JP2003147618A - 伸縮性衣類 - Google Patents
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Landscapes
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- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Corsets Or Brassieres (AREA)
Abstract
し、とくに裁断した縁をそのままの状態で縫製した新規
な伸縮性衣類。 【解決手段】編組織が非弾性糸と弾性糸とを同行させた
1×1編み組織を基本に、各編針において非弾性糸と弾
性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成された
伸縮性たて編地を用いて縫製する。ヘムをとらないでも
ほつれず、ファンデーション衣類に好適である。
Description
れたファッション性などを有し、とくに裁断した縁をそ
のままの状態で形成した新規な伸縮性衣類に関する。と
くにファンデーション衣類として好適である。
傾向は、時代とともにますます進行し、なかでも、適度
の伸縮性があって身体に気持ちよくフィットする、薄地
で編目の美しい、かつ下着のヘムラインが外衣を通して
外観に現れない、ファッショナブルなファンデーション
衣類に対する要求が大きい。加えて、縁の始末(へミン
グのこと)をしないで切り放しのまま形成し、お洒落な
着衣として楽しみたいという傾向がある。
が解れるのを防止するために何らかの始末をする必要が
あった。この始末のことを、始末をする、へミングなど
と称し、その方法は部位や素材によって様々であって、
たとえば、布端を折り返したり、別布や伸縮テープを付
けて縫合したり、糸かがりを行っていた。この作業は衣
類の縫製において可成りの負担であり、しかも、下着の
ヘムラインが凸条になって外衣に現れたり、着用感を損
なうなどの問題になっている。
は、パワーネット編地などを糸抜きしたり、レースの端
部をカットして縁をほつれにくくした編地を衣類に縫製
する方法があった。しかし、いずれの方法も提供できる
衣類の縁は直線ラインまたは実質的に直線に近いライン
であり、また上下に平行なラインでしか形成することが
できなかった。
た様々な形状、様々な角度の始末不要な端部を形成し、
かつ全体に、張りやこし、緊締力がある編地を使って、
始末不要な編地の縁を衣類の縁にすることができれば、
縁の始末が不要であって、緊締力も有する衣類を形成す
ることができる。幅が平行でないものでも上下方向に全
く縫合箇所のない見頃から衣類を形成することができ、
縫合箇所が少なく、段差の少ないフラットな衣類を楽し
むことができる。本発明は前記の要求と縫製の合理化と
を課題として研究し、完成したものである。
発明の手段について説明する。なお、説明に先立って本
願明細書において使用する主な用語の内容を説明する。
「伸縮性たて編地」は、下記の本発明に使用する、非弾
性糸と弾性糸とを同行させた1×1編み組織を基本とす
る伸縮性たて編地のことを指す。「形成」には、ミシン
などによる縫合、接着剤や加熱を用いた接着接合などの
接合全体を含み、編地などの布類から衣類を作ることを
意味する。「ヘミングレス」は、縁部を、別布を縫着し
たり、折り返し、糸かがりなどによるほつれ防止のため
の縁部始末を行っていない編地や衣類の縁を意味する。
として、編組織が非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×
1編み組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾
性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成された
伸縮性たて編地を含んで形成されていることを特徴とす
る伸縮性衣類を提供する。
80℃を下らない温度においてプレセットまたは/およ
びヒートセットを施し、あるいは、1インチ当たり65
ウエールを超える密度に編成し、あるいは、非弾性糸の
ランナーを弾性糸のランナーよりも大きく、非弾性糸の
ランナーを85〜120cm/ラック、弾性糸のランナ
ーを70〜110cm/ラックにして編成されているこ
とが望ましい。これらの編地編成条件は単独でも、また
組み合わせて実施してもそれぞれに編目の安定効果を奏
