JP3205471U - 下着構造 - Google Patents

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JP3205471U JP2016002206U JP2016002206U JP3205471U JP 3205471 U JP3205471 U JP 3205471U JP 2016002206 U JP2016002206 U JP 2016002206U JP 2016002206 U JP2016002206 U JP 2016002206U JP 3205471 U JP3205471 U JP 3205471U
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Abstract

【課題】着衣時に排泄物を吸収保持する下着であって、股領域に対する密着度を向上させ、さらに、臀部や足回りを解放する下着構造を提供する。【解決手段】吸収保持部2と帯部3と牽引部4から成り、吸収保持部は、股領域に当接し、積層部で形成され、端縁部8に弾性部6aを形成し、接合部5a、5bを設け、帯部は、弾性部6b、6cを形成し、接合部5d、5eを設け、牽引部は、吸収保持部を帯部の背側部に牽引し、弾性部6dを形成し、接合部5g、5hを設け、着衣時に、吸収保持部と帯部と牽引部の各接合部で着脱自在に接合するように構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、着衣時に排泄物を吸収保持する下着であって、股領域に対する密着度を向上させ、さらに、臀部や足回りを解放する下着構造に関する。
今日までのアンダーパンツは、保温や汗の吸収などの機能や美的な表現など、求められる形状や機能は時代と共に変化し多用化してきた。例えば、ティーバック型のアンダーパンツはファッション性だけを追求する特異な下着である。
また、アンダーパンツの発明以前においては、褌が使用されていた。
褌は、足回りや臀部を解放する構造で、身体動作や股間部への密着性においては機能的であるが、排尿や排便、装着が面倒である。
そこで、横紐に布を通した越中褌が、通気性や使い廻しの便利性により支持されている。
しかし、保温や排泄物の吸収保持には不向きである。
現在、高齢化社会を向かえ、排泄物を吸収保持する下着やオムツの需要が拡大している。
そこで、排泄物を吸収保持する対策として、従来のアンダーパンツの改良や幼児用のオムツの大人用への応用、チョイ漏れや失禁用のパッドなどが新に開発されている。
そこで、排泄物を吸収保持するアンダーパンツの分野では、高吸収性繊維素材を使用する多層構造が吸収力を向上させている。
しかし、排泄物を吸収保持するアンダーパンツの問題点は、多層に形成することで吸収力を向上させるので厚みを増し、加重になるために腰回りの締め付けが求められ、全体にだぶついた外見がデザイン性を損なっている。
つまり、既存の形状にこだわり部分的な改良に終始し、抜本的な改良の視点が欠けている。
次に、吸収パッドは、高吸収性ポリマーを使用することで吸収力を向上させ、女性用では生理用品と同形態で吸収力を強化し、男性用ではペニスを包む形状や包まない形状のパッドをアンダーパンツ内に配置させる使用形態である。
また、男女共に排出量に対して吸収量が異なるパッドが多種類用意されている。
しかし、排泄物を吸収保持するパッドの問題点は、女性用では生理用品を基に吸収力を強化する対応であり、吸収される量に対する下着の保持力不足が横漏れを招き、男性用では排尿後のペニス収納時の液だれや女性用と連想される使用形態に対する違和感がある。
現在、基本的な視点からの改良が求められている。
さらに、オムツの分野においても不織布や吸収性ポリマーの使用により、使い捨ての使用形態が便利性を著しく向上させている。
使い捨てオムツは、テープ止めタイプとパンツタイプに大別される。
しかし、テープ止めタイプのオムツの問題点は、装着時のテープ止めの不備による横漏れや腹部と臀部を前後で挟んで包む構造が隙間を作り糞便が拡散し、洗浄や処理に手間がかかり介助者の負担が増している。
そもそも、幼児を対象として開発された使い捨てオムツであり、大人の使用に対する配慮が無く、基本的な視点からの改良が求められている。
また、パンツタイプの問題点は、幼児のトレーニングパンツ的な使用や、歩行可能な高齢者や障害者が対象であり、吸収体の密着度がゆるいために身体との隙間からの漏れや匂い、排泄物の重さによりずり下がる等、特に外見上大人の使用には限界を抱える。
そもそも、幼児を対象として開発された使い捨てパンツタイプオムツであり、大人の使用に対する配慮が無く、基本的な視点からの改良が求められている。
昨今、注目されている排尿障害は、事故や手術の後遺症、病気の影響、出産や老化など、いつ誰におこるかも知れないトラブルとして、認識されてきている。
また、チョイ漏れや失禁の問題は、高齢者から中年層、さらに、生活環境の変化により若者の対象者も増加の傾向にある。
さらに、高齢者の増加は、介護環境下でのオムツの需要を拡大している。
本考案者は、腰部や臀部、股間部などを包み、覆うアンダーパンツやオムツの形状に問題点を見出すと共に臀部や足回りの圧迫を解放する形状であるTバックや褌の形状に解決策を求めるものである。
しかし、Tバックのアンダーパンツや褌は、デザイン性に特化したものであり、その吸水性や保時力などの機能を備えていない。
そこで、褌の形状を基にした尿漏れ対策の褌の改良が提案されていた。
まず、股部が狭められフィット感を向上させ、陰部当接部を二重にすることで吸収力を向上させ、ペニスの出し入れ用の開口部を形成する改良である。(特許文献1)
