JP6683311B1 - ショーツ - Google Patents

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【課題】はき心地が良く、排泄液の漏れを抑制することができるショーツを提供すること。【解決手段】生理用ショーツ1は、ウエスト部4、前身頃5、後身頃6および股部7を有する外側部材2と、外側部材2の内側に配置される内側部材3とを備える。外側部材2において、鼠蹊部を締め付けないように足ぐり9が形成されている。内側部材3は、臀部に密着可能な後側密着部10と、下腹部の幅方向両端部に密着可能な一対の前側密着部11と、股間に密着可能な下側密着部12とを備える。後側密着部10および一対の前側密着部11は、ウエスト部4に固定され、下側密着部12は、前身頃5に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ショーツに関するものである。
従来より、生理用ナプキンなどの吸収性物品をショーツに固定できる生理用ショーツが知られている。例えば、特許文献1には、ショーツ本体の内部に吸収性物品保持用の保持体を有し、クロッチ部の中間部において当該保持体がショーツ本体に固定されずに自由状態となるショーツが開示されている。このようなショーツでは、保持体が十分に伸長できるため、体へのフィット性が良くなり、液漏れを抑制することができる。
特開2003−183902号公報
ところで、近年、鼠蹊部の締め付けを緩和することにより、開放感などのはき心地の良いショーツが提案されている。この締め付けないショーツは、足ぐり(足回り開口)が、通常のショーツより広くなっており、全体的にゆったりとした設計になっている。そして、このようなショーツにおいても、生理用ショーツなどのニーズがある。
しかしながら、このようなショーツに、特許文献1に記載の吸収性物品保持帯を付けると、装着時において、吸収性物品保持帯が幅方向(左右)にずれたり、臀裂に入りこんでしまい、その結果、経血などの排泄液が漏れるという不具合が生じる。
本発明は、はき心地が良く、排泄液の漏れを抑制することができるショーツを提供する。
本発明[1]は、ウエスト部、前身頃、後身頃および股部を有する外側部材と、前記外側部材の内側に配置される内側部材とを備え、前記外側部材において、鼠蹊部を締め付けないように足ぐりが形成されており、前記内側部材は、臀部に密着可能な後側密着部と、下腹部の幅方向両端部に密着可能な一対の前側密着部と、股間に密着可能な下側密着部とを備え、前記後側密着部および一対の前側密着部は、前記ウエスト部に固定され、前記下側密着部は、前記前身頃に固定されているショーツを含む。
このような発明によれば、外側部材では鼠蹊部を締め付けないように足ぐりが形成されているため、鼠蹊部の圧迫を抑制して、開放感などのはき心地を良くすることができる。
また、内側部材において、後側密着部および一対の前側密着部がウエスト部に固定されているため、内側部材は、広い面積で腰回りに接触でき、かつ、ウエスト部で充分に固定されている。よって、装着時における後側密着部の横ずれや臀裂への入り込みを抑制することができる。また、下側密着部は、前身頃と固定しているため、装着後の運動時にショーツに加わる力を、広面積の伸縮性の前身頃で分散や緩衝させることができ、下側密着部の動きやずれを抑制することができる。これらによって、装着時において、生理、おりもの、尿などの排泄液の漏れを抑制することができる。
本発明[2]は、前記内側部材の前後方向長さは、前記内側部材が固定されている箇所に対応する前記外側部材の前後方向長さよりも短い[1]に記載のショーツを含む。
このような発明によれば、内側部材の長さが、その固定部間に対応する外側部材の距離よりも短いので、内側部材が外側部材と離間する。そのため、装着時に、内側部材が外側に向かって伸長できるため、密着性が良好になる。また、外側部材までの距離があるため、装着時における外側部材の圧迫を抑制し、外側部材における大幅な外形変化を抑制することができる。
本発明[3]は、前記下側密着部の幅は、前記股部の幅よりも狭く、前記後側密着部の丈は、前記後身頃の丈よりも短い[1]または[2]に記載のショーツを含む。
このような発明によれば、下側密着部の幅が前記股部の幅よりも狭いため、ウイング付きの吸収性物品を下側密着部に装着した際に、ウイングが股部によって隠れる。また、さらに後側密着部の丈が後身頃の丈よりも短いため、装着時において、内側部材が後身頃および股部によって隠れる。すなわち、排泄液漏れに関係する部材(吸収性物品や内側部材)を隠すことができる。さらに、ショーツの外形デザイン性の自由度を担保することができる。