する。
より、部分的に他の部分よりも繊度の大きな弾性糸を編
糸に用い、または繊度が大きいか複数本の弾性糸を挿入
した、締付パワーの強化部分を含んで編成されている伸
縮性たて編地を用いることができる。さらに、縁の一部
又は全部を裁断して切りはなされた状態のままの、すな
わちへミングレスのままでもほつれの生じない伸縮性た
て編地は、大いに有用である。
て、かつ、用いた伸縮性たて編地が、衣類の少なくとも
上端および下端の縁を構成し、前記の縁がへミングレス
のままに形成されていることを特徴とする伸縮性衣類、
あるいは伸縮性たて編地を上端および下端の縁を構成す
る上下方向に継ぎ目のない同じ1枚の見頃として含み、
形成されていることを特徴とする伸縮性衣類、および、
上端および下端の縁を構成するラインが、相互に非平行
であることを特徴とする伸縮性衣類を提供する。
部となる箇所を伸縮性たて編地を編地の編み立て方向に
対し編始め側となるように見頃を裁断し、その裁断縁を
へミングレスのままの縁として衣類の縁部となるように
形成することが望ましく、さらに好ましくは、伸縮性た
て編地の編み方向に対し左右にそれぞれ45度を超えな
い範囲で裁断した裁断縁を、へミングレスのままの縁と
して衣類の縁部として用いる。
ねて貼り合わせた積層伸縮性編地としても伸縮性衣類に
有効に利用することができる。具体的には、ブラジャー
類又はブラジャー類に相当するスポーツ用衣類バック布
として好ましく用いることができる。
ながら必要により図面を参照し具体的に説明する。ま
ず、本発明に係る伸縮性衣類に使用する伸縮性たて編地
を簡単に説明する。
を同行させた1×1編み組織であって、かつ各編針にお
いて非弾性糸と弾性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目
により編成された伸縮性たて編地を含んで形成する。編
糸に非弾性糸と弾性糸とを用いて適度の伸縮性を付与し
ている。1×1の編み組織は編目が揃って美しく薄いと
いう特長があって糸脚が短い上、各編針において非弾性
糸と弾性糸のうちの少なくとも1方を閉じ目により編成
することにより、編目の安定、ほつれの防止をはかって
いる。また、本発明の伸縮性衣類には、伸縮性たて編地
のほか、伸縮性の有無に関係なく、前記以外の編地、織
地、不織布、皮革などを任意に選択し使用してもよい。
糸のいずれもが閉じ目により編成されている伸縮性たて
編地(A:図1に示す)、非弾性糸が閉じ目により、弾
性糸が開き目により編成されている伸縮性たて編地
(B:図2に示す)、および非弾性糸と弾性糸とがとも
に開き目と閉じ目とを交互に、ただし、同じ編針におい
ては非弾性糸の開き目に対して弾性糸は閉じ目、同様に
閉じ目に対しては開き目が組み合わされ編成されている
伸縮性たて編地(C:図3に示す)が実用的で優れてい
る。AおよびBの編地はとくに外観に優れ、Cはループ
ドロップしにくいという特長がある。
種類により、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維、
レーヨンなどの半合成繊維、絹や綿などの天然繊維のい
ずれでも、またフィラメント糸、紡績糸のいずれも使用
することができる。なかでも吸水性に富むナイロンはイ
ンナーウエア用編地として好ましく用いられる。弾性糸
についてもとくに制限はないが、一般にポリウレタン弾
性糸やその被覆弾性糸等を使用する。
れ防止効果などを得る目的でプレセット処理または/お
よびヒートセット処理の施されているものが、好適であ
る。処理温度は、装置の形状、プレセット処理時間、ヒ
ートセット処理時間、素材の種類、編地の厚さなどにも
よるが、低くとも180℃を下らない温度、好ましくは
185℃を下らない温度で、さらに確実に前記の効果を
得るには190℃〜195℃の範囲で施されていると、
編地の一部が軟化し軽く融着して編地の形態が安定し、
ほつれにくくなる。処理時間は、たとえば6チャンバー
構成の装置を用い、15〜40m/分程度、好ましくは
24〜36m/分程度がよい。
m前後にするが、伸縮性たて編地では可能な範囲で高密
度に編成したものが、伸縮性衣類において編目の美しさ
を保持しつつ、その安定性を向上するために望ましい。
使用する編糸の繊度等にもよるが、1インチ当たり65
ウエールを超える、好ましくは70ウエール前後の密度
に編地を編成し、編地のよこ伸びの割合を大きくすると
よい。ただし、非弾性糸にセルロース糸や綿糸が編み込
まれている場合はこの限りではない。