この提案は、従来の越中褌の前垂れ部に面ファスナーを採用することで二重にする構造で解決を図るものであり、極少量の尿に対応することは可能である。
しかし、従来の褌の形状の改良であり、尿吸収を目的とするには、横漏れや密着度に不安があり十分な対応が出来る構造ではない。
次に、一般に液体などを保持すための使い捨てオムツは、単体であり、予め所定の形状で何かしらの取り付けのシステムが設けられている。
そこで、股領域に取り付け維持できるストラップでパットを維持する、使い捨てのパッドの改良が提案されている。(特許文献2)
この提案は、ストラッップで調節自在にフィット性を適切にすることで、使用者の体の大きさに対して常に調節自在に保持するもので、パンツ型とテープ型の効果を備えた構造である。
しかし、長方形状のパッドを左右のトラップで着脱自在に調節保持する構造は、トラップだけでの保持力に問題があると共にパッドの周辺部の密着が十分でない。
さらに、運動時等でも男性器の安定性を良好に保つことができ、失禁時の尿や便汁の漏れを確実に防ぐことが出来る褌型失禁パンツが提案されている。(特許文献3)
この提案は、着用者の下腹部から股間を通って腰部に縦回しされる縦褌と、この縦褌の縦廻し状態を保持するための腰腹部に横廻しされる横褌とにより構成されている。
しかし、縦褌と股間の隙間を密着させるには、常に横褌の上下の位置に左右され、しかも運動時の置いての隙間への密着を維持するには横褌の締め付け状態を確実に維持することが求められ、現実的ではない。
実用新案公報昭60−113301号公報 特開平6−218009号公報 実用新案登録第3194102号公報
現在、排泄物を吸収保持するアンダーパンツや褌、オムツは、従来の形状や使用形態を維持した改良であり、基本的な視点からの改良は見あたらない。
今日、各種素材が開発され、充実する素材環境下にあり、従来のアンダーパンツや褌、オムツの形状や使用形態に依存する必要はなく、多様な機能の組み合わせが可能になり、新しい視点での自由な発想を基に排泄物を吸収保持する下着の新規の構造は可能である。
本考案の第一の視点は、穿く下着から装着する下着への転換を図るものである。
本考案の第二の視点は、パンツ型の下着から褌型の下着への転換を図るものである。
本考案の第三の視点は、洗濯する下着から使い捨ての下着への転換を図るものである。
本考案は、排泄物を吸収保持する吸収保持部と帯部、牽引部から構成され、各部を接合させる構造が装着する下着を実現する。
また、吸収保持部を股領域に当接させ帯部に牽引部で牽引する仕様形態が褌様の形状の下着を実現する。
さらに、本考案は、構造上の考案であり周知の素材を選択し形成出来るので、洗濯用の下着や使い捨ての下着を実現する。
前記の課題を解決する本考案の下着構造は、使用者の股領域に当接し、排泄物を吸収保持する下着構造であって、前記下着構造は、吸収保持部(2)と帯部(3)と牽引部(4)から成り、前記吸収保持部(2)は、前記使用者の前記股領域に当接し、積層部(7)で形成され、端縁部(8)に弾性部(6)を形成し、接合部を(5)設け、前記帯部(3)は、前記弾性部(6)を形成し、前記接合部(5)を設け、前記牽引部(4)は、前記吸収保持部(2)を前記帯部(3)の背側部(15)に牽引し、前記弾性部(6)を形成し、前記接合部(5)設け、着衣時に、前記吸収保持部(2)と前記帯部(3)と前記牽引部(4)の各前記接合部(5)で着脱自在に接合するように構成されていることを特徴とする。
前記の課題を解決する本考案の下着構造は、前記吸収保持部(2)の前記背側部(15)の前記接合部(5)と前記牽引部(4)の片方の前記接合部(5)が固着されていることを特徴とする。
前記の課題を解決する本考案の下着構造は、前記吸収保持部(2)の前記背側部(15)の前記接合部(5)と前記牽引部(4)の片方の前記接合部(5)部が固着され、前記吸収保持部(2)の腹側部(14)の前記接合部(5)と前記帯部(3)の片方の前記接合部(5)が固着されていることを特徴とする。
本考案の第一の効果は、排泄物を吸収保持する吸収保持部、腰部に保持する帯部、帯部と吸収保持部を接合させる牽引部など、機能別に各部を分解する構成にしたので、使用時に各部を接合させることで完成する、褌でもなくアンダーパンツでもない下着の新ジャンルを創出する。
本考案の第二の効果は、機能別に各部を分解する構成にし、使用時に各部を接合させることで完成させる使用形態にしたので、一部だけを取り替えることが出来るので、経済性に優れている。
例えば、一部だけの洗濯で経済的に清潔性を保ち、一部だけの使い捨てが経済的な効果を発揮する。
また、形状や色、デザイン等を多種多様に形成し組み合わせることが出来るので、ファッション性を高めると共に個々人の嗜好を満足させる。
本考案の第三の効果は、排泄物を吸収保持する吸収保持部を牽引部で背側部の帯部に牽引し保持するようにしたので、密着度を向上させ漏れを防止すると共に吸収保持部の再調整が出来るので更なる密着度の向上を図る。
本考案の第四の効果は、吸収保持部を腹部側から背側部に牽引する使用が、腹部を背側部に押し圧するので、骨盤を前傾させる効果を生じ姿勢を正常に導く。
本考案の第五の効果は、吸収保持部が肛門部に係合するので、肛門部分を意識する運動が、骨盤底筋を強化し失禁に対する予防対策が出来る。
本考案の第六の効果は、本考案の褌様の構造が臀部や足回りの圧迫を解放するので、動作を容易にすると共に運動能力を向上させると共に高齢者の転倒防止に貢献する。
また、臀部や足回りの圧迫からの解放は、寝返りを容易にするのでの不眠を改善する。
本考案の第七の効果は、布帛や不織布など周知の素材を基に形成出来るので、布帛を用いて洗濯できるアンダーパンツや不織布を用いて使い捨てのアンダーパンツ、オムツやチョイ漏れパンツなど、多様なニーズに対応する基本的な構造を実現する。
