JP2005054347A - 衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 縁の部分が厚くならず、編地を裁断したままで縁始末不要な縁とし、その縁を衣料端部に使用し、かつ衣料の縫合箇所を少なくし、衣料全体に表面が平らで段差のない衣料を提供する。
【解決手段】 少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し円筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料端部の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁15、16、17を有し、編方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる円筒状部片を含んで形成された衣料。
【選択図】 図4

Description

本発明は、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する筒状部片を含み形成された衣料に関する。
従来より、例えば、衣料の裾部などの縁は、裁断したままの状態では、縁部がほつれてしまうので、ほつれを防止するために、何らかの縁始末をする必要があった。この始末のことを、縁始末をする、ヘミングなどと称し、その方法は部位や素材によって様々であって、例えば、布端を折り返して2重にし縫合したり、別布やテープ状物を断面略U字状に生地の縁部に被せて縫合するなど、縁始末がされているのが一般的である。しかし、この作業は衣類の縫製において可成りの負担であり、しかもこのように縁始末を施すと、その部分が厚くなり、タイトなアウターウェアーをその上に着用した場合など、下着の縁ラインが凸条になって外衣に現れ、外観を損なったり、分厚くなった縁部が着用感を損なうなどの問題になっている。また、従来は、上下に連続した1枚の部片を衣料に使用した場合、糸抜き手法(下記特許文献1の請求項1及び図1、図2参照)による縁始末不要な端部(縁部と同義)を形成した場合には、端部形状が直線とならざるを得ず、上下端部共に糸抜き手法による端部とする場合は、上下端部ラインが平行の部片とならざるを得ない、上下端部ラインが非平行な部片を衣料に使用する場合は、少なくとも一方は端部始末をせざるを得ないといった制約があった。
また、丸編みによって、筒状に編まれた部片から、衣類を形成する技術もあるが、端部がほつれるため、端部は折り返して縫合するなどの、ほつれ防止のための端部始末を行う必要があり、その箇所は編み地が二重あるいは三重となり、段差が生じてしまう問題点があった。
そこで、近年、例えばトリコット機やシングルラッセル機で編まれた生地を裁断し、裁断端が縁始末不要な生地からなる部片を複数枚縫合し、裁断端部(縁部)がガードルやブラジャーのバック布端部(縁部)となる衣料が使用されてきている(下記特許文献2参照)。しかし、トリコット機やシングルラッセル機で編まれた生地から、ガードルやブラジャを作る場合、複数枚の部片を、縫合して衣料を形成する必要があり、縫製箇所の省略には限界がある。
特開2001−248047号 特開2003−147618号
本発明は、かかる従来の問題点を解決し、生地を筒状に編み、少なくとも1枚の筒状部片を含んで衣料を形成し、かつ裁断したままで端部始末不要な筒状編み地端部を、衣類の端部(縁部と同義、以下同様)として使用することによって、縫合箇所が少なく、段差の無い、衣料を提供することを課題とする。
前記課題を達成するために、本発明の衣料は、少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料端部の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有し、編方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片を含んで形成された衣料からなる。
本発明の衣料においては、少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料端部の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有し、編方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片を含んで形成すると、衣料端部を、端部始末を行う必要がなく、衣料端部のみならず、衣料全体に縫製箇所の少ない段差のない衣料とすることができる。
本発明の衣料は、筒状に編まれた部片を含んで形成され、裁断したままで端始末不要な編み地端部から、衣料端部が形成されるため、衣料の縁の部分が厚くならず、裾あるいはウェストラインなどの衣料端部が外衣に反映して段差となって現れることなどのない縁始末不要な縁を有する衣料とでき、衣料設計の自由度が向上する。かつ上下左右に連続して編まれた1枚の円筒状部片を用いて衣料を形成することから、縫合箇所が少なく、従って全体的に段差が少なく平らで、かつ身体にフィットし、着用感の良い衣料を提供出来る。
(1)本発明の衣料は、ダブルラッセル機あるいはダブルラッセルジャカード機になどにより編成され、少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料の端部(縁部と同義、以下同様)の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有し、編み方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片を含んで形成された衣料である。
本発明の衣料においては、少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料端部の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有し、編方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片を含んで形成すると、衣料端部を、端部始末を行う必要がなく、衣料端部のみならず、衣料全体に縫製箇所の少ない段差のない衣料とすることができる。
なお、ここで、「編み方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片」の「連続した1枚の編み地からなる筒状部片」とは、1つの筒状部片が2個以上のパーツを接ぎ合せて形成された筒状部片ではなく、1つの筒状部片が連続した1枚の編み地から形成されていることを意味している。本発明の衣料を形成する場合に、筒状部片を1個のみ用いると言う意味ではない。
(2)前記(1)に記載の衣料においては、前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の両方が開き目である経編地からなることが好ましい。
(3)前記(1)に記載の衣料においては、前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の少なくとも一方が閉じ目である経編地からなることが好ましい。
