JP2005057960A - 省電力化モータ始動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 低消費電力のモータ始動システムを提供する。
【解決手段】 モータ始動システム1は、主巻線Mおよび始動巻線Sの共通端子Cと電源端子L1間に電気的に接続されるヒーターおよびスイッチを含む過負荷保護装置OLPと、第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線Sに接続される第1の正特性サーミスタ22と、第1、第2の電極T1、T2、およびゲートGを有し、第2の電極T2が第1の正特性サーミスタ22の第2の電極に電気的に接続され、第1の電極T1が第2の電源端子L2に電気的に接続されるトライアック20と、第1、第2の電極を有し、第1の電極が第1の正特性サーミスタ22の第2の電極に電気的に接続され、該第2の電極がトライアック20のゲートGに電気的に接続される第2の正特性サーミスタ24とを有し、第2の正特性サーミスタ24は、過負荷保護装置のヒーター32と熱的に結合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単相誘導モータ等のモータを駆動するためのモータ始動システムに関し、特に正特性サーミスタ(PTC)を用いた省電力化のモータ始動システムに関する。
冷蔵庫やエアコン等のモータに用いられるモータ始動回路を図4に示す。同図において、始動巻線Sと主巻線Mを有するモータ100の始動巻線Sに正特性サーミスタ(PTC)110が直列に接続され、始動巻線Sと主巻線Mとの共通端子Cには過負荷保護装置120が接続される。PTC110は、モータ始動時の常温では内部抵抗が小さくいため始動巻線Sを介して十分な始動電流が流れる。モータ始動後には、PTC110はそれ自身を流れる電流により自己発熱し、これにより内部抵抗が急激に上昇し高抵抗状態となり、数十ミリアンペアの保持電流で定常状態を維持する。モータ100の過負荷運転時または拘束運転時には、その過電流および/または巻線の温度に応答して過負荷保護装置120が回路を開くようになっている。
しかし、このようなモータ始動回路は、モータの定常運転時においても、始動巻線Sへの電流を抑えるためにPTC110を高温・高抵抗に保つ必要があるため、保持電流による数ワットの電力が無駄に消費されていた。これを解決するために、例えば特許文献1は、図5に示すように、主巻線210と始動巻線220を有するモータ200の始動巻線210に直列に起動用正特性サーミスタ230とトライアック240とを接続し、かつ起動用正特性サーミスタ230と並列にトライアック制御用正特性サーミスタ250を接続し、トライアック制御用サーミスタ250をトライアック240のゲート端子に接続する。これにより、モータ起動後の定常運転時に、トライアック制御用PTC250によりトライアック230をオフさせることで、起動用正特性サーミスタ230の電力消費を削減している。
さらに特許文献2は、モータの始動巻線と電源ライン間に直列に接続されたバイメタル素子と抵抗発熱体からなる第2のスイッチ回路を含み、モータ始動時にバイメタル素子が回路を閉じて大きな始動電流を流し、始動後にバイメタル素子が回路を開き始動巻線を流れる電流をゼロにしている。バイメタル素子は、第2のスイッチ回路の抵抗発熱体と過負荷保護装置の抵抗発熱体からの熱を受けて始動後に回路を開くようになっている。
特開平9−285168号 特開平11−31445号
しかしながら、上記特許文献1に示す起動装置には次のような課題がある。モータ起動時に、トライアック制御用サーミスタ250を通じてトリガー信号がトライアック240に印加されてトライアック240がオンし、これにより起動用正特性サーミスタ230に電流が流れる。その起動から一定時間後に、起動用正特性サーミスタ230が自己発熱によりその抵抗値を上昇させ、更には、トライアック制御用サーミスタ250もその抵抗値が上昇してトライアック240のゲート端子に印加される電流が小さくなりトライアック240がオフされる。このような回路の問題点としては、トライアック制御用サーミスタ250が外部の温度の影響を受けやすく、必ずしも安定した動作を行い得ない場合がある。つまり、その動作環境の温度が高いと、トライアック制御用サーミスタ250の温度も上昇し、予想よりも早い時点でトライアック240をオフさせてしまうことがある。例えば、過負荷運転や拘束運転後に再起動する場合には、モータの周囲が十分に冷え切っておらず、特に夏場などはより顕著である。これによりモータ起動がうまく行い得ず、何度も起動を行わなければならなかった。
特許文献2の場合、モータの始動時に大きな始動電流を流すためには、第2のスイッチ回路のバイメタル素子を低抵抗にしなければならず、そのためバイメタル素子が大きくなってしまい、小型化が難しいという欠点がある。
