JP3078484U - 経編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツ - Google Patents
経編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツInfo
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- JP3078484U JP3078484U JP2000008993U JP2000008993U JP3078484U JP 3078484 U JP3078484 U JP 3078484U JP 2000008993 U JP2000008993 U JP 2000008993U JP 2000008993 U JP2000008993 U JP 2000008993U JP 3078484 U JP3078484 U JP 3078484U
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- JP
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- shorts
- knitted
- crochet
- yarn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウエストおよびクロッチェにおけるフィット性
やそれぞれが要求する機能性を充足できるような経編に
よるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツを
提供すること。 【解決手段】経編編成にて筒状の編地が連続編成された
ものであって、筒状の編地A内にショーツの主体部2、
ウエスト1およびクロッチェ3に相当する部分を連続編
成しているとともに、少なくともウエスト1およびクロ
ッチェ3の相当部分は挿入糸20を少なくとも3ウェー
ル毎にウェールの柱糸となる鎖編糸10に編み込んでい
ることを特徴とする経編によるショーツ用の無縫製生地
とこれを用いたショーツ。
やそれぞれが要求する機能性を充足できるような経編に
よるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツを
提供すること。 【解決手段】経編編成にて筒状の編地が連続編成された
ものであって、筒状の編地A内にショーツの主体部2、
ウエスト1およびクロッチェ3に相当する部分を連続編
成しているとともに、少なくともウエスト1およびクロ
ッチェ3の相当部分は挿入糸20を少なくとも3ウェー
ル毎にウェールの柱糸となる鎖編糸10に編み込んでい
ることを特徴とする経編によるショーツ用の無縫製生地
とこれを用いたショーツ。
Description
【0001】
本考案は、経編によるショーツ用の無縫製生地と、これを用いたショーツに関 する。
【0002】
従来におけるショーツはウエストおよびクロッチェに相当する部分のフィット 性を高めるために、付属生地を事後的に縫着していたが、主体部との間に色差等 を生じたりし易く、外観的な調和に欠けるほか、事後的な縫製上の手数がかかる 等の課題を残していた。 そこで、本考案においては、上記した課題を一挙に解決してウエストおよびク ロッチェにおけるフィット性やそれぞれが要求する機能性を充足できるような経 編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツを提供できるように考 案したものである。
【0003】
上記した課題を解決できる本考案による無縫製生地の構成については、前記請 求項1に記載したように、経編編成にて筒状の編地が連続編成されたものであっ て、筒状の編地内にショーツの主体部、ウエストおよびクロッチェに相当する部 分を連続編成しているとともに、少なくともウエストおよびクロッチェの相当部 分は挿入糸を少なくとも3ウェール毎にウェールの柱糸となる鎖編糸に編み込ん でいることを特徴としている。また、請求項2には、主体部につき、挿入糸を各 ウェール毎にウェールの柱となる鎖編糸に編み込むかまたは数ウェール飛びで編 み込むかまたはこれらの編み込みを部分毎に変えて併用するかを任意に選択して 編成されてあることを特徴としている。
【0004】 上記構成によると、筒状に連続編成された無縫製生地のうち、ショーツの主体 部、ウエストおよびクロッチェに相当する部分を除く、余剰部分を切除して、ク ロッチェの下部を縫着するとともに、主体部の脚挿入口となる開口部分やウエス トの上端部をほつれ防止のためかがり縫いを行えば、以下に示すようなショーツ を提供できる。即ち、請求項3に記載したように、経編編成による編地から形成 されたものであって、主体部、ウエストおよびクロッチェに相当する部分が連続 編成されてあり、少なくともウエストおよびクロッチェの相当部分は挿入糸を3 ウェール毎にウェールの柱糸となる鎖編糸に編み込んでなる編地からなることを 特徴とするショーツを提供できることになる。
【0005】 この場合、クロッチェの下部の縫着時に前側を長く後側を短くして前後で長さ が異なるようにカットして縫着箇所が真下でなく後側等にずれるようなカットと 縫着結合を果たせば、着用上好適となる。 また、請求項1の構成では、ウエストおよびクロッチェは挿入糸が重なり編地 厚が大きくなり、クロッチェでは透視性がなくなり、ウエストでは伸縮性が高ま り、何れもフィット性および外観性の向上につながることになる。
【0006】 さらに、前記請求項2のように、主体部として挿入糸の編み込み調整をするこ とによって、1ウェール毎の挿入と、数ウェール毎の挿入では挿入糸による重な りにつき差が付くようにしてやると、後者の方が厚地感をもたらせることになり 、主体部の編成上、極薄地、薄地、厚地等の段階調整にも役立つことになる。
【0007】
次いで、本考案の実施形態について図を参照しながら以下に説明する。 図1はジャガード経編機等により連続編成されたショーツ用の無縫製生地を示 しており、図中Aは経編生地、1はウエスト、2は主体部、3はクロッチェにそ れぞれ相当する部分を示しており、連続編成されている。4はカットされて除去 される余剰部分を示している。
