JP2005051946A - カーボンブラシの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カーボンブラシを精度よく且つ効率的に製造する。
【解決手段】 一列に搬送されるブラシ本体10の一端を、リード線を埋め込むために加工する。その後、加工されたブラシ本体10を把持して、所定距離移動させ、ブラシ本体10をリード線埋め込み位置まで搬送する。しかる後、ブラシ本体10の加工された一端にリード線を埋め込み、ブラシ本体10を一列に搬送する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、整流子電動機用のカーボンブラシの製造方法及びその製造装置に関する。
特許文献1に記載のカーボンブラシは、カーボン質のブラシ本体にリード線を配し、ブラシ本体とリード線との間に複合鋼粉を充填し、圧着する構造である。このようなカーボンブラシは、ブラシ本体の一端にリード線を埋め込むための穴を形成する工程と、かかる穴にリード線を埋め込む埋め込み工程と、ブラシ本体の他端をR面に加工する工程を経て製造することができる。これらの工程を実施するため、穴加工装置、リード線の埋め込み装置、R面加工装置を順に配設し、多数のブラシ本体を列状にして搬送しつつ、上記装置を順に作動させるものが知られている。
特開平07−230869号公報
ところが、加工装置、リード線の埋め込み装置、及びR面加工装置は大きく、各装置間には、ある程度の距離が必要となる。また、多数のブラシ本体を列状にして搬送すると、ブラシ本体の搬送方向の寸法のバラツキにより、長く搬送すると、各ブラシ本体の搬送距離にバラツキが生じる。このため、各装置の加工位置に、ブラシ本体が正確に位置しなくなるという問題点がある。また、かかる問題点を鑑みて、多数のブラシ本体を列状にして搬送せず、ブラシ本体の一個を把持し、各装置に順に搬送すると、位置ずれは生じないが、一個ずつの搬送のための機構が複雑になるという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、カーボンブラシを精度よく且つ効率的に製造することができるカーボンブラシの製造方法及びその製造装置を提供することである。
前記課題を解決するために本発明者らは、ブラシ本体の穴明け加工後に、ブラシ本体をピックアップして、リード線埋め込み位置付近まで搬送すると、精度良く且つ効率的な加工ができることを見いだして本発明を完成した。
すなわち、本発明のカーボンブラシの製造方法は、カーボン質のブラシ本体にリード線を接続するカーホンブラシの製造方法であって、前記リード線を埋め込むために前記ブラシ本体の一端を加工する加工工程と、前記加工工程で加工された前記ブラシ本体の一端に前記リード線を埋め込み、前記ブラシ本体を一列に搬送する埋め込み工程とを備え、前記加工工程で加工された前記ブラシ本体を把持して、所定距離移動させ、前記埋め込み工程の埋め込み位置まで搬送する搬送工程を設けている。
この構成によると、ブラシ本体を把持して、加工工程と埋め込み工程との間を搬送するため、搬送する間にブラシ本体の位置ずれが生じることがなくなる。このため、埋め込み工程において加工する際に、再度ブラシ本体の位置決めを行う必要がなくなり、無駄な工程を必要としなくなる。これにより、効率よくカーボンブラシを製造することができる。
本発明において、前記加工工程で加工されるブラシ本体の一端とは反対側の、前記ブラシ本体の他端をR面に加工するR面加工工程を、前記加工工程の前に備えていてもよい。
これによると、R面を基準にしてブラシ本体の一端を加工したり、一列に搬送することができ、寸法精度に優れたカーボンブラシを製造することができる。
本発明のカーボンブラシの製造装置は、カーボン質のブラシ本体にリード線を接続するカーホンブラシの製造装置であって、前記ブラシ本体を一列で搬送する第1搬送路と、この第1搬送路の終端付近に設けられ、前記リード線を埋め込むために前記ブラシ本体の一端を加工する加工装置と、前記加工装置で加工された前記ブラシ本体を把持して、所定距離移動させる搬送装置と、前記搬送装置で搬送された前記ブラシ本体を受け取り、一列で搬送する第2搬送路と、この第2搬送路の初端付近に設けられ、前記加工装置で加工された前記ブラシ本体の一端に前記リード線を埋め込む埋め込み装置とを備えて成る。
この構成によると、搬送装置がブラシ本体を把持して、加工装置と埋め込み装置との間を搬送するため、搬送する間にブラシ本体の位置ずれが生じることがなくなる。このため、埋め込み装置において加工する際に、再度ブラシ本体の位置決めを行う必要がなくなり、無駄な装置を必要としなくなる。これにより、効率よくカーボンブラシを製造することができる。
