JPH03164126A - 麺帯からの麺線切り出し装置 - Google Patents

麺帯からの麺線切り出し装置

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JPH03164126A
JPH03164126A JP30514989A JP30514989A JPH03164126A JP H03164126 A JPH03164126 A JP H03164126A JP 30514989 A JP30514989 A JP 30514989A JP 30514989 A JP30514989 A JP 30514989A JP H03164126 A JPH03164126 A JP H03164126A
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noodles
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、圧延装置によって帯状に圧延された麺帯か
ら、麺線を切り出す装置に関するものである. 〔従来の技術〕 麺の圧延装置によって一連の帯状に圧延された麺帯を、
麺線状に切断するための従来!Hには、これを大別する
と次の2通りの装置がある.その一つは、例えば特公昭
53−41225号公報の第1・2図又は特開昭52−
151781号公報の第4・5図等に示されているよう
な、麺帯の全中に亘るロール状の回転刃を回転させて、
麺帯の長さ方向に沿って多数の麺線を同時に切り出すこ
とができるようになっている麺線切り出し装置であり、
他の一つは、例えば特開昭52−151781号公報の
第l〜3図、特開昭52−114075号公報の第1・
2図又は実公昭63−45902号公報等に示されてい
るような、包丁を上下動させて麺帯横断方向の麺線を一
本宛切り出すことができるようになっている麺線切り出
し装置である. 〔発明が解決しようとする課題〕 麺線切り出し装置のうち、前者の、ロール状の回転刃を
回転させて行う麺線切り出し装置は、麺線を麺帯の圧延
方向に沿って切り出すようになっている点では、麺線が
、圧延された麺帯の繊維方向に沿って切り出されること
になるといった長所をもっている.しかし、このロール
状の回転刃による@線切り出し装置は、多数の切刃が麺
帯の巾方向の全中に亘って一斉に切り込むので、手打ち
風のむ生地の場合のように、助生地における加水率が高
いと、つまり麺が軟らかいと、麺生地が切刃によって押
し潰されるため、麺線を一本宛包丁切りした手打ち麺の
ように、角が立った形の麺線を得ることができない、と
いった問題があった。
上記したような欠点を解決したものとして、後者のよう
な包丁を上下動させて麺線を一本宛切り出すようになっ
ている機械的な麺線の切り出し装置が開発されているの
であるが、公知のこの種の機械的な麺線切り出し装置は
、何れも、麺帯をベルトコンヘヤにて搬送し、麺帯をそ
の搬送終端部において、麺帯横断方向の包丁でもって麺
線状に切り出すものであるから、この後者の麺線切り出
し装置によって切り出された麺線では、麺線が、圧延さ
れた麺帯のグルテン繊維を横断する方向に沿って、つま
りそれを寸断する方向において切り出されているので、
茄で上がった麺に手打ち風の腰の強い食味を得ることが
できない、といった問題があった。
そこでこの発明は、麺帯を、機械的な手段にょって、麺
帯の長さ方向に沿って包丁切りすることができる麺線の
切り出し装置を提供しようとするものである. 〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するために本発明がとった手段は、圧延
装置によって帯状に圧延された麺帯を所定の速度で送り
出す襲帯送り出し装置があって、その次段に、この麺帯
送り出し装置から送り出されてくる一連の麺帯を適宜の
長さの板状麺に分断する麺帯分断装置が配設されている
こと、上記麺帯分断装置の下方位に、一連の麺帯から分
断された上記板状麺をその上に受け取ってそれを麺帯の
圧延方向と同一の方向に所定の位置まで搬送する板状麺
中間搬送装置が配設されていること、 上記板状麺中間搬送装置が、前記麺帯の圧延方向に沿っ
て往復移動自在に支持された往復移動枠と、この往復移
動枠の移動方向に沿ってこの往復移動枠上に配設された
ベルトコンベヤとでもって+*aされていて、上記往復
移動枠にはそれを所定のストロークに亘って往復移動さ
せるための駆動装置が配設されていること、及び、 上記板状麺中間搬送装置の下方位に、該板状麺中間搬送
装置から送り出されてくる板状麺をその上に受け取って
それを麺帯の圧延方向にほぼ直交する方向に搬送する板
状熟横方向殿送装置が配設されていて、この板状麺横方
向搬送装置の終端部に、板状麺の搬送方向に交差する方
向の切刃を備えた麺線切り出し装置が配設されているこ
と、を特徴とする麺帯からの麺線切り出し装置にある.
