JPH0383553A - 製麺装置 - Google Patents

製麺装置

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JPH0383553A
JPH0383553A JP1219856A JP21985689A JPH0383553A JP H0383553 A JPH0383553 A JP H0383553A JP 1219856 A JP1219856 A JP 1219856A JP 21985689 A JP21985689 A JP 21985689A JP H0383553 A JPH0383553 A JP H0383553A
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strips
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SANUKI MENKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、手打ち風の麺を、機械的な手段によって製
造するための製麺方法と、その装置に関する。
〔従来の技術〕
手打ち風の食味が得られる麺生地を、一連の機械的な手
段によって作るための製麺装置としては、特開昭61−
234729号公報に、麺生地を多数のローラ間で加圧
した上それを一塊の板状に成形するローリングプレス装
置と、ローリングプレス装置から出て来た板状の麺生地
をベルトコンベヤ上でその上に作用する麺生地踏圧装置
でもって更に加圧した上、それを麺生地分割装置でもっ
て所定の大きさの麺生地ブロックに分割するようになっ
ている、麺生地連続製造装置(従来例1)が開示されて
おり、上記のような装置によって作られた麺生地ブロッ
クを機械的な手段でもって圧延した上、それを麺線状に
切り出すことができる装置としては、例えば、実公昭6
1−7580号公報に開示されているような麺製造装置
(従来例2)がすでに公知になっている。
そして、上記したような従来例1及び従来例2の装置を
使用した製麺方法では、従来例1の装置によって作られ
た麺生地を、ブロックの状態で一定の時間をかけて熟成
させた後、このブロックを従来例2の装置によって所定
の厚さまで圧延し、それを麺線状に切り出している。
〔発明が解決しようとする課題〕
すなわち、上記したような従来装置1及び2を使用した
従来の製麺方法では、手打ち風の食味を得るために、麺
の機械的な製造工程の途中において、すなわち、上記し
た従来装置1によるミキシング工程・麺生地の鍛え工程
及び麺生地ブロックへの成形工程と、上記した従来装置
2による麺生地ブロックの圧延工程(荒延ばし、仕上げ
延ばし工程)との間において、麺生地をブロックの状態
で熟成加工しているが、この間において熟成加工された
麺生地ブロックは、その後は、これを圧延装置によって
一気に荒延ばしし、引き続いて仕上げ延ばし加工してい
る。
すなわち従来方法では、熟成加工済みの麺生地ブロック
を、圧延装置により繰り返し圧延加工することで麺生地
ブロックの厚さが麺線として切り出しうる厚さになるま
でこれを一気に圧延加工し、しかる後、それを直ちに麺
線状に切り出している。
しかし、このようにして作られた麺の食味には、今一つ
もの足りないものがあって、手打ち麺に特有の腰の強さ
と優れた食味が、長時間に亘って得られていないのが実
情であった。
本発明者は、その理由がいかなる点にあるかについて研
究した結果、その理由が、上記したような従来装置1及
び2を使用した従来方法では、上記した製麺工程の途中
で熟成加工を施された麺生地ブロックを、熟成後、それ
を麺線の切り出し厚さになるまで一気に圧延加工し、そ
れを直ちに麺線状に切り出していた点にあることに気付
いた。
ちなみに、手打ち職人が行う製麺工程においては、ミキ
シング直後の麺生地を、第1回目の足踏み作業(荒ふみ
作業)によって鍛えると、それを団子(一般にこう称呼
されている。)状に成形して熟成加工を行っているが、
手打ち方法では、第1回目の熟成加工を施した結果、成
る程度まで軟らからなった団子状の麺生地は、これを直
ちに圧延して麺線状に切り出すことなく、この成る程度
軟らからなっている団子状の麺生地に対して、再び足踏
み作業(荒延ばし作業)を行うことで、これを座蒲団(
一般にこう称呼されている。)状の厚さ(約30u前後
の厚さ)になるまで圧延した上、更に、これをそのまま
の形で再び約30分程度熟威させている。すなわち、そ
こでは、この第2回目の熟成加工によって更に軟らから
なった座蒲団状の麺生地を、はじめて麺棒を使って所望
の麺線切り出し厚さになるまで仕上げ延ばしし、そして
、それを麺線状に切り出しているのである。
もっとも、このことは、手打ち手段によって製麺する場
合には、足踏み手段によった方が麺棒を使うよりもた易
く団子状の麺生地を座蒲団状の厚さになるまで圧延する
ことができるからであり、第2回目の足踏み作業によっ
て鍛えられた直後の麺生地は、生地の中のグルテンが活
性化されていて、麺生地の弾力が強くなりすぎているた
め、それを、直ちには麺棒で延ばし難いけれども、それ
を更に30分以上かけて熟成させると、非常に延ばし易
くなっているがらであるが、このことは、令名は、専ら
職人の知恵から生まれた延ばし易くするためのものであ
るとのみ考えられていた。
したがって、現に、手打ち職人の中には、第1回目の足
踏み作業しか行わず、上記したような第1回目の熟成加
工を行っただけの麺生地ブロックを、直ちに麺棒を使っ
て強引に仕上げ延ばしし、そのまま麺線状に切り出して
いる者も多数おり、熟成工程を一回しか行っていない麺
生地ブロックからなる茹麺は、座蒲団状の厚さにして第
2回目の熟成加工を加えた麺生地からなる茹麺に比較す
ると、茹上げ直後の麺の腰がより強いので、より手打ち
らしさが得られることが知られている。
したがって、従来の機械的な手段によった手打ち風の麺
生地の製造方法及び装置においては、前記した従来例1
・2に見られるように、麺生地の熟成工程を一回しか挿
入していなかったものと考えられる。
しかし、本発明者は、前記手打ち工程における第2回目
の熟成工程の有無は、それが、出来上がった手打ち麺の
風味に大きい影響を与えていること、及び、それにも増
して、上記したような厚さでの第2回目の熟成工程を経
た麺生地に対して、上記仕上げ延ばしの工程において麺
