JPH04289786A - モーター起動回路 - Google Patents

モーター起動回路

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Publication number
JPH04289786A
JPH04289786A JP5111991A JP5111991A JPH04289786A JP H04289786 A JPH04289786 A JP H04289786A JP 5111991 A JP5111991 A JP 5111991A JP 5111991 A JP5111991 A JP 5111991A JP H04289786 A JPH04289786 A JP H04289786A
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JP
Japan
Prior art keywords
heater
motor
ptc element
bimetal contact
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP5111991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Ichida
市田 重宏
Masahito Mihara
三原 正仁
Yuichi Takaoka
高岡 祐一
Takashi Shikama
鹿間 隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5111991A priority Critical patent/JPH04289786A/ja
Publication of JPH04289786A publication Critical patent/JPH04289786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターを起動するた
めの回路に関し、特に、正特性サーミスタ素子(以下、
PTC素子と略す。)を用いて構成された起動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりモーターを起動するための回路
として、電流型電磁リレーを用いて構成されたものが広
く用いられていた。しかしながら、起動時に流れる大電
流により、接点の焼きつき等が生じがちであるため、該
電流型電磁リレーに代えて、PTC素子を用いて構成さ
れた起動回路が用いられてきている。PTC素子を用い
て構成されたモーター起動回路の一例を図2に示す。図
2において、モーター1は、主巻線2及び補助巻線3を
有する。主巻線2及び補助巻線3の一端は、スイッチ4
を介して電源5に接続されている。また、主巻線2の他
端側も電源5に接続されている。さらに、補助巻線3の
他端側は、運転用コンデンサ6を介して電源5に接続さ
れていると共に、該運転用コンデンサ6に並列にPTC
素子7及び起動用コンデンサ8が接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したモーター
起動回路では、モーター1を起動した直後から、PTC
素子7に電流が流れ、それによって、PTC素子7が発
熱する。この発熱によりPTC素子7の抵抗値が急上昇
し、PTC素子7に流れる電流Iが急激に減少する。し
かしながら、実際には、図3に示すように、PTC素子
7に流れる電流は0にはならず、ある程度の大きさの残
留電流が依然として流れ続ける。従って、このモーター
起動回路では、上記残留電流が流れ続ける分だけ電力を
消費するという問題があった。
【0004】また、スイッチ4をオフ状態とした後にお
いても、PTC素子7の温度は急には低下しない。従っ
て、モーターの運転終了後に再起動するには、PTC素
子7の冷却を待たねばならなかった。すなわち、再起動
が可能となるまでの復帰時間が比較的長いという問題が
あった。さらに、PTC素子7の発熱により、PTC素
子7の周囲の部品に熱的な悪影響を与えることがあり、
かつPTC素子7に電流が流れ続けるため、該PTC素
子7自身の寿命を短くする要因となっていた。
【0005】よって、本発明の目的は、消費電力量及び
周囲の部品への熱的な悪影響を低減することができ、再
起動までの復帰時間を短縮することができ、さらにPT
C素子の寿命を延長し得る構成を備えたモーター起動回
路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のモーター起動回
路は、第1のバイメタル接点及びヒーターにより構成さ
れており、モーターと電源との間に接続されたオーバー
ロードリレーと、モーターと電源との間に接続されたP
TC素子と、このPTC素子に直列に挿入されており、
かつオーバーロードリレーのヒーターに熱結合された第
2のバイメタル接点とを備え、第2のバイメタル接点が
