JP2005055284A - タッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

タッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 キャビティー内部の真空度を高めることにより測定開始圧力を低圧側にシフトさせるタッチモード容量型圧力センサを提供する。
【解決手段】 下部電極が設けられたガラス基板の面上に、圧力に応じて変形する上部電極が設けられたダイアフラム部を有するシリコン基板を、上部及び下部の電極が互いに対向し、且つ一定空隙を形成するように密閉接合させてキャビティー部を形成し、更に、ガラス基板を貫通し、キャビティー部まで達する貫通孔を少なくとも1つ以上開孔し、この貫通孔を介してキャビティー部内を真空引き後、この貫通孔を穴埋めすることで、接合時にキャビティー内に発生した酸素を排除することができる。その結果、キャビティー部内の真空度を高めることができるので、測定開始圧力を低圧側にシフトしたタッチモード容量型圧力センサを提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法に関し、特にキャビティー内部の真空度を高めることにより測定開始圧力を低圧側にシフトさせたタッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法に関する。
従来、静電容量型圧力センサは、圧力に応じて変形するダイアフラム(Diaphragm)が形成された基板と、導電膜が形成された基板とが、一定間隙を保持して互いに対向するように接合してなり、ダイアフラムと導電膜との間の静電容量の変化から圧力を検出するものである。
上記静電容量型圧力センサは、ダイアフラム、導電膜を形成するための基板として、それぞれシリコン、ガラスからなる基板を用いることができる。これにより基板(以下、ウエハともいう。)上に1度に大量のセンサ(ダイアフラム又は導電膜)を作製できることから、低コストで大量生産が可能であるという利点を有している。
このような静電容量型圧力センサの1つとしてタッチモード容量型圧力センサがある。特許文献1には、このタッチモード容量型圧力センサの一例が開示されている。
図3は、タッチモード容量型圧力センサ100の構成を示す図である。図3(a)はタッチモード容量型圧力センサ100の上面図であり、図3(b)はA−A断面図、図3(c)はB−B断面図である。
このタッチモード容量型圧力センサ100は、図3に(b)(c)示すように、ガラス基板106の面上に形成された導電膜(下部電極)101上に誘電体膜102を形成し、ダイアフラム部103をキャビティー部104を隔てて対向させた構造を有している。
ここでダイアフラム103が形成されているシリコン基板105と、導電膜101及び誘電体膜102が形成されているガラス基板106とは、通常、真空中で接合されるため、キャビティー部104の内部も真空となっている。
尚、ダイアフラム103とは、n型シリコンに高濃度にボロンをドーピングしてなるP+層である。このためダイアフラム103を1つの電極と見なせば、圧力検出時には導電膜101、誘電体膜102及びダイアフラム103からなるコンデンサを形成していることになる。そこでダイアフラム103と誘電体膜102との接触面積の変化を両電極間の静電容量の変化として検出することで圧力測定が可能となる。
次に図4を参照して、タッチモード容量型圧力センサ100の作用を説明する。図4は、タッチモード容量型圧力センサ100のダイアフラムの変位図である。図4(a)は、ダイアフラムと誘電体膜の未接触状態を示し、図4(b)は、ダイアフラムと誘電体膜の接触状態を示している。
圧力検出時は、図4(b)に示すように、ダイアフラム103を押圧して撓わませることにより誘電体膜102とダイアフラム103を接触させる状態にする。このようにダイアフラム103を押圧して常に接触状態にすることで、キャビティー部104の静電容量を変化させ、外部電極113、108を介して圧力検出を行う。これがタッチモード容量型圧力センサ100の1つの特徴である。
