JP2005046181A - 生理用ショーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、生理用ショーツに関し、通気性に優れ、むれや悪臭の発生がなく、しかも不用意なずれ動きを防止し滑り止めが確実であり、さらには軽量かつ爽快に着用することができるものである。
【解決手段】前身頃片2と、後身頃片3と、レッグホール4,4間の股下片5とを接合してショーツ本体1が形成され、股下片の裏面に防水布6を重合、固定した生理用ショーツの股下片の表面側は脱臭布7にて形成され、股下片を除いてショーツ本体の略全体を伸縮性、通気性、吸湿性等のメッシュ材8により形成し、合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸13にて編成されるベース組織部14の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸15を所望ウェル、所望コースに縦編みした滑り止め組織部16を片面に編成した滑り止め組織布12をメッシュ材8の所望位置に配置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ショーツに関し、通気性に優れ、むれや悪臭の発生がなく、しかも不用意なずれ動きを防止し滑り止めが確実であり、さらには軽量かつ爽快に着用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば女性が用いる生理用ショーツ、また病人、老人、幼児等が用いる下ばきとして用いられるパンツには、例えば、前身頃片と、後身頃片と、両肢を挿入可能に左右に設けたレッグホール間の股下域に配置される小幅の股下片とを接合してショーツ本体(パンツ本体)が形成され、該股下片の裏面には撥水性素材にて形成された防水布を固定することにより、この股下片にナプキンやパッド(汚物受材)を装着可能に設けたものがある(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
このように、ナプキン等を股下片に装着するショーツ本体は、例えば綿のような天然繊維、半合成繊維、合成繊維等の材料によりなるパーツ片の端部相互を縫着する等して全体的に形成されるものであった(例えば特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭59−28503号公報(第1頁−第9頁、図1図−第8図)
【特許文献2】
実開昭52−52900号公報(第2頁−第3頁第1図、第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば女性が生理時にナプキンやパッドを股下片の内側に装着したり、老人、幼児、病人がおむつとしてパッド等の汚物受材を股下片の内側に装着することにより使用に供される特許文献1および特許文献2に見られるような上記従来のショーツでは、ショーツ本体が、例えば天然繊維、半合成繊維、合成繊維等の材料により織成されたり、編成される布帛よりなるパーツ片を縫着する等して全体的に形成され、しかもショーツ本体の股下片の裏面には撥水性素材にて形成された防水布を固定したものであるので、通気性に欠け、汗をかいたり、夏期等に気温が上がると、使用者はむれやかゆみを生じたり、悪臭を発生することにもなっていた。
【0006】
また、使用者が歩行したり、動いたり、運動する等する場合には身体の動きに追従してショーツ(生理用ショーツ)が一体に移動してしまうので、股下片に被着されるナプキンやパッド等による経血や排尿等の吸収が不充分になる。しかも経血等がショーツの外部に洩れ出てショーツを汚す等の不都合を生ずることがあった。
【0007】
さらには、ショーツ本体の仕上がりは、ショーツ本体を形成する生地自体の厚みが比較的厚いのと、前述のような布帛よりなる縫製加工によるパーツ片相互の縫合代も加わることにより、厚手の状態で仕上がるので、ショーツの装用時には嵩張り、アウター・ウェアーの外部にショーツ自体の輪郭線が、浮き出るために外観的に不体裁であった。また、履き心地も良いものではなかった。
【0008】
そこで本発明は上記従来の不都合を解決し、通気性に優れ、汗をかいたり、気温が上がった時にむれやかゆみを生ずることなく、悪臭の発生を抑え、また歩行したり、運動した場合に身体の動きに追従して伸縮し、有効に滑り止め機能を発揮してナプキンやパッド等のずれ動きを確実に阻止して身体に対して所定位置に維持することにより経血や排尿等を充分に吸収して外部への洩れ出しを防止し、また、ショーツ自体の仕上がり状態は薄く装用時に身体に密着して装用が行え、しかもアウター・ウェアーの外部にショーツ自体の外形線の浮き出しがなく外観的に体裁が良く、履き心地も爽快で保温性にも優れ、さらには製作および組付けが容易で製作コストも安価な生理用ショーツを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みなされ請求項1に記載の発明は、前身頃片と、後身頃片と、両肢を挿入可能に左右に設けたレッグホール間の股下域に配置される小幅の股下片とを接合してショーツ本体が形成され、該股下片の裏面には撥水性素材にて形成された防水布を重合、固定したショーツ形式の生理用ショーツにおいて、前記股下片の表面側は不伸縮性の脱臭布により形成され、該股下片を除いてショーツ本体の略全体を伸縮性、通気性、吸湿性、保温性を有するメッシュ材により形成し、合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸により編成されるベース組織部の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸を所望ウェル、所望コースに縦編みした滑り止め組織部を片面に編成した滑り止め組織布を前記メッシュ材の所望位置に配置したことを特徴とするという手段を採用した。