、ヒーターより熱を受けて閉状態から開状態に切り換え
られるように構成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、オーバーロードリレーのヒーター
に対して第2のバイメタル接点が熱結合されており、該
第2のバイメタル接点がヒーターの熱を受けて閉状態か
ら開状態に切り換えられるように構成されている。この
オーバーロードリレー部は、過電流が流れた場合にヒー
ターを異常発熱させ、それによって該オーバーロードリ
レー部内の第1のバイメタル接点を開状態とすることに
より回路を保護するものである。従って、通常の起動時
には、オーバーロードリレー部のヒーターは異常発熱は
しない。もっとも、通常の起動時においても、起動電流
が流れることにより該ヒーターはある程度の熱量を発生
する。本発明では、起動時にヒーターで発生したこの熱
が第2のバイメタル接点に伝えられ、第2のバイメタル
接点が開状態に切り換えられることにより、PTC素子
に流れる電流が遮断される。
【0008】
【実施例の説明】以下、本発明の非限定的な実施例につ
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係るCSR起
動方式のモーター起動回路を示す図である。モーター1
1は、主巻線12及び補助巻線13を有する。主巻線1
2及び補助巻線13は、一端側において、オーバーロー
ドリレー部14及びスイッチ15を介して電源16に接
続されている。オーバーロードリレー部14は、ヒータ
ー14a及び該ヒーター14aと組み合わされた第1の
バイメタル接点14bを有する。オーバーロードリレー
部14は、過電流が流れた際に、このモーター起動回路
を開状態として回路を保護するために設けられている。 すなわち、ヒーター14aは、過電流が流れた際に異常
発熱するように構成されており、第1のバイメタル接点
14bは、異常発熱時にヒーター14aから伝えられた
熱により、閉状態から開状態に切り換えられるように構
成されている。なお、通常の起動時、すなわち起動電流
が流れた場合においても、ヒーター14aは発熱する。 しかしながら、起動電流が流れた際の発熱量では第1の
バイメタル接点14bは開状態に切り換えられないよう
に、該第1のバイメタル接点14bが構成されているこ
とを指摘しておく。
【0009】モーター11の主巻線12の他端側は、電
源16に接続されている。また、補助巻線13の他端側
は、運転用コンデンサ17を介して電源16に接続され
ている。さらに、補助巻線13の他端側と電源16との
間には、上記運転用コンデンサ17と並列に、第2のバ
イメタル接点18、PTC素子19及び起動用コンデン
サ20が接続されている。上記第2のバイメタル接点1
8は、オーバーロードリレー部14内のヒーター14a
に熱結合されている。すなわち、ヒーター14aが発熱
した場合に、その熱を伝えられるように第2のバイメタ
ル接点18がヒーター14aに固定または連結されてい
る。第2のバイメタル接点18も、初期状態では閉状態
とされており、起動電流が流れた際にヒーター14aで
発生した熱を受けることにより、開状態に切り換えられ
るように構成されている。すなわち、第2のバイメタル
接点18は、第1のバイメタル接点14bよりも小さな
熱量で閉状態から開状態に切り換えられるように構成さ
れている。なお、PTC素子19及び起動用コンデンサ
20は、図2に示した従来のモーター起動回路における
PTC素子7及び起動用コンデンサ8と同様に構成され
ている。
【0010】本実施例のモーター起動回路では、スイッ
チ15をオン状態とすることにより、モーター11が起
動される。この場合、通常の起動電流が流れることによ
りPTC素子19にも電流が流れ、PTC素子19が発
熱を開始する。そして、自身の発熱により、PTC素子
19の抵抗値が急激に増大し、PTC素子19に流れる
電流が急激に減少する。そして、起動電流が流れること
によりヒーター14aが発熱し、その熱を受けて第2の
バイメタル接点18が閉状態から開状態に切り換えられ
る。従って、第2のバイメタル接点18が開状態となる
ことにより、PTC素子19に流れる電流が確実に遮断
される。PTC素子19に流れる電流が遮断された後、
モーター11は定格運転される。
【0011】第2のバイメタル接点18が開状態となっ
た後には、もはやPTC素子19には電流が流れないた
め、PTC素子19の温度は定格運転中に徐々に低下す
ることになる。従って、スイッチ15をオフ状態とし、
再度モーター11を起動する場合に、PTC素子19が
十分冷却されているため、図2に示した従来のモーター
起動回路に比べて再起動までの復帰時間を大幅に短縮し
得ることが分かる。図1に示した実施例のモーター起動
回路は、CSR起動方式を採用したものであるが、本発
明は、図4〜図6にそれぞれ示すRSIR起動方式、P
SC起動方式またはCSIR起動方式等の他の起動方式
を採用したモーター起動回路にも適用することができる
