JP2005049575A - カラー液晶表示装置用カラーフィルタ側パネル基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】MVA用突起とポストスペーサを同時に形成することができるようにする。また、MVA用突起の単独形成、ポストスペーサの単独形成であってもよい方法を提供する。
【解決手段】少なくともカラーフィルタとMVA用突起とポストスペーサが設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起およびポストスペーサの製造工程が、少なくとも、MVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられた転写型にMVA用突起用材料とポストスペーサ用材料を兼用する材料を充填し、固化し、カラーフィルタ基板へ転写する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置における液晶の厚さを調整するポストスペーサを有する配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル、およびIPS型カラー液晶表示装置用パネルの製造方法に関する。
本出願において配向分割垂直配向とは、液晶ディスプレイにおける液晶の配向方法の一種であり、例えばMVA法と呼ばれている方法を意味する。(例えば特許文献1、非特許文献1参照。)以下、配向分割垂直配向をMVAと略記する。
現在のMVA方式のLCDパネルでは、CFの上のITO膜の上にMVA方式用の突起と、液晶層の厚さを規定するための柱状の突起(ポストスペーサ)が形成される。共に感光性樹脂を使用してフォトリソ法で形成しているが、後に述べる理由によって、同時に形成することが難しいので別々の工程で形成している。原理的には同一材料であっても問題ない材料を選定することができるので、できれば同時に形成することが望ましい。
現在実用化されている技術は、先に述べたようにポストスペーサとMVA用突起を別の工程で形成する方法である。すなわち、ポストスペーサとMVA用突起のいずれか一方を感光性材料塗布→パターン露光→現像で形成し、次に他方を同様に感光性材料塗布→パターン露光→現像で形成している。両者の形状(高さ、断面形状)が異なるので一回の工程で形成することが困難であるからである。特に現状ではMVA用の突起については、以下に示すように、お椀型やカマボコ型の形状を得るために、後加工で加熱しているが、もしもポストスペーサの材料MVA用の突起と同一の材料であれば、ポストスペーサも加熱流動してしまい、スペーサとしての用をなさなくなってしまう。
先ずMVA方式と、突起部のサイズや構造等について、以下に若干説明する。
このMVA方式のカラー液晶表示装置用パネル基板における、MVA用突起を設けて液晶の配向を制御する技術は、特許文献1で紹介されているように、画素内の液晶の傾斜方向が複数になるように制御し、全方位で均一な中間調表示ができる様にした技術であり、優れたコントラスト、視野角特性、応答速度を兼ね備えた液晶ディスプレイパネルを得ることができる。
ここで、MVA用の突起の平面形状は特許文献1の図11、図42、図71,図73等に記載されている形状であり、断面形状は同じく特許文献1の図19,図94,図108、図146,147,148図等に開示されている形状である。
また、実際にこの断面形状の突起を得る方法は、同じく特許文献1の図146,148に示されているが、感光性材料を使用して所望の位置に台形に近い断面形状を作成し、次に加熱することによって流動変形(ダレ)を生じさせる方法である。この方法で一応問題ないものが得られているが、さらに適正な断面形状を得る方法があれば好ましい。
MVA方式について以下図7に基づいて説明する。
図7(a)、(b)は、MVA型カラー液晶表示装置の動作をその断面で模式的に示した説明図である。図7(a)、(b)に示すように、MVA型カラー液晶表示装置10は、液晶15を介してMVA用突起13a、13bが設けられたアレイ側パネル基板11と
、MVA用突起14が設けられた対向用基板12とを配置した構造であるが、MVA用突起13a、13b及びMVA用突起14は互い違いの位置に設けられている。なお、MVA用突起の上には垂直配向膜が形成されている。
図7(a)は、電圧無印加時の状態を示し、電圧無印加時には液晶15は、両基板間で垂直に配向するが、MVA用突起13a、13b部及びMVA用突起14部の液晶は突起の斜面の影響によってわずかに傾斜している。
図7(b)は、電圧印加時の状態を示し、電圧を印加すると突起の斜面の液晶が傾斜しはじめ、斜面部分以外の液晶も予め与えられた斜面方向に従って順次に同一の配向をするようになっている。即ち、ラビング処理に代わり、突起を設けることにより液晶の配向を制御するものである。
図7(b)に白太矢印で示すように、電圧印加時の状態では、一画素内でMVA用突起13a〜MVA用突起14間の液晶は、図中左斜めに傾斜し、MVA用突起14〜MVA用突起13b間の液晶は、右斜めに傾斜する。すなわち、一画素中で液晶の配向が分割されたものとなり、視野角特性の優れた液晶表示装置となる。
次にスペーサについて述べる。ほとんどの液晶表示装置において、液晶層の厚さを制御するために、従来多く用いられている方法は、小さなビーズ玉をスペーサとして使用し、液晶中に分散させる方法である。MVA型でも同様である。その方法は、直径3〜10μmのガラス製やプラスチック製の球状体(ビーズ)を、パネル組み立て前に一方のパネル基板上に散布し、他方のパネル基板と合わせた上で周辺部1箇所を残して、もしくは1箇所に孔を開け、その部分から液晶の注入を行う方法である。
しかし、ビーズ玉をビーズスペーサ13に使用する方法は、液晶表示装置が大型になるに従って、上記液晶の注入時間が多くなっていた。また、ビーズスペーサの分布を均一にしたり、所定の部分へ過不足なく分布させることが難しいという欠点があった。
このため、感光性樹脂を使用して、所定の形状の感光性樹脂パターンを形成し、これをスペーサとする方法が実用化されている。(例えば、特許文献2、3参照。)その場合、その名称、を使用した材料にちなんでフォトスペーサとしたり、形状が柱状であるのでポストスペーサとしている。いずれの場合にもPSと略記されることがある。以下、通常のビーススペーサとはっきり区別したい場合は、形状に由来する名称であるポストスペーサを用いる。