生地を縦横両方向乃至多方向に仕上げ延ばししているこ
とが、出来上がった手打ち麺の風味により大きい影響を
与えていること、に気付いたのである。
すなわち、本発明者は、製麺工程において麺生地の熟成
工程を一回しか採用しない、手打ち方法によった場合、
及び前記従来装置1及び2によった製麺方法の場合には
、茹加工された麺が、茹上げ直後の品質は良くても、老
化が早く、時間が経つと手打ち麺に特有の腰の強さが急
速になくなってしまうのに対して、麺生地ブロックを座
蒲団状の厚さに圧延した上で第2回目の熟成工程を行っ
た手打ち麺の場合には、このような老化が遅いこと、及
びその原因が第2回目の足踏みによる荒延ばし作業と、
麺生地を荒延ばしによって成る程度まで薄(圧延した状
a(30mm前後の厚さ)において行った第2回目の熟
成工程にあること、及び、第2回目の熟成工程を経た麺
生地は、この熟成効果によって麺生地中のグルテンがだ
れており(弛緩して弾力性が少なくなっており〉、この
だれが、それまで麺生地を形成していた直列状態の強靭
なグルテン組織をほぐしゃすくしているので、この第2
回目の熟成工程を経た後の麺生地は、それに多方向の圧
延加工を加え易く、したがってそれに多方向の圧延加工
を加えると、この麺生地におけるグルテン組織の方向性
が極めて容易、且つ自在に多方向に変化せしめられるた
めであること、に気付いたのである。
この発明は、上記のような知見に基づいてなされたもの
で、この発明の第1の目的は、上記したような2回のW
熟成工程を経た上で多方向に仕上げ延ばしされた手打ち
麺に近い食味が得られる麺を、機械的な手段によって製
造することができるa!!S方法と、製麺装置を提供し
ようとするものである。
また、前記した従来装置1及び2は、それらが各別に夫
々独立した装置であるため、麺生地ブロックを必ずバッ
チ式に処理しなければならない、といった非能率性をも
っていたのであるが、この発明の第2の目的は、上記し
たような手打ち風の食味が得られる麺線を、大きな塊状
の麺生地から、必要とあらば連続的に製造することもで
きる、製麺方法と製麺装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明が採用した製麺方法は
、麺帯の製造装置から送り出されて来る麺帯の厚さを1
0〜300程度の厚さ設定して、該麺帯を帯状のまま、
庫内に麺帯の移送装置が配設されている麺帯の熟成庫内
に送り込み、該麺帯をして、それが該熟成庫内を移送さ
れる間において熟成させた上で、熟成庫から送り出し、
熟rIi、庫から送り出されて来た麺帯を、帯状のまま
歩進搬送機構を備えた麺帯の巾方向圧延装置に送り込み
、この麺帯を、上記歩進搬送機構が搬送を停止している
間において、該巾方向圧延装置でもって巾方向に圧延す
ること、を特徴とする製麺方法であり、上記課題を解決
するために本発明が採用した製麺装置は、麺帯の製造装
置と、麺帯の熟成庫と、麺帯の巾方向圧延装置と、麺帯
の仕上げ圧延装置と、麺線切り出し装置との組み合わせ
からなり、上記麺帯の熟成庫が、上記麺帯の製造装置に
よって所定の厚さに成形された上で庫内に送り込まれて
来た麺帯をその上の載せて庫内を一巡するための、麺帯
の庫内移送装置を備え、上記麺帯の巾方向圧延装置が、
麺帯をその上に載せて間欠的に搬送する歩進搬送機構と
、この歩進搬送機構の上に送り込まれた来た麺帯の上に
間欠的に圧延作用して麺帯の上を麺帯の巾方向に転動す
る麺帯の圧延手段を備えていて、麺帯の製造装置によっ
て製造された麺帯が、上記麺帯の熟成庫によって熟成加
工された後、上記麺帯の巾方向圧延装置で巾方向に圧延
された上で、上記仕上げ圧延装置によって麺線切り出し
厚さに圧延加工され、上記麺線切り出し装置によって麺
線状に切り出されるようになっていること、を特徴とす
る製麺装置である。
なお、上記製麺装置における麺帯の熟成庫内移送装置は
、それが、麺帯の熟成庫内に配して多段に配設したベル
トコンベヤでもってこれを構成されていてもよく、或い
は、それが、熟成庫内に配設された任意段数の、次のよ
うな麺帯懸架用突起付コンベヤでもって構成されていて
もよい。
すなわち、上記製麺装置における麺帯の熟成庫内移送装
置は、それが、麺帯の熟成庫内の前後に配して横架され
た駆動軸及び従動輪と、上記駆動軸及び従動輪の左右に
配して各軸に夫々嵌着されたスプロケットホイールと、
庫内の左右において前後の上記スプロケットホイール間
に懸け回された一対の無端チェーンと、上記一対の無端
チェーンの左右対称の位置にある各リンク間に架は渡し
て無端チェーンから外向きに夫々突設された多数の麺帯
懸架用突起とからなる、麺帯懸架用突起付コンベヤを、
前記麺帯の熟成庫内に一段又は複数段配設することでも
って構成されていてもよい。
また、上記製麺装置における麺帯の巾方向圧延装置は、
麺帯の熟成庫から送り出されて来た!J!戊済の麺帯を
その上に載せて前方へと搬送するベルトコンベヤ及び/
又はロールコンベヤの上方位に、次のような麺帯の加圧
手段を配設することで、これを次のように構成すること
ができる。
その−例は、麺帯をその上に載せて麺帯をその長手方向
に沿って搬送するための搬送装置の一部が、機枠上の適
所の配して夫々回転自在に支持された?X数のロールか
らなる、ロールコンベヤでもって構成されると共に、こ
のロールコンベヤが、歩進駆動i構を介してその駆動源
に連結されていて、このロールコンベヤの上方位に、こ
のロールコンベヤ上の麺帯に対して間欠的に圧延作用し
うる次のような麺帯の加圧手段が配設されていること、
すなわち、上記ロールコンベヤの上方位に配して機枠に
昇降自在に支持された昇降枠と、この昇降枠の下位の左
右に配してこの昇降枠に夫々支承すれ、且つ上記ロール
コンベヤのロールの軸線方向に沿って移動自在に支承さ
れた一対の横移動枠と、上記ロールコンベヤの各ロール
の直上方位に位置せしめて、該ロールの軸線に直交する
方向の軸でもって各横移動枠に回転自在に支承された複
数個のコロと、上記昇降枠及び上記横移動枠の各駆動装
置とからなる、麺帯の加圧手段が配設されていること、
を特徴とする麺帯の巾方向圧延装置である。
他の例は、麺帯をその上に載せて麺帯をその長平方向に
沿って搬送するための搬送装置の一部が、機枠の適所に
配して夫々回転自在に支持された前後のロール間に無端
帯を懸け回してなる、ベルトコンベヤでもって構成され
ると共に、このベルトコンベヤが歩進搬送機構を介して