【0010】
また本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において前記レッグホールは、上縁内側部がウェストラインの近くの位置に配置されるハイレグに形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0011】
また本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1,請求項2において前記レッグホールの上縁内側部とウェスト上縁部との間の幅はショーツ本体の装着時に骨盤の上方部所に密着して係合する伸縮性を有する極小幅部が形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0012】
また本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3において前記レッグホールの口縁部およびウェスト上縁部は長手方向に伸縮性を有するリボン片が表面および裏面に2つ折りして取付けられることにより縁処理がされたことを特徴としたという手段を採用した。
【0013】
また本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4において前記滑り止め組織布は、前記後身頃側にヒップラインに合致して前記レッグホールの口縁部に沿って設けられるか、または/および前身頃側にレッグホールの口縁部に沿って設けられるか、前身頃の腹部位置または/および後身頃の背部位置に設けるかされることを特徴とするという手段を採用した。
【0014】
また本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5において前記滑り止め組織布は、ショーツ本体の内側または/および外側に設けられ、一面側に編成される滑り止め組織部を内面側または/および外面側に配設したことを特徴とするという手段を採用した。
【0015】
また本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6において前記ベース組織部編成用糸の糸が、非弾性糸で22〜56(DT)であるのに対して滑り止め組織部編成用糸の糸が、弾性糸で44〜470(DT)であることを特徴とするという手段を採用した。
【0016】
また本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7において前記ベース組織部編成用糸と滑り止め組織部編成用糸とにより編まれる滑り止め組織布のベース組織部編成用糸に対する滑り止め組織布の混率が、50〜80重量%であることを特徴とするという手段を採用した。
【0017】
また本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8において前記ベース組織部編成用縦糸は、ポリエステル繊維糸、ポリアミド繊維糸、ポリエチレン繊維糸、ポリプロピレン繊維糸、ポリビニールアルコール繊維糸、ポリアクリル繊維糸、ポリ塩化ビニール繊維糸よりなる合成樹脂繊維糸、および/または木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維糸の1または2種の組み合わせにより形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0018】
また本発明の請求項10に記載の発明は請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9において前記滑り止め組織部編成用糸は、ポリウレタン・フィラメント、または合成繊維糸に天然ゴムまたは合成ゴム等のゴムをデッピングしたものやゴムをコーティングするもの、さらにはゴム紐単体の何れかが用いられることを特徴とするという手段を採用した。
【0019】
また本発明の請求項11に記載の発明は請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10において前記防水布は、ショーツ本体の後身頃の臀部位置では幅広部となし上方へ行くにつれて順次幅狭部となしてウェストラインに到るまで設けられることを特徴とした。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従い本発明の実施の形態の具体例を説明する。
図1は本発明の生理用ショーツの第1実施形態を示す正面図、図2は同じく背面図、図3は同じく分解斜視図、図4は使用状態を示す断面図、図5は同じく使用状態を示す正面図、図6は展開図、図7は本実施形態を構成する滑り止め布の組織図、図8は同じく使用するナプキンの一例を示す一部切欠拡大平面図、図9は同じくナプキンの他例を示す一部切欠拡大平面図、図10は同じく拡大断面図である。
【0021】