特許文献2は強誘電体パネルのスペーサ形成に関するものであり、本発明の対象である通常液晶ディスプレイの場合と若干異なるが、発想は同じである。一方、特許文献3は通常の液晶ディスプレイを対象としているので、本発明と同一の対象である。この場合、感光性樹脂のスペーサ12はその平面形状は直径12±2.0μm程度で、高さは2.5〜4.0±0.2μmである。このようにして形成した感光性樹脂のスペーサを使用する利点は、第1に液晶層の厚さ=感光性樹脂で形成した感光性樹脂のスペーサの厚さをかなり厳密に制御することができ、配置を厳密に指定することがでる点であり、第2に液晶を封止する工程を短時間で行う事ができる点である。
すなわち、液晶を孔から注入する従来法の代わりに、組み立てる前に一方の対向用基板に塗布し、つぎに他方の対向用基板を重ね合わせる方法を採用することができ、生産性をはるかに向上させることができる。
このような利点があるので、スペーサ形成に感光性材料を使用する方法を採用する割合が増えている。
MVA用の突起とポストスペーサは同一材料であってもよく、同一の面の上に、共に感光性樹脂を使用して形成するので、先にのべたように、できれば同時に形成することが好ましい。しかし、両者の厚さと形状がかなり異なるので、これまではやむを得ず2回のフォトリソ工程で形成していた。また、材料も異なり、例えば、MVA用の突起には、加熱した際にダレる特性の材料を使用する必要があるが、ポストスペーサ用の材料は同温度に加熱しても流動しない材料を使用する必要があった。
このMVA用の突起と感光性樹脂のポストスペーサを同一工程で形成する方法が特許文献4に開示されている。この方法で一応目的が達成された。しかし、以下に示すように、かなり特殊な方法であり、また感光性樹脂を使用する方法なので、問題点として、工程が長く時間もかかる、以下に述べるように所望の突起断面を得ることが難しい、断面形状の再現性が低い等があり、さらによい方法が求められている。
すなわち、この特許文献4に開示されている方法は、露光量を厚さが薄い突起部については少なく、厚さが厚いポストスペーサ部については多くする方法である。異なる露光量を与える方法として、多重露光法と一定ピッチ移動と組み合わせた方法が開示されている。この方法によって従来の2回のフォトリソ工程より生産性が向上した。
しかし、感光性材料を使用する方法は、配向分割用突起の実際の作成方法が、加熱して流動させるという方法のみであるので、断面形状が先に述べたようにお椀型やカマボコ状に近い形状だけであり、その他の断面形状、たとえば三角形、を得ることが難しかった。また、工程が複雑であり時間がかかること、使用することができる材料が感光性樹脂に限られていること、工程中に使用する溶剤等がすでに基板上に形成してある他部材にたいして悪影響がないものを選定する必要がある等の問題があった。また、材料として感光性をもつものであることが必要なので、材料選択できる範囲が大幅に制限されていた。
一方、ポストスペーサを別の方法で形成する方法が特許文献5に開示されている。
その方法の概略は、カラーフィルタを転写法で作成する際に、転写基板に予めポストスペーサにするための凹部を形成しておき、そこへポストスペーサ材を充填し、次にカラーフィルタを形成し、全体をカラーフィルタ用のガラス基板へ転写するという方法である。この方法は、特許文献3等に示されている感光性樹脂を使用してポストスペーサを形成する方法よりも、ポストスペーサの高さの安定性や生産性の点で優れている。
しかし、以下に述べるように、この方法をそのまま採用しても、MVA用突起とポストスペーサを同時に形成することはできない。また、この方法にある程度の変形・改良・工夫を行っても、同時に形成できるようにすることはできない。
すなわち、特許文献5の方法は、転写基板上のネガ型感光性剥離層のパターンニングであった。ネガ型感光性なので、未露光部は現像工程で除去される。従って、遮光した部分に貫通穴があく。MVA用の突起に対応する凹部の部分は、下部が露光、上部が未露光とする必要があるが、これは通常の露光方法では原理的に難しい。
工夫の一例は、
a)ネガ型感光層を1層塗布し、PS部だけを遮光するフォトマスクを使用して露光し、b)次に重ねてもう一層ネガ型感光層を塗布し、PSとMVAに対応する部分を遮光するフォトマスクを使用して露光し、
c)現像する、
という2層の2回露光法がある。
しかし、ネガ型レジストでは、穴は形成できても、ほぼ
垂直の穴となり、カマボコ状やお椀型はできない。特許文献1の図147に示されている加熱によるレジストのダレを併用しても、凹部の断面形状はなかなかカマボコ状やお椀型にはならない。また特許文献1の図11に示されている三角形の棒状や角錐に近い形状を得ることもできない。しかも、PS部も加熱されるので、その頂上部がだれてしまう問題が発生する。
一方さらに工夫して、ポジ型レジストを使用し、レジスト中で光が吸収されるようにすれば、断面形状がカマボコ状やお椀状に近い穴も一応形成可能である。しかし、ポストスペーサ部は垂直に近い穴、一方MVA部はお椀型の穴とすることは、同一材料で、同一露光法で形成することは原理的にできない。

特許第2947350号公報である。

特開平11−337984号公報である。

特開2001−125113号公報である。


特開2002−236371号公報である。

特開2000−056122号公報である。

特開平05−241175号である。

「FALT―PANEL DISPLAY」日経BP社、1997年12月22日、P.146―149
特許文献5に開示されている方法を改良して、MVA用突起とポストスペーサを同時に形成することができるようにする。また、MVA用突起の単独形成、ポストスペーサの単独形成であっても、特許文献5に開示されている方法よりもよい方法を提供することが、本発明の課題である。
請求項1に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとMVA用突起とポストスペーサが設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起およびポストスペーサの製造工程が、少なくとも、MVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられた型にMVA用突起用材料とポストスペーサ用材料を兼用する材料を充填し、固化し、転写する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項2に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとMVA用突起とポストスペーサが設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起およびポストスペーサの製造工程が、MVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられた型を用いて、MVA用材料とポストスペーサ用材料を兼用する材料をプレスして成形する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