本発明のカーボンブラシの製造装置は、前記加工装置で加工されるブラシ本体の一端とは反対側の、前記ブラシ本体の他端をR面に加工をするR面加工装置を、前記第1搬送路の初端付近に備えていてもよい。
この構成によると、R面を基準にしてブラシ本体の一端を加工したり、一列に搬送することができ、寸法精度に優れたカーボンブラシを製造することができる。
この場合、前記搬送装置は、先端にチャックを有し、チャックされたブラシ本体に対する押出装置を設けたアームを基台に対して旋回可能に設けていてもよい。
この構成によると、距離がある加工装置と埋め込み装置との間を、簡単な装置で素早くブラシ本体を移動することができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のカーボンブラシ製造装置要部の概略図である。製造装置1は、フィーダ11と、R面加工装置12と、一端加工装置13と、回転搬送装置14と、リード線埋め込み装置15と、封止装置16と、マーキング装置17とを備えている。また、各装置間にブラシ本体10を搬送するための搬走路19、溝搬送路20、21が配設されている。ブラシ本体10は、フィーダ11、R面加工装置12、一端加工装置13、回転搬送装置14、リード線埋め込み装置15、封止装置16、マーキング装置17の順に搬送され加工される。以下、ブラシ本体10を加工する順に沿って詳細に説明する。
フィーダ11は、ブラシ本体10を1つずつ把持装置18に送出するための装置である。ブラシ本体10は、カーボン質からなる、ほぼ直方体の形状を有している。フィーダ11には、ブラシ本体10を1つずつ送出する排出口11aが備えられており、その排出口11a付近には、把持装置18が待機している。把持装置18は、1つのブラシ本体10が載置して把持できる大きさを有しており、搬送路19上を、フィーダ11と後述する溝搬送路20との間を往復運動する。また、把持装置18は、L字型の台上に、ブラシ本体10の幅に応じて調整可能な固定装置を備えており、フィーダ11から排出されたブラシ本体10が、把持装置18により把持される。把持されているブラシ本体10の一端は、把持装置18から露出している。フィーダ11からブラシ本体10が送出され、把持装置18がブラシ本体10を把持すると、把持装置18は搬送路19に沿って移動する。
搬送路19の中間付近には、R面加工装置12が配置されている。R面加工装置12は、把持装置18に把持されているブラシ本体10の一端をR面に加工するための装置である。図2は、R面加工装置12の部分拡大図である。図12に示すように、R面加工装置12は、円盤状の金属板12aと軸12bとを有しており、金属板12aが軸12bを中心に高速に回転している。この金属板12aの外周は断面円弧状の砥石となっている。高速に回転している金属板12aを、把持装置18が把持しているブラシ本体10の一端に押し当てることにより、ブラシ本体10の一端にR面加工が施される。なお、ブラシ本体10のR面は、R面加工装置12の金属板12aの円弧状砥石大のきさの異なるものの変更、又は、ブラシ本体10と金属板12aとの接触角度の変更などによって自由に調整することができる。
R面加工装置12により加工されたブラシ本体10は、把持装置18により、搬送路19の終端まで搬送される。搬走路19の終端付近には、溝搬走路20がシュート19aを介して隣接している。把持装置18は、ブラシ本体10を開放し、シュート19aを介してブラシ本体10を溝搬走路20に載置していく。図3は、溝搬送路20の拡大斜視図である。図3に示すように、ブラシ本体10は、R面に加工されている面が下方になるように載置される。溝搬送路20は、平行に延びている壁部材20a、20bを有している。また、固定部材20c、底調整部材20dが、壁部材20a、20bに挟まれて、同様に延在している。固定部材20cは、凸型の形状を有しており、凸部が、ブラシ本体10のR面と係合する形状を有している。これにより、一列搬送時の搬送精度が確保されるとともに、ブラシ本体10は安定し、後述する埋め込み装置13による上部からの圧力に対する強度が強くなる。また、固定部材20cの下方の底調整部材20dの高さを調整することで、異なる高さのブラシ本体10にも、同じ溝搬送路20を使用することが可能になる。壁部材20a、20bの間の距離は、ブラシ本体10を挟み込むことができ、且つ、ブラシ本体10がスライド移動することができる幅を有している。また、壁部材20a、20bの間の距離を変えることにより、寸法の異なるブラシ本体10にも対応することができる。ブラシ本体10は、溝搬送路20の部材20a、20bの間に一列に載置される。
