JP2005048403A - 保水性機能を有する舗装体 - Google Patents
保水性機能を有する舗装体Info
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Abstract
【解決手段】本発明の保水性機能を有する舗装体は、空隙率が10〜40%の舗装体において、前記空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を含み、この保水性注入材の組成が、セメント系結合材100質量部、保水性材料5〜60質量部及び水60〜200質量部からなる混練物である。舗装体としては、透水性コンクリート舗装体、透水性アスファルト舗装体、透水性インターロッキングブロック、透水平板等が挙げられる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、保水性機能を有する舗装体に関するもので、更に詳しくは、本発明は、保水性注入材の圧縮強度に優れ、かつ吸水性に優れ、温度上昇抑制効果の持続性に優れた保水性注入材を用いた保水性機能を有する舗装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、開粒度アスコン、透水性コンクリート舗装などの空隙部分に保水機能を有する注入材を注入する保水性舗装の技術がある。このような保水性舗装においては、注入材の強度を維持するために保水材の量が制限され、注入材に十分な吸水率が得られず、降雨がない場合の温度上昇抑制効果の持続期間が短い。これとは逆に、保水材の量を増加させると、注入材の強度が低下し、実用上問題が生じる。一方、セメントと疎水性の被膜を形成する吸水性樹脂を含む舗装用処理材においては、該処理材をスラリー状で舗装面に散布することで、スラリーが舗装の間隙に入り込むと共に、セメントの凝結によって固定されるので、疎水性被膜によって吸水による吸水性樹脂の膨張速度が遅延し、舗装用処理材、特に吸水性樹脂を舗装に大量に注入することができる。その結果、吸水性樹脂中の水の気化熱で舗装体の温度を低下させることができ、また冬季における舗装面の凍結を抑制することができる(特許文献1参照)。また舗装表面に滞水することなく水の気化熱を利用し、継続的に舗装体の温度上昇を抑制できる舗装体構造において、有孔表層中に多量の空隙を有する保水能力の高い材料であって、前記空隙に走行車両の通行にも耐えうる材料であるシルト系充填材を充填した技術が開示されている(特許文献2参照)。更に、保水性舗装体において、吸水率100%以上で粒径1〜5μmの超微粉の多孔質フィラーをセメント100質量部に対して25〜65質量部含有する保水性を持つスラリー状充填材が提案されている(特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願2001−8171
【特許文献2】
特許第3156151号
【特許文献3】
特開2001−303504
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、特許文献1に開示されている吸水性樹脂を含む舗装用処理材においては、吸水速度が速いものの、乾燥速度も速く、したがって水の蒸発潜熱による舗装面の温度抑制効果の持続性に乏しいという問題がある。また、特許文献2に開示されている舗装体構造の有効有孔表層中の空隙に走行車両の通行にも耐えうる材料であるシルト系充填材を充填したものにあっては、吸水率を高くするためにシルト系充填材(注入材)の含有率を大きくすると、注入材の圧縮強度が低下し、得られる舗装体は実用上適当ではない。またシルト系充填材の含有率小さくすると、注入材に十分な吸水率が得られず、降雨などによる吸水がない場合に温度上昇抑制効果が得られないという問題がある。さらに、特許文献3に開示されているように保水性舗装体において、高吸水率の超微粉材料を添加すると、スラリーの流動性が悪いこと、さらにその経時変化が著しく大きいという問題があるばかりでなく、多孔質フィラーの吸水時と乾燥時における体積変化が非常に大きいことなどにより、スラリーが硬化したあとの乾燥作用により硬化体にひび割れが入るという問題も明らかになった。 そこで、本発明者等は、前記問題点について、種々、検討した結果、舗装面の温度上昇抑制効果を長時間持続させ、かつ舗装面が実用上問題のない圧縮強度を得るために、保水能力の高い保水材として非焼成バーミュライト又は製紙スラッジ又は珪藻土を単独、又はこれらを適宜の比率で混合しかつ少ない添加量で使用することを見出した。本発明はこの知見に基づいて保水能力の高い保水材をセメント系結合材と混合し、保水性注入材を製造し、これを舗装体に適用したところ、舗装体の表面温度をきわめて良好に抑制でき、長時間にわたって温度上昇抑制効果が持続することを見出した。更にセメント系結合材として、超速硬セメントを使用することで、短時間で実用強度を得ることができる。したがって、本発明が解決しようとする第1の課題は、舗装面の温度上昇抑制効果を長時間持続させ、かつ舗装面が実用上問題のない圧縮強度を得る保水性機能を有する舗装体を提供することにある。また本発明が解決しようとする第2の課題は、舗装面の温度上昇抑制効果を長時間持続させ、かつ舗装面が実用上問題のない圧縮強度を短時間で得られる保水性機能を有する舗装体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以下の各発明によってそれぞれ達成される。
