JP2005053034A - 自動車用内装部品及びこの自動車用内装部品の成形方法 - Google Patents

自動車用内装部品及びこの自動車用内装部品の成形方法 Download PDF

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友博 片野
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Abstract

【課題】 インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかる。
【解決手段】 インサート部材3のスイッチ取付部5を射出成形金型にセットし、型締めした際に、キャビティ型16に設けた保持片押え部41により保持片30をコア型15側に押付け固定し、プレート部11の、スイッチ挿入用開口部12に隣接する辺部11Cを射出成形金型内の正規位置に保持するようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ドアグリップ、アシストグリップなど、インサート部材(コア芯材)の表面を軟質樹脂からなる表皮材により被包してなる自動車用内装部品及びこの自動車用内装部品の成形方法に関するものであり、インサート部材を射出成形金型にセットしておき、軟質樹脂を射出充填するダブルインジェクション工法により製作される自動車用内装部品及びこの自動車用内装部品の成形方法に関する。
例えば、自動車室内に設置されるドアグリップやアシストグリップ等は、乗員が手で掴み操作することから、良好なソフト感があること、強固な剛性(保形性)が確保されることが必要である。
図2は、乗用車のドアパネルに内装される自動車用のドアトリム1を示すもので、このドア卜リム1には、把手状のドアグリップ2がねじ部材2Aにより取付けてある。
このドアグリップ2は、所望の剛性を必要とすることから、ポリプロピレン樹脂等、硬質の熱可塑性樹脂成形体からなるコア芯材としてのインサート部材3の表面を軟質塩ビ等、軟質の樹脂からなる表皮材60により被包して構成してあり、表皮材60のもつ良好なクッション性により、ドア開閉時、トアグリップ2を掴んだ際の良好な感触を与えるようにしてある。
インサート部材3は、図11に示すようにポリプロヒレン樹脂(ポリプロピレン樹脂など、硬質樹脂であれば、その材料は問わない)の射出成形体であり、ドアグリップ部4とスイッチ取付け部5とから構成してある。
ドアグリップ部4は、その握り部6の両端側に取付け部7、8を有しており、これらの取付け部7、8には、図12に示すように、ドアトリム1に取付けるための取付け用ボス部9がインサート部材3の裏面に一体に設けてあり、この取付け用ボス部9の端面部9aにはボス孔10が形成してある。
スイッチ取付け部5は、ドアグリップ部4の取付け部7を、その一端部にしてドアグリップ部4に連接してあって、長方形状で平坦なプレート部11を有しており、このプレート部11には、スイッチ挿入用開口部12が形成してある。そして、このプレート部11の前縁部11aには、プレート部11の面部に対して略直角に下方に屈曲された壁面部13が形成してあり、壁面部13は、図11において右端部で、ドアグリップ部4の取付け部7の前壁面部7aに連なっている。
ところで、ドアグリップ2は、射出成形金型にインサート部材3をインサートしておき、表皮材60の素材である軟質樹脂14を射出成形するというダブルインジェクション工法で成形される。そして、このダブルインジェクション工法に用いる射出成形金型は、図11に示すように、コア型15とキャビティ型16とで構成してある。
このダブルインジェクション工法で射出成形する場合は、まず、コア型15とキャビティ型16との間にインサート部材3をセットしたのち、コァ型15とキャビティ型16との間で型締めを行う。
この場合、図13に示すようにキャビティ型16が有するキャビティ側成形型部20の凸部17が、その先端の押え部18で取付け用ボス部9の端面部9aを押える。すなわち、この押え部18の挿入用突起部18aが取付け用ボス部9のボス孔10に挿入され、凸部17の先端面17aがボス孔10の周縁部を押える。
このために、図13に示すようにインサート部材3はコア型15が有するコア側成形型部21に密着して正規位置にセットされ、インサート部材3とキャビティ側成形型部20とに間にキャビティK1が形成される。
また、図15に示すスイッチ取付け部5を成形する型部分におけるコア型15とキャビティ型16では、図16に示すようにスイッチ取付け部5のスイッチ挿入用開口部12にキャビティ型16の凸部22が挿入され、キャビティ型16が有するキャビティ側成形型部23の凹部24に、スイッチ取付け部5の壁面部13及びこの壁面部13とプレート部11とがなす角部11Aが収容され、また、凹部25に、プレート部11の、スイッチ挿入用開口部12に隣接する辺部11Cが収容される。このために、スイッチ取付け部5とキャビティ側成形型部23とに間にキャビティK2が形成される。
