JP2005043308A - 光または放射線検出器用駆動電圧システム - Google Patents

光または放射線検出器用駆動電圧システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005043308A
JP2005043308A JP2003279947A JP2003279947A JP2005043308A JP 2005043308 A JP2005043308 A JP 2005043308A JP 2003279947 A JP2003279947 A JP 2003279947A JP 2003279947 A JP2003279947 A JP 2003279947A JP 2005043308 A JP2005043308 A JP 2005043308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
voltage
power supply
light
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003279947A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Yoshimuta
利典 吉牟田
Keiichi Fujii
圭一 藤井
Susumu Adachi
晋 足立
Shinya Hirasawa
伸也 平澤
Shoichi Okamura
昇一 岡村
Koichi Tanabe
晃一 田邊
Shigeya Asai
重哉 浅井
Akihiro Nishimura
暁弘 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2003279947A priority Critical patent/JP2005043308A/ja
Publication of JP2005043308A publication Critical patent/JP2005043308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 電源部が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる光または放射線検出器用駆動電圧システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 電源部20および放射線検出器30を電気的に接続するケーブル15,25を間に介在させて電源部20および検出器30の個々の機能を分割するように構成することで、電源部20が大型化してもケーブル15,25の長さを調節することで電源部20を所望の位置に設置することができる。また、ノイズの混入・発生や電圧降下がケーブル15,25に生じても、所定の電圧に制御するセンシング部20を備え、電源部10とセンシング部20との間にケーブル15を介在させて電気的に接続するとともに、センシング部20と検出器30との間にケーブル25を介在させて電気的に接続することで、センシング部20が所定の電圧に制御した状態で検出器30に供給することができ、電荷情報を正確に読み出すことができる。その結果、電源部20が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、医療分野、工業分野、さらには原子力分野などに用いられる光または放射線検出器用駆動電圧システムに関するものである。
放射線検出器を例に採って説明する。放射線検出器はX線変換層(半導体層)を備えているとともに、X線変換層に入射したX線から変換されたキャリア(電荷情報)の読出しを制御する薄膜トランジスタ(スイッチング素子)や、薄膜トランジスタのON/OFFを制御する読出し配線(ゲート線)や、読み出されたキャリアを増幅し電気信号として読み出す回路などを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−267622号公報(第5頁、図3)
ところで、かかる検出器には、検出器の駆動に関連する電圧(例えばゲート線や増幅用回路に供給する電圧)を供給する電源部が配設されており、この電源部から電圧が供給されることで検出器は所定の動作を行って、電荷情報を画像として処理する。医用放射線検出装置や産業用非破壊検査装置などに検出器を用いる場合には良好な画像が望まれる。そのためには、各部のノイズを減らす必要があり、電源部から供給される各電圧も同様である。
電源部から電圧を供給する方式として、発振および整流を行うスイッチング方式、所定の電圧に整流を単純に行うドロッパ方式が挙げられる。前者のスイッチング方式の場合には装置を小型化するのに最適であるが、発振を強制的に行って整流を行うので発振周波数ノイズが混入して画像が良好に得難い。後者のドロッパ方式の場合には、コイルの巻数などで整流を制御するのでノイズは混入し難いが、コイルなどによって電源部本体が大型化してしまう。その結果、配設できる位置にまで電源部を検出器から離して、電源部と検出器とをケーブル(電気的接続手段)で電気的に接続させなければならない。
