JP2005051655A - 折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の開閉操作時のトルク発生機能を維持しつつ、生産コストの低減及び生産性の向上が図れ、また組立の際の電子機器の汚れが防止できる折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構を提供する。
【解決手段】開示される折畳み型携帯電話機(折畳み型電子機器)は、ヒンジ機構3の一端にはトルク発生機構を有するユニット化されたヒンジユニット軸14が設けられ、他端にトルク発生機構を有さないユニット化されたヒンジユニット軸15が設けられ、トルク発生機構を有さないヒンジユニット軸15が円筒軸受30と回動軸31と軸キャップ32で構成されて、そのヒンジ機構3で下筐体(第1の筐体)1と上筐体(第2の筐体)2が連結されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、折畳み型携帯電話機等の折畳み型電子機器及びそれに用いられるヒンジ機構に関する。
今日、下筐体(第1の筐体)と上筐体(第2の筐体)とがヒンジ機構を介して回動可能に連結された折畳み型携帯電話機が、広く採用されている。この種の携帯電話機は、一般に、第1の筐体と第2の筐体とがトルク発生機構を有するヒンジ軸を一端及び他端に設けたヒンジ機構で連結して開閉の際に、トルク発生機構のトルク(回転力)機能が働いて所定の回動位置で節度感が得られ、使い勝手のよいものとなっている。
近年、折畳み型携帯電話機等においては、ヒンジ機構に更に別の付加価値を加えるために、ヒンジ機構のいずれか一方の端が軸作用のない疑似ヒンジ軸、或いはトルク発生機構を有さないヒンジ軸にしているものがある。例えば、特許文献1は、ヒンジ機構の一端のヒンジ軸がカメラ内蔵の疑似ヒンジ部とされ、特許文献2は、ヒンジ機構の一端のヒンジ軸が回転速度を抑制するダンパーを備えたダンパーユニット部で構成されている。
ところで、折畳み型携帯電話機等のヒンジ機構は、特許文献2,3,4に示される如く組立作業の改善や部品点数を削減する等の観点から、ヒンジ機構のトルク発生機構を有するヒンジ軸がユニット化されている。
しかし、上述のいずれのヒンジ軸がユニット化されたヒンジ機構も、部品点数が比較的多く、また部品が複雑な形状をしていることから、組立作業の改善や部品点数の削減が十分に果し得ない。
そこで、折畳み型携帯電話機等の折畳み型電子機器、特にそのヒンジ機構において、簡単な構造にし、部品点数の削減が図られる技術として、この出願人は、先に折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構を提案した。
具体的には、その折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構は、一端のヒンジ軸がトルク発生機構を有するヒンジユニット軸にされ、他端のヒンジ軸がトルク発生機構を有さないヒンジ軸にされ、その他端のトルク発生機構を有さないヒンジ軸が、下筐体に一体に設けられたヒンジ軸で構成されている。そして、その折畳み型電子機器及びヒンジ機構は、簡単な構造になり部品点数が削減され、生産コストの低減が図れる。また、ヒンジ機構の一端のトルク発生機構を有するヒンジユニット軸によって、開閉操作時のトルク発生機能も維持されている。
特開2002−290523号公報(請求項3、〔0050〜0056〕、図4,図12) 特開2003−65320号公報(〔0007〕,〔0008〕,〔0010〕,〔0015〕、図1,図3,図5) 特開平11−68342号公報(図1,図2) 特開平11−163986号公報(請求項1、〔0013〜0022〕図2,図3)
しかしながら、上記折畳み型電子機器のヒンジ機構は、一端のヒンジ軸がユニット化された比較的簡単なトルク発生機構を有するヒンジユニット軸であり、また他端のトルク発生機構を有さないヒンジ軸が筐体一体型になっているので、簡単な構造で部品点数も少なく生産コストの低減が図れ、またヒンジ軸のユニット化によって組立作業を簡単に行う作業の改善になるが、トルク発生機構を有さないヒンジ軸が筐体に一体化されているので、下筐体と上筐体とを連結する組立時、筐体と一体化された他端のヒンジ軸をヒンジ機構の他端に嵌入する際に手間がかかり、必ずしも作業性がよいとは言えず、また手が筐体等に触れる機会が比較的多くなって、電子機器を汚す恐れがあった。