(4)前記(1)に記載の衣料においては、前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の両方が閉じ目である経編地からなることが好ましい。
(5)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の衣料においては、前記筒状部片が、衣料の上下方向に連続した1枚の経編地からなることが好ましい。
なお、ここで、「前記筒状部片が、衣料の上下方向に連続した1枚の経編地からなる」の「連続した1枚の編み地からなる筒状部片」とは、前記と同様に、1つの筒状部片が2個以上のパーツを接ぎ合せて形成された筒状部片ではなく、1つの筒状部片が連続した1枚の編み地から形成されていることを意味している。本発明の衣料を形成する場合に、筒状部片を1個のみ用いると言う意味ではない。そして「前記筒状部片が、衣料の上下方向に連続した1枚の経編地からなる」とは、本発明の衣料において、前記筒状部片が、衣料の上下方向に向いた状態で用いられていることを意味する。筒状部片の向きとは、筒状部片の両端の開口部を貫通する方向であり、筒状部片の編方向になる。
(6)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の衣料においては、前記筒状部片の衣料における上端および下端の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(7)前記(5)〜(6)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、編み方向に対して、25〜155度の角度で裁断されている縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(8)前記(6)に記載の衣料においては、前記筒状部片の上端および下端の両方が、編み方向に対して、25〜155度の角度で裁断されている縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(9)前記(5)〜(8)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、曲線形状の縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(10)前記(5)〜(9)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において前記筒状部片の上端および下端の両方が、曲線形状の縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(11)前記(5)〜(10)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、複数の曲線のある波形状の縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(12)前記(5)、(6)、(9)〜(11)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において前記筒状部片の内、上端および下端の両方が、複数の曲線のある波形状の縁始末不要な縁からなることが好ましい。
(13)前記(5)〜(12)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において上端および下端の縁の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなり、前記上端および下端の縁が相互に非平行であることが好ましい。
(14)前記(5)〜(13)のいずれかに記載の衣料においては、形成された衣料において上端および下端の縁の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなり、前記上端の縁の形状と、前記下端の縁の形状が異なっていることが好ましい。
(15)前記(1)〜(14)のいずれかに記載の衣料においては、衣料がボトム衣料であり、前記筒状部片の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が、ウエストもしくは裾の少なくとも一方を形成することが好ましい。
(16)前記(1)〜(15)のいずれかに記載の衣料においては、衣料がボトム衣料であり、前記筒状部片の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が、ウエストおよび裾の両方を形成することが好ましい。
(17)前記(1)〜(16)のいずれかに記載の衣料においては、前記筒状部片1枚から形成されたボトム衣料であることが好ましい。
ここで、「前記筒状部片1枚から形成されたボトム衣料」においては、ボトム衣料を形成するのに使用される筒状部片の数が1個であることを意味している。
(18)前記(1)〜(16)のいずれかに記載の衣料においては、前記筒状部片2枚を用いて、衣料の左右の身頃を形成するように、各筒状部片を略その長手方向に部分的に切り込みを入れるかないしは部分的に切断除去し、腹部中心、臀部中心部分近傍で相互の当該部片を縫合することにより形成された、ロング丈のボトム衣料であることが好ましい。
ここで「筒状部片2枚を用いて」とは前記筒状部片を2個用いることを意味している。
(19)前記(1)〜(18)のいずれかに記載の衣料においては、前記筒状部片が、弾性糸による伸縮パワーの異なる領域を有することが好ましい。
(20)前記(1)〜(19)のいずれかに記載の衣料においては、身体に密着する衣料であることが好ましい。
本発明の衣料において、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁は、前述した糸抜きの方法で形成された縁始末不要な縁ではなく、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁となる経編地を用いた裁断されたままの縁である。このように裁断されたままの状態でも、その裁ち端(裁断されたままの縁)が縁始末不要な縁となるような生地としては、少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸はルーピング組識からなる伸縮性を有するトリコット組識であれば良く、弾性糸はルーピングのトリコット組識であれば、ハーフ組識(別名プレーンコード組織とも言われている)などの1×1組識ではない組識でも良い。
具体的には、次に示すような編み組織を有する生地を用いることができるが、特に以下のもののみに限定されるものではなく、その裁ち端(裁断されたままの縁)が解れずに縁始末不要な縁となるような生地であれば他の編み組織を有する生地を用いることを除外するものではない。