本実施形態において、1はショーツ本体であり、このショーツ本体lは前身頃片2と、後身頃片3と、両肢を挿入可能に左右に設けたレッグホール4,4間の股下域に配置される小幅の股下片5とを接合して形成される。そして、該股下片5の裏面には撥水性素材にて形成された防水布6を重合、固定したショーツ形式の生理用ショーツである。そして、撥水性の防水布6は、天然繊維、半合成繊維、合成繊維等の生地に、ポリアクリルニトリル樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、フッソ系樹脂等をラミネート、コーティング、含浸等で付与することにより形成した点は特許文献1および特許文献2に記載した上記従来の生理用ショーツと同様である。
【0022】
しかしながら本実施形態では、ショーツ本体1の前記股下片5の表面側は不伸縮性の脱臭布7により形成される。また、該股下片5を除いてショーツ本体1の略全体を伸縮性、通気性、吸湿性、保温性を有するメッシュ材8により形成する。
【0023】
前記防水布6は、本実施形態では図2、図6に示すようにショーツ本体1の後身頃の臀部位置では幅広部6Aとなし上方へ行くにつれて順次左右の側縁が幅狭部6BとなしてウェストラインWに到るまで設けられる。
【0024】
前記脱臭布7としては、例えば木綿、絹、麻等の通気性、吸湿性を有する不伸縮性の生地が使用される。
【0025】
前記メッシュ材8は、伸縮性、通気性、吸湿性、保温性を有するほか、汗等の速乾性と拡散性に優れたものが使用される。具体的には、前身頃片2はメッシュ材8は正面略逆台形に形成されるとともに後身頃片3はメッシュ材8を用いた左右2つの背面逆台形の後身頃構成材3A,3Bを接合することにより1つに形成される。
【0026】
そして、これらの前身頃片2および後身頃片3を形成する物理的特性に適うメッシュ材8は、例えばポリエステル等の合成繊維、または合成繊維に天然繊維を混入した半合成繊維により形成され、繊維断面組織が肌側に配置される吸水層と、外面側に配置される拡散層と、これらの吸水層と拡散層との間の中間に設けられる導入層との3層構造をなし、しかも各層相互は毛細管現象を営む繊維組織により形成されるものが最適に使用される。
【0027】
また、前記メッシュ材8の伸縮性は、前身頃側Fの前身頃片2では図1に示すように縦方向Xおよび横方向Yに縦横に伸縮性を発揮される。また後身頃側Bの後身頃構成材3A,3Bでは図2に示すように不伸縮性素材により形成された防水布6に対する重合部分は伸縮性が規制されるが、後身頃構成材3A,3Bのほかの部分は縦方向Xおよび横方向Yに縦横に伸縮性が発揮される。
【0028】
8A,8Bは、後身頃側Bの左右の側部を形成するために、背面逆台形の前記後身頃構成材3A,3Bの左右に一端が接合される略三角形のメッシュ状の側部添設片であり、この側部添設片8A,8Bは縦方向Xよりも横方向Yに大きな伸縮性を発揮するようになっている。
【0029】
そして、前身頃片2と、左右の後身頃構成材3A,3Bと、側部添設片8A,8Bと、股下片5と、防水布6と、脱臭布7とよりなるショーツ本体1のパーツ片の組付けは、前記後身頃構成片3A,3B相互の組付け、またこれらの後身頃構成片3A,3Bと側部添設片8A,8Bとの相互の組付け、また前記前身頃片2と、股下片5と、後身頃構成片3A,3Bとの相互の組付け、また股下片5と防水布6との組付けはそれぞれの接合端相互を縫着することにより行われる。
【0030】
また、ショーツ本体1の左右下方に形成される前記レッグホール4,4は、口縁部4a,4aの上縁内側部9がウェストラインWの近くに位置に配置されるハイレグに形成される。
そして、レッグホール4,4の上縁内側部9とウエスト上縁部10との間の幅はショーツ本体1の装着時に骨盤Kの上方部所に密着して係合する伸縮性を有する極小幅部11が形成される。この極小幅部11は本実施形態では10mm程度の極小幅に形成される。
【0031】
12は前記メッシュ材8の所望位置、本実施形態では例えば図2に示すように後身頃側BにヒップラインHに合致して前記レッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って設けられる滑り止め組織布であり、この滑り止め組織布12は合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸13により編成されるベース組織部14の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸15をウェル方向Uに所望ウェル、コース方向Cに所望コースに縦編みした滑り止め組織部16を片面に編成している。図示する実施形態では、ウェル方向U(列方向)に配列される4本の箴毎に配索される同種にしてかつ2本1組のベース組織部編成用糸13,13・・・にて想像線Oの囲みにて編成される4コースアトラスのベース組織部14の表面に、想像線の囲みP,P′内に描いたように6コースアトラスのアトラス模様を組合わして編成する全体が菱形をなす網目組織柄G1と滑り止め組織部15,15の単位体積あたりの露呈密度が高い編目組織柄G2とを形成している。なお図示する実施形態では、滑り止め組織布12は、例えば図2に示すように後身頃側BにヒップラインHに合致して前記レッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って設けられる細長い帯状に裁断されたものが使用されるが、その外形状は図示するものに限れずに形状の変更は自由に行える。
【0032】
