JP2005232866A - 現場打ち中空コンクリートスラブ構造と現場打ち中空コンクリートスラブおよびその施工方法 - Google Patents

現場打ち中空コンクリートスラブ構造と現場打ち中空コンクリートスラブおよびその施工方法 Download PDF

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正豪 小山
Katsumi Miyanaga
克巳 宮永
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勇作 新井
Katsuya Sato
克弥 佐藤
Fumitaka Ikadai
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Abstract

【課題】 現場打ち中空コンクリートスラブを構築するに際し、現場での作業を容易化でき、かつ、施工の自由度も大きくすることのできる、より改良された現場打ち中空コンクリートスラブを得る。
【解決手段】 上端筋14と下端筋12とは上下筋結束具40で連結され、下端筋12は下端部材21を型枠10に係止した下端筋留め具20の上端部材25に係止することで型枠10に固定される。そのために、埋込材30の浮力が上端筋14に作用しても、上端筋14が浮き上がることはない。また、下端筋留め具20の型枠10への固定は型枠10の上からの作業により完了するようになっており、作業は容易かつ安全である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現場打ち中空コンクリートスラブ構造と現場打ち中空コンクリートスラブおよびその施工方法、並びに、そこで用いる下端筋留め具に関する。
現場打ち中空コンクリートスラブは、施工現場に型枠を建て込み、その上に下端筋と埋込材と上端筋などを配置した後、現場打ちコンクリートを打設してコンクリートの硬化を待ち、硬化後に型枠を取り外すことによって構築される。この施工方法は、プレキャストコンクリート板(PC板)に埋込材と必要な配筋を取り付けた中空コンクリート基板を工場で製造し、それを施工現場に持ち込んで躯体のスパン間に設置した後、現場打ちコンクリートを打設するようにした中空コンクリートスラブの施工方法と共に、集合住宅などを建てるときに広く採用されている。
ところで、現場打ち中空コンクリートスラブの施工では、現場打ちコンクリートの打設により軽量体である埋込材に浮力が生じる。その浮力が上端筋に作用すると上端筋が不安定になることから、特許文献1(実公昭61−43862号公報)に記載のように、基板に一端を固定した支承脚の他端側で埋込材を押さえ付けることによって、埋込材の浮力が直接上端筋に作用しないようにすることが行われる。
他の方法として、特許文献2(特開2002−266457号公報)には、図4に示すように、上端筋14,14と下端筋12,12との間に埋込材(不図示)を配置し、上端筋に溶着した上補助筋14aに埋込材が当接することによって、埋込材の浮力を上端筋によって受け止めると共に、型枠10に固定した主筋支持体1の支柱2の上端折曲部3により、上端筋14,14が上方へ移動するのを規制することにより、浮力に対する上端筋の安定を図ることも行われる。
実公昭61−43862号公報 特開2002−266457号公報
特許文献1に記載の方法は多数ある埋込材に対応して、型枠に支承脚を取り付ける作業が必要であり、やや施工が煩雑化する。特許文献2に記載の方法は、型枠の何か所かに主筋支持体1を固定すれば所期の目的は達成可能であり、比較して施工現場での工程数を少なくすることができる。しかし、主筋支持体1の支持基台1aを型枠10に固定するには、型枠10の裏面(下階)からネジ4を支持基台1aにネジ込む必要があり、そのため下階に足場を設置してその作業を行うことが求められる。また、結果として支持基台1aの型枠10への固定作業は、型枠10の上(上階)と下(下階)での共同作業となるので、多くの作業者数も必要となる。
さらに、支持基台1aと一体である支柱2を折り曲げて上端筋14を支持し、また、同じ主筋支持体1で下端筋12をも支承する形態のために、配筋の仕方および主筋支持体1を型枠10に固定する数と場所の双方において、ある程度の制限を受ける。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、現場打ち中空コンクリートスラブを構築するに際し、現場での作業を容易化でき、かつ、施工の自由度も大きくすることのできる、より改良された現場打ち中空コンクリートスラブ構造と現場打ち中空コンクリートスラブおよびその施工方法、並びにそこで用いる下端筋留め具を提供することを目的とする。