【0006】
(1)空隙率が10〜40%の舗装体において、前記空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を有することを特徴とする保水性機能を有する舗装体。
(2)保水性注入材が、セメント系結合材100質量部、保水性材料5〜60質量部及び水60〜200質量部からなる混練物であることを特徴とする前記第1項に記載の保水性機能を有する舗装体。
(3)保水性材料が、粒子径20〜400μmで最大吸収率が5%以上である天然非焼成バーミュライト、粒子径が5〜1000μmで主要成分がSiO2とA2O3からなり最大吸収率が30%以上である製紙スラッジ焼却灰又は粒子径が5〜50μmで最大吸収率が10〜100%である珪藻土から選択された少なくとも一種からなることを特徴とする前記第1項又は第2項に記載の保水性機能を有する舗装体。
(4)セメント系結合材が、ポルトランドセメントであることを特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(5)セメント系結合材が、超速硬セメントであり、かつ保水性注入材の材齢3時間で0.5N/mm2以上の圧縮強度を発現し得ることを特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(6)セメント系結合材100質量部に対し、粒子径50〜150μmの範囲の粒子が、90%以上である細骨材を1〜60質量部添加することを特徴とする前記第1項乃至第5項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(7)セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有することを特徴とする前記第1項乃至第6項6のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(8)保水性注入材が、1〜5%の空気を含有することを特徴とする前記第1項乃至第7項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(9)セメント系結合材100質量部に対し、高性能減水剤を0.01〜3.0質量部含有することを特徴とする前記第1項乃至第8項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
(10)セメント系結合材100質量部に対し、ポリマーを0.01〜10質量部含有することを特徴とする前記第1項乃至第9項のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、この例によって限定されるものではなく、明細書からみて、直接的かつ一義的に導き出せる範囲の事項をも含むものである。本発明の第1項に記載の保水性機能を有する舗装体は、空隙率が10〜40%の舗装体において、前記空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を有することを特徴とするものであり、前期舗装体の空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を有することにより、舗装面の温度上昇抑制効果を長時間持続させ、かつ舗装面が実用上問題のない圧縮強度が得られるという優れた効果を奏するものである。本発明に用いられる舗装体は、空隙率が10〜40%であって、好ましくは透水性コンクリート舗装体、透水性アスファルト舗装体、透水性インターロッキングブロック、透水平板、玉砂利、バラスト等の舗装体に適用される。これらの舗装体の空隙率は、10〜40%であって、空隙率が10%未満では保水性注入材の注入量が十分でなく、舗装体として十分な保水効果が得られないので、温度上昇抑制効果を十分発揮できない。またこの空隙率が40%を超えると舗装体の強度が弱くなり走行車両の通行に支障がでる恐れがある。したがって、舗装体の空隙率は、10〜40%が好ましく、更には10〜35%が好ましい。また舗装体の空隙部分には、最大吸水率30〜80%の保水性注入材が注入されている。本発明では、舗装体の空隙部分に注入される保水性注入材の最大吸水率が30〜80%の範囲が好ましく、このような保水性注入材は、セメント系結合材と保水性材料を主成分とし、このうち保水性材料としては、非焼成バーミュライト、製紙スラッジ焼却灰、珪藻土等が挙げられ、好ましくは、非焼成バーミュライトは、粉体のものが用いられ、粒径20〜400μmで、最大吸水率が5%以上である天然の非焼成バーミュライトであり、更に好ましくは10〜30%の範囲である。また製紙スラッジ焼却灰は、粒子径が、5〜1000μmで、主要成分がSiO2 とAl2O3 からなり、最大吸水率が30%以上である製紙スラッジ焼却灰が好ましく、更に好ましくは40〜80%の範囲である。珪藻土にあっては、特に単独で用いる場合には、粒子径が5〜50μmで、最大吸水率が10〜100%であり、珪藻土は他の保水性材料と併用する場合に特に好ましい性能を発揮する。
