JP2005048515A - ボイド型枠固定具 - Google Patents

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    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B5/00Floors; Floor construction with regard to insulation; Connections specially adapted therefor
    • E04B5/16Load-carrying floor structures wholly or partly cast or similarly formed in situ
    • E04B5/32Floor structures wholly cast in situ with or without form units or reinforcements
    • E04B5/326Floor structures wholly cast in situ with or without form units or reinforcements with hollow filling elements

Abstract

【課題】 施工現場で組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れ、また軽量にできるとともに嵩張らず搬送性に優れ、さらに熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れるボイド型枠固定具を提供する。
【解決手段】 ボイド型枠固定具1は、下部鉄筋に載置される長尺の底部固定体2と、前記底部固定体2の長手方向に所定間隔を空けて形成された複数の係止部4と、前記係止部4で所定部が係止される帯条体又は線条体で形成され前記底部固定体2の長手方向に直交する方向に載置されるボイド型枠10を固定する上部固定体5と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中空コンクリート床板(ボイドスラブ)を構築する際にコンクリートに埋設されるボイド型枠を固定するボイド型枠固定具に関するものである。
従来より、軽量コンクリート床板として、コンクリート中に中空管や発泡スチロール製等の軽量発泡体等で形成されたボイド型枠を埋設したボイドスラブが多く採用されている。ボイドスラブを施工する場合、スラブ用型枠の上にボイド型枠を配置してコンクリートを打設するのであるが、そのときに生じる浮力や衝撃によって軽量のボイド型枠が浮き上がったり移動したりするのを防止するため、種々の手段が開発されている。
例えば、(特許文献1)に「貫通孔が穿孔された型枠上に中空スラブ管支持用の受け台を固定し、該受け台上に中空スラブ管を載置して線材で固定する中空スラブ管の支持構造」が開示されている。
(特許文献2)には、「支持部材と、この支持部材をスラブ型枠上に固着する固着部材と、前記支持部材に一方の端部が連結される支持杆と、この支持杆の他方の端部に形成されている雄ねじに螺着されるナットと、可撓性を有し前記支持杆が挿通可能な複数の透孔が適宜間隔で設けられている帯体と、からなる中空スラブ用管体の浮上防止装置」が開示されている。
(特許文献3)には、「ボイド部材の長手方向に直交する方向に配置された長尺の底部材と、該底部材に設けられそれぞれの前記ボイド部材を嵌入可能でかつ嵌入された該ボイド部材の長手方向に直交する水平方向の移動を防止可能な対となるサイドストッパーと、を備えた複数の位置決め金具を下端鉄筋上に設けた中空スラブのボイド部材設置方法」が開示されている。
特開2003−56109号公報 実公昭62−4103号公報 特開2000−240207号公報
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)又は(特許文献2)に開示の技術は、中空スラブ管を固定するための受け台や支持部材を貫通孔が穿設されたスラブ型枠に固定しなければならない。そのため施工する際には、構造設計に基づく中空スラブ管や下部鉄筋の配置場所と干渉しないように、配置する中空スラブ管に応じて、受け台や支持部材毎にそれらを取り付けるための貫通孔を多数形成する必要がある。そのため、貫通孔を形成する位置をスラブ型枠にマーキングする作業、マーキングされた位置に貫通孔を形成する作業を要し、マーキング作業を行う熟練技能者を必要とするとともにこれらの作業のために工期が長期化するという課題を有していた。
(2)コンクリートの打設・固化後、スラブ型枠を取り外して上部階で再使用する場合には、スラブ型枠には受け台や支持部材毎に形成された貫通孔が多数存在するので、スラブ型枠を下部階で使用されたのと同じ配置になるように配置しなければならず、作業が煩雑になるとともにスラブ型枠の配置作業の作業性に欠けるという課題を有していた。
(3)(特許文献3)に開示の技術は、位置決め金具のサイドストッパーの基部を底部材に溶接して固定しているが、溶接面積が小さいためサイドストッパーの横方向から外力が加わると倒れ易く、施工現場や工場から施工現場に搬送する際等にサイドストッパーの間隔が広がったり狭くなったりし易いので、施工現場で中空スラブをサイドストッパー間に嵌入できなかったり外れ易かったりすることがあり施工性に欠けるという課題を有していた。
(4)工場で予め位置決め金具を組立て施工現場に搬入する場合には、底部材にサイドストッパーが立設されているので嵩張り、搬送効率に欠け輸送費用が増大するという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、施工現場で組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れ、また軽量にできるとともに嵩張らず搬送性に優れ、さらに熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れるボイド型枠固定具を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明のボイド型枠固定具は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載のボイド型枠固定具は、下部鉄筋に載置される長尺の底部固定体と、前記底部固定体の長手方向に所定間隔を空けて形成された複数の係止部と、前記係止部で所定部が係止される帯条体又は線条体で形成され前記底部固定体の長手方向に直交する方向に載置されるボイド型枠を固定する上部固定体と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)複数の係止部が形成された底部固定体と、係止部で固定される帯状体又は線条体で形成され底部固定体に載置されるボイド型枠を固定する上部固定体と、を備えているので、施工現場で溶接しなくても組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れる。