その駆動源に連結されていて、このベルトコンベヤの上
方位に、このベルトコンベヤ上の麺帯に対して間欠的に
圧延作用しうる次のような麺帯の加圧手段が配設されて
いること、すなわち、上記ベルトコンベヤの上方位に配
して機枠に昇降自在に支持された昇降枠と、この昇降枠
の下位に配してこの昇降枠に支承され、且つ上記ベルト
コンベヤのロールの軸線方向に沿って移動自在に支持さ
れた横移動枠と、上記ベルトコンベヤのロールの軸線に
直交する方向の軸でもって横移動枠に回転自在に支承さ
れた圧延ロールと、上記昇降枠及び上記横移動枠の各駆
動装置とからなる、麺帯の加圧手段が配設されているこ
と、を特徴とする麺帯の巾方向圧延装置である。
(以下余白) 〔作用〕 この発明に係る製麺方法と装置では、上記せる如く、麺
帯の製造装置から送り出されて来る麺帯の厚さを、特に
10〜30mm程度の厚さに設定した上、それを帯状の
麺帯のまま熟成庫に送り込んで、それが熟成庫内の麺帯
の移送装置によって庫内を移送されている間においてそ
れを熟成させた上、それを熟成庫から取り出し、それを
巾方向圧延装置でもって巾方向に圧延した後、麺棒また
は仕上げ圧延装置でもって麺線として切り出しうる仕上
げ厚さに圧延し、麺線状に切り出すので、このようにし
て作られた麺線は、上記P6エ程において、麺生地が約
30mm以下の薄い厚さでもって熟成される際、手打ち
職人の手作業によって作られる麺生地が手打ち工程にお
いて座蒲団状の麺生地になって受けていたと同様な熟成
加工を施されていることになり、しかも、このような熟
成工程を経た麺帯は、熟成加工の結果麺のグルテン組織
がだれ(弛緩し)た状態において、次に巾方向の圧延装
置でもって巾方向に圧延された上、所望仕上げ厚さに圧
延される際、手打ち職人の手作業によって作られる麺生
地が最後の熟戒加工後受けていたと同様な複数方向の圧
延加工を施されていることになる。
したがって、本発明の方法ならびに装置によって作られ
た麺は、このような熟成工程と熟成工程後の多方向圧延
工程が挿入されていない従来装置による従来方法(例え
ば前記従来例1・2による従来方法)によって作られた
麺線に比較すると、茹加工された麺の食味が、手打ち職
人によって前記せる如き2度の熟成工程と熟成後の多方
向圧延工程を経て作られた手打ち麺に非常によく似てい
る。
すなわち、本発明の製麺方法によれば、■ 手打ち麺同
様に、茹太りしない麺をうろことができる。
■ 手打ち麺の場合と同じ様に、麺の茹上がりに要する
時間が、約2分程度短縮される。
■ 手打ち麺同様の食味と老化しにくい腰の強さをもっ
た茹麺が得られる。
■ 麺生地のグルテン組織が、熟成加工後の多方向圧延
加工によって、麺帯の長さ方向このみ沿った直列状態か
ら網目状に変形されているので、これを包丁切りして茹
上げた麺に、手打ち麺に特有の捻れと、角が立った麺の
断面形状を得ることができる。
のである。
また、本発明の方法ならびに装置では、上記厚さに設定
された麺生地の熟成工程を、庫内に、麺帯をその上に載
せて庫内を一巡することができる麺帯の庫内移送装置を
備えている、熟7i!庫を使用して行うので、所定の厚
さに圧延(荒延ばし)された麺生地を、帯状のまま、機
械的な手段によって自動的に且つ連続的に行うことがで
きる。
更にまた、本発明の方法ならびに装置では、上記熟成工
程によって熟成された麺帯の巾方向の圧延加工を、歩進
機構を備えた麺帯の巾方向圧延装置によって、歩進機構
が麺帯の搬送を停止している間において行うので、帯状
のまま熟成加工された麺生地を切断することなく、帯状
のまま、機械的手段によって巾方向に圧延することがで
きる。
〔実施例〕
本発明にしたがった製麺装置は、これを、公知の麺帯複
合機、又は先mm1(特願平1−58828号)に開示
されているような麺生地製造装置の次段に配設すると、
これを使って本発明の製麺方法を実施することができる
そこで、ここには、上記先願に係る麺生地製造装置lの
次段に本発明の製麺装置2を配設した場合について、本
発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明にしたがった製麺装置2の、側面図であ
り、第15図が、その前段に配設された麺生地製造装置
lの側面図である。
先ず、本発明の製麺装置2の前段に配設されている麺生
地製造装置1から、第15図を参照してその概略を説明
すると、3は、機枠(図示せず)によって適宜の高さに
支持して設けられた架台4の上に回転自在に設置された
一対のミキサーである。ミキサー3は、それを実線図示
の状態から鎖線図示の状態に回動させると、亀キサ−3
によって攪拌混合された原料粉と水の混合物が、その下
方位のローリングプレス装置5に供給されるようになっ
ている。6はホッパーである。
実施例のローリングプレス装置5は、6本のロール7、
〜7.でもって構成されていて、その上方を開放された
実線図示の状態において上記ミキサー3からローリング
加圧空間αに原料粉と水の混合物を受は取ると、上部の
ロール7、・7.を実線図示位置から一点鎖線図示位置
に変位させて、上記空間αの上方部を閉し、各ロール7
1〜7゜を同一方向に回転させることで、ローリングプ
レス装W5に供給された上記混合物をして、該空間α内
において所定の太さの円柱状の麺生地Aに加圧成形する
ことができるようになっており、円柱状に成形された麺
生地Aは、下部ロール73 ・74を2点鎖線図示位置
に変位させると、上記ローリング加圧空間αから、その
下方位に配設されている塊状麺生地の熟成庫8に向かっ
て放出されるようになっている。
すなわち、ローリングプレス装置5の下方位には、ロー
リングプレス装置5によって円柱状に成形された麺生地
Aをその上に載せて塊状麺生地の熟成庫8内を経過させ
るためのベルトコンベヤ9の始端部が配設されていて、
該ベルトコンベヤ9の始端部に準給された円柱状の麺生
地Aは、それが該ベルトコンベヤ9によって熟成庫8内
を搬送されている間において、現状態における第1回目
の熟成加工を施されるようになっており、上記塊状麺生
地の熟成庫8からは、第1回目の熟成加工を施された円
柱状の麺生地Aが、間欠的に庫外に搬出されるようにな
っている。
この実施例の製麺装置2は、上記のような麺生地の製造
装置1から搬出されてきた円柱状の麺生地A受は取って
、それを本発明の方法によって製麺するため、次のよう
に構成されている。