〔作用〕 この発明に係る麺帯からの襲線切り出し装置には、上記
せる如く、圧延装置によって帯状に圧延された一連の麺
帯を所定の速度でもって送り出す麺帯送り出し装置があ
って、その次段に麺帯分断装置が配設されているので、
上記麺帯送り出し装置から送り出されてくる一連の(つ
まり長尺の)麺帯は、この麺帯分断装置を経過し麺帯の
先端部が所定量垂れ下がったところで、麺帯分断装置を
作動させると、この麺帯分断装置によって、その都度そ
の先端部を所定の長さに分断される。すなわち所定の大
きさの方形の板状麺に分断される。
分断された板状麺は、下方に落下することになるが、上
記麺帯分断装置の下方位には前記したような板状麺中間
搬送装置が配設されているので、この板状麺中間搬送装
置を上記麺帯分断装置の下方位の適所に配設し、且つ、
この板状麺中間搬送装置を構成している前記往復移動枠
を前進位置(第1図位置)に保ち、この往復移動枠上の
ベルトコンベヤを往復移動枠の前進方向に駆動しておく
と、前記麺帯送り出し装置から送り出されて来た麺帯の
先端部が走行している上記ベルトコンベヤの上面に若干
摺接し以後の時点において前記麺帯分断装置を作動させ
るならば(第5図−a−b参照)、一連の麺帯から分断
された方形の板状麺は、その先端(下端)の一部が既に
ベルトコンベヤの上に載ってベルトコンヘヤの走行方向
に運ばれているので、その全面が、走行しているベルト
コンベヤの上に接した状態になって(第1図参照)、こ
のベルトコンベヤの上に落下する.上記板状麺中間搬送
装置の下方位には、前記したような板状麺横方向搬送装
置が配設されているので、上記のようにしてベルトコン
ヘヤの上に載った板状麺は、板状麺の先端部がベルトコ
ンベヤの先端部を越えてこの板状麺横方向搬送装置の板
状麺受取面(ベルトコンヘヤの上面)に接触した時点に
おいて(第5図一〇参照)、上記中間搬送装置を構威し
ている往復移動枠を適宜の速度(ベルトコンベヤの速度
とほぼ等しいか又はそれよりも若干早い速度)でもって
復動(後退〉させると(第5図一d参照)、ベルトコン
ベヤ上の板状麺は、板状麺横力向搬送装置の上に、その
全下面を接触せしめた偏平状態になって供給される。
上記のようにしてその上に板状麺を受け取った板状麺横
力向搬送装置は、該板状麺を、麺帯の圧延方向にほぼ直
交する方向に搬送するが、この仮状麺横方向搬送装置の
終端部には、板状麺の搬送方向に交差する方向の切刃を
備えた麺線切り出し装置が配設されているので、この板
状麺横方向搬送装置の上に載った板状麺は、この麺線切
り出し装置でもって、それを麺帯の圧延方向に沿って包
丁切りされることになる。
〔実施例〕
一実施例を第1〜5図について説明すると、図において
、1対の圧延ロールl・2は、図示していない麺帯圧延
装置の最終段の圧延ロールで、図示していない麺帯圧延
gWにより圧延されてこの一対の圧延ロール1・2から
送り出されてくる一連の麺帯3は、多数のコロ4の上を
通って、この発明にしたがった麺帯からの麺線切り出し
装置に送り込まれるようになっている.5は、上記一対
の圧延ロールl・2の駆動モータである。
この実施例では、この発明にしたがった麺帯からの麺線
切り出し装置が、上記したような圧延装置の終端部に配
設されており、麺帯送り出し装置6は、左右一対の軸受
枠7a・7bの上に横架された一対の平ロール8・9で
もって構成されている。この一対の平ロール8・9は、
図示してない連動系を介して、それの駆動源であるモー
タ10に連動連結されており、一方の平ロール9は、テ
ークアソプブロノク1lにより軸受されていて、それで
もってこの一対の平ロール8・9間の間隔を調節できる
ようになっている.勿論この一対の平田−ル8・9は、
両者間で麺帯3を更に圧延することも可能である。
上記のような一対の平ロール8・9からなる麺帯送り出
し装置6は、両平ロール8・9間に送り込まれた一連の
麺帯3を、所定の速度でもって次段の(その下方位の)
麺帯分断装置l2に向けて送り込むことが出来るように
なっている。
麺帯分断装置12は、上記一対の軸受枠7a・7bにそ
の軸l3を横架されたカッター14と、カッターl4に
対向せしめて一対の軸受枠7a・7b間に配設されたそ
の側面視かく字形の案内板15とでもって構戒されてい
て、前記麺帯送り出し装置6から送り出されて来た麺帯
3は、上記案内板15の表面に接してその下方へと案内
されるようになっており、上記カッター14を間欠的に
一回転させると、この案内板15に沿って降下する麺帯
3が、この案内+FJ.15との間でカントされ、所望
の長さlの板状麺3′ (方形の麺)に分断されるよう
になっている。このため、上記カッター14の軸13は
、一回転クラッチ16と図示していない連動系を介して
、その駆動源である前記モータ10に連結されている.