非弾性糸のランナーを弾性糸のランナーよりも大きくア
ンバランスな伸縮性たて編地を好ましく使用する。具体
的には、通常80cm/ラック以下の非弾性糸のランナ
ーを85〜120cm/ラック、好ましくは95〜11
5cm/ラックとし、通常60cm/ラック以下の弾性
糸のランナーを70〜110cm/ラック、好ましくは
75〜105cm/ラックにして編成する。
の部分よりも繊度の大きな弾性糸を編糸に用い、あるい
は繊度が大きいか複数本の弾性糸を挿入して、締付パワ
ーを強化した部分が一体に編成された伸縮性たて編地を
有効に利用することができる。部分的に締付パワーの強
化部分を必要とする婦人用の下着やガードル類を形成す
る目的に有用であり、縫製コスト低減にも役立つ。ま
た、弾性糸または非弾性糸を挿入し、所要の伸度や伸縮
パワーを付与した伸縮性たて編地を編成し、あるいは編
目の安定性を向上させて使用してもよい。
て、伸縮性たて編地を縁の一部又は全部が裁断されて切
り離された状態、すなわち縁に始末を施さないでへミン
グレスのまま用いて形成した伸縮性衣類について、具体
的に実施形態例をあげて説明する。これらのへミングレ
スな縁を含む伸縮性衣類は、前記伸縮性たて編地がも
つ、とくに注目すべき切断縁においてほつれにくいとい
う特長を利用したものであって、機能性、ファッション
性、あるいは経済性におけるさらに大きな利点がある。
グレスとなる裾などの衣類の縁の形状には、極端に先の
尖ったギザギザ縁などの極端な形状を除き特別の制限は
なく、伸縮性たて編地のどこを裁断しても、ほつれが生
じず、縁始末を行う必要がないことから湾曲したカーブ
ラインや波形ラインなど好みに応じて自由に採用するこ
とができる。また、本発明伸縮性衣類では、衣類の上、
下の両端部ともに伸縮性たて編地を使用してヘミングレ
スに、かつ上端および下端の縁を構成するラインを、相
互に非平行に形成するなど、機能的、デザイン的に従来
とは比較にならない広範囲の自由設計ができる。さら
に、上端および下端の縁を構成する見頃を、縫い目のな
い同じ1枚の前記伸縮性たて編地を用いて形成し、よこ
方向に走る縫い目をなくしてもよい。衣類の段差が少な
くフラットなものになって着用感が向上する。
を示した。このショーツでは、ヒップ部を左、右に分
け、それぞれ上下方向に1枚の伸縮性たて編地をヒップ
布1,2として用い、下端の裾部3とともに上端のウエ
スト部4をヘミングレスにしてよこ方向の縫合部を省い
た。また、裾部の縁のライン3に、従来は実用的に1枚
もので縁始末を行わないままでは、不可能であった斬新
的な波形を採用してファッション性を付与した。この様
にウエストから裾までをつながった1枚の布で形成して
いながら、ウエストライン、裾ラインともに縁始末を行
わず、編地から裁断した見頃の縁部をそのままショーツ
のウエストライン、裾ラインとして使用している。この
ショーツは、ヒップに適度の締付力を付与して体形を整
える効果があり、裾部に縁始末による違和感がなく、デ
ザイン的にも好評で着用した外衣に下着のラインが表出
することはなかった。そして、ショーツのウエストライ
ンと裾ラインという上、下の両縁においても、任意の連
続的にスムーズな曲線とすることができるようになっ
た。
ミングレスに設計する際には、伸縮性たて編地を裁断す
るに当たってヘミングレスの裁断縁を、編地の編み立て
方向に対し編始め側において裁断できるようにしておく
ことが好ましい。編終り側の裁断縁に対し編み始め側の
裁断縁の方がほつれにくいからである。へミングレスの
ままの縁を、編地の編み方向(地の目方向)と平行に近
い、つまり編み方向と角度をつけないように見頃を裁断
するとほつれが生じにくい。つまり、編地の編始め側方
向に対し左右にそれぞれ45度を超えない範囲で裁断す
ることができればほつれにくく好ましい。編終り側での
裁断ラインが45度に近づく程ほつれが目立ちやすくな
るので、これにヘミングレスになる裁断ラインが重なら
ないように留意する必要がある。図5は、この裁断につ
いて理解を助けるため、ヘミングレスになる編地の縁と
伸縮性たて編地の裁断方向との関係を示す参考図であ
る。
して各種の衣類に利用することができるが、縁始末不要
な任意の形状の裁断された見頃縁部を少なくとも下半身
部を含んで着用されるガードルやショーツのウエスト部
や裾部、ブラジャーのバック布の上下縁としてとして使
用すると好適である。たとえば、ヒップ布の裾部が大き
なカーブのへミングレスに形成されているショーツなど