本発明[4]は、前記下側密着部の内側に、防水布が配置されている[1]〜[3]のいずれか一項に記載のショーツを含む。
このような発明によれば、防水布が配置されているため、排泄液が吸収性物品から漏れ出た場合において防水布で受け止めることができる。よって、下側密着部や股部などへの染み込みを抑制し、外側部材やアウター(ズボンなど)の汚れを軽減させることができる。
本発明のショーツは、はき心地がよく、かつ、排泄液の漏れを抑制することができる。
図1は、本発明のショーツの一実施形態である生理用ショーツ(非装着時)の正面図を示す。 図2は、図1に示す実施形態の背面図を示す。 図3は、図1に示す実施形態の平面図を示す。 図4は、図1に示す実施形態の側面図を示す。 図5は、図1に示す実施形態の展開図を示す。 図6は、本発明のショーツの変形例の正面図を示す。
<一実施形態>
図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態である生理用ショーツを説明する。
図1に示す生理用ショーツ1(以下、「ショーツ」と略することもある。)は、外側部材2と、その内側に配置される内側部材3とを備える。
外側部材2は、ショーツ1の本体部分であり、ウエスト部4、前身頃5、後身頃6、および、股部7を備える。
ウエスト部4は、装着時に腰回りを締め付けてショーツ1の脱落を防止する。ウエスト部4は、外側部材2の上端に位置し、ショーツ1の上端を一周するように配置されている。ウエスト部4は、伸縮性を有しており、ウエスト開口8を形成する。
ウエスト部4は、例えば、ゴム紐などの伸縮性部材から構成されている。ウエスト部4の伸縮性は、他の部材(具体的には、前身頃5、股部7および後身頃6、ならびに、内側部材3)の伸縮性よりも高い。
前身頃5は、外側部材2の前側部分であり、人(女性)の下腹部を被覆する。前身頃5は、ウエスト部4の前側部分の下方に配置され、ウエスト部4の前側部分に固定されている。前身頃5において、その上端はウエスト部4の前側部分と連続し、その下端は股部7の前端と連続し、その幅方向両端は後身頃6の幅方向両端と連続する。前身頃5は、その上側部分が下側に向かう従がって幅方向に広くなり、その下側部分が鼠蹊部または前ももに沿うように下側に向かうに従って幅方向に狭くなるように形成されている。
後身頃6は、外側部材2の後側部分であり、人の臀部を被覆する。後身頃6は、ウエスト部4の後側部分の下方に配置され、ウエスト部4の後側部分に固定されている。後身頃6において、その上端はウエスト部4の後側部分と連続し、その下端は股部7の後端と連続し、その幅方向両端は前身頃5の幅方向両端と連続する。後身頃6は、その上側部分が下側に向かうに従がって幅方向に広くなり、その下側部分が臀部または後ももに沿うように下側に向かうに従って幅方向に狭くなるように形成されている。
股部7は、外側部材2の下側部分であり、人の股間を被覆する。股部7は、前身頃5および後身頃6の前後方向中央に配置され、前身頃5と後身頃6とを連結する。股部7において、その前端は前身頃5の下端と連続し、その後端は後身頃6の下端と連続する。股部7は、前後方向に延びる略長方形状を有しており、かつ、内ももに沿うように前後方向中央に向かうに従って幅が狭くなるように形成されている。
外側部材2では、前身頃5、後身頃6および股部7によって、鼠蹊部を締め付けないように、足ぐり9が形成されている。すなわち、前身頃5の下端縁と股部7の幅方向両端縁と後身頃6の下端縁とが連続して一周しており、一対の開口を構成する。
足ぐり9の大きさは、推奨する普通体重(例えば、BMIが18.5以上25未満)の女性が着用した際に、足ぐり9が、体に接触する部位(足の付け根の周囲)と実質的に同じ大きさまたはそれよりも大きくなるように形成されている。換言すると、ショーツ1は、締め付けがある従来ショーツよりも、足ぐり9が大きくなるように形成されている。具体的には、Mサイズ用(例えば推奨ヒップ周囲が87cm以上95cm以下)のショーツである場合、足ぐり9の周囲長さは、例えば、50cm以上、好ましくは、55cm以上であり、また、例えば、65cm以下、好ましくは、60cm以下である。
前身頃5、後身頃6および股部7を構成する生地は、例えば、ポリウレタン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維などの合成繊維、綿、絹、麻などの天然繊維、および、これらの混合繊維などから形成されている。好ましくは、伸縮性を有する生地から形成されており、具体的には、例えば、綿とポリウレタン繊維との混合繊維から形成されている。
