JP2005042944A - 多段吸収冷凍機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトで、安価な多段蒸発吸収サイクルを備えた高効率な多段吸収冷凍機を提供する。
【解決手段】再生器G、凝縮器C及び蒸発器と吸収器のユニット1を有する吸収冷凍機において、前記1が伝熱面内部を流れる冷水と伝熱面外部を上方から流れる冷媒液との間で熱交換を行う蒸発器要素5Hと、伝熱面内部を流れる冷却水と伝熱面外部を上方から流れる吸収溶液との間で熱交換を行う吸収器要素5Aとを備え、5Hと5Aとを所定の間隔で水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納されると共に、該1は、収納する密閉容器が隔壁により複数の作動圧力領域に区分されることとしたものであり、前記1は、複数に区分された各作動圧力領域内において、前記5Hと5Aが、上下方向に複数段に配置されてもよく、また、5Hと5Aは、プレート熱交換器又は管状伝熱体で構成することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】再生器G、凝縮器C及び蒸発器と吸収器のユニット1を有する吸収冷凍機において、前記1が伝熱面内部を流れる冷水と伝熱面外部を上方から流れる冷媒液との間で熱交換を行う蒸発器要素5Hと、伝熱面内部を流れる冷却水と伝熱面外部を上方から流れる吸収溶液との間で熱交換を行う吸収器要素5Aとを備え、5Hと5Aとを所定の間隔で水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納されると共に、該1は、収納する密閉容器が隔壁により複数の作動圧力領域に区分されることとしたものであり、前記1は、複数に区分された各作動圧力領域内において、前記5Hと5Aが、上下方向に複数段に配置されてもよく、また、5Hと5Aは、プレート熱交換器又は管状伝熱体で構成することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収冷凍機に係り、特にコンパクトで安価な多段蒸発吸収サイクルを実現できる吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特公昭53−35662号公報
【特許文献2】特開平09−138031号公報
従来の多段蒸発吸収サイクルを構成する吸収冷凍機の一例を、図9に示す全体フロー構成図で説明する。
蒸発器・吸収器缶胴1は、低圧蒸発吸収領域1a、高圧蒸発吸収領域1bから構成されている。該低圧蒸発吸収領域1aには低圧吸収器AL、低圧蒸発器ELが収納され、該高圧蒸発吸収領域1bには、高圧吸収器AH、高圧蒸発器EHが収納されており、該低圧吸収器ALと該低圧蒸発器EL及び該高圧吸収器AHと該高圧蒸発器EHがそれぞれ対となり、蒸発吸収作用が行われている。
この例では、対になった吸収器と蒸発器が左右に配置されており、該蒸発器で発生した冷媒蒸気が該吸収器へ流入する冷媒経路にエリミネータが設けれらている。
【0003】
このような、従来の吸収冷凍機には下記のような問題点があった。
▲1▼ 前記蒸発器で発生した冷媒蒸気は、低圧であるため比容積が大きく、前記冷媒蒸気の経路を大きくしないと該冷媒蒸気経路での冷媒蒸気の流速が速くなり、かつ、該冷媒蒸気経路での圧力損失が大きくなる。該冷媒蒸気経路での冷媒蒸気の流速が速いと蒸気流に同伴される冷媒液滴の量が大きくなり、しいては冷凍機の性能を低下させるため、冷媒液滴を該蒸発器にて分離するためのエリミネータが必要となる。該冷媒蒸気経路にエリミネータを導入すると、該冷媒蒸気経路での圧力損失は更に大きくなる。該冷媒蒸気経路での圧力損失もまた冷凍機の性能を低下させるため、冷凍機の性能低下を防ぐためには該冷媒蒸気経路を更に大きく取る必要がある。以上のことから、性能低下を防ぐためにはコンパクト性を犠牲にする必要があった。
▲2▼ 吸収冷凍機の効率向上対策として、図9のような、2段蒸発吸収サイクルが提案されているが、構造が複雑となり、装置の大型化と製造コストの上昇という問題があった。
▲3▼ 小型化に適した手法として、プレート熱交換器が提案されているが、ある程度の容量範囲では共通形状のプレートのみで対処できるものの、更に大容量となると、どうしても冷凍機全体のバランスが悪くなり、結局は、プレートを製作するのに必要となる高額な金型を準備する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題点を解決しつつ、コンパクトで、安価な多段蒸発吸収サイクルを備えた高効率な多段吸収冷凍機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、再生器、凝縮器及び蒸発器と吸収器のユニットを有する吸収冷凍機において、該蒸発器と吸収器のユニットは、伝熱面内部を流れる冷水と伝熱面外部を上方から下方に流下する冷媒液との間で熱交換を行う蒸発器要素と、伝熱面内部を流れる冷却水と伝熱面外部を上方から下方に流下する吸収溶液との間で熱交換を行う吸収器要素とを備え、該蒸発器要素と該吸収器要素とを所定の間隔において水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納して構成されると共に、該蒸発器と吸収器のユニットは、該密閉容器が隔壁により複数の作動圧力領域に区分されていることを特徴とする吸収冷凍機としたものである。
前記吸収冷凍機において、前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域内に対し、冷水は直列に通水し、冷却水は並列又は直列に通水することができる。
【0006】
前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域内において、前記蒸発器要素と前記吸収器要素それぞれが上下方向に複数に配置することができる。また、該蒸発器要素の上部に冷媒散布装置を設け、該吸収器要素の上部に吸収溶液散布装置を設けると共に、該蒸発器要素又は該吸収器要素の少なくともいづれか一方には、伝熱面外部を流下する液体を分離回収するための回収機構を設けることができる。更に、前記上下方向に複数配置された上側の蒸発器要素と吸収器要素と、下側の蒸発器要素と吸収器要素との間に、該上側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部を流下する液体を回収し、該下側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部に散布するための回収散布機構を設けることもできる。