のパンティ類はシンプルなデザインで着用感に優れる。
裾部縁の好ましいカーブaの形状について図6を参照し
て説明すると、正面を前に左右両脇で折り畳んで平置き
した状態で、ヒップ布の裾部上端bと裾部下端cを結ん
だ直線dと、カーブしたヒップ布の下辺の最も突出した
点eとを垂線fで結んだとき、垂線fの長さが15mm
以上になるような曲線に設計することができる。裾部の
縁をへミングレスに、前記形状のカーブを描くショート
のボトム衣類は、ヒップの立体形状にそい、かつ裾に段
差を生じずにヒップへのフィット性を向上させる効果が
ある。
いは、張りを必要にする部位がある。そのような、より
強い伸縮パワーあるいは、張りを求められる部位におい
ては、同じ伸縮性たて編地を複数枚重ねて貼り合わせ、
あるいは縫い合わせ積層して用いることができる。通
常、同じ編地をヘミングレスで2枚、接着剤を用いてド
ット状に貼り合わせる。そしてたとえば、図7に示すブ
ラジャーや水着のバック布11などに用いるとよい。1
枚では強度が十分でないため、着常時に上下幅が保たれ
ず、バック布がくしゃくしになる恐れがあるが、前記の
積層伸縮性たて編地を用いて強度と張りとをもたせ問題
を解決することができる。編地を地の目方向を同方向に
重ねることにより、伸びをもたせたまま強度と張りとを
増強することができる。
より各種の後加工を施して付加価値を高めた伸縮性たて
編地を用いることができる。たとえば、伸縮性たて編地
に加熱エンボス加工やパンチング加工を行って所要の模
様を施す。また、ブラジャーカップなどに使用するため
にモールド加工により所要の型付けを行うことができ
る。さらに混紡、交編などの手段で第3の繊維を混用
し、編成後に第3の繊維を薬品の捺染等によって部分的
に除去し模様を出す、いわゆるオパール加工を施した美
しい伸縮性たて編地を用いて伸縮性衣類を形成できる。
締付力を付与して体形を整える効果があり、従来の縁部
始末による違和感がなく、デザイン的にも魅力的であ
り、縁部始末を行わずとも、ほつれが生じないため縫製
が合理化されて経済的でもある。また、下着に用いた場
合、そのラインが外衣に及ぶことはない。かつ、裾など
の衣類縁部のラインを連続的にスムーズな任意の曲線と
することができる。本発明伸縮性衣類は、たとえば、ガ
ードル、ショーツ、ボディスーツ、ブラジャー、シャツ
などの肌着類、ランジェリー類、レオタード、スパッ
ツ、水着などのスポーツ衣類として有用である。勿論の
こと男性用伸縮性衣類としても有用である。
縮性たて編地の組織
成された伸縮性たて編地の組織
互に、かつ同じ編針ではいずれかが閉じ目に編成された
伸縮性たて編地の組織
地の裁断方向との関係を示す参考図
(伸縮性たて編地) 3:下端裾部縁(へミングレス) 4:上端ウエスト部縁(へミングレス) 5:縫合線 11:ヒップ布(伸縮性たて編地) 21:バック布(積層伸縮性たて編地)
6)
れたファッション性などを有し、とくに裁断した縁をそ
のままの状態で形成した新規な伸縮性衣類に関する。と
くにファンデーション衣類として好適である。
傾向は、時代とともにますます進行し、なかでも、適度
の伸縮性があって身体に気持ちよくフィットする、薄地
で編目の美しい、かつ下着のヘムラインが外衣を通して
外観に現れない、ファッショナブルなファンデーション
衣類に対する要求が大きい。加えて、縁の始末(へミン
グのこと)をしないで切り放しのまま形成し、お洒落な
着衣として楽しみたいという傾向がある。
が解れるのを防止するために何らかの始末をする必要が
あった。この始末のことを、始末をする、へミングなど
と称し、その方法は部位や素材によって様々であって、
たとえば、布端を折り返したり、別布や伸縮テープを付
けて縫合したり、糸かがりを行っていた。この作業は衣
類の縫製において可成りの負担であり、しかも、下着の
ヘムラインが凸条になって外衣に現れたり、着用感を損
なうなどの問題になっている。
は、パワーネット編地などを糸抜きしたり、レースの端
部をカットして縁をほつれにくくした編地を衣類に縫製
する方法があった。しかし、いずれの方法も提供できる
衣類の縁は直線ラインまたは実質的に直線に近いライン
であり、また上下に平行なラインでしか形成することが
できなかった。
た様々な形状、様々な角度の始末不要な端部を形成し、
かつ全体に、張りやこし、緊締力がある編地を使って、
始末不要な編地の縁を衣類の縁にすることができれば、
縁の始末が不要であって、緊締力も有する衣類を形成す