【0008】
セメント系結合材としては、超速硬セメント、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、白色セメント等が挙げられる。本発明に用いられる超速硬セメントは、ポルトランドセメント100質量部に対し、カルシウムアルミネートと無水石膏からなる速硬成分を5〜100質量部混合して得られるセメントであり、MG−5(三菱マテリアル株式会社製)などが挙げられる。またカルシウムアルミネートと無水石膏からなる速硬成分としては、コーカエース(三菱マテリアル株式会社製)、コスミック(電気化学工業株式会社)などがあり、これらはポルトランドセメントと適宜混合して使用される。本発明に用いられる保水性注入材は、セメント系結合材100質量部、保水性材料5〜60質量部及び水60〜200質量部からなる混練物であることが好ましく、保水性材料が5質量部未満のときは、十分な保水効果が得られない。また保水性材料が60質量部を越えても、それ以上の保水効果は得られないばかりか強度の低下に影響し十分な舗装体が得られない。好ましくは10〜50質量部である。また水の量は、水60〜200質量部が好ましく、保水性材料の注入性や施工性等を考慮してこの範囲で選択することができる。本発明の保水性注入材には、適度の流動性を付与しかつ注入性を良くするために、セメント系結合材100質量部に対し、粒子径50〜150μmの範囲の粒子が90%以上である細骨材を添加することことができる。また細骨材の添加量は、セメント系結合材100質量部に対して1〜60質量部が添加される。細骨材の添加量が、1質量部未満では、注入性の改善に寄与しない。また細骨材の添加量が、60質量部を越えると、セメント系結合材の相対比率が下がるので、強度が低下するばかりでなく最大吸水率も低下する。
【0009】
本発明において、前期第7項に記載される保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有する。このような起泡剤としては、合成界面活性剤系起泡剤、樹脂石鹸系起泡剤、タンパク質系起泡剤等が用いられ、起泡剤により保水性注入剤中にマクロエアを導入することで注入材の最大吸収率を高めることができる。導入空気量は、セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有させることで、保水性注入剤中に1〜5%の範囲で空気を含有させることができる。空気量が1%以下では吸水率の増加があまり見られず、逆に空気量が5%以上となる場合には圧縮強度の低下を招く。また本発明において、前期第8項に記載される保水性機能を有する舗装体では、保水性注入材が、1〜5%の空気を含有するが、空気の導入には、空気連行剤が用いられる。空気連行剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、両面界面活性剤等が用いられ、空気連行剤により保水性注入剤中にマクロエアを導入することで注入材の最大吸収率を高めることができる。導入空気量は、1〜5%の範囲がよく、空気量が1%以下では吸水率の増加があまり見られず、逆に空気量が5%以上となる場合には圧縮強度の低下を招く。
【0010】
本発明において、前期第9項に記載される保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、高性能減水剤を0.01〜3.0質量部含有する。本発明に用いられる高性能減水剤は、保水性注入剤の舗装体への注入性を改善するために用いられ、好ましくはナフタレンスルフォン酸塩系、メラミンスルフォン酸系セメント系、ポリカルボン酸系、リグニンスルフォン酸系等の化合物が挙げられ、液体であっても粉末状のものであってもよい。これらの添加率は、セメント系結合剤に対して0.01%〜3.0質量%であることが好ましく、0.01質量%未満では保水性注入剤の舗装体への注入性の改善効果が顕著でない。一方、3質量%を超えると保水性注入剤の流動性が過剰となり材料分離やブリーディングを生じるので好ましくない。本発明において、前期第10項に記載される保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、ポリマーを0.01〜10質量部含有する。本発明に用いられるポリマーは、保水性注入剤の分離やブリーディングの低減,更には硬化後のひび割れの発生を抑制するために用いられ、アクリル系の再乳化粉末樹脂、シリコーン樹脂、SBR樹脂などが挙げられる。ポリマーの添加率が0.01質量%未満では、材料分離やブリーディングの抑制効果が顕著ではなく、一方、10質量%を超えると保水性注入剤の粘性が大きくなり過ぎて注入性を阻害するため好ましくない。