後身頃6および股部7は、一枚の生地から形成され、一方、前身頃5は、別個の生地から形成されている。外側部材2は、所望の生地から外形加工された後身頃6および股部7に、前身頃5およびウエスト部4をそれぞれ縫合(固定)することにより、作製される。後身頃6と股部7との境界には、縫合部が存在せず、前身頃5と股部7との境界、前身頃5と後身頃6との境界、および、ウエスト部4周囲には、それぞれ、縫合部14が存在する。すなわち、前身頃5と股部7との境界には第1縫合部14aが、前身頃5と後身頃6との境界には第2縫合部14bが、ウエスト部4の周囲には第3縫合部14cが形成されている。
内側部材3は、生理、おりものなどの排泄液に対処するための部材であり、外側部材2の内側において、外側部材2の内面に沿うように配置されている。内側部材3は、ウエスト部4の後側部分と前身頃5の下側部分とに連結されている。具体的には、内側部材3の前端は、前身頃5の下端と連続し、内側部材3の後端は、ウエスト部4の後側部分に連続する。
内側部材3は、後側密着部10と、一対の前側密着部11と、下側密着部12と、防水布13とを備える。
後側密着部10は、内側部材3の後側部分であり、装着時に、臀部(特に、上臀部の全面、および、下臀部の幅方向中央部)に密着(フィット)する。後側密着部10は、ウエスト部4の後側部分の下方および内側に配置され、ウエスト部4の後側部分に固定されている。後側密着部10において、その上端はウエスト部4の後側部分と連続し、その下端は下側密着部12の後端と連続し、その幅方向両端は前側密着部11の幅方向両端と連続する。後側密着部10は、後身頃6よりも小さくなるように形成されており、後側密着部10の丈(上下方向長さ)は、後身頃6の丈よりも短い。
一対の前側密着部11は、内側部材3の前側部分であり、装着時に、下腹部の幅方向両端部(特に、上前腸骨棘付近の部位)に密着する。一対の前側密着部11は、ウエスト部4の前側部分両端部の下方および内側に配置され、ウエスト部4の前側部分に固定されている。前側密着部11は、後側密着部10の幅方向両端に連続する。すなわち、一対の前側密着部11のうち、一方(左側)の前側密着部11は後側密着部10の一方端(左端)と連続し、他方(右側)の前側密着部11は後側密着部10の他方端(右端)と連続し、これらの前側密着部11の上端はウエスト部4の前側部分と連続する。一対の前側密着部11は、それぞれ、略三角形状を有する。
下側密着部12は、内側部材3の下側部分であり、防水布13および吸収性物品(例えば、生理用ナプキン、おりものシート)を介して、股間に密着する。下側密着部12は、股部7の内側に配置され、第1縫合部14aにて、前身頃5に固定されている。下側密着部12において、その後端は後側密着部10の下端と連続し、その前端は前身頃5の下端と連続する。下側密着部12は、その前側部分が前後方向に直線状に延びる略長方形状を有し、その後側部分が緩やかに幅方向に広くなるように形成されている。下側密着部12は、股部7よりも小さくなるように形成されている。図3に示すように、下側密着部12の幅は、股部7の幅よりも狭い。第1縫合部14aの位置では、下側密着部12の幅X1は、例えば、前身頃5の幅Y1の80%以下、好ましくは、70%以下であり、また、例えば、40%以上、好ましくは、50%以上である。また、ショーツ1の最下端(股部7の最幅狭部)の位置では、下側密着部12の幅X2は、例えば、股部7の幅Y2の98%以下、好ましくは、95%以下であり、また、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上である。これにより、下側密着部12に吸収性物品を確実に装着することができ、また、装着される吸収性物品を股部7で隠すことができる。
後側密着部10、前側密着部11および下側密着部12は、伸縮性を有する生地から構成されており、このような生地の材料として、具体的には、前述の合成繊維、天然繊維およびこれらの混合繊維が挙げられる。好ましくは、後側密着部10、前側密着部11および下側密着部12は、前身頃5、後身頃6および股部7と同一の伸縮性生地から構成されており、具体的には、例えば、綿とポリウレタン繊維との混合繊維から形成されている。
防水布13は、経血などの排泄液が外側部材2や内側部材3に付着することを抑制する。防水布13は、下側密着部12の内面に配置されている。具体的には、防水布13は、下側密着部12の内面全面に、防水布13が配置されているように、固定されている。防水布13の平面形状は、下側密着部12と略同一形状となるように形成されている。