また、図4にモータ始動回路では、モータ始動後も、PTC素子が数百度に保たれているため、安全性を高めるためにPTC素子を収容する筐体を高価な耐熱性、耐火性部材により構成しなければ成らなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決し、低消費電力のモータ始動システムを提供することを目的とする。他の目的は、安全性、信頼性が高く、低コスト、コンパクト化が可能なモータ始動システム、モータ始動回路、モータ駆動装置を提供する。
本発明に係るモータ始動システムは、主巻線および始動巻線を有するモータを駆動するためのシステムであって、以下の構成を有する。主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよびスイッチを含む保護装置と、第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線に接続される第1の正特性サーミスタと、第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、第1、第2の電極を有し、該第1の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第2の電極がトライアックのゲートに電気的に接続される第2の正特性サーミスタとを有し、第2の正特性サーミスタは、保護装置のヒーターと熱的に結合される。
好ましくは第2の正特性サーミスタは、モータの始動後にヒーター(例えば、抵抗発熱体)によって加熱されることで高抵抗状態となり、ゲート端子に供給される保持電流が小さくなり、トライアックが非道通(オフ)される。好ましくは、第2の正特性サーミスタは、第1の正特性サーミスタに比べて約10分の1程度の保持電流を消費する。さらに、第2の正特性サーミスタのキューリー温度は、モータ運転時のヒーターの温度よりも低く設定され、ヒーターの発熱により安定的に一定の温度に昇温される。
さらに本発明の他のモータ始動システムは、主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよび第1のスイッチを含む保護装置と、第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線に接続される正特性サーミスタと、第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、第1、第2の端子を有し、第1の端子が正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、第2の端子がトライアックのゲートに電気的に接続され、第1、第2の端子間が熱応動部材によって開閉可能である第2のスイッチとを有し、第2のスイッチは、保護装置のヒーターと熱的に結合される。
好ましくは、第2のスイッチは、モータの始動後にヒーターおよび正特性サーミスタの熱によって第1、第2の端子間を開き、トライアックを非道通(オフ)にする。好ましくは保護装置は、バイメタルスイッチを含み、モータに過電流が流れたときにバイメタルスイッチをオフする過負荷保護装置である。保護装置は、モータの過負荷運転時または拘束運転時に、過電流に応答してバイメタルスイッチを遮断したり、モータの巻線等の熱に応答してバイメタルスイッチを遮断する機能を備えることができる。
本発明のモータ始動システムは、複数の装置を電気的に接続して構成されるものであっても良いし、複数の機能を包含する単一の装置によって構成しても良い。例えば、過負荷保護装置、モータ始動装置、トライアック等を接続してシステムを構成するものでも良いし、これらの機能を単一の装置内に包含するシステムとして構成するものであってもよい。
本発明によれば、トライアックを導通させるための第2の正特性サーミスタを、モータの始動後に保護装置のヒーターの熱により高抵抗状態にし、トライアックを非導通(オフ)とするようにしたので、モータ始動後またはモータ定常運転時に第1の正特性サーミスタの保持電流がカットされ、従来と比較して消費電力大幅に低減することができる。さらに、第2の正特性サーミスタは、保護装置のヒーターに熱的に結合され、そこからの熱よって加熱もしくは昇温されるため、比較的外部環境による温度変化の影響を受けにくくなり、安定した動作を行うことができる。さらに本発明によれば、トライアックのオン、オフ動作を制御するために第2の正特性サーミスタまたは第2のスイッチを設け、モータ始動時の始動電流は正特性サーミスタおよびトライアックを介して流れるようにしたため、全体の構成をコンパクトな構成にすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の態様に係るモータ始動システムまたは始動回路の構成を示す図である。同図において、モータ始動システム1は、トライアック20、第1、第2の正特性サーミスタ22、24および過負荷保護装置OLPを含んで構成される。