本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造は、施工現場で型枠の上に少なくとも下端筋と埋込材と上端筋とを配置した状態で現場打ちコンクリートを打設して構築される現場打ち中空コンクリートスラブ構造であって、上端筋と下端筋とは上下筋結束具で連結されていて上端筋の上方への移動は上下筋結束具により規制を受けるようになっており、下端筋は下端部材を型枠に係止した下端筋留め具の上端部材が係止することにより上方への移動が規制されるようになっており、埋込材はスペーサを介して上端筋に当接することにより現場打ちコンクリートの打設により生じる浮力が上端筋により規制されるようになっており、かつ、前記下端筋留め具は型枠の上からの作業によりその下端部材が型枠から抜け出ないよう係止できる構造のものであることを特徴とする。
また、本発明による現場打ち中空コンクリートスラブは、上記の現場打ち中空コンクリートスラブ構造から、下端筋留め具の下端部材と型枠とを取り除くことによって構築されるものである。
さらに、本発明は、上記の現場打ち中空コンクリートスラブを施工する方法として、型枠の上からの作業によって下端部材が型枠から抜け出ないよう下端筋留め具を型枠上面に取り付ける工程、下端筋留め具の上端部材に下端筋を係止しながら配筋する工程、下端筋の上に埋込材を置いていく工程、埋込材の上にスペーサを介して上端筋を置いていく工程、上端筋を上下筋結束具で下端筋と連結しながら配筋する工程、現場打ちコンクリートを打設する工程、および、打設したコンクリートが硬化した後に下端筋留め具の下端部材と型枠を取り除く工程、とを少なくとも備えることを特徴とする現場打ち中空コンクリートスラブの施工方法、も開示する。
本発明によれば、埋込材の浮力によって生じる上端筋が上方へ移動しようとする力は上下筋結束具に伝えられ、そこから下端筋に伝えられる。下端筋は下端筋留め具の上端部材に係止しており、下端筋に作用する力は下端筋留め具に伝えられる。そして、下端筋留め具の下端部材は型枠から抜け出ないように係止されている。そのために、配筋作業後に現場打ちコンクリートを打設し、それにより埋込材に浮力が生じて、その力が上端筋に作用しても、上端筋および下端筋は所要位置に安定して留まることができる。
そして、下端筋留め具は型枠の上からの作業によりその下端部材が型枠から抜け出ないよう係止できる構造のものであり、施工現場で型枠を建て込んだ後の諸作業は、下端筋留め具の型枠への固定作業も含めて、すべて型枠の上での作業となる。そのために、下階に足場を組む必要はなく作業が容易化すると共に、配置する作業者の数も少なくすることができる。
また、上端筋と下端筋は上下筋結束具で連結されており、下端筋は上下筋結束具とは無関係に下端筋留め具でもって型枠に連結される構成であり、上端筋と下端筋とを配筋しかつ連結するときの自由度は大きくなり、さらに、下端筋を下端筋留め具でもって型枠に固定するときの自由度も大きくなる。そのために、現場打ちコンクリートを打設する前の諸工程を大きく簡素化することができる。
現場打ちコンクリートが硬化した後、下端筋留め具の下端部材の全部または一部を現場打ち中空コンクリートスラブ構造から取り除き、さらに、型枠を取り除くことにより、本発明による現場打ち中空コンクリートスラブが構築される。従って、本発明による下端筋留め具は、型枠の上からの作業によりその下端部材が型枠から抜け出ないよう係止できる構造であると共に、その下端部材を容易に除去できる構造であることが望ましい。また、施工現場での異なった配筋環境にも適切に対処できるように、下端部材と上端部材との間隔が可変とされた構造であることも望まれる。
そのために、好ましくは、下端筋留め具として、下端部材と上端部材とが袋ナットを介して分離可能に連結した構造のものが用いられる。より好ましくは、下方に折曲部を有し上端側にネジが切られた下端部材と、上方に折曲部を有し下端側にネジが切られた上端部材と、下端部材と上端部材のネジが切られている部分を分離可能に連結する袋ナットとからなる構造のものが用いられる。