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、筐体の開閉操作時のトルク発生機能を維持しつつ、生産コストの低減及び生産性の向上が図れ、また組立の際の電子機器の汚れが防止できる折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、折畳み型電子機器に係り、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ機構を介して回動可能に連結された折畳み型電子機器であって、前記ヒンジ機構の一端にはトルク発生機構を有するヒンジユニット軸が設けられ、前記ヒンジ機構の他端にはトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸が設けられ、トルク発生機構を有さない該ヒンジユニット軸が少なくとも円筒軸受と回動軸とで構成され、該円筒軸受と回動軸とが係止フックと係止受とによる係合構造で結合されてなることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の折畳み型電子機器に係り、トルク発生機構を有さない前記ヒンジユニット軸は、円筒軸受と、該円筒軸受を貫通する回動軸と、円筒軸受の他端に設けられた軸キャップとで構成され、これら円筒軸受と回動軸及び円筒軸受と軸キャップとが係止フックと係止受とによる係合構造でそれぞれ結合されてなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の折畳み型電子機器に係り、前記回動軸は、該回動軸の両端軸中心部にスリット凹部が形成され、該スリット凹部周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の折畳み型電子機器に係り、前記回動軸は、該回動軸の一端軸中心部にスリット凹部が形成され該スリット凹部周囲に係止フックが設けられ、回動軸の他端軸中心部に球面状凸面が形成され該球面状凸面周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の折畳み型電子機器に係り、前記折畳み型電子機器は、携帯電話機からなることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、折畳み型電子機器のヒンジ機構に係り、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ機構を介して回動可能に連結された折畳み型電子機器のヒンジ機構であって、該ヒンジ機構の一端にはトルク発生機構を有するヒンジユニット軸が設けられ、前記ヒンジ機構の他端にはトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸が設けられ、トルク発生機構を有さない該ヒンジユニット軸が少なくとも円筒軸受と回動軸とで構成され、該円筒軸受と回動軸とが係止フックと係止受とによる係合構造で結合されてなることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構に係り、トルク発生機構を有さない前記ヒンジユニット軸は、円筒軸受と、該円筒軸受を貫通する回動軸と、円筒軸受の他端に設けられた軸キャップとで構成され、これら円筒軸受と回動軸及び円筒軸受と軸キャップとが係止フックと係止受とによる係合構造でそれぞれ結合されてなることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構に係り、前記回動軸は、該回動軸の両端軸中心部にスリット凹部が形成され、該スリット凹部周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6又は7記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構に係り、前記回動軸は、該回動軸の一端軸中心部にスリット凹部が形成され該スリット凹部周囲に係止フックが設けられ、回動軸の他端軸中心部に球面状凸面が形成され該球面状凸面周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項6、7、8又は9記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構に係り、前記折畳み型電子機器は、携帯電話機からなることを特徴とする。
この発明の構成によれば、少なくともヒンジ機構の一端にトルク発生機構を有するヒンジ軸が設けられているので、折畳み型電子機器のトルク発生機能は、維持される。
