JP2005046988A - 位置決め装置及び加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】径の違いに拘わることなく、全ての種類のワークを簡単かつ確実に位置決めすることができ、共用化を図ること。
【解決手段】位置決め装置10は、ワークWを載置するテーブルと、テーブルと同じ軸心周りに回動される回動円板体12と、それぞれがテーブルを貫通する保持ピンを有する四組からなる直線移動体13とを備える。テーブルは架台15上に固定される。回動円板体12は、架台15内にテーブル11と同軸上に設置され、ロータリアクチュエータにエアが供給されてスピンドルが回転することで0〜90度の範囲で軸周りに回動される。直線移動体13は、回動円板体12の周囲四方に配設された直線ガイド18に沿い摺動自在で、回動円板体12が回動すると直線移動する。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ワークを所定位置に位置決め固定する位置決め装置と、その位置決め装置を備えた加工装置に係り、特に、リング状のワークを取り扱うのに好適な技術に関するものである。
リング状のワークを加工するため、そのワークを所定位置に位置決め固定する必要がある。ワークとしては、直径が例えば25φ〜90φmmの広範囲に亘っており、かなりの種類を取り扱うようになっている。このようなワークがリング状であるので、加工に際しては、ワークを、その中心軸を中心として位置決する必要があるが、ワークが上記のように多くの種類からなっていることから、それぞれの径に応じた位置決め治具を製作しなければならなかった。
例えば、従来の位置決め治具は、ワークに挿通できるように略円錐状に形成された支柱を有しており、その支柱の太さ(径)がワークの径に応じて種々製作されていた。そして、ある大きさの径からなるワークを加工する場合、その径に応じた位置決め治具を設置することとなるが、ワークの種類が異なると、今度はその径に応じた位置決め治具を新たに設置することで対処しなければならなかった。
発明が解決しようとする課題
ところで、従来の位置決め治具は、ワークの種類に応じてそれぞれ製作しなければならなかったので、コストが著しく高くつくという問題があった。また、ワークの径が変わると、今まで使用していた位置決め治具を取り外す一方、次に使用する位置決め治具を取り付けるので、その都度位置決め治具を交換しなければならず、それだけ手間及び時間がかかるという問題もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、径の違いに拘わることなく、それら全ての種類のワークを簡単かつ確実に位置決め固定することができ、共用化を図ることができる位置決め装置及び加工装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、リング状に形成されたワークを所定位置に位置決め固定する位置決め装置であって、前記ワークを載置するテーブルと、該テーブルと同軸上に設けられ、軸心周りに回動される回動円板体と、それぞれが前記テーブルを軸方向に沿って貫通する保持ピンを有し、前記回動円板体の回動時、該回動円板体により直線移動されて前記保持ピンをテーブルの中心側から径方向に走査させる少なくとも三組以上からなる直線移動体とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る位置決め装置によれば、テーブルにワークが載置されたとき、回動円板体が回動されると、その回動円板体によって保持ピンの各々が中心側から径方向に走査されることで保持ピンがリング状のワークの内周部に当接し、ワークをテーブル上に軸心を一致させた状態で位置決め固定するので、ワークの径が種々異なっても、それに拘わることなくワークを確実に位置決め固定することができ、ワークの位置決め固定を良好にかつ速やかに行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の位置決め装置において、前記回動円板体及び前記直線移動体間に、前記回動円板体の回動に連動して前記直線移動体を直線移動させる係合機構が備えられていることを特徴とする。
本発明に係る位置決め装置によれば、回動円板体及び直線移動体間に、回動円板体の回動に連動して直線移動体を直線移動させる係合機構が備えられているので、回動円板体が回動したとき、係合機構によって直線移動体が直線移動することができるので、回動円板体の回動に伴って直線移動体を確実に直線移動させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の位置決め装置において、前記係合機構は、前記回動円板体の外側部に径方向に沿って設けられた切欠と、前記直線移動体に回転自在に支持されて前記切欠と係合するローラとからなることを特徴とする。