後者の場合にはケーブルが長大化すると検出器を正確に駆動し難くなる。特に、増幅用回路に電圧を供給する場合には電流が過大に流れるので、ケーブルの長さが長いほどノイズ成分が混入・発生するのみならず、抵抗成分などにより電圧降下が生じてしまう。その結果、電荷情報を正確に読み出すことができなくなる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電源部が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる光または放射線検出器用駆動電圧システムを提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、光または放射線の入射により前記光または放射線の情報を電荷情報に変換する半導体層を備え、変換された電荷情報を読み出すことで光または放射線を検出する光または放射線検出器と、その検出器の駆動に関連する電圧を供給する電源部とを有し、その電源部および検出器を電気的に接続する電気的接続手段を間に介在させることで電源部および検出器の個々の機能を分割するように構成された光または放射線検出器用駆動電圧システムであって、所定の電圧に制御する帰還部を備え、電源部と帰還部との間に前記電気的接続手段を介在させて電気的に接続するとともに、帰還部と検出器との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、電源部および検出器を電気的に接続する電気的接続手段を間に介在させて電源部および検出器の個々の機能を分割するように構成することで、電源部が大型化しても電気的接続手段の長さを調節することで電源部を所望の位置に設置することができる。また、ノイズの混入・発生や電圧降下が電気的接続手段に生じても、所定の電圧に制御する帰還部を備え、電源部と帰還部との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続するとともに、帰還部と検出器との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続することで、帰還部が所定の電圧に制御した状態で検出器に供給することができ、電荷情報を正確に読み出すことができる。その結果、電源部が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる。
上述した発明において、帰還部を検出器の近傍に配設するのが好ましい(請求項2に記載の発明)。ここで、本明細書中の『近傍』とは、ノイズ混入・発生や電圧降下が生じない程度の電気的接続手段の長さの程度を指し、例えば約10m未満である。従って、帰還部を検出器から例えば約10m未満離間した近傍に配設することで、ノイズ混入・発生や電圧降下を低減させることができる。なお、上流部においてノイズ混入・発生や電圧降下が生じても、帰還部によって所定の電圧に制御することができるので、電源部と帰還部との間の距離については特に限定されない。
検出器の駆動に関連する電圧の供給形態としては、以下のようなものが挙げられる。すなわち、検出器は、ON/OFFによって電荷情報の読出しを制御するスイッチング素子と、そのスイッチング素子のON/OFFを制御するゲート線とを備え、電源部は、電気的接続手段を介してそのゲート線に電圧を供給する(請求項3に記載の発明)。ゲート線に電圧を供給する場合には電荷情報の読み出しについて影響を受けるので、電気的接続手段の長さによってノイズ成分が混入・発生すれば電荷情報を正確に読み出すことができなくなる恐れがあるが、この発明が上述した場合にも適用することで、かかる電荷情報を正確に読み出すことができる。また、検出器は、読み出された電荷情報を読み出す増幅手段を備え、電源部は、電気的接続手段を介してその増幅手段に電圧を供給する(請求項4に記載の発明)。増幅手段に電圧を供給する場合には電流が過大に流れるので、電気的接続手段の長さが長いほどノイズ成分が混入・発生するのみならず、抵抗成分などにより電圧降下が生じてしまう恐れがあるが、この発明が上述した場合にも適用することで、かかるノイズ混入・発生や電圧降下を低減させて電荷情報を正確に読み出すことができる。
この発明に係る光または放射線検出器用駆動電圧システムによれば、所定の電圧に制御する帰還部を備え、電源部と帰還部との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続するとともに、帰還部と検出器との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続することで、電源部が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係る放射線検出器用駆動電圧システムにおける検出器の概略断面図および電源部のブロック図であり、図2は、検出器の構成を示す平面図である。
本実施例の放射線検出器用駆動電圧システムは、図1に示すように、電源部10とセンシング部20と放射線検出器30とから構成される。電源部10とセンシング部20との間にはケーブル15を介在させて電気的に接続するとともに、センシング部20と検出器30との間にはケーブル25を介在させて電気的に接続している。このように、ケーブル15,25を間に介在させることで電源部10および検出器30の個々の機能を分割するように構成している。ケーブル15,25はこの発明における電気的接続手段に、センシング部20は、この発明における帰還部にそれぞれ相当する。