ることができる。幅が平行でないものでも上下方向に全
く縫合箇所のない見頃から衣類を形成することができ、
縫合箇所が少なく、段差の少ないフラットな衣類を楽し
むことができる。本発明は前記の要求と縫製の合理化と
を課題として研究し、完成したものである。
発明の手段について説明する。なお、説明に先立って本
願明細書において使用する主な用語の内容を説明する。
「伸縮性たて編地」は、下記の本発明に使用する、非弾
性糸と弾性糸とを同行させた1×1編み組織を基本とす
る伸縮性たて編地のことを指す。「形成」には、ミシン
などによる縫合、接着剤や加熱を用いた接着接合などの
接合全体を含み、編地などの布類から衣類を作ることを
意味する。「ヘミングレス」は、縁部を、別布を縫着し
たり、折り返し、糸かがりなどによるほつれ防止のため
の縁部始末を行っていない編地や衣類の縁を意味する。
として、編組織が非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×
1編み組織であって、かつ各編針において非弾性糸と弾
性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成された
伸縮性たて編地を含んで形成されていることを特徴とす
る伸縮性衣類を提供する。
80℃を下らない温度においてプレセットまたは/およ
びヒートセットを施し、あるいは、1インチ当たり65
ウエールを超える密度に編成し、あるいは、非弾性糸の
ランナーを弾性糸のランナーよりも大きく、非弾性糸の
ランナーを85〜120cm/ラック、弾性糸のランナ
ーを70〜110cm/ラックにして編成されているこ
とが望ましい。これらの編地編成条件は単独でも、また
組み合わせて実施してもそれぞれに編目の安定効果を奏
する。
より、部分的に他の部分よりも繊度の大きな弾性糸を編
糸に用い、または繊度が大きいか複数本の弾性糸を挿入
した、締付パワーの強化部分を含んで編成されている伸
縮性たて編地を用いることができる。さらに、縁の一部
又は全部を裁断して切りはなされた状態のままの、すな
わちへミングレスのままでもほつれの生じない伸縮性た
て編地は、大いに有用である。
て、かつ、用いた伸縮性たて編地が、衣類の少なくとも
上端および下端の縁を構成し、前記の縁がへミングレス
のままに形成されていることを特徴とする伸縮性衣類、
あるいは伸縮性たて編地を上端および下端の縁を構成す
る上下方向に継ぎ目のない同じ1枚の見頃として含み、
形成されていることを特徴とする伸縮性衣類、および、
上端および下端の縁を構成するラインが、相互に非平行
であることを特徴とする伸縮性衣類を提供する。
部となる箇所を伸縮性たて編地を編地の編み立て方向に
対し編始め側となるように見頃を裁断し、その裁断縁を
へミングレスのままの縁として衣類の縁部となるように
形成することが望ましく、さらに好ましくは、伸縮性た
て編地の編み方向に対し左右にそれぞれ45度を超えな
い範囲で裁断した裁断縁を、へミングレスのままの縁と
して衣類の縁部として用いる。
ねて貼り合わせた積層伸縮性編地としても伸縮性衣類に
有効に利用することができる。具体的には、ブラジャー
類又はブラジャー類に相当するスポーツ用衣類バック布
として好ましく用いることができる。
ながら必要により図面を参照し具体的に説明する。ま
ず、本発明に係る伸縮性衣類に使用する伸縮性たて編地
を簡単に説明する。
を同行させた1×1編み組織であって、かつ各編針にお
いて非弾性糸と弾性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目
により編成された伸縮性たて編地を含んで形成する。編
糸に非弾性糸と弾性糸とを用いて適度の伸縮性を付与し
ている。1×1の編み組織は編目が揃って美しく薄いと
いう特長があって糸脚が短い上、各編針において非弾性
糸と弾性糸のうちの少なくとも1方を閉じ目により編成
することにより、編目の安定、ほつれの防止をはかって
いる。また、本発明の伸縮性衣類には、伸縮性たて編地
のほか、伸縮性の有無に関係なく、前記以外の編地、織
地、不織布、皮革などを任意に選択し使用してもよい。
糸のいずれもが閉じ目により編成されている伸縮性たて
編地(A:図1に示す)、非弾性糸が閉じ目により、弾
性糸が開き目により編成されている伸縮性たて編地
(B:図2に示す)、および非弾性糸と弾性糸とがとも
に開き目と閉じ目とを交互に、ただし、同じ編針におい
