JPH09231891A - 限流型遮断器 - Google Patents
限流型遮断器Info
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- JPH09231891A JPH09231891A JP3235096A JP3235096A JPH09231891A JP H09231891 A JPH09231891 A JP H09231891A JP 3235096 A JP3235096 A JP 3235096A JP 3235096 A JP3235096 A JP 3235096A JP H09231891 A JPH09231891 A JP H09231891A
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Abstract
み合わせて用いることにより、この素子の異常温度上昇
を伴うことなく復帰動作を速くする。 【解決手段】 所定の温度になると急激に抵抗値が増大
する正の抵抗温度係数を有するセラミックス素子(PT
C素子)10と、所定の温度より高い温度になると所定
の距離だけ変位するように形状記憶された形状記憶部材
21と、この形状記憶部材21に接続された可動接点4
1とを備え、電路に定格電流以内の電流が流れる定常状
態においては、可動接点41が形状記憶部材21に当接
されて閉じた状態となり、電路に定格電流以上の電流が
流れる異常状態においては、PTC素子10の抵抗値が
急激に増大して電路に流れる過電流を抑制するようにす
るとともに、形状記憶部材21が所定の距離だけ変位し
て可動接点41を固定接点42より離接するようにして
いる。
Description
特に送配電系統等の電路に配設されてこの電路に生じた
短絡電流あるいは過負荷電流等の過電流を抑制するとと
もに、この過電流から電路を遮断する限流型遮断器に関
するものである。
いは過負荷電流等の過電流から送配電系統を保護するた
めに、温度が上昇することにより抵抗値が増大する正の
抵抗温度係数を有する素子(PTC(Positive Tempera
ture Coefficient)サーミスタ、以下PTC素子とい
う)を送配電系統の電路に用いることが提案されるよう
になった。このPTC素子を送配電系統の電路に用いる
と、例えば、この電路に定格電流以上の過電流が流れる
と、ジュール熱が発生してPTC素子の温度が上昇す
る。すると、このPTC素子は正の抵抗温度係数を有す
るため、PTC素子の温度が所定の所定の温度以上とな
ると、抵抗値が急激に増大してこの電路に流れる過電流
を抑制(限流)するようになる。一方、事故が復帰して
PTC素子の温度が常温に戻ると、元の低抵抗値になる
ため、自動復帰してこの電路に給電が再開されることと
なる。
素子は所定の温度以上となると抵抗値が減少するNTC
(Negative Temperature Coefficient)領域を有するた
め、PTC素子が異常に温度上昇すると逆に抵抗値が減
少して大電流が流れ、PTC素子が破壊されるという問
題があった。また、定常時においてのPTC素子での電
力損失を小さくするために常温での抵抗値を小さくしよ
うとすると、PTC素子の断面積を大きくする必要があ
るが、PTC素子の断面積を大きくすると、定格電流以
上の過電流が流れてもPTC素子の温度上昇率が低下す
るため、限流動作が遅くなり、応答性が悪化するという
問題を生じる。
と、電路に所定の電流が流れるようにする必要がある
が、PTC素子が温度上昇したままであると、抵抗値が
大きいままであるため、PTC素子の温度が常温に戻る
まで限流動作した状態が継続して回復動作が遅くなると
いう問題も生じる。そこで、本発明は上記した問題点を
解決するために、正の抵抗温度係数を有する素子と接点
とを組み合わせて用いることにより、この素子の異常温
度上昇を伴うことなくかつ復帰動作が速くできるように
することにある。
以上の過電流が流れるとこの過電流を抑制するとともに
過電流から電路を遮断する限流型遮断器であって、上記
課題を解決するために、請求項1に記載の発明において
は、所定の温度になると急激に抵抗値が増大する正の抵
抗温度係数を有するセラミックス素子(PTC素子)
と、所定の温度より高い温度になると所定の距離だけ変
位するように形状記憶された形状記憶部材と、この形状
記憶部材に当接される接点とを備え、電路に定格電流以
内の電流が流れる定常状態においては、接点が閉じた状
態となり、電路に定格電流以上の電流が流れる異常状態
においては、PTC素子の抵抗値が急激に増大して電路
に流れる過電流を抑制するようにするとともに、形状記
憶部材が所定の距離だけ変位して接点を開いて電路を遮
断するようにしている。
おいては、形状記憶部材の温度は常温に保たれ、この形
状記憶部材に当接される接点は閉じた状態にある。この
状態においては、PTC素子の常温での抵抗値は小さい
ため、電路に給電される電流はPTC素子および接点を
通して流れる。ここで、短絡等の事故により定格電流以