【0011】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。まず、実施例及び比較例に用いられる使用材料を表1に示す。表1において、本発明に用いられる非焼成バーミュライト1は、吸水率9.2%、平均粒子径25μmであり、製紙スラッジ焼却灰は、吸水率51.5%、平均粒子径135μmであり、珪藻土は吸水率14.5%、平均粒子径8.1μmである。また比較例で用いられる非焼成バーミュライト2は、吸水率4.2%、平均粒子径15μmであり、鹿沼土は、吸水率82%、平均粒子径360μmであり、多孔質炭酸カルシウムは、吸水率155%、平均粒子径2.5μmである。これら保水材料の吸水率は、JIS−A−1109「細骨材の密度及び吸水率の試験方法に準拠して測定し、また平均粒子径はレーザー回折式の粒度分布計を用いて測定した。本発明に用いられる保水性注入剤の製造に際し、2種類の混練方法を用いた。混練方法1は、所定量計量した水に、結合材料と保水材料の混合物(3000)を投入し、ラボスターラーで混合し、保水性舗装用セメントミルク(保水性注入剤)を製造した。混練方法2は、所定量計量した水に、保水材料を投入しラボスターラーで2分間混合して保水材料に吸水させた後、結合材料を投入して2分間混合し、保水性舗装用セメントミルク(保水性注入剤)を製造した。
【0012】
〔保水性注入剤の吸水率測定方法〕保水性注入剤を4×4×16cmの型枠に流し込み、材齢3日で脱型した。これを20℃の水の中に24時間浸漬した後、重量を測定した(飽和質量W1)。これを40℃の通風乾燥機で24時間乾燥したものの重量を測定した(絶乾質量W2)。これらより次式で最大吸水率を算出した。
【0013】
最大吸水率=100×(飽和質量−絶乾質量)/絶乾質量
【0014】
保水性注入剤の流動性は、舗装試験便覧によるP漏斗流下時間を測定して表した。また保水性注入剤の注入性は、混練した保水性注入剤ミルクを空隙率25%の開粒度アスファルト混合物に流し込み、自然流下により注入されるものを良好と判定し、軽く振動させて注入されるものを、やや良好と判定し、更に注入しないものを、不良と判定した。
【0015】
〔実施例1〕表1に示す3種類の保水材料を用いて本発明の保水性注入剤を製造した。該保水性注入材において、普通セメント、保水材料及び水の配合割合を質量%で表1に示すとともに混合方法1または2によって製造した。普通セメントとしては普通ポルトランドセメントを用いた。また表1に示すように比較例を同様に製造した。試験した結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
表1から明らかなように、比較例1−1では、保水材料を含有していないので、注入材硬化体の最大吸水率が10.8%と低い。比較例1−2では非焼成バーミキュライト2を、比較例3では鹿沼土をそれぞれ25質量部添加したものであるが、いずれも混練直後にこわばりが生じP漏斗流下時間は測定不可、さらに注入性は不良であった。また、比較例1−4では多孔質炭酸カルシウムを25質量部添加したものであるが、P漏斗流下時間は測定可能で、注入性はやや良好であり、注入材硬化体の最大吸水率は67.0%を示したが、1週後の供試体にひびわれが発生した。これに対して、本発明では非焼成バーミキュライト1を使用することにより実施例1−1〜1−3に示されるように、P漏斗流下時間は目標範囲である9〜13秒であり、さらに注入性は良好であった。また、最大吸水率も51.5〜74.0%と優れている。また、本発明の如く、保水材料として製紙スラッジ焼却灰を用いた場合は、実施例1−4〜1−6に示されるように最大吸水率も54.8〜83.8%とさらに高い値を示した。保水材料として珪藻土を用いた場合は、実施例1−7〜1−9に示されるように最大吸水率も49.8〜70.0%であった。また、これらの供試体にはひびわれの発生は認められなかった。
【0018】
〔実施例2〕表2に示す3種類の保水材料を用いて本発明の保水性注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、保水材料および水の配合割合を表2で示すとともに混合方法1または2によって製造した。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。以下、速硬材としてはコーカエース(三菱マテリアル(株)製)を使用した。又、表2に示すように比較例を同様に製造した。試験の結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】
表2から明らかなように、比較例2−1の保水材料を含有しない場合には、P漏斗流下時間は10.0秒で注入性は良好であり、また圧縮強度も良好であるが、最大吸水率が9.2%と低い。また、比較例2−2では多孔質炭酸カルシウムを25質量部添加したものであるが、P漏斗流下時間は14秒であり、注入性は不良であった。注入材硬化体の最大吸水率は68.3%を示したが、1週後の供試体にひびわれが発生した。本発明では超速硬セメントを用いても、実施例2−1〜実施例2−9から明らかなように非焼成バーミキュライト1、製紙スラッジ焼却灰、珪藻土いずれの保水材料を用いても、注入性、最大吸水率が優れている。