単相誘導電動機(モータ)10は、主巻線Mと始動巻線Sを含み、そのコモン端子Cは過負荷保護回路OLPを介して電源端子L1に接続されている。電源端子L2と始動巻線Sとの間に、トライアック20と第1の正特性サーミスタ22とが直列に接続される。トライアック20は、双方向性制御整流素子(双方向性サイリスタ)であり、電極T1、T2およびゲートGを有し、ゲートGに印加されるトリガー電流に応じて電極T1、T2間をオン・オフ制御する。
トライアック20の電極T1は電源端子L2に接続され、電極T2が第1の正特性サーミスタ22の一方の電極に接続される。第1の正特性サーミスタ22の他方の電極は、モータ10の始動巻線Sに接続される。トライアック20と第1の正特性サーミスタ22との接続ノードN1は、トライアック制御用の第2の正特性サーミスタ24の一方の電極に接続される。第2の正特性サーミスタ24の他方の電極と電源端子L2間に、抵抗R1、R2が直列に接続され、抵抗R1と抵抗R2の接続ノードN2がトライアック20のゲートGに接続される。
過負荷保護装置OLPは、コモン端子Cと電源端子L1との間に、直列に接続されるヒーター32とバイメタルスイッチ34とを有する。本発明の要点は、トライアック制御用の第2の正特性サーミスタ24が過負荷保護装置OLPのヒーター32と熱的に結合されるように配置され、第2の正特性サーミスタ24は、モータ始動後にヒーター32からの熱を受けて低抵抗状態から高抵抗状態へと変遷し、トライアック20をオフするようにした点である。
第1の正特性サーミスタ22の特性は、モータを始動するための条件に応じて選定され、例えば、約120度のキューリー温度をもち、キューリー温度以下のとき、約5.6オームの抵抗であり、それを越えると抵抗値が急激に上昇し、約5キロオームの高抵抗となる。第2の正特性サーミスタ24の特性は、トライアック20を制御するための条件に応じて選定される。第2の正特性サーミスタ24のキューリー温度は、例えば、第1の正特性サーミスタのキューリー温度よりも20ないし30%程度低く設定され、ここでは約80度であり、キューリー温度以下のとき、その抵抗は約150オームであり、キューリー温度を超えると、約30キロオームの高抵抗になる。さらに、第1の正特性サーミスタ22が高抵抗状態であるときの保持電流は、約数十ミリアンペアであるのに対して、第2の正特性サーミスタ24の保持電流は、それの約1/10程度の数ミリアンペアとなるものが選択される。
第1、第2の正特性サーミスタ22、24は、好ましくは円形状のピルから構成され、その対向する面に電極が形成されている。第2の正特性サーミスタ24は、トライアック20を制御するためのトリガー電流を供給すれば十分であり、始動電流を流す第1の正特性サーミスタ22よりも小さな内容積を用いることができる。例えば、第2の正特性サーミスタ24のピル電極の直径は、第1の正特性サーミスタ22の直径よりも1/5程度小さくてもよい。従って、第2の正特性サーミスタ24の熱容量は第1の正特性サーミスタ22よりもかなり小さくなる。
過負荷保護装置OLPは、モータの過負荷運転時やモータの拘束運転時に、バイメタルスイッチ34により回路を開く。過負荷運転時やモータの拘束運転時は、通常の運転時よりも大きな電流が流れるため、ヒーター32が発熱し、それに応答してバイメタルスイッチ34が反転する。同時に、そのような運転時にはモータの巻線温度が上昇し、モータのシェル温度も上昇するため、バイメタルスイッチ34は上昇した温度に応答して反転することもある。ヒーター32は、好ましくは、例えばニクロム線のような発熱抵抗体を用いることができ、モータの通常運転時には、約90℃の温度となる。また、バイメタルスイッチ34は、例えば、80℃の温度で反転する。
抵抗R1、R2の抵抗値は、第2の正特性サーミスタ24が高抵抗状態のときの抵抗値とトライアック20のターンオン感度によって決定される。すなわち、このような状態のときにゲートGに供給される電流によってトライアック20がオンしないような抵抗値が選択される。本実施例では、抵抗R1は220オームであり、R2は10オームである。なお、抵抗R2は第2の正特性サーミスタ24の特性に合わせて決定されるが、抵抗R2は必ずしも用いなくともよい。
モータの始動時に電源端子L1、L2間に100ボルトの交流電圧が与えられると、過負荷保護装置OLP、始動巻線S、第1の正特性サーミスタ22、および第2の正特性サーミスタ24を介してトリガー電流がトライアック20のゲートGに印加される。電極T1とゲートGには、おおよそ1.5ボルトのトリガー電圧が生成され、トライアック20の電極T1、T2間が導通(オン)する。