また、股下片5は前記防臭布7により形成され、その股下片5の大きさは、本実施形態では前身頃側Fにおいては組付時の高さh1が約8cm〜10cm程度に形成され、後身頃側Bにおいては組付時の高さh2が5cm〜8cm程度に形成され、最小幅狭部5aでは7cm〜8.5cmに形成される。
【0033】
前記滑り止め組織布12は、ショーツ本体1の内側または/および外側、本実施形態ではショーツ本体1の内側に、一面側に編成される滑り止め組織部16を内面側に配設して前述のように後身頃側BにヒップラインHに合致して前記レッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って設けられる。
【0034】
そして、滑り止め組織布12のベース組織部編成用縦糸13は、例えばポリエステル繊維糸、ポリアミド繊維糸、ポリエチレン繊維糸、ポリプロピレン繊維糸、ポリビニールアルコール繊維糸、ポリアクリル繊維糸、ポリ塩化ビニール繊維糸よりなる合成樹脂繊維糸、および/または木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維糸の1または2種の組み合わせにより形成される。
【0035】
また前記滑り止め組織部編成用糸15は、例えばポリウレタン・フィラメント、または合成繊維糸に天然ゴムまたは合成ゴム等のゴムをデッピングしたものやゴムをコーティングするもの、さらにはゴム紐単体の何れかが用いられる。
【0036】
そして、前記ベース組織部編成用糸13の糸が、非弾性糸で22〜56(DT)であるのに対して滑り止め組織部編成用糸15の糸が、弾性糸で44〜470(DT)であり、前記ベース組織部編成用糸13と滑り止め組織部編成用糸15とにより編まれる滑り止め組織布12のベース組織部編成用糸13に対する滑り止め組織部編成用糸15の混率が、50〜80重量%である。
【0037】
17は長手方向に伸縮性を有するリボン片であり、このリボン片17は前記レッグホール4,4の口縁部4a,4aおよびウェスト上縁部10の表面および裏面に2つ折りして取付けられることにより縁処理をなすためのものである。この時、ウェスト上縁部10の縁処理をするために用いられるリボン片17は、ショーツ本体1の組付け時に表面および裏面に2つ折りして前記前身頃片2の左右の側端と後身頃の前記側部添設片8A,8Bとを相互にリボン片17を介して連結するのに併用される。
【0038】
また図8において18は股下片5の内側に装着されるナプキン、また図9、図10において18′は左右両側にウィング18′a,18′aが備え付けられたウィング付きのナプキンである。さらにNはナプキン18,18′の背面に設けられた固定用の粘着層であり、この粘着層Nとしては例えば粘着テープが使用される。
【0039】
本発明の第1実施形態は以上の構成からなり、例えば女性が生理に備えて装用するには、先ずショーツ本体1内に、レッグホール4,4間に配した股下片5に図8に示すナプキン18か、または図9および図10に示すようなウィング18′a,18′aが左右に備え付けられたウィング付きのナプキン18′を着脱自在に装着する。このうちナプキン18′の装着方法は、ウィング18′a,18′aを有するウィング付きのナプキン18′を装着する場合には、このウィング18′a,18′aを股下片5の裏面側に折り返し、ウィング18′a,18′aの背面に設けた粘着層Nを粘着してウィング18′を股下片5の内側に着脱自在に取付ける。
【0040】
また、ウィングをナプキンの左右に設けてはいない非ウィング形式のナプキン18の場合にはナプキン18の裏面に設けた複数の粘着層Nを介して股下片の内面にナプキン18を着脱自在に取付ける。こうして、ショーツ本体1を着用し、生理に備える。
【0041】
本実施形態の生理用ショーツは、ショーツ本体1が股下片5を除いて略全体をメッシュ材8により形成されているので、ショーツ本体1の着用時には通気性と吸湿性に優れ、汗をかいたり、夏期等に気温が上がった時にもむれやかゆみを生ずることない。
【0042】
また、ショーツ本体1の股下片5は、例えば木綿、絹、麻等の通気性、吸湿性を有する不伸縮性の生地よりなる脱臭布7により形成されるので、この脱臭布7の脱臭により悪臭が発生されるのを抑えることができる。
【0043】
またショーツ本体1の股下片5を除く略全体を形成している、すなわち、前身頃側Fの前身頃片2を形成するメッシュ材8は、縦方向Xおよび横方向Yの縦横に伸縮性を発揮し、また後身頃側Bの後身頃片3を形成する左右2つの後身頃構成材3A,3Bを形成するメッシュ材8は、裏に取付けられる不伸縮性の防水布6の設置個所を除いて縦方向Xおよび横方向Yに縦横に伸縮性を発揮するので、ショーツ本体1は、着用時に歩行したり、運動した場合に身体の動きに追従して縦方向Xおよび横方向Yの縦横にスムーズに伸縮する。
【0044】
しかも、ショーツ本体1の外形状は、左右下方に形成されるレッグホール4,4は、図1に示すように口縁部4a,4aの上縁内側部9がウェストラインWの近くに位置に配置されるハイレグに形成されるので、使用者が歩行したり、運動する時に運動量の大きな足、腹、腰の動きによる引っ張り力または圧縮力によりショーツ本体1が引っ張られたり、圧縮されたりする影響を少なくして所定の身体部位にショーツ本体1を装着することができる。
【0045】