これにより、ポストスペーサの製造工程とMVA用突起の形成を同時に行うための新規な方法が提供された。
請求項3に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとMVA用突起が設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起の製造工程が、少なくとも、MVA用突起用凹部が設けられた型にMVA用突起用材料を充填し、固化し、転写する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項4に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとMVA用突起が設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起の製造工程が、MVA用突起用凹部が設けられた型を用いてMVA用材料をプレスして成形する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項5に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとポストスペーサが設けられたカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法であって、そのポストスペーサの製造工程が、少なくともポストスペーサ用凹部が設けられた型にポストスペーサ用材料を充填し、固化し、転写する工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項6に掛かる本願発明の課題解決手段は、少なくともカラーフィルタとポストスペーサが設けられカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのポストスペーサの製造工程が、ポストスペーサ用凹部が設けられた型を用いてポストスペーサ用材料をプレスして成形する工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項7に掛かる本願発明の課題解決手段は、請求項1または3または5に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、転写基板上にMVA用突起およびポストスペーサ、またはMVA用突起、またはポストスペーサを形成した後に、その上に少なくとも透明導電膜とカラーフィルタを含むカラーフィルタ基板を載置し、貼り合わせる工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項8に掛かる本願発明の課題解決手段は、請求項1または3または5に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、転写基板上にMVA用突起およびポス
トスペーサ、またはMVA用突起、またはポストスペーサを形成した後に、その上に少なくともITO膜とカラーフィルタを形成し、さらにその上からガラス基板を接着剤を介して貼り合わせる工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項9に掛かる本願発明の課題解決手段は、請求項1から8の何れか記載の配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、さらにその後の工程に不要部の樹脂除去工程を有する配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項10に掛かる本願発明の課題解決手段は、不要部の樹脂除去工程をプラズマアッシング法、パターン露光法、もしくはリフトオフ法のうち何れかによることを特徴とする請求項9記載の配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。
請求項11に掛かる本願発明の課題解決手段は、請求項1、3,5,に使用する転写型、請求項2,4,6に使用するプレス型を可撓性があるものとし、型の表面を、それぞれ充填する材料、プレスする材料、最初に載置する材料に対して、該材料を剥がす時点で離型性を有するものとすることを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。。
請求項12に掛かる本願発明の課題解決手段は、転写型とカラーフィルタ基板を貼り合わせる方法、プレス型をカラーフィルタ基板にプレスする方法がロール加圧法であることを特徴とする請求項1から9に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法である。ここでは、転写型とカラーフィルタ基板を貼り合わせるとは、転写型の上にMVA用突起材、ポストスペーサ材が形成されていたり、さらにITOやカラーフィルタが形成されているものと、カラーフィルタが形成されている基板やガラス基板を貼り合わせることを意味している。
本願発明により、第1にポストスペーサの製造工程とMVA用突起の製造工程を同時に行うことによって工程を少なくすることが可能になった。第2に、MVA用突起の断面形状が、これまでの感光性材料を使用した場合よりも、同一形状を安定すて形成することができるようになった。また、断面形状が三角形と言うより半円形に近い形状であったが、必要に応じて三角形に近い形状にすることもできた。この利点は、特にプレス型や注入型のMVA用突起部を形成する方法として切削法を使用した場合に顕著であった。この点において、本発明は、ポストスペーサを別の手段で設ける場合にも、MVA用突起の形成方法として有効である。
またポストスペーサの高さは、凹型の深さに比例し、そのバラツキを±0.05μm以下に抑えることは比較的容易であるので、液晶層の厚さが従来のものより均一な液晶セルを製造することができる。
カラー液晶ディスプレイパネルの対向基板の構造は、液晶表示装置の構造によりいろいろな種類があるが、本願発明が対象としているものは、少なくとも透明基板の上にカラーフィルタと対向電極と呼ばれる透明導電性膜とポストスペーサ、MVA用突起を有するものである。実際には、さらにブラックマトリックスやブラックストライプ、配向膜、オーバーコート層、などを含む。