第1・2・15図において、mmは、上記塊状麺生地の
熟成庫8から搬出されてきた円柱状の麺生地Aをその上
に受は取って、この発明の製麺装置1の始端部に配設さ
れているベルトコンベヤ12の上の送り込むためのリフ
トアンプコンベヤである、このリフトアップコンベヤm
mは、ベルトコンベヤIlaのベルトの表面に係止板m
mbを突設したベルトコンベヤllaでもって構成され
ており、このリフトアップコンベヤmmは、上記係止板
mmbの上に第1図に示す如く円柱状の麺生地Aを載せ
て、それを所定ストローク駆動すると、円柱状の麺生地
Aが、ベルトコンベヤ12の始端部に、麺生地Aの長手
方向をベルトコンベヤ12の走行方向に一敗させて供給
されるようになっている。13・14は何れもガイド板
である。
第1図に示しであるように、ベルトコンベヤ12の終端
部には、このベルトコンベヤ12の上に載って矢印方向
に搬送されてくる円柱状の麺生地Aに作用して、それを
偏平な帯状に圧延するための、第1及び第2のロータリ
ープレス15・16が配設されている。
なお、第10−タリープレス15は、機枠(図示せず)
に軸架されたクランク軸17を支点として回転する一対
のクランク18のクランクビン19によってその基端部
を夫々枢支されると共に機枠〈図示せず〉に枢支20さ
れた一対のリンク21の先端部によってその中間部を夫
々枢支22された、一対のクランクロフト23の先端部
間に、ロール24を回転自在に軸架してなる、公知のも
ので、クランク軸17を回転させると、一対のクランク
ロフト23の先端部間に軸架されているロール24が所
定の軌跡を画いて公転し、それが麺生地Aの上に繰り返
して圧延作用せしめられるようになっているものである
また、第20−タリープレス16は、機枠(図示せず)
に軸架された回転軸25に一対の軸受126を嵌着する
と共にこの一対の軸受Fi26間に4個のロール27を
軸架してなる、公知のもので、回転軸25を回転させる
と、一対の軸受板26間に軸架されているロール27が
公転して、各ロール27が接踵して麺生地Aの上に圧延
作用せしめられるようになっているものである。
第20−タリープレス16の前方位には、第三段目の荒
延ばし用の圧延装置30が配設されている。
なお、この実施例の第3段目の圧延装置30は、ロール
の表面が波形の、公知の一対の圧延ロール28・29で
もって構成されている。
この実施例の製麺装置では、ベルトコンベヤ12の始端
部に供給された円柱状の麺生地Aを、上記第1・第20
−タリープレス15・]6及び第3段目の圧延装置30
でもって、その厚さが10〜301mの麺帯A′になる
まで圧延することができるようになっており、その最終
の荒延ばし厚さは、第3段目のロール28・29間隔を
調節することでそれを決定することができるようになっ
ている。
第3段目圧延装置30の前上方位には、本発明にしたが
って、帯状に圧延された麺生地へ゛を熟成加工するため
の麺帯の熟成庫31が配設されている。
この麺帯の熟成庫31と前記第3段目の圧延装置30と
の間には、前記第3段目の圧延装置t30によって圧延
された麺帯A′をして、帯状のまま、上記麺帯の熟成庫
31の人口32まで搬送するための垂直コンベヤ33が
配設されている。
垂直コンベヤ33は、機枠(図示せず)に軸架された多
数のロール34・35・36・37・38に懸け回した
無端帯39と、機枠(図示せず)に軸架された一対のロ
ール40・41間に懇は回した無端42とでもって構成
されていて、麺帯A°は、無端帯39の上に載って前方
に搬送され、一対の無端帯39・42間に挟まれて上向
きに搬送されるようになっている。
麺帯の熟成庫31は入口32と出口43を有し、この実
施例の熟成庫31内には、次のような麺帯の庫内移送装
置45が配設されている。
すなわち、この実施例における麺帯の庫内移送装置45
は、庫内に配設された多段の麺帯懸架用突起付コンベヤ
46及び468でもってtJI或されていて、各麺帯懸
架用突起付コンベヤ46.  ・46、は、夫々、麺帯
の熟成庫31の庫内の前後に配して横架された駆動軸4
7及び従動軸48と、上記駆動軸47及び従動軸48の
左右に配して各軸47・48に夫々嵌着されたスブロケ
ットホイ−ル49・50と、熟成庫31内の左右におい
て前後の上記スプロケットホイール49・50間に夫々
懸け回された一対の無端チェーン51と、上記一対の無
端チェーン51の左右対称の位置にある各リンク52間
に夫々架は渡された受板53と、一つおきの受板53に
その基部を固定して固定板53から外向きに夫々突設さ
れた、板状体からなる多数の麺帯懸架用突起54とでも
って構成されている。
したがって、この実施例の熟Tvc庫31では、上記各
駆動軸47を駆動し、二段に配設されている麺帯懸架用
突起付コンベヤ46.  ・46□をして、夫々、矢印
方向に、適宜の速度でもって回転させておき、前記垂直
コンベヤ33でもって麺帯の熟成庫31の入口32まで
搬送されて来た麺帯A“を上段側の麺帯懸架用突起付コ
ンベヤ46.の始端部に供給すると、このコンベヤ46
1に供給された麺帯A”は、第1・2図に示しであるよ
うに、スプロケットホイール50の周りで未だ直立して
いない状態の麺帯懸架用突起54の前面に乗り、チェー
ン51の走行に伴って、該麺帯懸架用突起54がスプロ
ケットホイール50の周りを回り終わって起立せしめら
れると、該麺帯懸架用突起54の先端部に懸架された状
Li(下向きにUターンせしめられた状態)となり、更
にチェーン51が走行すると、麺帯A゛が各麺帯懸架用
突起54間において上向きにUターンせしめられた状態
になって前記受板53の上に載り、この麺帯懸架用突起
付コンベヤ46.の上側走行部分に、ジグザグ状になっ
て懸架された状態になる。
このようなジグザグ状になって上段側の麺帯懸架用突起
付コンベヤ46.により、その終端まで移送された麺帯
A°は、麺帯懸架用突起54がスプロケットホイール4
9の周りを回るとき、該突起54から離れて、下段側の
麺帯懸架用突起付コンベヤ463の始端部に供給される
ようになっている。
そして、このコンベヤ46.の始端部に供給された麺帯
A゛は、下段側の麺帯懸架用突起付コンベヤ46.の上
に、上記同様にジグザク状になって載り、その前方まで
移送され、その移送終端部からは、前呂麺帯懸架用突起
54がスプロケットホイール49の周りを回るとき該突
起54から離れ、出口43を通ってこの麺帯の熟成庫3