この構造の下端筋留め具を用いる場合には、最初に、型枠における下端筋留め具を固定しようとする位置に穴を開ける。下端筋留め具から下端部材を取り外し、その下端部を穴に通して裏面側に出して穴から抜け出ないようにする。その状態の下端部材の上端側に袋ナットをネジ込むことにより、下端筋留め具の型枠に対する取り付けは終了する。次に、下端筋を、下端筋留め具の上端部材に係止させながら、必要に応じて、型枠との間に適宜のスペーサを配置しながら、配筋する。その際に、袋ナットあるいは上端部材を回転することにより、型枠と上端部材との間の距離は変化するので、下端筋の高さ方向の位置決めも容易に行うことができる。この作業は、前記のように、すべて型枠の上(上階)での作業として行うことが可能であり、作業は安全かつ容易である。現場打ちコンクリートが硬化した後に、下端部材を回転することにより、中空コンクリートスラブ構造から下端部材を容易に取り外すことができる。
下端筋留め具として、下端部材に易破断部を備えた構造のものを用いることもできる。易破断部としては、切り込みを入れて断面積を小さくした領域などであってよい。この態様の下端筋留め具を用いる場合には、型枠の裏面に出ている下端部材の部分をハンマーなどで打ち込むことによって、容易に易破断部から破断できる利点がある。
現場打ちコンクリートが、袋ナットと型枠との間に露出している下端部材の部分に入り込み、その状態で硬化することも起こりうる。その場合に、下端部材の回転や衝撃による破断が困難となる。そのために、袋ナットと型枠との間に露出している下端部材が現場打ちコンクリートに接触しないようにするための保護筒を備える構造の下端筋留め具を用いることは、さらに好ましい。
本発明において、埋込材は発泡ポリスチレンのような合成樹脂の発泡体が好ましいが、現場打ちするコンクリートよりも比重が小さいものであれば、これに限らす既知の軽量埋込材を用いることができる。埋込材の形状や大きさは、上記の条件を満たすことを条件に、施工しようとする現場打ち中空コンクリートスラブの設計条件に合わせて適宜選択すればよいが、施工現場で現場打ちコンクリートが裏面側に容易に回り込むことができるように、埋込体の少なくとも裏面側のコーナー部を丸みをおびた形状としておくことは好ましい。平面視での形状は矩形状が普通であるが、これに限られない。
本発明によれば、現場打ち中空コンクリートスラブを構築するに際し、現場での作業を容易化でき、かつ、施工の自由度も大きくすることが可能となる。結果として、施工コストの低減ももたらされる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施の形態に基づき説明する。図1は本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造を示す断面図であり、図2はそこで用いられる下端筋留め具およびその使用態様を説明するために、図1でのAの部分を拡大して示す図である。また、図3は上下筋結束具の一例を示す図である。
現場打ち中空コンクリートスラブの施工に際し、最初に、合板などによりコンクリート打ち込み用の型枠10を造る。その上に適宜のスペーサ11を介して縦横に下端筋12を配筋する。スペーサ11により型枠10と下端筋12の間には一定の距離が確保される。その後、下端筋留め具20を用いて、下端筋12が上方へ移動できないように型枠10に固定する。
図2に示すように、この例において、下端筋留め具20は下端部材21と上端部材25を有し、両者は袋ナット28により分離可能に連結されている。下端部材21は丸鋼棒であり、下方に折曲した水平部22を有し、上端側にはネジ23が切られている。さらに、ネジ23が切られた部分の直下には切り込み24が入れられていて、衝撃により破断し易いようになっている。上端部材25も同じ丸鋼棒で作られており、上方には折曲して下方に向けて傾斜した傾斜部26を有し、下端側にはネジ23とは逆のネジ27が切られている。袋ナット28は上下に相互に逆ネジとなる内ネジ29、29を有し、内ネジ29、29には、下端部材21のネジ23の部分と上端部材25のネジ27の部分が螺合している。さらに、袋ナット28には、外嵌合状態で上下方向に摺動できる筒体30が取り付けてある。
下端筋留め具20を型枠10に取り付けるに際して、型枠10の上にいる作業者は、下端筋留め具20を取り付けるべき位置に、図2に示すように、その下端部材21を上から差し込んでその水平部22を型枠10の裏面に定着させることのできる大きさの穴16を形成する。その穴16を利用して、作業者は、型枠10の上から下端筋留め具20の下端部材21を傾斜状に差し込んだ後、垂直姿勢とすることによって、上から引っ張っても下端筋留め具20が型枠10から抜け出ないよう下端筋留め具20を型枠上面に取り付けることができる。また、その姿勢では、袋ナット28に上下方向に摺動自在に外嵌合した筒体30が下方に落下して、下端縁を型枠10に衝接した状態となる。