(2)帯条体等で形成された上部固定体は軽量で嵩張らず搬送性に優れ、さらに搬送や施工の際に作業者の負担を軽減することができる。
(3)簡単に組立てることができるので、熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れる。
ここで、底部固定体としては、長尺の板状体、鉄筋等の棒鋼や異型棒鋼等を溶接や結束等で格子状に形成した格子状体等が用いられる。なかでも、板状体の長手方向に略平行に1乃至複数の折り目部を形成したものが好適に用いられる。板状体の剛性を高め、曲ったり反ったりするのを防止できるからである。
係止部としては、底部固定体の所定箇所に切り込みを入れ底部固定体の一部を立設させた突起状体、ボルト,フック,リング等の基部を溶接等によって底部固定体に固着した突起状体、底部固定体の所定箇所に穿孔された孔部、格子状に形成された底部固定体の棒鋼等が用いられる。
上部固定体としては、帯鋼等の帯条体、針金,ワイヤ,鋼線,カーボン繊維やガラス繊維等の無機繊維製,合成樹脂製等の線条体が用いられる。
上部固定体の所定部には、底部固定体の係止部の間隔,大きさやボイド型枠の外周径の大きさに応じて帯条体からなる上部固定体の所定箇所に所定間隔を空けて穿孔された孔部、帯状体からなる上部固定体の所定箇所に切り込みを入れ上部固定体の一部を立設させた突起状体、ボルト,フック,リング等の基部を溶接等によって上部固定体に固着した突起状体等を形成して底部固定体の係止部に係止させることができる。これらは係止部の形態に応じて係止可能なものを選択して用いることができる。なお、突起状体や棒鋼等の係止部を用い、線条体からなる上部固定体を用いる場合は、これらを特別に設ける必要はなく、係止部に上部固定体を掛止することにより上部固定体を底部固定体に係止させ固定させることができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボイド型枠固定具であって、前記係止部に代えて、前記底部固定体が、前記上部固定体の所定部と溶着されて前記上部固定体を固着する溶着部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)底部固定体が係止部に代えて溶着部を備えているので、係止部を形成しなくても施工現場や工場で溶接によって上部固定体を底部固定体に固定することができ施工性に優れる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具であって、前記上部固定体が、前記ボイド型枠を前記底部固定体との間で挟装して固定する型枠上部固定部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体が型枠上部固定部を備えているので、ボイド型枠を型枠上部固定部と底部固定体との間に挟装して固定させることができ、コンクリート打設時に生じる浮力や衝撃によって軽量のボイド型枠が底部固定体から浮き上がったり移動したりするのを防止することができる。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具であって、前記上部固定体が、前記ボイド型枠の外周下部を通り前記底部固定体に係止又は溶着される型枠下部載置部と、前記型枠下部載置部の両側で折曲されて前記底部固定体に立設され前記ボイド型枠が配設される型枠保持部と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体が型枠保持部を備えているので、ボイド型枠を型枠保持部に配設するだけでボイド型枠の位置決めを行うことができ作業性に優れるとともに、作業者がボイド型枠を配設する位置を間違えることがなく施工性に優れる。
ここで、上部固定体に嵌挿されたボイド型枠の上面に、長尺の棒鋼等の上部鉄筋受け具をボイド型枠の長手方向と直交する方向で配置し、上部鉄筋受け具をフックボルト等の浮き止め固定具を介してスラブ型枠に固定することができる。これにより、コンクリート打設時にボイド型枠が浮き上がるのを防止することができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具であって、前記上部固定体が、前記底部固定体に所定部で係止又は溶着される被固定部と、前記被固定部の端部で折曲されて上部側で分断され前記底部固定体に立設されて前記ボイド型枠が配設される型枠装着部と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体が型枠装着部を備えているので、ボイド型枠を型枠装着部に配設するだけでボイド型枠の位置決めを行うことができ作業性に優れるとともに、作業者がボイド型枠を配設する位置を間違えることがなく施工性に優れる。
ここで、型枠装着部の上部側に、ボイド型枠の外周側部の形状に合わせて内側に湾曲等させた上端係止部を形成することができる。これにより、ボイド型枠の配設時にボイド型枠を嵌め込むだけで位置決めができ作業性に優れる。また、型枠装着部を備えた上部固定体をばね鋼等で形成することにより、嵌挿されたボイド型枠を外周側部の両側から押圧して強固に固定することができる。
なお、請求項4で説明したのと同様に、上部固定体で固定されたボイド型枠の上面に、長尺の棒鋼等の上部鉄筋受け具をボイド型枠の長手方向と直交する方向で配置することで、上部鉄筋受け具を浮き止め固定具を介してスラブ型枠に固定することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のボイド型枠固定具であって、所定部が前記型枠保持部の所定部に固定され、又は、両端が前記型枠装着部の上部側に固定され前記ボイド型枠の外周上部に渡って配設される固定補助具を備えた構成を有している。
この構成により、請求項4又は5で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)固定補助具を備えているので、上部鉄筋受け具がなくても、型枠保持部や型枠装着部に配設されたボイド型枠がコンクリート打設時に浮き上がるのを防止することができ施工性に優れる。
ここで、固定補助具としては、型枠装着部の上部側や型枠保持部の所定部と結束等によって固定される線条体や帯条体等を用いることができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の内いずれか1に記載のボイド型枠固定具であって、前記底部固定体が、長手方向に略平行して下部側に形成された脚部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至6の内いずれか1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)底部固定体が脚部を備えているので、剛性を付与して底部固定体の機械的強度を高めることができる。