本発明で用いる編地は、筒状に編まれ、非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×1トリコット組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾性糸の少なくとも一方が閉じ目、あるいは、非弾性糸と弾性糸の両方が閉じ目により、あるいは非弾性糸と弾性糸が共に開き目と閉じ目が交互に編まれ、非弾性糸が閉じ目で弾性糸が開き目、非弾性糸が開き目で弾性糸が閉じ目の組み合わせにより、編成された伸縮性を有する経編地からなる。あるいは、非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×1トリコット組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾性糸の両方が開き目により編成された伸縮性を有する経編地からなる。あるいは、非弾性糸と弾性糸とを逆行させた1×1トリコット組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成された伸縮性経編地からなる。編糸に非弾性糸と弾性糸とを用いることによって適度の伸縮性が付与される。
上記筒状編地は、ダブルラッシェル機、ダブルラッセルジャカード機で編むことが出来る。
これらの編組識の経編地を、編み方向と平行に裁断した場合は、ほつれが生じたり、カーリングが発生するが、編み方向に対し3度以上177度以下の角度で裁断し、その裁断端を衣料の端部として使用すれば、端部のほつれやカーリングが生じることがなく、衣料端部を身体にフィットさせることができる。
また、ダブルラッセル機により、筒状に編んだものを、編み方向と平行に裁断した部片で衣料を形成する場合は、その箇所を縫合する必要があり、縫合を不要とするために筒状に編んだ意味が軽減する。
しかし、衣料の形態により、筒状に編んだ部片の一部を編み方向と平行に裁断すること、裁断端を他の部片と縫合することは差し支えない。
上記伸縮性経編地の中でも、下記の編組識からなる伸縮性経編地が、裁断端部がほつれにくく、好ましい。
図9に示した編地組織のように、非弾性糸47と弾性糸48が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸47と弾性糸48のいずれもが開き目により編成されている伸縮性たて編地。矢印49の方向は、編地の編み方向である。
図10に示した編地組織のように、非弾性糸47と弾性糸48が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸47と弾性糸48の両方が閉じ目により編成されている伸縮性たて編地。矢印49の方向は、編地の編み方向である。
図示していないが、非弾性糸と弾性糸が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸のいずれか一方が閉じ目で編成、例えば非弾性糸が閉じ目により、弾性糸が開き目により、あるいは非弾性糸が開き目により、弾性糸が閉じ目により編成されている伸縮性経編地でも良い。
あるいは、図11に示した編地組織のように、非弾性糸47と弾性糸48が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸47と弾性糸48のいずれもが閉じ目により編成されている伸縮性たて編地。矢印49の方向は、編地の編み方向である。
図12に示した編地組織のように、非弾性糸47と弾性糸48が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸47は閉じ目、弾性糸48は開き目により編成されている伸縮性たて編地。矢印49の方向は、編地の編み方向である。
非弾性糸47と弾性糸48が同行し、非弾性糸47は開き目、弾性糸48は閉じ目により編成されている伸縮性たて編地でも良い。
図13に示した編地組織のように、非弾性糸47と弾性糸48が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸47と弾性糸48のいずれもが閉じ目と開き目が交互に編成され、非弾性糸47が閉じ目であれば、弾性糸48は開き目、非弾性糸47が開き目であれば、弾性糸48は閉じ目、により編成されている伸縮性たて編地。矢印49の方向は、編地の編み方向である。
使用する非弾性糸としては、伸縮性衣類の種類により異なるが、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維、レーヨンなどの半合成繊維、絹や綿などの天然繊維のいずれでも、またフィラメント糸、紡績糸のいずれも使用することができる。なかでも吸水性に富むナイロンはインナーウエア用編地として好ましく用いられる。弾性糸についてもとくに制限はないが、一般にカバリングを行っていないポリウレタン弾性糸や当該弾性糸を非弾性糸でカバーしたカバリング糸等が使用できる。 カバリングを行っていない糸が、編密度を上げやすく、裁断縁がほつれにくく、縁始末不要な縁を形成する上で好ましい。
非弾性糸は、細い方が編目を高密度としやすい。一方、細すぎると強度が弱くなってしまう。よって、33〜55dtexが編地を高密度とでき、かつ安定し強度のある編み組織とすることができるので好ましい。弾性糸は、好ましくは33〜231dtex、より好ましくは33〜154dtex、さらに好ましくは33〜88dtex、33〜77dtexとすれば、編地を高密度とでき、かつ安定し強度のある編み組織とすることができるので好ましい。
弾性糸は、細い方が編地を高密度とできる。154dtex以上となると、裁断したままで縁部始末不要な状態は実現できるが、伸度が少なくなり、身体に密着する衣料に使用するには不都合がある。一方、154dtexよりも太い弾性糸は、伸度を要求しない衣料部位に使用することは可能である。また、231dtex以上、396dtexまでの弾性糸でも、比較的柔らかいものであれば、裁断しても裁断したままの縁部がほつれにくい状態を実現できる。伸度は少ないが、伸度を要求しない部位には使用しうる。
編密度を、可能な範囲で高密度に編成したものが、伸縮性衣類において編目の美しさを保持しつつ、その安定性を向上するために望ましい。使用する編糸の繊度等にもよるが、2.54cm(1インチ)当たり50ウェール以上、好ましくは55ウエール以上、より好ましくは60ウエール以上、更に好ましくは65ウエール以上の、高密度に編地を編成し、編地のよこ伸びの割合を大きくすることが好ましい。70ウェール以上の高密度に編成すれば、さらに裁断端部はほつれにくくなる。しかし、身体に密着する下着のボトムやブラジャーに用いる場合、密度を高くし過ぎると、伸度や通気性が低下するデメリットもある。よって、下着の場合80ウェール以下の内、高密度のものが好ましい。ただし、非弾性糸としてセルロース糸や綿糸が編み込まれている場合の密度はこの限りではない。
尚、本発明で用いる裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を形成しうる経編地は、レース生地ではない。
そして、伸縮性の経編地からなる前記筒状部片の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁の内、衣料上端又は下端の縁の少なくとも一方に当接する縁が、編み地の編み方向に対して3度以上177度の範囲の、編み方向と平行ではない角度で裁断すれば、ほつれ及びカーリングを防止することができる。(以下、裁断角度は、上記と同様に編み地の編み方向に対する角度である。)。25〜155度の範囲の裁断角度がより好ましい。