【0021】
〔実施例3〕〔保水材料の組合せ1〕製紙スラッジ焼却灰と珪藻土の組合せ:
保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を組合せて本発明の保水性注入剤を製造した。該保水性注入材において、速硬性セメント、製紙スラッジ焼却灰、珪藻土及び水の配合割合を質量%で表3に示すとともに混合方法1によった。速硬性セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験した結果を表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】
表3から明らかなように、製紙スラッジ焼却灰と珪藻土とを組合せることにより圧縮強度をさらに向上させることができる。
【0024】
〔保水材料の組合せ2〕非焼成バーミュライト1と製紙スラッジ焼却灰の組合せ:
保水材料として非焼成バーミキュライト1と製紙スラッジ焼却灰を組み合せ、本発明の注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、非焼成バーミキュライト1と製紙スラッジ焼却灰および水の配合割合を質量部で表4に示す。混合方法は、1の方法によった。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験の結果を表4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】
表4から明らかなように、非焼成バーミュライト1と製紙スラッジ焼却灰とを組合せることにより最大吸収率をさらに向上させることができる。
【0027】
〔保水材料の組合せ3〕非焼成バーミュライト1と珪藻土の組合せ:
保水材料として非焼成バーミキュライト1と珪藻土を組み合わせて本発明の注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、非焼成バーミキュライト1と珪藻土および水の配合割合を質量部で表5に示す。混合方法は、1の方法によった。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験の結果を表5に示す。
【0028】
【表5】
【0029】
表5から明らかなように、非焼成バーミュライト1と珪藻土とを組合せることによって、最大吸収率はわずかに減少するが、P漏斗流下時間を最適にし、また圧縮強度をさらに向上させることができる。
【0030】
〔保水材料の組合せ4〕非焼成バーミュライト1と珪藻土と製紙スラッジ焼却灰の組み合わせ:
保水材料として非焼成バーミキュライト1と珪藻土と製紙スラッジ焼却灰とを組み合わせて本発明の保水性注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、非焼成バーミキュライト1と珪藻土と製紙スラッジ焼却灰および水の配合割合を質量部で表6に示す。混合方法は、1の方法によった。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験の結果を表6に示す。
【0031】
【表6】
【0032】
表6から明らかなように、非焼成バーミュライト1と珪藻土と製紙スラッジ焼却灰とを組合せることによって、P漏斗流下時間、注入性、圧縮強度並びに最大吸収率の優れた保水性注入材を得ることができる。
【0033】
〔実施例4〕保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を組み合わせ、かつ、起泡剤を添加して本発明の保水性注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、製紙スラッジ焼却灰、珪藻土、起泡剤(ファインフォーム707、ポゾリス(株)製)および水の配合割合を質量部で表7に示すとともに、混合方法1により製造し、また起泡剤は混練水に混合して使用した。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験の結果を表7に示す。
【0034】
【表7】
【0035】
表7から明らかなように、超速硬セメントに製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を加えた保水性注入材の組成に、起泡剤を添加することによって、P漏斗流下時間、注入性、圧縮強度および最大吸水率の優れた保水性注入材を得ることができる。
【0036】
〔実施例5〕保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を組み合わせ、かつ、細骨材と高性能減水剤と起泡剤を添加して本発明の保水性注入材を製造した。当該保水性注入材において、超速硬セメント、製紙スラッジ焼却灰、珪藻土、細骨材(日瓢社製)、高性能減水剤(商品名:メルメントF10M(SKW社製))、起泡剤(ファインフォーム707、ポゾリス(株)製)および水の配合割合を質量部で表8に示すとともに、混合方法1により製造した。細骨材と高性能減水剤は、超速硬セメントおよび保水材料とプレミックスした。また、起泡剤は混練水に混合して使用した。超速硬セメントとしては、普通ポルトランドセメントと速硬材の割合が60:40のものを用いた。試験の結果を表8に示す。
