JPH10285790A - 過電流保護装置 - Google Patents

過電流保護装置

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JPH10285790A
JPH10285790A JP9079792A JP7979297A JPH10285790A JP H10285790 A JPH10285790 A JP H10285790A JP 9079792 A JP9079792 A JP 9079792A JP 7979297 A JP7979297 A JP 7979297A JP H10285790 A JPH10285790 A JP H10285790A
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義信 古屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、過電流に対する回路保護装置に関
し、大電流を要する負荷回路においても小型、軽量で確
実に過電流を遮断できる過電流保護装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 負荷に供給される電流をリレーの開閉に
よって行うようにした過電流保護装置において、前記負
荷に電流を供給する薄金属板で形成されたブスバーと、
前記ブスバーに設けられた狭窄部と、前記狭窄部の温度
に対応して特性を変化させる温度検出素子と、前記狭窄
部と前記温度検出素子との間に設けられた絶縁層と、前
記温度検出素子の特性変化に基づいて前記リレーを開閉
させるコイルの励磁電流を制御する制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷を接続した回
路に設計値より過大な電流が流れた際に、電流を遮断し
て回路および機器を保護するために使用される過電流保
護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過電流に対する回路保護のため、正の温
度抵抗係数をもつPTC素子を用いた保護回路として
は、図4に示すように、電源a、スイッチb、負荷cか
ら成る一連の回路に対し、PTC素子dを直列に配置し
ておき、回路や負荷に異常な状態が発生して過電流が生
じたときに、PTC素子dの発熱による抵抗値の増大を
利用して回路遮断を行う方法が知られている。
【0003】しかし、上記の保護回路に用いられるPT
C素子dは、負荷の容量によってPTC素子dの電流容
量を設定する必要があり、自動車の電源回路のように電
流値が大きい場合(たとえば10A以上など)には、P
TC素子dも大容量のものが要求され、PTC素子d自
体の大型化あるいは複数の素子を並列に接続しなければ
ならず、コスト上昇や収容空間の増大を来すなどの問題
点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、大電流を要する負荷回路
においてもPTC素子自体の容量を大型化する必要がな
く、小型、軽量で確実に過電流を遮断できる過電流保護
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明においては、負荷に供給される電
流をリレーの開閉によって行うようにした過電流保護装
置において、前記負荷に電流を供給する薄金属板で形成
されたブスバーと、前記ブスバーに設けられた狭窄部
と、前記狭窄部の温度に対応して特性を変化させる温度
検出素子と、前記狭窄部と前記温度検出素子との間に設
けられた絶縁層と、前記温度検出素子の特性変化に基づ
いて前記リレーを開閉させるコイルの励磁電流を制御す
る制御部とを備える。請求項2の発明においては、前記
温度検出素子が温度により抵抗値を変化させるPTC素
子にする。ブスバーに狭窄部を設け、狭窄部で発生する
熱による温度上昇を絶縁層を介してPTC素子等による
温度検出素子で検出し、検出された特性変化に基づいて
コイルの励磁電流を制御してリレーを開閉を制御するよ
うにしたので、小型、軽量で確実に過電流を遮断するこ
とができる。また、狭窄部と温度検出素子との間に絶縁
層を設けているため、狭窄部より温度検出素子の電極を
通して電流が流れることがなく、狭窄部の発熱を他の要
因を考慮せずに設計通り行うことができる。
【0006】請求項3の発明においては、前記狭窄部を
含むブスバー、または狭窄部のみを前記温度検出素子と
ともに絶縁コーティングする。温度検出素子とブスバー
とをともに絶縁コーティングするようにしたので、ブス
バーへの温度検出素子の装着を容易に行わせることがで
きる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記狭
窄部と前記温度検出素子との間に設けられた絶縁層を、
前記絶縁コーティングする際に該絶縁コーティングによ
って形成する。絶縁層を絶縁コーティングする際に該絶
縁コーティングによって形成させるようにしたので、絶
縁層の形成を容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1およ
び図2を参照して説明する。図1は本発明の実施例の構
成図、図2は温度検出素子のブスバーへの装着図であっ
て(A)は平面図、(B)は断面図である。図1におい
て、Aは過電流保護装置であり、ブスバー1Aおよび1
B、リレー2、温度検出素子3および制御部4で構成さ
れる。ブスバー1Aおよび1Bの一端はリレー2の接点
2Aおよび2A′を介して負荷5と接続され、また他端
はヒューズ6を介して図示しないバッテリ等の電源に接
続される。
【0009】制御部4は、後で図3を参照して説明する
が、温度検出素子3の温度による特性変化を接続線3A
および3Bを介して取込みリレー2のコイル2Bに流れ
る電流を制御して接点2Aおよび2A′を開閉制御す
る。