本考案の第八の効果は、特に男性用の吸収保持部にスリット部を形成し、ペニスの出し入れがスムーズに出来るので、排尿直後のペニスの収納直後に発生するチョイ漏れに対応し、さらに、吸収保持部の端縁部の収縮性弾性体が横漏れを防ぎ、背側部に牽引する使用形態が排泄物の滲みだしを防止する。
図1は、本考案の下着構造1の例を示す斜視図である。 図2は、図1のX−X線の断面図である。 図3は、図1の接合部の例を示す断面図である。 図4のaは、下着構造1を人体に装着した例を示す略正面図である。 図4のbは、下着構造1を人体に装着した例を示す略背面図である。 図5は、本考案の下着構造1を使い捨てオムツに適用する例を示すオムツ型下着構造21の斜視図である。 図6は、図5のY−Y線上の断面図である。 図7は、本考案の下着構造1を使い捨てパッドに適用する例を示すパッド型下着構造41の斜視図である、 図8は、図7のZ−Z線上の断面図である。
以下に、本考案の実施の形態の例を示し図面を基に説明する。
本考案は、周知の素材を基に、吸収保持部2、帯部3、牽引部4の機能別に構成し、使用時に各部を組み立て、特に背側部14に牽引することで密着を強化する使用形態を特徴とする。
また、本考案の股領域とは、腹部側から臀部側までを指す。
また、本実施例に特定も限定もするものではない。
本考案は、吸収保持部2の端縁部8に弾性部6を形成し、股領域に対する密着度を向上させると共に漏れを防止する。
さらに、腰部に係合する帯部3、帯部3と吸収保持部2を接合部5で接合させる牽引部4など、機能別の各部で構成され各部を着脱自在に接合させる構造を特徴とする。
詳しくは、吸収保持部2、帯部3、牽引部4に各弾性部6を形成し、各部間の接合具合を調整すると共に密着度を向上させる。
さらに、吸収保持部2を帯部3の背側部15に牽引部4で牽引する動的な使用形態の作用や効果が、保持力を向上させると共に密着度の向上を図るものである。
また、吸収保持部2を股領域に密着させ保持する構造は、褌構造に類似する形状を獲得することで、脚回りの圧迫を解消する
本考案は、構成される素材や素材の形成法、素材の組み合わせなど特定も限定もするも
のではなく、周知の素材が選択され使用されるものであり、詳細な説明を省略する。
実施例1は、図1、図2、図3、図4を基に説明する。
図1は、本考案の下着構造1の例を示す斜視図である。
図2は、図1のX−X線の断面図である。
図3は、図1の接合部の例を示す略断面図である。
図4のaは、下着構造1を人体に装着した例を示す略正面図である。
図4のbは、下着構造1を人体に装着した例を示す略背面図である。
実施例1は、吸収保持部2、帯部3、牽引部4で構成され、各部に形成する接合部5を
用いて接合する本考案の基本的な技術的思想の例を示す。
また、実施例1は、洗濯を前提とする布帛15を主体とする素材を使用し、接合部5に面ファスナー5aを使用する例を示す。
また、本考案の下着構造1に示す素材は、実施例1に限定するものではない。
また、不織布16や面テープを使用し、使い捨ての使用形態も可能である。
本考案の下着構造1は、排尿障害や高齢者、障害者が好適に使用出来る下着を提供するものであるが、吸収保持部2を薄い構造にすることで一般的な使用も可能である。
実施例1は、周知の排泄物を吸収保持するアンダーパンツの問題点と比較し、新規の排泄物を吸収保持する本考案の下着構造1をアンダーパンツに適用する例を示し説明する。
以下、排泄物を吸収保持するアンダーパンツをアンダーパンツと表記する。
そもそも、アンダーパンツは、三か所の孔が開いた腹部から臀部を覆う袋体であり、一か所の孔は腰回りに係合しゴムで落下を防ぎ、他の二か所から両脚を出す構造は排泄物を吸収保持する視点から導かれた構造ではない。
アンダーパンツの第一の問題点は、覆う構造である。
アンダーパンツは、腹部から臀部を包む形状や圧迫する形状に大別される。
まず、包む形状であるトランクス型アンダーパンツは、身体に密着せず、特に脚部回りが開いた構造であり内側を二重構造に形成し、内側の多層構造で排泄物を吸収保持する仕組みである。
しかし、内側部分と外側部分がズレやすく、横漏れや滲みだしなどの少量の尿漏れに適していて、外見上を重視する構造である。
また、圧迫する形状のブリーフ型やボクサー型のアンダーパンツは、身体に密着する構造であり股間部を多層構造にすることで排泄物を吸収保持する仕組みである。
しかし、身体を動作する際にアンダーパンツと身体が連動せず、アンダーパンツが身体上を移動し変形するので密着が阻害される。
また、座る際に臀部の部分が伸び後脚部の足回り部分を背側部に引き上げ、座位から立位の際に後脚部の足回り部分がダブつき変形し密着が阻害されるので、排泄物を吸収保持機能が十分に発揮できない。
さらに、身体の動作に抵抗し臀部や脚部に係合する構造は、スムーズな足部の動作を阻害し、老人や運動時の能力低下を招いている。
そこで、図1、図2、図3、図4に示す下着構造1は、排泄物を吸収保持する吸収保持部2を股領域に牽引部4で牽引し密着させる構造にしたので、吸収保持部2と臀部が連動させない構造を獲得し、排泄物の吸収保持を確実に実行する。
つまり、吸収保持部2を牽引部4で牽引し、股領域に密着させ前後に支える褌状の形状を創りだすことで、足回りと臀部の部分を解放し、アンダーパンツが身体の動作に抵抗し密着出来ない構造の問題を解消する。
まず、図1、図2、図3、図4に示す吸収保持部2の説明をする。
図1、図2、図3、図4に示す吸収保持部2は、四層に形成された積層部7を主体とし、縁端部8に弾性部6aを形成し、三か所の接合部5a、接合部5b、接合部5cを設ける例を示す。