なお第2図において、17はこのカンター14の軸13
の反動を防止するため該軸13の回転を常時一方向にの
み規制しているカムクラフチである。
上記麺帯分断装置12の下方位には、一連の麺帯3から
分断されて落下してくる上記板状麺3′を偏平な状態の
ままその上に受け取って、それをほぼ水平状態になして
その上に載置せしめ、しかる後それを次段の板状麺横力
向搬送装置20の上に供給するための、次のような板状
麺中間搬送装置19が配設されているのであるが、この
実施例の上記麺帯分断装置l2の下方位には、上記一対
の軸受枠7a・7b間に配して案内板2lが架設される
と共に、上記各軸受枠7a・7bの下端面に、夫々、板
状麺中間搬送装置l9のための張り出し枠22a・22
bが取付けられていて、上記軸受枠7a・7bが、この
張り出し枠22a・22bを介して機枠23の上の取付
けられており、この張り出し枠22a・22bに上記板
状麺中間搬送装置19が取付けられている。すなわち、
この板状麺中間搬送装置l9は、上記一対の張り出し枠
22a・22bの後部(基部)に配して横架された駆動
軸24に嵌着せる一対の駆動スプロケットホイール25
a・25bと一対の張り出し枠22a・22bの前部に
配して各別に軸支26a・26bされた一対の従動スプ
ロケントホイール27a・27bとの間に一対の無端チ
ェーン28a・28bを懸け回した上この一対の無端チ
ェーン28a・28b上の適所にその上端部を固定して
懸架支持せしめた、往復移動枠30と、この往復移動枠
30上の前後に配して横架された従動ローラ31と駆動
ローラ32間に無端ヘルト33を懸け回してなる、ベル
トコンベヤ34と、でもって構成されている. なお、前記無端チェーン28a・28bの駆動軸24は
図示してない連動系を介してそれの駆動源であるモータ
35に連結されており、上記駆動ローラ32は、往復移
動枠30上の後部に搭載されたモータ36に連動系37
を介して連動連結されていて(第4図参照)、上記ベル
トコンベヤ34は、常時矢印イ方向(第1図)に、上記
モータ36でもって、前記麺帯送り出し装置6による麺
帯3の送り出し速度の数倍の周速度でもって回転せしめ
られるようになっており、上記往復移動枠30は、第1
図に示してある前進(待機)位置から後退位置(第5図
一dに示してある位置よりも若干後方)までの間に亘っ
て、上記モータ35でもって、麺帯送り出し装置6によ
る麺帯送り出し速度の数倍の高速で一往復せしめられる
ようになっている. また、上記張り出し枠22aの前部と後部には、夫々、
第1図に示してある如く、その適所に配してリミットス
イッチ37・3日が取付けられ、また上記一対の張り出
し枠22a・22b間の前部の下方位には、上記ヘルト
コンベヤ34の前端部の下方位に対面せしめて、近接ス
イッチ39が配設されていて、上記往復移動枠30は、
上記近接スイノチ39がベルトコンベヤ34の前端部か
ら垂れ下がった板状麺3′の先端部を検知すると後退を
開始せしめられ、往復移動枠30がリミントスイッチ3
8に作用するとその後退を止めて前進せしめられ、往復
移動枠30がりlフトスイソチ37に作用するとその前
進が止められて最前進位置く第1図)に待機せしめられ
るようになっている。
機枠23に対して上記のように取付けられた一対の張り
出し枠22a・22bが機枠23から張り出している部
位の下方位には、すなわち前進位置にある往復移動枠3
0の下方位には、上記張り出し枠22a・22bに対し
てほぼ90″交差する方向の横方向機枠40が配設され
、該横方向機枠40上には、その前後(第2図上の左右
)に配して横架された従動ローラ41と駆動ローラ42
との間に無端帯43を懸け回してなる板状麺横方向搬送
装置20が配設されており、この板状麺横方向搬送装置
20の終端部には、この搬送装1f20の搬送方向ロに
交差する方向の切刃(包丁)44を備えた麺線切り出し
装置45が配設されて、上記板状麺横方向搬送装置20
の駆動ロール42は、図示してない駆動装置でもって、
上記麺線切り出し装W.45による麺線46の切り出し
に適した速度で駆動されるようになっている。
なお、上記麺線切り出し装置45の構造は、すでに周知