【0010】ブスバー1Bへの温度検出素子3の装着
は、図2(A),(B)に示すように、ブスバー1Bに
設けられた狭窄部1B′に温度検出素子としてPTC素
子31を装着して行う。狭窄部1B′の長さおよび幅
は、負荷5を保護する過電流値に基づく発熱量によって
決められる。すなわち、狭窄部1B′を形成することに
よって狭窄部1B′の部分のブスバー1Bの電気抵抗値
が高くなり、発熱して温度が上昇するようにする。発熱
量をいかにするかは設計値に基づくものであり、設計値
の発熱が生じるように狭窄部1B′の長さおよび幅が決
定される。
【0011】PTC素子31の両面には電極32および
33が取付けられ、それぞれの端部には端子32Aおよ
び33Aが設けられて、接続線3Aおよび3Bが接続さ
れている。
【0012】また、PTC素子31は一方の電極32と
狭窄部1B′の間に電気的に絶縁される絶縁層1Cを介
して絶縁コーティングされて装着される。図中1Dは外
部の絶縁コーティング層を示す。絶縁層1Cは電極32
とブスバー1Bとの間を絶縁するためだけのものであ
り、熱伝導の良好なものが望ましい。なお、この絶縁層
1Cは、前述したように、PTC素子31を狭窄部1
B′に絶縁コーティングする際に、コーティング材を用
いて同時に形成してもよい。
【0013】このようにPTC素子31の電極32と狭
窄部1B′との間を絶縁することによって、狭窄部1
B′から電極32を通って電流が流れなくなるため、狭
窄部1B′で発生させる発熱量を他の要因を考慮せずに
設計通りに行うことができる。
【0014】図3は制御部4の構成例を示しており、
(A)は制御部4を電池41のみで構成した場合を示し
ている。前記狭窄部1B′の温度が低い場合(負荷に正
常な電流が流れている場合)はPTC素子31の抵抗値
は低く、したがって前記リレー2のコイル2Bには大き
な電流が流れてリレー2の接点2Aおよび2A′を閉に
している。狭窄部1B′の温度が高い場合(負荷に過電
流が流れた場合)はPTC素子31の抵抗値は高くな
り、したがってリレー2のコイル2Bに流れる電流が低
下し、リレー2の接点2Aおよび2A′は開となり、負
荷5を過電流より保護する。
【0015】また、図3(B)の構成においては、コイ
ル2Bに流す電流を増大するために増幅器43を用いた
場合を示しており、電池41よりPTC素子31および
抵抗42を介して流れる電流によって発生する抵抗42
の電圧を増幅するようにしている。
【0016】以上の実施例では温度検出素子3としてP
TC素子31を用いるようにしていたが、温度検出素子
3としては温度によって特性が変化するものであれば、
どのような素子でもよく、例えばサーミスタ、熱電対等
であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。ブスバーに狭窄部を設け、狭窄部で発
生する熱による温度上昇を絶縁層を介してPTC素子等
による温度検出素子で検出し、検出された特性変化に基
づいてコイルの励磁電流を制御してリレーを開閉を制御
するようにしたので、小型、軽量で確実に過電流を遮断
することができる。また、狭窄部と温度検出素子との間
に絶縁層を設けているため、狭窄部より温度検出素子の
電極を通して電流が流れることがなく、狭窄部の発熱を
他の要因を考慮せずに設計通り行うことができる。
【0018】温度検出素子とブスバーとをともに絶縁コ
ーティングするようにしたので、ブスバーへの温度検出
素子の装着を容易に行わせることができる。また、絶縁
層を絶縁コーティングする際に該絶縁コーティングによ
って形成させるようにしたので、絶縁層の形成が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】同実施例の温度検出素子のブスバーへの装着図
であって、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図3】同実施例の制御部の具体例である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
A 過電流保護装置 1A,1B ブスバー 1B′ 狭窄部 1C 絶縁層 1D 絶縁コーティング層 2 リレー 2A,2A′ 接点 2B コイル 3 温度検出素子 31 PTC素子 32,33 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に供給される電流をリレーの開閉に
    よって行うようにした過電流保護装置において、 前記負荷に電流を供給する薄金属板で形成されたブスバ
    ーと、 前記ブスバーに設けられた狭窄部と、 前記狭窄部の温度に対応して特性を変化させる温度検出
    素子と、 前記狭窄部と前記温度検出素子との間に設けられた絶縁
    層と、 前記温度検出素子の特性変化に基づいて前記リレーを開
    閉させるコイルの励磁電流を制御する制御部と、を備え
    たことを特徴とする過電流保護装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出素子が温度により抵抗値を
    変化させるPTC素子であることを特徴とする請求項1
    記載の過電流保護装置。
  3. 【請求項3】 前記狭窄部を含むブスバー、または狭窄
    部のみを前記温度検出素子とともに絶縁コーティングす
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    過電流保護装置。
  4. 【請求項4】 前記狭窄部と前記温度検出素子との間に
    設けられた絶縁層を、前記絶縁コーティングする際に該
    絶縁コーティングによって形成させるようにしたことを
    特徴とする請求項3記載の過電流保護装置。
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