トライアック20の導通により、第1の正特性サーミスタ22を介して始動巻線Sに約20アンペアの電流が流される。第1の正特性サーミスタ22は、おおよそ2秒後に、キューリー温度に到達し、その抵抗値が5キロオームとなり、約20ミリアンペアの保持電流により高抵抗状態となる。
同時に、過負荷保護装置OLPのヒーター32にも電流が流れ、ヒーター32が加熱される。第2の正特性サーミスタ24は、ヒーター32と熱的に結合されているため、ヒーター32からの熱よって瞬時に昇温され、キューリー温度を越えたとき、約30キロオームの高抵抗状態へ推移する。これにより、トライアック20のゲートGには、導通を保持するに十分なトリガー電流が供給されず、トライアック20の電極T1、T2間が非導通となる。
トライアック20がオフとなり、モータの始動が終了すると、電源端子L1、L2間に供給された電力はモータ10の主巻線Mを流れる。モータ10の運転中、過負荷保護装置OLPのヒーター32が発熱を続けるため、第2の正特性サーミスタ24は高抵抗状態を維持する。第1の正特性サーミスタ22には保持電流が流れないため、それ自身も熱放散により冷却され、初期の低抵抗状態に戻る。そして、第2の正特性サーミスタ24には、低抵抗の第1の正特性サーミスタ22を経由して微小の電流が流れるが、この値は、5ミリアンペア以下である。この電流は第2の正特性サーミスタ24の自己発熱に消費され、高抵抗状態の維持に幾分か寄与する。こうして第2の正特性サーミスタ24は、ヒーター32から熱を受けることで、単体動作時の保持電流よりも少ない電流値で高抵抗状態を維持することができる。また、モータの通常運転時、第2の正特性サーミスタ24を流れる保持電流はトライアック20をターンオンさせるには十分でなくため、トライアック20はオフ状態を維持する。
従来のモータ始動回路(図4)は、モータの始動後に正特性サーミスタ110を自己保持するために数十ミリアンペアの保持電流が流れていたために数ワットの電力を無駄に消費していたが、本実施例では、第1の正特性サーミスタ22は完全にオフし、第2の正特性サーミスタ24に数ミリアンペアの保持電流が流れるだけであるため、消費電力をそれの数分の1から数十分の1に削減することができる。
また、モータの再始動性を考えた場合、第1の正特性サーミスタ22は、その発熱時間が短く、モータ始動後に冷却された状態にあるため、数分間の短い休止時間後にモータを始動するときでも、始動電流をきちんと流すことができる。同時に、正特性サーミスタの発熱時間を短縮することは、PTC素子の劣化からくる割れ、発火等を抑制し、信頼性を向上させることができる。
さらに、従来のモータ始動回路(図4)では、正特性サーミスタが数百度の高温状態で維持されるため、劣悪な環境化において発火の可能性があり、安全性を高めるために高価な材質を用いる必要があったが、本実施例では、結果的に素子周りの温度を下げることができるため安価な材料で筐体(ハウジングケース)を形成することができる。
次に本発明の第2の実施例について図2を参照して説明する。なお、図1に示す構成と同じものには同一番号を付してある。第2の実施例に係るモータ始動システム1は、第1の実施例の第2の正特性サーミスタ24の代わりに、第2のバイメタルスイッチ40を用いて構成される。第2のバイメタルスイッチ40は、接点間の開閉を行う熱応動のバイメタル素子を含み、バイメタル素子は過負荷保護装置OLPのヒーター32に熱的に結合されている。但し、モータの始動時には第1の正特性サーミスタ22とも熱的に結合することができる。
モータの始動時において、第2のバイメタルスイッチ40は接点間を閉じており、電源ラインL1、L2間に交流電圧が印加されると、トライアック20のゲートGに抵抗R2を介して十分なトリガー電流が印加され、トライアック20がオンし、始動巻線Sに接続された第1の正特性サーミスタ22に大きな始動電流が流れる。始動電流が数秒間流れると、第1の正特性サーミスタ22が自己発熱により数百度となり、高抵抗状態に移行し、モータの始動が終了する。このとき、第2のバイメタルスイッチ40は、ヒーター32と第1の正特性サーミスタ22からの熱を受け加熱される。第2のバイメタルスイッチ40の動作温度を、ヒーター32の発熱温度および第1の正特性サーミスタ22の自己発熱時の温度よりも数十度低く設定しておくことで、第2のバイメタルスイッチ40は、第1の正特性サーミスタ22の飽和時点から遅延してバイメタル素子を反転し接点を開く。これにより、トライアック20のゲートGにトライアック20がオンするに十分なトリガー電流が供給されず、トライアック20はオフされ、第1の正特性サーミスタ22に流れる電流はゼロとなる。モータ始動後、第2のバイメタルスイッチ40は、モータの運転電流で発熱するヒーター32からの熱を受けることで、バイメタル素子の反転状態(オフ状態)を維持する。