1の外に導き出されるようになっている。
なお、この麺帯の熟成庫31内には、その適所に配して
、冬期における庫内温度を20℃程度に保つための遠赤
外線ヒーター(図示せず)が配設されている。
麺帯の熟成庫31の下方位には、この発明にしたがった
麺帯の巾方向圧延装置60が配設されていて、麺帯の熟
成庫31から庫外に導きだされたF!戒済みの麺帯A 
Tjは、ベルトコンベヤ55の上に載って、巾方向圧延
装置60に送りこまれるようになっている。
この実施例の麺帯の巾方向圧延装置60は、第4〜7図
に示しであるように、上記ベルトコンベヤ55の前方位
に並列状態に配して機枠56の上に軸架された3本のロ
ール61a・61b・61Cからなるロールコンベヤ6
1と、このロールコンベヤ61の上方位に配設された麺
帯の加圧手段62とでもって構成されている。
ロールコンベヤ61を構成している各ロール61a・6
1b・61C間及び上記ベルトコンヘヤ55の駆動ロー
ル55a間は、図示してない連動歯車機構を介して同一
回転方向に連動連結されている。なお、各ロールの周速
度は、ヘルドコンベヤ55のロール55aが最も遅く、
ロール61a、ロール61b、61cの順に若干宛その
周速度が早くなるように設定されている。
上記のように連動連結されたベルトコンヘヤ55とロー
ルコンベヤ61は、ロール61bの軸端がカムクラッチ
(一方向クラッチ)57を介して駆動レバー58の基部
に連結されており、この駆動レバー58の自由$58a
と、ギャードモータ(原動機)59の軸59aに連結さ
れたクランク63のクランクピン63aとの間が、ロッ
ド64を介して連結されていて、ギャードモータ59が
1回転する毎に、駆動レバー58が1往復揺動運動を行
って、ロール61bが、間欠的に一方向このみ駆動され
、したがってベルトコンベヤ55及びロールコンベヤ6
1の各ロールが、予め設定された周速度でもって間欠的
に同一方向く第4図矢印方向)に回転せしめられるよう
になっている。
65はクランク66上の突起66に対設したり旦ソトス
イソチで、カムクラッチ57によるベルトコンベヤ55
及びロールコンベヤ61の駆動が停止された時点を検知
するためのものである。
上記ロールコンベヤ61の上方位には、左右各一対宛の
平行なリンク67・68でもって、機枠56に対して昇
降自在に支持された昇降枠70が配設されている。71
・72はリンク67・68に昇降枠70を連結している
支軸、73・74はリンク67・68を機枠56に連結
している支軸である。機枠56には、支軸73を枢支点
とする左右で一対のベルクランク69が取付けられてお
り、このヘルクランク69は、その力点75をエヤーシ
リンダ76のピストンロンドア6aに連結されると共に
その作用点を昇降枠70上の支軸71に連結されていて
、昇降枠70は、上記エヤーシリンダ76でもってベル
クランク69を揺動変位させると、その姿勢を水平に保
たれたまま、昇降せしめられるようになっている。79
はベルクランク69に対設したりよットスインチで、昇
降枠70の降下位置を検知するためのものである。
昇降枠70には、その下面に、前記ロールコンベヤ61
の軸線方向平行せしめて、リニアベアリング77の軌道
台78が2本敷設されていて、この昇降枠70の下方位
には、上記軌道台78に嵌合するリニアベアリング77
でもって夫々横方向に移動自在に支承された、一対の横
移動枠80が第5・6図上の左右に配して取付けられて
いる。
各横移動枠80と昇降枠70との間には夫々エヤーシリ
ンダ81が配設されていて、このエヤーシリンダ81を
駆動すると、横移動枠80が昇降枠70の下で前記軌道
台78に沿って横移動せしめられるようになっている。
そして各横移動枠80の下方位には、この横移動枠80
の下面に取付けた多数のペデスタル82でもって上記軸
道台78に直交する方向の軸84を支持された多数のコ
ロ83が、回転自在に配設されている。
なお、これらのコロ83は、夫々上記ロールコンベヤ6
1の各ロール61a・61b・61cの直上値に配して
、上記横移動枠80の下に配設されていて、昇降枠70
を降下させて横移動枠80を横移動させると、各コロ8
3が、麺帯A I+を隔てて、上記各ロール60a・6
0b・60Cの直上方位を、これらのロールに沿って横
方に転動せしめられるようになっている。85と86は
、昇降枠70の一例端と中央値に配して一方の横移動枠
80に対設したりQ 7 )スイッチで、横移動枠80
の横移動位置を検知するためのものである。
したがって、この実施例の麺帯の巾方向圧延装置60に
よれば、前記昇降枠70を上昇位置に保ち、且つ一対の
横移動枠80を巾方向の中央値に寄せた状態において、
上記ベルトコンベヤ55とロールコンベヤ61を、予め
設定された前記周速度でもって間欠的に第4図矢印方向
に回転させておき、前記麺帯の熟成庫31から庫外に導
き出されてきた熟戒済のむ帯A”を、上記ベルトコンベ
ヤ55の始端部の上に受は取らせると、このベルトコン
ベヤ55の上に送り込まれてきた麺帯A TTは、この
ベルトコンベヤ55とロールコンベヤ61でもって、歩
進的にその前方へと搬送されることになる。
そして、この麺帯の巾方向圧延装置60によれハ、上記
ベルトコンベヤ55上からロールコンベヤ61上へと麺
帯A Nが送り込まれ、且つ、ベルトコンベヤ55とロ
ールコンベヤ61の駆動が間欠的に停止された時点を前
記リミットスイッチ65が検知した時から、すなわち、
該駆動が間欠的に停止されている間において、それまで
上昇位置に保っておいた昇降枠70を、シリンダ76を
縮小することで降下させ、昇降枠70が所定の降下位置
に達したことをリミットスイッチ77で検知した上で、
一対のエヤーシリンダ81を縮小することにより、予め
互いに近づけた待機位置に保っておいた一対の横移動枠
80をして、互いに遠ざかる方向へと横移動させると、
横移動枠80の下に配設されているコロ83をして麺帯
A′′の上に作用させ、このコロ83と前記ロールコン
ベヤ61のロール61a・61b・61c間で、麺帯A
パを、巾方向の中央からその両側方位に向かって巾方向
に圧延することができる。
このようにして、上記コロ83による巾方向の1ストロ
一ク分の巾方向圧延作用が終了すると、ベルトコンベヤ
55とロールコンベヤ61による麺帯A”の搬送を再開
されることになるのであるが、この実施例の装置では一
対の横移動枠80が巾方向の両端位に達すると、横移動