(2)脚部が下部鉄筋と接触するため、下部鉄筋との接触面積を小さくすることができるので、打設されたコンクリートが下部鉄筋の周囲に流動し下部鉄筋に確実に付着し、圧縮・曲げ・剪断に対する高い耐力を有する鉄筋コンクリートボイドスラブを得ることができる。鉄筋コンクリートの構造計算は、鉄筋の周囲にコンクリートが完全に付着していることを前提に行われるからである。
ここで、脚部としては、底部固定体の長手方向の端部を下側に略90°折り曲げて形成された折り曲げ部、底部固定体の下部側に溶接等で固着された棒状部材や板状部材等が用いられる。なかでも、折り曲げ部は、折り曲げるだけで脚部を形成することができ、溶接等で底部固定体が変形等することがないため好適に用いられる。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載のボイド型枠固定具であって、前記上部固定体又は前記固定補助具の上面に、前記ボイド型枠の長手方向と直交する方向で載置される上部鉄筋受け具が固定される載置固定部を備えた構成を有している。
この構成によって、請求項1乃至7のいずれか1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)載置固定部を備えているので、ボイド型枠の長手方向と直交する方向で載置される上部鉄筋受け具を移動しないように固定することができ、上部鉄筋を安定に載置することができ施工性に優れる。
ここで、載置固定部としては、上部固定体の所定箇所に縁部の一部を残して穿孔して上部固定体の一部を立設させた突起状体、ボルト,フック,リング等の基部を溶接等によって上部固定体に固着した突起状体等が用いられる。
以上のように、本発明のボイド型枠固定具によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、
(1)複数の係止部が形成された底部固定体と、係止部で固定される帯状体又は線条体で形成され底部固定体に載置されるボイド型枠を固定する上部固定体と、を備えているので、施工現場で溶接しなくても組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
(2)帯条体等で形成された上部固定体は軽量で嵩張らず搬送性に優れ、さらに搬送や施工の際に作業者の負担を軽減することができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
(3)簡単に組立てることができるので、熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)底部固定体が係止部に代えて溶着部を備えているので、係止部を形成しなくても施工現場や工場で溶接によって上部固定体を底部固定体に固定することができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)上部固定体が型枠上部固定部を備えているので、ボイド型枠を型枠上部固定部と底部固定体との間に挟装して固定させることができ、コンクリート打設時に生じる浮力や衝撃によって軽量のボイド型枠が底部固定体から浮き上がったり移動したりするのを防止することができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)上部固定体が型枠保持部を備えているので、ボイド型枠を型枠保持部に配設するだけでボイド型枠の位置決めを行うことができ作業性に優れるとともに、作業者がボイド型枠を配設する位置を間違えることがなく施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)上部固定体が型枠装着部を備えているので、ボイド型枠を型枠装着部に配設するだけでボイド型枠の位置決めを行うことができ作業性に優れるとともに、作業者がボイド型枠を配設する位置を間違えることがなく施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5の効果に加え、
(1)固定補助具を備えているので、上部鉄筋受け具がなくても、型枠保持部や型枠装着部に配設されたボイド型枠がコンクリート打設時に浮き上がるのを防止することができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の内いずれか1の効果に加え、
(1)底部固定体が脚部を備えているので、剛性を付与して底部固定体の機械的強度を高めることができ、ボイド型枠固定具の搬送・施工やコンクリート打設作業等において、底部固定体が曲ったり変形したりするのを防止することができるボイド型枠固定具を提供することができる。
(2)脚部が下部鉄筋と接触するため、下部鉄筋との接触面積を小さくすることができるので、打設されたコンクリートが下部鉄筋の周囲に流動し下部鉄筋に確実に付着し、圧縮・曲げ・剪断に対する高い耐力を有する鉄筋コンクリートボイドスラブを得ることができるボイド型枠固定具を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至7の内いずれか1の効果に加え、
(1)載置固定部を備えているので、ボイド型枠の長手方向と直交する方向で載置される上部鉄筋受け具を移動しないように固定することができ、上部鉄筋を安定に載置することができ施工性に優れたボイド型枠固定具を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるボイド型枠固定具の分解斜視図であり、図2は実施の形態1におけるボイド型枠固定具の使用状態を示す要部斜視図であり、図3は実施の形態1におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図であり、図4は実施の形態1におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部側面図である。
図1において、1は実施の形態1におけるボイド型枠固定具、2は長尺の帯鋼等の帯条体等で形成された底部固定体、3は底部固定体2の幅方向の両端を下面側に略90°折り曲げて長手方向と平行に形成された脚部、4は底部固定体2の長手方向に所定間隔を空けて形成された複数の係止部である。ここで、実施の形態1では、係止部4は底部固定体2の所定箇所に略T字状の切り込みを入れて底部固定体2の一部を立設させた略T字状の突起状体で形成されている。また、切り込みを入れて係止部4を形成したことにより底部固定体2には略T字状の孔部4aが形成される。
5は底部固定体2の幅と略同一かそれよりも狭い帯鋼等の帯条体を所定箇所で折曲して形成された上部固定体、6は平らに形成された上部固定体5の谷部、7は上部固定体5の谷部6の所定箇所に穿設された被係止部である。
ここで、実施の形態1では、被係止部7は底部固定体2に形成された係止部4の厚さと幅よりも若干大きな略矩形状に形成された孔部で形成されている。