更にタッチモード容量型圧力センサ100は、他の静電容量型圧力センサに比べて高感度で耐圧性が高く、圧力と静電容量が直線関係を持つ等の多くの優れた特性も有している。
続いてタッチモード容量型圧力センサ100の静電容量と印加圧力の関係を説明する。図5は、静電容量と印加圧力の関係を示す特性グラフである。タッチモード容量型圧力センサ100の特性上、ダイアフラム103が誘電体膜102に接触する前の低圧領域(未接触領域)では、感度はほとんどゼロである。しかしダイアフラム103が誘電体膜に接触すると、タッチモード容量型圧力センサ100の静電圧力は一定の範囲内で圧力に対してほぼ直線的に増加(直線領域)し、更に圧力が高まると感度は次第に低下して静電容量の変化は飽和する(飽和領域)。
このようにダイアフラム103が誘電体膜102に接触する時の圧力、即ち測定開始圧力はダイアフラム103の厚さやキャビティー部104の高さ、またはキャビティー部104の圧力(真空度)に大きく依存している。
また、このシリコン単結晶を用いたダイアフラム103の形成には、KOH(水酸化カリウム)、NaOH(水酸化ナトリウム)等の無機系溶液やエチレンジアミン・ピロカテコール(EDP)、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)等の有機系溶液を用い、シリコン単結晶の結晶方位によるエッチングレートの違いを利用した異方性エッチングによりなされることが多い。このエッチング溶液の中でもKOH水溶液は、他のエッチング溶液と比較してエッチングレートが大きいことや安価であることからシリコン単結晶の異方性エッチングにはよく用いられている。そこでP+層でのエッチストップ効果、即ちボロン濃度が1019cm-3を超えるような領域では、シリコン層と比べてエッチングレートが数十分の一から数百分の一になるという効果を利用して、通常、厚さ数μmのダイアフラム103が形成する。このようにダイアフラム103の厚さや電極間隔の寸法を制御することにより、上述した直線領域を所望するセンサの動作領域に合わせることができ、例えばタイヤ圧検査用のセンサでは、10kgf/cm2程度の圧力範囲内で安定した動作を得ることもできる。
米国特許第5528452号明細書
ところで、図3(a)〜(c)に示したタッチモード容量型圧力センサ100は、ダイアフラム103が形成されたシリコン基板105と、誘電体膜102及び下部電極101が形成されたガラス基板106とを接合する技術として陽極接合を用いる。陽極接合は、シリコン基板105とガラス基板106とを貼り合せ、400℃程度の温度でガラス基板106側に負の500−1000Vの電圧を印加することにより界面で大きな静電引力を発生させて接合する方法である。
陽極接合技術は、比較的低温でシリコン基板105とガラス基板106とを接合することができる優れた接合技術を有しているが、一方で接合の副産物として酸素が発生するという問題を有してる。
タッチモード容量型圧力センサ100においては、この発生した酸素がキャビティー内104に取り込まれることにより、キャビティー内の真空度が低下し、測定開始圧力が大きくなるという問題が生じる。特に、乗用車用等のように低い圧力から圧力測定する必要がある場合にはこの問題が顕著となる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、キャビティー内部の真空度を高めることにより、低圧領域からの測定が可能となるタッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、第1の電極が設けられた第1の基板の面上に、圧力に応じて変形する第2の電極が設けられたダイアフラム部を有する第2の基板を、第1及び第2の電極が互いに対向し、且つ、一定空隙を形成するように密閉接合させ、ダイアフラムを変形させることにより変化する空隙内の静電容量の変化に基づき圧力変化を検出するタッチモード容量型圧力センサにおいて、第1の基板を貫通し空隙に到達する貫通孔が少なくとも1つ以上開孔され、この貫通孔を介して空隙内が真空引きされた後、穴埋めされることを要旨とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のタッチモード容量型圧力センサであって、貫通孔は、第1の電極が設けられた領域外であって、且つ空隙内に開孔されることを要旨とする。