枠80がリミントスイッチ85に作用するようになって
いて、このすS ソトスイッチ85からの信号が発せら
れると、昇降枠70は、上記搬送が再開されるまでの間
において上昇せしめられ、一対の横移動枠80は、互い
に近づく方向に向かってその横移動を開始せしめられる
麺帯の巾方向圧延装置60の麺帯搬送方向前方位には、
第1図に示しであるように、ガイドロール156と、仕
上げ用の圧延ロール157・158ならびに麺締切り出
し装置159・160等が配設されていて、麺帯の巾方
向圧延装置60から送り出されてきた巾方向圧延済みの
麺帯A“°は、上記麺帯の巾方向圧延装置60による麺
帯A′′′の単位サイクル当たりの平均送り出し速度に
一致する送り速度でもって、ガイドロール156により
前方へと搬送され、仕上げ用の圧延ロール157・15
8間に供給され、この仕上げ用の圧延ロール157・1
58によって所望の厚さに仕上げられた上で、麺締切り
出し装置159・160によって所望の長さの麺線状に
切り出されるようになっている。
なお、上記実施例においては、麺帯の熟成庫31内に配
設されている麺帯の庫内移送装置45が、庫内に多段に
配設されている麺帯懸架用突起付コンベヤ46.・46
□でもって構成されている例を示したが、他の実施例に
おいては、この麺帯の庫内移送装置45は、第3図に示
しであるような、熟成庫31内に多段に配設された多数
のベルトコンベヤ46’でもってこれをP4威してもよ
い。
また上記実施例においては、円柱状の麺生地に対して第
1回目の熟成加工を施すことができる塊状麺生地の熟成
庫8を備えた麺生地装置lの次段に本発明の製麺装置2
が配設されている場合について、本発明の製麺装置の実
施例を説明したが、本発明の製麺装置は、これを、上記
のような第1回目の熟成加工を施すための、塊状麺生地
の熟成庫8を具備していない、公知の麺帯複合機(図示
せず)の次段にこれを配設してもよい。
また、上記実施例では、麺帯の巾方向圧延装置60にお
ける一対の横移動枠80の平面形状を夫々長方形として
、その下に、夫々コロ83を、各6ケ宛基盤状の位置に
配して取付けである例を示したが、この一対の横移動枠
の平面形状と、その下に取付けられるコロの配置位置は
、上記実施例に限られるものではなく、他の実施例にお
いては、例えば第8図に示しであるような平面形状の一
対の横移動枠80’に、同図に示しであるようにコロ8
3’を配設してもよい。
また、上記各コロ83・83゛の断面形状は、他の実施
例においては、第9図又は第10図に示しであるコロ8
3”又は337mmのような形状であってもよい。
また、上記実施例においては、麺帯の巾方向圧延装置6
0を、ロールコンベヤ61とその上方位に配設された多
数のコロ83でもって構成しである例を示したが、他の
実施例においては、この麺帯の巾方向圧延装置60′を
、第mm〜13図に示しであるような、麺帯の熟成庫3
1から庫外に送り出されて来た熟成済の麺帯A jTを
その上に受は取ってそれを前記ガイドロール156方向
に搬送するための次のようなベルトコンベヤ551と、
このベルトコンベヤ55’の上方位に配設された、次の
ような麺帯の加圧手段62′とでもって構成してもよい
すなわち、このベルトコンベヤ55′は、機枠の適所に
配して夫々回転自在に支承された前後のロール551a
・55Tb間に無端帯55′cを懸け回したものである
が、このベルトコンベヤ55′は、駆動ロール55′a
の軸端がカムクラ。
チ(一方向クラッチ)57′を介して駆動レバー58′
の基部に連結されており、この駆動レバー58゛の自由
端58゛aは、前記実施例の駆動レバー58同様に、ロ
ッド64及びクランク63を介してギャードモータ59
に連結されていて、ギャードモータ59が一回転する毎
に、駆動レバー58°が一往復揺動運動を行って、ヘル
ドコンベヤ55゛が間欠的に矢印方向(第mm図)この
み回転せしめられるようになっている。
また、上記ベルトコンベヤ55′の上方位には、前記実
施例の昇降枠70同様の支持手段ならびに昇降駆動手段
でもって機枠上に支持された、昇降枠70’が配設され
ている。なお、同図において前記実施例と同一の構成部
分には同一の参照符号をつけである。
昇降枠70’には、前記ベルトコンベヤ55′の回転軸
の軸線方向に平行せしめて、ロッドレスシリンダ90が
取付けられており、このロンドレスシリンダ90の下位
には、該ロッドレスシリンダ90のスライダ90aに取
付けた軸受台91でもって、ロッドレスシリンダ90の
シリンダチェ−ブ90bに直交する方向の軸92aを支
持された、圧延ロール92が配設されている。なお図に
おいて、87は、ベルトコンベヤ55’のベルト55“
aの下面に配して機枠(図示せず〉に架設された案内板
、88と89は、昇降枠70′の両端位に配して上記軸
受台91に対設したりミツトスイッチで、軸受台91の
横移動位置を検知するためのものである。
第mm〜13図に示した麺帯の巾方向圧延装置60゛は
、ベルトコンベヤ55’の駆動が間欠的に停止されてい
る間に、上記昇降枠70’を降下させて軸受台91を横
移動させると、軸受台91によって支承されているロー
ル92を、ベルトコンベヤ55′上の麺帯A Ttに対
して圧延作用させ、このロール92でもって麺帯A T
+を巾方向に圧延することができる。
なお、上記ロール92の表面(円筒面)は、それを適宜
の形状の凹凸面に形成しておくと(例えば第14図)、
このロール92′を、麺帯A”を構成しているグルテン
に対して、巾方向ばかりでなく若干他の方向においても
圧延作用させることができる。第14図はその一例を示
したもので、同図に示したロール92′の表面には、多
数の楕円方向の凹凸条が平行に形成されている。
以上いくつかの実施例を図について説明したが、何れに
しても、この発明にしたがった実施例の!!!!装置は
、上述したように構成されているので、これを用いて製
麺する際には、例えば上記第1及び第2のロータリープ
レス15・16によって圧延された上、更に第3段目の
荒延ばし用の圧延装置30でもって圧延された襲帯へ′
の厚さを、約10〜30nに設定し、この程度の厚さに
圧延された麺帯A′をして、庫内塩度が約20℃程度に
保たれている前記麺帯の熟戊庫31内に送り込み、この
麺帯A′をして、庫内に配設されている麺帯移送装置4
5でもって、庫内を30分以上かけて一巡させた上、庫
外に送り出すと、麺帯A’は、この熟成庫31内を一巡