なお、本願発明におけるカラーフィルタは感光性樹脂によるフォトリソ法で設ける場合
であっても構わないが、印刷法等の他の手段で設ける場合であってもよい。
請求項1において、転写型とは例えば図1a)に示した断面構造を有するものである。すなわち、型の支持基板の上に、MVA用突起部に対応する凹部、ポストスペーサに対応する凹部を有する離型性材部が密着した構造のものである。その他の凹部として、例えば特許文献5に記載されているように例えば周辺封止のための凸部等の、同時に形成した方が好都合な凸部を形成するための凹部を有してもよい。
支持基板は支持だけでなく、転写型の寸法精度を維持する作用も有する。離型性部材は、その凹部に充填されたり、その上に載せられる材料に対して、それを剥離・脱型する時点で離型性を有するものである。離型性材については、後述する。
その他の実際の構造としては、支持基板に凹部を形成した構造がある。この場合、凹部を形成した面の全面を離型性材で被覆された表面にする必要がある。また、別の構造として、凹部を形成する材料が離型性を有しない場合、その表面を離型性を有するもので被覆した構造がある。
転写型の寸法は転写時の加圧や、作業温度の変化によって変化する可能性がある。一般にこのようなカラー液晶パネル基板上のカラーフィルタ等のパターンには、寸法精度として1mあたり数μm以下の誤差が要求されている。このため、支持基板としては熱膨張率が液晶パネルに使用されるガラス基板と同じものが好ましく、またプレスの圧に耐えられるものが好ましい。
実際の材料としては、液晶パネルに使用するガラス基板が通常の低膨張ガラスである場合には、42鉄・ニッケル合金が熱膨張率が一致しているので好ましい。また、ソーダライムガラスである場合には426鉄・ニッケル合金が好ましい。これら合金は圧力に強く、また化学的にも安定していて、錆びることもない。
支持基板の厚さは0.2〜0.5mm程度が扱い易く、また請求項12におけるロールプレス法を使用した場合、可撓性があるので、厚さムラがあるカラーフィルタフィルタ基板(ガラス基板)との密着性を容易に得ることができる。インバー材も同様に使用することができる。
なお、転写型が頑丈であっても、ガラス基板が1mm程度以下の厚さなら、ガラス基板に厚さムラがあっても、また転写型が完全な平面でなくても、ガラス基板の下にゴム板等の弾性板を敷いたり、ゴムロールで加圧すると、ガラス基板のほうが曲がって転写型、プレス型が剛体であっても、密着するようにすることができ、転写を完全に行うことができる。
離型性材としては、まず精密な形状を形成することができることが必要である。
また、充填されるMVA用材料、ポストスペーサ用材料に対して安定であり、またMVA用突起やポストスペーサを離型・脱型することが容易な材料であることが必要である。離型性・脱型性がよく、プレス法、注型法で凹部を形成することが可能な材料として、フッ素樹脂、高密度ポリエチレン、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂等がある。精密な形状を形成する方法としては、第2に切削法がある。
たとえば機械的切削、エッチング加工による切削、レーザ加工による切削がある。第3にエッチング法、第4にパターンメッキ法、電鋳法がある。
支持基板や精密加工が可能な材料で凹部を形成する場合、それらの材料に離型性がない場合には表面に離型性・脱型性を賦与する必要がある。その方法として、表面にフッ素系の脱型材を毎回塗布・噴霧する方法や、表面にいわゆる離型層を形成する方法がある。例えばフッ素樹脂やシリコーン樹脂のコート、離型性メッキ(例えばフッ素樹脂とニッケルの共析メッキ)がある。また、この場合、凹部の形成方法としては、切削やレーザ加工とともに、熱プレス加工やイエンジェクション加工、電鋳法がある。
MVA用突起に使用することができる材料は、種々のテストの結果選定されているが、例えば特許文献1に記載されている材料がある。例えば、アクリル系の樹脂がある。本発明においては、そのような選定を経た材料であって、しかもポストスペーサ材として使用することができる材料を使用する。アクリル系の樹脂はポストスペーサ材として使用することもできる。
転写型にMVA用突起用材料等を充填するとは、転写型の凹部のみに充填する場合と凹部以外の部分にも材料を載せることを含む。凹部以外にも載せた場合、不要部にも載せてしまう場合があるが、不要部はドクターで掻き取ったり、請求項9に記載されている方法等によって除去する。
転写型に流動性材料を充填する方法としては、通常の塗布方法、例えばロールコート法、カーテンコート法、インクジェット法等がある。また粘度が高い場合にはリバースコート法やラミネートコート法がある。ラミネートコート法とは、例えば特許文献6に開示されている方法である。
固化するとは、完全に固体化することを意味するのではなく、転写する際に転写型に残留することなくカラーフィルタ基板等へ転写することができる程度に固形化することを意味する。完全に固体化して剛体となってしまうと、凹部から離型し難くなったり、カラーフィルタ基板との接着性がなくなったりして不都合な場合がある。実際には、固化の程度はテストして決定する。
固化する方法とその程度については、後に詳しく記載するが、溶剤分の揮発、材料に光硬化性や熱硬化性を賦与して、光硬化や熱硬化するなど方法を用いる。アクリル系の材料はこのような硬化性を賦与することが容易である。固化は、必ずしもMVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられた型に材料を充填する工程の直後に行う必要はなく、その間にカラーフィルタ基板を設けたり、貼り合わせたり、画素電極等の各種電極を設けたりしてもよく、離型・脱型までの間に行えばよい。
なお、MVA用突起やポストスペーサとしての機能を発揮する為には、完全に固体化する必要がある場合がほとんどであるが、その場合は、転写後の後工程で加熱したり、露光したりして、完全に溶剤を揮発させたり、重合反応を完了させたりする。
固化の方法として、溶剤を含む材料の場合、第一に溶剤を蒸発させる方法がある。蒸発する際に体積が減少する。一般的には、材料はガラス基板に付着しているので、幅は変化しないで、厚さが減少する。
熱硬化型、または硬化剤添加硬化型のMVA用材料、ポストスペーサ用材料を使用する場合には、硬化に時間がかかり、その間プレス型をはずすことができない場合がある。その場合には、平板状のプレス型を使用し重ねた状態で硬化するまで放置する。この場合には先に示した平板状のプレス型を使用することが好ましい。