そして、ショーツ本体1のレッグホール4,4の上縁内側部9とウェスト上縁部10との間の幅は極小幅部11として本実施形態では10mm程度に形成され、ショーツ本体1の左右の両側部に配置されているので、この左右の極小幅部11,11はショーツ本体1の装着時に、図5に示すように運動等をしても筋肉等の伸縮による運動量が少なく、固定点として最適な身体部所としての骨盤Kの上方部所に密着して係合されるので、ショーツ本体1の不用意なずれ動きを防止することができる。
【0046】
また、本実施形態の生理用ショーツでは、ショーツ本体1の内側または/および外側、すなわち本実施形態ではショーツ本体1の内側に、合成繊維糸および/または天然繊維糸よりなるベース組織部編成用糸13により編成されるベース組織部14の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸15をウェル方向Uに所望ウェル、コース方向Cに所望コースに縦編みした滑り止め組織布12の滑り止め組織部16をショーツ本体1の後身頃側Bの内面側にヒップラインH,Hに合致してレッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って配置したので、ショーツ本体1はヒップラインH,Hに合致して配置された滑り止め組織布12,12の滑り止め組織部編成用糸15の滑り止め機能により左右方向(横方向Y)へのずれ動きやめくり上がりが阻止される。しかも、前述のように骨盤Kの上方部所にレッグホール4,4の口縁部4a,4aにおける上縁内側部9が密着して係合されるので、ショーツ本体1が上下方向(縦方向X)に不用意にずれ動くのが防止される。
【0047】
また、本実施形態では滑り止め組織布12における滑り止め組織部16の滑り止め組織部編成用糸15,15・・・は、ポリウレタン・フィラメント、または合成繊維糸に天然ゴムまたは合成ゴム等のゴムをデッピングしたものやゴムをコーティングしたものを用いてベース組織部14の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸15,15・・・をウェル方向Uに所望ウェル、コース方向Cに所望コースに縦編みした編目組織柄G1,G2を形成するので、滑り止め組織部編成用糸15,15・・・が充分な滑り止め機能と伸縮性とを発揮するとともに不伸縮布よりなる股下片5の抑え付けによりナプキン18、またはナプキン18′を身体に対してずれ動きを確実に阻止して密着した状態で所定位置に保持することができる。このため、経血や排尿等を充分にナプキン18,18′により吸収して外部への洩れ出しを防止することができ、汚れがない清潔度が維持され、爽快に生理用ショーツを装用することができる。
【0048】
そして、本実施形態に用いる滑り止め組織布12に用いるベース組織部編成用糸13の糸が、非弾性糸で22〜56(DT)であるのに対して滑り止め組織部編成用糸15の糸が、弾性糸で44〜470(DT)であり、しかもベース組織部編成用糸13と滑り止め組織部編成用糸15により編まれる滑り止め組織布12のベース組織部編成用糸13に対する滑り止め組織部編成用糸15の混率が、50〜80重量%である。
【0049】
このように、滑り止め組織部編成用糸15の糸径を、ベース組織部編成用糸13の糸径よりも太くしたのは、前述のように一枚の滑り止め組織布12の一面にウェル方向Uに所望ウェル、コース方向Cに所望コースに縦編みした滑り止め組織布12の片面に編成した滑り止め組織布12の滑り止め組織部編成用糸15が形成する編目組織柄G1,G2により充分な滑り止め機能を発揮するのと、滑り止め布の他面(肌に密着する表面側)は、生地本来の風合い、例えば肌ざわり、滑らかさ、しなやかさ、光沢などを発揮するとともに、滑り止め組織布は薄くてむれやかゆみは一掃され、軽量であり、さらには引っ張りや圧縮に対して充分な強度を発揮するためである。
【0050】
また、本実施形態の滑り止め組織布12は、前述のように合成繊維糸および/天然繊維糸のベース組織部編成用糸13,13・・・により編成されるベース組織部14の片面に、滑り止め組織部16の滑り止め組織部編成用糸15,15・・・が編成されているので、この滑り止め組織部編成用糸15,15・・・が充分な伸縮性を発揮するのと、ベース組織部14が引っ張り、曲げ、圧縮等の強度を発揮するため、変形や形崩れがなく、耐久性に優れるとともに通気性、発汗性に優れ、むれやかゆみを生ずることなく軽量である。
【0051】
また、ショーツ本体1は、股下片5を除いて略全体的にメッシュ材8により形成され、しかもショーツ本体1の外形は前述のように両肢が挿入される左右のレッグホール4,4の上縁内側部9とウエスト上縁部10との間の幅は10mm程度の極小幅部11として形成され、レッグホール4,4の上縁内側4a,4aがウェストラインWの近くに位置に配置されるハイレグの小面積に形成されるので、ショーツ本体1自体の仕上がり状態は薄く装用時に身体に密着して爽快に装用を行うことができる。そして、アウター・ウェアーの外部にショーツ自体の輪郭線の浮き出しがなくなり、すっきりした形態になり外観的に体裁が良く、保温性にも優れる。さらにはショーツ本体1のパーツ片の数は少なく形状は簡単であるので、裁断および縫製は簡単になり、製作および組付けが容易で製作コストも安価になる。
【0052】
図11および図12は本発明の第2実施形態である。