特に、90度あるいは45度か135度に近い角度で裁断することが好ましい。衣料の形状により、90度、45度に近い角度で裁断できない場合、裁断できない箇所が生じ得るので、90度、45度に近い角度で裁断することに限定するものではない。
90度に近い角度で裁断する箇所は、具体的な角度の範囲としては、55〜125度、好ましくは65〜115度、より好ましくは75〜105度、最も好ましくは85〜95度で裁断すると、ほつれが生じにくく好ましい。
45度に近い角度で裁断する場合は、具体的な角度の範囲としては、15〜75度、好ましくは25〜65度、更に好ましくは35〜55度、更に40〜50度で裁断すると、ほつれおよびカーリングが生じにくく好ましい。
135度に近い角度で裁断する場合は、具体的な角度の範囲としては、105〜165度、好ましくは115〜155度、更に好ましくは125〜145度、更に130〜140度で裁断すると、ほつれおよびカーリングが生じにくく好ましい。
ほつれおよびカーリングが生じにくい観点からは上記角度が好ましいが、形成する衣料の形状により、裁断しうる角度の範囲は制限があるため、衣料の形状により、裁断角度は適宜選択し得る。
ダブルラッセル機あるいはダブルラッセルジャカード機により筒状に編んだ部片を衣料に使用する場合は、形成された衣料において部片の上端と下端のいずれかは、90度に近い角度で裁断すると、縫合箇所のない連続した1枚の筒状に編まれた編み地から、縫合箇所のすくない、全体的に段差のない、表面のフラットな衣料を形成することに有効である。
90度、45度、135度に近い角度で裁断できない箇所は、裁断箇所を、複数の曲線のある波形状とし、実質的に上記に近い角度で裁断される部分を設けることが好ましい。あるいは、裁断箇所を曲線、好ましくは湾曲の大きい曲線とすれば、実質的に上記角度に近い角度で裁断できる部分が多くなり、ほつれやカーリングが生じにくい。
ロング丈のボトムなど、ウエストと裾にあたる上下端が平行に近い部片から形成される衣料の場合は、ウエストなどを形成する部片上端、裾などを形成する部片下端のいずれかは、55〜125度、好ましくは65〜115度、より好ましくは75〜105度、最も好ましくは85〜95度の角度で裁断することが好ましい。上端と下端の両方を、上記角度で裁断することが、より好ましい。
かかる本発明の好ましい態様とすることにより、裁断されたままの状態で端部始末(縁部始末)が不要で、ほつれが生じることがなく、また衣料端部の身体へのフィット性が向上し、当該端部が、着用者の身体外側にカールすることを防止でき好ましい。即ち、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を、衣料の上端又は下端、例えば、ウエストや裾などに有する衣料は、当該縁部分が、着用者の身体外側にカールする場合がある。このようなカールを生じないようにするには、上記縁始末不要な縁となる部分の裁断ラインを、当該編地の編み方向に対し上述の角度となるように裁断することが好ましい。編地の編み方向とは、編地を編む場合の糸の供給方向に相当する。上記において編み方向に対し3〜177度とは、編み方向の直線ラインを仮定した場合にその左右のいずれか側に3〜177度の角度であることを意味する。
衣料に用いる部片を裁断する際に、複数の縁部を裁断したままで縁始末不要な縁とする場合、いずれかの箇所は、上記好ましい裁断角度の範囲では裁断できない箇所がある。その様な縁部は複数の曲線のある波形に裁断すれば、波形箇所は上記好ましい裁断角度で裁断できる部分が多くなり、縁部全体を実質的に好ましい裁断角度で裁断した効果を得られる。
尚、端部のラインが複数の曲線のある波形状である場合、裁断角度については、上述した理由で特に問題としなくても良いが、強いて波形状裁断角度について規定するなら、編み方向と、裁断端部の波形状の凹凸を平準化した場合の仮想直線との角度を指す。裁断端部の波形状の凹凸を平準化した場合の仮想直線とは、縁始末不要な縁のスカラップ状の波の頂点を結ぶ接線ライン、あるいは、波形状を上下に分割する中央線である。縁始末不要な縁のスカラップ状部分は波形形状の曲線であるが、その波の進行方向に相当する全体としての縁のラインは、仮想直線で現すことができる。光は波動するが、全体として直線で進行方向を描いているのと同じ扱い方である。
また、本発明の部片は、端部(縁部)を1つの円弧状の曲線とすること、複数の曲線のある波形状とすることが可能で、端部を曲線、あるいは波形状に裁断することで、ほつれやカーリングを防止できる。波形状は、波が同形状で規則的に等間隔に表出する形状でも良く、波がほぼ同形状だが不規則な間隔に表出する形状、異なる複数の形状の波が規則的に等間隔に表出する形状、異なる形状の波が不規則な間隔で表出する形状でも良い。波形状は、全体として直線状に表出するもの(個々の波形状がほぼ直線方向に連続していること)でも、全体として大きく湾曲した曲線状に表出した形状(個々の波形状がほぼ直線方向に連続しているのではなく、大きく湾曲した曲線方向に個々の波形状が連続していること)でも良い。編み地の裁断端部を、端部始末を行うことなくそのまま衣料端部に使用できることから、衣料の当接する身体の部位に応じて、自由に衣料の端部形状を作ることが可能である。
端部形状が、1つの円弧状曲線形状の場合、特にガードルやショーツなどのボトム衣料の場合、ウエストラインは下方に向かって窪む凹状の曲線であることが、カーリングを防止し、ウエストにフィットできる。ショートのガードル、ショーツの裾ラインは、全体として下方に向かって凸に突出する曲線であることが、カーリングを防止し、ヒップラインにフィットできる。あるいは裾ラインを波形状とすれば、カーリングを防止し、ヒップラインにフィットできる。あるいは、裾ラインを全体として下方に向かって凸に突出する曲線とし、かつ波形状とすれば好ましい。
上記部片の上下端部が当接する身体部位にフィットできるように、上端の形状、下端の形状を異なる形状とする、あるいは上端と下端を非平行とする、あるいは上端と下端の形状を異ならせ、かつ上端と下端を非平行とすることによって、立体形状である身体にフィットさせることができ好ましい。
筒状に編まれた編み地の端部(縁部)の裁断角度と、端部の裁断形状を工夫することによって、裁断したままでも端部のほつれが生じることなく、衣料端部に使用した場合でも、カーリングが起こることなく、端部が身体にフィットすることができる。
そして、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を形成しうる生地に、部分的に弾性糸によって緊迫力が直線状に変化している領域を設けることも、体型補整機能を向上させることができ、好ましい。緊迫力が直線状に変化している領域とは、緊迫力の異なる領域の境界線が直線状となると言う意味である。部分的に弾性糸によって緊迫力が直線状に変化している領域は、通常、下記に示すような手法によって形成されるので、緊迫力の異なる領域の境界線の直線の方向は、実質上、編方向と平行な方向になる。