前記蒸発器と吸収器のユニットは、収納する密閉容器の一方の端板に蒸発器要素を接合し、他方の端板に吸収器要素を接合することができる。
また、前記蒸発器要素と吸収器要素を構成する伝熱面は、2枚の薄板を接合したプレート熱交換器、又は、中間部で折り曲げられ、かつ、入口端部と出口端部が、同一方向になるように構成される管状伝熱体とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収冷凍機の一例を示すフロー構成図である。
図1において、GLは低温再生器、GHは高温再生器、Cは凝縮器、LXは低温溶液熱交換器、HXは高温溶液熱交換器、SPは溶液ポンプ、SSPは溶液スプレーポンプ、1は蒸発器と吸収器のユニットの収容されている蒸発器・吸収器缶胴、1Lは低圧蒸発吸収領域、1Hは高圧蒸発吸収領域、2は低温再生器・凝縮器缶胴、3は高温再生器缶胴、10は隔壁、19〜27は溶液経路、30〜34は冷媒経路、52〜54は冷却水経路、60はバーナ、61は排出ガスである。
【0008】
図1の吸収冷凍機の冷房運転においては、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下することにより伝熱面内部を流れる冷却水と熱交換して冷媒蒸気を吸収した希溶液は、溶液ポンプSPにより経路20を通り、低温溶液熱交換器LXの被加熱側を通り、経路21の分岐点22で一部が分岐され、残部が高温溶液熱交換器HXの被加熱側を通り、高温再生器GHに導入される。高温再生器GHでは、希溶液は加熱源により加熱されて冷媒液を蒸発して濃縮され、濃縮された濃溶液は、経路24を通り、高温溶液熱交換器HXの加熱側を通り熱交換される。分岐点22で分岐された希溶液の一部は、経路23Aから低温再生器GLに導入され、低温再生器に導入された希溶液は、経路30からの高温再生器GHにて発生した冷媒蒸気による加熱により濃縮された後、経路26で高温溶液熱交換器HXの加熱側を通ることで熱交換された濃縮液と合流して、低温溶液熱交換器LXの加熱側を通り熱交換される。低温溶液熱交換器LXの加熱側を通り熱交換された濃縮液は、経路27から低圧蒸発吸収領域の吸収器要素の伝熱面外部に送られ、該伝熱面外部を上方から下方に流下する。
【0009】
高温再生器GHで蒸発した冷媒蒸気は、冷媒蒸気経路30を通り、低温再生器GLの熱源としても用いられて凝縮し、冷媒ドレンとして凝縮器Cに導入される。凝縮器Cでは、低温再生器GLで蒸発した冷媒蒸気が、凝縮器Cの伝熱面内部を流れる冷却水により冷却され凝縮し、高温再生器GHからの冷媒ドレンと合流して、経路32から冷媒経路33に送られる。該冷媒液は冷媒ポンプRPにより、高圧蒸発吸収領域1H、低圧蒸発吸収領域1Lの各蒸発器要素の伝熱面外部に送られ、該伝熱面外部を上方から下方に流下され、各蒸発器要素の伝熱面内部を流れる負荷側の冷水と熱交換し蒸発する。その際の蒸発熱は該冷水から奪われ、該冷水を冷却し、冷房に供される。
低圧蒸発吸収領域1Lの蒸発器要素にて蒸発した冷媒蒸気は、低圧蒸発吸収領域1Lの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下する濃溶液に吸収される。低圧蒸発吸収領域1Lの吸収器要素の伝熱面外部にて冷媒蒸気を吸収した濃溶液は中間濃度溶液となり、溶液スプレーポンプSSPにより経路19を通り、高圧蒸発吸収領域1Hに送られ、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下される。また、高圧蒸発吸収領域1Hの蒸発器要素にて蒸発した冷媒蒸気は、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下する該中濃度溶液に吸収される。高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部にて冷媒蒸気を吸収した中間濃度溶液は希溶液となり溶液ポンプSPで循環される。
図1では、蒸発器・吸収器缶胴1内に蒸発器要素と吸収器要素を所定の間隔をおいて水平方向に交互に配置すると共に、隔壁10により低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hに区分された構成としている。
図1では、吸収冷凍サイクルは、所謂分岐フローで構成されているが、本発明はこの分岐フローに特定されるものではない。
【0010】
図2は、図1の蒸発器・吸収器缶胴1の内部構造を示す概略構成図である。
図2では、蒸発器要素5Eと吸収器要素5Aが交互に水平方向に配置されており、さらに隔壁10により低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hに区分されている。
冷水は、経路50から高圧蒸発吸収領域1H内の蒸発器要素5Eの内部を流れてから、低圧蒸発吸収領域1L内の蒸発器要素5Eの内部を流れて、経路51から流出する。高圧蒸発吸収領域、低圧蒸発吸収領域それぞれに設けられた各冷媒タンク36に貯められた冷媒液は、冷媒ポンプRPにより昇圧され、経路33を経由し、各蒸発器要素5Eの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程で、該伝熱面外部を流下する冷媒液は蒸発器要素5Eの内部を流れる冷水により加熱されて蒸発し、その際の蒸発熱が該冷水から奪われるため、該冷水は所定の温度まで冷却される。
比較的高温の冷水が流入する部分が、高圧部であり、高圧部を出た比較的低温の冷水が流入する部分が、低圧部となっている。このように冷水は、高圧部から低圧部に直列に流れるように構成されている。
【0011】