次に、図14及び図17に示すようにキャビティK1、K2内に軟質樹脂14が射出充填されて、ドアグリップ部4及びスイッチ取付け部5の表面が軟質樹脂からなる表皮材60により被包される。
ところで、ダブルインジェクション工法を用いて、インサート部材の表面に、表皮材の素材である軟質樹脂を射出成形する従来技術としては、下記のものがある。
この従来技術は、硬質材料を所要形状に成形してなるコア芯材を射出成形金型にセットして、キャビティ内に軟質樹脂を射出充填することにより、コア芯材の表面を表皮材により被包してなる自動車用内装部品において、表皮材の見切り部に対応するコア芯材面に、射出成形金型の型閉時、金型のキャビティ面と強干渉となるシール用ビードを突設したものである(特許文献1参照)。
特開平8−11610号公報
従来の自動車用内装部品の成形において、ドアグリップ部4に表皮材60を射出成形する場合、キャビティ型16が有するキャビティ側成形型部20の凸部17が、その先端の押え部18で取付け用ボス部9の端面部9aを押えているために、ドアグリップ部4は正規位置にセットされていて、ドアグリップ部4の取付け部7、8とコア側成形型部21との間には隙間がなく、軟質樹脂が回り込みが発生しない。
しかしながら、スイッチ取付け部5に表皮材60を射出成形する場合、キャビティ型16の凹部25に、プレート部11の、スイッチ挿入用開口部12に隣接する辺部11Cが収容されていて、この辺部11Cを押える押え手段、例えば押え用突起部等が存在しないために、軟質樹脂14をキャビティK2内に射出充填した際に、この軟質樹脂14の圧力によりプレート部11の辺部11Cが、図17に点線で示すように動いてしまい、正規の形状にスイッチ取付け部5に表皮材60を射出成形することができず、スイッチ取付け部5と表皮材60との間にバラツキが生じたり、プレート部11の辺部11Cの裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという問題点があった。なお、辺部11Cを直接に押える押え用突起部等があると、この押え部分にヒケが生じるために、辺部11Cを直接に押え用突起部等で押えることはできない。
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その第1の目的とするところは、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材と表皮材との間にバラツキがなく、精度の良い製品になる自動車用内装部品を提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、インサート部材(辺部)の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材(スイッチ取付け部)と表皮材との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる自動車用内装部品の成形方法を提供することである。
上記の第1の目的を達成するために、本発明に係る自動車用内装部品は、インサート部材を射出成形金型にセットして、この射出成形金型のキャビティ内に軟質樹脂を射出充填することにより、インサート部材の表面を表皮材で被包するようにした自動車用内装部品であって、インサート部材は、このインサート部材が射出成形金型内にセットされ型締めされた状態で、射出成形金型の一部で保持される保持部を有するものである。
かかる構成により、インサート部材を射出成形金型にセットし、型締めした際に、インサート部材は、射出成形金型の一部により射出成形金型内の正規位置に保持されるために、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、この軟質樹脂の圧力によりインサート部材が動かされることがなく、インサート部材に正規の形状に表皮材を射出成形することができる。
このために、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品は、上記した本発明に係る自動車用内装部品において、保持部は表皮材の射出成形後に切除されるものである。
かかる構成により、射出成形後、保持部は不要になるので切除される。
また、本発明に係る自動車用内装部品は、上記した本発明に係る自動車用内装部品において、射出成形金型はコア型とキャビティ型とを有していて、このキャビティ型には、押え部と、この押え部の回りの表皮材を押える表皮材押え部とが設けてあり、インサート部材が射出成形金型内にセットされ型締めされた状態で、保持部が押え部でコア型に押付け固定されるものである。
かかる構成により、インサート部材を射出成形金型にセットし、型締めした際に、押え部で保持部はコア型に押付け固定されるために、インサート部材は射出成形金型内の正規位置に保持される。このために、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、この軟質樹脂の圧力によりインサート部材が動かされることがなく、インサート部材に正規の形状に表皮材を射出成形することができる。