また、図1、図2、図3、図4に示す積層部7は、肌当接側部16より撥水層7a、第一吸水層7b、第二吸水層7c、防水層7dで構成される。
また、撥水層7aは、肌に直接触れる部分でありサラサラ感を備える素材が好適である。
また、第一吸水層7bは、吸水、抗菌、消臭、速乾機能などを備える素材を好適に選択され使用される。
また、第二吸水層7cは、吸水、消臭、速乾機能などを備える素材を好適に選択され使用される。
また、防水層7dは、漏れを防止する機能を備える素材が好適に選択され使用される。
また、図1、図2、図3、図4に示す積層部7の素材は、周知の素材を選択し好適に使用すれば良く、ここで詳細な素材に特定はしない。
次に、図1、図2、図3、図4に示す吸収保持部2の縁端部8に形成される弾性部6aの説明をする。
弾性部6aは、伸縮性弾性素材11が使用され、吸収保持部2を密着させると共に漏れを防止し保持能力を強化することを目的とするものである。
また、弾性部6aは、使用者の肌に優しくフィットする素材が好適である。
次に、図1、図2、図3、図4に示す吸収保持部2に設ける接合部5の説明をする。
吸収保持部2に設ける接合部5は、面ファスナー5aで形成され、肌非当接側部14に設け接合部5a、接合部5b、接合部5cで示すが、形状や大きさ等特定するものではない。
また、各接合は、接合部5aと接合部5d、接合部5bと接合部5e、接合部5cと接合部5gで行われる例を示す。
次に、図1、図2、図3、図4に示す吸収保持部2に示してはいないが、周知のスリット部を形成しても良く、スリット部には端部に弾性体を形成するなどの工夫を適用することは好ましい。
次に、アンダーパンツの第二の問題点は、腰回りである。
アンダーパンツは、腰部をゴムで締め付け落下を防止する構造で全体に厚めに構成され、特に股間部の多層構造が重量を増し、フィット性の確保のために締め付けの強化が図られ、皮膚の疾患や圧迫することで代謝を損なう問題、通気性や臭気の問題を抱えている。
さらに、外見上もダブついていて、デザイン的に好適ではない。
そこで、図1、図2、図3、図4に示す下着構造1は、排泄物を吸収保持する吸収保持部2を股領域に密着させるために、腹側部14の吸収保持部2と帯部3を接合させ、背側部15の帯部3と牽引部4で牽引し接合させ、前後で支持する褌状の形態にしたので、腰部を締め付ける問題を解消する。
また、足回りと臀部の部分を解放する構造は、軽量化を実現すると共に身体動作の自由度を向上させる。
また、図1、図2、図3、図4に示す帯部3は、布帛15で形成され帯状をなし三か所の接合部5d,接合部5e、接合部5fを設け、続いて二か所の弾性部6b、弾性部6cを形成する例を示す。
また、帯部3は、吸収保持部2や牽引部4と共に異なる色や異なるデザインを組み合わせることで仕様に多様性を獲得することが出来る。
次に、帯部3に形成される弾性部6b、弾性部6cは、伸縮性弾性素材11が使用され、身体への密着を調整し密着度を向上させることを目的とする。
また、弾性部6b、弾性部6cは、部分的に形成するものを示しているが全体を弾性部(6)で形成しても良い。
また、幅や厚さ、長さ、色など特定するものでなく、デザイン性にとんだ選択が出来る。
次に、帯部3に設ける三か所の接合部5は、面ファスナー18で形成し、接合部5d ,接合部5e、接合部5fで示し、形状や大きさ等特定するものではない。
また、各接合は、接合部5dと接合部5a、接合部5eと接合部5b、接合部5gと接合部5cが接合する。
次に、アンダーパンツの第三の問題点は、脚回りである。
トランクス型のアンダーパンツは、二層構造であり脚回りを締め付けないが、臀部と脚回りの側面部分が身体の動作に抵抗する。
ブリーフ型やボクサー型のアンダーパンツは、全体に厚めに構成され、特に股間部の多層構造は排泄物の吸収量が増すとズリ下がる傾向にあり、密着度に影響し横漏れや滲みだしの原因となるので、脚回りの締め付けを強化する傾向にあり、皮膚の疾患や代謝を損なう問題が生じる。
また、女性用では、ブリーフ型やボクサー型同様に、全体に厚めに構成され、特に股間部の多層構造は排泄物の吸収量が増すとズリ下がる傾向にあり、密着度に影響し横漏れや滲みだしの原因となっている。
特に、各種パッドを内側に併用する際は、横漏れを防止するために脚回りの締め付けが求められる。
つまり、排泄物の吸収量の増加でズリ下がる対策は、腰部で支えるか脚回りを締め付ける手段で対応してきた。
そこで、図1、図2、図3、図4に示す下着構造1は、腹側部14の吸収保持部2と帯部3を接合させ、背側部15の牽引部4と帯部3を接合させ、牽引部4で牽引し保持する前後で支える褌状の形状が、足回りを締め付ける問題を解消する。
また、足回りと臀部の部分を排除する構造は、脚部の動作を容易にするので特に睡眠時の自由な動作が好適に作用する。
まず、図1、図2、図3、図4に示す牽引部4の説明をする。
牽引部4は、布帛15で形成され両端に接合部5g、接合部5hを設け、弾性部6dを形成する例を示す
また、牽引部4は、吸収保持部2や帯部3と共に異なる色や異なるデザインを組み合わせることで仕様に多様性を獲得することが出来る。
また、吸収保持部2だけを支持するので全体の重量が軽減され、牽引部4に加わる負担も軽減されている。
次に、牽引部4に形成される弾性部6dは、伸縮性弾性素材11が使用され、身体に係合させ密着後を向上させることを目的とする。
また、弾性部6dは、部分的に形成するものを示しているが全体に形成しても良く幅や厚さなど特定するものでない。色やデザイン性をもとに変化にとんだ選択が出来る。
また、牽引部4に形成される二か所の接合部5g、接合部5hは、面ファスナー18で形成するが、形状や配置場所等特定するものではない。