溝搬送路20の初端には、ブラシ本体10を押出すための押出し装置2が備えられている。押出し装置2は、伸縮自在な棒状の部材2aを有している。押出し装置2は、棒部材2aが、溝搬送路20の壁部材20a、20bに平行に、且つ、壁部材20a、20bの間に位置するように配置されている。また、棒部材2aは、ブラシ本体10を、ブラシ本体10の搬送方向の寸法に相当する距離を押出すことができる。把持装置18が溝搬送路20にブラシ本体10を載置すると、押出し装置2がブラシ本体10を押出す。押出されたブラシ本体10は、押出し装置2と反対側に隣接するブラシ本体10を押出す。これにより、溝搬送路20の各ブラシ本体10は、押出し装置2と反対側に隣接するブラシ本体10の位置、まで移動する。また、溝搬送路20の初端に位置するブラシ本体10が押出し装置2により押出されることにより、溝搬送路20の初端にブラシ本体10を載置できる空間ができる。その空間に、把持装置18が把持している新たなブラシ本体10が載置される。以上の動作を繰り返すことにより、ブラシ本体10は、溝搬送路20に沿って移動する。
溝搬送路20の終端には、一端加工装置13が配置されている。一端加工装置13は、ブラシ本体10のR面が加工されていないもう一方の端部にリード線を埋め込むための孔を加工するためのものである。図4(a)は、溝搬送路20と一端加工装置13との概略図である。なお、図4(a)の溝搬送路20は、本来は見えないブラシ本体10が見える透視図となっている。図4(b)は、一端加工装置13により加工されたブラシ本体10の拡大図である。図4(a)に示すように、溝搬送路20のブラシ本体10が、一端加工装置13の直下の位置まで押出されると、一端加工装置13により加工される。まず、ブラシ本体10の上面(R面が施されている面を下面とする)に、リード線4の径よりも大きい穴(図示せず)を形成する。そして、その穴に首部10aを配設する。首部10aは、円柱状であり、その軸方向に空洞な孔10bを有している。孔10bはブラシ本体10に形成された穴と連通しており、その穴と略同じ径を有している。
図5は、回転搬送装置14の動作を表した拡大図である。図5に示すように、溝搬送路20の直線延長上で、溝搬走路21が配置され、溝搬送路21の初端には埋め込み装置15が配設されている。溝搬送路21は、図3で述べた溝搬走路20と同じ機能を有している。回転搬送装置14は、溝搬送路20と溝搬送路21との間に配設されている。
回転搬送装置14は、土台141上に、回転機構142が配設されている。さらに、回転機構142には、長方形の回転板143が配設されている。回転板143の一端には、回転機構142が配設されており、他端には、ブラシ本体10を挟んで固定する挟持機構144が配設されている。回転板143が、回転機構142を介して図中半円矢印方向に回転すると共に、挟持機構144が溝搬走路20と溝搬送路21との間を回転移動することができる。
ここで、挟持機構144について詳しく説明する。図6は、挟持機構144の上面図である。挟持機構144は、平行な平面状の壁部材144a、144bを備えている。壁部材144a、144bの間の距離は、溝搬送路20の壁部材20a、20bの間の距離とほぼ同じである。壁部材144a、144bの内側には、曲型部材144c、144dが配設されている。曲型部材144c、144dは、壁部材144a、144bの内側と接触する部分は直線となり、壁部材144a、144bの端よりもわずかに突出している。さらに、溝搬送路20、21との接触部分がRとなり、再び壁部材144a、144b方向に伸び、壁部材144a、144bの外側と接着している。曲型部材144c、144dを壁部材144a、144bの内側に配設することにより、幅が少し狭まり、ブラシ本体10を強固に把持することができる。また、壁部材144a、144bの間には、壁部材144a、144bに延在方向に往復移動可能な押出し部材144eが備えられている。押出し部材144eは、図6(b)に示すように、把持しているブラシ本体10を押出すためのものである。