一方、冷却水は、経路52から高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素5Aの内部に並列に流れた後、経路53から流出するように構成されている。なお、冷却水の流し方は、低圧蒸発吸収領域1L、高圧蒸発吸収領域1Hの各吸収器要素5Aの内部を直列に流れるように構成してもよい。
再生器から戻ってきた濃吸収溶液は、経路27から低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程で、該伝熱面外部を流下する濃溶液は、低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素内を流れる冷却水により冷却されると同時に、隣り合う蒸発器要素の伝熱面外部から蒸発した冷媒蒸気を吸収し、その濃度を低下させ、低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下する。低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下した吸収溶液は、さらに溶液スプレーポンプSSPにより昇圧され、経路19を経由し、高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程でも該吸収溶液は、高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素内を流れる冷却水により冷却されると同時に、隣り合う蒸発器要素の伝熱面外部から蒸発した冷媒蒸気を吸収し、さらにその濃度を低下させ、高圧蒸発吸収領域1Hの底部に流下した吸収溶液は、溶液ポンプSPにより経路20を経由して再生器へ送られ、吸収溶液中から冷媒が再生される。
【0012】
このように、蒸発器要素5Eと吸収器要素5Aを交互に隣接配置することにより、蒸発器要素5Eで蒸発した冷媒蒸気は、隣接する吸収器要素5Aに吸収されるため、冷媒蒸気経路は不要であり、また冷媒蒸気の流速が極めて小さいために、冷媒液滴が蒸気流に同伴されることがなくなり、エリミネータを設ける必要がなくなる。更に蒸発器要素5Eと吸収器要素5A間の蒸気流による圧力損失が小さいために、性能向上につながる。
更には、蒸発吸収作用を高圧蒸発吸収領域1Hと低圧蒸発吸収領域1Lに分割することにより、高圧蒸発吸収領域1Hにおける冷媒蒸発温度を高く維持することが可能となり、高圧蒸発吸収領域1Hにて冷媒蒸気を吸収した吸収溶液の濃度を大きく低下させることができる。
高圧蒸発吸収領域1Hにて冷媒蒸気を吸収した吸収溶液の濃度が低下することにより、希溶液循環量を低減することが可能となり、溶液ポンプSPの動力を低減すると共に、更にサイクル効率の向上をも図ることが可能となる。
【0013】
図3は、本発明の他の蒸発器・吸収器缶胴1の概略構成図であり、低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hを上下に区分した場合を示す。
このように構成すると、低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下した吸収溶液は、位置ヘッドにより高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布することができる。即ち、溶液スプレーポンプSSPをなくすことも可能となる。
【0014】
このように、蒸発器要素と吸収器要素とを所定の間隔をおいて水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納して構成される蒸発器と吸収器のユニットの場合、各要素間の任意の場所に隔壁を簡便に設けることが可能である。また、該蒸発器要素と該吸収器要素が上下にも別けられている場合には、上下に別けられた箇所に水平方向に隔壁を簡便に設けることが可能である。
なお、図2、図3では、冷媒液は高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lに設けられた各冷媒タンクに一旦貯められ、吸収溶液が高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下し、各底部がそれぞれの吸収溶液の溶液溜りとなっていたが、これは逆でも構わない。また高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lそれぞれに冷媒タンク、吸収溶液タンクをそれぞれ設け、冷媒液、吸収溶液をそれぞれ冷媒タンク、吸収溶液タンクに貯めても構わない。
また、図2、図3では2段の蒸発吸収サイクルで説明しているが、2段に特定されることはなく、多段蒸発吸収サイクル全般に適用されるものである。
【0015】
図4は、本発明の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの垂直断面構成図である。吸収器要素5Aと蒸発器要素5Eが所定の間隔において水平方向に交互に配置されている。吸収器要素5Aの上部に吸収溶液散布装置6Aを設け、蒸発器要素5Eの上部に冷媒散布装置6Eを設けると共に、蒸発器要素5Eの下部に冷媒液を回収する回収器7を設けてある。
このような構成により、吸収器要素5Aの伝熱面外部を上方から下方に流下する吸収溶液と、蒸発器要素5Eの伝熱面外部を上方から下方に流下する冷媒液との混合を防止し、吸収冷凍機の性能を維持することができるようにしたものである。
回収器7で回収された冷媒液は、別途図示しない経路により冷媒タンク36に回収される。
なお、図4では、蒸発器要素5Eの下部に回収器を設けたが、吸収器要素5Aの下部に設けることも可能である。更には、吸収器要素5Aと蒸発器要素5Eの両方に回収器を設けてもよい。
【0016】
図5は、本発明の他の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの垂直断面構成図である。圧力区分された蒸発吸収領域内において、吸収器要素5Aと蒸発器要素5Bが所定の間隔において水平方向に交互に配置されており、更に吸収器要素5A、蒸発器要素5Bをそれぞれ上下方向に2つ設けている例である。この場合は、上部要素と下部要素の間に、上部の吸収器要素の伝熱面外部を流下する吸収溶液を回収すると共に、下部の吸収器要素の伝熱面外部に散布する吸収溶液回収散布器8A、上部の蒸発器要素の伝熱面外部を流下する冷媒液を回収すると共に、下部の吸収器要素の伝熱面外部に散布する冷媒液回収散布器8Eを設けている。