請求項3記載の本発明は、第1の基板の面上に第1の電極を設け、第2の基板に圧力に応じて変形する第2の電極が形成されたダイアフラム部を設け、第1及び第2の電極が互いに対向し、且つ一定空隙を形成するように密閉接合し、ダイアフラムを変形させることにより変化する空隙内の静電容量の変化に基づき圧力変化を検出するタッチモード容量型圧力センサの製造方法において、第1の基板を貫通し、空隙まで達する貫通孔を少なくとも1つ以上開孔する開孔工程と、貫通孔を介して空隙内を真空引きする真空引き工程と、真空引きされた状態で、この貫通孔を穴埋めする穴埋め工程とを有することを要旨とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3記載のタッチモード容量型圧力センサの製造方法であって、開孔工程は、マイクロドリル、サンドブラスト、DRIE(Deep Reactive Ion Etching=反応性イオンエッチング)又はウェットエッチングのうちいずれかの開孔方法で行うことを要旨とする。
請求項5記載の本発明は、請求項3記載のタッチモード容量型圧力センサの製造方法であって、穴埋め工程は、スパッタ、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition=プラズマCVD)又は真空印刷法のいずれかの1つの穴埋め方法で行うことを要旨とする。
本発明によれば、ガラス基板を貫通してキャビティー部まで達する貫通孔を少なくとも1つ以上形成し、貫通孔を介してキャビティー部内を真空引きした後、貫通孔を穴埋めする。これにより陽極接合時にキャビティー内に発生した酸素を外部に排除することができるので、低圧領域からの測定が可能な真空度の高いキャビティー部を有するタッチモード容量型圧力センサ及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るタッチモード容量型圧力センサの構成図である。図1(a)は、タッチモード容量型圧力センサの断面図であり、図1(b)は、ガラス基板(第1の基板)を上方から見た上面図である。
図1(a)に示すように、タッチモード容量型圧力センサは、下部電極(第1の電極)1が設けられたガラス基板(第1の基板)6の面上に、圧力に応じて変形する上部電極(第2の電極)9が設けられたダイアフラム部3を有するシリコン基板(第2の基板)5を、下部電極1及び上部電極9が互いに対向させ、且つ、一定空隙(キャビティー部)4を形成するように密閉接合させてキャビティー部4を形成する。そしてガラス基板6を貫通してキャビティー部4まで達する貫通孔10が少なくとも1つ以上開孔し、貫通孔10を介してキャビティー部4内を真空引きした後、貫通孔10を穴埋め10aしてなる構成を有してる。これにより陽極接合時に、キャビティー内4で発生した酸素を外部に排除することができるので、キャビティー部4内の真空度を高めることができる。その結果、タッチモード容量型圧力センサの測定開始圧力を低圧側にシフトさせることができる。
この貫通孔10は、図1(b)に示すように、ガラス基板6及びガラス膜2を貫通するように開孔されているが、このとき下部電極1を貫通しないように下部電極1の領域外に開孔する。また貫通孔10は、下部電極1が形成された領域外であって、且つ、キャビティー部4内に開孔する。
図2は、本発明の実施の形態に係るタッチモード容量型圧力センサの製造方法を示す工程図である。ここで図2(a1)〜(a6)はガラス基板16の工程図であり、図2(b1)〜(b3)はシリコン基板15の工程図、図2(c1)〜(c2)はこれらの接合工程図である。
(ガラス基板16製造工程)
先ず図2(a1)に示すように、ガラス基板16を用意し、表面を洗浄する。ガラス基板16は、パイレックス(登録商標)ガラス等の硬質ガラスが好適に用いられるが、セラミック材でもよい。
次に、図2(a2)に示すように、ガラス基板16上に、スパッタリングにより金属膜11を形成し、金属膜11上にフォトレジストを塗布して(図示せず)、フォトリソグラフィー技術によりパターニングする。パターンニングされたレジストをマスクにして、ウェットエッチングにより下部電極領域外をエッチングし、ガラス基板16上に残されたレジストを除去することで、下部電極11を形成する。