また、ヒンジ機構の他端のトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸は、少なくとも円筒軸受と回動軸からなる少ない部品点数で構成されている。しかも、構造簡単な部品から成り立っている。従って、製造が簡単であり、生産性が向上し、併せて生産コストが低減できる。
それに、第1,第2の筐体を連結する組立は、予め別の場所又は別の工程で組立ることができるユニット化されたヒンジユニット軸をヒンジ機構の一端及び他端に嵌入する簡単な操作によって行われるので、組立作業が迅速に行われる。つまり、ヒンジ軸をユニット化し、その場で一つ一つ組み立てるのではなく、予め別の場所又は別の工程でヒンジユニット軸を組立ておいて、そのヒンジユニット軸をヒンジ機構に嵌入するだけであるから、組立作業が迅速に行われ、生産性の向上が期待される。
また、第1,第2の筐体を連結する組立は、ユニット化されたヒンジユニット軸をヒンジ機構に単に押し込む嵌入によって行われるので、汚れた手で筐体に触れることが少なくなって、組立の際の電子機器への汚れは防止できる。
筐体の開閉操作時のトルク発生機能を維持しつつ、生産コストの低減及び生産性の向上を図り、また組立の際の電子機器の汚れを防止するという目的を、少ない部品点数及び構造簡単な部品で実現させる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。発明は、実施例を用いて具体的に行う。
図1は、この発明の第1実施例である折畳み型携帯電話機の外観構成を示す斜視図、図2は同折畳み型携帯電話機の分解斜視図、図3は同折畳み型携帯電話機のヒンジ機構を軸方向(短手方向)に沿って切断した拡大断面図、図4は同ヒンジ機構一端の部分分解斜視図、図5は同ヒンジ機構一端のヒンジユニット軸の断面図、図6は同ヒンジユニット軸のトルク発生部材の分解拡大側面図、図7は同ヒンジ機構他端の部分分解斜視図、図8は同ヒンジ機構他端のヒンジユニット軸の断面図である。
この折畳み型携帯電話機は、図1及び図2に示すように下筐体1と上筐体2とヒンジ機構3で構成され、下筐体1と上筐体2とがヒンジ機構3によって回動可能に連結されている。即ち、ヒンジ機構のヒンジユニット軸14とヒンジユニット軸15との軸心が一致され、その一致した軸心を共通にして下筐体1と上筐体2とが回動可能に連結されている。下筐体1は、アッパーケース4とロアーケース5とからなり、その2つのケース4,5で構成される下筐体1にプリント配線基板8が内包されている。上筐体2は、アッパーケース6とロアーケース7とからなり、同様にその2つのケース6,7で構成される上筐体2にプリント配線基板9が内包されている。プリント配線基板8とプリント配線基板9は、フレキシブル基板10により接続されている。
下筐体1は、内部に送話部と電源収容部等が備えられ、そのアッパーケース4には送信番号や伝言等操作する複数の入力キー(ボタン類)11が設けられている。また、電源収容部を備えたロアーケース5には、その裏面部に電源収容部を閉塞する蓋12が着脱可能に設けられている。上筐体2は、内部に受話部等が備えられ、そのアッパーケース6には画面を表示する表示部13が設けられ、ロアーケース7の裏面側にはアンテナ(不図示)が設けられている。この下筐体1及び上筐体2には、携帯電話機としての諸機能を実現すのに必要な部品は勿論、それ以外の機能を果たすための各種電子部品や回路が、個別に又はアセンブリ状態で実装されている。
下筐体1のアッパーケース4には、上筐体2に連結する側上端16の左右にヒンジ機構3の一部になる円筒16a,16bが上端16と一体に設けられ、また上端16の中央よりには、同様にヒンジ機構3の一部になる半円筒16cが上端16と一体に設けられている。下筐体1のロアーケース5には、上筐体2に連結する側上端17の中央よりに半円筒17cが上端17と一体に設けられている。 上筐体2のアッパーケース6には、下筐体1に連結する側下端18の左右中程に同様にヒンジ機構3の一部になる円筒18a,18bが下端18と一体に設けられ、また下端18の中央よりに半円筒18cが下端18及び円筒18bと一体に設けられている。上筐体2のロアーケース7には、上筐体2に連結する側下端19の中央よりに半円筒19cが下端19に一体に設けられている。
そして、下筐体1と上筐体2との接合された連結間左右側に、円筒16a,16b,18a,18bから構成されるヒンジ機構3の軸受部3a,3bが形成されると共に、半円筒16c,17c,18c,19cから構成される基板カバー部3cが形成される。