8は上部固定体5の谷部6の端で山形状に折曲され上部までの高さが後述するボイド型枠10の高さと略同一に形成された型枠上部固定部、9は型枠上部固定部8の上面の頂上部に形成された載置固定部である。ここで、本実施の形態1では、載置固定部9は上部固定体5の型枠上部固定部8の上面に切り込みを入れて上部固定体5の一部を立設させた略I字状の先端を曲げた突起状体で形成されている。10は中空管や発泡スチロール製等の軽量発泡体等で形成され底部固定体2の長手方向と直交する方向に載置されるボイド型枠であり、底部固定体2と型枠上部固定部8との間に挟装して固定される。
図2、図3、図4において、11は木製等の型枠パネルを複数接合して所定の床面等の大きさに形成されたスラブ型枠、12はスラブ型枠11の上面に載置されスラブ型枠11と後述する下部鉄筋13とを所定間隔に保持するスペーサ、13は棒鋼や異型棒鋼等で形成された下部鉄筋、14は互いに所定間隔をあけて略平行に配設された下部鉄筋13の下部配力筋、15は下部配力筋14と略直交して下部配力筋14の上に溶接や結束等によって固着された下部鉄筋13の下部主筋であり、底部固定体2は下部鉄筋13の下部主筋15の上に下部主筋15と略直交して載置される。16は棒鋼等で形成され底部固定体2,2の各々に係止された上部固定体5,5の谷部6,6の上に略直交して架設された抑え部材、17は上端部が逆U字状に形成されて抑え部材16の略央部を係止し下端部に雄螺子部が形成されたフックボルト、18はフックボルト17の下端部と螺合する雌螺子部と後述するフォームタイ19の上端部と螺合する雌螺子部が形成され下面がスラブ型枠11の上面に当接する螺子継手、19は上端部にスラブ型枠11に形成された孔部を貫通して螺子継手18の雌螺子部と螺合可能な雄螺子部が形成されたフォームタイであり、フックボルト17,螺子継手18,フォームタイ19が浮き止め固定具を構成している。
20は上部固定体5の型枠上部固定部8の上面に形成された載置固定部9で圧着されて固定されボイド型枠10の長手方向と直交する方向に載置された棒鋼等の上部鉄筋受け具、21は棒鋼や異型棒鋼等で形成された上部鉄筋、22は上部鉄筋受け具20の上に上部鉄筋受け具20と直交して互いに所定間隔をあけて略平行に配設された上部鉄筋21の上部主筋、23は上部主筋22と略直交して上部主筋22の上に溶接や結束等によって固着された上部鉄筋21の上部配力筋である。
以上のように構成された実施の形態1におけるボイド型枠固定具を用いたボイドスラブの施工方法について、以下説明する。
木製等の型枠パネルを複数枚接合して所定の大きさのスラブ型枠11を形成し、スラブ型枠11の所定箇所にフォームタイ19の上端部が挿通可能な孔部を形成する。次いで、下部配力筋14,下部主筋15からなる下部鉄筋13をスラブ型枠11の上面に適宜配置されたスペーサ12上に載置する。
次に、下部鉄筋13の下部主筋15と直交して所定間隔をあけて略平行に底部固定体2,2を脚部3を下にして載置する。次いで、底部固定体2,2の上面の係止部4の間にボイド型枠10を架設しながら、上部固定体5の谷部6に形成された被係止部7に底部固定体2の係止部4を挿通し、上部固定体5の型枠上部固定部8と底部固定体2との間にボイド型枠10を挟装して固定していく。被係止部7に係止部4を挿通した後は、略T字状の突起状に形成された係止部4の上部を折り曲げたり捻じ曲げて係止部4が被係止部7から抜けるのを防止する。下部鉄筋13の上に載置する底部固定体3の数量や位置は、施工するボイドスラブの種類や大きさ等によって適宜選択することができる。
次に、抑え部材16を上部固定体5,5の谷部6,6の上に架設した後、フックボルト17,螺子継手18,フォームタイ19を用いて抑え部材16をスラブ型枠11に固定する。次いで、上部鉄筋受け具20を載置固定部9に配設した後、載置固定部9の上部を捻じ曲げて上部鉄筋受け具20を圧着し固定する。次いで、上部鉄筋受け具20の上に上部主筋22,上部配力筋23からなる上部鉄筋21を配置する。
以上説明したようにしてスラブ型枠11の上に下部鉄筋13、ボイド型枠10、上部鉄筋21を配置した後、スラブ型枠11の周囲にコンクリート流出防止用の図示しない型枠パネルを配設固定した後、コンクリートを打設する。コンクリート養生後、型枠パネル11を解体してボイドスラブの施工が完成される。
以上のように、実施の形態1におけるボイド型枠固定具は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)複数の係止部4が形成された底部固定体2と、係止部4で係止される帯状体で形成され底部固定体2に載置されるボイド型枠10を固定する上部固定体5と、を備えているので、施工現場で溶接しなくても組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れる。
(2)底部固定体2と上部固定体5は施工現場に別々の状態で搬入することができるので、嵩張らず搬送性に優れる。また、上部固定体5が帯条体で形成されているので軽量化を図ることができる。
(3)組立てる際に溶接機等の設備を要しないので、熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れる。
(4)上部固定体5が型枠上部固定部8を備えているので、ボイド型枠10を型枠上部固定部8と底部固定体2との間に挟装して固定させることができ、コンクリート打設時に生じる浮力や衝撃によって軽量のボイド型枠10が底部固定体2から浮き上がったり移動したりするのを防止することができる。
(5)係止部4が底部固定体2の一部を利用した略T字状に形成されており、被係止部7が略矩形状の孔部で形成されているので、係止部4や被係止部7の製造が容易であるとともに、係止部4を被係止部7に挿通した後、係止部4の上部を折り曲げたり捻じ曲げることで容易に固定でき作業性に優れる。
(6)下部鉄筋13に載置された複数の底部固定体2,2に固定された上部固定体5,5の上に抑え部材16が架設されており、抑え部材16は浮き止め固定具でスラブ型枠11に固定されているので、コンクリート打設時に生じる浮力によって軽量のボイド型枠10を固定した底部固定体2が浮き上がるのを防止することができる。
(7)載置固定部9を備えているので、ボイド型枠10の長手方向と直交する方向で載置される上部鉄筋受け具20を移動しないように固定することができ、上部鉄筋21を安定に載置することができ施工性に優れる。また、載置固定部9は、保管時や搬送時等には寝かした状態にしておき使用時に立ち上げることができるので、保管時等に嵩張らず保管場所等をとらない。
(8)底部固定体2が脚部3を備えているので、剛性を付与して底部固定体2の機械的強度を高めることができる。また、脚部3が折り曲げて形成された折り曲げ部なので、溶接等を要さず生産性に優れるとともに軽量な底部固定体2を形成することができる。
(9)脚部3が下部鉄筋13と接触するため、下部鉄筋13との接触面積を小さくすることができるので、打設されたコンクリートが下部鉄筋13の周囲に流動し下部鉄筋13に確実に付着し、圧縮・曲げ・剪断に対する高い耐力を有する鉄筋コンクリートボイドスラブを得ることができる。鉄筋コンクリートの構造計算は、鉄筋の周囲にコンクリートが完全に付着していることを前提に行われるからである。