本発明に係る位置決め装置によれば、回動円板体に設けられた切欠と、直線移動体に支持されたローラとから係合機構が構成されているので、回動円板体が回動したとき、ローラが切欠内を転動することで直線移動体が直線移動することで、回動円板体の回動に伴う直線移動体の直線移動を確実に行わせることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか記載の位置決め装置において、前記保持ピンは、前記直線移動体に取り付けられると共に、前記回動円板体上に延在するレバーに立設されていることを特徴とする。
この発明に係る位置決め装置によれば、保持ピンが、直線移動体に対し回動円板体上に延在するレバーを介して取り付けられているので、回動円板体の回動に伴って直線移動体が移動すると、保持ピンがテーブル上で径方向に移動してワークの内周部に当接し、ワークを内側から確実に位置決め固定することができるので、外側からチャックや把持したりすると変形しにくいようなワークにも良好に位置決め固定することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか記載の位置決め装置において、前記保持ピンは、テーブル上における径方向の走査位置が調整可能とされていることを特徴とする。
本発明に係る位置決め装置によれば、保持ピンがテーブル上における径方向の走査位置が調整可能とされるので、より大きな径のワークでも位置決め固定することができ、従って、より大きな径のワークにも良好に対処することができる。
請求項6に係る発明は、種々径の異なるリング状のワークの一方の面を加工する第1加工機と、前記ワークの他方の面を加工する第2加工機と、ワークの面を反転させる反転手段とを備えた加工装置であって、前記第1及び第2加工機と前記反転手段とのそれぞれが請求項1から5のいずれか記載の位置決め装置を備えていることを特徴とする。
本発明に係る加工装置によれば、第1加工機と第2加工機と反転機構とを備え、これら第1及び第2加工機と反転機構とのそれぞれが位置決め装置を備えているので、径の違いに拘わることなくワークを速やかに所定位置に位置決め固定できるので、加工装置としてのタクトタイムを大幅に短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施の形態に係る位置決め装置を示す図であって、図1は位置決め装置を示す平面図、図2は同じく位置決め装置を示す縦断面の正面図、図3は位置決め装置を示す図1の縦断面の右側面図、図4は図2のX−X線に相当する断面図、図5は図2のY−Y線に相当する断面図、図6は位置決め装置が適用するワークを示す斜視図である。
本実施形態の位置決め装置を説明する前に、該位置決め装置を使用するワークについて図6を用いて述べると、ワークWは、直径が例えば25φ〜90φmmのリング状をなすものであって、その一方の面と他方の面とに一部を切り除いて形成されたノッチW1〜W4が後述する加工装置によって設けられる。
これらW1〜W4のうち、W1及びW2は、ワークWの一方の面において、互いに対向する(180度間隔)位置が加工されることで設けられ、W3及びW4は、ワークWの他方の面において、互いに対向する位置にあって、しかも上記ノッチW1及びノッチW2と90度間隔となるように設けられ、これによってW1〜W4が双方の面において互いに90度間隔で設けられるようになっている。
そのため、リング状のワークWが加工装置によって加工されるのに際し、本実施形態の位置決め装置がワークWを予め、軸心を一致させた状体に位置決め固定するようになっている。
そして、位置決め装置10は、図1〜図5に示すように、大別すると、ワークWを載置するテーブル11と、該テーブル11と同じ軸心周りに回動される回動円板体12と、それぞれがテーブルを軸方向に沿って貫通する保持ピン14を有する四組からなる直線移動体13とを備えて構成されている。
テーブル11は、図1〜図3に示すように、略四角の立方体形状に枠組され架台15上に固定されてあって、図1に明示するように略半円形状に形成された第1分割体11a及び第2分割体11bが互いに溝11cを隔てて対向配置されている。第1分割体11a及び第2分割体11bは、架台15に所定の高さをもって起立形成されている。これら第1、第2分割体11a、11b間の溝11cは、架台15の上面までの深さをもって形成されており、図示しない搬送手段などが入り込める空間をなしている。このテーブル11に図示しない搬送手段により、図1に一点鎖線にて示すワークWが載置される。