ヒンジ機構3は、その左側軸受部3aにトルク機構を有するヒンジユニット軸14が嵌入され、その右側軸受部3bにトルク機構を有さないヒンジユニット軸15が嵌入され、その中央基板カバー部3cにフレキシブル基板10が装入されることで構成され、そのヒンジ軸3より下筐体1と上筐体2とが回動可能に連結される。
ヒンジユニット軸14は、具体的には図5に示すように、スプリング21が内包された円筒軸受20と、その円筒軸受20の一端に設けられた軸キャップ22と、円筒軸受20の他端に設けられた凸部23が形成された係合板24a及び凹部25と環状溝26とが形成された係合板24bとからなるトルク発生部材27(図6参照)と、円筒軸受20及びトルク発生部材27を貫通する回動軸28と、その回動軸28の他端に設けられた係止フック29とからなるユニット化されたヒンジ軸で構成されている。
なお、その係止フック29は、軸中心部にスリット凹部29aが形成され、そのスリット凹部29a周囲に鉤状片が配置されたフックが設けられた立体形状になっている。また、係合板24a,24bの中心には、図6に示すように回動軸28が貫通する中心孔28cが形成されている。
ヒンジユニット軸15は、図8に示すように、円筒軸受30とその円筒軸受30を貫通する回動軸31と円筒軸受30の他端に設けられた軸キャップ32とからなるユニット化されたヒンジ軸で構成されている。
円筒軸受30は、その円筒軸受30の他端内部に回動軸31と係合する環状の内面突起からなる係止受33が設けられ、円筒軸受30の他端外部に軸キャップ32と係合する環状の外面突起からなる係止受34が設けられている。回動軸31は、両端軸中心部にそれぞれスリット凹部35a,35bが形成されてそのスリット凹部35a,35b周囲に鉤状片が配置された係止フック36,37が設けられている。回動軸31は、円筒軸受30内部に嵌入されて係止フック37が円筒軸受30の係止受33に係合されている。軸キャップ32は、その軸キャップ32の一端に環状の係止フック38が設けられて、円筒軸受30の他端の係止受34に係合されている。
トルク発生機構を有するユニット化されたヒンジユニット軸14は、図4に示すように円筒軸受20及びトルク発生部材27,係止フック29に軸方向に沿ってキー溝39及び40,41が形成され、下筐体1と上筐体2とが連結されるヒンジ機構3の軸受部3aの円筒16a,18aには、キー溝39及び40,41に対応してキーリブ42及びキーリブ43が設けられている。
トルク発生機構を有さないユニット化されたヒンジユニット軸15は、図7に示すように円筒軸受30及び回動軸31に軸方向に沿ってキー溝44及び45が形成され、下筐体1と上筐体2とが連結されるヒンジ機構3の軸受部3bの円筒16b,18bには、キー溝44及び45に対応してキーリブ46及び47が設けられている。
そして、図3に示すように、ヒンジユニット軸14は、ヒンジ機構3の一端(左側)の軸受部3aに嵌入されて、ヒンジユニット軸14側に形成されたキー溝39及び40,41に軸受部3aの円筒16a,18a側に設けられたキーリブ42及び43がそれぞれ係合され、ヒンジユニット軸14先端の係止フック29が円筒18aの係止受48に係合されている。
このことによって、下筐体1の一端(左側)に設けられた円筒16aと円筒軸受20、上筐体2の一端(左側)に設けられた円筒18aと回動軸28がトルク発生部材27,係止フック29を介してそれぞれ一体的に固定されている。
ヒンジユニット軸15は、ヒンジ機構3の他端(右側)の軸受部3bの円筒16b,18bに嵌入されて、ヒンジユニット軸15側に形成されたキー溝44及び45に軸受部3bの円筒16b,18b側に設けられたキーリブ46及び47がそれぞれ係合され、ヒンジユニット軸15先端の係止フック36が円筒18bの係止受49に係合されている。
このことによって、下筐体1の他端(右側)に設けられた円筒16bと円筒軸受30、上筐体2の他端(右側)に設けられた円筒18bと回動軸31がそれぞれ一体的に固定されている。
そして、フレキシブル基板10が、ヒンジ機構3の中央に設けられた半円筒16c,17c,18c,19cからなる基板カバー部3c内に収容されて、下筐体1と上筐体2は、ヒンジ機構3の左右に設けられたヒンジユニット軸14,15の回動軸28及び回動軸31の軸心が一致され、その一致した軸心を共通にして回転可能に連結されて、折畳み可能となる実施例1の折畳み型携帯電話機が構成されている。