一般に、流下液膜式の熱交換器は、流下長さが大きくなると、その下方における液体の分布が十分に行えず、伝熱性能が低下するという問題がある。また、流下長さが大きくなることで、流下液体内部の撹乱作用が充分に行われず伝熱を阻害してしまうという問題もある。更には、プレート熱交換器を採用した場合は、冷凍容量が大きくなるとそれに見合ったサイズの大きいプレートが必要になるが、その場合は、プレートを製作するのに必要となる高額な金型を何種類も用意しなければならないという問題があった。
これらの問題に対応するために、比較的小さい吸収器要素、蒸発器要素を上下方向に2つ設置すると共に、上部の吸収器要素、蒸発器要素と下部の吸収器要素、蒸発器要素の間に回収散布器を設けたものである。
なお、図5は、上下方向に2つの吸収器要素、蒸発器要素を配置しているが、上下方向に2つに限らず、上下方向に複数配置しても良い。
【0017】
図6は、本発明の他の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの水平断面構成図であり、圧力区分された蒸発吸収領域の1つにおける蒸発器要素と吸収器要素の端板に対する接合方法に関するものである。
蒸発器要素5Eは、一方の端板9Eに接合され、吸収器要素5Aは、他方の端板9Aに接合されている。
このように構成することにより、蒸発器要素と吸収器要素を交互に設置した場合でも冷水と冷却水の供給ヘッダの構造を簡素化することが可能となる。
端板への接合は、溶接や拡管などの手法が採用される。
【0018】
図7は、本発明の蒸発器要素と吸収器要素の一例を示す垂直断面構成図であり、(a)蒸発器要素(b)吸収器要素であり、蒸発器要素と吸収器要素をプレート熱交換器で構成した場合の一例を示す。
図7は(a)は、図6のX断面の一例の矢視図を示している。
図7は(b)は、図6のY断面の一例の矢視図を示している。
端板9Eに接合された蒸発器要素5E、端板9Aに接合された吸収器要素5Aは、2枚の薄板を接合した矩形のプレートで構成されている。
蒸発器要素5Eの場合、冷水ヘッダの下部から流入した冷水は、蒸発器要素5Eの内部を左から右に流れ、プレートの端部でターンをして冷水ヘッダの上部から流出する。吸収器要素5Aの場合、冷却水ヘッダの下部から流入した冷却水は、吸収器要素5Aの内部を右から左に流れ、プレートの端部でターンをして冷却水ヘッダの上部から流出する。プレート面には、その強度を維持するために円形の窪みを多数設けてあり、前後面を接合している。また、この多数の円形の窪みは内部の冷水に乱流を与えて伝熱を促進する効果もある。
このように、蒸発器要素や吸収器要素にプレート熱交換器を採用すると、単位体積当りの有効な伝熱面積を多くとることが可能なため、更に小型化を達成できる。
【0019】
図8は、本発明の他の蒸発器要素と吸収器要素の一部を示す垂直断面構成図であり、(a)蒸発器要素、(b)吸収器要素であり、蒸発器要素と吸収器要素をU字状の伝熱管で構成した場合の一例を示す。
図8(a)は、図6のX断面の一例の矢視図を示している。
図8(b)は、図6のY断面の一例の矢視図を示している。
作用効果は、図7と同じであるが、プレート熱交換器と異なり、高価な金型を用いることなく、任意の形状の蒸発器要素と吸収器要素を簡便に構成することができる。
【0020】
【発明の効果】
このように、本発明により、コンパクトで安価な高効率の多段蒸発吸収冷凍機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収冷凍機の一例を示す全体のフロー構成図。
【図2】本発明に用いる蒸発器・吸収器缶胴の内部構造の一例を示す概略構成図。
【図3】本発明に用いる蒸発器・吸収器缶胴の内部構造の他の例を示す概略構成図。
【図4】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の別の例を示す垂直断面構成図。
【図5】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の他の例を示す垂直断面構成図。
【図6】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の別の水平断面構成図。
【図7】本発明に用いる蒸発器要素と吸収器要素の一例を示すプレート熱交換器の垂直断面構成図で、(a)図6のX断面の矢視図(蒸発器要素)、(b)図6のY断面の矢視図(吸収器要素)。
【図8】本発明に用いる蒸発器要素と吸収器要素の一例を示すU字状伝熱管の垂直断面構成図で、(a)図6のX断面の矢視図(蒸発器要素)、(b)図6のY断面の矢視図(吸収器要素)。
【図9】従来の多段吸収冷凍機の一例を示すフロー構成図。
【符号の説明】
1:蒸発器・吸収器缶胴、1L:低圧蒸発吸収領域、1H:高圧蒸発吸収領域、5A:吸収器要素、5E:蒸発器要素、6A:吸収溶液散布装置、6E:冷媒散布装置、7:回収器、8A:吸収溶液回収散布器、8E:冷媒液回収散布器、9A、9E:端板、10:隔壁、19〜27:溶液経路、30〜34:冷媒経路、50、51:冷水経路、52〜54:冷却水経路、GL:低温再生器、GH:高温再生器、C:凝縮器、LX:低温溶液熱交換器、HX:高温溶液熱交換器、SP:溶液ポンプ、SSP:溶液スプレーポンプ、RP:冷媒ポンプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収冷凍機に係り、特にコンパクトで安価な多段蒸発吸収サイクルを実現できる吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特公昭53−35662号公報
【特許文献2】特開平09−138031号公報
従来の多段蒸発吸収サイクルを構成する吸収冷凍機の一例を、図9に示す全体フロー構成図で説明する。
蒸発器・吸収器缶胴1は、低圧蒸発吸収領域1a、高圧蒸発吸収領域1bから構成されている。該低圧蒸発吸収領域1aには低圧吸収器AL、低圧蒸発器ELが収納され、該高圧蒸発吸収領域1bには、高圧吸収器AH、高圧蒸発器EHが収納されており、該低圧吸収器ALと該低圧蒸発器EL及び該高圧吸収器AHと該高圧蒸発器EHがそれぞれ対となり、蒸発吸収作用が行われている。