このために、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができる。
しかも、インサート部材を射出成形金型にセットし、型締めした後に、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、押え部の回りの表皮材押え部が表皮材を押えるので、インサート部材と表皮材との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品は、上記した本発明に係る自動車用内装部品において、インサート部材が、ドアグリップ部とこのドアグリップ部に連なるスイッチ取付け部とで構成してあり、スイッチ取付け部は、スイッチ挿入用開口部を形成したプレート部を有していて、このプレート部の、スイッチ挿入用開口部に隣接する辺部に、保持部が舌片形状の保持片として形成してある。
かかる構成により、インサート部材のスイッチ取付け部を射出成形金型にセットし、型締めした際に、押え部により保持片がコア型に押付け固定されるために、プレート部の、スイッチ挿入用開口部に隣接する辺部は射出成形金型内の正規位置に保持される。このために、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、この軟質樹脂の圧力により辺部が動かされることがなく、インサート部材のスイッチ取付け部に正規の形状に表皮材を射出成形することができる。
このために、辺部の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができる。
また、インサート部材のスイッチ取付け部を射出成形金型にセットし、型締めした後に、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、押え部の回りの表皮材押え部が表皮材を押えるので、インサート部材のスイッチ取付け部と表皮材との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品は、上記した本発明に係る自動車用内装部品において、インサート部材が、本体部と本体部の両端側部より一方向にそれぞれ延在するように形成された一対の取付け脚部とを有し、両取付け脚部にそれぞれ取付けボス部が設けられて構成しており、本体部は、両取付けボス部の中心部を結ぶ軸線に対して所定寸法ずれた位置における側部に保持片を突出形成されている。
かかる構成により、インサート部材に表皮材を射出成形するために、射出成形コア型にセットした際、両取付け脚部は取付けボス部を用いて射出成形コア型により押えることができるが、本体部側は取付けボス部のようなものが存在しないことから、射出成形コア型コア型により押さえることができない。このために、本体部は表皮材の射出成形時にずれてしまうおそれがあるが、本体部に保持片を設けたために、保持片を射出成形コア型により押えることによって、本体部側における射出成形時の動きを防止できる。
また、上記の第2の目的を達成するために、本発明に係る自動車用内装部品の成形方法は、インサート部材を射出成形金型にセットして、この射出成形金型のキャビティ内に軟質樹脂を射出充填することにより、インサート部材の表面を表皮材で被包するようにした自動車用内装部品の成形方法であって、インサート部材に保持部を設け、インサート部材を射出成形金型内にセットし型締めした状態で、射出成形金型の一部で保持部を保持してインサート部材を射出成形金型内の正規位置に保持し、キャビティ内に軟質樹脂を射出充填するようにしたものである。
したがって、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材と表皮材との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品の成形方法は、上記した本発明に係る自動車用内装部品の成形方法において、射出成形金型をコア型とキャビティ型とで構成して、このキャビティ型に、押え部と、この押え部の回りの表皮材を押える表皮材押え部とを設け、インサート部材を射出成形金型内にセットし型締めした状態で、押え部で保持部をコア型に押付けてインサート部材を射出成形金型内の正規位置に保持し、キャビティ内に軟質樹脂を射出充填した際に、表皮材押え部で表皮材を押え、表皮材の射出成形後に保持部を切除するようにしたものである。
したがって、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材と表皮材との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品の成形方法は、上記した本発明に係る自動車用内装部品の成形方法において、インサート部材が、ドアグリップ部とこのドアグリップ部に連なるスイッチ取付け部とで構成してあり、スイッチ取付け部は、スイッチ挿入用開口部を形成したプレート部を有していて、このプレート部の、スイッチ挿入用開口部に隣接する辺部に、保持部が舌片形状の保持片として形成してある。