その後、上端部材25を回転して下端部材21との間隔を広げた状態として、上端部材25の傾斜部26の部分を下端筋12に引っ掛ける。その後、袋ナット28を回転することにより、スペーサ11との間にゆるみのない状態で、下端筋12を型枠10との間で保持することができる。それにより、下端筋12を上方に移動しようとしても、その動きは、下端筋留め具20の下端部材21が型枠10の裏面に係止していることにより、規制される。
なお、下端部材21を袋ナット28に取り付けた状態では、上記の作業が困難な場合には、下端部材21を回転して袋ナット28から取り外した状態で下端部材21を型枠10に係止し、その後、袋ナット28をネジ込むようにしても、同じ結果が得られる。
上記のようにして固定した下端筋12の上に、所要の間隔を保ちながら複数個の埋込材30を配置する。埋込材30は図示の例では矩形体形状であるが、中空コンクリートスラブで用いられている従来知られた任意の形状のものであってよい。埋込材30の平面視での大きさも任意であり、施工性を考慮して適宜の大きさのものとすればよい。また、埋込材30は例えば発泡スチロールのような発泡樹脂成形体であることが好ましいが、打設するコンクリートよりも軽いものであれば、中空の非発泡樹脂成形体、中空の金属成形体のような発泡樹脂以外の材料であってもよい。
配置した各埋込材30の上に、適宜のスペーサ15を置き、それを利用して上端筋14を縦横に仮置きすると同時に、上端筋14と下端筋12の間の適所に上下筋結束具40を取り付ける。それにより、上端筋14と下端筋12とは上下方向に自由に離間しないようになる。上下筋結束具40は上下端に上端筋14と下端筋12の引っ掛け部を備えていれば任意の形状であってよいが、図3に示すように、引っ掛け部を先端に持つ2つの部材41、42を袋ナット43で繋ぎ合わせた形態のものは、引っ掛け部間の距離を調整できるので、施工上、有効である。
次に、現場打ちコンクリートCを打設する。前記のように、この時点では、下端筋留め具20の袋ナット28に外嵌合した筒体30は下方に落下して、その下端縁を型枠10に衝接した状態となっているので、下端部材21の袋ナット28から露出している部分に打設したコンクリートCが回り込むことはなく、また、型枠10に形成した穴16に打設コンクリートCが入り込むこともない。
コンクリートCの打設により、埋込材30に浮力が生じ上方へ移動しようとするが、その移動はスペーサ15が上端筋14に衝突することにより規制される。移動が停止しても、埋込材30の浮力は上端筋14に作用しており、上端筋14は浮き上がろうとする。しかし、上端筋14は、上記のように、上下筋結束具40により下端筋12に繋がり、下端筋12は下端筋留め具20により型枠10に繋がっている。そのために、上端筋14に埋込材30を介して上方向への力が作用しても、上端筋14はその位置に止まっており、位置ズレを起こすことはない。
現場打ちコンクリートCが硬化することにより、図1に示す本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造が構築される。これまでの作業はすべて型枠10の上での作業、すなわち上階での作業となるので、従来の下階での作業を必要とする施工法と比較して、作業は容易で安全であり、工程数も少なく、作業者数も少なくすることができる。
コンクリートの硬化後に、作業者は、型枠10の裏面に出ている下端筋留め具20の下端部分21の水平部22を回転させて、袋ナット28から下端部分21を取り外す。前記のように、袋ナット28に取り付けた筒体30の存在により、打設したコンクリートCによって取り外し作業が影響を受けることはない。万一、打設したコンクリートCが下端部分21に付着した状態で硬化してしまった場合でも、下端部分21には切り込み24が形成されており、その部分が易破断部となって、型枠10の裏面に出ている下端部分21をハンマーで叩くことにより、必要部分を容易に分離することができる。
上記した現場打ち中空コンクリートスラブから、すべての下端筋留め具20の下端部分21を取り除き、その後で型枠10を取り除く。必要な場合には、下端部分21を取り除いた後に形成された穴をパテ埋めする。それにより、本発明でいう「現場打ち中空コンクリートスラブ」が完成する。