第2の実施例によれば、モータ始動後に第2のバイメタルスイッチ40の接点に流れる電流が数十ミリアンペアと微小であり、バイメタル素子への損傷が少ないため、バイメタル素子は、スナップアクションするものに限らず、長寿命の徐動型バイメタル素子を用いることができ、接点間に絶縁物等の異物の入り込みによる導通不良を回避するために多重接点を用いることができる。さらに、第2のバイメタルスイッチ40を金属ケース等に収容し、塵埃による影響をなくすことで、50万回以上の開閉動作が高信頼性をもって達成することができる。
次に、第1の実施例に係るモータ始動システムを実装した状態を図3に示す。同図(a)は、ハウジングの上部を切除したときの内部の配置を説明するための平面図であり、同図(b)はハウジングの側部を切除したときの内部の配置を説明するための側面図である。
図1に示すモータ始動装置70は、熱可塑性もしくは耐熱性の樹脂により成形されたハウジング50を含み、ハウジング内に図1に示す始動システムが配置される。ハウジング50は、モータのシェルの上部に形成されたフューサイトピン用のカバー60上に取付けられる。ハウジング50の底部には、フューサイトピンの位置に対応して3つの開口52が形成され、これらの開口52を介して始動巻線用のピン54S、主巻線用のピン54M、コモン端子用のピン54Cが挿入される。さらにハウジング50の底部には、電源ラインL1、L2用の開口が形成されている。
ピン54Sは、ハウジング50内でバネ性の金属端子56の円形状の孔56a内に支持され、この金属端子56が第1の正特性サーミスタ22の電極面22aと接触するバネ性の接点部56bを備えている。ピン54Mは、トライアック20の端子T1と電源ラインL1に接続され、ピン54Cは、過負荷保護装置OLPのバイメタルスイッチ34に接続されるが、これらの配線は省略されている。
第1の正特性サーミスタ22は、ピン54Sとピン54M、54Cとのほぼ中央に配置されている。他方の電極面22bは、バネ性の金属端子58aを介して第2の正特性サーミスタ24の第1の電極面24aに電気的に接続され、第2の正特性サーミスタの第2の電極面24bがバネ性の金属端子58bを介してトライアック20のゲートGに接続される。第1の正特性サーミスタ22をピン54Sとピン54M、54Cとの間には位置することで、モータ始動装置70を小型化することができる。
第2の正特性サーミスタ24は、過負荷保護装置OLPに近接して配置され、その内部のヒーター32(図中破線で示す)と熱的に結合される。ヒーター32からの熱を受け易くするように、金属端子58bは、第2の正特性サーミスタ24の電極面24bと接触面積が大きくなるような接点構造が望ましい。図では、金属端子58bが波形形状をしているが、より平坦な面をもつ接点構造を用いることができる。さらに、ヒーター32からの熱を第2の正特性サーミスタ24へ伝達し易くするため、熱伝達用の壁58c(一点鎖線)をハウジング内に形成するようにしてもよい。
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。上述した実施例において用いられるモータ始動システム、モータ始動回路およびモータ始動装置は、限定的な意味に解釈されるべきものではなく、少なくともモータの始動を行う機能を包含するものとして解釈される。
本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー等のコンプレッサー用の交流モータ等に利用することができる。
本発明の第1の実施例に係るモータ始動システムの回路を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るモータ始動システムの回路を示す図である。 図1の始動システムをハウジング内に実装したときの図である。 従来のモータ始動回路の構成例を示す図である。 従来の他のモータ始動回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1:モータ始動システム、
10:モータ
20:トライアック
22:第1の正特性サーミスタ(第1のPTC)
24:第2の正特性サーミスタ(第2のPTC)
32:ヒーター
34:バイメタルスイッチ
40:第2のバイメタルスイッチ
OLP:過負荷保護装置
50:ハウジング
70:モータ始動装置

Claims (9)

  1. 主巻線および始動巻線を有するモータを始動する機能を備えたモータ始動システムであって、