したがって、スイッチ取付け部の辺部の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、スイッチ取付け部と表皮材との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる。
本発明に係る自動車用内装部品によれば、インサート部材を射出成形金型にセットし、型締めした際に、インサート部材は、その保持部で射出成形金型内の正規位置に保持されるために、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、この軟質樹脂の圧力によりインサート部材が動かされることがなく、インサート部材に正規の形状に表皮材を射出成形することができる。
このために、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができる。
また、インサート部材を射出成形金型にセットし、型締めした際に、押え部により保持部をコア型に押付け、軟質樹脂をキャビティ内に射出充填した際に、押え部の回りの表皮材押え部が表皮材を押えるので、インサート部材と表皮材との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができる。
また、本発明に係る自動車用内装部品の成形方法によれば、インサート部材(辺部)の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材(スイッチ取付け部)と表皮材との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる。
以下、本発明に係る自動車用内装部品及び自動車用内装部品の成形方法の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、上記した従来の自動車用内装部品及射出成形金型の同じ部位については同じ符号を付す。
図2に示すように、乗用車のドアパネルに内装される自動車用ドアトリム1に装着されるドアグリップ2は、コア芯材としてのインサート部材3の表面を軟質塩ビ等、軟質の樹脂からなる表皮材60により被包して構成してある。
インサート部材3は、図3にしめすようにポリプロヒレン樹脂(ポリプロピレン樹脂など、硬質樹脂であれば、その材料は問わない)の射出成形体であり、ドアグリップ部4とスイッチ取付け部5とから構成してある。
ドアグリップ部4は、その握り部6の両端側に取付け部7、8を有しており、これらの取付け部7、8には、図3、図4に示すように、ドアトリム1に取付けるための取付け用ボス部9がインサート部材3の裏面に一体に設けてあり、この取付け用ボス部9の端面部9aにはボス孔10が形成してある。
スイッチ取付け部5は、ドアグリップ部4の取付け部7を、その一端部にしてドアグリップ部4に連接してあって、長方形状で平坦なプレート部11を有しており、このプレート部11には、スイッチ挿入用開口部12が形成してある。そして、このプレート部11の前縁部11aには、プレート部11の面部に対して略直角に下方に屈曲された壁面部13が形成してあり、この壁面部13は、図3において右端部で、ドアグリップ部4の取付け部7の前壁面部7aに連なっている。
また、プレート部11の後縁部11bには、プレート部11の面部に対して略直角に上方(インサート部品3の外側)に屈曲された保持部である舌片形状の保持片30が三個、図3において左右方向に所定の間隔をおいて形成してある。
一方、表皮材60としては、軟質PVC樹脂を使用しているが、発泡エラストマー、発泡PVC樹脂など、発泡性樹脂を使用することも可能であり、軟質樹脂であれば、用途により適宜選択されてよい。
ところで、ドアグリップ2は、射出成形金型にインサート部材3をインサートしておき、表皮材60の素材である軟質樹脂14を射出成形するというダブルインジェクション工法で成形される。そして、このダブルインジェクション工法に用いる射出成形金型は、コア型15とキャビティ型16とで構成してある。
この場合、図11に示すように、コア型15にはコア側成形型部21が設けてあり、このコア側成形型部21はドアグリップ部4の取付け部7、8の裏面形状に倣う型である。また、キャビティ型16にはキャビティ側成形型部20が設けてあり、このキャビティ側成形型部20はドアグリップ部4の取付け部7、8の表面形状に倣う型であり、その中央部に凸部17を有していて、この凸部17の先端面には押え部18が設けてある。
また、図6に示すように、スイッチ取付け部5を成形する型部分におけるコア型15はコア側成形型部32を備えている。このコア側成形型部32は、スイッチ取付け部5の裏面形状に倣う型であって、このスイッチ取付け部5の壁面部13の裏面部が接するコア型15の面部15aと、スイッチ取付け部5のプレート部11の裏面部が接し且つ面部15aに対して垂直な面部33と、スイッチ取付け部5の保持片30が接し且つ面部33に対して垂直で且つ面部15aに平行する面部34とで構成してある。