電源部10は、交流(AC)電圧から直流(DC)電圧に変換するためのAC−DC変換回路11と、変換されたDC電圧を後述するゲート線35などに印加するのに必要な所定のDC電圧に変換するDC−DC変換回路12とから構成される。このDC−DC変換回路12とセンシング部20とは、ケーブル15を介して接続されている。本実施例では、例えば100V程度のAC電源をAC−DC変換回路11が例えば30V程度のDC電源に変換し、DC−DC変換回路12は例えば3.3〜8V程度のDC電源に変換して、この3.3〜8V程度の電圧をゲート線35などに印加する。なお、DC電源から変換する場合には、AC−DC変換回路11は不要である。
センシング部20は、DC−DC変換回路12で変換された電圧値に維持するように構成された帰還回路であって、出力側の電圧を検出して入力側にフィードバックをかけることで所定の電圧値に制御する。本実施例では、センシング部20は3.3〜8V程度の電圧に維持する。センシング部20とゲート線35などとは、ケーブル25を介して接続されている。なお、ノイズの混入・発生による影響が大きければ、センシング部20の出力側にフィルタを接続してもよい。
放射線検出器30は、例えばX線などの放射線が入射することによりキャリアが生成される放射線感応型の半導体厚膜31と、半導体厚膜31の表面に設けられた電圧印加電極32と、半導体厚膜31の放射線入射側とは反対側にある裏面に設けられたキャリア収集電極33と、キャリア収集電極33への収集キャリアを溜める電荷蓄積用のコンデンサCaと、コンデンサCaに蓄積された電荷を取り出すための通常時OFF(遮断)の電荷取り出し用のスイッチ素子である薄膜トランジスタ(TFT)Trとを備えている。本実施例では、半導体厚膜31は放射線の入射によりキャリアが生成される放射線感応型の物質で形成されているが、光の入射によりキャリアが生成される光感応型の物質であってもよい。半導体厚膜31は、この発明における半導体層に、薄膜トランジスタTrは、この発明におけるスイッチング素子にそれぞれ相当する。
この他に、検出器30は、薄膜トランジスタTrのソースに接続されているデータ線34と、薄膜トランジスタTrのゲートに接続されているゲート線35とを備えており、電圧印加電極32,半導体厚膜31,キャリア収集電極33,コンデンサCa,薄膜トランジスタTr,データ線34,およびゲート線35が絶縁基板36の上に積層されて構成されている。
次に、放射線検出器30の全体構成について説明する。図1,図2に示すように、縦・横式2次元マトリックス状配列で多数個(例えば、1024個×1024個)形成されたキャリア収集電極33ごとに、上述した各々のコンデンサCaおよび薄膜トランジスタTrがそれぞれ接続されており、それらキャリア収集電極33,コンデンサCa,および薄膜トランジスタTrが各検出素子DUとしてそれぞれ分離形成されている。また、電圧印加電極32は、全検出素子DUの共通電極として全面にわたって形成されている。また、上述したデータ線34は、図2に示すように、横(X)方向に複数本に並列されているとともに、上述したゲート線35は、図2に示すように、縦(Y)方向に複数本に並列されており、各々のデータ線34およびゲート線35は各検出素子DUに接続されている。また、データ線34は電荷−電圧変換群37を介してマルチプレクサ38に接続されており、ゲート線35はゲートドライバ39に接続されている。なお、検出素子DUの配列個数は上述の1024個×1024個だけでなく、実施形態に応じて配列個数を変更して使用することができる。従って、検出素子DUが1個のみの形態であってもよい。
また、電荷−電圧変換群37には増幅回路部・Ref電圧部37aを備えており、電荷−電圧変換群37でデータ線34に読み出されたキャリアは増幅されて電圧に変換されてマルチプレクサ38に送信される。マルチプレクサ38に送信された電圧は信号処理部・コントロール信号発生部40にて処理される。増幅回路部37aは、この発明における増幅手段に相当する。
電荷−電圧変換群37やマルチプレクサ38やゲートドライバ39や信号処理部・コントロール信号発生部40は、上述したケーブル25を介してセンシング20に接続されており、ケーブル25を介して電圧を供給することで、電荷−電圧変換群37やマルチプレクサ38やゲートドライバ39や信号処理部・コントロール信号発生部40を駆動させる。また、ゲートドライバ25については、ゲートドライバ25に電圧を供給することで、それに接続されたゲート線35に電圧を印加して供給する。ゲート線35に電圧が印加されると薄膜トランジスタTrのゲートがONされる。つまり、ゲート線35は薄膜トランジスタTrのON/OFFを制御する。
また、本実施例では、センシング部20を検出器30の近傍に配設している。ここで、本明細書中の『近傍』とは、ノイズ混入・発生や電圧降下が生じない程度のケーブル25の長さの程度を指し、例えば約10m未満である。従って、センシング部20を検出器30から10m未満離間した近傍に配設すればよい。なお、上流部においてノイズ混入・発生や電圧降下が生じても、センシング部20によって所定の電圧に維持することができるので、電源部10とセンシング部20との間の距離、すなわちケーブル15の長さについては特に限定されない。
また、本実施例に係る検出器30を作成する場合には、絶縁基板36の表面に、各種真空蒸着法による薄膜形成技術やフォトリソグラフィ法によるパターン技術を利用して、データ線34およびゲート線35を配線し、薄膜トランジスタTr,コンデンサCa,キャリア収集電極33,半導体厚膜31,電圧印加電極32などを順に積層形成する。なお、半導体厚膜31を形成する半導体については、アモルファス型の半導体や多結晶型の半導体などに例示されるように、用途や耐電圧などに応じて適宜選択することができる。また、半導体厚膜31を形成する物質についても、セレン(Se)などに例示されるように、特に限定されない。