弾性糸により緊迫力が直線状に変化している領域の幅は、1cm以上、好ましくは3cm以上など、体型補整機能を発揮するに必要な幅を有することが好ましい。部分的に弾性糸によって緊迫力が直線状に変化している領域を設けるには、更に次の様な手法を適用してもよい。(a)編み込む弾性糸の太さが異なる複数の領域を形成する方式、(b)単位ウェール当たりに編み込む弾性糸の本数が異なる複数の領域を形成する方式、(c)編み込む弾性糸の太さを変えると共に、単位ウェール当たりに編み込む弾性糸の本数が異なる複数の領域を形成する方式、(d)編み込む非弾性糸の太さを変えると共に、編み込む弾性糸の太さ及び編み込む弾性糸の本数から選ばれた少なくとも一方を異ならしめることの組み合わせにより緊迫力の異なる複数の領域を形成する方式、(e)編み込む弾性糸の太さを変えて緊迫力の異なる複数の領域を形成する際に、更に、前記各領域中に(c1)部分的に編み込む太い弾性糸の密度を高くする部分を設ける、または、(c2)部分的に編み込む細い弾性糸の密度を高くする部分を設けることによって、前記各領域をそれぞれ全体として比較的緊迫力の強い、または、弱い領域とする方式である。なお、必要に応じて非弾性糸の太さや単位ウェール当たりに編み込む本数その組み合せなどによって、緊迫力が変化する領域を形成しても良い。
弾性糸は編み方向に編み込まれるため、ダブルラッセル編による筒状編物においては、筒状編物の上下方向に編み込まれることとなる。よって、筒状部片において、編み方向である上下方向に対し垂直方向に弾性糸切り換えにより緊迫力に変化のつけられた領域が表出することとなる。伸縮パワーの切り替えライン(緊迫力の異なる領域の境界線)は編み方向である筒状編物の上下方向(開口部のある方向)に実質上平行になる。従って例えば伸縮パワーの強い領域とそれより伸縮パワーの弱い領域が存在する場合には、編み方向である上下方向に対し垂直方向にこれらが順次表われることになる。筒状部片を含み形成された衣料においても、その筒状部片の上下方向(編方向)に対し垂直方向に弾性糸切り換えにより緊迫力に変化のつけられた領域が表出することとなる。
編地の裁断は、刃型を使用したプレス裁断を行うと、裁ち端が綺麗で、ほつれが生じにくく、洗濯耐久性なども良く、品質的に安定したものとできる。
衣料の端部(縁部)の全部、あるいはほとんどを無縫製とし端部始末を行わず表面がフラットな状態とすることが好ましいが、着用時にテンションのかかり易い箇所に強度を持たせるため、0.5〜2cm程度縫合しても良い。
本発明は、身体に密着する衣料に適用する場合に効果的である。本発明が適用される好ましい衣料としては、ショーツ、ガードルなどのショート丈のボトム、ロング丈のボトム、水着のトップス、ブラジャー、ボディスリップ、ボディキャミソール、ボディースーツ、ボディテディ、肌着などが挙げられる。尚、ロング丈のボトムとは、少なくとも太腿に当接するボトムを指し、太腿の半分程度を覆う丈、それよりも短い丈、太腿全体を覆う丈、さらに膝下まで至る丈のボトムなどを含む。
図1は本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の一実施例のロング丈のボトムの背面側から見た斜視図、図2は図1に示したロング丈のボトムの正面側から見た斜視図である。
図1〜図2において、1が腹部−脇−ヒップ部−脚部をカバーする腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片であり、1枚の筒状に編まれた編み地からなる部片となっている。左右の腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1は、脚部は縫合箇所のない円筒状であり、腹部中央及びヒップ部中央に充当する箇所は、筒状部片を編み方向と平行に近い角度で裁断し、左右部片の裁断箇所が、前中心の縫合ライン5と後中心の縫合ライン4で相互に縫合されている。つまり、円筒状に編まれた2枚の左右対称の部片を、衣料の左右の身頃となるように、各筒状部片に略その長手方向に部分的に切り込みを入れるかないしは部分的に切断除去し、かくして得られた2枚の左右対称の部片をボトム衣料の前中心(腹部中心)と後中心(臀部中心)のみで縫合することによりロング丈のボトムを形成している。脚部は、筒状に編まれた編み地のまま使用しており、裾、太腿周径は縫合箇所のない平らな状態となっている。上記の製造工程の理解をより容易にするため、図3を用いて説明する。図3は、図1〜図2に示したロング丈のボトムの製造工程の一部を説明するための工程斜視図である。原則として、特に断らない限り、図1〜図2と同じ部分は同じ符号を付して、重複説明は省略している。
図3(a)に示すように左右それぞれの腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1とするための筒状に編まれた編み地からなる部片1a、1bを用意する。編方向は図の上下方向にほぼ平行である。裾2は、波形状に裁断されている。
次に図3(b)に示すように各筒状部片1a、1bに略その長手方向に部分的に切り込みを入れるかないしは部分的に切断除去する。ここでは長いU字状にそれぞれ30a、30bの切断除去部分を形成した。図3(c)は、よりわかりやすくするために、図3(b)の30a、30bの切断除去部分を図の前後に開いた状態を示した。かくして、図3(c)の31a1で示される縁ラインと31b1で示される縁ラインを縫合し、これが、図2の前中心の縫合ライン5となり、また、31a2で示される縁ラインと31b2で示される縁ラインを縫合し、これが、図1の後中心の縫合ライン4となる。
前中心の縫合ライン5、後中心の縫合ライン4に相当する腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1の裁断端部の形状は、上記図3で説明した例では、説明を簡単にするために図3(b)の30a、30bで示すように、U字部分の底の部分を除いてほぼ直線状に切断除去した例を示したが、腹部やヒップの立体形状を作るため、湾曲した曲線形状に立体裁断することが多い。必要とする衣料形状に応じ、適宜の形状に裁断すれば良い。
尚、クロッチ部分に綿などの別の布を重ねて縫合することもある。あるいは、腹部―脇―ヒップ部―脚部は、2枚の左右対称の布で形成し、クロッチ部のみ別途に裁断された布を、他の2枚と縫合もしくは接合してロング丈のボトムを形成しても良い。そのため、必要なら、上記図3の例で30a、30bの切断除去部分のU字状の底の近辺の部分をより大き目の形状に切断除去してもよい。
図1、図2において、ウエスト3と裾2は、裁断したままで端部始末を行っていない編み地の裁断端部で形成されており、ウエスト3と裾2であるボトムの上下端部は、縫合などによる端部始末のない平らな状態となっている。
図1の背面側から見た斜視図及び図2の正面側から見た斜視図では、どのあたりから脚部なのかわかりにくいので、背面図の仮想点線8を図中に示し、およそ仮想点線8より下側が脚部であることが分かるようにした。従って、背面図の仮想点線8より上側の縫合ライン4が後中心の縫合ライン、正面図の仮想点線8より上側の縫合ライン5が前中心の縫合ライン、仮想点線8より下側が左右両足となる脚部7である。図1〜図2に示したボトムにおいては、腹部−脇―ヒップ部−脚部充当部片1は、筒状に編まれた1枚の編み地からなる筒状部片からなり、上下端部が裁断されたままの状態で端部が縁始末不要な状態となっている。
腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1を構成する経編地の編み方向は、矢印6の矢印が示す方向である。
腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1は、図10で説明したようなナイロン糸とポリウレタン糸とを逆行させた1×1編み組織で、弾性糸、非弾性糸共に閉じ目で編まれている。44dtexのナイロン糸と77dtexのポリウレタン糸によって、編まれ、1インチ(2.54cm)当たり65ウェールの編み密度で編成されている。
そしてこの実施の形態において、腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が、2の裾ラインの縁と3のウェストラインの縁の部分を形成している。裾ライン2は波形になっており、裾ライン2の方向は当該波形の各頂点を結ぶ直線と同じ方向、すなわち矢印9(図1参照)で示された方向である。裾ラインは、編み方向に対して約90度の角度で裁断されている。全体として約90度で裁断されているが、裾ライン全体を複数の曲線のある波形状に裁断されており、一つ一つの波形状端部は、90度とは異なる角度で裁断されている。波形状は、曲線である波が同形状で規則的に等間隔に現れる波形状となっている。
ウェストライン3は、下側に向けて若干窪んだ曲線に裁断されている。直線に裁断しても良い。
筒状に編まれた1枚の部片の上端と下端が、ウエスト3と裾2を形成し、上端であるウエストと、下端である裾の両方が、裁断したままで端部始末不要な端部でありながら、上下端部は異なった形状となっている。
よって、ウエストと裾の衣料端部および上下左右に連続した段差のない1枚の部片を2枚部分的に縫合することによってボトムを形成しているため、縫製箇所を少なし、段差の少ないボトムとできる。特に端部(縁部)の段差をなくすことができ、さらに裁断形状を曲線あるいは波形とすることにより、ウエストラインと裾が、裁断したままでもほつれが生じず、かつカーリングすることなく身体に密着し、ずれにくく、ウエストや裾が安定した位置に保持できる。
上述の様に、裾ライン2やウェストライン3は、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁になっており、縁始末が不要で、またゴムテープなどを用いていないので、ゴムテープの様に線状にウェストを強く締め付けることがなく、厚みが増大しないので着用時のウェストまわりのシルエットをすっきりとしたシルエットにすることができると共に、ゴムテープの締め付け跡が肌に残ることがない。また、上記裾まわりも同様である。腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1は、上記編み組織に限らず、裁断したままでほつれの生じない編組識であれば、他の編組識でも良い。
また、ヒップ充当部分の後中心付近に、伸縮度のより小さいテープ材を接合したり、ギャザーを取って縫合し、ヒップの立体形状を作っても良い。
図4は本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の一実施例のショート丈のショーツの正面図、図5は図4に示したショート丈のショーツの背面側から見た斜視図、図6は図4、図5に示したショート丈のショーツを形成する円筒状の腹部−脇−ヒップ部充当部片20の裁断ラインを筒状の編地上に示した平面図である。
図4〜図6において、ショーツは1枚の円筒状部片20(図6参照)から形成されている。筒状に編まれた編み地を、ウエスト15を形成する上端、裾16,17及びクロッチ端部18、腹部端部19を形成する下端で裁断し、円筒状部片を作り、クロッチ部14を形成する部分の端部18と、腹部12の下端となる19を、互いに縫合することによってショーツを形成している。縫合箇所は、クロッチ部分先端18と腹部先端19の縫合1箇所のみでショーツを形成することができる。また、別の態様として、腹部12をクロッチ部分と連続させ、クロッチ部分先端と、ヒップ部13の先端を縫合しても、ショーツを形成できる。また、腹部をクロッチ部分と連続させ、かつヒップ部13をクロッチ部分と連続させ、クロッチ部分同士の先端を縫合する、あるいはクロッチ部分同士を重ねて、その両端部を縫合することによっても、ショーツを形成できる。
図6において、a−b−c−d−e−f−aは、筒状に編まれた1枚の編み地から、ショーツを形成する筒状部片20の裁断ラインを示したものである。筒状に編まれた編み地を、編みの連続している部分が左右端部となる様に二等分して扁平に折りたたみ、筒状の編み地が二重となった状態で平面に置き、上下の端部がb−c−d−eおよびa−fの形状となっている刃型で裁断することにより、円筒状部片20が得られる。a−bは、ショーツの前中心となるライン、e−fはショーツの後中心となるラインであり、筒状に編まれた1枚の編み地として連続している部分である。a−fラインがウエストを形成し、c−dラインが裾を形成する。
編み方向は、矢印21の矢印が示す方向である。尚、裁断する円筒状の腹部−脇―ヒップ部充当部片20を上下逆に裁断しても良い。
円筒状の腹部−脇―ヒップ部充当部片20は、図10で説明したようなナイロン糸とポリウレタン糸とを逆行させた1×1編み組織で、弾性糸、非弾性糸共に閉じ目で、1インチ(2.54cm)当たり63ウェールの編み密度で編成されている。44dtexのナイロン糸と44dtexのポリウレタン糸で編まれている。
そして、16,17の裾ラインの縁と15のウェストラインの縁が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁となっている。衣料後部分の裾ライン16および衣料前部分の裾ライン17は、図5において全体として衣料上部に向かって窪んで湾曲した曲線形状となっている。裾ライン16,17は、編み方向21とは50〜60度の角度がついている。ウェストライン15は、直線に裁断されており、編み方向14の方向に対しほぼ90度の角度で裁断されている。ウェストライン15は、若干湾曲した曲線に裁断してもよく、湾曲部分は90度を前後する角度で裁断されることとなる。裾ライン16,17とウエストライン15は、非平行であり、かつ異なった形状となっている。
円筒状の腹部−脇―ヒップ部充当部片20を上下逆に裁断した場合は、裾ラインは、編み方向とは140〜150度の角度で裁断されることとなる。
ウエストと裾の衣料端部全てが、裁断したままで端部始末を行っていない端部であり、かつ上下左右に連続した1枚の編み地からなる段差のない円筒状部片でショーツを形成しているため、縫製箇所は、クロッチの1箇所のみとなり、段差が少なく表面が平らなショーツとできる。
衣料上下端部を上記角度で裁断することにより、ウエストラインと裾が、裁断したままでもほつれが生じず、かつカーリングすることなく身体に密着し、ずれにくく、ウエストや裾を安定した位置に保持することができる。