回動円板体12は、図2及び図3に示すように、架台15内に上記テーブル11と同軸上に設置されてあって、駆動源としてのロータリアクチュエータ16のス保持ピンドル17(図2参照)に取り付けられ、ロータリアクチュエータ16にエアが供給されてス保持ピンドル17が回転することで、例えば0〜90度の範囲で軸心周りに図4に示す矢印A方向に回動されるようになっている。但し、ェ動円板体12の駆動源としては、ロータリアクチュエータ16に限らず、例えばモータ等のような他の駆動源であってもよい。
直線移動体13は、図4及び図5に示すように、架台15内で回動円板体12の周囲四方にそれぞれ配設された直線ガイド18を有し、直線ガイド18に沿って摺動自在となっている。一方の直線ガイド18と隣り合う直線ガイド18とは互いに交差方向に設けられており、これら直線ガイド18は、図2及び図3に示すように架台15のベース19に固定されている。なお、回動円板体12は、図4においては実際には図示されないが、説明の便宜上、二点鎖線にて表示している。
各直線移動体13の内側には、図4に示すように腕20が延在して設けられると共に、その腕20の先端部に支持軸(符示せず)によってローラ22が回転自在に支持されている。ローラ22は、回動円板体12に設けられた切欠23と係合しており、回動円板体12が回動したとき、それに伴って移動する切欠23内を転動することで、直線移動体13が回動円板体12によって強制的に直線ガイド18上を直線移動するようになっている。切欠23は、図4及び図5に示すように、回動円板体12に径方向に沿い90度の間隔を隔てて設けられている。
従って、直線移動体13は、回動円板体12が回動すると、回動円板体12によってローラ22と回動円板体12の切欠23とからなる係合機構によって直線移動されるようになっている。
また、直線移動体13の各々には、回動円板体12上まで延在するレバー24を介して保持ピン14がそれぞれ立設され、それぞれの保持ピン14の先端部がテーブル11を軸方向に沿って貫通している。そのため、テーブル11には、図1に示すように、それぞれの保持ピン14の先端部を上方に貫通させる貫通孔26が設けられている。貫通孔26は、保持ピン14をテーブル11上に突出させるため、テーブル11及び架台15を貫通する長孔形状をなしており、テーブル11の面に対し90度の等間隔に設けられている。
レバー24は、L字状をなしており、その短辺側がボルト25によって直線移動体13に取り付けられると共に、その長辺側の先端部に保持ピン14が立設されている。保持ピン14の各々は、回動円板体12の回動によって直線移動体13がそれぞれ図5に示す矢印B方向に直線移動すると、それに伴いテーブル11上で径方向に走査するようになっている。
従って、保持ピン14の各々が図1に示すテーブル11の中心側から径方向に走査されることで、テーブル11上に載置されたリング状のワークWの内側に当接し、ワークWの中心部をテーブル11の軸心に一致させた状態でテーブル11上に位置決め固定するようになっている。
また、レバー24は、短辺側のボルト25を挿通する部分が長孔27をなしており、直線移動体13に対する取付位置が変更されることで、保持ピン14がテーブル11上における径方向の走査位置が調整可能とされている。
さらに、テーブル11にはセンサ28が設けられ、ワークWが載置されたとき、それを検出することで制御部(図示しない)の指令により、ロータリアクチュエータ16が駆動されるようになっている。
そして、上記の位置決め装置10は、図7に示す加工装置100に適用されている。図7は、位置決め装置10を備えた加工装置100を示す概略図である。
この加工装置100は、ワークWの一方の面に図6にて示したノッチW1及びW2を加工して形成するための第1加工機101と、ワークWの他方の面に図6にて示したノッチW3及びW4を加工して形成するための第2加工機102と、ワークWの面を反転させる反転機構103とを備えている。反転機構103は、第1加工機101がワークWの一方の面を加工し終えたとき、図示しない搬送手段によって第1加工機101からワークWを受け取ると、そのワークWを反転させて上下を逆形態とする。なお、反転機構103によって反転されたワークWは、図示しない搬送手段によって第2加工機102に搬送される。
これら第1加工機101及び第2加工機102と、反転機構103との搬入出部110には前述した位置決め装置10が備えられている他、ワークWの供給部104やワークWの収納部105の搬入出部110にも位置決め装置10が備えられ、更には図示しない加工ステーション等の搬入出部110にも位置決め装置10が備えられている。搬入出部110の位置決め装置10は、図示しない移動機構によって移動される。