せしめられている間において勢威された上、庫外に送り
出されることになる。
したがって、このようにして麺帯の熟成庫31の外に送
り出されて来た熟戒済みの麺帯A゛′(麺生地)は、熟
成前の麺帯A’(熟成庫31の入口側の麺帯A’)に比
し、麺生地が、勢威されて軟らからなっていた。
上記のようにして勢威された麺帯A ITを、次に、前
記せる麺帯の巾方向圧延装置60又は60’でもって巾
方向に圧延した後、巾方向圧延済の麺帯A″′を、仕上
げ用圧延ロール157・158でもって所望の厚さに圧
延した上、麺線状に切り出すと、この発明の方法にした
がって作られた麺線を得ることができるのであるが、こ
のようにして作られた麺線を茹加工して得た茹麺には、
2回の熟成工程を経た上麺棒を使って多方向の圧延加工
を加えられた手打ち麺に近い、食味を得ることができ、
手打ち麺のようにその老化が遅く、長時間に亘って腰の
強さが失われない、手打ち風の茹麺を得ることができた
また、本発明の方法によれば、本発明の方法によって熟
成加工を施される麺帯A°が、例えば、前記せる如き塊
状麺生地の熟成庫8によって熟成加工されることなく、
直ちに公知の複合機でもって麺帯状に成形された麺生地
であっても、10〜3Qwの厚さに荒延ばしされた麺帯
A゛が、仕上げ延ばしされる前に麺帯A’の状態で施さ
れた熟成工程でもって熟成され且つ熟成後巾方向にも圧
延加工を施されているためか、従来の荒延ばし前このみ
熟成加工を行って、荒延ばし後には、全く熟成加工も熟
成加工後の巾方向の圧延加工も行わない、従来の製麺方
法にしたがって作られた麺に比較すると、茹麺に、遥か
に手打ち麺に近い食味を得ることができ、且つ老化が遅
い茹麺を得ることができた。
なお、上記実施例では、本発明の製麺装置を使って本発
明の!!!麺方法を実施したから、麺帯の巾方向の圧延
装置60又は60’から送り出されて来た熟成後巾方向
圧延加工済みの麺帯A″゛を、帯状のままで仕上げ延ば
しし、且つ麺線状に切り出したが、この発明の方法の他
の実施例においては、上記せる麺帯の巾方向圧延装置6
0又は60゛から送り出されて来た麺帯A°゛は、これ
を、適宜の手段でもって適宜の長さに裁断して(例えば
麺生地が正方形になるような長さに裁断して)、それを
適宜方向に、機械的手段又は麺棒を使って仕上げ延ばし
した上、それを機械的手段又は包丁を使って麺線状に切
り出してもよいことは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したところから明らかなように、この発明の製
麺方法ならびに装置によれば、麺帯の製造装置から送り
出されて来る麺帯が、その厚さを10〜30m程度の厚
さに圧延された状態において帯状のまま麺帯の勢威庫に
送り込まれ、該熟成庫において上記厚さの帯状前におい
て熟成された上、更に巾方向圧延装置でもって巾方向に
圧延された上で初めて、それが所望の厚さに仕上げ圧延
されて、麺線状に切り出されるので、作用について説明
したように、この麺帯は、従来の手打ち職人による手打
ち手段に非常に近似した製麺工程を、つまり10〜30
w程度の厚さの麺生地に対する熟成加工とその後の多方
向圧延加工を、機械的、に自動化された手段でもって麺
帯に加えられていることになる。
したがって本発明の方法ならびに装置によれば、手打ち
手段によって作られた麺線の場合と同し様に、それを茹
加工するための所要時間が、前記従来例の1及び2の装
置によって作られた麺線に比し、若干(約2分程度)短
くてよく、それを茹加工すると、茹太りすることなく、
茹麺の表面に、手打ち麺(手打ちうどん)に特有の、肌
の艶と透明感及び角の立った外観が得られ、食しては、
手打ち麺に非常に近い食味と老化しにくい腰の強さが与
えられた麺を得ることができ、そのような麺を、機械的
な手段でもって自動的に量産することができる。すなわ
ち、手打ち麺に特有の品質と姿の全てを備えた麺を、省
力化して安価に提供することができるのである。
また、従来の麺帯圧延装置には、麺帯を帯状のまま巾方
向に圧延する装置が併設されておらず、麺帯が、専らそ
の長さ方向このみ圧延されるようになっているため、従
来の麺帯圧延装置でもって所望の仕上げ厚さになるまで
同一方向このみ圧延された麺帯は、それを、麺帯横断方
向の包丁でもって麺線状に切り出した場合には、麺帯の
圧延方向(長さ方向)に沿ってのみ走っているグルテン
組織を横切りすることになって、切れ易い麺や屑麺が多
く出来るから、それを麺帯横断方向に包丁切りすること
ができなかったのであるが、本発明の麺帯の巾方向圧延
装置によれば、帯状の麺生地を、その長手方向に沿った
搬送工程において帯状のまま巾方向にも圧延することが
できるので、圧延工程の最終段近くで、麺帯をこの発明
の巾方向圧延装置でもって巾方向にも圧延しておくと、
この発明の巾方向圧延装置でもって巾方向にも圧延され
た麺帯は、麺帯のグルテン組織が網目状になっているた
め、それを麺帯横断方向に包丁切りすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る製麺装置の一実施例をしめした
側面図で、麺帯のW!或庫はこれを縦断して示しである
。第2図は第1図の■部分の拡大図、第3図は他の実施
例を示した勢威庫の縦断側面図、第4図は麺帯の巾方向
圧延装置の側面図、第5図は同正面図、第6図は麺帯の
加圧手段の平面図、第7図はコロの配列状態を示した平
面図、第8図は他の実施例のコロの配列状態を示した平
面図、第9図及び第10図は夫々コロの他の実施例を示
した断面図、第mm図は麺帯の巾方向圧延装置の他の実
施例を示した側面図、第12図は同正面図、第13図は
麺帯の加圧手段の平面図、第14図は加圧ロールの一例
を示した正面図、第15図はこの実施例の製麺装置の前
段に配設された麺生地製造装置の側面略図である。 l・・・麺生地製造装置、 2・・・製麺装置、 3・・・ミキサー 4・・・架台、 5・・・ローリングプレス装置、 6・・・ホッパー 7、〜7.・・・ロール、 8・・・塊状麺生地の勢威庫、 9・・・ベルトコンベヤ、 mm・・・リフトアンプコンベヤ、 mma・・・コンベヤ、 mmb・・・係止板、 12・・・ベルトコンベヤ、 13・14・・・ガイド板、 15・・・第10−タリープレス、 16・・・第20−タリープレス、 17・・・クランク軸、 18・・・クランク、 19・・・クランクビン、 20・・・枢支軸、 21・・・リンク、 22・・・枢支軸、 23・・・クランクビンド、 24…ロール、 25・・・回転軸、 26・・・軸受板、 27・・・ロール、 28・29・・・圧延ロール(波ロール)、30・・・