また、スイッチ取付け部5を成形する型部分におけるキャビティ型16は、図6に示すようにキャビティ側成形型部35を備えている。このキャビティ側成形型部35は、スイッチ取付け部5の表面形状に倣う型であって、スイッチ取付け部5の壁面部13の表面部及びこの壁面部13の表面部とプレート部11の表面部とがなす角部11Aに倣う凹部36と、プレート部11のスイッチ挿入用開口部12に挿入される凸部37と、プレート部11の表面部と、プレート部11の辺部11Cの表面部と保持片30の表面部とがなす角部11Bに倣う凹部38とで構成してある。
そして、この凹部38の底面部は、角部11Bに倣うために、プレート部11の表面部に対向する面部39と、この面部39に垂直で且つ保持片30の表面部に対向する面部40とを有していて、この面部40には、押え部である突起状の保持片押え部41が突設してある。そして、この面部40は、保持片押え部41の回りの表皮材を押える表皮材押え部42を構成している。
次に、上記した射出成形金型を用いて、ダブルインジェクション工法によりドアグリップ2の成形方法を説明する。
ダブルインジェクション工法で射出成形する場合は、まず、コア型15とキャビティ型16との間にインサート部材3をセットしたのち、コア型15とキャビティ型16との間で型締めを行う。
この場合、図12に示すようにキャビティ型16が有するキャビティ側成形型部20の凸部17が、その先端の押え部18で取付け用ボス部9の端面部9aを押える。すなわち、この押え部18の挿入用突起部18aが取付け用ボス部9のボス孔10に挿入され、凸部17の先端面17aがボス孔10の周縁部を押える。
このために、ドアグリップ部4の取付け部7、8はコア型15が有するコア側成形型部21に密着して正規位置にセットされ、ドアグリップ部4の取付け部7、8とキャビティ側成形型部20とに間にキャビティK1が形成される。
また、図7に示すように、スイッチ取付け部5を成形する型部分では、スイッチ取付け部5のスイッチ挿入用開口部12にキャビティ型16の凸部37が挿入され、キャビティ側成形型部35の凹部36に、スイッチ取付け部5の壁面部13及びこの壁面部13とプレート部11とがなす角部11Aが収容され、また、凹部38に、プレート部11と、このプレート部11と保持片30とがなす角部11Bと保持片30が収容される。この場合、凹部38に設けられた突起状の保持片押え部41が保持片30を押える。
このために、スイッチ取付け部5は、インサート部材3はコア側成形型部32に密着して正規位置にセットされ、スイッチ取付け部5とキャビティ側成形型部35とに間にキャビティK2が形成される。
次に、キャビティK1、K2内に軟質樹脂14が射出充填される。この際、ドアグリップ部4を成形する型部分では、図12に示すようにキャビティ側成形型部20の凸部17の先端の押え部18が取付け用ボス部9の端面部9aを押えているために、ドアグリップ部4の取付け部7、8とキャビティ側成形型部20との間には隙間がなく、軟質樹脂14が回り込みが発生しない。
また、スイッチ取付け部5を成形する型部分では、突起状の保持片押え部41が保持片30を押えているために、スイッチ取付け部5とキャビティ側成形型部35との間には隙間がなく、軟質樹脂の回り込みが発生しない。すなわち、軟質樹脂14をキャビティK2内に射出充填した際に、この軟質樹脂14の圧力によりプレート部11の辺部11Cが動くということがなく、正規の形状にスイッチ取付け部5に表皮材60を射出成形することができる。
また、インサート部材3を射出成形金型にセットし、型締めした際に、保持片押え部41により保持片30をコア側成形形部32の面部34に押付け、軟質樹脂14をキャビティK2内に射出充填した際に、保持片押え部41の回りの表皮材押え部42が表皮材60を押える。このために、インサート部材3と表皮材60との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができる。
次に、コア型15とキャビティ型16との型締めを解除(開型)して、表皮材60を射出成形したインサート部材3を取り出した後に、図9に示すように保持片30の部分をカットして、図1に示す製品としてドアグリップ2を作成する。
上記したように、本発明の実施の形態によれば、インサート部材3のスイッチ取付け部5を射出成形金型にセットし、型締めした際に、保持片押え部41により保持片30がコア型15側に押付け固定されるために、プレート部11の、スイッチ挿入用開口部12に隣接する辺部11Cは射出成形金型内の正規位置に保持される。このために、軟質樹脂14をキャビティK2内に射出充填した際に、この軟質樹脂14の圧力により辺部11Cが動かされることがなく、インサート部材3のスイッチ取付け部5に正規の形状に表皮材60を射出成形することができる。
このために、辺部11Cの裏面に必要以上の軟質樹脂14が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができる。
また、インサート部材3のスイッチ取付け部5を射出成形金型にセットし、型締めした後に、軟質樹脂14をキャビティK2内に射出充填した際に、保持片押え部41の回りの表皮材押え部42が表皮材60を押えるので、インサート部材3のスイッチ取付け部5と表皮材60との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができる。