【0037】
【表8】
【0038】
表8から明らかなように、超速硬セメントに保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を加えた保水性注入材の組成に、細骨材、高性能減水剤および起泡剤を添加することによって、P漏斗流下時間、注入性、圧縮強度および最大吸水率の優れた保水性注入材を得ることができる。
【0039】
〔実施例6〕保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土とを1:1の質量比で混合し、該保水材料30質量部、超速硬性セメント100質量部、細骨材20質量部及び水150質量部と、表9に示すように、起泡剤(商品名エアフォーム707、ポゾリス社製)を超速硬セメントに対して0.01〜1質量部添加し製造した保水性注入材の空気量、圧縮強度および最大吸水率を測定した。混合方法は混合方法1とした。試験の結果を表9に示す。
【0040】
【表9】
【0041】
表9からも明らかなように、起泡剤無添加の場合は空気量が少なく、したがって圧縮強度は高いが、最大吸水率が低い。これに対して本発明の範囲の添加率で起泡剤を加えることによって、より高い最大吸水率を得ることができる。
【0042】
〔実施例7〕保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土とを1:1の質量比で混合し、該保水材料30質量部、超速硬性セメント100質量部、細骨材20質量部及び水150質量部と、表10に示すように、高性能減水剤(商品名メルメントF10M、SKW社製)を超速硬セメントに対して0.01〜1質量部添加し製造した保水性注入材の材料分離、ブリーディング率、舗装体への注入性を測定した。混合方法は混合方法1とした。試験の結果を表10に示す。
【0043】
【表10】
【0044】
表10から明らかなように、保水性注入材に高性能減水剤を添加しないものは、材料分離やブリーディングは生じないが、舗装体への注入性がやや不良となることがわかる。また、この高性能減水剤のセメントに対する添加率が5質量部を超えると材料分離が生じ、またブリーディング率が大きくなる。これに対して、本発明の範囲の添加率で高性能減水剤を加えることによって、材料分離することなく、ブリーディング率も少なくでき、さらに舗装体への良好な注入性が得られるのである。
【0045】
〔実施例8〕保水材料として製紙スラッジ焼却灰と珪藻土を1:1の質量比で混合し、該保水材料を30質量部、超速硬セメント100質量部、細骨材20質量部、高性能減水剤(商品名メルメントF10M、SKW社製)0.3質量部と、表11に示すように再乳化粉末樹脂(クラリアントポリマー社製)を超速硬セメントに対して0.01〜15質量部加え、さらに水200質量部を混合方法1で混練して保水性注入材を製造した。この保水性注入材の材料分離、ブリーディング率、舗装体への注入性を測定した。混合方法は混合方法1とした。試験の結果を表11に示す。
【0046】
【表11】
【0047】
表11から明らかなように、保水性注入材に再乳化粉末樹脂を添加しないものは、材料分離が発生し、ブリーディング率が高く、注入性もよくない。また、再乳化粉末樹脂のセメントに対する添加率が10%を超えると材料分離は発生しないが、舗装体への注入性が不良となる。これに対して本発明の範囲の添加率で再乳化粉末樹脂を添加することによって、材料分離、ブリーディングを抑えることができ、舗装体への注入性も改善される。
【0048】
〔実施例9〕図1に示されるような60×60×5cmの形状を有し、空隙率25%の開粒度アスコン試験体に、表9に示される配合1〜配合4の保水性注入材を注入して供試体1を作製した。保水性注入材は、表12に示されるような配合割合で製造した。ポリマーとしては、再乳化粉末樹脂(クラリアントポリマー社製)を使用した。他の使用材料は、実施例5までと同一である。また、混合方法1を用いて、保水性注入材を混合した。
また、比較例として配合5、配合6の注入材を、同様に前記アスコンに注入した供試体を得た。
得られた注入供試体は、1日間20℃の気中で養生した後、7日間水中に浸漬して飽水状態とした。ついで、図2に示される装置を用いて、これらの供試体1から40cmの上部に赤外線ランプ4を配置し、12時間照射し、該供試体1から5cmの位置に温度センサー31、32を設置し、温度記録計3により供試体1の表面温度を測定した。さらに同時に供試体1の質量を測定し、吸水率の変化を算出した。供試体表面温度のグラフを図3に、また、供試体1の吸水率変化のグラフを図4に示す。また、保水性注入材の試験結果を表12に示す。
【0049】
【表12】
【0050】