ては非弾性糸の開き目に対して弾性糸は閉じ目、同様に
閉じ目に対しては開き目が組み合わされ編成されている
伸縮性たて編地(C:図3に示す)が実用的で優れてい
る。AおよびBの編地はとくに外観に優れ、Cはループ
ドロップしにくいという特長がある。
種類により、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維、
レーヨンなどの半合成繊維、絹や綿などの天然繊維のい
ずれでも、またフィラメント糸、紡績糸のいずれも使用
することができる。なかでも吸水性に富むナイロンはイ
ンナーウエア用編地として好ましく用いられる。弾性糸
についてもとくに制限はないが、一般にポリウレタン弾
性糸やその被覆弾性糸等を使用する。
れ防止効果などを得る目的でプレセット処理または/お
よびヒートセット処理の施されているものが、好適であ
る。処理温度は、装置の形状、プレセット処理時間、ヒ
ートセット処理時間、素材の種類、編地の厚さなどにも
よるが、低くとも180℃を下らない温度、好ましくは
185℃を下らない温度で、さらに確実に前記の効果を
得るには190℃〜195℃の範囲で施されていると、
編地の一部が軟化し軽く融着して編地の形態が安定し、
ほつれにくくなる。処理時間は、たとえば6チャンバー
構成の装置を用い、15〜40m/分程度、好ましくは
24〜36m/分程度がよい。
m前後にするが、伸縮性たて編地では可能な範囲で高密
度に編成したものが、伸縮性衣類において編目の美しさ
を保持しつつ、その安定性を向上するために望ましい。
使用する編糸の繊度等にもよるが、1インチ当たり65
ウエールを超える、好ましくは70ウエール前後の密度
に編地を編成し、編地のよこ伸びの割合を大きくすると
よい。ただし、非弾性糸にセルロース糸や綿糸が編み込
まれている場合はこの限りではない。
非弾性糸のランナーを弾性糸のランナーよりも大きくア
ンバランスな伸縮性たて編地を好ましく使用する。具体
的には、通常80cm/ラック以下の非弾性糸のランナ
ーを85〜120cm/ラック、好ましくは95〜11
5cm/ラックとし、通常60cm/ラック以下の弾性
糸のランナーを70〜110cm/ラック、好ましくは
75〜105cm/ラックにして編成する。
の部分よりも繊度の大きな弾性糸を編糸に用い、あるい
は繊度が大きいか複数本の弾性糸を挿入して、締付パワ
ーを強化した部分が一体に編成された伸縮性たて編地を
有効に利用することができる。部分的に締付パワーの強
化部分を必要とする婦人用の下着やガードル類を形成す
る目的に有用であり、縫製コスト低減にも役立つ。ま
た、弾性糸または非弾性糸を挿入し、所要の伸度や伸縮
パワーを付与した伸縮性たて編地を編成し、あるいは編
目の安定性を向上させて使用してもよい。
て、伸縮性たて編地を縁の一部又は全部が裁断されて切
り離された状態、すなわち縁に始末を施さないでへミン
グレスのまま用いて形成した伸縮性衣類について、具体
的に実施形態例をあげて説明する。これらのへミングレ
スな縁を含む伸縮性衣類は、前記伸縮性たて編地がも
つ、とくに注目すべき切断縁においてほつれにくいとい
う特長を利用したものであって、機能性、ファッション
性、あるいは経済性におけるさらに大きな利点がある。
グレスとなる裾などの衣類の縁の形状には、極端に先の
尖ったギザギザ縁などの極端な形状を除き特別の制限は
なく、伸縮性たて編地のどこを裁断しても、ほつれが生
じず、縁始末を行う必要がないことから湾曲したカーブ
ラインや波形ラインなど好みに応じて自由に採用するこ
とができる。また、本発明伸縮性衣類では、衣類の上、
下の両端部ともに伸縮性たて編地を使用してヘミングレ
スに、かつ上端および下端の縁を構成するラインを、相
互に非平行に形成するなど、機能的、デザイン的に従来
とは比較にならない広範囲の自由設計ができる。さら
に、上端および下端の縁を構成する見頃を、縫い目のな
い同じ1枚の前記伸縮性たて編地を用いて形成し、よこ
方向に走る縫い目をなくしてもよい。衣類の段差が少な
くフラットなものになって着用感が向上する。
を示した。このショーツでは、ヒップ部を左、右に分
け、それぞれ上下方向に1枚の伸縮性たて編地をヒップ
布1,2として用い、下端の裾部3とともに上端のウエ
スト部4をヘミングレスにしてよこ方向の縫合部を省い
た。また、裾部の縁のライン3に、従来は実用的に1枚
もので縁始末を行わないままでは、不可能であった斬新
的な波形を採用してファッション性を付与した。この様
にウエストから裾までをつながった1枚の布で形成して