防水布13は、防水性を有する生地から構成されている。このような生地の材料としては、例えば、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維などの合成繊維が挙げられる。これにより、防水布13に経血などが付着した際に際に、容易に経血などを除去することができる。
後側密着部10、一対の前側密着部11および下側密着部12は、一枚の生地から形成されており、これらの境界には、縫合部が存在しない。また、防水布13は、下側密着部12の外周縁に沿うように、縫合されている。
ショーツ1は、外側部材2の内側に、内側部材3を縫合(固定)することにより、作製される。具体的には、下側密着部12の前端を外側部材2における前身頃5と股部7との境界(第1縫合部14a)に縫合し、後側密着部10および前側密着部11の上端をウエスト部4に縫合する。
これにより、臀部に相当する付近に縫合部14が存在しないことから、タイトなズボンをショーツ1の上から装着した際に縫合部14の凹凸が形成されず、ヒップラインを綺麗に見せることができる。また、前身頃5と股部7との境界に、外側部材2と内側部材3との縫合を重ね合わせたため、縫合部14の箇所を少なくすることができる。
図5の展開図が示すように、内側部材3の幅方向中心における前後方向長さL1は、非装着時において、内側部材3が縫合(固定)されている箇所に対応する外側部材2の前後方向長さL2よりも短い。換言すると、後側密着部10および下側密着部12の合計前後方向長さL1は、後身頃6および股部7の合計前後方向長さよりも短い。例えば、L1は、L2の98%以下、好ましくは、96%以下であり、また、例えば、90%以上、好ましくは、93%以上である。また、L1とL2との差は、例えば、5cm以下、好ましくは、3cm以下であり、また、例えば、0.5cm以上、好ましくは、1cm以上である。これにより、内側部材3および外側部材2、特に下側密着部12および股部7を確実に離間させることができる。なお、図5は、外側部材2および内側部材3の各縫合部14を解いて、外側部材2および内側部材3の後側上端の位置が一致するように、これらの部材を重ね合わせた際の図を示す。
図4に示すように、最下端における下側密着部12と股部7との距離距離Hは、例えば、0.5cm以上、好ましくは、1cm以上であり、また、例えば、3cm以下、好ましくは、2cm以下である。これにより、後側密着部10は臀部と、前側密着部11は下腹部幅方向両端部と、下側密着部12は股間と確実に密着することができる。
そして、ショーツ1では、外側部材2において、鼠蹊部を締め付けないように足ぐり9が形成されている。そのため、鼠蹊部の圧迫を抑制でき、開放感などのはき心地が良好である。
また、内側部材3において、後側密着部10および一対の前側密着部11がウエスト部4に縫合(固定)されている。そのため、内側部材3は、広い面積で腰回りや上臀部に接触でき、かつ、ウエスト部4にその全周の半分以上の範囲で充分に固定されている。よって、装着後における後側密着部10の横ずれや臀裂への入り込みを抑制することができる。加えて、下側密着部12は、ウエスト部4ではなく、前身頃5と縫合している。そのため、装着後の運動時にショーツ1(特に、ウエスト部4や前身頃5)に加わる力が、広面積を有する前身頃5の伸縮によって分散や緩衝させることができ、その力が、下側密着部12に直接伝わることを防止することができる。よって、下側密着部12の動きやずれを抑制することができる。これらによって、装着時におけるショーツ1外への経血などの漏れを抑制することができる。
また、ショーツ1では、内側部材3の前後方向長さL1は、それが縫合されている箇所に対応する外側部材2の前後方向長さよりも短い。このため、非装着時において、縫合部14を除いて、内側部材3が外側部材2と離間している。よって、装着時に、内側部材3が外側部材2に向かって十分に伸長できるため、下側密着部12における股間への密着性(フィット感)が良好になる。また、内側部材3と外側部材2までの距離Hが十分にあるため、装着時に、股間が外側部材2に直接圧迫することを防止でき、外側部材2の大幅な外形変化を抑制することができる。その結果、非装着時における外形デザインを、装着時においても維持することができる。