続いて、本実施例に係るシステムの作用について説明する。100V程度のAC電源をAC−DC変換回路11が30V程度のDC電源に変換し、そのDC電源をDC−DC変換回路12は3.3〜8V程度のDC電源に変換して、この3.3〜8V程度の電圧を、ケーブル15を介してセンシング部20に供給する。センシング部20は3.3〜8V程度の電圧に維持するように制御し、ケーブル25を介してその電圧を電荷−電圧変換群37やマルチプレクサ38やゲートドライバ39に供給して駆動させる。
電圧印加電極32に高電圧(例えば数100V〜数10kV程度)のバイアス電圧VAを印加した状態で、検出対象である放射線を入射させる。このバイアス電圧VAは、電源部20とは独立した高電圧発生部(図示省略)から供給される。
放射線の入射によってキャリアが生成されて、そのキャリアが電荷情報として電荷蓄積用のコンデンサCaに蓄積される。ゲートドライバ39の信号取り出し用の走査信号によって、ゲート線35が選択されて、さらに選択されたゲート線35に接続されている検出素子DUが選択指定される。その指定された検出素子DUのコンデンサCaに蓄積された電荷が、選択されたゲート線35の信号によってON状態に移行した薄膜トランジスタTrを経由して、データ線34に読み出される。
また、各検出素子DUのアドレス(番地)指定は、データ線34およびゲート線35の信号取り出し用の走査信号に基づいて行われる。マルチプレクサ38およびゲートドライバ39に信号取り出し用の走査信号が送り込まれると、ゲートドライバ39から縦(Y)方向の走査信号に従って各検出素子DUが選択される。そして、横(X)方向の走査信号に従ってマルチプレクサ38が切り換えられることによって、選択された検出素子DUのコンデンサCaに蓄積された電荷が、データ線34を介して、電圧−電圧変換群37およびマルチプレクサ38を順に経て信号処理部・コントロール信号発生部40に送り出されるとともに、外部に送り出される。
上述の動作によって、例えばX線透視撮影装置の透視X線像の検出に本実施例に係るシステムを用いた場合、データ線34を介して外部に読み出された電荷情報が画像情報に変換されて、X線透視画像として出力される。
上述した本実施例に係るシステムによれば、電源部20および放射線検出器30を電気的に接続するケーブル15,25を間に介在させて電源部20および検出器30の個々の機能を分割するように構成することで、電源部20が大型化してもケーブル15,25の長さを調節することで電源部20を所望の位置に設置することができる。また、ノイズの混入・発生や電圧降下がケーブル15,25に生じても、所定の電圧に制御するセンシング部20を備え、電源部10とセンシング部20との間にケーブル15を介在させて電気的に接続するとともに、センシング部20と検出器30との間にケーブル25を介在させて電気的に接続することで、センシング部20が所定の電圧に制御した状態で検出器30に供給することができ、電荷情報を正確に読み出すことができる。その結果、電源部20が大型化しても電荷情報を正確に読み出すことができる。
本実施例では、センシング部20を検出器30の近接に配設することで、センシング部20よりも下流側、すなわち検出器30側でノイズ混入・発生や電圧降下を低減させることができる。
また、本実施例では、電荷−電圧変換群37やマルチプレクサ38やゲートドライバ39や信号処理部・コントロール信号発生部40に供給する形態の場合のように、増幅回路部37aなどに電圧を供給する場合には電流が過大に流れるので、ケーブル15,25の長さが長いほどノイズ成分が混入・発生するのみならず、抵抗成分などにより電圧降下が生じてしまう恐れがあるが、この発明を本実施例に適用することで、かかるノイズ混入・発生や電圧降下を低減させて電荷情報を正確に読み出すことができる。
なお、電荷情報の読出しは、半導体厚膜31の感度などを除けば、ゲートドライバ39からの電圧や増幅回路部・Ref電圧部37aにもっとも影響を受けるので、ゲートドライバ39や増幅回路部・Ref電圧部37aのみに電源部20から所定の電圧に維持された電圧を供給して、他のマルチプレクサ38や信号処理部・コントロール信号発生部40には電源部20とは独立した電源部(図示省略)から電圧を供給してもよい。もちろん、実施例のように、マルチプレクサ38や信号処理部・コントロール信号発生部40にも所定の電圧に維持された電圧を供給してもよい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、入射した放射線を半導体厚膜31(半導体層)によって電荷情報に直接に変換した、「直接変換型」の放射線検出器をこの発明は適用したが、入射した放射線をシンチレータによって光に変換し、光感応型の物質で形成された半導体層によってその光を電荷情報に変換する「間接変換型」の放射線検出器をこの発明は適用してもよい。
(2)上述した実施例では、電源部10からセンシング部20を介して所定の電圧に維持された電圧をゲート線35や増幅回路部37aなどに供給したが、検出器30の駆動に関連する電圧はゲート線35や増幅回路部37aなどに供給する電圧に限定されない。例えば、検出器30の駆動に関連する電圧は、電圧印加電極32に印加する高電圧のバイアス電圧でもよい。この場合には、高電圧発生部(図示省略)と検出器30との間にセンシング部20を介在させればよい。ただ、高電圧の場合には過大な電流が流れないので、電圧降下も生じ難い。従って、上述した実施例の場合には、この発明は有用である。