この実施例である折畳み型携帯電話機の使用にあたって、下筐体1と上筐体2とが開いている状態から閉じる時には、下筐体1表面(内面)と上筐体2表面(内面)とがなす角度が0度〜5度の範囲では、トルク発生部材27の係合板24aの凸部23と係合板24bの凹部25の係合によって、下筐体1と上筐体2とが閉じる方向にトルクが作用して両筐体1,2は強く閉じられる。
一方、閉じた状態から下筐体1と上筐体2とを大きく開く時には、下筐体1表面(内面)と上筐体2表面(内面)とのなす角度が150度〜160度の範囲では、トルク発生部材27の係合板24aの凸部23と係合板24bの凹部25の係合によって、下筐体1と上筐体2とが開く方向にトルクが作用し、両筐体1,2が略水平になるように強く開かれる。それ以外の角度では、係合板24aの凸部23と係合板24bの環状溝26とが係合して、その段階の開放角度(回動角)が維持される。このようにして、所定の回動位置(凡そ、0度付近及び180度付近)で節度感が得られる使い勝手のよい円滑な開閉操作が行われる。
この折畳み型携帯電話機の組立作業は、予め別工程又は別の場所でスプリング21が内包された円筒軸受20と軸キャップ22とトルク発生部材27と回動軸28と係止フック29とを結合してユニット化されたヒンジユニット軸14を組み立て、同様に円筒軸受30と回動軸31と軸キャップ32を結合してユニット化されたヒンジユニット軸15を組み立てる。このヒンジユニット軸14及びヒンジユニット軸15自体の組立は、各部品を単に結合することで組立られるので、比較的簡単に組み立てることができる。
次に、アッパーケース4とロアーケース5とを組み合わせて下筐体1を形成すると共に、その下筐体1にプリント配線基板8を内包する。また、アッパーケース6とロアーケース7とを組み合わせて上筐体2を形成すると共に、その上筐体2にプリント配線基板9を内包する。
その後、プリント配線基板8が内包された下筐体1とプリント配線基板9が内包された上筐体2とを、近づけて下筐体1と上筐体2とを連結するヒンジ機構3の軸受部3a,3bとなる円筒16aと18a及び円筒16bと18bとを接合させ、また基板カバー部3cとなる半円筒16c,17c,18c,19cを接合させて、その半円筒16c,17c,18c,19cからなる基板カバー部3c内にフレキシブル基板10を収容する。
この状態で、ヒンジ軸3aの一端の軸受部3aにヒンジユニット軸14を嵌入し、一方ヒンジ軸3の他端の軸受部3bにヒンジユニット軸15を嵌入し、ヒンジユニット軸14及びヒンジユニット軸15を備えたヒンジ機構3で下筐体1と上筐体2とを結合し連結する。
下筐体1と上筐体2とを連結する組立は、予め別の場所又は別の工程で組立ておいたトルク発生機構を有するユニット化されたヒンジユニット軸14をヒンジ機構3の一端の軸受部3aに嵌入し、同様に別の場所又は別の工程で組立ておいたトルク発生機構を有さないユニット化されたヒンジユニット軸15をヒンジ機構3の他端の軸受部3bに嵌入することによって行われる。従って、下筐体1と上筐体2とを組み立てて携帯電話機を製造する組立ラインで、ヒンジユニット軸14及びヒンジユニット軸15を、それらを構成している部品を一つ一つ組み立てる必要がなく、またヒンジユニット軸14及びヒンジユニット軸15をヒンジ機構3の軸受部3a,3bに組込む際にも、単にヒンジユニット軸14,15をヒンジ機構3の一端及び他端の軸受部3a,3bに嵌入することによって行われる。つまり、両方のヒンジユニット軸14,15を嵌入する際に、その場で一つ一つ組立のではなく、予め別の場所又は別の工程で組立ておいたユニット化されたヒンジユニット軸14及ヒンジユニット軸15を単に軸受部3a,3bに押し込む操作によって行われるので、組立作業が簡単に行われ、また迅速に行われ、生産性が向上する。
この嵌入の際、ヒンジユニット軸14及びヒンジユニット軸15は、ヒンジ機構3の軸受部3a,3bにそれぞれ嵌入する先端部にスリット凹部29aが形成された可撓性のある係止フック29及びスリット凹部35aが形成された可撓性のある係止フック36が設けられているので、ヒンジユニット軸14,15の先端部が弾力性のあるフックとして作用し、ヒンジ機構3の軸受部3a,3bにそれぞれ弾力的に係合し、確実な係合が得られる。なお、ヒンジユニット軸15の回動軸31は、他端側にもスリット凹部35bが形成された可撓性のある係止フック37が設けられているので、円筒軸受30の係止受33に係合する際にも、弾力性のある係止フック37によって、弾力的に係止受33に係合し確実な結合となる。