この例では、対になった吸収器と蒸発器が左右に配置されており、該蒸発器で発生した冷媒蒸気が該吸収器へ流入する冷媒経路にエリミネータが設けれらている。
【0003】
このような、従来の吸収冷凍機には下記のような問題点があった。
▲1▼ 前記蒸発器で発生した冷媒蒸気は、低圧であるため比容積が大きく、前記冷媒蒸気の経路を大きくしないと該冷媒蒸気経路での冷媒蒸気の流速が速くなり、かつ、該冷媒蒸気経路での圧力損失が大きくなる。該冷媒蒸気経路での冷媒蒸気の流速が速いと蒸気流に同伴される冷媒液滴の量が大きくなり、しいては冷凍機の性能を低下させるため、冷媒液滴を該蒸発器にて分離するためのエリミネータが必要となる。該冷媒蒸気経路にエリミネータを導入すると、該冷媒蒸気経路での圧力損失は更に大きくなる。該冷媒蒸気経路での圧力損失もまた冷凍機の性能を低下させるため、冷凍機の性能低下を防ぐためには該冷媒蒸気経路を更に大きく取る必要がある。以上のことから、性能低下を防ぐためにはコンパクト性を犠牲にする必要があった。
▲2▼ 吸収冷凍機の効率向上対策として、図9のような、2段蒸発吸収サイクルが提案されているが、構造が複雑となり、装置の大型化と製造コストの上昇という問題があった。
▲3▼ 小型化に適した手法として、プレート熱交換器が提案されているが、ある程度の容量範囲では共通形状のプレートのみで対処できるものの、更に大容量となると、どうしても冷凍機全体のバランスが悪くなり、結局は、プレートを製作するのに必要となる高額な金型を準備する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題点を解決しつつ、コンパクトで、安価な多段蒸発吸収サイクルを備えた高効率な多段吸収冷凍機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、再生器、凝縮器及び蒸発器と吸収器のユニットを有する吸収冷凍機において、該蒸発器と吸収器のユニットは、伝熱面内部を流れる冷水と伝熱面外部を上方から下方に流下する冷媒液との間で熱交換を行う蒸発器要素と、伝熱面内部を流れる冷却水と伝熱面外部を上方から下方に流下する吸収溶液との間で熱交換を行う吸収器要素とを備え、該蒸発器要素と該吸収器要素とを所定の間隔において水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納して構成されると共に、該蒸発器と吸収器のユニットは、該密閉容器が隔壁により複数の作動圧力領域に区分されていることを特徴とする吸収冷凍機としたものである。
前記吸収冷凍機において、前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域内に対し、冷水は直列に通水し、冷却水は並列又は直列に通水することができる。
【0006】
前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域内において、前記蒸発器要素と前記吸収器要素それぞれが上下方向に複数に配置することができる。また、該蒸発器要素の上部に冷媒散布装置を設け、該吸収器要素の上部に吸収溶液散布装置を設けると共に、該蒸発器要素又は該吸収器要素の少なくともいづれか一方には、伝熱面外部を流下する液体を分離回収するための回収機構を設けることができる。更に、前記上下方向に複数配置された上側の蒸発器要素と吸収器要素と、下側の蒸発器要素と吸収器要素との間に、該上側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部を流下する液体を回収し、該下側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部に散布するための回収散布機構を設けることもできる。
前記蒸発器と吸収器のユニットは、収納する密閉容器の一方の端板に蒸発器要素を接合し、他方の端板に吸収器要素を接合することができる。
また、前記蒸発器要素と吸収器要素を構成する伝熱面は、2枚の薄板を接合したプレート熱交換器、又は、中間部で折り曲げられ、かつ、入口端部と出口端部が、同一方向になるように構成される管状伝熱体とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収冷凍機の一例を示すフロー構成図である。
図1において、GLは低温再生器、GHは高温再生器、Cは凝縮器、LXは低温溶液熱交換器、HXは高温溶液熱交換器、SPは溶液ポンプ、SSPは溶液スプレーポンプ、1は蒸発器と吸収器のユニットの収容されている蒸発器・吸収器缶胴、1Lは低圧蒸発吸収領域、1Hは高圧蒸発吸収領域、2は低温再生器・凝縮器缶胴、3は高温再生器缶胴、10は隔壁、19〜27は溶液経路、30〜34は冷媒経路、52〜54は冷却水経路、60はバーナ、61は排出ガスである。
【0008】
図1の吸収冷凍機の冷房運転においては、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下することにより伝熱面内部を流れる冷却水と熱交換して冷媒蒸気を吸収した希溶液は、溶液ポンプSPにより経路20を通り、低温溶液熱交換器LXの被加熱側を通り、経路21の分岐点22で一部が分岐され、残部が高温溶液熱交換器HXの被加熱側を通り、高温再生器GHに導入される。高温再生器GHでは、希溶液は加熱源により加熱されて冷媒液を蒸発して濃縮され、濃縮された濃溶液は、経路24を通り、高温溶液熱交換器HXの加熱側を通り熱交換される。分岐点22で分岐された希溶液の一部は、経路23Aから低温再生器GLに導入され、低温再生器に導入された希溶液は、経路30からの高温再生器GHにて発生した冷媒蒸気による加熱により濃縮された後、経路26で高温溶液熱交換器HXの加熱側を通ることで熱交換された濃縮液と合流して、低温溶液熱交換器LXの加熱側を通り熱交換される。低温溶液熱交換器LXの加熱側を通り熱交換された濃縮液は、経路27から低圧蒸発吸収領域の吸収器要素の伝熱面外部に送られ、該伝熱面外部を上方から下方に流下する。
【0009】