実施例に係る放射線検出器用駆動電圧システムにおける検出器の概略断面図および電源部のブロック図である。 検出器の構成を示す平面図である。
符号の説明
10 … 電源部
15,25 … ケーブル
20 … センシング部
30 … 放射線検出器
31 … 半導体厚膜
35 … ゲート線
37 … 電荷−電圧変換部
37a … 増幅回路部・Ref電圧部
Tr … 薄膜トランジスタ

Claims (4)

  1. 光または放射線の入射により前記光または放射線の情報を電荷情報に変換する半導体層を備え、変換された電荷情報を読み出すことで光または放射線を検出する光または放射線検出器と、その検出器の駆動に関連する電圧を供給する電源部とを有し、その電源部および検出器を電気的に接続する電気的接続手段を間に介在させることで電源部および検出器の個々の機能を分割するように構成された光または放射線検出器用駆動電圧システムであって、所定の電圧に制御する帰還部を備え、電源部と帰還部との間に前記電気的接続手段を介在させて電気的に接続するとともに、帰還部と検出器との間に電気的接続手段を介在させて電気的に接続することを特徴とする光または放射線検出器用駆動電圧システム。
  2. 請求項1に記載の光または放射線検出器用駆動電圧システムにおいて、前記帰還部を前記検出器の近傍に配設することを特徴とする光または放射線検出器用駆動電圧システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光または放射線検出器用駆動電圧システムにおいて、前記検出器は、ON/OFFによって前記電荷情報の読出しを制御するスイッチング素子と、そのスイッチング素子のON/OFFを制御するゲート線とを備え、前記電源部は、前記電気的接続手段を介してそのゲート線に電圧を供給することを特徴とする光または放射線検出器用駆動電圧システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光または放射線検出器用駆動電圧システムにおいて、前記検出器は、読み出された電荷情報を読み出す増幅手段を備え、前記電源部は、前記電気的接続手段を介してその増幅手段に電圧を供給することを特徴とする光または放射線検出器駆動電圧システム。
JP2003279947A 2003-07-25 2003-07-25 光または放射線検出器用駆動電圧システム Pending JP2005043308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003279947A JP2005043308A (ja) 2003-07-25 2003-07-25 光または放射線検出器用駆動電圧システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003279947A JP2005043308A (ja) 2003-07-25 2003-07-25 光または放射線検出器用駆動電圧システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005043308A true JP2005043308A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34265916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003279947A Pending JP2005043308A (ja) 2003-07-25 2003-07-25 光または放射線検出器用駆動電圧システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005043308A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128186A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Toshiba Corp 放射線検出装置
JP2017211292A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 株式会社日立製作所 放射線測定装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231956A (ja) * 1989-03-06 1990-09-13 Toshiba Corp 放射線モニタ用電源装置
JPH03251749A (ja) * 1990-02-28 1991-11-11 Shimadzu Corp 測定データ処理方法
JPH06138241A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体放射線測定装置用前置増幅器
JPH10510135A (ja) * 1994-11-28 1998-09-29 アナロジック コーポレーション 医療用画像作成システムのためのups
JP2002224094A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Toshiba Medical System Co Ltd X線診断装置および補正データ収集方法