第3段目の圧延装置、 31・・・麺帯の熟成床、 32・・・入口、 34〜38・・・ロール、 39・・・無端帯、 40・41・・・ロール、 42・・・無端帯、 43・・・出口、 45・・・麺帯の庫内移送装置、 46、・46□・・・・・・麺帯懸架用突起付コ47・
・・駆動軸、 48・・・従軸、 49・50・・・スプロケットホイール、51・・・無
端チェーン、 52・・・リンク、 53・・・受板、 54・・・麺帯懸架用突起、 55・・・ベルトコンベヤ、 ンベヤ、 56・・・機枠、 57・57′・・・カムクラフチ、 58・58′・・・駆動レバー 59・・・ギャードモータ、 60・60’・・・巾方向圧延装置、 61・・・ロールコンベヤ、 62・・・麺帯の加圧手段、 64・・・ロンド、 65・・・リミットスイッチ、 66・・・突起、 63a・・・クランクビン、 67・78・・・リンク、 69・・・ベルクランク、 70・70’・・・昇降枠、 71.72.73.74・・・支軸、 75・・・力点、 76・・・エヤーシリンダ、 77・・・リニアベアリング、 78・・・軌道台、 79・・・リミットスイッチ、 80・・・横移動枠、 81・・・エヤーシリンダ、 82・・・ペデスタル、 83・831・83”−831′’・・・コロ、84・
・・軸、 85・86・・・リミットスイッチ、 87 ・・・案内生民、 88・89・・・すξットスインチ、 90・・・ロッドレスシリンダ、 90a・・・スライダ、 90b・・・シリンダチューブ、 91・・・軸受台、 92・・・ロール、 92a・・・軸、 156・・・ガイドロール、 157・158・・・圧延ロール(仕上げ圧延装置〉1
59・160・・・麺線切り出し装置、161・・・ベ
ルトコンベヤ、 A・・・麺生地(塊状)、 A“・・・麺帯、 A−′・・・麺帯(勢威済み) A TT・・・麺帯(巾方向圧延済) α・・・ローリング加圧空間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、麺帯の製造装置から送り出されて来る麺帯の厚さを
    10〜30mm程度の厚さ設定して、該麺帯を帯状のま
    ま、庫内に麺帯の移送装置が配設されている麺帯の熟成
    庫内に送り込み、該麺帯をして、それが該熟成庫内を移
    送される間において熟成させた上で、熟成庫から送り出
    し、熟成庫から送り出されて来た麺帯を、帯状のまま歩
    進搬送機構を備えた麺帯の巾方向圧延装置に送り込み、
    この麺帯を、上記歩進搬送機構が搬送を停止している間
    において、該巾方向圧延装置でもって巾方向に圧延する
    こと、を特徴とする製麺方法。 2、麺帯の製造装置と、麺帯の熟成庫と、麺帯の巾方向
    圧延装置と、麺帯の仕上げ圧延装置と、麺線切り出し装
    置との組み合わせからなり、上記麺帯の熟成庫が、上記
    麺帯の製造装置によって所定の厚さに成形された上で庫
    内に送り込まれて来た麺帯をその上の載せて庫内を一巡
    するための、麺帯の庫内移送装置を備え、上記麺帯の巾
    方向圧延装置が、麺帯をその上に載せて間欠的に搬送す
    る歩進搬送機構と、この歩進搬送機構の上に送り込まれ
    た来た麺帯の上に間欠的に圧延作用して麺帯の上を麺帯
    の巾方向に転動する麺帯の圧延手段を備えていて、麺帯
    の製造装置によって製造された麺帯が、上記麺帯の熟成
    庫によって熟成加工された後、上記麺帯の巾方向圧延装
    置で巾方向に圧延された上で、上記仕上げ圧延装置によ
    って麺線切り出し厚さに圧延加工され、上記麺線切り出
    し装置によって麺線状に切り出されるようになっている
    こと、を特徴とする製麺装置。 3、麺帯をその上に載せて麺帯をその長手方向に沿って
    搬送するための搬送装置の一部が、機枠上の適所の配し
    て夫々回転自在に支持された複数のロールからなる、ロ
    ールコンベヤでもって構成されると共に、このロールコ
    ンベヤが、歩進駆動機構を介してその駆動源に連結され
    ていて、このロールコンベヤの上方位に、このロールコ
    ンベヤ上の麺帯に対して間欠的に圧延作用しうる次のよ
    うな麺帯の加圧手段が配設されていること、すなわち、
    上記ロールコンベヤの上方位に配して機枠に昇降自在に
    支持された昇降枠と、この昇降枠の下位の左右に配して
    この昇降枠に夫々支承され、且つ上記ロールコンベヤの
    ロールの軸線方向に沿って移動自在に支承された一対の
    横移動枠と、上記ロールコンベヤの各ロールの直上方位
    に位置せしめて、該ロールの軸線に直交する方向の軸で
    もって各横移動枠に回転自在に支承された複数個のコロ
    と、上記昇降枠及び上記横移動枠の各駆動装置とからな
    る、麺帯の加圧手段が配設されていること、を特徴とす
    る麺帯の巾方向圧延装置。 4、麺帯をその上に載せて麺帯をその長手方向に沿って
    搬送するための搬送装置の一部が、機枠の適所に配して
    夫々回転自在に支持された前後のロール間に無端帯を懸
    け回してなる、ベルトコンベヤでもって構成されると共
    に、このベルトコンベヤが歩進駆動機構を介してその駆
    動源に連結されていて、このベルトコンベヤの上方位に
    、このベルトコンベヤ上の麺帯に対して間欠的に圧延作
    用しうる次のような麺帯の加圧手段が配設されているこ
    と、すなわち、上記ベルトコンベヤの上方位に配して機
    枠に昇降自在に支持された昇降枠と、この昇降枠の下位
    に配してこの昇降枠に支承され、且つ上記ベルトコンベ
    ヤのロールの軸線方向に沿って移動自在に支持された横
    移動枠と、上記ベルトコンベヤのロールの軸線に直交す
    る方向の軸でもって横移動枠に回転自在に支承された圧
    延ロールと、上記昇降枠及び上記横移動枠の各駆動装置
    とからなる、麺帯の加圧手段が配設されていること、を
    特徴とする麺帯の巾方向圧延装置。
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