上述の様に、裾ライン16,17やウェストライン15は、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁になっており、縁始末が不要で、またゴムテープなどを用いていないので、ゴムテープの様に線状にウェストを強く締め付けることがなく、厚みが増大しないので着用時のウェストまわりのシルエットをすっきりとしたシルエットにすることができると共に、ゴムテープの締め付け跡が肌に残ることがない。また、上記裾まわりも同様である。円筒状部片20は、上記編み組織に限らず、裁断したままでほつれの生じない編組識であれば、他の編組識でも良い。
また、ヒップ充当部分の後中心付近を、数cm程度裁断して、縦長形状の穴を作り、穴の両端を縫合する、いわゆるダーツを取る手法により、ヒップに立体形状を作っても良い。あるいは、ヒップ充当部分の後中心付近に、伸縮度のより大きいテープ材を接合したり、ギャザーを取って縫合し、ヒップの立体形状を作っても良い。
図7は本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の別の一実施例のショート丈のショーツの正面図、図8は図7に示したショート丈のショーツの背面側から見た斜視図である。この実施例に示すショーツは、部分的に緊迫力が変化している領域を設けている点を除いては、実施例2(図4〜図6)で説明したショーツと実質上同様であるので、同一部分には同一の符号を付して、重複説明を省略している。従って、素材の編地組織も、同様で、図10に示した、ナイロン糸とポリウレタン糸とを逆行させた1×1編み組織で、弾性糸、非弾性糸共に閉じ目である編地組織の筒状に編まれた編み地を用いてショーツを実施例2の場合と同様にして形成した。
部分的に緊迫力が変化している領域としては、腹部12側の腹部中央部領域40は、ポリウレタン糸としてこのショーツで使用するポリウレタン糸では最も太いものを使用した。従って、最も強い緊迫力を有する領域を形成している。以下、本実施例においてこのような最も強い緊迫力を有する領域を単に強緊迫力の領域と略称する。また、腹部中央部領域40の左右に接する縦に細長い領域である、脇腹部領域41a、41bは、このショーツで使用するポリウレタン糸では、中間の太さのものを使用した。従って、中間の緊迫力を有する領域を形成している。以下、本実施例においてこのような中間の緊迫力を有する領域を単に中緊迫力の領域と略称する。そして、更に脇腹部領域41a、41bのそれぞれの脇側の脇部領域42a、42bには、ポリウレタン糸としてこのショーツで使用するポリウレタン糸では最も細いものを使用した。従って、最も弱い緊迫力を有する領域を形成している。以下、本実施例においてこのような最も弱い緊迫力を有する領域を単に弱緊迫力の領域と略称する。
更に、脇部領域42a、42bに隣接して、左右のヒップ周囲部領域43a、43b(ヒップ周囲部領域43bは、図8中に図示していないが、ヒップ周囲部領域43aと、衣料後中心を対称軸として左右線対称の位置に、左右線対称の同じ形状で設けられている。)は、強緊迫力の領域として形成され、左右のヒップ周囲部領域43a、43bにそれぞれ隣接しているヒップの膨らみをカバーする領域44a、44bは、弱緊迫力の領域として形成され、後中心をカバーする、後中心領域45は後中心からクロッチ部分に渡って強緊迫力の領域として形成されている。いずれの領域の境界ラインも、編方向と平行であり、直線状になる。
前述した強緊迫力の領域は、44dtexのナイロン糸と154dtexのポリウレタン糸で編まれ、1インチ(2.54cm)当たり65ウェールの編み密度で編成されている。中緊迫力の領域は、44dtexのナイロン糸と77dtexのポリウレタン糸で編まれ、1インチ(2.54cm)当たり65ウェールの編み密度で編成されている。弱緊迫力の領域は、44dtexのナイロン糸と44dtexのポリウレタン糸で編まれ、1インチ(2.54cm)当たり65ウェールの編み密度で編成されている。
上記の如く、腹部中央部領域40を強緊迫力の領域とすることにより、腹部の膨出を抑えて、腹部形状を美しく整える機能が発揮され、脇部領域42a、42bは、特に贅肉が膨出しやすい部分ではないので、不要な圧迫を避けるため弱緊迫力の領域とした。この両者の中間の脇腹部領域41a、41bを中緊迫力の領域としたのは、腹部中央部領域40の強緊迫力の領域と脇部領域42a、42b弱緊迫力の領域が隣接すると言うような急激な緊迫力の変化を避けて、特に贅肉が膨出しやすい部分から贅肉があまり膨出しない部分に徐々に緊迫力が弱くなるように緊迫力のグラデーション変化を付けるためであり、急激な緊迫力の変化によりしわが発生しやすくなることも防止している。
左右のヒップ周囲部領域43a、43bを強緊迫力の領域とすることにより、脇側からヒップを後中心側に寄せて、ヒップ形状を整え、ヒップの膨らみをカバーする領域44a、44bは、弱緊迫力の領域としてヒップの膨らみをつぶさずにきれいなヒップの丸み形状を保持し、後中心領域45を細めの幅の強緊迫力の領域とすることにより、臀裂部分が、比較的はっきりと形成できるようにし、左右のヒップの膨らみがより明確に見えるようにする機能を発揮する。
本実施例のショーツは、上述した部分的に緊迫力が変化している領域を設けたことによる効果のほか、実施例2で説明したショーツの有する効果も発揮される。
以上、ボトム衣料の実施例を挙げて本発明を説明したが、ボトム衣料以外にも、ダブルラッセル機により筒状に編まれた編み地から、被り式のブラジャーや肌着を形成することもできる。
ブラジャーを形成する場合は、筒状に編まれた1枚の編み地を筒状開口部が目的とするブラジャーの上下方向になるような向きに平置きして、筒状物が扁平になるように折りたたみ(従ってこの状態で編地は二重になっている。筒状編地の上下の縁は開口端部であり、左右の折り目部分は表側と裏側の編地が連続している部分となる)、カップ部及びバック部並びにそれらとそれぞれ連結している肩紐も含めた形状に裁断した部片を作成すると、カップ部とバック部は、相互に連続している輪状に形成される。しかし肩紐部分は、カップ部側(身体の前側に相当する部分)に連結されている肩紐とバック部(身体の後側に相当する部分)部分に連結されている肩紐とは相互に連結していないので、これら前側の肩紐と後側の肩紐とをその先端部で相互に縫合もしくは接合することによって、ブラジャーを形成することが出来る。
筒状に編まれた編み地から上記と同様にして、カップ部とバック部を含めた部片を裁断し、肩紐は、別部材を用いて、カップ部とバック部を含めた部片に縫合もしくは接合して、ブラジャーを形成しても良い。
このことにより、肩紐部分以外は、縫合箇所のない、ブラジャーを形成することが出来る。
肌着の場合は、衿ぐり、袖ぐりとなる上端と、裾となる下端の両端部を、裁断したままで端部始末不要な縁とし、前後の肩紐の端部のみを縫合あるいは接合すれば、肌着を形成できる。あるいは、肩紐部分のみ別の布あるいは、別途裁断した部分を使用することもできる。ボディキャミソールやボディスリップも同様に形成できる。
本発明の衣料は、筒状に編まれた部片を含んで形成され、裁断したままで端始末不要な編み地端部(縁部)から、衣料端部(縁部)が形成されるため、衣料の縁の部分が厚くならず、裾あるいはウェストラインなどの衣料端部が外衣に反映して段差となって現れることなどのない縁始末不要な縁を有する衣料とでき、衣料設計の自由度が向上する。かつ上下左右に連続して編まれた1枚の円筒状部片を含んで衣料を形成することから、縫合箇所が少なく、全体的に平らで、かつ身体にフィットし、着用感の良い衣料を提供出来る。従って、ショーツ、ガードルなどのショート丈のボトム、ロング丈のボトム、水着のトップス、ブラジャー、ボディスリップ、ボディキャミソール、ボディースーツ、ボディテディ、肌着などに有効に適用できる。