    主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよびスイッチを含む保護装置と、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線に接続される第1の正特性サーミスタと、
    第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第2の電極がトライアックのゲートに電気的に接続される第2の正特性サーミスタとを有し、
    前記第2の正特性サーミスタは、前記保護装置のヒーターと熱的に結合される、モータ始動システム。
  2. 前記第2の正特性サーミスタは、モータの始動後に前記ヒーターによって加熱されて高抵抗状態となり、前記トライアックを非道通にする、請求項1に記載のモータ始動システム。
  3. 前記第2の正特性サーミスタのキューリー温度は、モータ始動後の前記ヒーターの温度よりも低い、請求項2に記載のモータ始動システム。
  4. 主巻線および始動巻線を有するモータを始動する機能を備えたモータ始動システムであって、
    主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよび第1のスイッチを含む保護装置と、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が前記始動巻線に接続される正特性サーミスタと、
    第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、
    第1、第2の端子を有し、第1の端子が正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、第2の端子がトライアックのゲートに電気的に接続され、第1、第2の端子間が熱応動部材によって開閉可能である第2のスイッチとを有し、
    第2のスイッチは、前記保護装置のヒーターと熱的に結合される、モータ始動システム。
  5. 前記第2のスイッチは、モータの始動後に前記ヒーターおよび前記正特性サーミスタの熱によって第1、第2の端子間を開き、トライアックを非道通にする、請求項4に記載のモータ始動システム。
  6. 前記保護装置は、バイメタルスイッチを含み、モータに過電流が流れたときにバイメタルスイッチをオフする過負荷保護装置である、請求項1または4に記載のモータ始動システム。
  7. 主巻線および始動巻線を有するモータを始動する機能を備えたモータ始動回路であって、
    主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよびスイッチを含む保護回路と、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線に接続される第1の正特性サーミスタと、
    第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第2の電極がトライアックのゲートに電気的に接続される第2の正特性サーミスタとを有し、
    前記第2の正特性サーミスタは、前記保護装置のヒーターと熱的に結合される、モータ駆動回路。
  8. 主巻線および始動巻線を有するモータを駆動するためのモータ駆動装置であって、
    主巻線および始動巻線の共通端子と第1の電源端子間に電気的に接続されるヒーターおよびスイッチを含む保護装置と、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が始動巻線に接続される第1の正特性サーミスタと、
    第1、第2の電極、およびゲートを有し、該第2の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第1の電極が第2の電源端子に電気的に接続されるトライアックと、
    第1、第2の電極を有し、該第1の電極が第1の正特性サーミスタの第2の電極に電気的に接続され、該第2の電極がトライアックのゲートに電気的に接続される第2の正特性サーミスタと、
    前記保護装置、前記第1、第2の正特性サーミスタおよび前記トライアックを収容するハウジングケースとを有し、
    前記第2の正特性サーミスタは、前記ハウジングケース内で前記保護装置のヒーターと熱的に結合されるように前記保護装置に近接して配置される、モータ駆動装置。
  9. 前記ハウジングケースは、モータの巻線に電気的に接続された複数のフューサイトピンを挿入する開口を有し、前記ハウジングケース内に前記複数のフューサイトピンが挿入されたとき、前記第1の正特性サーミスタは前記複数のフューサイトピンのほぼ中央に配置される、請求項8に記載のモータ駆動装置。
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