(10)係止部4が立設された底部固定体2には係止部4の形状に応じた孔部4aが形成され、コンクリート打設時には孔部4aが空気抜きの役目を果たすので、コンクリートの充填斑を防止することができる。
ここで、実施の形態1においては、抑え部材16を介しフックボルト17等の浮き止め固定具を用いてスラブ型枠11に底部固定体2を固定した場合について説明したが、抑え部材16を用いずに、上部鉄筋受け具20に浮き止め固定具を係止して底部固定体2をスラブ型枠11に固定する場合もある。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2におけるボイド型枠固定具の要部斜視図である。なお、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、30は実施の形態2におけるボイド型枠固定具、30aは長尺の帯条体で形成された底部固定体、30bは底部固定体30aの幅方向の両端側に長手方向と略平行の襞状に形成された折り目部、31は複数に分割された帯鋼等の帯条体で形成された上部固定体、32は上部固定体31の谷部6の端で略90°に折曲され上部側が分断された型枠上部固定部、33は分断された型枠上部固定部32の各々の端部に逆向きの鉤状に形成された上部固定係止部である。
以上のように構成された実施の形態2におけるボイド型枠固定具について、以下その使用方法を、実施の形態1と異なる点について説明する。
下部鉄筋13に底部固定体30aを載置した後、下部鉄筋13と底部固定体30aとを結束等により固定し、上部固定体31の谷部6に形成された被係止部7に底部固定体30aの係止部4を挿通させ固定する。次いで、上部側で分断された型枠上部固定部32,32の間にボイド型枠10を嵌挿し底部固定体2の上に載置する。次に、ボイド型枠10の上面で上部固定係止部33,33を係着して型枠上部固定部32を連結させ、型枠上部固定体32と底部固定体30aとの間でボイド型枠10を挟装して固定する。その後、必要に応じて図示しない上部鉄筋受け具を配置した後、図示しない上部鉄筋を配置していく。
以上のように実施の形態2におけるボイド型枠固定具は構成されているので、実施の形態1に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)型枠上部固定部32が上部側で分断されているとともに端部に上部固定係止部33が形成されているので、ボイド型枠10を型枠上部固定部32の間に嵌挿した後に上部固定係止部33を係着させて型枠上部固定部32を連結させてボイド型枠10を固定することができ、施工性と作業性に優れる。
(2)底部固定体30aに折り目部30bが形成されているので、剛性を高め底部固定体30aが曲ったり反ったりするのを防止でき堅牢にすることができる。
なお、実施の形態2においては、上部固定体31の谷部6に形成された被係止部7が底部固定体30aの係止部4に挿通され固定される場合について説明したが、係止部4や被係止部7を形成せずに、底部固定体30aに上部固定体31の谷部6をスポット溶接等によって溶接し溶着部を形成して固定する場合もある。これにより、上部固定体31を工場等で予め底部固定体30aに溶着して固定しておき、施工現場では上部固定係止部33を用いてボイド型枠10を固定することができ、現場施工の作業性を高めることができる。
また、底部固定体30aの折り目部30b等の複数箇所を穿孔して空気抜き孔を形成する場合もある。これにより、コンクリート打設時に底部固定体30aの下面に空気が溜まり難く、コンクリートの充填斑を防止することができる。
(実施の形態3)
図6は実施の形態3におけるボイド型枠固定具の要部正面図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
40は実施の形態3におけるボイド型枠固定具、41は断面が多角形状に形成された中空管等で形成されたボイド型枠、42は鋼線等の線条体で形成されボイド型枠41の上面を通りボイド型枠41の両側で係止部4に係止されてボイド型枠41を固定する上部固定体である。
実施の形態3におけるボイド型枠固定具が実施の形態1と異なる点は、上部固定体42が線条体で形成されている点である。
これにより、実施の形態3におけるボイド型枠固定具は、実施の形態1に記載の作用に加え、市販の鋼線,カーボン繊維等で形成された線条体を上部固定体として用いているので、孔部等の被係止部を形成しなくても任意の箇所を係止部4で係止することができ、生産性に優れるとともに、ボイド型枠の大きさ毎に上部固定体を製造する必要がなく汎用性に優れるという作用が得られる。
なお、実施の形態3では上部固定体42が連続する線条体で形成された場合について説明したが、一端部が係止部4に結束等された複数の線条体を用いることもでき、この場合は底部固定体2の上面に配設したボイド型枠10の上部等で線条体の他端部を結束することで固定することができる。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4におけるボイド型枠固定具の要部斜視図である。なお、実施の形態1、実施の形態3で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
50は実施の形態4におけるボイド型枠固定具、51は鉄筋等の棒鋼や異型棒鋼等を溶接や結束等で格子状に形成した長尺の格子状体からなる底部固定体、52はボイド型枠10の幅よりも広い間隔で底部固定体51の短手側に複数本スポット溶接等で配設固定され格子状体を構成する棒鋼等を兼用した係止部、53は鋼線等の線条体で形成されボイド型枠10の上面を通りボイド型枠10の両側で係止部52に繋着されてボイド型枠10を固定する上部固定体である。
実施の形態4におけるボイド型枠固定具が実施の形態3と異なる点は、底部固定体51が棒鋼等で格子状に形成された格子状体で形成されている点である。
これにより、実施の形態4におけるボイド型枠固定具は、実施の形態3に記載の作用に加え、底部固定体53が格子状体で形成されているので、コンクリート打設時に底部固定体53の周囲に空気が溜まり難くコンクリートの充填斑を防止することができるという作用が得られる。また、線条体からなる上部固定体53を係止部52に巻回するだけで繋着することができるので作業性に優れる。
(実施の形態5)
図8は実施の形態5におけるボイド型枠固定具の要部正面図である。なお、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、60は実施の形態5におけるボイド型枠固定具、61は底部固定体2の幅と略同一かそれよりも狭い帯鋼等の帯条体に水平に形成された型枠上部固定部8の両側で底部固定体2側に略90°の角度で折曲された上部固定体である。
実施の形態5におけるボイド型枠固定具が実施の形態1と異なる点は、上部固定体61が、谷部6の端で略矩形状に折曲され上部までの高さがボイド型枠10の高さと略同一に形成されている点である。
これにより、実施の形態5におけるボイド型枠固定具は、実施の形態1に記載の作用に加え、略矩形状に形成された型枠上部固定部8に外周面が内接するボイド型枠であれば、断面形状が円形,楕円形,多角形等の種々のボイド型枠を固定することができ、汎用性に優れるという作用が得られる。