請求項2において、MVA用材料、ポストスペーサ用材料を材料がプレス成形可能なも
のならば、プレス成形法を採用することができる。プレス型の基本構造は転写型と同じである。例えば、プレス型は、離型性があり、さらに精度確保のために変形が少ない材料や、変形の影響が少ないが選択されるので、例えばシリコーンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂等の離型性のよい樹脂が金属板に裏打ちされたものがある。また、金属製として表面に離型処理を施したもの、など各種のものがある。また、製法もほぼ同じでよい。
プレス型の形状は、平板状のものでも構わないが、脱泡の関係上ロール形状のものが好ましい場合もある。なお、プレス型が平板状の場合は、気泡が内部に残らない様に、端部から順次プレスした方が好ましく、また離型は端部から行うので、可撓性があることが好ましい。
プレスは、すくなくともプレスによりポストスペーサが設けられ、表面が平滑になる様な圧力や温度条件で行う必要があるが、これはカラーフィルタ材料やオーバーコート材料などの条件により変化するものであるので、適宜その材料に合わせて調整すれば良い。
通常のプレス型は頑丈な金型である場合がほとんどであるが、本発明のプレス型はダレない程度の粘度にした配向突起用材料、ポストスペーサ材料をプレスして成形するので、圧力として平圧の場合1kg/cm2以下、ロールプレスの場合線圧で1kg/cm以下で充分であるので、その圧力で変形しないものでならよい。頑丈なプレス型の場合、ガラス基板の厚さが1mm以下程度であれば、ガラス基板側からロールプレスを行うことによって、均一な圧力を印加することができる。表面の離型性・脱型性については、転写型と同様な特性が必要である。
プレス法の場合のポストスペーサ用凹部の断面形状としては、プレス工程の容易さの点からは開口部が底面より広い逆台形が好ましい。しかし、プレス型としてゴム弾性があるものを使用すれば、若干なら台形であってもよい。深さは、液晶層の厚みに両パネル板の後加工により最終的に厚みに寄与する厚さを加えた長さに、さらに上で既に述べる厚さの減少分を考慮して決定するのが一般的に好ましい。
なお、プレスによる成型効果を向上するために、プレス状態で樹脂材料を硬化させるのも有効であるが、その様な工夫を行わなくても十分成型効果が得られ、そのままプレス型から外せるものであればその様な工夫はなくても良い。
硬化方法としては、紫外線硬化、熱硬化、電子線硬化など各種の硬化方法を条件により選択できる。
プレス型から外す方法も、各種の方法が選択可能であるが、成型形状を維持するためには、プレス型が平板形状の場合は端部から順次行うのが好ましい。
請求項3、4は、MVA用突起を形成する場合についてであり、転写型、プレス型、MVA用突起用の材料については請求項1,2と同様でよい。また、突起を形成するのと同時に例えば、液晶封止用の土手を周辺部に同時に形成してもよい。
請求項5,6はポストスペーサを形成する場合についてであり、転写型、プレス型、ポストスペーサ材のついては請求項1,2と同じでよい。また、同時に封止用の土手等を形成してもよい。この場合は、MVA構造でない液晶パネルにも有効である。特に、IPS構造に対して有効である。IPS構造の場合、対向の透明電極がないので、それを露出させる工程が不要であるからである。
請求項7は、別に作成したカラーフィルタ基板を載置する場合についてであるが、突起部等がカラーフィルタ基板の所定位置に形成するために、載置する際に位置合わせが必要である。位置合わせは、通常のX−Y−θテーブルと、アライメントマークを検出しX−Y−θテーブルへフィードバックする制御系を使用する方法を使用することができる。載置する際に気泡の混入を避ける必要があるが、減圧中で載置する方法がよい。ただし、転写型が可撓性であれば、ロール加圧で端部から順次加圧することによって、大気圧で載置しても気泡の混入を避けることができる。
請求項8は、転写型の上にカラーフィルタまで形成し、ガラス基板を載置して貼り合わせ、全部を転写する方法である。この方法の利点は、転写型の上でほとんどの工程を行う点である。ガラス基板の搬送は大型になるにつれて各種注意が必要となるし、厚さムラがあるので材料の均一塗布の方法も制限される。可撓性金属板を使用した転写型であれば、取り扱いが容易になり、厚さムラも少ないので、材料の均一厚さ塗布の方法も制限が減る。また薄いので、例えばITO成膜装置へ装てんすることも容易である。
ブラックマトリクスを形成する方法として、クロム膜を使用することはできないが、黒色の感光性樹脂を使用する方法で形成することができる。ブラックマトリクスの内部に各色のカラーフィルタ層を形成する方法としては、通常の感光性色材を使用する方法でもよいが、固形分の少ない色材インキを使用することもできる。例えば、インクジェット法でインキングすることができる。ブラックストライプの厚さのほうがカラーフィルタ層の厚さよりかなり厚くなるが、接着剤で転写するので、問題は生じない。
この方法に使用するガラス基板との接着に使用する接着剤としては、透明であること、偏光性がないこと、必要な耐久性を有すること、などの条件を満たすもので有ればどの様なものでも構わず、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂などの中から選択でき、特にアクリル系樹脂がカラーフィルタにも使用されている点で好ましい。さらには、カラーフィルタの材料成分から色素顔料を除いた組成を中心とすることが好ましい。

請求項9は、不要部に存在するMVA用突起材、ポストスペーサ材を除去する工程についてであるが、対向電極上のMVA用突起材、ポストスペーサ材は、存在すると高い駆動電圧が必要となるので、できるだけ除去することが望ましい。除去する手段はプラズマアッシング、パターン露光法、リフトオフ法などがある。
プラズマアッシングとは、電離気体と物質の反応を利用したものであり、反応によって物質が気体状態になることによって、除去されることを図る方法であり例えば酸素プラズマ中においた有機物は酸素イオンと反応して二酸化炭素や一酸化窒素や水になる。これによりすべての部分の厚さを均一に少なくする方法であり、プラズマアッシングする厚さより対象の厚さの法が薄い場合は、その部分の層は全くなくなり、対象の厚さがプラズマアッシングする厚さより厚い部分だけ残すことができる。従って、この方法を用いる場合は、所望の厚さよりプラズマアッシングする厚さ分だけ厚く形成する必要がある。