本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の一実施例のセミロング丈のショーツの背面側から見た斜視図。 図1に示したセミロング丈のショーツの正面側から見た斜視図。 図1〜図2に示したロング丈のボトムの製造工程の一部を説明するための工程斜視図。 本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の一実施例のショート丈のショーツの正面図。 図4に示したショート丈のショーツの背面側から見た斜視図。 図4、図5に示したショート丈のショーツの着用者の腹部−脇−ヒップ部充当部片20の裁断ラインを筒状の編地上に示した平面図。 本発明の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有する衣料の別の一実施例のショート丈のショーツの正面図。 図7に示したショート丈のショーツの背面側から見た斜視図。 本発明で用いる伸縮性経編地の編組織。 本発明で用いる伸縮性経編地の編組織。 本発明で用いる伸縮性経編地の編組織。 本発明で用いる伸縮性経編地の編組織。 本発明で用いる伸縮性経編地の編組織。
符号の説明
1 腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片
1a、1b 腹部−脇−ヒップ部−脚部充当部片1とするための筒状に編まれた編み地からなる部片
2 裾ライン
3 ウェストライン
4 後中心の縫合ライン
5 前中心の縫合ライン
6 編み地の編み方向
7 脚部
8 脚部と臀部の境界を示すための仮想点線
9 裾ラインの方向
12 腹部
13 ヒップ部
14 クロッチ部
15 ウェストライン
16 背面側の裾ライン
17 正面側の裾ライン
18 クロッチ部の先端ライン
19 腹部の先端ライン
20 腹部―脇―ヒップ部充当部片
30a、30b 切断除去部分
31a1、31a2 切断除去部分30aの縁ライン
31b1、31b2 切断除去部分30bの縁ライン
40 腹部中央部領域
41a、41b 脇腹部領域
42a、42b 脇部領域
43a、43b ヒップ周囲部領域
44a、44b ヒップの膨らみをカバーする領域
45 後中心領域
47 非弾性糸
48 弾性糸
49 編地の編み方向

Claims (20)

  1. 少なくとも非弾性糸が1×1トリコット組識であり、弾性糸がルーピング組識からなる、伸縮性を有し筒状に編まれた経編地を、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が衣料端部の少なくともいずれかとなる様、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁を有し、編方向と垂直方向に連続した1枚の編み地からなる筒状部片を含んで形成された衣料。
  2. 前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が同行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の両方が開き目である経編地からなる請求項1記載の衣料。
  3. 前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の少なくとも一方が閉じ目である経編地からなる請求項1記載の衣料。
  4. 前記経編地が、非弾性糸と弾性糸が逆行する1×1トリコット組識で、非弾性糸と弾性糸の両方が閉じ目である経編地からなる請求項1記載の衣料。
  5. 前記筒状部片が、衣料の上下方向に連続した1枚の経編地からなる請求項1〜4のいずれかに記載の衣料。
  6. 前記筒状部片の衣料における上端および下端の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなる請求項1〜4のいずれかに記載の衣料。
  7. 形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、編み方向に対して、25〜155度の角度で裁断されている縁始末不要な縁からなる請求項5〜6のいずれかに記載の衣料。
  8. 前記筒状部片の上端および下端の両方が、編み方向に対して、25〜155度の角度で裁断されている縁始末不要な縁からなる請求項6に記載の衣料。
  9. 形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、曲線形状の縁始末不要な縁からなる請求項5または6のいずれかに記載の衣料。
  10. 形成された衣料において前記筒状部片の上端および下端の両方が、曲線形状の縁始末不要な縁からなる請求項5〜8、9のいずれかに記載の衣料。
  11. 形成された衣料において前記筒状部片の上端あるいは下端の少なくとも一方が、複数の曲線のある波形状の縁始末不要な縁からなる請求項5、6、9、10のいずれかに記載の衣料。
  12. 形成された衣料において前記筒状部片の内、上端および下端の両方が、複数の曲線のある波形状の縁始末不要な縁からなる請求項5、6、9〜11いずれかに記載の衣料。
  13. 形成された衣料において上端および下端の縁の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなり、前記上端および下端の縁が相互に非平行である請求項5〜12のいずれかに記載の衣料。
  14. 形成された衣料において上端および下端の縁の両方が、裁断されたままの状態で縁始末不要な縁からなり、前記上端の縁の形状と、前記下端の縁の形状が異なっている請求項1〜13のいずれかに記載の衣料。
  15. 衣料がボトム衣料であり、前記筒状部片の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が、ウエストもしくは裾の少なくとも一方を形成する請求項1〜14のいずれかに記載の衣料。
  16. 衣料がボトム衣料であり、前記筒状部片の裁断されたままの状態で縁始末不要な縁が、ウエストおよび裾の両方を形成する請求項1〜15のいずれかに記載の衣料。
  17. 衣料が、前記筒状部片1枚から形成された、ボトム衣料である請求項1〜16のいずれかに記載の衣料。
  18. 衣料が、前記筒状部片2枚を用いて、衣料の左右の身頃を形成するように、各筒状部片を略その長手方向に部分的に切り込みを入れるかないしは部分的に切断除去し、腹部中心、臀部中心部分近傍で相互の当該部片を縫合することにより形成された、ロング丈のボトム衣料である請求項1〜16のいずれかに記載の衣料。
  19. 前記筒状部片が、弾性糸による伸縮パワーの異なる領域を有する請求項1〜18のいずれかに記載の衣料。
  20. 衣料が、身体に密着する衣料である請求項1〜19のいずれかに記載の衣料。
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