いながら、ウエストライン、裾ラインともに縁始末を行
わず、編地から裁断した見頃の縁部をそのままショーツ
のウエストライン、裾ラインとして使用している。この
ショーツは、ヒップに適度の締付力を付与して体形を整
える効果があり、裾部に縁始末による違和感がなく、デ
ザイン的にも好評で着用した外衣に下着のラインが表出
することはなかった。そして、ショーツのウエストライ
ンと裾ラインという上、下の両縁においても、任意の連
続的にスムーズな曲線とすることができるようになっ
た。
ミングレスに設計する際には、伸縮性たて編地を裁断す
るに当たってヘミングレスの裁断縁を、編地の編み立て
方向に対し編始め側において裁断できるようにしておく
ことが好ましい。編終り側の裁断縁に対し編み始め側の
裁断縁の方がほつれにくいからである。へミングレスの
ままの縁を、編地の編み方向(地の目方向)と平行に近
い、つまり編み方向と角度をつけないように見頃を裁断
するとほつれが生じにくい。つまり、編地の編始め側方
向に対し左右にそれぞれ45度を超えない範囲で裁断す
ることができればほつれにくく好ましい。編終り側での
裁断ラインが45度に近づく程ほつれが目立ちやすくな
るので、これにヘミングレスになる裁断ラインが重なら
ないように留意する必要がある。図5は、この裁断につ
いて理解を助けるため、ヘミングレスになる編地の縁と
伸縮性たて編地の裁断方向との関係を示す参考図であ
る。
して各種の衣類に利用することができるが、縁始末不要
な任意の形状の裁断された見頃縁部を少なくとも下半身
部を含んで着用されるガードルやショーツのウエスト部
や裾部、ブラジャーのバック布の上下縁としてとして使
用すると好適である。たとえば、ヒップ布の裾部が大き
なカーブのへミングレスに形成されているショーツなど
のパンティ類はシンプルなデザインで着用感に優れる。
裾部縁の好ましいカーブaの形状について図6を参照し
て説明すると、正面を前に左右両脇で折り畳んで平置き
した状態で、ヒップ布の裾部上端bと裾部下端cを結ん
だ直線dと、カーブしたヒップ布の下辺の最も突出した
点eとを垂線fで結んだとき、垂線fの長さが15mm
以上になるような曲線に設計することができる。裾部の
縁をへミングレスに、前記形状のカーブを描くショート
のボトム衣類は、ヒップの立体形状にそい、かつ裾に段
差を生じずにヒップへのフィット性を向上させる効果が
ある。
いは、張りを必要にする部位がある。そのような、より
強い伸縮パワーあるいは、張りを求められる部位におい
ては、同じ伸縮性たて編地を複数枚重ねて貼り合わせ、
あるいは縫い合わせ積層して用いることができる。通
常、同じ編地をヘミングレスで2枚、接着剤を用いてド
ット状に貼り合わせる。そしてたとえば、図7に示すブ
ラジャーや水着のバック布11などに用いるとよい。1
枚では強度が十分でないため、着常時に上下幅が保たれ
ず、バック布がくしゃくしになる恐れがあるが、前記の
積層伸縮性たて編地を用いて強度と張りとをもたせ問題
を解決することができる。編地を地の目方向を同方向に
重ねることにより、伸びをもたせたまま強度と張りとを
増強することができる。
より各種の後加工を施して付加価値を高めた伸縮性たて
編地を用いることができる。たとえば、伸縮性たて編地
に加熱エンボス加工やパンチング加工を行って所要の模
様を施す。また、ブラジャーカップなどに使用するため
にモールド加工により所要の型付けを行うことができ
る。さらに混紡、交編などの手段で第3の繊維を混用
し、編成後に第3の繊維を薬品の捺染等によって部分的
に除去し模様を出す、いわゆるオパール加工を施した美
しい伸縮性たて編地を用いて伸縮性衣類を形成できる。
締付力を付与して体形を整える効果があり、従来の縁部
始末による違和感がなく、デザイン的にも魅力的であ
り、縁部始末を行わずとも、ほつれが生じないため縫製
が合理化されて経済的でもある。また、下着に用いた場
合、そのラインが外衣に及ぶことはない。かつ、裾など
の衣類縁部のラインを連続的にスムーズな任意の曲線と
することができる。本発明伸縮性衣類は、たとえば、ガ
ードル、ショーツ、ボディスーツ、ブラジャー、シャツ
などの肌着類、ランジェリー類、レオタード、スパッ
ツ、水着などのスポーツ衣類として有用である。勿論の
こと男性用伸縮性衣類としても有用である。
縮性たて編地の組織
成された伸縮性たて編地の組織
互に、かつ同じ編針ではいずれかが閉じ目に編成された
伸縮性たて編地の組織