図5に戻り、溝搬送路20の終端で、一端加工装置13により加工されたブラシ本体10は、さらに押出されて、搬送機構14の挟持機構144にスライド移動する。このとき、挟持機構144は、一端加工装置13側に位置している。また、挟持機構144の曲型部材144c、144dが溝搬送路20の部材20a、20bに接触している。これにより、ブラシ本体10が押出されると、そのまま挟持機構144の曲型部材144c、144dの間にスライド移動し、把持機構144に把持される。このとき、曲型部材144c、144dの幅は壁部材144a、144bの幅、つまりブラシ本体10の搬送方向に垂直方向の幅よりも小さいので落下することなく把持される。挟持機構144がブラシ本体10を把持すると、回転機構142を介して回転板143及び挟持機構144が180度回転する。そして、曲型部材144c、144dと、溝搬送路21とが接触する。押出し部材144eがブラシ本体10を押出し、ブラシ本体10を溝搬走路21にスライドさせる(図6(b))。押出し部材144eは、埋め込み装置15の直下の位置までブラシ本体10を押出す。
ブラシ本体10と埋め込み装置15の加工位置との位置決めを行うための位置決め装置3が、溝搬送路21と垂直に配設されている。位置決め装置3は、溝搬送路21の外部に配置されている。また、溝搬送路21の位置決め装置3側の壁部材には、貫通穴が形成されており、その穴に緩衝材(ウレタン)が圧入されている。位置決め装置3は、伸縮可能な棒部材3aを有しており、棒部材3aが間接的にブラシ本体10を押す構造となっている。ブラシ本体10を埋め込み装置15の直下になるように位置決めをする際には、回転搬送装置14の押出し部材144eが、ブラシ本体10の寸法分のみ送られた後、棒部材3aが伸び、ブラシ本体10を固定する。
埋め込み装置15は、一端加工装置13がブラシ本体10の孔10bにリード線4を埋め込み固定する。このリード線4の固定は、金属粉をブラシ本体10の孔10bに埋め込まれたリード線4の周りに充填し、金属粉を圧着してリード線4をブラシ本体10に固定することにより行われる。リード線4が埋め込み固定されたブラシ本体10は、上述したように1個ずつ押出されるように移動し、封止装置16まで搬送される。封止装置16は、ブラシ本体10に埋め込まれたリード線4を封止するためのものである。封止装置16は、図示しないタンクにエポキシ系の材料からなる封止剤をリード線4の周りに封入して接着するものである。リード線4が接続されると、ブラシ本体10はマーキング装置17まで移動する。マーキング装置17は、ブラシ本体10に製造番号などを印刷する。マーキング装置17は、打刻機などが使用される。
次に、カーボンブラシの製造工程について説明する。フィーダ11から、1つのブラシ本体10が排出される。排出されたブラシ本体10は、排出口11aの出口付近に待機している把持機構18に把持され、搬送路19を移動する。把持されているブラシ本体10は、把持装置18から突出している方の一端がR面加工装置12の金属板12aの円弧状砥石に押し当てられ、R面が形成される。R面が加工された後、把持装置18は、搬送路19の終端まで移動し、把持しているブラシ本体10を、シュート19aを介して溝搬送路20に移動する。
ブラシ本体10が溝搬送路20に載置される。このとき、ブラシ本体10のR面が、溝搬送路20の固定部材20cと嵌合している。また、溝搬送路20には、複数のブラシ本体10が隣接して載置されている。押出し装置2が、溝搬送路20の始端にあるブラシ本体10を押出す。押出されたブラシ本体10は、隣接するブラシ本体を押出す。そして、一端加工装置13の加工位置まで押出されたブラシ本体10の上面には、一端加工装置13により穴が形成され、その穴に首部10aが配設される。
一端加工装置13により加工されたブラシ本体10はさらに押出され、回転搬送装置14の把持機構144に把持される。回転搬送装置144は、ブラシ本体10を把持したまま回転し、回転搬送装置144を溝搬送路21に対向させる。その後、ブラシ本体10は、把持機構144の押出し部材144eにより溝搬送路21に押出される。押出されたブラシ本体10は、溝搬送路21に載置されているブラシ本体10を押す。これにより、溝搬送路21に載置されているブラシ本体10は、徐々に溝搬送路21上を移動する。またこのとき、位置決め装置3の棒状部材3aが、溝搬送路21の搬送路上に突出しており、ブラシ本体10は、この棒状部材3aに当たるまで押出される。また、その位置で、ブラシ本体10は、埋め込み装置15により、孔10bにリード線4が埋め込まれ、固定される。このリード線4の固定は、金属粉をブラシ本体10の孔10bに埋め込まれたリード線4の周りに充填し、金属粉を圧着してリード線4をブラシ本体10に固定することにより行われる。
