圧延伸展をかけ、所望の生地目のパン粉製造用パン生地を作ることができるようにすることを目的とするものである。
すなわち、本発明は、パン生地を所要数の対をなす圧延用回転体の間に順次通すことにより、該パン生地を所望程度に圧延伸展させ、パン粉製造用のパン生地を製造する方法であって、
パン生地を送る方向を基準として、第1段の対の圧延回転体から所要段数までの順次配置された対をなす圧延回転体を用意し、
各対を構成する圧延回転体間の間隔を、段数の大きくなるに従って狭く設定し、
第1段から順次、段数の大きくなるに従って、各段の対を構成している回転体の回転周面速度を速くすることにより、第1段の対の圧延回転体から順次段数の大きい対の圧延回転体の間に通されるパン生地が、各段の対の圧延回転体の間を通過し、次の段の対の圧延回転体の間に達した状態で、該次の段の対の圧延回転体によって所要大きさの引張りがかけられるようにした
ことを特徴とするパン粉製造用パン生地製造方法
を提供するものである。
本発明に係るこのパン粉製造用パン生地製造方法によれば、パン生地を対をなす回転体の間に順次通すことによって、当該パン生地を所望の程度に圧延伸展することができ、そのようにしてできたパン粉を焼成、冷却、老化、粉砕することにより、所望の長さの剣立ちのパン粉を製造することが可能となる。
パン生地を送る方向を基準として、第1段の対の圧延回転体から所要段数までの順次配置された対をなす圧延回転体を用意し、
各対を構成する圧延回転体間の間隔を、段数の大きくなるに従って狭く設定し、
第1段から順次、段数の大きくなるに従って、各段の対を構成している回転体の回転周面速度を速くすることにより、第1段の対の圧延回転体から順次段数の大きい対の圧延回転体の間に通されるパン生地が、各段の対の圧延回転体の間を通過し、次の段の対の圧延回転体の間に達した状態で、該次の段の対の圧延回転体によって所要大きさの引張りがかけられるようにした
ことを特徴とするパン粉製造用パン生地製造方法
を提供するものである。
本発明に係るこのパン粉製造用パン生地製造方法によれば、パン生地を対をなす回転体の間に順次通すことによって、当該パン生地を所望の程度に圧延伸展することができ、そのようにしてできたパン粉を焼成、冷却、老化、粉砕することにより、所望の長さの剣立ちのパン粉を製造することが可能となる。
1つの例としては、最後の対の圧延回転体は、一方を回転ローラーとし、他方を、該ローラから所望間隔あけられた無端ベルトコンベアとし、該最後の対の圧延回転体の前段にある各対の圧延回転体は、相互に所望間隔をあけた回転ローラーとするようにすることができる。
最後の段の対の圧延回転体の間を通過したパン生地は、それを圧延伸展された状態で巻き取ることにより、パン粉製造用のパン生地とすることができる。
より具体的には、上記最後の対の圧延回転体をなす上記回転ローラーと上記無端ベルトコンベアとの間を通されて圧延伸展されたパン生地を、同無端ベルトコンベア上に載置された状態で搬送するとともに、該無端ベルトコンベアの上方位置にカーリングネットを設定して、同カーリングネットと上記無端ベルトコンベアとの間で同パン生地を搬送することにより、該パン生地を圧延伸展された状態で巻き取るようにすることができる。
以下、本発明に係るパン粉製造用パン生地製造方法を添付図面に基づき説明する。
本発明に係る方法では、パン生地1を所要数の対をなす圧延用回転体3、3;5、5;6、7の間に順次通すことにより、該パン生地を所望程度に圧延伸展させ、所望の生地目のパン粉製造用のパン生地を製造するようになっている。
本発明に係る方法では、パン生地1を所要数の対をなす圧延用回転体3、3;5、5;6、7の間に順次通すことにより、該パン生地を所望程度に圧延伸展させ、所望の生地目のパン粉製造用のパン生地を製造するようになっている。
圧延回転体は、パン生地1を送る方向を基準として、第1段の対の圧延回転体3、3から所要段数までの順次配置された対をなす圧延回転体とされ、図示の例では、3段の対の圧延回転体が用意されており、第1段及び第2段の対をなす圧延回転体は、圧延回転ローラー3,3;5,5とされ、最後の第3段の対をなす圧延回転体は一方が圧延ローラー6、他方が無端ベルトコンベア7とされている。
各対を構成する圧延回転体間の間隔は、段数の大きくなるに従って狭く設定されている。図示の例では、第1段の対をなす圧延回転体である圧延ローラー3,3の間の間隔は10mm、第2段の圧延ローラー5,5の間の間隔は4mm、そして、第3段の対をなす圧延回転体をなす圧延ローラー6と無端ベルトコンベア7との間の間隔は2.5mmとされている。
第1段から順次、段数の大きくなるに従って、各段の対を構成している回転体の回転周面速度を速くして、第1段の対の圧延回転体3,3から順次段数の大きい対の圧延回転体の間に通されるパン生地が、各段の対の圧延回転体の間を通過し、次の段の対の圧延回転体の間に達した状態で、該次の段の対の圧延回転体によって引張りがかけられるようにしてある。すなわち、各段の圧延回転体の回転周面速度を適宜調整することにより、パン生地を任意の程度に引張り、当該パン生地に所望の生地目を形成することができる。