また、各接合は、接合部5gと接合部5c、接合部5hと接合部5fが接合する例を示す。
次に、排泄物を吸収保持するアンダーパンツの第四の問題点は、穿く行為である。
アンダーパンツを穿く行為は、幼児から苦労して身に着ける動作であるが、老人や障害者にとっては幼児の様に苦労する動作の一つである。
また、排泄物を吸収保持する仕様は、全体にダブつき重量も増す構造であり使用者にとっては負担である。
この問題は、二本足の一本で身体を支え、他の一本を一か所の穴に入れて引き上げ、さらに他の一本を一か所の穴に入れて引き上げる動作の複雑さにある。
そこで、図1、図2、図3、図4に示す下着構造1は、吸収保持部2、帯部3、牽引部4に予め分解した構成にし、使用時に組み合わせる使用形態にしたので、身体の状態にあわせて装着できる。
また、吸収保持部2、帯部3、牽引部4に各接合部を形成し使用者が容易な接合のしかたを選択出来る使用形態が更なる使い勝手を向上させると共に装着後や排尿時に接合の調整が出来るので密着を確実にする。
また、帯部3、牽引部4に形成する弾性部6がフィット性を向上させる。
実施例2は、図5、図6を用いて説明する。
図5は、本考案の下着構造1を使い捨てオムツに適用する例を示すオムツ型下着構造21の斜視図である。
図6は、図5のY−Y線上の断面図である。
実施例2は、吸収保持部22、帯部23、牽引部24で構成され、各部に形成する接合部25を用いて接合し、吸収保持部22と牽引部24は固着されている例を示す。
また、実施例2は、使い捨てを前提とする不織布16を主体とする素材を使用し、接合部25b、接合部25c、接合部25eに面テープ38を使用する例を示す。
また、面テープ38は、隔離紙を使用している周知の技術出あり、特に明示はしない。
実施例2は、周知の使い捨てオムツの問題点と比較し、新規の排泄物を吸収保持するオムツ型下着構造21の例を示し説明する。
また、実施例2は、排尿障害や高齢者、障害者が好適に使用出来るオムツを提供するものであるが、吸収保持部22を薄い構造にすることで一般的な使用にも対応する。
また、実施例2は、周知の素材を使用するものであり性能や形状など特定はしない。
以下、使い捨てオムツをオムツと表記する。
周知の素材を使用し性能や形状など特定はしない。
現在、オムツは、テープ止タイプ、パンツタイプに大別される。
テープ止タイプの使い捨てオムツは、フラットタイプのオムツに面ファスナーの固定部と横漏れ防止のギャザーを一体化させたものである。
また、大人用は、股上部分が大きく、寝た状態の使用者を対象としており、横にしておしりの下にオムツの後部分を差し込み、ギャザーに合わせておしりを乗せ、性器を包むように前部分を当て左右が均等になるようにテープで固定する。
また、テープ止タイプの使い捨てオムツは、パンツタイプより吸収体が大きくて漏れにくいことから、寝たきりの者や就寝用に使用される。
また、パンツタイプのオムツは、子供用が一般的で歩行前の幼児に向いたタイプがある。
現在、高齢化により大人用の使用も増加している。
オムツの第一の問題点は、包む構造である。
まず、テープ止タイプのオムツは、フラットタイプのオムツに面ファスナーの固定部と横漏れ防止のギャザーを一体化させたものである。
つまり、股間部を包み腰回りを強くテープ止めすることで、排泄物をオムツ内に保持し、横漏れをギャザーで防ぐ構造である。
しかし、臀部から腹部まで包み腰回りを強くテープ止めする構造は、腰回り以外の圧迫が十分ではなく、オムツと身体の間に隙間が生じ、広範囲に粘性状の排泄物が拡がり、臭いが拡散し使用者の不快感を誘い、拡がった排泄物が交換時の手間となっている。
そこで、図5、図6に示すオムツ型下着構造21は、排泄物を吸収保持する吸収保持部22を股領域に密着させ、牽引部24で牽引するので、吸収保持部22が股領域を圧迫し、臀部に拡散しない構造である。
つまり、腹側部14の吸収保持部2と帯部3を接合させ、背側部15の帯部3と牽引部24を接合させるので、前後で支える褌状になり、その際に、吸収保持部2を牽引部4で牽引し保持する使用形態が、吸収保持部22の身体への密着度を強化し、余分な隙間を創らない構造にしたので、排泄物の拡散を防止する。
また、特に粘着状の排泄物の移動を防ぐので、排泄物が拡がらず、臭いを拡散させず使用者の不快感を解消し、使用感を向上させると共に交換時の手間を軽減することが出来る。
まず、図5、図6に示す吸収保持部22の説明をする。
図5、図6に示す吸収保持部22は、四層に形成された積層部27を主体とし、縁端部28に弾性部26aを形成し、ギャザー部39を設け、背側部(35)の吸収保持部22と片方の牽引部24と固着する例を示す。
また、図5、図6に示す積層部27は、肌当接側部23より撥水層27a、第一吸水層27b、第二吸水層27c、防水層27dで構成され、長手方向に筋状の凸凹部27eを形成する例を示す。
また、撥水層27aは、肌に直接触れる部分でありサラサラ感を備える素材が好適である。
また、第一吸水層27bは、高吸収性繊維素材31を使用する例を示すが、吸水、抗菌、消臭、速乾機能など好適な機能が選択され使用される。
また、第二吸水層27cは、高吸収性ポリマー素材33を使用する例を示すが、吸水、消臭、速乾機能などを備える素材を好適に選択され使用される。
また、防水層27dは、漏れを防止する機能を備える素材が好適に選択され使用される。
また、積層部27は、四層のものを示すが限定するものではない。
また、図5、図6に示す吸収保持部22は、周知の技術である長手方向に溝状の凸凹部27eを形成する例を示すが、凸凹の幅や高さや数等特定するものではなく、また、形成しなくても良い。