地の裁断方向との関係を示す参考図
(伸縮性たて編地) 3:下端裾部縁(へミングレス) 4:上端ウエスト部縁(へミングレス) 5:縫合線 11:ヒップ布(伸縮性たて編地) 21:バック布(積層伸縮性たて編地)
Claims (17)
- 【請求項1】編組織が非弾性糸と弾性糸とを同行させた
1×1編み組織であって、かつ各編針において非弾性糸
と弾性糸のうちの少なくとも1方が閉じ目により編成さ
れた伸縮性たて編地を含んで形成されていることを特徴
とする伸縮性衣類。 - 【請求項2】さらに、前記の伸縮性たて編地に180℃
を下らない温度においてプレセットまたは/およびヒー
トセットが施されていることを特徴とする請求項1記載
の伸縮性衣類。 - 【請求項3】さらに、前記の伸縮性たて編地が1インチ
当たり65ウエールを超える密度に編成されていること
を特徴とする請求項1または2記載の伸縮性衣類。 - 【請求項4】さらに、前記の伸縮性たて編地が非弾性糸
のランナーを弾性糸のランナーよりも大きく、非弾性糸
のランナーを85〜120cm/ラック、弾性糸のラン
ナーを70〜110cm/ラックにして編成されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の伸縮性衣
類。 - 【請求項5】さらに、前記の伸縮性たて編地が、部分的
に他の部分よりも繊度の大きな弾性糸を編糸に用い、ま
たは繊度が大きいか複数本の弾性糸を挿入した、締付パ
ワーの強化部分を含んで編成されていることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の伸縮性衣類。 - 【請求項6】さらに、縁の一部又は全部において、前記
の伸縮性たて編地が、裁断された状態のままに、すなわ
ちへミングレスのままに含まれて形成されていることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の伸縮性衣
類。 - 【請求項7】へミングレスのままの縁のラインが、波形
であることを特徴とする請求項6記載の伸縮性衣類。 - 【請求項8】前記の伸縮性たて編地が、衣類の少なくと
も上端および下端の縁を構成し、該縁がへミングレスの
ままに形成されていることを特徴とする請求項1〜7の
いずれかに記載の伸縮性衣類。 - 【請求項9】前記の伸縮性たて編地を、上端および下端
の縁を構成する上下方向に継ぎ目のない同じ1枚の見頃
として含み、形成されていることを特徴とする請求項8
記載の伸縮性衣類。 - 【請求項10】上端および下端の縁を構成するライン
が、相互に非平行であることを特徴とする請求項8また
は9記載の伸縮性衣類。 - 【請求項11】前記の伸縮性たて編地が、編み立て方向
に対し編始め側で裁断され、かつ該裁断縁をへミングレ
スのままの縁として含み、形成されていることを特徴と
する請求項1〜10のいずれかに記載の伸縮性衣類。 - 【請求項12】前記の伸縮性たて編地が、編み方向に対
し45度を超えない範囲で裁断され、かつ該裁断縁をへ
ミングレスのままの縁として含み、形成されていること
を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の伸縮性
衣類。 - 【請求項13】請求項1〜12のいずれかに記載の伸縮
性衣類が、少なくとも下半身部を含んで着用される、フ
ァンデーション衣類として形成されていることを特徴と
する伸縮性衣類。 - 【請求項14】ヒップに当接する裾部が大きなカーブの
へミングレスに形成されていることを特徴とする請求項
13に記載の伸縮性衣類。 - 【請求項15】前記のカーブ(a)の形状が、正面を前
に左右両脇で折り畳んで平置きした状態でヒップ布の裾
部上端(b)及び裾部下端(c)を結んだ直線(d)
と、カーブしたヒップに当接する布の下辺の最も突出し
た点(e)とを垂線(f)で結んだとき、垂線(f)の
長さが少なくとも15mmであることを特徴とする請求
項14に記載の伸縮性衣類。 - 【請求項16】請求項1〜5のいずれかに記載の伸縮性
たて編地を、複数枚重ねて貼り合わせた積層伸縮性編地
を含んで形成されていることを特徴とする伸縮性衣類。 - 【請求項17】前記の積層伸縮性編地が、ブラジャー類
又はブラジャー類に相当するスポーツ用衣類のバック布
として用いられていることを特徴とする請求項16記載
の伸縮性衣類。
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