【0008】 そして、上記ウエスト1およびクロッチェ3に相当する部分は、図2に示す経 編組織図のごとく挿入糸20を少なくとも3ウェール毎にウェールWの柱糸とな る鎖編糸10に編み込んでいるもので、厚地の編地部分となり、ウエスト1にお いては伸縮性の向上とずり落ちを阻止する態様となり、クロッチェ3にあっては 透視を阻止できると共に触感性を良好にでき、何れもフィット性の向上につなが るものである。
【0009】 なお、挿入糸20はルーピングされている場合と、単に挿入されてルーピング していない場合とがある。 また主体部2については、図3の経編組織図のごとく、数ウェール、図では1 ウェール飛びに挿入糸20を柱糸となる鎖編糸10に編み込むほか、図4の経編 組織図のごとく各ウェール毎に挿入糸20を鎖編糸10に編み込むほか、これら 数種の編み方を併用して主体部の部分毎に極薄地、薄地、厚地等の変化を与える ことも可能である。
【0010】 なお、鎖編糸10および挿入糸20は編地として構成する最低限のものであっ て、他の糸を追加して編成するものであっても実施可能である。 上記した連続編成生地から、ショーツを形成するには、前記した余剰部分4を カットして除き、クロッチェ3の下部を縫着すれば、ショーツとして仕上げるこ とができる。特に主体部2の脚挿入口2a,2aとなる開口部分やウエスト1の 上端部がほつれるおそれがあれば、それらの部分をかがり縫いすればよい。
【0011】 なお、クロッチェ3の下部を縫着する際、真下を縫着せず、前側を長く、後側 を短くカットして、真下から後側へずれた位置でクロッチェ3の縫着をした方が 違和感なく着装でき、着用上好適となる。 さらに、クロッチェ3の下端を連結編成によって一体化している場合には、縫 着は不要となる。
【0012】
以上のように、本考案によると、厚地感のあるウエストとクロッチェの相当部 分を主体部と連続編成でき、ウエストは伸縮性良好でずれ落ちなく、クロッチェ は透視性を阻止して外観性を良好にすると共に着用感を良好にできる。そして何 れもフィット性の向上につながるものが提供できることになる。さらに、略無縫 製でショーツを提供でき、生産性を高めることができる。
【図1】個々のショーツ形成前における連続編成生地の
正面図である。
正面図である。
【図2】ウエストおよびクロッチェ相当部分の一例を示
す編組織図である。
す編組織図である。
【図3】主体部の一例を示す編組織図である。
【図4】主体部の他例を示す編組織図である。
A 連続編成生地 1 ウエスト 2 主体部 2a 脚挿入口 3 クロッチェ 4 余剰部分 10 鎖編糸 20 挿入糸
Claims (3)
- 【請求項1】経編編成にて筒状の編地が連続編成された
ものであって、筒状の編地内にショーツの主体部、ウエ
ストおよびクロッチェに相当する部分を連続編成してい
るとともに、少なくともウエストおよびクロッチェの相
当部分は挿入糸を少なくとも3ウェール毎にウェールの
柱糸となる鎖編糸に編み込んでいることを特徴とする経
編によるショーツ用の無縫製生地。 - 【請求項2】主体部は挿入糸を各ウェール毎にウェール
の柱となる鎖編糸に編み込むか、もしくは数ウェール飛
びで編み込むか、またはこれらの編み込みを部分毎に変
えて併用するかを任意に選択して編成されてあることを
特徴とする請求項1記載の経編によるショーツ用の無縫
製生地。 - 【請求項3】経編編成による編地から形成されたもので
あって、主体部、ウエスト、およびクロッチェに相当す
る部分が連続編成されてあり、少なくともウエストおよ
びクロッチェの相当部分は挿入糸を少なくとも3ウェー
ル毎にウェールの柱糸となる鎖編糸に編み込んでなる編
地からなることを特徴とするショーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008993U JP3078484U (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 経編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008993U JP3078484U (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 経編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3078484U true JP3078484U (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=43211421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008993U Expired - Lifetime JP3078484U (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 経編によるショーツ用の無縫製生地とこれを用いたショーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078484U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005002485A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Solotex Corp | 経編地 |
JP2005054347A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-03-03 | Wacoal Corp | 衣料 |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000008993U patent/JP3078484U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005002485A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Solotex Corp | 経編地 |
JP2005054347A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-03-03 | Wacoal Corp | 衣料 |
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