また、凸凹部27eは波状に形成され、長手方向に形成し排泄物の吸収や保時を確実に行えるように形成するものであり、特に固形状の排泄物を凹部に保持し、液状の排泄物を凸部で吸収することで排泄物の吸収や保時の能率を向上させるものである。
また、凸凹部27eは、短手方向に形成しても良く、使用者のニーズに対応して形成すればよく、さらに、長手方向と短手方向の凸凹部27eを組み合わせ手も良く特定しない。
また、図5、6に示す積層部27の素材は、周知の素材を好適に選択し組み合わせれば良く、ここで特定も限定もしない。
次に、図5、6に示す吸収保持部22の縁端部28に形成される弾性部26aの説明をする。
図5、6図に示す弾性部26aは、吸収保持部22の縁端部28に形成され、伸縮性弾性素材31を使用し、吸収保持部22を股領域に密着させると共に漏れを防止することを目的とするものである。
また、弾性部26aは、使用者の肌に優しくフィットする素材が好適である。
次に、図5、6図に示す吸収保持部22に設ける接合部25の説明をする。
図5、図6に示す吸収保持部22に設ける接合部25は、肌非当接側37に設け面テープ38で形成する25aで示すが、形状や配置場所等特定するものではない。
また、接合部25aは、帯体23の接合部25a、25bと接合し、牽引部24の接合部25eは帯部23の接合部25dと接合する。
また、面テープ38は、隔離紙を使用しているが周知の技術出あり、特に明示はしない。
次に、図5、6図に示す吸収保持部22に設けるギャザー部39説明をする。
図5、図6に示す吸収保持部22に設けるギャザー部39は、排泄物の横漏れを防止するものである。
また、ギャザー部39は、周知の技術であり細部についての説明を控える。
オムツの第二の問題点は、腰回りである。
テープ止タイプの使い捨てオムツは、フラットタイプのオムツに面ファスナーの固定部と横漏れ防止のギャザーを一体化させたものである。
つまり、股間部を包み腰回りを強くテープ止めすることで、排泄物をオムツ内に保持し、横漏れをギャザーで防ぐ構造である。
しかし、臀部から腹部まで包む使用形態は、腰部を強くテープ止めするので腹部を迫圧し使用者の呼吸を妨げ、さらに、両脚の動作を困難にしてしまうなどの不快感を生じる。
また、楽な呼吸が出来る止め方ではでは緩くなり横漏れの原因となるので、装着する側の熟練した対応に左右される。
そこで、図5、図6に示すオムツ型下着構造21は、排泄物を吸収保持する吸収保持部22を股領域に密着させるために、腹側部34の吸収保持部22と帯部23を接合させ、背側部35の牽引部24で、背側部35に牽引し帯部23に保持するようにしたので、股領域の前後で支持する使用形態が腰部の締め付けを解消するものである。
また、脚回りと臀部の部分を排除する構造は、帯部23に加わる重量を軽減すると共に脚回りの圧迫を排除するので、脚の動作が自由になり転倒を予防する。
また、図5、図6に示す帯部23は、不織布30で形成され帯状をなし三か所の面テープ38の接合部25b,接合部25c、接合部25d、を設け、続いて二か所の弾性部26b、26cを形成する例を示す。
また、各接合は、接合部25bと接合部25cは、接合部25aと接合し、接合部25dは、接合部25eと接合する。
また、帯部23は、吸収保持部22や牽引部24と共に異なる色や異なるデザインを組み合わせることで仕様に多様性を獲得することが出来る。
また、帯部3に形成される弾性部26b、26cは、伸縮性弾性素材31が使用され、身体への密着度を向上させることを目的とする。
また、弾性部26b、26cは、部分的に形成するものを示しているが全体に形成しても良く幅や厚さなど特定するものでない。色やデザイン性をもとに変化にとんだ選択が出来る。
オムツの第三の問題点は、脚回りである。
テープ止タイプのオムツは、股領域を包み腰回りを強くテープ止めするので、腰部から脚部を圧迫固定する状態が脚部の動作を妨害し、寝返りなどに影響するなどの不快感を生じてしまう。
また、テープ止タイプのオムツは、使用者を寝かせた状態での装着、交換が求められ、大人への装着、交換には時間と手間、テクニックが必要とされる。特に横漏れ防止対策として股領域への密着の確実さやギャザーの正しい活用、正確なテープ止が求められている。
そこで、図5、図6に示すオムツ型下着構造21は、排泄物を吸収保持する吸収保持部22を股領域に密着させるために、背側部35に牽引部24で牽引し帯部23と接合させ保持する使用形態が、足回りの締め付けを解消すると共に密着度を向上させる。
また、図5、図6に示すオムツ型下着構造21は、吸収保持部22、帯部23、牽引部24の各部を接合させて使用することを特徴とし、特に使用者の身体の状態に合わせて装着の順番を選択でき、各接合部で密着を調整しながら使用出来るので、装着、交換を容易にする。
まず、図5、図6に示す牽引部24の説明をする。
牽引部24は、吸収保持部22と固着し牽引を確実にする構成である。
また、牽引部24は、接合部25eと弾性部26dで構成される。
牽引部24の接合部25eは、帯部の接合部25dと接合する。
また、接合部25eは、面テープ38で形成するが、形状や配置場所等特定するものではない。
また、吸収保持部22だけを支持するので全体の重量が軽減され、牽引部24に加わる負担も軽減されている。
また、牽引部24に形成される弾性部26dは、伸縮性弾性素材31が使用され、身体に係合させ密着後を向上させることを目的とする。
また、弾性部26dは、部分的に形成するものを示しているが全体に形成しても良く幅や厚さなど特定するものでない。色やデザイン性をもとに変化にとんだ選択が出来る。
実施例3は、図7、図8を基に説明する。
図7は、本考案の下着構造1をパッドに適用する例を示すパット型下着構造41の斜視図である。
図8は、図7のZ−Z線上の断面図である。