また、自動車用内装部品の成形方法によれば、インサート部材3(辺部11C)の裏面に必要以上の軟質樹脂14が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材3(スイッチ取付け部5)と表皮材60との間にバラツキのない自動車用内装部品を成形することができる。
次に、図10を用いて、本発明に係る他の実施の形態について説明する。
図10に示すものは、本発明についてスイッチ取り付け部を設けていないドアグリップにおけるインサート部材70に適用したものである。
図10に示すインサート部材70は、把手部である本体部71と本体部70の両端側部より一方向に延在する一対の取付け脚部72,73を一体に形成している。
取付け脚部72,73には、それぞれ取付けボス部72a、73aが設けられている。
また、本体部71は、両取付けボス部72a、73aの中心部を結ぶ軸線Yに対して、Zだけずれた位置すなわち本体部17の取付け脚部72a、73aとは反対側の側部に、保持片30を有して構成している。
そして、インサート部材70に表皮材を射出成形するために、射出成形コア型にセットした際、取付け脚部72a、73aは取付けボス部72a、73aを用いて射出成形コア型により押えることができるが、本体部71は取付けボス部72a、73aのようなものが存在しないことから、射出成形コア型により押さえることができない。このために、本体部71は表皮材の射出成形時にずれてしまうおそれがあるが、本体部71に保持片30を設けたために、保持片30を射出成形コア型により押えることによって、本体部71側における射出成形時の動きを防止できる。
保持片30の形成位置は上記に限定されるものでなく、軸線Yに対してずれた位置に形成されていれば他の部位でも良く、例えば、本体部71の取付け脚部72a、73aとは反対側の側部に互いに離間した状態で複数個設けたり、本体部71の上下両側部にそれぞれ形成するようにしても良い。
以上は、本発明に係る自動車用内装部品をドアトリム1に装着されるドアクリップ2に適用したものであるが、自動車のルーフトリムの両側に設置されるアシストグリップに本発明を適用してもよく、硬質の樹脂成形体からなるインサート部材をダブルインジェクション工法により、軟質樹脂で被包してなる構成のものであれば、本発明を有効に適用することができ、本発明は応用範囲の広いものである。
本発明は、インサート部材の裏面に必要以上の軟質樹脂が回り込んで、材料費が嵩んだり、成形時間が長くかかるという不具合を解消することができるばかりか、インサート部材と表皮材との間にバラツキがなく、精度の良い製品を得ることができるという効果を有し、ドアグリップ.アシストグリップなど、インサート部材をセットしておき、軟質樹脂を射出充填するダブルインジェクション工法により製作される自動車用内装部品及びこの自動車用内装部品の成形方法等として有用である。
ドアグリップの斜視図である。 自動車用のドアトリムからドアグリップを外した状態の分解斜視図である。 本発明に係る実施の形態を採用した自動車用内装部品であるドアグリップのインサート部材の斜視図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 ドアグリップのスイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程の初期状態の説明図である。 同スイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程でキャビティ形成状態の説明図である。 同スイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程で溶融樹脂の射出充填状態の説明図である。 同スイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程の最終段階であって保持片のカットの説明図である。 本発明に係る他の実施の形態を採用した自動車用内装部品であるドアグリップのインサート部材の斜視図である。 従来のドアグリップのインサート部材の斜視図である。 同ドアグリップのドアグリップ部の取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程の初期状態の説明図である。 同ドアグリップ部の取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程でキャビティ形成状態の説明図である。 同ドアグリップ部の取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程で溶融樹脂の射出充填状態の説明図である。 従来のドアグリップのスイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程の初期状態の説明図である。 同スイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程でキャビティ形成状態の説明図である。 同スイッチ取付け部に表皮材を射出成形する射出成形工程で溶融樹脂の射出充填状態の説明図である。 図16のC部の拡大図である。