上の過電流が電路に流れると、過電流が流れたときに生
じるジュール熱によりPTC素子の温度が上昇し、PT
C素子の温度が所定の温度になるとこの素子の抵抗値が
急激に増大して、PTC素子に流れる電流は抑制(限
流)される。一方、PTC素子の温度が所定の温度より
高い温度になると、形状記憶部材は所定の距離だけ変位
するため、接点は離接して電路は遮断されることとな
る。
上述の電路の電源側にPTC素子の一端側を接続し、P
TC素子の他端側を接点の固定接点の一端側に接続する
とともに形状記憶部材の一端側に接続し、接点の固定接
点の他端側を電路の負荷側に接続し、形状記憶部材の他
端側に弾性体の一端側を接続するとともに同弾性体の他
端側を接点の固定接点に接触する可動接点に接続するよ
うにしている。このため、定常時においては可動接点は
弾性体により押圧されて可動接点と固定接点は所定の弾
性力で付勢されて接触するようになる。また、PTC素
子の温度が所定の温度より高い温度になると同時に形状
記憶部材は所定の距離だけ収縮し、弾性体に接続付勢さ
れた可動接点は固定接点から離接して電路は遮断される
こととなる。
上述の形状記憶部材は、荷重を一定にして所定の温度よ
り高い温度に加熱されることにより収縮し、所定の温度
より低い温度に冷却されることにより伸長する圧縮ばね
形状に形状記憶された形状記憶ばねを用いているので、
電路に過電流が流れてPTC素子の温度が所定の温度よ
り高い温度になると直ちに形状記憶ばねは収縮して可動
接点は固定接点から離接して電路は遮断される。また、
電路が遮断されて所定の温度より低い温度に冷却され
と、形状記憶ばねは伸長するようになるので、電路は自
動復帰することとなる。
上述の弾性体は、ばね材からなる圧縮ばねを用い、常温
の定常状態においては伸びた状態で前記形状記憶部材お
よび前記接点の可動接点を所定の荷重で押圧するように
しているので、可動接点が固定接点に一定の押圧力で接
触するようになるとともに形状記憶ばねを常に一定の押
圧力でPTC素子に押圧できるようになり、PTC素子
から形状記憶ばねへの熱伝導が常に一定となる。また、
請求項5に記載の発明においては、上述のPTC素子と
してV2O3系セラミックスをハニカム構造に形成したも
のを用いるので、この素子に過電流が流れてあるいは回
路素子の発熱によりこの素子の温度が上昇しても、ハニ
カム構造は放熱面積が大きいために急速に放熱して早期
に常温に戻るようになる。
上述のV2O3系セラミックスとして室温抵抗率に対する
抵抗上昇が2〜3桁であるV2O3−Cr2O3セラミック
スをハニカム構造に形成したものを用いるので、この素
子に定格電流以上の過電流が流れても、NTC領域に至
るまでに温度上昇することがなく、急激にその抵抗値が
増大するようになる。さらに、請求項7に記載の発明に
おいては、上述の形状記憶部材をPTC素子に設けた穴
内に配設するようにしているので、PTC素子の温度上
昇を効率よく形状記憶部材に伝えるようになる。
C素子の常温での抵抗値は小さいため、この素子を電路
に直接接続しても抵抗損失は小さく、定常時の電力損失
を最小限にすることができ、電力損失を伴うことなく電
力系統を保護することができるようになる。また、PT
C素子が限流動作を開始すると接点が開動作するように
なるので、PTC素子の異常温度上昇を防止でき、PT
C素子の破壊を防止できるようになって、この種の限流
型遮断器の信頼性が向上する。
短絡事故等が発生してアークを発生しても短時間で消弧
して自動復帰できるようになるので、送配電系統の保守
が容易になり、保守性が向上する。また、PTC素子に
形状記憶部材を接続し、この部材に弾性体を介して可動
接点を接続するだけの構成であるので、この種の限流型
遮断器の構成が簡単となり、小型、安価に製造できるよ
うになる。また、請求項3に記載の発明においては、形
状記憶部材として圧縮ばね形状に形状記憶させた形状記
憶ばねを用いているので、PTC素が所定の温度より高
い温度まで温度上昇すると、確実に形状記憶ばねが収縮
動作をし、接点が確実に開動作して電路を遮断するの
で、この限流型遮断器を用いた送配電系統の信頼性が向
上する。
弾性体としてばね材よりなる圧縮ばねを用いているの
で、形状記憶部材をPTC素子に一定の押圧力で押圧す
るとともに、常温時には可動接点を固定接点に一定の押
圧力で押圧するので、接点の開閉動作が常に安定して行
われることとなり、事故が発生すると確実に電路を遮断
できるようになるとともに事故が復帰すると自動的に、
かつ確実に電路に投入できるようになって、保守性が向
上する。
V2O3系セラミックスを用いれば、V2O3系セラミック
スはBaTiO3系セラミックスと比較して抵抗が小さ
いため、断面積を小さくすることが可能となり、小型の
素子を使用することができて、この種の限流型遮断器の
小型化が可能となる。また、ハニカム構造であるので、
冷却効率が向上し、この素子に大電流が流れて温度上昇
しても早期に冷却されて復帰動作が速くなり、この種の
限流型遮断器の復帰性が向上する。
室温抵抗率に対する抵抗上昇率が2〜3桁であるV2O3