この実施形態では、ショーツ本体1は、前身頃側Fではレッグホール4,4の上縁内側部9とウエスト上縁部10との間に設ける極小幅部11が数十mmに形成され、しかも後身頃側Bには前記第1実施形態のように側部添設片8A,8Bを設けることなく後身頃片3を形成し、さらには滑り止め組織布12を略三角形に裁断して前身頃の前身頃片2の腹部位置および後身頃の背部位置に設けることにより、ショーツ本体1の装用時に滑り止め組織布12の滑り止め機能を充分に発揮させるようにしてショーツ本体1のずれ動きを防止するとともに密着性を確保する点が前記第1実施形態と異なる構成・作用であるほかは前記第1実施形態と同様の構成を採用し、同様の作用を発揮する。
【0053】
図示する上記第1実施形態および第2実施形態では一枚の滑り止め組織布12の一面にウェル方向Uに所望ウェル、コース方向Cに所望コースに縦編みした滑り止め組織部編成用糸15,15・・・が形成する編目組織柄G1,G2を肌に密着する側に配置することによりショーツ本体1の滑り止め機能を発揮するようにしたが、滑り止め組織布12は滑り止め組織部編成用糸15,15・・・の編目組織柄G1,G2をショーツ本体1の外側に露見するように配置すれば本発明の生理用ショーツを上履きや、ガードル、シュミーズ等のインナー・ウェアーに対して重ね履きさせて装着して滑り止め機能を発揮することができるほか、図には示さないが滑り止め組織布12の滑り止め組織部編成用糸15,15・・・をショーツ本体1の内面側および外面側に配置することにより肌への滑り止め機能とインナー・ウェアーに対する双方の滑り止め機能との双方を同時に発揮することに併用することも本発明の適用範囲である。
【0054】
さらには、上記第1実施形態では、滑り止め組織布12は、後身頃側BにヒップラインHに合致してレッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って設けることにより肌に対する滑り止め機能を発揮させるようにしたが、これは代表的な例示であり、滑り止め組織布12はレッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿って前身頃側Fに設けることにより前身頃側Fでのショーツ本体1のレッグホール4,4の口縁部4a,4aに沿った滑り止め機能を充分に確保させて後身頃側Bおよび前身頃側Fの双方の滑り止め機能を発揮することも本発明の適用範囲である。
【0055】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明は、前身頃片と、後身頃片と、両肢を挿入可能に左右に設けたレッグホール間の股下域に配置される小幅の股下片とを接合してショーツ本体が形成され、該股下片の裏面には撥水性素材にて形成された防水布を重合、固定したショーツ形式の生理用ショーツにおいて、前記股下片の表面側は不伸縮性の脱臭布により形成され、該股下片を除いてショーツ本体の略全体を伸縮性、通気性、吸湿性、保温性を有するメッシュ材により形成し、合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸により編成されるベース組織部の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸を所望ウェル、所望コースに縦編みした滑り止め組織部を片面に編成した滑り止め組織布を前記メッシュ材の所望位置に配置したことを特徴とするので、股下片を除いてショーツ本体の略全体をメッシュ材により形成され、通気性に優れ、汗をかいたり、気温が上がった時にむれやかゆみを生ずることない。また、股下片の表面側は不伸縮性の脱臭布により形成されることもあって悪臭の発生を抑えることができる。
またメッシュ材により形成されるショーツ本体は、歩行したり、運動した場合に身体の動きに追従して伸縮する。
また、合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸により編成されるベース組織部の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸を所望ウェル、所望コースに縦編みした滑り止め組織部を片面に編成した滑り止め組織布を前記メッシュ材の所望位置に配置したので、有効に滑り止め機能が発揮され、ナプキンやパッド等のずれ動きを確実に阻止して身体に対して所定位置に維持することができるため、経血や排尿等を充分にナプキンやパッド材により吸収して外部への洩れ出しを防止することができる。
また、ショーツ自体の仕上がり状態は薄く装用時に身体に密着して装用が行える。しかもアウター・ウェアーの外部にショーツ自体の輪郭線の浮き出しがなく外観的に体裁が良く、履き心地も爽快になり、保温性にも優れ、さらには製作および組付けが容易で製作コストも安価になる。
また、股下片にナプキンやパッド(汚物受材)を装着可能に設ける生理用ショーツや病人、老人、幼児等が汚物処理として用いる下履き、さらにはマタニティー用やスポーツ用のショーツとして最適である。
【0056】
また本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において前記レッグホールは、上縁内側部がウェストラインの近くの位置に配置されるハイレグに形成されたことを特徴とするので、使用者が歩行したり、運動する時に運動量の大きな足、腹、腰の動きによる引っ張り力または圧縮力によりショーツ本体が引っ張られたり、圧縮されたりする影響を少なくして所定の身体部位にショーツ本体を装着することができる。
【0057】