また、下筐体1と上筐体2とを連結する組立は、トルク発生機構を有するヒンジユニット軸14をヒンジ機構3の一端の軸受部3aに嵌入し、同様にトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸15をヒンジ機構3の他端の軸受部3bに嵌入することによって簡単に行われ、その際、手で下筐体1や上筐体2の主要部分を押える必要がない。従って、汚れた手が下筐体1及び上筐体2に触れる機会が少なくなって、組立時の携帯電話機の汚れが防止できる。
この実施例の折畳み型携帯電話機は、ヒンジ機構3の他端にトルク発生機構を有さないヒンジ軸15が設けられているが、ヒンジ機構3の一端にトルク発生機構を有するヒンジユニット軸14が設けられている。つまり、ヒンジ機構3の一端は、トルク発生機構を有するヒンジユニット軸14が設けられたトルク発生機能を備えたものになっている。従って、ヒンジユニット軸14の作用によって、必要なトルク機能は確保され、その機能が十分に発揮される。
図9は、この発明の第2実施例である折畳み型携帯電話機のヒンジ機構他端のヒンジユニット軸の断面図である。
この実施例2の折畳み型携帯電話機のヒンジ機構は、トルク発生機構を有さないヒンジユニット軸50が円筒軸受51とその円筒軸受51を貫通する回動軸52と軸キャップ53とで構成されている。
円筒軸受51と軸キャップ53は、実施例1と略同様の形状の部品から構成されているが、回動軸52のみが実施例1と異なる形状を有し、その回動軸52の一端にスリット凹部54aが形成されてそのスリット凹部54a周囲に係止フック55が設けられ、回動軸52の他端に球面状凸面56が形成されてその球面状凸面56周囲に係止フック57が設けられている。
ヒンジユニット軸50は、回動軸52の係止フック57と円筒軸受51の他端内部に設けられた環状の内面突起からなる係止受58とが係合され、軸キャップ53の一端に設けられた係止フック59が円筒軸受51の他端外部に設けられた係止受60に係合されて構成されている。
なお、図示されてないが、ヒンジユニット軸50の円筒軸受51と回動軸52には、第1実施例と同様にヒンジ機構3の他端に設けられた円筒16b,18bの内部のキーリブ46及び47が係合するキー溝がそれぞれ形成されている。
この実施例は、ヒンジユニット軸50を組み立てる際に、熱カシメ等により回動軸52の他端に係止受58に係合する係止フック57が簡単に形成され、円筒軸受51への組込みが容易になる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例では、折畳み型携帯電話機のヒンジ機構の左側にトルク発生機構を有するヒンジユニット軸が設けられ、ヒンジ機構の右側にトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸が設けられているが、勿論、左右逆にして、ヒンジ機構の左側にトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸を設け、ヒンジ機構の右側にトルク発生機構を有するヒンジユニット軸を設けてもよい。即ち、トルク発生機構を有するヒンジユニット軸が左右どちら側にあるかは、問わない。要するに、ヒンジ機構の一方端のヒンジ軸が、少なくともトルク発生機能を有するヒンジ軸であれば、折畳み型携帯電話機のヒンジ機構に必要なトルクが確保されるからである。
また、上述の実施例では、ヒンジ機構の他端のトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸は、円筒軸受と回動軸と軸キャップで構成されているが、必ずしも3部品で構成する必要はなく、例えば円筒軸受の他端を軸キャップを兼ねる閉鎖端とすることによって、ヒンジユニット軸を2部品で構成することができる。この場合には、部品点数が一層削減され、構造も簡単になって生産性の向上が図れ、生産上のコストの低減が期待される。
実施例では、折畳み型携帯電話機及びそのヒンジ機構について述べたが、折畳み型リモコンスイッチや携帯端末機器等の電子機器及びそのヒンジ機構に適用できる。要するに、第1筐体と第2筐体の両者が回動可能に連結していればよいので、この発明は、第1,第2の筐体が、ヒンジ機構によって回動可能に連結する折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構に採用することができる。
この発明の第1実施例である折畳み型携帯電話機の外観構成を示す斜視図である。 同折畳み型携帯電話機の分解斜視図である。 同折畳み型携帯電話機のヒンジ機構を軸方向(短手方向)に沿って切断した拡大断面図である。 同ヒンジ機構の一端の部分分解斜視図である。 同ヒンジ機構一端のヒンジユニット軸の断面図である。 同ヒンジユニット軸のトルク発生部材の分解拡大側面図である。 同ヒンジ機構他端の部分分解斜視図である。 同ヒンジ機構他端のヒンジユニット軸の断面図である。 この発明の第2実施例である折畳み型携帯電話機のヒンジ機構他端のヒンジユニット軸の断面図である。
