JP3020832B2 - ツイストパイ及びその製造方法 - Google Patents
ツイストパイ及びその製造方法Info
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Description
製造方法に関するものである。本発明方法によれば、正
確に設定回数ひねられ、焼成されたツイストパイが工業
生産される。本発明方法によれば、特に、従来製造し得
なかったスティック状の細切りツイストパイも効率的に
製造することができる。
せて重ねるときにバターを一面にはさみ、これを圧延
し、再び折りたたみ、更に圧延−折りたたみをくり返し
てパイ生地を製造し、これを切断、焼成して製造するも
のである。
らなるため、剥離しやすくこわれやすいものである。し
たがって、これをひねってツイストパイにすること自体
困難であるところ、数多くのひねりを有ししかも細切り
のスティック状のツイストパイを工業生産することに成
功した例はなく、このようなタイプのツイストパイも従
来得られていない。
ねりを有するツイストパイを効率的に工業生産する新し
いシステムを開発する目的でなされたものである。
成するために各方面から検討した結果、遂に完成された
ものであって、その詳細は次のとおりである。
る。パイ生地としては、上記した従来既知の方法で製造
したものを使用してもよいし、例えば、本発明者らが先
に発明した大量生産方法であるカッティング・ラミネー
ト法(特公昭56−44687)、すなわち、「2枚の
パイ生地の間に油脂をはさみ、圧延−折りたたみをくり
かえすパイ生地の製造に際し、生地を連続的に送り、圧
延−切断−連続重ねを、間欠的に静止させることなく、
連続的に操作し、くりかえすことを特徴とするパイ生地
の大量生産方法。」にしたがって製造したものを使用し
てもよい。
を、図1に示した製造ラインにしたがって、以下に詳し
く説明する。一定の厚さ及び幅を有する連続したパイ生
地Dを上昇コンベアー1に供給する。パイ生地帯Dは、
コンベアー1の外端部に設けた丸刃カッター及び分離ガ
イド(図示せず)で所望する幅に細切りする。細いパイ
生地を正確に且つ多数回ねじってツイストパイを製造す
ることは、従来、工業的には不可能とされていたが、後
記するように本発明によってそれぞれ可能となったの
で、パイ生地の幅は広い幅のものから1cm以下、例え
ば5mm以下の細いものもツイスト可能となった。
ら増幅コンベアーに移送して、各細切したパイ生地帯と
の幅を広げていく。本図においては、増幅コンベアーは
4基設置した(2、3、4、5)。なお、第1増幅コン
ベアー2においては、上昇コンベアー1の先端部からパ
イ生地を最短距離(つまり45度の角度)で受け取るの
ではなく、後記するつかみ−ひねり処理の1ストローク
分だけパイ生地を自由にしておくのが好適であって、例
えば上昇コンベアー1の先端部から第1増幅コンベアー
2上に垂直に落下させた後、該コンベアー上を移送せし
めるのが好適である。
ンベアー(2〜5)に移送しつつ隣接するパイ生地間の
間隔を広げて、コンベア6に移送される。コンベア6に
おいて、細切りしたパイ生地は、上部に設けた生地おさ
えロール(例えばスポンジロール)7の下を通り、その
先端部をつかみ具(例えばエアーチャック)8でつか
み、一定の長さまで出てきたところでこれを回転して生
地にひねりを与える。
かみ具8を回転して生地をひねると、細長いパイ生地全
体が回転してしまい、生地にひねりがかかりにくいが、
本発明によれば、生地おさえバー又は生地おさえロール
7が生地をおさえているため、パイ生地全体が回転する
ことがなく、しかも目的とする回数だけ正確にひねりを
かけることができる。
(例えばギロチンカッター)9を用いて、パイ生地を流
れ方向に対して直角に切断する。そこで、ラック・ピニ
オン装置10を作動させてつかみ具8をもとにもどし、
上記したひねり工程に備える。ひねり装置は、つかみ具
8、ラック・ピニオン装置10、コントロール装置(図
示せず)から成り、生地のつかみ、移送、ひねり、カッ
ト後のつかみの解除、1ストローク終了後のもとの位置
までの復元を総合的に行う。
例えば8〜12回転したものが、焼成すると3〜5回転
戻るので、この現象を念頭に入れ、また製品の長さも念
頭に入れて生地の回転数を適宜選択する。
カットした後、下部コンベアーに置逃げし、移送コンベ
アー11上で整列し、シュガーダスター14により砂糖
をふりかけ、移送コンベアー12を通り、整列した後、
加熱焼成装置のバンド上に移送し、ツイストされた生地
13は艶出しスプレー装置15で艶出しを行う。
成装置により、150〜200℃で8〜15分程度焼成
する。冷却した後、計量、トレー詰めし、外装(例えば
ピロー外装)して製品とする。得られた製品は、幅8m
m、長さ12cmのように細長いにもかかわらず、すべ
ての製品にわたって正確に一定数ひねりがかけられてお
り、食感もパイ独特のものがあり、きわめて美味であっ
た。生地の成分、配合、細成を適宜選択することによ
り、お菓子、スナック、おつまみ等として広く利用する
ことができる。
にツイストすることが非常にむつかしいのであるが、ま
してや非常に薄い薄片の積層体であるパイは更にこわれ
やすく、細長いパイ製品をツイストすること、しかも正
確に一定数の回数ひねりをかけることなど従来不可能で
あったが、本発明によってはじめてこれが可能となった
のである。このようなツイストパイは、従来未知の新規
食品である。以下、本発明の実施例について述べる。
込みを行い、得られたドウを発酵せしめ、常法にしたが
って調整油脂をロールイン、圧延、積層した後、更に圧
延し、砂糖ダスト処理、積層、圧延、再度砂糖ダスト処
理、積層、圧延、そして砂糖ダスト処理した後、更に5
mm、幅32cmの連続パイ生地帯に成型した。
スト処理した。まず、このパイ生地帯Dを上昇コンベア
1の上端部に設けた丸刃カッターで8mm幅にカット
し、40本の細切り連続パイ生地を切り出した。これら
を、増幅コンベアー2、3、4、5によって移送し、パ
イ生地間の間隔を増幅した。
作動して、生地先端部を40個のつかみ具8でつかみ、
これを14cm移動中につかみ具8をそれぞれ10回転
させた。この回転ひねり工程中、スポンジロール7によ
って生地をおさえてスポンジロール7の前の生地がひね
られるのを抑制した。回転ひねり終了後、ギロチンカッ