また本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1,請求項2において前記レッグホールの上縁内側部とウェスト上縁部との間の幅はショーツ本体の装着時に骨盤の上方部所に密着して係合する伸縮性を有する極小幅部が形成されたことを特徴とするので、左右の極小幅部はショーツ本体の装着時に、運動等をしても筋肉等の伸縮による運動量が少なく、固定点として最適な身体部所としての骨盤の上方部所に密着して係合されるので、ショーツ本体の不用意なずれ動きを防止することができる。
【0058】
また本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3において前記レッグホールの口縁部およびウェスト上縁部は長手方向に伸縮性を有するリボン片が表面および裏面に2つ折りして取付けられることにより縁処理がされたことを特徴としたので、縁処理が容易に行え、メッシュ材等の繊維の解れがなく、引っ張りおよび圧縮に対して強度を発揮する。
【0059】
また本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4において前記滑り止め組織布は、前記後身頃側にヒップラインに合致して前記レッグホールの口縁部に沿って設けられるか、または/および前身頃側にレッグホールの口縁部に沿って設けられるか、前身頃の腹部位置または/および後身頃の背部位置に設けるので、滑り止め組織布の滑り止め組織部編成用糸の滑り止め機能にショーツ本体のずれ動きやめくり上がりを阻止することができる。
【0060】
また本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5において前記滑り止め組織布は、ショーツ本体の内側または/および外側に設けられ、一面側に編成される滑り止め組織部を内面側または/および外面側に配設したことを特徴とするので、滑り止め組織部が肌に対向して配置する場合には肌に対する滑り止め機能が発揮され、また滑り止め組織部がショーツ本体の外側に向いて配置された場合には上履きや、ガードル、シュミーズ等のインナー・ウェアーに対して滑り止め機能が発揮される。
【0061】
また本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6において前記ベース組織部編成用糸の糸が、非弾性糸で22〜56(DT)であるのに対して滑り止め組織部編成用糸の糸が、弾性糸で44〜470(DT)であり、また、本発明の請求項10に記載の発明は請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9において前記滑り止め組織部編成用糸は、ポリウレタン・フィラメント、または合成繊維糸に天然ゴムまたは合成ゴム等のゴムをデッピングしたものやゴムをコーティングするもの、さらにはゴム紐単体の何れかが用いられることを特徴とするので、1枚の組織布であっても、一面は生地本来の風合いを発揮し、また、単一の1枚の組織布の他面に編成されたポリウレタン糸等よりなる所望図柄の滑り止め組織部により滑り止め機能を確実に発揮することができる。
【0062】
また本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7において前記ベース組織部編成用糸と滑り止め組織部編成用糸とにより編まれる滑り止め組織布のベース組織部編成用糸に対する滑り止め組織布の混率が、50〜80重量%であることを特徴とするので、1枚の組織布として軽量でありながら引っ張りや圧縮に対して充分な強度を発揮することができる。
【0063】
また本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8において前記ベース組織部編成用縦糸は、ポリエステル繊維糸、ポリアミド繊維糸、ポリエチレン繊維糸、ポリプロピレン繊維糸、ポリビニールアルコール繊維糸、ポリアクリル繊維糸、ポリ塩化ビニール繊維糸よりなる合成樹脂繊維糸、および/または木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維糸の1または2種の組み合わせにより形成されることを特徴とするので、1枚の滑り止め組織布の一面に編成される滑り止め組織部により充分な滑り止め機能を発揮することができるとともにこの滑り止め組織部が編成される他面のベース組織部により生地本来の風合い、例えば肌ざわり、滑らかさ、しなやかさ、光沢などを発揮することができるとともに、厚さが薄く、軽量になり、しかも引っ張りや圧縮に対して充分な強度を発揮することができる。
【0064】
また本発明の請求項11に記載の発明は請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10において前記防水布は、ショーツ本体の後身頃の臀部位置では幅広部となし上方へ行くにつれて順次幅狭部となしてウェストラインに到るまで設けられることを特徴としたので、経血や排尿等を充分にナプキンに吸収し、外部への洩れ出しを防止し、汚れがなく、清潔に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の生理用ショーツの第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図2は同じく背面図である。
【図3】図3は同じく分解斜視図である。
【図4】図4は使用状態を示す断面図である。
【図5】図5は同じく使用状態を示す正面図である。
【図6】図6は展開図である。