パターン露光法とは、フォトマスクなどにより感光性樹脂をパターン部分、もしくはその逆パターンにて露光し、現像することにより所望パターンを得る方法である。なお、光に代わって電子線露光などを用いる方法も可能である。
リフトオフ法とは、パターン化しようとする層は全面形成するが、その下層に予めリフトオフ材をパターン化して形成しておき、そのリフトオフ材を除去することにより、そのリフトオフ材の上に乗っている部分のみを除去することによりパターン化する方法である。この場合、リフトオフ材は単にパターン化に用いられる場合もあるが、他の機能を発揮する層である場合もある。
さらに具体的には特願2003−148679号に記載された方法による。
請求項11において、可撓性がある転写型、プレス型が好ましいと記載されているが、その構造、製法、使用した場合の利点については先に述べた。さらには、支持基板としては熱膨張係数がほとんどゼロであるインバー材も好ましい場合がある。また、表面の離型性を高くする方法として、研磨して平滑性を高くする方法がある。また、金属表面であっても、親水性金属、例えばクロム、ニッケル、亜鉛等の場合には、MVA法突起の材料、ポストスペーサの材料が固化した状態で、離型性が出現する。
なお、転写型、プレス型が剛体である場合には、ガラス基板を端部より持ち上げて剥離する。ガラス基板の厚さが1mm以下の場合に特に有用な方法である。
請求項12において、ロールプレスに使用するロールは、ガラス基板の厚さムラ等の原因で均一な加圧が難しい場合に使用することが有効であり、その際にはロールの材質は弾性のあるゴムのほうが金属より好ましい。少なくとも表面にゴムをライニングしたロールが好ましい。
まず、対角40インチの3:4型のテレビのカラーフィルタ側基板作成に使用する凹型を以下のようにして作成した。
まず凹型の母型を以下のようにして作成した。対角40インチの液晶テレビのポストスペーサパターンを光透過パターンとして有するガラスマスクと、MVA用突起パターンを光透過パターンとして有するガラスマスクを用意した。MVAガラスマスクのマスク面にネガ型感光性樹脂(東京応化製PMER N−D40P)をスピンコートし乾燥厚さ4μmの膜を形成した。ポストスペーサパターンを有するガラスマクしを使用して、ネガレジスト面から露光し、現像し、高さ3.0±0.2μm、下辺線幅15μm、上辺線幅12μmの順テーパ台形断面のポストスペーサの突起を設けた。
さらに、この突起があるマスク面にネガ型感光性樹脂(東京応化製PMER N−D40P)に紫外線吸収剤を添加したものをスピンコートし乾燥厚さ2.0μmの膜を形成した。ガラス面から所定の露光条件で全面裏露光し、現像して、高さ1.4±0.3μm、下辺線幅11μm、の順テーパの略三角形断面のMVA用突起とポストスペーサの突起を有する母型を得た。ここで、ガラス面からの裏露光の条件は、予備テストでMVA用突起の断面形状が三角形になる条件を見いだした条件を使用している。感光性樹脂の中に紫外線吸収剤が入っているので、露光した光が散乱しながら吸収されるので、紫外線吸収剤の種類と添加量と露光条件を選定することによって、現像後の感光性樹脂の断面形状が三角形に近いものを得ることができる。
この母型にシリコーンゴム(東芝シリコーン社製TES3508)に所定の硬化剤を所定量添加したものを多めに塗布し、その上に金属板(42合金:鉄−ニッケル合金)の縦1200mm、横1000、厚さ0.3mmのものに、指定されているプライマーの処理を行ったものを、間に気泡が入らないように置いた。隙間間隔を維持するために周囲にポストスペーサを置き、かつ金属板は緊張した。ポストスペーサの厚さは2mmとした。
シリコーンゴムが硬化した後、金属板を端部から持ち上げると、シリコーンゴム21の層は金属板22に接着し、ガラス基板から剥がれた。シリコーンゴムの表面にはレジストの突起部に対応する凹部が形成されて凹型20が完成した。
なお、ポストスペーサとMVA用突起部を形成するための樹脂との離型性が充分なら、シリコーンゴムの代わりにポリエチレン、ポリプロピレンや、CD製造用金型に使用されている材質等でも構わない。ポリエチレンやポリプロピレンの場合は例えば加熱成形法で型を作成する。金属型の場合にはCD製造に使用されているスタンパーの製法を使用することができる。離型性が不足する材質であっても、離型剤を使用することができる場合には、使用することができる。
実施例1で作成した凹型20を用いたMVA型カラー液晶表示装置のカラーフィルタ側(対向電極側)のパネル基板の製造方法を、図1および図2を用いて説明する。まずこの型20は、金属板22上にシリコーンゴム21が設けられ、このシリコーンゴム21の表面にはレジストの突起部に対応するMVA用突起用凹部2およびポストスペーサ用凹部1が形成されている(図1(a)参照)。
この型にMVA用突起用として適当であり、さらにポストスペーサ用として適当である硬化性樹脂材料液を、スピンコート法で塗布し、必要に応じて溶剤を蒸発させ、樹脂層3を形成した(図1(b)参照)。塗布方法は、凹部に樹脂材料液を充填することができて、かつその他の部分に樹脂材料液を所要の厚さ載せること事が可能であれば他の方法、例えばカーテン塗布法、ロールコート法、さらには特許文献6に記載されているラミネータ法などでも構わない。
さらに、別途作成済みのカラーフィルタ基板25をその上に、静かに位置合わせして載置した(図1(c)参照)。このときポストスペーサ部の位置がブラックマトリックス内の所定の位置であるように、X−Y−θ定盤の位置移動して位置合わせして載せることで位置合わせを行った。なお、概略位置合わせしてからCCD等でアライメントマークを参照して高精度でXY方向に位置をずらす方法であっても構わない。
この状態で、樹脂3を十分硬化させた上で、この型から端部からカラーフィルタ基板25をそらしながら外した(図1(d)参照)。なお、紫外線硬化性の材料を使用したが、2液硬化型や熱硬化型の材料を使用することができる。
次に、所定の部分にITO膜を形成するため、リフトオフ法を用いた。すなわち先ず、この上ポストスペーサ用の突起がある面に感光性樹脂膜23を全面に形成し(上述と同様の材料、厚さ)(図2(e)参照)、ポストスペーサおよびMVA用突起部分のパターンを有するフォトマスク29を用いて紫外線ランプ27で露光し(図2(f)参照)、現像することでポストスペーサ38およびMVA用突起13部分のみ感光性樹脂膜23を残した(図2(g)参照)。次に、全面に厚さ1500ÅのITO膜24をスパッタリング法により形成した(図2(h)参照)。次に、残っている感光性樹脂膜23を除去した。その結果、除去された感光性樹脂膜23の上の透明導電膜24も同時に除去された。このようにして、ポストスペーサ38およびMVA用突起13部分を除いて透明導電膜24からなる画素電極16を形成し(図2(i)参照)、MVA型カラー液晶表示装置用パネル基板11が得られた。