のものと同一構造のものであるから、その詳細な説明に
ついてはこれを省略するが、第2図において、47・4
日は押えロール、49はチョソビングロールである。
この実施例の、麺帯からの麺線切り出し装置は上記のよ
うに構威されているので、麺帯送り出し装置6を所定の
速度で回転させ、麺帯分断装W12のカフター14を、
例えばタイマー等により制御して、所定の間隔を与えて
間欠的に一回転させると、麺帯3を所定の長さlの板状
麺3′に切断することができる(第6図−a参照)。な
お、上記板状麺3′の長さlは、上記タイマーの設定時
間を変えると任意の長さに選択することができる.麺帯
3から分断される板状麺3′は、その長さlが、力・ン
ター14とベルトコンベヤ34間の距離よりも長い場合
には、切断される前の麺帯3の先端部は、第5図−aに
示してあるように、それが麺帯3の送り出し速度よりも
速い(数倍速い)周速度でもって矢印イ方向に回転して
いるヘルトコンヘヤ34の上面に摺接しているので、該
麺帯3から分断された板状麺3′ (第5図−b)は、
すぐ第1図に示してあるような状態となり、板状麺3′
は、ヘルトコンヘヤ34の上に偏平になって載る。
次に、第5図一〇のような状態になると、すなわちヘル
トコンベヤ34によって搬送される仮状麺3′の先端部
がヘルトコンヘヤ34先端部から垂れ下がると、近接ス
イッチ39がそのことをキャノチして、往復移動枠30
が後退を開始するが、この後退速度はヘルトコンベヤ3
4の周速度とほぼ同一の速度であるから、この時、ヘル
トコンヘヤ34上から送り出されている板状麺3′は、
このベルトコンベヤ34の下方位の仮状麺横方向搬送装
置20の無端帯43上に、偏平になって供給される.な
おこのとき、上記無端帯43は、ベルトコンベヤ34の
走行方向(イ方向)に対してほぼ直交する横方向(ロ方
向)に走行しているわけであるが、上記無端帯43上へ
の板状麺3′の供給速度は、往復移動枠20の後退速度
が該無端帯43の走行速度に比して非常に大(10〜2
0倍)であり、且つ、板状麺3′の落下方向の慣性が大
であるため、板状麺3′は、殆どねじれ(又はよしれ)
を生ずることなく、偏平な状態のまま該無端帯43の上
に供給載置される。
それでもなお、この時、無端帯43の上に供給された板
状麺3′の縦横方向が若干でもぶれるようであれば、実
施例に図示してある如くベルトコンベヤ34を若干前下
がりに設定しておくか、又は、前記横方向機枠40の前
記張り出し枠22a・22bに対する交差角を90″近
似の適当な値に設定又は調節すればよい。
そうすれば、仮状麺横方向搬送装置20の上に載って麺
線切り出し装置45まで送られた板状麺は正しくその長
さ方向の一辺に沿い、すなわち、それが麺帯3状に圧延
されたときに生したグルテン繊維の並列方向(矢印イ・
イ′方向)(第6図参照)に沿って、切刃44でもって
包丁切りされることになる。
そしてこのとき、上記板状麺横方向搬送装置20の上に
載って麺線切り出し装置45に供給される板状麺3′の
数は、上記板状麺横方向搬送装置20の送り出し速度に
対して前記麺帯送り出し装置6による麺の送り出し速度
を上げると、前後の板状麺3′が第2図及び第6図一C
に示してある如く、板状麺横方向搬送装置20の無端帯
43上に一部宛重複して載置されることになるから、こ
の発明に係る麺帯からの麺線切り出し装置の処理能力を
上げて、茹麺に適した麺線46を効率よく得ることがで
き、上記麺帯送り出し装置6による麺帯3の送り出し速
度を下げると、前後の板状麺3′が第6図一bに示して
ある如く、板状麺横方向搬送装置20の無端帯43上に
各板状麺3′間に間隔を保って載置されるから、処理能
力は下るが、姿の綺麗な生の襲線(乾麺用も含む)46
を得ることができる。
なお、上記第1図に示した実施例においては、本発明に
係る麺帯からの麺線切り出し装置を、麺帯圧延装置の終
端部に直結状態に配設した場合を例にとって説明したが
、この発明の装置によって麺線46状に切り出す麺帯3
は、他の実施例においては、予め麺帯の圧延装置によっ
て圧延された一連の麺帯3を、第7図に示してあるよう
に一旦巻き取り口ール50に巻き取られたものであって
もよい. 〔発明の効果〕 この発明にしたがった麺帯からの麺線切り出し装置は、