続いて、図2(a3)に示すように、下部電極11が形成されたガラス基板16上に、スパッタリングにより誘電体膜として機能するガラス膜12を積層させる。
次いで、図2(a4)に示すように、ガラス膜12上にフォトレジストを塗布して、フォトリソグラフィー技術によりパターニングし、ホールを開孔する(図示せず)。次いで、このレジストをレジストマスクにして、ウェットエッチングにより下部電極11まで貫通するコンタクトホール17を開孔する。ガラス基板16上のレジストを除去することで、下部電極11上にコンタクトホール17が開孔される。
続いて、図2(a5)に示すように、コンタクトホール17が開孔されたガラス膜12上にスパッタリングによりアルミニウム等の金属膜を均一に蒸着させコンタクトホール17を埋めると共に、ガラス膜12上にアルミニウム等の金属を蒸着させる。そしてアルミニウム膜上にフォトレジストを塗布して(図示せず)、フォトリソグラフィー技術によりパターニングし、下部電極11から引き出された後に外部電極となる領域外のレジストを除去し、このレジストをレジストマスクにしてウェットエッチングによりアルミニウム膜を除去する。そして外部電極領域上のレジストを除去することで、コンタクト並びに外部電極18が形成される。
次いで、図2(a6)に示すように、ガラス基板16にマイクロドリル、DRIE(Deep Reactive Ion Etching=反応性イオンエッチング)、サンドブラスト、又はウェットエッチング等の開孔工法により貫通孔20を開孔する。(このとき貫通孔20は、図1(b)に示すように、下部電極11の領域外であって、キャビティー部4の内部に位置する部分に開孔する。またここで貫通孔20の開孔径は20〜100μmとする。)
尚、ここでマイクロドリルとは、数μm〜数百μmの直径を有するドリルを備える穴あけ加工機である。またサンドブラストとは、金剛砂などをコンプレッサーから圧縮された圧搾空気と共に小さなノズルから対象面に対して吹き出し、マスクで保護されていない部分を掘削する穴あけ方法である。
(シリコン基板15製造工程)
次に、シリコン基板15の製造工程を説明する。
先ず図2(b1)に示すように、シリコン単結晶からなるn型シリコン基板15を用意し、表面を洗浄する。
次に、図2(b2)に示すように、シリコン基板15上にフォトレジストを塗布し(図示せず)、これをフォトリソグラフィー技術によりパターニングして上部電極領域を開孔する。次いで、開孔されたレジストをレジストマスクにして異方性エッチングによりシリコン基板15上にギャップ(凹部)を形成する。そして、シリコン基板15上の余分なレジストを除去し洗浄することで、ギャップを有するシリコン基板15を形成する。
続いて、図2(b3)に示すように、ギャップが形成されている面にボロンを高濃度に拡散し、n型シリコンにP+層を形成する。このP+層が上部電極19となる。
(陽極接合工程)
続いて、陽極接合工程を説明する。
図2(c1)に示すように、上部電極19が形成されているシリコン基板15と、下部電極11及びガラス膜12が形成されているガラス基板16を用意し、下部電極1及び上部電極9が互いに対向するようにシリコン基板15とガラス基板16とを貼り合せ、これを真空容器に収容し、容器内を400℃程度の温度に設定して、ガラス基板16側に負の500−1000Vの電圧を印加することにより、ガラス基板16の界面で発生する大きな静電引力で接合する。ここで電圧印加によりキャビティー部4内に酸素が発生するので、貫通孔20を介して従来よりも長く30分間以上の真空引きを行う。これによりキャビティー部4内の真空度は10-3〜10-4程度になる。
次いで、図2(c2)に示すように、上記真空引きを行っている状態で、貫通孔20を、スパッタ、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition=プラズマCVD)、又は真空印刷法等のいずれかの真空プロセスにより穴埋めする。