なお、本実施の形態においては、上部固定体61が型枠上部固定部8の両側で底部固定体2側に略90°の角度で折曲された場合について説明したが、ボイド型枠の外周を拘束することができれば、90°よりも大きな角度や小さな角度で折曲する場合もある。
(実施の形態6)
図9は本発明の実施の形態6におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図である。なお、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、70は実施の形態6におけるボイド型枠固定具、71は底部固定体2の幅と略同一かそれよりも狭い帯鋼等の帯条体を所定箇所で折曲し所定箇所に被係止部7を形成した上部固定体、72は載置されるボイド型枠10の外周下部を通り被係止部7が形成された型枠下部載置部、73は型枠下部載置部72の両側で略90°の角度で折曲されて底部固定体2に立設されボイド型枠10が配設される型枠保持部、74は型枠保持部73の上部で略90°の角度で折曲され平坦状に形成された型枠保持部連結部、75は棒鋼等で形成され型枠保持部連結部74の上面に載置された上部鉄筋受け具である。ここで、本実施の形態においては、型枠保持部73の高さはボイド型枠10の高さと略同一に形成されている。また、上部鉄筋受け具75は、フックボルト17、螺子継手18、フォームタイ19からなる浮き止め固定具を介してスラブ型枠11に固定されている。
以上のように構成された実施の形態6におけるボイド型枠固定具について、以下その使用方法を、実施の形態1と異なる点について説明する。
下部鉄筋13に底部固定体2を載置した後、下部鉄筋13と底部固定体2とを結束等により固定し、上部固定体71の被係止部7を底部固定体2の係止部4に挿通させ固定する。次いで、底部固定体2の上面に立設された型枠保持部73にボイド型枠10を配設しボイド型枠10を型枠下部載置部72の上に載置する。次いで、型枠保持部連結部74の上面に上部鉄筋受け具75を載置し、必要に応じて型枠保持部連結部74と上部鉄筋受け具75とを針金等の線条体で結束固定する。次いで、上部鉄筋受け具75をフックボルト17等の浮き止め防止具を介してスラブ型枠11に固定する。その後、図示しない上部鉄筋を配置していく。
以上のように実施の形態6におけるボイド型枠固定具は構成されているので、実施の形態1に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体71が型枠保持部73を備えているので、ボイド型枠10を配設するだけでボイド型枠10の位置決めを行うことができ作業性に優れる。
(2)型枠保持部73の高さがボイド型枠10の高さと略同一に形成されており、さらに型枠保持部連結部74が形成されているので、型枠保持部連結部74の上面に上部鉄筋受け具75を載置するとともに上部鉄筋受け具をスラブ型枠等に固定することによって、ボイド型枠10を型枠保持部73内に収装しコンクリート打設時にボイド型枠10が浮き上がるのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、連続した上部固定体71を用い型枠保持部73の上部で折曲された型枠保持部連結部74を備えた場合について説明したが、型枠保持部連結部74を形成せずに上部固定体71を型枠保持部73の上部で切断し非連続に分割する場合もある。この場合もボイド型枠10が型枠保持部73,73の間に配設されるので、実施の形態6と同様の作用が得られる。なお、型枠保持部連結部74が形成されていない場合は、所定の高さに形成された図示しないスペーサを下部鉄筋13の上に載置し、このスペーサの上に上部鉄筋受け具75を載置することによって、下部鉄筋13と上部鉄筋受け具75の上に載置される上部鉄筋とを所定間隔に保持することができる。
(実施の形態7)
図10は本発明の実施の形態7におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図である。なお、実施の形態6と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
70aは実施の形態7におけるボイド型枠固定具、73aは型枠下部載置部72の両側で曲折され上方に向かって拡開して底部固定体2に立設されボイド型枠10が配設される型枠保持部、74aは型枠保持部73の上部で底部固定体2と略平行になるように折曲された型枠保持部連結部である。
実施の形態7のボイド型枠固定具が実施の形態6と異なる点は、型枠保持部73aが上方に向かって拡開して底部固定体2に立設されている点である。これにより、ボイド型枠10を型枠保持部73aに嵌挿し易く作業性を向上させることができるという作用が得られる。
なお、本実施の形態においては、型枠保持部73aが上方に向かって拡開している場合について説明したが、上方に向かって狭くなるように底部固定体2に立設させる場合もある。これにより、ボイド型枠10が型枠保持部73aの上方に抜け難くなるため、ボイド型枠固定具の施工中にボイド型枠10が脱落するのを防止できるという作用が得られる。
(実施の形態8)
図11は本発明の実施の形態8におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図である。なお、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
80は実施の形態8におけるボイド型枠固定具、81は所定の長さで各々形成され底部固定体2に立設された複数の上部固定体、82は底部固定体2に形成された係止部4に被係止部7で係止され底部固定体2に固定された上部固定体81の被固定部、83は被固定部82の端部で折曲されて上部側で分断され底部固定体2に立設されてボイド型枠10が配設された型枠装着部である。
ここで、本実施の形態において、型枠装着部83には、上端部が内側に曲成され嵌挿されたボイド型枠10を係止する上端係止部84が形成されている。また、上部鉄筋受け具75は型枠装着部83の上部に載置されている。また、型枠装着部83は、底部固定体2の下部から型枠装着部83に載置された上部鉄筋受け具75の上部までの高さの略1/2の箇所にボイド型枠10の横断面の中心が位置するような高さで形成されている。また、上部固定体2は、ばね鋼で形成されている。
実施の形態8のボイド型枠固定具が実施の形態1と異なる点は、底部固定体2に被固定部82と型枠装着部83を有する上部固定体81が複数立設されている点である。
以上のように実施の形態8におけるボイド型枠固定具は構成されているので、実施の形態1に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体81が複数に分割されているので、ボイド型枠10を上方から型枠装着部83に嵌挿し易くボイド型枠10をボイド型枠固定具80に挿着する作業性を向上させることができる。