その作用について詳述したように、麺帯を機械的な手段
でもって一旦適宜の長さの板状麺に分断した上、この板
状簡の搬送方向を、これも機械的な手段でもって約90
゜方向転換した上、それを、初めて麺線切り出し装置に
供給するようになっているので、このような装置によっ
て切り出された麺線は、麺帯製造の過程で麺をその長さ
方向に沿って圧延したとき板状麺の組織中に形成されて
いるグルテンの繊維を寸断することなく、該グルテン組
織の並列方向に沿って包丁切りされる.ことになる。
したがって、本発明の装置によれば、冒頭に述べたよう
な、麺帯をロール状の回転刃で切断する従来の麺帯から
の麺線切り出し装置に比較すると、茹で上がったときに
おける姿が綺麗な、手打ち風の角が立った麺を得ること
ができ、冒頭に述べたような、麺帯を麺帯横断方向に切
断する従来の包丁切り麺線切り出し装置によって切り出
された麺線に比較すると、茹で上がったときにおける姿
が角の立った綺麗な麺であって、しかも腰が強い手打ち
風の食味をもった麺を、麺帯から機械的手段によって得
ることができる。
また本発明の装置は、前記麺帯分断装置による麺帯の分
断長さを変えると、包丁切りして得られる麺線の長さを
勿論自由に変えることができ、更にまた、前記麺帯送り
出し装置による熟帯の送り出し速度を変えると、実施例
について説明したように、自由に、板状麺を重ね切りし
て茹麺用の麺線を極めて効率よく包丁切りするか、又は
板状熟を一枚宛丁寧に包丁切るすることができる.
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明に係る麺帯からの麺線切り出し装
置の一実施例を示したもので、第1図は該装置の一部を
縦断して示した側面図、第2図は同一部縦断正面図(断
面は第1図のn−n線に沿う〉、第3図は第1図におけ
る往復移動枠のチェーンに対する取付け部■の詳細を示
した拡大面、第4図はベルトコンベヤの駆動装置を示し
た往復移動枠の断面図(断面は第1図のIV−rV線に
沿う〉、第5図=a〜第5図dは板状麺中間搬送装置の
作用を経時的に示した模式図、第6図一a〜第6図一〇
は麺帯から麺線が切り出されるまでの過程を平面図で示
した模式図、第7図は他実施例を示した麺帯導入部の側
面図である. 3・・・麺帯、 3′・・・板状麺、 ・・・麺帯送り出し装置、 2・・・麺帯分断装置、 9・・・板状麺中間搬送装置、 0・・・板状麺横方向搬送装置、 0・・・往復移動枠、 4・・・ヘルトコンヘヤ、 5・・・熟線切り出し装置、 6・・・麺線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧延装置によって帯状に圧延された麺帯を所定の速
    度で送り出す麺帯送り出し装置があって、その次段に、
    この麺帯送り出し装置から送り出されてくる一連の麺帯
    を適宜の長さの板状麺に分断する麺帯分断装置が配設さ
    れていること、 上記麺帯分断装置の下方位に、一連の麺帯から分断され
    た上記板状麺をその上に受け取ってそれを麺帯の圧延方
    向と同一の方向に所定の位置まで搬送する板状麺中間搬
    送装置が配設されていること、 上記板状麺中間搬送装置が、前記麺帯の圧延方向に沿っ
    て往復移動自在に支持された往復移動枠と、この往復移
    動枠の移動方向に沿ってこの往復移動枠上に配設された
    ベルトコンベヤとでもって構成されていて、上記往復移
    動枠にはそれを所定のストロークに亘って往復移動させ
    るための駆動装置が配設されていること、及び、 上記板状麺中間搬送装置の下方位に、該板状麺中間搬送
    装置から送り出されてくる板状麺をその上に受け取って
    それを麺帯の圧延方向にほぼ直交する方向に搬送する板
    状麺横方向搬送装置が配設されていて、この板状麺横方
    向搬送装置の終端部に、板状麺の搬送方向に交差する方
    向の切刃を備えた麺線切り出し装置が配設されているこ
    と、を特徴とする麺帯からの麺線切り出し装置。
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