実施例3は、吸収保持部42、帯部43、牽引部44で構成されるパット型下着構造4
1である。
まず、吸収保持部42は、端縁部48に弾性部46aを形成し、牽引部44と固着し、さらに、帯部43の片方と固着し、スリット部60を形成している例を示す。
また、帯部43は、吸収保持部42の片方と固着し、他の片方に接合部45bを設け、背側部55に接合部45cを設け、全体を弾性部46bで形成している例を示す。
また、牽引部44は、吸収保持部42と固着され、接合部45dと弾性部46cで構成されている例を示す。
実施例3は、周知の失禁やチョイ漏れ対策パッドと比較し、新規の排泄物を吸収保持するパット型下着構造41とする例を示し説明する。
近年、チョイ漏れ、失禁など排尿トラブルが増加している。
その対策として、各種の尿吸収パッドなどが使用されている。
また、尿吸収パッドは、下着の内側に装着させて使用し、吸収量に対応する仕様や臭いを防ぐ工夫、皮膚接触面の不快感の対策、汚れ対策などの機能を基に多種多様な物品が提供されている。
また、女性用では、ナプキン状の形状であり、男性用では、ペニスを包まない形状や包む形状である。
まず、尿吸収パッドの問題点は、生理用ナプキンの吸収量を向上させた使用形態である。
つまり、アンダーパンツとパッドの二重構造に問題がある。
アンダーパンツは、腹部から臀部を包む形状や圧迫する形状など多様に構成されている。また、アンダーパンツは、身体を動作する際に連動せず、アンダーパンツが身体上を移
動し変形するので、アンダーパンツの内側に装着しているパッドも移動し変形することで
密着が阻害される。
また、ブリーフ型、ボクサー型に使用するパッドは、座る際に臀部の部分が伸び後脚部の足回り部分を背側部に引き込みパッドがずれる。
さらに、座位から立位の際に後脚部の足回り部分がダブついてパッドが変形するので密着が阻害され横漏れを招きやすい。
また、トランクス型に使用するパッドは、主に男性が使用し、ペニスを包む形状や包まない形状のパッドをアンダーパンツの内側に装着する仕様形態では、排尿前後のチョイ漏れに対応出来ない。
また、男性が使用する際の抵抗感が不利に働き、さらに、取扱いが不慣れである。
そこで、図7、図8に示すパッド型下着構造41は、排泄物を吸収保持する吸収保持部42を股領域に牽引部44で牽引し密着させる褌構造にしたので、男性が使用する際の抵抗感をなくし、女性が使用する際の漏れる不安から解放する。
さらに、使い捨ての使用形態が清潔性を保全し、洗濯の手間からの解放が経済性を向上させる。
また、図7、図8に示すパッド型下着構造41は、吸収保持部42、帯部43、牽引部44を形成し、各部を接合する構成にしたので、吸収保持部42を牽引部44で牽引することで股領域に密着させることを強化し、帯部43で前後に支える褌状の使用形態が、足回りと臀部の部分を解放し、アンダーパンツが身体の動作に抵抗する構造の問題を解消する。
まず、図7、図8に示す吸収保持部42の説明をする。
図7、図8に示す吸収保持部42は、四層に形成された積層部47を主体とし、縁端部48に弾性部46aを形成し、接合部45aを設け帯部43の接合部45bと接合部45cと接合し、牽引部44と固着する例を示す。
また、図7、図8に示す積層部47は、肌当接側部56より撥水層47a、第一吸水層47b、第二吸水層47c、防水層47dで構成する例を示す。
また、撥水層47aは、肌に直接触れる部分でありサラサラ感を備える素材が好適である。
また、第一吸水層47bは、高吸収性繊維素材31を使用する例を示すが、吸水、抗菌、消臭、速乾機能など好適な機能が選択され使用される。
また、第二吸水層47cは、高吸収性ポリマー素材53を使用する例を示すが、吸水、消臭、速乾機能などを備える素材を好適に選択され使用される。
また、防水層47dは、漏れを防止する機能を備える素材が好適に選択され使用される。
また、積層部47は、四層のものを示すが限定するものではない。
次に、図7、図8に示すスリット部60は、特に男性用に形成するものであり、限定するものではなく、形成しなくても良い。
また、スリット部60は、吸収保持部42に形成され、弾性部46dがペニス収納時の尿的が外部へ漏れることを防止する。
この際に、ギャザー部59が漏れや尿滴を吸収する。
また、スリット部60は、吸収保持部42の中央線上に形成していないが、特定するものではなく、位置、長さなど限定はしない。
また、スリットの形成は、周知の構造である。
また、図7、8に示す積層部27の素材は、周知の素材を好適に選択し組み合わせれば良く、ここで特定も限定もしない。
次に、図7、図8に示す吸収保持部42の縁端部48に形成される弾性部46aの説明をする。
図7、8図に示す弾性部46aは、吸収保持部42の縁端部48に形成され、伸縮性弾性素材41を使用し、吸収保持部22を股領域に密着させると共に漏れを防止することを目的とするものである。
また、弾性部46aは、使用者の肌に優しくフィットする素材が好適である。
また、弾性部46dは、伸縮性弾性素材41を使用し、ペニスの収納状態を保持する。
次に、図7、8図に示す吸収保持部42に設ける接合部45の説明をする。
図7、図8に示す吸収保持部42に設ける接合部45は、面テープ58で形成され、非肌当接側57に設け45aで示すが、形状や配置場所等特定するものではない。
また、接合部45aは、帯体43の接合部45bと接合し、牽引部44の接合部45dは、帯部43の接合部45c及び接合部45dと接合する。
次に、図7、図8に示す帯部73の説明をする。
帯部73は、不織布50で形成され帯状をなし先端部片方に接合部45b設け、ほぼ全体を弾性部46bで形成し、他の片方は吸収保持部42と固着される例を示す。