(2)型枠装着部83の上端部に上端係止部84が形成されているので、一旦嵌挿されたボイド型枠10が外れ難く施工性に優れる。
(3)型枠装着部83が、底部固定体2の下部から型枠装着部83に載置された上部鉄筋受け具75の上部までの高さの略1/2の箇所にボイド型枠10の横断面の中心が位置するような高さで形成されているので、型枠装着部83の上部に上部鉄筋受け具75を載置すると、下部鉄筋13と上部鉄筋との間隔の中心とボイド型枠10の横断面の中心とを一致させることができるので、上部鉄筋13と下部鉄筋の各々のコンクリートの被り深さを同じにするように管理するだけで、構造設計通りのボイドスラブを形成することができる。ボイドスラブの構造設計は、上部鉄筋と下部鉄筋の間隔の中心とボイドスラブ内に配置されたボイド型枠の断面中心とが一致していることを前提にした断面2次モーメント等を用いて強度計算がされ、ボイド型枠や上下部鉄筋等の配置が決定されるからである。
(4)上部固定体81がばね鋼で形成されているので、嵌挿されたボイド型枠10を外周側部の両側から押圧して強固に固定することができる。
なお、実施の形態8におけるボイド型枠固定具では、型枠装着部83が、底部固定体2の下部から型枠装着部83に載置された上部鉄筋受け具75の上部までの高さの略1/2の箇所にボイド型枠10の横断面の中心が位置するような高さで形成された場合について説明したが、型枠装着部がこれよりも低く形成されている場合には、所定の高さに形成された図示しないスペーサを下部鉄筋13の上に載置し、このスペーサの上に上部鉄筋受け具75を載置することによって、下部鉄筋13と上部鉄筋受け具75の上に載置される上部鉄筋とを所定間隔に保持することができる。
また、被固定部82が係止部4で係止された場合について説明したが、底部固定体2に係止部4を形成せずに、被固定部82をスポット溶接等で溶着する場合もある。この場合も同様の作用が得られる。
(実施の形態9)
図12は本発明の実施の形態9におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図である。なお、実施の形態8と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
90は実施の形態9におけるボイド型枠固定具、91は被固定部82の端部で折曲されて上部側で分断され底部固定体2に立設されてボイド型枠10が配設された型枠装着部、91aは型枠装着部91の上部に形成された孔部やフック等からなる上部係止部、92は上部係止部91aに両端が係止され固定されボイド型枠10の外周上部に渡って横架された鋼線等の線条体等の固定補助具、93は下部鉄筋13に載置され上部鉄筋受け具75を所定高さに保持するスペーサである。
ここで、本実施の形態9においては、上部鉄筋受け具75はスペーサ93に鋼線等の線条体で結束固定されている。
実施の形態9のボイド型枠固定具が実施の形態8と異なる点は、型枠装着部91の上部に形成された上部係止部91aに固定補助具92が係止され固定され固定補助具92がボイド型枠10の外周上部に渡って横架されている点である。
以上のように実施の形態9におけるボイド型枠固定具は構成されているので、実施の形態8に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)型枠装着部91にボイド型枠10を配設した後に固定補助具92の両端を上部係止部91aで係止し固定することによって、コンクリート打設時にボイド型枠10が浮き上がったり移動したりするのを防止することができ施工性に優れる。
(2)スペーサ93で下部鉄筋13と上部鉄筋とを所定の間隔に保持するので、型枠装着部91の高さは、少なくともボイド型枠10の外周側部が嵌挿できる高さ以上あれば良いため、型枠装着部91の高さを所定の範囲で自由に設定することができる。
(実施の形態10)
図13は本発明の実施の形態10におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図である。なお、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図中、100は実施の形態10におけるボイド型枠固定具、101は底部固定体2の幅と略同一かそれよりも狭い帯鋼等の帯条体を所定箇所で折曲して形成された上部固定体、102は被係止部7が形成され載置されるボイド型枠10の外周下部を通る上部固定体101の型枠下部載置部、103は型枠下部載置部102の両側で略90°の角度で折曲されて底部固定体2に立設されボイド型枠10が配設される上部固定体101の型枠保持部、104は型枠保持部103の上部で略90°の角度で折曲された型枠保持部連結部、105は帯条体や鋼線等の線条体等を所定箇所で折曲して形成された固定補助具、106は上部固定体101の型枠保持部連結部104に当接する固定補助具105の固定補助具当接部、107は固定補助具当接部106の端部でコ字状に折曲して形成され配設されたボイド型枠10の外周上部に渡って横架された固定補助具105の固定補助具横架部、108は固定補助具105の固定補助具当接部106と上部固定体101の型枠保持部連結部104とを結束して固定する針金等の線条体である。
ここで、本実施の形態においては、上部固定体101の型枠保持部103の高さが、ボイド型枠10の略1/2の高さに形成されている。
以上のように構成された実施の形態10におけるボイド型枠固定具について、以下その使用方法を、実施の形態1と異なる点について説明する。
下部鉄筋13に底部固定体2を載置した後、下部鉄筋13と底部固定体2とを結束等により固定し、上部固定体101の被係止部7を底部固定体2の係止部4に挿通させ固定する。次いで、底部固定体2の上面に立設された上部固定体101の型枠保持部103にボイド型枠10を配設する。次いで、型枠保持部連結部74の上面に固定補助具105の固定補助具当接部106を当接させながら固定補助具横架部107をボイド型枠10の外周上部に横架する。次いで、型枠保持部連結部104と固定補助具当接部106と線条体で結束固定する。次いで、必要に応じて図示しない上部鉄筋受け具を配設した後、図示しない上部鉄筋を配置していく。
以上のように実施の形態10におけるボイド型枠固定具は構成されているので、実施の形態1に記載の作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)上部固定体101が型枠保持部103を備えているので、施工作業者がボイド型枠10を配置する位置を誤認することなく型枠保持部103にボイド型枠10を配設するだけでボイド型枠10の位置決めを行うことができ作業性に優れる。
(2)ボイド型枠10が配設された上部固定体101にボイド型枠10の外周上部に横架される固定補助具105が固定されるので、コンクリート打設時に生じる浮力や衝撃によって軽量のボイド型枠10が浮き上がったり移動したりするのを防止することができ施工性に優れる。