図示の実施形態では、第1段の対の圧延回転体3,3の前方位置には、ベルトコンベア2が設定されており、該ベルトコンべア2は、予め、間隔が15mmの圧延ローラーによって圧延伸展したパン生地1を、第1段の対の圧延回転体3,3の間に搬送するようになっている。また、第1段と第2段の対をなす圧延回転体3,3;5,5の間には、短い無端ベルトコンベア4が設定されており、第1段の対をなす圧延回転体3,3から排出されたパン生地を第2段の対をなす圧延回転体5,5まで搬送するようになっている。更に、最後の段である第3段の対をなす圧延回転体の一方である無端ベルトコンベア7の上方位置には、カーリングネット8が設定されており、第三段の対をなす圧延回転体6,7の間を通されて圧延伸展されたパン生地が、同無端ベルトコンベア7上でカーリングネットとの間を通され、圧延伸展された状態でカーリングされるようになっている。無端ベルトコンベア7の上方位置にある参照番号9で示す部材は、カーリングされて搬送されてくるパン生地を所要の圧力をかけながらパン生地のカーリングを完成させる展圧板である。
下記表1に示す配合材料を0.5袋用横型ミキサーにて混捏した後に、この生地を28℃湿度75%の醗酵室にいれ1時間発酵させた後、この生地を1.5Kgに分割し、相互の間隔が15mmの予備圧延ローラーに通した後、前述の圧延装置のベルトコンベア2上に供給し、同装置を通して同パン生地の圧延を行った。このときの第1段の対をなす圧延回転体3,3の回転周面速度は25m/min、第2段の対をなす圧延回転体5,5の回転周面速度は55m/min、第3段の対をなす圧延回転体6,7の回転周面速度は80m/minとした。
第3段の対をなす圧延回転体6,7により最終の圧延伸展が行われたパン生地は、即座に、カーリングネット8に達してカーリングが開始され、更に、展圧板9により加圧しながらカーリングを完成させた。
このようにして形成したパン粉製造用パン生地をケース(食型)に入れて焼成し、冷却、老化後、粉砕することによりパン粉を製造した。
下記表2は、このようにして形成されたパン粉と従来のパン粉との剣立ちの長さの比較を示している。
第3段の対をなす圧延回転体6,7により最終の圧延伸展が行われたパン生地は、即座に、カーリングネット8に達してカーリングが開始され、更に、展圧板9により加圧しながらカーリングを完成させた。
このようにして形成したパン粉製造用パン生地をケース(食型)に入れて焼成し、冷却、老化後、粉砕することによりパン粉を製造した。
下記表2は、このようにして形成されたパン粉と従来のパン粉との剣立ちの長さの比較を示している。
1 パン生地
2 ベルトコンベア
3 圧延回転体(圧延ローラー)
4 ベルトコンベア
5 圧延回転体(圧延ローラー)
6 圧延回転体(圧延ローラー)
7 圧延回転体(無端ベルトコンベア)
8 カーリングネット
9 展圧板
2 ベルトコンベア
3 圧延回転体(圧延ローラー)
4 ベルトコンベア
5 圧延回転体(圧延ローラー)
6 圧延回転体(圧延ローラー)
7 圧延回転体(無端ベルトコンベア)
8 カーリングネット
9 展圧板
Claims (4)
- パン生地を所要数の対をなす圧延用回転体の間に順次通すことにより、該パン生地を所望程度に圧延伸展させ、パン粉製造用のパン生地を製造する方法において、
パン生地を送る方向を基準として、第1段の対の圧延回転体から所要段数までの順次に配置された対をなす圧延回転体を用意し、
各対を構成する圧延回転体間の間隔を、段数の大きくなるに従って狭く設定し、
第1段から順次、段数の大きくなるに従って、各段の対を構成している回転体の回転周面速度を速くすることにより、第1段の対の圧延回転体から順次段数の大きい対の圧延回転体の間に通されるパン生地が、各段の対の圧延回転体の間を通過し、次の段の対の圧延回転体の間に達した状態で、該次の段の対の圧延回転体によって引張りがかけられるようにした
ことを特徴とするパン粉製造用パン生地製造方法。 - 最後の対の圧延回転体を、一方は回転ローラーとし、他方は、該ローラーから所望間隔あけられた無端ベルトコンベアとし、
該最後の対の圧延回転体の前段にある各対の圧延回転体は、相互に所望間隔をあけた回転ローラーとすることを
特徴とする請求項1に記載のパン粉製造用パン生地製造方法。 - 最後の段の対の圧延回転体の間を通過して圧延伸展されたパン生地を、圧延伸展された状態で巻き取り、パン粉製造用のパン生地とするようにしたことを特徴とする請求項1若しくは2に記載のパン粉製造用パン生地製造方法。
- 上記最後の対の圧延回転体をなす上記回転ローラーと上記無端ベルトコンベアとの間を通されて圧延伸展されたパン生地を、同無端ベルトコンベア上に載置された状態で搬送するとともに、該無端ベルトコンベアの上方位置にカーリングネットを設定して、同カーリングネットと上記無端ベルトコンベアとの間で同パン生地を搬送することにより、該パン生地を圧延伸展された状態で巻き取るようにすることを特徴とする請求項2に記載のパン粉製造用パン生地製造方法。
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---|---|---|---|
JP2003293104A JP2005058109A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | パン粉製造用パン生地製造方法。 |
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JP (1) | JP2005058109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106106599A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-11-16 | 深圳厨奇自胜智能装备技术有限公司 | 一种揉面装置及其方法 |
-
2003
- 2003-08-13 JP JP2003293104A patent/JP2005058109A/ja active Pending
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