符号の説明
1 下筐体(第1の筐体)
2 上筐体(第2の筐体)
3 ヒンジ機構
14 トルク発生機構を有するヒンジユニット軸
15,50 トルク発生機構を有さないヒンジユニット軸
30,51 円筒軸受
31,52 回動軸
32,53 軸キャップ
33,34,58,60 係止受
36,37,38,55,57,59 係止フック
35a,35b,54a スリット凹部
56 球面状凸部

Claims (10)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ機構を介して回動可能に連結された折畳み型電子機器であって、前記ヒンジ機構の一端にはトルク発生機構を有するヒンジユニット軸が設けられ、前記ヒンジ機構の他端にはトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸が設けられ、トルク発生機構を有さない該ヒンジユニット軸が少なくとも円筒軸受と回動軸とで構成され、該円筒軸受と回動軸とが係止フックと係止受とによる係合構造で結合されてなることを特徴とする折畳み型電子機器。
  2. トルク発生機構を有さない前記ヒンジユニット軸は、円筒軸受と、該円筒軸受を貫通する回動軸と、円筒軸受の他端に設けられた軸キャップとで構成され、これら円筒軸受と回動軸及び円筒軸受と軸キャップとが係止フックと係止受とによる係合構造でそれぞれ結合されてなることを特徴とする請求項1記載の折畳み型電子機器。
  3. 前記回動軸は、該回動軸の両端軸中心部にスリット凹部が形成され、該スリット凹部周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の折畳み型電子機器。
  4. 前記回動軸は、該回動軸の一端軸中心部にスリット凹部が形成され該スリット凹部周囲に係止フックが設けられ、回動軸の他端軸中心部に球面状凸面が形成され該球面状凸面周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の折畳み型電子機器。
  5. 前記折畳み型電子機器は、携帯電話機からなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の折畳み型電子機器。
  6. 第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ機構を介して回動可能に連結された折畳み型電子機器のヒンジ機構であって、該ヒンジ機構の一端にはトルク発生機構を有するヒンジユニット軸が設けられ、前記ヒンジ機構の他端にはトルク発生機構を有さないヒンジユニット軸が設けられ、トルク発生機構を有さない該ヒンジユニット軸が少なくとも円筒軸受と回動軸とで構成され、該円筒軸受と回動軸とが係止フックと係止受とによる係合構造で結合されてなることを特徴とする折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  7. トルク発生機構を有さない前記ヒンジユニット軸は、円筒軸受と、該円筒軸受を貫通する回動軸と、円筒軸受の他端に設けられた軸キャップとで構成され、これら円筒軸受と回動軸及び円筒軸受と軸キャップとが係止フックと係止受とによる係合構造でそれぞれ結合されてなることを特徴とする請求項6記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  8. 前記回動軸は、該回動軸の両端軸中心部にスリット凹部が形成され、該スリット凹部周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  9. 前記回動軸は、該回動軸の一端軸中心部にスリット凹部が形成され該スリット凹部周囲に係止フックが設けられ、回動軸の他端軸中心部に球面状凸面が形成され該球面状凸面周囲に係止フックが設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  10. 前記折畳み型電子機器は、携帯電話機からなることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
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