凹型を形成する別の例を以下に示す。
実施例1の型に代わって平面精密切削加工機(5軸加工機)の加工用定盤に厚さ3mmのインバー材(サイズは、所要のポストスペーサ全部が入りさらに周囲200mmの余裕があるサイズ。)を取り付けて、ポストスペーサとMVA用突起部材の形状が凹部となるように精密切削加工し、次に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を含有する厚さ
5μmニッケルーリンの複合メッキ膜を、上村工業株式会社製のニムフロンFRSを使用して無電解メッキ法により形成することでフッ素樹脂膜を形成して型を作成してこれを利用した。他は実施例1と同様である。
凹型を形成する別の方法を以下に示す。
実施例1の型に代わって、実施例1の方法で作成した母型に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を含有する厚さ5μmニッケルーリンの複合メッキ膜を、上村工業株式会社製のニムフロンFRSを使用して無電解メッキ法により形成し、さらにその上に電気メッキ法で銅を100μm析出させた。その上に厚さ300μmの42鉄−ニッケル合金の板をゴム系の接着剤で貼り合わせることにより金型を作成し、これを利用した。
ポストポストスペーサ部と配向分割用突起部に適した樹脂を凹版へ注入する方法で形成する方法を、以下、図3と図4と図5を用いて説明する。
実施例1で得られた型20(図3(a)参照)に配向分割用突起用、かつポストスペーサ用樹脂材料液を、固形化した際の厚さが平坦部で約2000Åとなるまで樹脂材料を充填し(図3(b)参照)、固化した樹脂層3を形成した。その上に、スパッター法で厚さ1500ÅのITO膜を形成した(図3(c)参照)。次にその上に感光性樹脂法によりブラックマトリックス(BM)9を形成した(図3(d)参照)。さらに、画素部分にその所望する画素に対応する色のカラーフィルタ材料8を、印刷法を使用して大概位置合わせして設け(図3(e)参照)た上でプレス28した(図4(f)参照)。このようにして、凹版転写型の上にポストスペーサ部、配向分割用突起部を有する樹脂層とその上にITOと、さらにその上にBMとカラーフィルタが形成されているものを得た(図4(g)参照)。
さらに、アクリル系光硬化性接着剤26を2000Å厚になる様に介してガラス基板4を端部から順に上下からロールプレス28する方法によりプレスした(図4(h)参照)。なおこのとき、気泡混入対策として真空中プレスが特に有効な方法である。また、シリンダープレスも装置小型化の観点で有効な場合もあり、ロールは一段でなく二段以上であっても構わない。さらに、アクリル系樹脂としては、カラーフィルタ材から着色顔料分を除いたものを使用することが望ましく、厚さは2000Åでなくても、充分な接着力が得られる厚さであればよく、その中でも一般に薄いほうが望ましい。
その上で、この光硬化性接着剤26を紫外線ランプ27で全面露光し、光硬化し(図4(i)参照)、次に脱型した(図5(j)参照)。
最後に、酸素プラズマ中でアッシングして(図5(k)参照)、凸部以外の平坦部の樹脂分を除去し、ITO面を露出させ、所望するものを得た(図5(l)参照)。
プラズマアッシングでは、全面が均一の厚さに除去されるので、MVA用突起用の凹部、ポストスペーサ用の凹部は、この減少分に見合っただけ凹部の形状を調整して作成する必要がある(図5(k)、(l)参照)。
ポストスペーサ部とMVA用突起部形成用の凹型をX−Y−θテーブル上におき、実施例5の方法でポストスペーサ部とMVA用突起部を有する樹脂層を形成した。その上に、カラーフィルタとブラックストライプが既に設けられたカラーフィルタ基板を定盤に吸着
した状態で100μmの隙間で対向させ、凹型の周囲に設けられたアライメントマークとカラーフィルタ基板の周囲に設けられたアライメントマークをCCD観察装置とX−Y−θテーブルが連動したアライメント系で合わせることで位置合わせをした。次に、カラーフィルタ基板を樹脂層の上に載せ、加圧した後に、樹脂層を固化後脱型した。
さらに、カラーフィルタ表面に段差があるカラーフィルタ基板に適用することも可能である。すなわち図6に示すように約2μm段差のあるカラーフィルタ基板へポストスペーサ部とMVA用突起部の素材部分を有する樹脂層を型プレス法で形成した。その後の工程は実施例2の(e)以降の工程と同一とし、ポストスペーサ部とMVA用突起部を形成した。
本発明は、配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置における液晶の厚さを調整するポストスペーサを有する配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル、およびIPS型カラー液晶表示装置用パネルの製造方法に関する。
本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 図1に引き続く本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 図1、2の例とは違う本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 図3に引き続く本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 図4に引き続く本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 図1、2や図3、4、5の例とは違う本願発明により得られたMVA型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法を示す概念断面図である。 MVA型カラー液晶表示装置の動作を説明するための断面概略図である。
符号の説明
1 ・・・ ポストスペーサ用凹部
2 ・・・ MVA用突起用凹部
3 ・・・ 材料樹脂
4、41、51、61 ・・・ ガラス基板
5、15 ・・・ 液晶
7、43、53、63 ・・・ カラーフィルタ
7R ・・・ カラーフィルタのR色部
7G ・・・ カラーフィルタのG色部
7B ・・・ カラーフィルタのB色部
8 ・・・ カラーフィルタ材料
8R ・・・ カラーフィルタ材料のR色部
8G ・・・ カラーフィルタ材料のG色部
8B ・・・ カラーフィルタ材料のB色部
9 ・・・ ブラックマトリックス