またシリコン基板15をKOH、TMAH等を用いた異方性エッチングを用いることにより厚さが数μmとなるようにダイアフラム13を加工する。尚ここでP+層でのエッチストップ効果を利用することでダイアフラムが数μmで形成することが可能である。
従って上記構成によれば、陽極接合時にキャビティー内部14に酸素が発生しても、ガラス基板16に開孔した貫通孔20を介して真空引きを行うことができるのでキャビティー内部14の真空度を高めることができる。
また、真空引きしている状態で貫通孔20の穴埋め20aを行うことにより真空度を保持した状態でキャビティー内部14を密閉することができるので、通常、200〜300kPa程度であった測定開始圧力を、100kPa(大気圧)から測定可能とすることができる。
以上により本発明によれば、測定開始圧力を低圧側にシフトさせるタッチモード容量型圧力センサを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るタッチモード容量型圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態に係るタッチモード容量型圧力センサの製造方法を示す工程図である。 従来のタッチモード容量型圧力センサの構成図である。 従来のタッチモード容量型圧力センサの作用を示す図である。 従来のタッチモード容量型圧力センサの静電容量−圧力印加関係を示す特性グラフである。
符号の説明
1,11…下部電極(金属膜)
2,12…ガラス膜
3,13…ダイアフラム部
4,14…キャビティー部
5,15…シリコン基板
6,16…ガラス基板
17…コンタクトホール
8,18…外部電極
9,19…上部電極
10,20…貫通孔
100…タッチモード容量型圧力センサ
101,121…下部電極(第1の電極,導電膜,金属膜))
102…誘電体膜
103…ダイアフラム(第2の電極)
104,125…キャビティー部
105,130…シリコン基板(第1の基板)
106,120…ガラス基板(第2の基板)
122…ガラス膜
123…コンタクトホール
124…外部電極
131…上部電極

Claims (5)

  1. 第1の電極が設けられた第1の基板の面上に、圧力に応じて変形する第2の電極が設けられたダイアフラム部を有する第2の基板を、前記第1及び第2の電極が互いに対向し、且つ、一定空隙を形成するように密閉接合させ、前記ダイアフラムを変形させることにより変化する前記空隙内の静電容量の変化に基づき圧力変化を検出するタッチモード容量型圧力センサにおいて、
    前記第1の基板を貫通し前記空隙に到達する貫通孔が少なくとも1つ以上開孔され、該貫通孔を介して前記空隙内が真空引きされた後、穴埋めされることを特徴とするタッチモード容量型圧力センサ。
  2. 前記貫通孔は、
    前記第1の電極が設けられた領域外であり、且つ、前記空隙内に開孔されることを特徴とする請求項1記載のタッチモード容量型圧力センサ。
  3. 第1の基板の面上に第1の電極を形成し、第2の基板に圧力に応じて変形する第2の電極が形成されたダイアフラム部を形成し、前記第1及び第2の電極が互いに対向し、且つ、一定空隙を形成するように密閉接合して、前記ダイアフラムの変形により変化する前記空隙内の静電容量の変化に基づき圧力変化を検出するタッチモード容量型圧力センサの製造方法において、
    前記第1の基板を貫通し、前記空隙まで到達する貫通孔を少なくとも1つ以上開孔する開孔工程と、
    前記貫通孔を介して前記空隙内を真空引きする真空引き工程と、
    真空状態で、該貫通孔を穴埋めする穴埋め工程と
    を有することを特徴とするタッチモード容量型圧力センサの製造方法。
  4. 前記開孔工程は、
    マイクロドリル、サンドブラスト、DRIE又はウェットエッチングのいずれかの開孔方法で行うことを特徴とする請求項3記載のタッチモード容量型圧力センサの製造方法。
  5. 前記穴埋め工程は、
    スパッタ法、PECVD法又は真空印刷法のいずれかの封止方法で行うことを特徴とする請求項3記載のタッチモード容量型圧力センサの製造方法。
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