(3)型枠保持部103の高さがボイド型枠10の高さの略1/2に形成されているので、横断面が楕円形状等に形成されたボイド型枠が平らに配設されているのを施工作業者が作業をしながら容易に視認することができ施工作業の確実性に優れる。横断面が楕円形状等に形成されたボイド型枠が平らに配設されないと、ボイド型枠の上部の高さにばらつきが生じ、その上に配設される上部鉄筋等が傾いて配設されてコンクリートの被り厚さにばらつきが生じることがあるからである。
なお、実施の形態10においては、上部固定体101の型枠下部載置部102に形成された被係止部7が底部固定体2に係止部4を介して固定されている場合について説明したが、係止部4や被係止部7を形成せずに、上部固定体101の型枠下部載置部102と底部固定体2とをスポット溶接等によって溶着部を形成し溶着する場合もある。これにより、上部固定体101を工場等で予め底部固定体2に溶着して固定しておくことで、施工現場ではボイド型枠10を型枠保持部103に直ちに配設することができ、現場施工の作業性を高めることができる。
また、上部固定体101の型枠保持部103の高さが、ボイド型枠10の略1/2の高さに形成された場合について説明したが、ボイド型枠10と略同一の高さに形成する場合もある。この場合の固定補助具は所定箇所で折曲して形成する必要はなく、単なる棒状や板状等に形成されていればよい。
本発明は、中空コンクリート床板(ボイドスラブ)を構築する際にコンクリートに埋設されるボイド型枠を固定するボイド型枠固定具に関し、施工現場で組立ててボイド型枠を容易に固定することができ作業性に優れ、また軽量にできるとともに嵩張らず搬送性に優れ、さらに熟練工でなくても組立て施工作業を行うことができ施工性に優れるボイド型枠固定具を提供することができる。
実施の形態1におけるボイド型枠固定具の分解斜視図 実施の形態1におけるボイド型枠固定具の使用状態を示す要部斜視図 実施の形態1におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態1におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部側面図 実施の形態2におけるボイド型枠固定具の要部斜視図 実施の形態6におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態4におけるボイド型枠固定具の要部斜視図 実施の形態5におけるボイド型枠固定具の要部正面図 実施の形態6におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態7におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態8におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態9におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図 実施の形態10におけるボイド型枠固定具が施工された状態を示す要部正面図
符号の説明
1 ボイド型枠固定具
2 底部固定体
3 脚部
4 係止部
4a 孔部
5 上部固定体
6 谷部
7 被係止部
8 型枠上部固定部
9 載置固定部
10 ボイド型枠
11 スラブ型枠
12 スペーサ
13 下部鉄筋
14 下部配力筋
15 下部主筋
16 抑え部材
17 フックボルト
18 螺子継手
19 フォームタイ
20 上部鉄筋受け具
21 上部鉄筋
22 上部主筋
23 上部配力筋
30 ボイド型枠固定具
30a 底部固定体
30b 折り目部
31 上部固定体
32 型枠上部固定部
33 上部固定係止部
40 ボイド型枠固定具
41 ボイド型枠
42 上部固定体
50 ボイド型枠固定具
51 底部固定体
52 係止部
53 上部固定体
60 ボイド型枠固定具
61 上部固定体
70,70a ボイド型枠固定具
71 上部固定体
72 型枠下部載置部
73,73a 型枠保持部
74,74a 型枠保持部連結部
75 上部鉄筋受け具
80 ボイド型枠固定具
81 上部固定体
82 被固定部
83 型枠装着部
84 上端係止部
90 ボイド型枠固定具
91 型枠装着部
91a 上部係止部
92 固定補助具
93 スペーサ
100 ボイド型枠固定具
101 上部固定体
102 型枠下部載置部
103 型枠保持部
104 型枠保持部連結部
105 固定補助具
106 固定補助具当接部
107 固定補助具横架部
108 線条体

Claims (8)

  1. 下部鉄筋に載置される長尺の底部固定体と、前記底部固定体の長手方向に所定間隔を空けて形成された複数の係止部と、前記係止部で所定部が係止される帯条体又は線条体で形成され前記底部固定体の長手方向に直交する方向に載置されるボイド型枠を固定する上部固定体と、を備えていることを特徴とするボイド型枠固定具。
  2. 前記係止部に代えて、前記底部固定体が、前記上部固定体の所定部と溶着されて前記上部固定体を固着する溶着部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボイド型枠固定具。
  3. 前記上部固定体が、前記ボイド型枠を前記底部固定体との間で挟装して固定する型枠上部固定部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具。
  4. 前記上部固定体が、前記ボイド型枠の外周下部を通り前記底部固定体に係止又は溶着される型枠下部載置部と、前記型枠下部載置部の両側で折曲されて前記底部固定体に立設され前記ボイド型枠が配設される型枠保持部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具。
  5. 前記上部固定体が、前記底部固定体に所定部で係止又は溶着される被固定部と、前記被固定部の端部で折曲されて上部側で分断され前記底部固定体に立設されて前記ボイド型枠が配設される型枠装着部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボイド型枠固定具。
  6. 所定部が前記型枠保持部の所定部に固定され、又は、両端が前記型枠装着部の上部側に固定され前記ボイド型枠の外周上部に渡って配設される固定補助具を備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載のボイド型枠固定具。
  7. 前記底部固定体が、長手方向に略平行して下部側に形成された脚部を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1に記載のボイド型枠固定具。
  8. 前記上部固定体又は前記固定補助具の上面に、前記ボイド型枠の長手方向と直交する方向で載置される上部鉄筋受け具が固定される載置固定部を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の内いずれか1に記載のボイド型枠固定具。
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