また、帯部43の接合部45bは、吸収保持部42の接合部45aと接合し、接合部45cは、牽引部44の接合部45dと接合する。
また、帯部43は、吸収保持部42や牽引部44と共に異なる色や異なるデザインを組み合わせることで仕様に多様性を獲得することが出来る。
また、帯部43に形成される弾性部46cは、伸縮性弾性素材51が使用され、身体への密着度を向上させることを目的とする。
また、弾性部46cは、部分的に形成するものを示しているが全体に形成しても良く幅や厚さなど特定するものでない。色やデザイン性をもとに変化にとんだ選択が出来る。
また、帯部43に設ける二か所の接合部45b、接合部45cは、面テープ58で形成するが形状や配置場所等特定するものではない。
次に、図7、図8に示す牽引部4の説明をする。
牽引部44は、吸収保持部42と固着し牽引を確実にする構成である。
また、牽引部44は、接合部45dと弾性部46cで構成される。
牽引部44の接合部45dは、帯部の接合部45cと接合する。
また、接合部45dは、面テープ58で形成するが、形状や配置場所等特定するものではない。
また、吸収保持部42だけを支持するので全体の重量が軽減され、牽引部4に加わる負担も軽減されている。
また、牽引部44に形成される弾性部46cは、伸縮性弾性素材51が使用され、身体に係合させ密着度を向上させることを目的とする。
また、弾性部46cは、部分的に形成するものを示しているが全体に形成しても良く幅や厚さなど特定するものでない。色やデザイン性をもとに変化にとんだ選択が出来る。
本考案の下着構造は、周知の素材を基に新規の下着市場を提供するものである。
本考案の下着構造は、アンダーパンツと褌の機能を融合させ、穿く行為から装着する使用形態への転換を図り、下着市場の新分野を創設する。
次に、今日までの下着は、洗濯を前提として来たが、使い捨てオムツの便利性が支持されたように、チョイ漏れ用の使い捨て下着と言う新規の市場を出現させる。
また、現状のテープ止めタイプのオムツやパンツ型オムツの市場に、新規の褌型オムツの市場を加えることで、使い捨てオムツ市場を活性化するものである。
1・・・下着構造
2・・・吸収保持部
3・・・帯部
4・・・牽引部
5・・・接合部
5a・・接合部
5b・・接合部
5c・・接合部
5d・・接合部
5e・・接合部
5f・・接合部
5g・・接合部
5h・・接合部
6・・・弾性部
6a・・弾性部
6b・・弾性部
6c・・弾性部
6d・・弾性部
7・・・積層部
7a・・撥水層
7b・・第一吸水層
7c・・第二吸水層
7d・・防水層
8・・・端縁部
9・・・固着部
10・・布帛
11・・伸縮性弾性素材
12・・高吸収性繊維素材
13・・高吸収性ポリマー素材
14・・腹側部
15・・背側部
16・・肌当接側部
17・・肌非当接側部
18・・面ファスナー
21・・オムツ型下着構造
22・・吸収保持部
23・・帯部
24・・牽引部
25・・接合部
25a・接合部
25b・接合部
25c・接合部
25d・接合部
25e・接合部
26・・弾性部
26a・弾性部
26b・弾性部
26c・弾性部
26d・弾性部
27・・積層部
27a・撥水層
27b・第一吸水層
27c・第二吸水層
27d・防水層
27e・凸凹部
28・・端縁部
29・・固着部
30・・不織布
31・・伸縮性弾性素材
32・・高吸収性繊維素材
33・・高吸収性ポリマー素材
34・・腹側部
35・・背側部
36・・肌当接側部
37・・肌非当接側部
38・・面テープ
39・・ギャザー部
41・・パッド型下着構造
42・・吸収保持部
43・・帯部
44・・牽引部
45・・接合部
45a・接合部
45b・接合部
45c・接合部
45d・接合部
46・・弾性部
46a・弾性部
46b・弾性部
46c・弾性部
47・・積層部
47a・撥水層
47b・第一吸水層
47c・第二吸水層
47d・防水層
48・・端縁部
49・・固着部
50・・不織布
51・・伸縮性弾性素材
52・・高吸収性繊維素材
53・・高吸収性ポリマー素材
54・・腹側部
55・・背側部
56・・肌当接側部
57・・肌非当接側部
58・・面テープ
59・・ギャザー部
60・・スリット部

Claims (3)

  1. 使用者の股領域に当接し、排泄物を吸収保持する下着構造であって、
    前記下着構造は、吸収保持部(2)と帯部(3)と牽引部(4)から成り、
    前記吸収保持部(2)は、前記使用者の前記股領域に当接し、積層部(7)で形成され、端縁部(8)に弾性部(6)を形成し、接合部を(5)設け、
    前記帯部(3)は、前記弾性部(6)を形成し、前記接合部(5)を設け、
    前記牽引部(4)は、前記吸収保持部(2)を前記帯部(3)の背側部(15)に牽引し、前記弾性部(6)を形成し、前記接合部(5)設け、
    着衣時に、前記吸収保持部(2)と前記帯部(3)と前記牽引部(4)の各前記接合部(5)で着脱自在に接合するように構成されている
    ことを特徴とする下着構造。
  2. 前記吸収保持部(2)の前記背側部(15)の前記接合部(5)と前記牽引部(4)の片方の前記接合部(5)が固着されている
    ことを特徴とする請求項1記載の下着構造。
  3. 前記吸収保持部(2)の前記背側部(15)の前記接合部(5)と前記牽引部(4)の片方の前記接合部(5)部が固着され、
    前記吸収保持部(2)の腹側部(14)の前記接合部(5)と前記帯部(3)の片方の前記接合部(5)が固着されている
    ことを特徴とする請求項1、請求項2記載の下着構造。



























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