ター9で切断した。
整列させた後、コンベアー11の上方に設けたシュガー
ダスター14から砂糖をふりかけ、ローラー16を通し
た後、スティック状パイ生地13上でスプレー装置15
から艶出し液をスプレーし、焼成して、生地表面の艶出
しを行った。
0℃で11〜12分間焼成した後、冷却し、計量、トレ
ー詰め、ピロー外装した。このようにして得られたツイ
ストスティックパイは、3回ひねりがきれいにかけられ
ており、このように細いパイでしかもツイスト形状を有
するものは従来工業生産することができなかったもので
ある。
形状において格別な特徴を有するだけでなく、従来のパ
イが有する風味に加えて、酵母、酵素を利用したことに
より従来にない口溶けの良さをベースに、発酵により醸
成される香味が付加されて、更にすぐれた風味、食感を
与えるものである。
し、この二枚の間にマーガリン75部をはさんで圧延
し、生地を連続的に送り、図2の方式(カッティング・
ラミネート法)に従って切断−連続重ね−圧延をくりか
えし、最後に切断したとき500層の薄膜層になるまで
処理し、連続パイ生地を得た。
され、その詳細は次のとおりである。すなわち、連続し
て製造されてくる二枚の生地の間にバター(マーガリ
ン)が連続してはさまれて圧延されてくる生地1は線2
に到達すると切断線3で切断される。切断片4は90度
方向を変えて移動するので、その前に切断された切断片
4′の上に少しづれて重なり、更にその前の切断片4″
にづれて順次重なり、次いで圧延区間5の間に圧延さ
れ、その生地が線6に到達すると90度方向を変えて同
様に切断一連続重ね一圧延をくりかえし、この層が40
〜1000に達するまで何回も圧延−切断−連続重ねが
繰返されるのである。
て、図1に示した装置を用いて実施例1と同様に処理し
て、ツイスト形状を有する細いスティック状パイを製造
した。
に大量生産するのにはじめて成功した。しかも本発明に
よれば、非常に細く、割れたり剥離しやすいパイにおい
て、これを多数回ひねることにもはじめて成功したもの
である。
常に細いスティック状のツイストパイがはじめて製造可
能となった。パイはこわれ易いため、特に細いパイが製
造しにくいうえ更にこれをツイストすることは工業的に
は不可能と考えられていたものであり、したがって、本
発明は、新規食品ツイストスティックパイの製造をはじ
めて可能にしたものということができる。
造プロセスを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 細切りしたパイ生地を複数回ねじって焼
成してなるツイストパイ。 - 【請求項2】 細切りした連続パイ生地を軽くおさえ、
その先端部分を複数回ねじった後切断し、焼成すること
を特徴とするツイストパイの製造方法。 - 【請求項3】 連続的に流れる細切りしたパイ生地をひ
ねり装置によってその先端をつかみ、生地は生地おさえ
でおさえておき、ひねり装置を作動して複数回回転させ
てこれをひねり、しかる後に切断して、焼成することを
特徴とするツイストパイの製造方法。 - 【請求項4】 生地おさえとして、回転式生地おさえロ
ーラー又は生地おさえバーを使用することを特徴とする
請求項2又は請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 請求項2、請求項3又は請求項4に記載
した方法によって製造してなるツイストパイ。 - 【請求項6】 ツイストパイが細いスティック状のツイ
ストパイであることを特徴とする請求項5に記載のツイ
ストパイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7145174A JP3020832B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ツイストパイ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7145174A JP3020832B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ツイストパイ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308474A JPH08308474A (ja) | 1996-11-26 |
JP3020832B2 true JP3020832B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=15379153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7145174A Expired - Fee Related JP3020832B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ツイストパイ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3020832B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102017794B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2019-09-03 | 문현수 | 빵가루 제조장치 및 이를 이용하는 빵가루 제조방법 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP7145174A patent/JP3020832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102017794B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2019-09-03 | 문현수 | 빵가루 제조장치 및 이를 이용하는 빵가루 제조방법 |
Also Published As
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JPH08308474A (ja) | 1996-11-26 |
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