符号の説明
1 ドアトリム
2 ドアグリップ
3 インサート部材
4 ドアグリップ部
5 スイッチ取付け部
6 握り部
7 取付け部
8 取付け部
9 取付け用ボス部
10 ボス孔
11 プレート部
11C 辺部
12 スイッチ挿入用開口部
13 壁面部
30 保持片(保持部)
60 表皮材
15 コア型
16 キャビティ型
17 凸部
18 押え部
20 キャビティ側成形型部
21 コア側成形型部
32 コア側成形型部
35 キャビティ側成形型部
41 保持片押え部(押え部)
42 表皮材押え部

Claims (8)

  1. インサート部材を射出成形金型にセットして、この射出成形金型のキャビティ内に軟質樹脂を射出充填することにより、前記インサート部材の表面を表皮材で被包するようにした自動車用内装部品であって、
    前記インサート部材は、このインサート部材が前記射出成形金型内にセットされ型締めされた状態で、前記射出成形金型の一部で保持される保持部を有することを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 前記保持部は前記表皮材の射出成形後に切除されることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 前記射出成形金型はコア型とキャビティ型とを有していて、このキャビティ型には、押え部と、この押え部の回りの前記表皮材を押える表皮材押え部とが設けてあり、前記インサート部材が前記射出成形金型内にセットされ型締めされた状態で、前記保持部が前記押え部で前記コア型に押付け固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用内装部品。
  4. 前記インサート部材が、ドアグリップ部とこのドアグリップ部に連なるスイッチ取付け部とで構成してあり、前記スイッチ取付部は、スイッチ挿入用開口部を形成したプレート部を有していて、このプレート部の、前記スイッチ挿入用開口部に隣接する辺部に、前記保持部が舌片形状の保持片として形成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかの一に記載の自動車用内装部品。
  5. 前記インサート部材は、本体部と該本体部の両端側部より一方向にそれぞれ延在するように形成された一対の取付け脚部とを有し、該両取付け脚部にそれぞれ取付けボス部が設けられて構成しており、前記本体部は、前記両取付けボス部の中心部を結ぶ軸線に対して所定寸法ずれた位置における側部に前記保持片を突出形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の自動車用内装部品。
  6. インサート部材を射出成形金型にセットして、この射出成形金型のキャビティ内に軟質樹脂を射出充填することにより、インサート部材の表面を表皮材で被包するようにした自動車用内装部品の成形方法であって、
    前記インサート部材に保持部を設け、前記インサート部材を射出成形金型内にセットし型締めした状態で、前記射出成形金型の一部で前記保持部を保持して前記インサート部材を前記射出成形金型内の正規位置に保持し、前記キャビティ内に前記軟質樹脂を射出充填するようにしたことを特徴とする自動車用内装部品の成形方法。
  7. 前記射出成形金型をコア型とキャビティ型とで構成して、このキャビティ型に、押え部と、この押え部の回りの前記表皮材を押える表皮材押え部とを設け、前記インサート部材を前記射出成形金型内にセットし型締めした状態で、前記押え部で前記保持部を前記コア型に押付け固定して前記インサート部材を前記射出成形金型内の正規位置に保持し、前記キャビティ内に前記軟質樹脂を射出充填した際に、前記表皮材押え部で前記表皮材を押え、この表皮材の射出成形後に前記保持部を切除するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の自動車用内装部品の成形方法。
  8. 前記インサート部材が、ドアグリップ部とこのドアグリップ部に連なるスイッチ取付部とで構成してあり、前記スイッチ取付け部は、スイッチ挿入用開口部を形成したプレート部を有していて、このプレート部の、前記スイッチ挿入用開口部に隣接する辺部に、前記保持部が舌片形状の保持片として形成してあることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の自動車用内装部品の成形方法。
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CN107263809A (zh) * 2017-08-02 2017-10-20 象山宁越模具有限公司 一种车门内把手模具及其模具的加工工艺

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