JP2003043151A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Toshiba Corp 放射線検出器および放射線撮影装置
JP2003121553A (ja) * 2001-08-06 2003-04-23 Canon Inc 放射線撮像装置
JP2003163343A (ja) * 2001-07-30 2003-06-06 Canon Inc 撮像装置および撮像システム
JP2003194950A (ja) * 2001-11-20 2003-07-09 Edge Medical Devices Ltd X線撮像用ハイブリッド検出器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02231956A (ja) * 1989-03-06 1990-09-13 Toshiba Corp 放射線モニタ用電源装置
JPH03251749A (ja) * 1990-02-28 1991-11-11 Shimadzu Corp 測定データ処理方法
JPH06138241A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体放射線測定装置用前置増幅器
JPH10510135A (ja) * 1994-11-28 1998-09-29 アナロジック コーポレーション 医療用画像作成システムのためのups
JP2002224094A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Toshiba Medical System Co Ltd X線診断装置および補正データ収集方法
JP2003163343A (ja) * 2001-07-30 2003-06-06 Canon Inc 撮像装置および撮像システム
JP2003043151A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Toshiba Corp 放射線検出器および放射線撮影装置
JP2003121553A (ja) * 2001-08-06 2003-04-23 Canon Inc 放射線撮像装置
JP2003194950A (ja) * 2001-11-20 2003-07-09 Edge Medical Devices Ltd X線撮像用ハイブリッド検出器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128186A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Toshiba Corp 放射線検出装置
JP2017211292A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 株式会社日立製作所 放射線測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101916504B1 (ko) 방사선 촬상 장치 및 방사선 검지 시스템
JP7198003B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム
US7566878B2 (en) Radiation image detector
JP2014049983A (ja) 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
US7346146B2 (en) X-ray detector with photo-gates and dose control
JP2008098390A (ja) 放射線画像検出器およびその駆動方法
JP2008098391A (ja) 放射線画像検出器
JP5020840B2 (ja) 画像検出装置および画像検出器の駆動方法
TW200413744A (en) Active-matrix substrate and electromagnetic wave detector
JP2005124869A (ja) 乳房用画像撮像装置および検出器ユニット
JP2005043308A (ja) 光または放射線検出器用駆動電圧システム
US7557354B2 (en) Radiation image detector
JP2000111651A (ja) 放射線2次元検出器
JP2005241334A (ja) 放射線検出装置
JP7441033B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2009207570A (ja) 検出信号処理装置
KR20110061361A (ko) 디지털 x선 검출장치
JP4619640B2 (ja) 信号検出方法および装置
JP4265964B2 (ja) 放射線画像読取方法および装置
JP3821015B2 (ja) 高電圧制御装置およびその方法
JP4501745B2 (ja) 光または放射線検出装置
JP2009243960A (ja) 放射線画像撮影装置
JPWO2013057941A1 (ja) 二次元画像検出器
JP2008197110A (ja) 平面検出器
JP2006112803A (ja) 放射線検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080930