また、ショーツ1では、下側密着部12の幅は、股部7の幅よりも狭い。そのため、ウイング付きの吸収性物品を下側密着部12に装着した際に、ウイングの幅方向の飛び出しを股部7で隠すことができる。また、さらに後側密着部10の丈は、後身頃6の丈よりも短い。そのため、装着時において、内側部材3が後身頃6および股部7によって完全に隠すことができる。その結果、外部から視認される部材は、外側部材2だけとなり、生理に関係する部材(吸収性物品や内側部材)が隠れることとなる。さらには、外側部材2によって、ショーツ1の外形デザイン性の自由度を担保することができる。具体的には、従来の生理用ショーツは、経血の漏れを防ぐため、足ぐりやショーツ全体を締め付ける必要があり、全体的にぴったりとした(タイトな)外形となる。一方、本発明のショーツ1では、外側部材2によって隠されている内側部材3で経血などの漏れを防止できるため、外側部材2はそのような機能的制限がなく、自由な外形とすることができる。特に、外側部材2において、鼠蹊部を締め付けないように足ぐり9が形成されているため、ゆったりとした外形となっており、他人からは生理用ショーツを着用しているとは認識できないようにさせることができる。
また、ショーツ1では、下側密着部12の内側には、防水布13が配置されている。そのため、経血などの排泄液が吸収性物品から漏れ出た場合において防水布13で受け止めることができる。よって、下側密着部12や股部7などへの経血などの染み込みを抑制し、ショーツ1やアウターの汚れを軽減させることができる。
<変形例>
本発明は、図1に示す一実施形態に限定されない。例えば、図1に示す一実施形態では、ウエスト部1は、伸縮性部材のみから形成されているが、例えば、図6に示すように、ウエスト部4は、レースなどの装飾を有する丈長のウエスト部としてもよい。また、足ぐり9は、図1に示す一実施形態では、足の付け根に沿った略円形形状を有するが、例えば、図6に示すように、ドレープ形状を有していてもよい。また、各縫合部14の位置は、図1に示す一実施形態の位置に限定されず、例えば、第2縫合部14bの位置は、図6に示すように、幅方向両端かつ前後方向中央よりもやや前方に位置していてもよい。
また、足ぐり9は、鼠蹊部および臀溝に沿うように形成されているが、例えば、図示しないが、足ぐり9は、鼠蹊部や臀溝よりも下方であって、大腿部上部の周囲に沿うように形成されていてもよい。すなわち、ショーツ1は、ボクサータイプであって、前身頃5および後身頃6の丈が、下方に長くなるように形成されていてもよい。
また、内側部材3は、例えば、図示しないが、メッシュ素材から形成されていてもよい。メッシュ素材としては公知または市販のものが使用でき、具体的には、パワーネットが挙げられる。メッシュ素材の開口率は、例えば、10%以上、好ましくは、20%以上であり、また、例えば、90%以下、好ましくは、80%以下である。これにより、強度を保持したまま通気性を向上させることができるため、洗濯後の乾燥において、内側部材3およびその位置に対応する外側部材部分の乾燥時間を短縮させることができる。
図1に示す一実施形態は、内側部材3の内側に、防水布13を備えているが、例えば、図示しないが、ショーツは、防水布13を備えていなくてもよい。このようなショーツでは、好ましくは、内側部材3は、排泄液のうち特に尿に対応するための部材として用い、吸収性物品として尿漏れパッドを配置する。すなわち、このようなショーツは、尿漏れ用ショーツとして好適に用いる。
1 生理用ショーツ 2 外側部材 3 内側部材 4 ウエスト部 5 前身頃 6 後身頃 7 股部 8 ウエスト開口 9 足ぐり 10 後側密着部 11 前側密着部 12 下側密着部 13 防水布 14 縫合部 14a 第1縫合部 14b 第2縫合部 14c 第3縫合部

Claims (4)

  1. ウエスト部、前身頃、後身頃および股部を有する外側部材と、
    前記外側部材の内側に配置される内側部材と
    を備え、
    前記外側部材において、鼠蹊部を締め付けないように足ぐりが形成されており、
    前記内側部材は、
    臀部に密着可能な後側密着部と、
    下腹部の幅方向両端部に密着可能な一対の前側密着部と、
    股間に密着可能な下側密着部と
    を備え、
    前記後側密着部および一対の前側密着部は、前記ウエスト部に固定され、
    前記下側密着部は、前記前身頃に固定されていることを特徴とするショーツ。
  2. 前記内側部材の前後方向長さは、前記内側部材が固定されている箇所に対応する前記外側部材の前後方向長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のショーツ。
  3. 前記下側密着部の幅は、前記股部の幅よりも狭く、
    前記後側密着部の丈は、前記後身頃の丈よりも短いことを特徴とする請求項1または2に記載のショーツ。
  4. 前記下側密着部の内面に、防水布が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のショーツ。

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