表12から明らかなように、本発明の保水性注入材である配合1〜配合4の保水性注入材を注入した供試体は、最大吸水率が優れているばかりでなく、図3および図4からも明らかなように12時間後の表面温度は50℃以下であり良好な温度上昇抑制効果が確認された。比較の配合5では短時間では温度上昇抑制効果が発揮されるものの、時間の経過とともに温度上昇が大きくなった。また配合6では、短時間で温度上昇が激しい。また、供試体の吸水率は、本発明の保水性注入材を使用した供試体では徐々に減少するのに対して、比較例の配合では吸水率の減少が著しい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、保水性機能を有する舗装体は、空隙率が10〜40%の舗装体において、前記空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を有することにより、舗装面の温度上昇抑制効果を長時間持続させ、かつ舗装面が実用上問題のない圧縮強度が得られるという優れた効果を奏するものである。また本発明において、保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有することにより保水性注入剤中にマクロエアを導入することで注入材の最大吸収率を高めることができる。導入空気量は、セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有させることで、保水性注入剤中に1〜5%の範囲で空気を含有させることができる。また空気連行剤により保水性注入剤中にマクロエアを導入することで注入材の最大吸収率を高めることができる。
【0052】
本発明において、保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、高性能減水剤を0.01〜3.0質量部含有することにより、保水性注入剤の舗装体への注入性を改善する。本発明において、保水性機能を有する舗装体では、セメント系結合材100質量部に対し、ポリマーを0.01〜10質量部含有することにより、保水性注入剤の分離やブリーディングの低減,更には硬化後のひび割れの発生をいっそう抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保水性注入材を注入された、空隙率25%の開粒度アスコン試験体からなる供試体を示す斜視図である。
【図2】表面温度と質量変化率を測定する装置を示す略図である。
【図3】赤外線照射時間と舗装体表面温度の関係を示すグラフである。
【図4】赤外線照射時間と舗装体の吸水率の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 保水性注入剤
2 アスファルト母体
3 温度記録計
31、32 温度センサー
4 赤外線ランプ
Claims (10)
- 空隙率が10〜40%の舗装体において、前記空隙部分に最大吸水率30〜80%の保水性注入材を有することを特徴とする保水性機能を有する舗装体。
- 保水性注入材が、セメント系結合材100質量部、保水性材料5〜60質量部及び水60〜200質量部からなる混練物であることを特徴とする請求項1に記載の保水性機能を有する舗装体。
- 保水性材料が、粒子径20〜400μmで最大吸収率が5%以上である天然非焼成バーミュライト、粒子径が5〜1000μmで主要成分がSiO2とA2O3からなり最大吸収率が30%以上である製紙スラッジ焼却灰又は粒子径が5〜50μmで最大吸収率が10〜100%である珪藻土から選択された少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材が、ポルトランドセメントであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材が、超速硬セメントであり、かつ保水性注入材の材齢3時間で0.5N/mm2以上の圧縮強度を発現し得ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材100質量部に対し、粒子径50〜150μmの範囲の粒子が、90%以上である細骨材を1〜60質量部添加することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材100質量部に対し、起泡剤を0.01〜1.0質量部含有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- 保水性注入材が、1〜5%の空気を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材100質量部に対し、高性能減水剤を0.01〜3.0質量部含有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
- セメント系結合材100質量部に対し、ポリマーを0.01〜10質量部含有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の保水性機能を有する舗装体。
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