−Cr2O3セラミックスを用いれば、この素子に定格電
流以上の過電流が流れても、NTC(負の抵抗温度係
数)領域に至るまでに温度上昇をすることないため、温
度上昇に基づく素子の破壊を防止することができるよう
になる。また、過電流が流れると確実にその抵抗値が増
大するので、限流動作の応答性が向上し、この種の限流
型遮断器の応答性が向上する。
は、形状記憶部材をPTC素子に設けた穴内に配設して
いるので、PTC素子が加熱されて温度上昇したり、あ
るいはPTC素子が冷却されて温度低下すると、この熱
が形状記憶部材に効率よく熱伝導することとなり、PT
C素子が限流動作すると直ちに形状記憶部材は収縮し、
また、PTC素子が通常動作すると直ちに形状記憶部材
は伸長するようになる。
流型遮断器の実施の形態を説明する。図1は本発明の限
流型遮断器を送配電系統の電路に直接接続して、この電
路に流れる過電流を抑制(限流)するとともに過電流か
ら電路を遮断する場合の一例を示す図である。図1に示
すように、この限流型遮断器は、所定の温度になるとそ
の抵抗値が急激に増大する正の抵抗温度係数を有するセ
ラミックス素子(PTC(Positive Temperature Coeff
icient)サーミスタ、以下、PTC素子という)10
と、形状記憶合金製ばね21と、通常のばね材からなる
圧縮ばね22と、可動接点41と固定接点42からなる
接点40から構成している。
極10aを電路の電源側に接続し、PTC素子10の他
端に設けた電極10bを接点40の固定接点42の一端
を電路の電源側に接続し、固定接点42の他端を電路の
負荷側に接続する。また、PTC素子10の表面から内
部に形成した円筒状の穴11内に円筒体20を配設す
る。この円筒体20内に形状記憶合金製ばね21と通常
のばね材からなる圧縮ばね22とを配設し、圧縮ばね2
2の端部に接点40の可動接点41を接続して、この可
動接点41が固定接点42に接触した状態になるように
配設している。
激に増大する温度(一般的には相転移温度という)が8
0℃〜200℃程度のもので、常温での抵抗値が小さく
かつ相転移温度になると急激に抵抗値が増大するものを
用いることが好ましい。ここで、PTC素子としては、
一般的には、チタン酸バリウム(BaTiO3)系セラ
ミックスを用いることが知られているが、表1に示すよ
うに、V2O3系セラミックスBaTiO3系セラミック
スより、室温抵抗率、抵抗上昇、機械的強度等の点でP
TC素子として優れた特性を有することが明らかとなっ
たので、本発明においてはPTC素子として、V2O3系
セラミックス、特にV2O3−Cr2O3セラミックスを用
いる。
なるPTC素子10は、図2に示すように、その内部に
蜂の巣のように多くの空隙11aを有するハニカム構造
に形成したものを使用する。このようにハニカム構造に
形成したV2O3−Cr2O3セラミックスからなるPTC
素子10は、図3の温度−比抵抗特性に示すように、1
30℃程度で相転移するPTC素子が得られる。
Ni−Ti合金からなる形状記憶合金を圧縮コイルばね
形状に形状記憶して、荷重を一定のままPTC素子10
の相転移温度(例えば130℃程度)より高い温度(例
えば150℃程度)まで加熱すると収縮し、相転移温度
より低温に冷却すると所定の距離だけ伸長するものを用
いている。そして、形状記憶ばね21を一定の荷重で押
圧するとともに、可動接点41が一定の荷重で押圧して
固定接点42に接触するように通常ばね22が伸びた状
態となるように配設している。そのため、この状態で形
状記憶ばね21がPTC素子10の相転移温度より高い
温度(例えば150℃程度)まで加熱されると、形状記
憶ばね21は所定の距離だけ収縮して、可動接点41は
固定接点42より離接することとなる。
器の動作を説明する。電路Lに定格電流以下の電流が流
れる定常時においては、形状記憶ばね21は伸びた状態
にあるため、可動接点41と固定接点42とは接触した
状態にある。一方、PTC素子10の常温での比抵抗は
図3に示すように小さいため、図示しない電源より供給
される電流はPTC素子10の電極10aからPTC素
子10内を通り、電極10b、固定接点を通って負荷側
に流れる。このとき、PTC素子10の抵抗値は小さい
ため、PTC素子10内を流れる電流により生じる電力
損失は小さい。
断器の下流側の電路で事故が生じて、定格電流以上の過
電流Iが電路に流れると、PTC素子10はジュール熱
により発熱して温度が上昇する。PTC素子10の温度
が上昇して、その温度が130℃を超すとPTC素子1
0の比抵抗が図3に示すように増大し、その抵抗値が急
激に増大して、PTC素子10内を流れていた電流は限
流される。一方、PTC素子10の温度が上昇すると、
PTC素子10の穴11内に配設された形状記憶ばね2
1の温度が150℃程度になると形状記憶ばね21は収
縮する。すると、形状記憶ばね21に圧縮ばね22を介
して接続された可動接点41は固定接点42より離接
し、電路は遮断されるようになる。