本実施形態の位置決め装置10は、上記のように構成されているので、次にその動作について以下に説明する。
予め、直線移動体13が図4に示す位置に停止した状態にあって、これにレバー24を介して取り付けられた保持ピン14が図1に示すようにテーブル11の中心側にそれぞれ位置しているものとする。
この状態にあるとき、テーブル11に図示しない手段によってワークWが図1〜図3に示す一点鎖線のように載置されると、そのワークWをセンサ28が検出してロータリアクチュエータ16が駆動されることで、回動円板体12が図4における矢印Aのような時計方向に回動する。
上記回動円板体12の回動時、回動円板体12及び直線移動体13間に設けられてあって、かつ回動円板体12に設けられている切欠23と、この切欠23内を転動するローラ22とからなる係合機構が設けられているので、
回動円板体12の回動が進むにつれて直線移動体13が直線ガイド18上を図5に示す矢印B方向に移動し、直線移動体13にレバー24を介して取り付けられている保持ピン14が、図1に示す矢印Cのように中心側から径方向に走査することで、各々の保持ピン14の先端部がワークWの内周部に当接し、これによって、保持ピン14がワークWの中心をテーブル11の軸心に一致させた状態でテーブル11上に位置決め固定することとなる。
従って、この位置決め装置10は、テーブル11にワークWが載置されたとき、回動円板体12が回動されると、その回動円板体12によって保持ピン14の各々が中心側から径方向に走査されることで保持ピン14がリング状のワークWの内周部に当接し、該ワークWをテーブル11上に軸心を一致させた状態で位置決め固定するので、ワークWの径が種々異なっても、それに拘わることなくワークWを確実に位置決め固定することができ、ワークWの位置決め固定を良好にかつ速やかに行うことができる。
そのため、従来のようにワークの径に応じた種々の位置決め治具を用いることが不要になるので、つまり、該位置決め治具をワークの径に応じ種々製作することやワークの径が異なる毎に位置決め治具を交換することが不要になるので、全ての種類のワークを簡単かつ確実に位置決め固定することができ、ワークに対する共用化を実現することができる。
また、回動円板体12及び直線移動体13間に、回動円板体12の回動に連動して直線移動体13を直線移動させる係合機構が備えられていると、回動円板体12が回動したとき、係合機構によって直線移動体13が直線移動することができるので、回動円板体12の回動に伴って直線移動体13を確実に直線移動させることができる。
しかも、回動円板体12に径方向に沿って設けられた切欠23と、直線移動体13に回転自在に支持されて切欠23と係合するローラ22とから係合機構が構成されているので、回動円板体12が回動したとき、ローラ22が切欠23内を転動することで直線移動体13が直線移動するので、回動円板体12の回動に伴う直線移動体13の直線移動を確実に行わせることができる。
さらに、保持ピン14は、直線移動体13に対し回動円板体12上に延在するレバー24を介して取り付けられているので、回動円板体12の回動に伴って直線移動体13が移動すると、保持ピン14がテーブル11上で径方向に移動してワークWの内周部に当接し、ワークWを内側から確実に位置決め固定することができるので、外側からチャックや把持したりすると変形しにくいようなワークにも良好に位置決め固定することができる。
またさらに、保持ピン14は、レバー24に設けられた長孔27を利用し、直線移動体13に対するレバー24の取り付け位置が変更されることで、テーブル11上における径方向の走査位置が調整可能とされるので、より大きな径のワークWでも位置決め固定することができ、従って、より大きな径のワークにも良好に対処することができる。
一方、リング状のワークを位置決め固定するため、周囲四方向にシリンダが配設され、それぞれのシリンダのロッドが中心側から外周方向に前進することでリング状のワークを位置決めできるようにした市販の位置決め装置がある。
しかしながら、この市販の位置決め装置は、大形であって前述した大きさのワークに適用することができず、しかも四個のシリンダをも要するので、限られたスペース内に設置することができないばかりでなく、駆動源の数が増大する。
その点、本実施形態の位置決め装置10は、前述した25〜90φmmからなるワークWを載置し得る程度の大きさであるので、限られた狭いスペースに容易に設置することができるばかりでなく、一個の駆動源で位置決め装置10全体を良好に駆動することができる。