高温再生器GHで蒸発した冷媒蒸気は、冷媒蒸気経路30を通り、低温再生器GLの熱源としても用いられて凝縮し、冷媒ドレンとして凝縮器Cに導入される。凝縮器Cでは、低温再生器GLで蒸発した冷媒蒸気が、凝縮器Cの伝熱面内部を流れる冷却水により冷却され凝縮し、高温再生器GHからの冷媒ドレンと合流して、経路32から冷媒経路33に送られる。該冷媒液は冷媒ポンプRPにより、高圧蒸発吸収領域1H、低圧蒸発吸収領域1Lの各蒸発器要素の伝熱面外部に送られ、該伝熱面外部を上方から下方に流下され、各蒸発器要素の伝熱面内部を流れる負荷側の冷水と熱交換し蒸発する。その際の蒸発熱は該冷水から奪われ、該冷水を冷却し、冷房に供される。
低圧蒸発吸収領域1Lの蒸発器要素にて蒸発した冷媒蒸気は、低圧蒸発吸収領域1Lの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下する濃溶液に吸収される。低圧蒸発吸収領域1Lの吸収器要素の伝熱面外部にて冷媒蒸気を吸収した濃溶液は中間濃度溶液となり、溶液スプレーポンプSSPにより経路19を通り、高圧蒸発吸収領域1Hに送られ、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下される。また、高圧蒸発吸収領域1Hの蒸発器要素にて蒸発した冷媒蒸気は、高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部を上方から下方に流下する該中濃度溶液に吸収される。高圧蒸発吸収領域1Hの吸収器要素の伝熱面外部にて冷媒蒸気を吸収した中間濃度溶液は希溶液となり溶液ポンプSPで循環される。
図1では、蒸発器・吸収器缶胴1内に蒸発器要素と吸収器要素を所定の間隔をおいて水平方向に交互に配置すると共に、隔壁10により低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hに区分された構成としている。
図1では、吸収冷凍サイクルは、所謂分岐フローで構成されているが、本発明はこの分岐フローに特定されるものではない。
【0010】
図2は、図1の蒸発器・吸収器缶胴1の内部構造を示す概略構成図である。
図2では、蒸発器要素5Eと吸収器要素5Aが交互に水平方向に配置されており、さらに隔壁10により低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hに区分されている。
冷水は、経路50から高圧蒸発吸収領域1H内の蒸発器要素5Eの内部を流れてから、低圧蒸発吸収領域1L内の蒸発器要素5Eの内部を流れて、経路51から流出する。高圧蒸発吸収領域、低圧蒸発吸収領域それぞれに設けられた各冷媒タンク36に貯められた冷媒液は、冷媒ポンプRPにより昇圧され、経路33を経由し、各蒸発器要素5Eの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程で、該伝熱面外部を流下する冷媒液は蒸発器要素5Eの内部を流れる冷水により加熱されて蒸発し、その際の蒸発熱が該冷水から奪われるため、該冷水は所定の温度まで冷却される。
比較的高温の冷水が流入する部分が、高圧部であり、高圧部を出た比較的低温の冷水が流入する部分が、低圧部となっている。このように冷水は、高圧部から低圧部に直列に流れるように構成されている。
【0011】
一方、冷却水は、経路52から高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素5Aの内部に並列に流れた後、経路53から流出するように構成されている。なお、冷却水の流し方は、低圧蒸発吸収領域1L、高圧蒸発吸収領域1Hの各吸収器要素5Aの内部を直列に流れるように構成してもよい。
再生器から戻ってきた濃吸収溶液は、経路27から低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程で、該伝熱面外部を流下する濃溶液は、低圧蒸発吸収領域1Lの内部に収納された吸収器要素内を流れる冷却水により冷却されると同時に、隣り合う蒸発器要素の伝熱面外部から蒸発した冷媒蒸気を吸収し、その濃度を低下させ、低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下する。低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下した吸収溶液は、さらに溶液スプレーポンプSSPにより昇圧され、経路19を経由し、高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布され、該伝熱面外部の上方から下方に流下される。
この過程でも該吸収溶液は、高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素内を流れる冷却水により冷却されると同時に、隣り合う蒸発器要素の伝熱面外部から蒸発した冷媒蒸気を吸収し、さらにその濃度を低下させ、高圧蒸発吸収領域1Hの底部に流下した吸収溶液は、溶液ポンプSPにより経路20を経由して再生器へ送られ、吸収溶液中から冷媒が再生される。
【0012】
このように、蒸発器要素5Eと吸収器要素5Aを交互に隣接配置することにより、蒸発器要素5Eで蒸発した冷媒蒸気は、隣接する吸収器要素5Aに吸収されるため、冷媒蒸気経路は不要であり、また冷媒蒸気の流速が極めて小さいために、冷媒液滴が蒸気流に同伴されることがなくなり、エリミネータを設ける必要がなくなる。更に蒸発器要素5Eと吸収器要素5A間の蒸気流による圧力損失が小さいために、性能向上につながる。
更には、蒸発吸収作用を高圧蒸発吸収領域1Hと低圧蒸発吸収領域1Lに分割することにより、高圧蒸発吸収領域1Hにおける冷媒蒸発温度を高く維持することが可能となり、高圧蒸発吸収領域1Hにて冷媒蒸気を吸収した吸収溶液の濃度を大きく低下させることができる。
高圧蒸発吸収領域1Hにて冷媒蒸気を吸収した吸収溶液の濃度が低下することにより、希溶液循環量を低減することが可能となり、溶液ポンプSPの動力を低減すると共に、更にサイクル効率の向上をも図ることが可能となる。
【0013】
図3は、本発明の他の蒸発器・吸収器缶胴1の概略構成図であり、低圧蒸発吸収領域1Lと高圧蒸発吸収領域1Hを上下に区分した場合を示す。