。なお、図4〜図6において図1に示す構成と相当の部
分については同一の参照番号を付することにより、その
説明は省略する。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明では、過電流保護
のために設けられたオーバーロードリレー部のヒーター
において通常の起動時に発生した熱を有効に利用し、す
なわち該ヒーターの熱を第2のバイメタル接点で受ける
ことにより、第2のバイメタル接点を開状態とし、それ
によってPTC素子に流れる電流を遮断している。従っ
て、PTC素子に流れる残留電流を遮断することができ
るため、消費電力を節減することができる。また、PT
C素子に流れる電流を遮断した状態で定格運転されるこ
とになるため、定格運転中にPTC素子が徐々に冷却さ
れるので、従来例に比べて再起動までの復帰時間を大幅
に短縮することができる。しかも、従来のモーター起動
回路と同一のPTC素子を用いたとしても、高温状態に
ある時間が短縮されるため、周囲の部品に対する熱的悪
影響も低減され、PTC素子自体の寿命も延長される。
【0013】また、PTC素子及びオーバーロードリレ
ーを容易に一体化し得るため、コンプレッサ等に簡単に
取り付け得る構造とすることができる。従って、作業性
を含めて、モーター及びモーターが組み込まれた装置の
コストダウンを効果的に図ることができる。さらに、P
TC素子を用いずに、電流型電磁リレーのみを用いた従
来のモーター起動回路に比べると、PTC素子の電流制
限作用により、接点ブレーク時のアーク放電や火花放電
を防止することができるため、接点寿命を延長すること
ができる。しかも、電流型電磁リレーのみを用いたモー
ター起動回路に比べて、PTC素子自身の抵抗分を付加
した形態となるため、モーターの補助巻線のコストダウ
ンを図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモーター起動回路を示す回
路図である。
【図2】従来のPTC素子を用いたモーター起動回路の
一例を示す回路図である。
【図3】図2のモーター起動回路におけるPTC素子に
流れる電流の時間的変化を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例のモーター起動回路を示す
回路図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例のモーター起動回路
を示す回路図である。
【図6】本発明の他の実施例のモーター起動回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
11…モーター 14…オーバーロードリレー部 14a…ヒーター 14b…第1のバイメタル接点 16…電源 18…第2のバイメタル接点 19…PTC素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1のバイメタル接点及びヒーターに
    より構成されており、モーターと電源との間に接続され
    たオーバーロードリレーと、モーターと電源との間に接
    続された正特性サーミスタ素子とを備えるモーター起動
    回路において、前記正特性サーミスタ素子に直列に接続
    されており、かつ前記オーバーロードリレーのヒーター
    に熱結合された第2のバイメタル接点をさらに備え、前
    記第2のバイメタル接点が、前記ヒーターの熱を受けて
    閉状態から開状態へ切り換えられるように構成されてい
    ることを特徴とするモーター起動回路。
JP5111991A 1991-03-15 1991-03-15 モーター起動回路 Pending JPH04289786A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6097275A (en) * 1997-07-10 2000-08-01 Texas Instruments Incorporated Motor starting and protecting apparatus
US7515029B2 (en) * 2002-11-29 2009-04-07 Panasonic Corporation Starting device for single-phase induction motor
US7663335B2 (en) 2004-09-15 2010-02-16 Lg Electronics Inc. Single-phase induction motor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162985A (en) * 1980-05-17 1981-12-15 Murata Mfg Co Ltd Starter for motor

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