そして、この位置決め装置10を適用した加工装置100においては、種々径の異なるリング状のワークWの一方の面を加工する第1加工機101と、ワークWの他方の面を加工する第2加工機102と、ワークWの面を反転させる反転機構103とを備えてあって、第1及び第2加工機101、102と反転機構103とのそれぞれが前述した位置決め装置10を備えているので、径の違いに拘わることなくワークWを速やかに所定位置に位置決め固定できるので、加工装置100としてのタクトタイ厶を大幅に短縮することができる。
なお、図示実施の形態において、直線移動体13が回動円板体12の周囲四方に設けられた四組を採用した例を示したが、それ以上の数に増設してもよく、またそれ以下に減らしてもよく、要は、複数の保持ピン14によってワークWをテーブルに軸心を一致させた状態で保持できるよう、少なくとも三組が備えられていればよい。
また、この位置決め装置10がテーブル11、回動円板体12、直線移動体13等を備えて構成されているが、それらの具体的構成は図示例に限定されるものではなく、要は、初期の機能を得ることができれば本発明を達成することができる。
発明の効果
以上説明したように、本発明によれば、テーブルにワークが載置されたとき、回動円板体が回動されると、その回動円板体によって保持ピンの各々が中心側から径方向に走査されることで保持ピンがリング状のワークの内周部に当接し、ワークをテーブル上に軸心を一致させた状態で位置決め固定できるように構成したので、ワークの径が種々異なっても、それに拘わることなくワークを確実に位置決め固定することができると共に、ワークの位置決め固定を良好にかつ速やかに行うことができ、しかも、限られた狭いスペースに設置することができて、一個の駆動源で位置決め装置全体を良好に駆動することができる効果がある。
本発明の一実施の形態に係る位置決め装置を示す平面図である。 同じく位置決め装置を示す縦断面の正面図である。 同じく位置決め装置を示す図1の縦断面の右側面図である。 図2のX−X線に相当する断面説明図である。 図2のY−Y線に相当する断面説明図である。 位置決め装置が適用されるワークを示す斜視図である。 位置決め装置を備えた加工装置を示す概略説明図である。
符号の説明
10…位置決め装置
11…テーブル
12…直線移動体
13…回動円板体
14…保持ピン
22…ローラ
23…切欠
24…レバー
26…貫通孔
27…長孔
100…加工装置
101…第1加工機
102…第2加工機
103…反転機構(反転手段)

Claims (6)

  1. リング状に形成されたワークを所定位置に位置決め固定する位置決め装置であって、
    前記ワークを載置するテーブルと、該テーブルと同軸上に設けられ、軸心周りに回動される回動円板体と、それぞれが前記テーブルを軸方向に沿って貫通する保持ピンを有し、前記回動円板体の回動時、該回動円板体により直線移動されて前記保持ピンをテーブルの中心側から径方向に走査させる少なくとも三組以上からなる直線移動体とを備えていることを特徴とする位置決め装置。
  2. 請求項1記載の位置決め装置において、
    前記回動円板体及び前記直線移動体間に、前記回動円板体の回動に連動して前記直線移動体を直線移動させる係合機構が備えられていることを特徴とする位置決め装置。
  3. 請求項2記載の位置決め装置において、
    前記係合機構は、前記回動円板体の外側部に径方向に沿って設けられた切欠と、前記直線移動体に回転自在に支持されて前記切欠と係合するローラとからなることを特徴とする位置決め装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の位置決め装置において、
    前記保持ピンは、前記直線移動体に取り付けられると共に、前記回動円板体上に延在するレバーに立設されていることを特徴とする位置決め装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の位置決め装置において、
    前記保持ピンは、テーブル上における径方向の走査位置が調整可能とされていることを特徴とする位置決め装置。
  6. 種々径の異なるリング状のワークの一方の面を加工する第1加工機と、前記ワークの他方の面を加工する第2加工機と、ワークの面を反転させる反転手段とを備えた加工装置であって、
    前記第1及び第2加工機と前記反転手段とのそれぞれが請求項1から5のいずれか記載の位置決め装置を備えていることを特徴とする加工装置。
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