10 ・・・ カラー液晶表示装置
11、40 ・・・ パネル基板
12 ・・・ 対向用基板
13、14、49、59、69 ・・・ MVA用突起
16 ・・・ 対向電極
17、45、55、65 ・・・ 画素電極
18 ・・・ 薄膜トランジスタ
19 ・・・ 走査電極
20 ・・・ 型
21 ・・・ シリコーンゴム
22 ・・・ 金属板
23 ・・・ 感光性樹脂膜
24 ・・・ 透明導電膜
25 ・・・ カラーフィルタ基板
26 ・・・ 接着剤
27 ・・・ 紫外線ランプ
28 ・・・ プレス
29 ・・・ フォトマスク
30 ・・・ オーバーコート層
31 ・・・ オーバーコート材料
32 ・・・ 感光性樹脂ポストスペーサ
33 ・・・ ビーズスペーサ
34 ・・・ 配向膜
35 ・・・ 偏光板
36 ・・・ 絶縁層
37 ・・・ 保護膜
38、44、54、64 ・・・ スペーサ

Claims (12)

  1. 少なくともカラーフィルタとMVA用突起とポストスペーサが設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起およびポストスペーサの製造工程が、少なくとも、MVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられた転写型にMVA用突起用材料とポストスペーサ用材料を兼用する材料を充填し、固化し、カラーフィルタ基板へ転写する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  2. 少なくともカラーフィルタとMVA用突起とポストスペーサが設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起およびポストスペーサの製造工程が、MVA用突起用凹部およびポストスペーサ用凹部が設けられたプレス型を用いて、MVA用材料とポストスペーサ用材料を兼用する材料をプレスして、MVA用突起とポストスペーサを成形する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  3. 少なくともカラーフィルタとMVA用突起が設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起の製造工程が、少なくとも、MVA用突起用凹部が設けられた転写型にMVA用突起用材料を充填し、固化し、カラーフィルタ基板へ転写する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  4. 少なくともカラーフィルタとMVA用突起が設けられた配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのMVA用突起の製造工程が、MVA用突起用凹部が設けられたプレス型を用いてMVA用材料をプレスしてMVA用突起を成形する工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  5. 少なくともカラーフィルタとポストスペーサが設けられたカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法であって、そのポストスペーサの製造工程が、少なくともポストスペーサ用凹部が設けられた転写型にポストスペーサ用材料を充填し、固化し、カラーフィルタ基板へ転写する工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  6. 少なくともカラーフィルタとポストスペーサが設けられカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、そのポストスペーサの製造工程が、ポストスペーサ用凹部が設けられたプレス型を用いてポストスペーサ用材料をプレスしてポストスペーサを成形する工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  7. 請求項1または3または5に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、転写型にMVA用突起およびポストスペーサ、またはMVA用突起、またはポストスペーサ部にそれらの材料を充填した後に、その上に少なくとも透明導電膜とカラーフィルタを含むカラーフィルタ基板を載置し、貼り合わせる工程を含むことを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  8. 請求項1または3または5に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、転写型にMVA用突起およびポストスペーサ、またはMVA用突起、またはポストスペーサ部にそれらの材料を充填し、硬化した後に、その上に少なくともITO膜とカラーフィルタを形成し、さらにその上からガラス基板を接着剤を介して貼り合わせる工程を含むことを特徴とする配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  9. 請求項1から8の何れか記載の配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法において、さらにその後の工程で不要部に存在するMVA用突起やポストスペーサの材料を除去する工程を有する配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  10. 不要部に存在する材料除去工程がプラズマアッシング法、パターン露光法、もしくはリフトオフ法のうち何れかであることを特徴とする請求項11記載の配向分割垂直配向型カラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  11. 請求項1、3,5,に使用する転写型、請求項2,4,6に使用するプレス型を可撓性があるものとし、型の表面を、それぞれ充填する材料、プレスする材料、最初に載置する材料に対して、該材料を剥がす時点で離型性を有するものとすることを特徴とするカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
  12. 転写型とカラーフィルタ基板を貼り合わせる際の加圧方法、プレス型をカラーフィルタ基板にプレスする方法がロール加圧法であることを特徴とする請求項1から8に記載のカラー液晶表示装置用パネル基板の製造方法。
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