このように構成すると、低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下した吸収溶液は、位置ヘッドにより高圧蒸発吸収領域1Hの内部に収納された吸収器要素5Aの伝熱面外部に散布することができる。即ち、溶液スプレーポンプSSPをなくすことも可能となる。
【0014】
このように、蒸発器要素と吸収器要素とを所定の間隔をおいて水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納して構成される蒸発器と吸収器のユニットの場合、各要素間の任意の場所に隔壁を簡便に設けることが可能である。また、該蒸発器要素と該吸収器要素が上下にも別けられている場合には、上下に別けられた箇所に水平方向に隔壁を簡便に設けることが可能である。
なお、図2、図3では、冷媒液は高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lに設けられた各冷媒タンクに一旦貯められ、吸収溶液が高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lの底部に流下し、各底部がそれぞれの吸収溶液の溶液溜りとなっていたが、これは逆でも構わない。また高圧蒸発吸収領域1H及び低圧蒸発吸収領域1Lそれぞれに冷媒タンク、吸収溶液タンクをそれぞれ設け、冷媒液、吸収溶液をそれぞれ冷媒タンク、吸収溶液タンクに貯めても構わない。
また、図2、図3では2段の蒸発吸収サイクルで説明しているが、2段に特定されることはなく、多段蒸発吸収サイクル全般に適用されるものである。
【0015】
図4は、本発明の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの垂直断面構成図である。吸収器要素5Aと蒸発器要素5Eが所定の間隔において水平方向に交互に配置されている。吸収器要素5Aの上部に吸収溶液散布装置6Aを設け、蒸発器要素5Eの上部に冷媒散布装置6Eを設けると共に、蒸発器要素5Eの下部に冷媒液を回収する回収器7を設けてある。
このような構成により、吸収器要素5Aの伝熱面外部を上方から下方に流下する吸収溶液と、蒸発器要素5Eの伝熱面外部を上方から下方に流下する冷媒液との混合を防止し、吸収冷凍機の性能を維持することができるようにしたものである。
回収器7で回収された冷媒液は、別途図示しない経路により冷媒タンク36に回収される。
なお、図4では、蒸発器要素5Eの下部に回収器を設けたが、吸収器要素5Aの下部に設けることも可能である。更には、吸収器要素5Aと蒸発器要素5Eの両方に回収器を設けてもよい。
【0016】
図5は、本発明の他の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの垂直断面構成図である。圧力区分された蒸発吸収領域内において、吸収器要素5Aと蒸発器要素5Bが所定の間隔において水平方向に交互に配置されており、更に吸収器要素5A、蒸発器要素5Bをそれぞれ上下方向に2つ設けている例である。この場合は、上部要素と下部要素の間に、上部の吸収器要素の伝熱面外部を流下する吸収溶液を回収すると共に、下部の吸収器要素の伝熱面外部に散布する吸収溶液回収散布器8A、上部の蒸発器要素の伝熱面外部を流下する冷媒液を回収すると共に、下部の吸収器要素の伝熱面外部に散布する冷媒液回収散布器8Eを設けている。
一般に、流下液膜式の熱交換器は、流下長さが大きくなると、その下方における液体の分布が十分に行えず、伝熱性能が低下するという問題がある。また、流下長さが大きくなることで、流下液体内部の撹乱作用が充分に行われず伝熱を阻害してしまうという問題もある。更には、プレート熱交換器を採用した場合は、冷凍容量が大きくなるとそれに見合ったサイズの大きいプレートが必要になるが、その場合は、プレートを製作するのに必要となる高額な金型を何種類も用意しなければならないという問題があった。
これらの問題に対応するために、比較的小さい吸収器要素、蒸発器要素を上下方向に2つ設置すると共に、上部の吸収器要素、蒸発器要素と下部の吸収器要素、蒸発器要素の間に回収散布器を設けたものである。
なお、図5は、上下方向に2つの吸収器要素、蒸発器要素を配置しているが、上下方向に2つに限らず、上下方向に複数配置しても良い。
【0017】
図6は、本発明の他の圧力区分された蒸発吸収領域の1つの水平断面構成図であり、圧力区分された蒸発吸収領域の1つにおける蒸発器要素と吸収器要素の端板に対する接合方法に関するものである。
蒸発器要素5Eは、一方の端板9Eに接合され、吸収器要素5Aは、他方の端板9Aに接合されている。
このように構成することにより、蒸発器要素と吸収器要素を交互に設置した場合でも冷水と冷却水の供給ヘッダの構造を簡素化することが可能となる。
端板への接合は、溶接や拡管などの手法が採用される。
【0018】
図7は、本発明の蒸発器要素と吸収器要素の一例を示す垂直断面構成図であり、(a)蒸発器要素(b)吸収器要素であり、蒸発器要素と吸収器要素をプレート熱交換器で構成した場合の一例を示す。
図7は(a)は、図6のX断面の一例の矢視図を示している。
図7は(b)は、図6のY断面の一例の矢視図を示している。
端板9Eに接合された蒸発器要素5E、端板9Aに接合された吸収器要素5Aは、2枚の薄板を接合した矩形のプレートで構成されている。
蒸発器要素5Eの場合、冷水ヘッダの下部から流入した冷水は、蒸発器要素5Eの内部を左から右に流れ、プレートの端部でターンをして冷水ヘッダの上部から流出する。吸収器要素5Aの場合、冷却水ヘッダの下部から流入した冷却水は、吸収器要素5Aの内部を右から左に流れ、プレートの端部でターンをして冷却水ヘッダの上部から流出する。プレート面には、その強度を維持するために円形の窪みを多数設けてあり、前後面を接合している。また、この多数の円形の窪みは内部の冷水に乱流を与えて伝熱を促進する効果もある。
このように、蒸発器要素や吸収器要素にプレート熱交換器を採用すると、単位体積当りの有効な伝熱面積を多くとることが可能なため、更に小型化を達成できる。
【0019】
図8は、本発明の他の蒸発器要素と吸収器要素の一部を示す垂直断面構成図であり、(a)蒸発器要素、(b)吸収器要素であり、蒸発器要素と吸収器要素をU字状の伝熱管で構成した場合の一例を示す。
図8(a)は、図6のX断面の一例の矢視図を示している。