なお、袋ナット28の下端を型枠10に衝接させた状態で現場打ちコンクリートを打設できるような施工環境下では、「筒体30」や「切り込み24」を設けなくても、下端筋留め具20は所期の目的を達成できるので、それらを省略することができる。
本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造を示す断面図。 本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造で用いられる下端筋留め具およびその使用態様を説明するための図であり、図1でのAの部分を拡大して示している。 本発明による現場打ち中空コンクリートスラブ構造で用いられる上下筋結束具の一例を示す図。 従来の現場打ち中空コンクリートスラブの施工態様を説明する図。
符号の説明
10…型枠、11、15…スペーサ、12…下端筋、14…上端筋、16…穴、20…下端筋留め具、21…下端部材、22…水平部、24…切り込み、25…上端部材、28…袋ナット、29…内ネジ、30…埋込材、40…上下筋結束具

Claims (9)

  1. 施工現場で型枠の上に少なくとも下端筋と埋込材と上端筋とを配置した状態で現場打ちコンクリートを打設して構築される現場打ち中空コンクリートスラブ構造であって、
    上端筋と下端筋とは上下筋結束具で連結されていて上端筋の上方への移動は上下筋結束具により規制を受けるようになっており、下端筋は下端部材を型枠に係止した下端筋留め具の上端部材が係止することにより上方への移動が規制されるようになっており、埋込材はスペーサを介して上端筋に当接することにより現場打ちコンクリートの打設により生じる浮力が上端筋により規制されるようになっており、かつ、前記下端筋留め具は型枠の上から作業によりその下端部材が型枠から抜け出ないよう係止できる構造のものであることを特徴とする現場打ち中空コンクリートスラブ構造。
  2. 下端筋留め具として、下端部材と上端部材とが袋ナットを介して分離可能に連結した構造のものを用いることを特徴とする請求項1に記載の現場打ち中空コンクリートスラブ構造。
  3. 下端筋留め具として、下端部材に易破断部を備えた構造のものを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の現場打ち中空コンクリートスラブ構造。
  4. 下端筋留め具として、現場打ちコンクリートの打設時に袋ナットと型枠との間に露出している下端部材の部分を現場打ちコンクリートに接触しないようにするための保護筒をさらに備える構造のものを用いることを特徴とする請求項2または3に記載の現場打ち中空コンクリートスラブ構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の中空コンクリートスラブ構造から下端筋留め具の下端部材と型枠とを取り除くことによって構築された現場打ち中空コンクリートスラブ。
  6. 施工現場で型枠の上に少なくとも下端筋と埋込材と上端筋とを配置した状態で現場打ちコンクリートを打設して構築される現場打ち中空コンクリートスラブの施工方法であって、型枠の上からの作業によって下端部材が型枠から抜け出ないよう下端筋留め具を型枠上面に取り付ける工程、下端筋留め具の上端部材に下端筋を係止しながら配筋する工程、下端筋の上に埋込材を置いていく工程、埋込材の上にスペーサを介して上端筋を置いていく工程、上端筋を上下筋結束具で下端筋と連結しながら配筋する工程、現場打ちコンクリートを打設する工程、および、打設したコンクリートが硬化した後に下端筋留め具の下端部材と型枠を取り除く工程、とを少なくとも備えることを特徴とする現場打ち中空コンクリートスラブの施工方法。
  7. 請求項6に記載の現場打ち中空コンクリートスラブの施工方法で使用する下端筋留め具であって、下方に折曲部を有し上端側にネジが切られた下端部材と、上方に折曲部を有し下端側にネジが切られた上端部材と、下端部材と上端部材のネジが切られている部分を分離可能に連結する袋ナット、とからなることを特徴とする下端筋留め具。
  8. 下端部材には易破断部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の下端筋留め具。
  9. 袋ナットに摺動自在に外嵌合する保護筒をさらに備えることを特徴とする請求項7または8に記載の下端筋留め具。
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