示すように、室温抵抗率に対する抵抗上昇が2〜3桁で
あるので、急激にその抵抗値が増大して限流動作を行う
とともに、電路が遮断されるため、PTC素子10は負
の抵抗温度係数(NTC(Negative Temperature Coeff
icient))領域に至るまでに温度上昇することがなくな
り、定格電流以上の過電流によりPTC素子10が破壊
されることがなくなる。このようにしてPTC素子10
が限流動作し、接点40の可動接点41と固定接点42
が離接した後、PTC素子10は図2に示すような空隙
10aを有するハニカム構造となっているので、この空
隙10aを介してPTC素子10は冷却されて、急速に
放熱して室温の抵抗値に戻り、形状記憶ばね21は伸長
して接点40の可動接点41と固定接点42とが接触し
て復帰することとなる。
ては、PTC素子10として室温での抵抗値が小さいV
2O3−Cr2O3セラミックスを用いているため、このP
TC素子10を電路に直接接続しても抵抗損失は小さく
なる。そのため、定常時の電力損失を最小限にすること
ができ、電力損失を伴うことなく過電流を防止すること
ができるようになる。また、PTC素子10が限流動作
を開始すると接点40の可動接点41が固定接点42よ
り離接して開動作するようになるので、PTC素子10
の異常温度上昇を防止でき、PTC素子10の破壊を防
止できるようになって、この種の限流型遮断器の信頼性
が向上する。
クが発生しても短時間で消弧して自動復帰できるように
なるので、送配電系統の保守が容易になり、保守性が向
上する。また、PTC素子10に形状記憶部材21を接
続し、この形状記憶部材21に弾性体22を介して可動
接点41を接続するだけの構成であるので、この種の限
流型遮断器の構成が簡単となり、小型、安価に製造でき
るようになる。
状に形状記憶させた形状記憶ばね21を用いているの
で、PTC素子10が相転移温度まで温度上昇すると、
確実に形状記憶ばね21が収縮動作をし、接点40の可
動接点41が固定接点42より確実に離接して電路を遮
断するので、この限流型遮断器を用いた送配電系統の信
頼性が向上する。
縮ばね22を用いているので、形状記憶部材21をPT
C素子10に一定の押圧力で押圧するとともに、常温時
には接点40の可動接点41を固定接点42に一定の押
圧力で押圧するので、接点40の開閉動作が常に安定し
て行われることとなり、事故が発生すると確実に電路を
遮断できるようになるとともに事故が復帰すると自動的
に、かつ確実に電路に投入できるようになって、保守性
が向上する。
0に設けた穴11内に配設しているので、PTC素子1
0が加熱されて温度上昇したり、あるいはPTC素子1
0が冷却されて温度低下すると、この熱が形状記憶部材
21に効率よく熱伝導することとなり、PTC素子10
が限流動作すると直ちに形状記憶部材21は収縮し、ま
た、PTC素子10が通常動作すると直ちに形状記憶部
材21は伸長するようになる。
明の限流型遮断器の接点40を1つ設ける例について説
明したが、図4に示すように、接点40、40a、40
bの複数の接点を設けるようにしてもよい。この場合、
接点40aの可動接点43は弾性体22に直接接続さ
れ、その固定接点44は電路に配設され、接点40bの
可動接点45は弾性体22に直接接続され、その固定接
点46は電路に配設される。このように複数の接点4
0、40a、40bを設けることにより、各接点40、
40a、40bに印加される電圧は等分(この場合は3
等分)されることとなるので、その開閉動作が容易とな
る。
明の限流型遮断器を電路に直接接続する例について説明
したが、この限流型遮断器を柱上変圧器の一次端子に設
置される高圧カットアウトのヒューズに変えて用いると
効果的である。この場合、この高圧カットアウトに過電
流が流れて遮断動作しても自動復帰する。そのため、従
来の高圧カットアウトにおいて必須であったヒューズの
取り替える作業が必要でなくなり、ランニングコストが
低減するとともに保守性が向上する。
直接接続する一例を示す図である。
を示す図である。
す図である。
例示す図である。
クス素子)、10a,10b…電極、20…円筒体、2
1…形状記憶部材(形状記憶ばね)、22…弾性体(圧
縮ばね)、40…接点、41…可動接点、42…固定接
点
Claims (7)
- 【請求項1】 電路に流れる定格電流以上の過電流を抑
制するとともにこの過電流から電路を遮断する限流型遮
断器であって、 所定の温度になると急激に抵抗値が増大する正の抵抗温
度係数を有するセラミックス素子と、 前記所定の温度より高い温度になると所定の距離だけ変
位するように形状記憶された形状記憶部材と、 前記形状記憶部材に当接される接点とを備え、 前記電路に定格電流以内の電流が流れる定常状態におい
ては、前記接点が閉じた状態となり、 前記電路に定格電流以上の電流が流れる異常状態におい
ては、前記セラミックス素子の抵抗値が急激に増大して
前記電路に流れる過電流を抑制するようにするととも
に、前記形状記憶部材が前記所定の距離だけ変位して前