図8(b)は、図6のY断面の一例の矢視図を示している。
作用効果は、図7と同じであるが、プレート熱交換器と異なり、高価な金型を用いることなく、任意の形状の蒸発器要素と吸収器要素を簡便に構成することができる。
【0020】
【発明の効果】
このように、本発明により、コンパクトで安価な高効率の多段蒸発吸収冷凍機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収冷凍機の一例を示す全体のフロー構成図。
【図2】本発明に用いる蒸発器・吸収器缶胴の内部構造の一例を示す概略構成図。
【図3】本発明に用いる蒸発器・吸収器缶胴の内部構造の他の例を示す概略構成図。
【図4】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の別の例を示す垂直断面構成図。
【図5】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の他の例を示す垂直断面構成図。
【図6】本発明に用いる圧力区分された蒸発吸収領域の1つの内部構造の別の水平断面構成図。
【図7】本発明に用いる蒸発器要素と吸収器要素の一例を示すプレート熱交換器の垂直断面構成図で、(a)図6のX断面の矢視図(蒸発器要素)、(b)図6のY断面の矢視図(吸収器要素)。
【図8】本発明に用いる蒸発器要素と吸収器要素の一例を示すU字状伝熱管の垂直断面構成図で、(a)図6のX断面の矢視図(蒸発器要素)、(b)図6のY断面の矢視図(吸収器要素)。
【図9】従来の多段吸収冷凍機の一例を示すフロー構成図。
【符号の説明】
1:蒸発器・吸収器缶胴、1L:低圧蒸発吸収領域、1H:高圧蒸発吸収領域、5A:吸収器要素、5E:蒸発器要素、6A:吸収溶液散布装置、6E:冷媒散布装置、7:回収器、8A:吸収溶液回収散布器、8E:冷媒液回収散布器、9A、9E:端板、10:隔壁、19〜27:溶液経路、30〜34:冷媒経路、50、51:冷水経路、52〜54:冷却水経路、GL:低温再生器、GH:高温再生器、C:凝縮器、LX:低温溶液熱交換器、HX:高温溶液熱交換器、SP:溶液ポンプ、SSP:溶液スプレーポンプ、RP:冷媒ポンプ
Claims (8)
- 再生器、凝縮器及び蒸発器と吸収器のユニットを有する吸収冷凍機において、該蒸発器と吸収器のユニットは、伝熱面内部を流れる冷水と伝熱面外部を上方から下方に流下する冷媒液との間で熱交換を行う蒸発器要素と、伝熱面内部を流れる冷却水と伝熱面外部を上方から下方に流下する吸収溶液との間で熱交換を行う吸収器要素とを備え、該蒸発器要素と該吸収器要素とを所定の間隔において水平方向に交互に配置し、密閉容器内に収納して構成されると共に、該蒸発器と吸収器のユニットは、該密閉容器が隔壁により複数の作動圧力領域に区分されていることを特徴とする吸収冷凍機。
- 前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域に対し、冷水は直列に通水し、冷却水は並列又は直列に通水する構成としたことを特徴とする請求項1記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器と吸収器のユニットは、複数に区分された各作動圧力領域内において、前記蒸発器要素と前記吸収器要素それぞれが上下方向に複数に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器と吸収器のユニットは、前記蒸発器要素の上部に冷媒液散布装置を設け、前記吸収器要素の上部に吸収溶液散布装置を設けると共に、前記蒸発器要素と前記吸収器要素の少なくともいづれか一方には、伝熱面外部を流下する液体を分離回収するための回収機構を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器と吸収器のユニットは、前記上下方向に複数配置された上側の蒸発器要素と吸収器要素と、下側の蒸発器要素と吸収器要素との間に、該上側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部を流下する液体を回収し、該下側の蒸発器要素と吸収器要素の伝熱面外部に散布するための回収散布機構を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器と吸収器のユニットは、収納する密閉容器の一方の端板に前記蒸発器要素を接合し、他方の端板に前記吸収器要素を接合したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器要素と前記吸収器要素を構成する伝熱面が、2枚の薄板を接合したプレート熱交換器であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の吸収冷凍機。
- 前記蒸発器要素と前記吸収器要素を構成する伝熱面が、中間部で折り曲げられ、かつ、入口端部と出口端部が、同一方向になるように構成される管状伝熱体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の吸収冷凍機。
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JP2009535602A (ja) * | 2006-05-02 | 2009-10-01 | エコクリム・ソシエテ・アノニム | 蒸発器/吸着装置組立体、関係した吸着式冷却装置及び自動車 |
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CN110513916A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-11-29 | 大连理工大学 | 立式双筒型降膜吸收式热泵系统 |
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2003
- 2003-07-23 JP JP2003200326A patent/JP2005042944A/ja active Pending
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