【図7】図7は本実施形態を構成する滑り止め布の組織図である。
【図8】図8は同じく使用するナプキンの一例を示す一部切欠拡大平面図である。
【図9】図9は同じくナプキンの他例を示す一部切欠拡大平面図である。
【図10】図10は同じく拡大断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図12】同じく背面図である。
【符号の説明】
1 ショーツ本体
2 前身頃片
3 後身頃片
3A 後身頃構成片
3B 後身頃構成片
4 レッグホール
5 股下片
6 防水布
6A 幅広部
6B 幅狭部
7 脱臭布
8 メッシュ材
8A 側部添設片
8B 側部添設片
9 ウェスト上縁部
10 上縁内側部
11 極小幅部
12 滑り止め組織布
13 ベース組織部編成用糸
14 ベース組織部
15 滑り止め組織部編成用糸
16 滑り止め組織部
17 リボン片
18 ナプキン
18′ナプキン
B 後身頃側
C コース方向
F 前身頃側
H ヒップライン
U ウェル方向

Claims (11)

  1. 前身頃片と、後身頃片と、両肢を挿入可能に左右に設けたレッグホール間の股下域に配置される小幅の股下片とを接合してショーツ本体が形成され、該股下片の裏面には撥水性素材にて形成された防水布を重合、固定したショーツ形式の生理用ショーツにおいて、前記股下片の表面側は不伸縮性の脱臭布により形成され、該股下片を除いてショーツ本体の略全体を伸縮性、通気性、吸湿性、保温性を有するメッシュ材により形成し、合成繊維糸および/または天然繊維糸のベース組織部編成用糸により編成されるベース組織部の片面に伸縮性と滑り止め性とを有する滑り止め組織部編成用糸を所望ウェル、所望コースに縦編みした滑り止め組織部を片面に編成した滑り止め組織布を前記メッシュ材の所望位置に配置したことを特徴とする生理用ショーツ。
  2. 前記レッグホールは、上縁内側部がウェストラインの近くの位置に配置されるハイレグに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の生理用ショーツ。
  3. 前記レッグホールの上縁内側部とウェスト上縁部との間の幅はショーツ本体の装着時に骨盤の上方部所に密着して係合する伸縮性を有する極小幅部が形成されたことを特徴とする請求項1,請求項2に記載の生理用ショーツ。
  4. 前記レッグホールの口縁部およびウェスト上縁部は長手方向に伸縮性を有するリボン片が表面および裏面に2つ折りして取付けられることにより縁処理がされたことを特徴とした請求項1,請求項2,請求項3に記載の生理用ショーツ。
  5. 前記滑り止め組織布は、前記後身頃側にヒップラインに合致して前記レッグホールの口縁部に沿って設けられるか、または/および前身頃側にレッグホールの口縁部に沿って設けられるか、前身頃の腹部位置または/および後身頃の背部位置に設けるかされることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4に記載の生理用ショーツ。
  6. 前記滑り止め組織布は、ショーツ本体の内側または/および外側に設けられ、一面側に編成される滑り止め組織部を内面側または/および外面側に配設したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5に記載の生理用ショーツ。
  7. 前記ベース組織部編成用糸の糸が、非弾性糸で22〜56(DT)であるのに対して滑り止め組織部編成用糸の糸が、弾性糸で44〜470(DT)であることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6に記載の生理用ショーツ。
  8. 前記ベース組織部編成用糸と滑り止め組織部編成用糸とにより編まれる滑り止め組織布のベース組織部編成用糸に対する滑り止め組織布の混率が、50〜80重量%であることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7に記載の生理用ショーツ。
  9. 前記ベース組織部編成用縦糸は、ポリエステル繊維糸、ポリアミド繊維糸、ポリエチレン繊維糸、ポリプロピレン繊維糸、ポリビニールアルコール繊維糸、ポリアクリル繊維糸、ポリ塩化ビニール繊維糸よりなる合成樹脂繊維糸、および/または木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維糸の1または2種の組み合わせにより形成されることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8に記載の生理用ショーツ。
  10. 前記滑り止め組織部編成用糸は、ポリウレタン・フィラメント、または合成繊維糸に天然ゴムまたは合成ゴム等のゴムをデッピングしたものやゴムをコーティングするもの、さらにはゴム紐単体の何れかが用いられることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9に記載の生理用ショーツ。
  11. 前記防水布は、ショーツ本体の後身頃の臀部位置では幅広部となし上方へ行くにつれて順次幅狭部となしてウェストラインに到るまで設けられることを特徴とした請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10に記載の生理用ショーツ。
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