記接点を開いて前記電路を遮断するようにしたことを特
徴とする限流型遮断器。 - 【請求項2】 前記電路の電源側に前記セラミックス素
子の一端側を接続し、 前記セラミックス素子の他端側を前記接点の固定接点の
一端側に接続するとともに前記形状記憶部材の一端側に
接続し、 前記接点の固定接点の他端側を前記電路の負荷側に接続
し、 前記形状記憶部材の他端側を弾性体の一端側に接続する
とともに、同弾性体の他端側を前記接点の固定接点に接
触する可動接点に接続したことを特徴とする請求項1に
記載の限流型遮断器。 - 【請求項3】 前記形状記憶部材は、荷重を一定にして
前記所定の温度より高い温度に加熱されることにより収
縮し、前記所定の温度より低い温度に冷却されることに
より伸長する圧縮ばね形状に形状記憶された形状記憶ば
ねであることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の限流型遮断器。 - 【請求項4】 前記弾性体は、ばね材からなる圧縮ばね
であって、伸びた状態で前記形状記憶部材および前記接
点の可動接点を所定の荷重で押圧するようにしたことを
特徴とする請求項2または請求項3に記載の限流型遮断
器。 - 【請求項5】 前記セラミックス素子はV2O3系セラミ
ックスをハニカム構造に形成したものであることを特徴
とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の限流型
遮断器。 - 【請求項6】 前記V2O3系セラミックスは室温抵抗率
に対する抵抗上昇が2〜3桁であるV2O3−CrO3系
セラミックスをハニカム構造に形成したものであること
を特徴とする請求項5に記載の限流型遮断器。 - 【請求項7】 前記形状記憶部材を前記セラミックス素
子に設けた穴内に配設するようにしたことを特徴とする
請求項1から請求項6のいずれかに記載の限流型遮断
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03235096A JP3797629B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 限流型遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03235096A JP3797629B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 限流型遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09231891A true JPH09231891A (ja) | 1997-09-05 |
JP3797629B2 JP3797629B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=12356521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03235096A Expired - Fee Related JP3797629B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 限流型遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3797629B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014533423A (ja) * | 2011-12-08 | 2014-12-11 | エムエス テクビジョン シーオー エルティーディー | 大電流用反復型ヒューズ |
CN110491744A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-22 | 江西制造职业技术学院 | 一种基于温控形状记忆合金弹簧的自动保护断路器 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP03235096A patent/JP3797629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014533423A (ja) * | 2011-12-08 | 2014-12-11 | エムエス テクビジョン シーオー エルティーディー | 大電流用反復型ヒューズ |
CN110491744A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-11-22 | 江西制造职业技术学院 | 一种基于温控形状记忆合金弹簧的自动保护断路器 |
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---|---|
JP3797629B2 (ja) | 2006-07-19 |
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