リード線が埋め込まれたブラシ本体10は、回転搬送装置14からブラシ本体10が押出されると供に、溝搬送路21を移動する。順に押出され、封止装置16の加工位置に来ると、ブラシ本体10は、エポキシ系の材料からなる封止剤をリード線4の周りに封入して接着される。その後、さらに順に押出されて、マーキング装置17により、ブラシ本体10に製造番号などが打刻される。なお、本実施の形態では、封し装置15でブラシ本体10を加工した後、マーキング装置17で打刻しているが、他の加工後又は加工前にマーキングするようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態において、回転搬送装置14がブラシ本体10を把持して、一端加工装置13と埋め込み装置15との間を搬送するため、搬送の間にブラシ本体10の位置ずれが生じることがなくなる。このため、埋め込み装置15において加工する際に、再度ブラシ本体10の位置決めを行う必要がなくなり、無駄な装置を必要としなくなる。これにより、効率よくカーボンブラシを製造することができる。また、ブラシ本体10の一端をR面に加工するため、R面を基準にしてブラシ本体10の一端を加工したり、一列に搬送することができ、寸法精度に優れたカーボンブラシを製造することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、金属板を高速回転してブラシ本体の一端にR面を形成しているが、その他の方法でR面を形成してもよい。また、溝搬送路によりブラシ本体を列状にして、ブラシ本体を押出して搬送しているが、これに限定しない。さらに、埋め込み装置の加工位置とブラシ本体との位置合わせに伸縮自在な棒部材を備えた位置合わせ装置を用いているが、他の方法により位置合わせを行ってもよい。
本発明の一実施の形態に係るカーボンブラシ製造装置要部の概略図である。 図1に描かれているR面加工装置の部分拡大図である。 図1に描かれている溝搬送路の斜視図である。 図4(a)は、図1に描かれている一端加工装置の概略透視図である。図4(b)は、加工されたブラシ本体の拡大図である。 図1に描かれている回転搬送装置の動作を示す拡大図である。 図5に描かれている回転搬送装置の把持機構の上面図である。
符号の説明
1 カーボンブラシ製造装置
4 リード線
10 ブラシ本体
13 一端加工装置
14 搬送装置
15 埋め込み装置

Claims (5)

  1. カーボン質のブラシ本体にリード線を接続するカーホンブラシの製造方法であって、
    前記リード線を埋め込むために前記ブラシ本体の一端を加工する加工工程と、
    前記加工工程で加工された前記ブラシ本体の一端に前記リード線を埋め込み、前記ブラシ本体を一列に搬送する埋め込み工程とを備え、
    前記加工工程で加工された前記ブラシ本体を把持して、所定距離移動させ、前記埋め込み工程の埋め込み位置まで搬送する搬送工程を設けていることを特徴とするカーボンブラシの製造方法。
  2. 前記加工工程で加工されるブラシ本体の一端とは反対側の、前記ブラシ本体の他端をR面に加工するR面加工工程を、前記加工工程の前に備えていることを特徴とする請求項1に記載のカーボンブラシの製造方法。
  3. カーボン質のブラシ本体にリード線を接続するカーホンブラシの製造装置であって、
    前記ブラシ本体を一列で搬送する第1搬送路と、
    この第1搬送路の終端付近に設けられ、前記リード線を埋め込むために前記ブラシ本体の一端を加工する加工装置と、
    前記加工装置で加工された前記ブラシ本体を把持して、所定距離移動させる搬送装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記ブラシ本体を受け取り、一列で搬送する第2搬送路と、
    この第2搬送路の初端付近に設けられ、前記加工装置で加工された前記ブラシ本体の一端に前記リード線を埋め込む埋め込み装置とを備えて成るカーボンブラシの製造装置。
  4. 前記加工装置で加工されるブラシ本体の一端とは反対側の、前記ブラシ本体の他端をR面に加工をするR面加工装置を、前記第1搬送路の初端付近に備えていることを特徴とする請求項3に記載のカーボンブラシの製造放置。
  5. 前記搬送装置は、先端にチャックを有し、チャックされたブラシ本体に対する押出装置を設けたアームを基台に対して旋回可能に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載のカーボンブラシ製造装置。

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